JP2772666B2 - 6弁式4サイクルエンジン - Google Patents

6弁式4サイクルエンジン

Info

Publication number
JP2772666B2
JP2772666B2 JP1078303A JP7830389A JP2772666B2 JP 2772666 B2 JP2772666 B2 JP 2772666B2 JP 1078303 A JP1078303 A JP 1078303A JP 7830389 A JP7830389 A JP 7830389A JP 2772666 B2 JP2772666 B2 JP 2772666B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
intake
valves
exhaust
central
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1078303A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02259205A (ja
Inventor
洋樹 小野寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP1078303A priority Critical patent/JP2772666B2/ja
Publication of JPH02259205A publication Critical patent/JPH02259205A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2772666B2 publication Critical patent/JP2772666B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、3個の吸気弁と3個の排気弁とを中央付近
の点火栓を囲むように配設した6弁式4サイクルエンジ
ンに関するものである。
(発明の背景) 4サイクルエンジンにおいては、吸・排気弁の数を増
やすことにより体積効率の向上を図り、エンジン出力を
増大させることが可能である。この場合に、点火栓はそ
の着火部が燃焼室中央付近に臨むようにするのが、良好
な燃焼のために望ましい。そこで点火栓を囲むほぼ同一
径の3個の吸気弁とほぼ同一径の3個の排気弁とをほぼ
等間隔に配設したものが提案されている(特開昭63−20
1305号等参照)。しかしこのように各弁をほぼ同径とし
かつ等間隔に配置した場合には、特に吸気弁側のスキッ
シュ領域面積が少なくなり、ピストンの上昇に伴うスキ
ッシュ(圧縮渦流)が弱くなって良好な燃焼が得られな
いという問題が生じる。また各弁間隔が小さくなって弁
ばねの配置空間が減少し、弁ばねの選択自由度が少なく
なるという問題もある。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、
点火栓を囲むように3個の吸気弁と3個の排気弁とを配
設する場合に、特に吸気弁側のスキッシュ領域の面積を
増大して良好な燃焼を可能にすると共に、各弁間隔を増
大し弁ばねの収容空間を増大して弁ばねの選択自由度を
増やすことを可能にする6弁式4サイクルエンジンを提
供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明によればこの目的は、燃焼室の中央付近に点火
栓の着火部が臨み、この点火栓を囲むように3個の吸気
弁と3個の排気弁とを配設した6弁式4サイクルエンジ
ンにおいて、シリンダ中心を含む対称面上にあって前記
点火栓の両側に位置する中央吸気弁および中央排気弁
と、中央吸気弁の両側に配設された一対の側吸気弁と、
中央排気弁の両側に配設されこの中央排気よりも小径な
一対の側排気弁とを備え、シリンダ中心を通り前記対称
面に直交する直交面に交わるように前記両側吸気弁を配
設すると共に、これらの吸気弁の外周に連なるスキッシ
ュ領域を形成したことを特徴とする6弁式4サイクルエ
ンジン、により達成される。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の弁配置を示す平面図、第
2図は側断面図、第3図はカムケースの平面図である。
第2図は第3図におけるIII−III線位置での断面に相当
する。
第2図において符号10はシリンダヘッド、12はカムケ
ース、14(14a、14b)はカムカバーである。シリンダヘ
ッド10の下にはシリンダボデーがあるが図にはシリンダ
内壁面16のみが示されている。シリンダヘッド10には第
1、2図に示すように燃焼室18の中央付近にほぼ垂直に
臨む1本の点火線20が取付けられ、この点火栓20はカム
ケース12に設けた点火栓着脱孔22(第1、3図)から上
方へ着脱可能となっている。
24(24a〜c)は3本の吸気弁、また26(26a〜c)は
3本の排気弁である。これら吸・排気弁24、26は点火栓
20を囲むように配置されている。吸気弁24a〜cは第2
図に示すように点火栓20に対して左側に位置しかつ左側
に傾き、また排気弁26a〜cは点火栓20に対して右側に
位置しかつ右側に傾いている。
カムケース12と両カムカバー14との間にはカム軸室28
(28a、28b)が形成され、これらカムケース12とカムカ
バー14の合面間には2本のカム軸30(30a、30b)が平行
に配設されている。すなわち、吸気側のカム軸30aは、
カムケース12と、吸気側カム軸室28a内の所定位置に取
付けられたカムキャップ32との間に保持されている。排
気側のカム軸30bと、カムケース12と、排気側カム軸室2
8b内の所定位置に取付けられたカムキャップ34との間に
保持されている。吸気側のカム軸30aは、3本の吸気弁2
4a〜cを3個のバルブリフタ36を介して開閉する。また
排気側のカム軸30bは、3つの排気弁26a〜cを3個のバ
ルブリフタ38を介して開閉する。前記カムキャップ32、
34は第3図に明らかなように、各気筒に対する各バルブ
リフタ36間および38間に配設されている。3個のバルブ
リフタ36は第3図に示すリフタガイド部36a、b、cに
収容され、3個のバルブリフタ38はリフタガイド部38
a、b、cに収容されている。、 なお吸気側のカム軸30aと、排気側カム軸30bと、クラ
ンク軸(図示せず)とにはタイミングチェーン(図示せ
ず)が巻き掛けられ、各カム軸30はクランク軸の半分の
速度で回転される。また第1、2図で42は吸気通路、44
は排気通路である。
前記3個の吸気弁24のうち中央の吸気弁24bと、3個
の排気弁26のうち中央の排気弁24bとは、シリンダ中心
を含む対称面A上にあってかつ点火栓20の両側に位置す
る。また中央吸気弁24bの両側の側吸気弁24a、cは、こ
の対称面Aに対して対称となる。中央排気弁26bの両側
の側排気弁26a、cは対称面Aに対して対称であり、か
つ中央排気弁26bよりも小径である。また側吸気弁24a、
cは、シリンダ中心を含みかつ対称面Aに直交する直交
面Bに交わるように配置され、その弁径の増大が図られ
ている。このように側排気弁26a、cを小径にしたた
め、側排気弁26a、cを直交面Bから離すことができ、
従って側吸気弁24a、cを直交面Bを跨いで排気弁26側
に位置させることが可能となり、吸気弁24の大径化が可
能になる。また側吸気弁24a、cを直交面Bに交差させ
たから、これら3つの吸気弁24の外周に連なるスキッシ
ュ領域Sの面積を大きくすることができる。さらに側排
気弁26a、cは直交面Bから離れるから、各排気弁26の
中心は直交面B方向に並ぶことになり、直交面Bと平行
に配設される排気側のカム軸30b方向における排気弁の
間隔が増大し、弁ばねの収容空間が増大する。また各吸
気弁24は大径化できるからこれら吸気弁24間隔が増大し
弁ばねの収容空間を増大できる。
この実施例では各吸・排気弁24、26はカム軸30に直交
する平面上に位置するが、例えば側吸気弁24a、cや側
排気弁26a、cをこの平面に対し傾けて、これらの弁軸
上端が互いに離れるように傾けてもよい。
以上の各実施例はバルブリフタにより吸・排気弁を直
接開閉する直動式の動弁機構に本発明を適用したもので
あるが、本発明はロッカアームなどを用いる種種の動弁
機構を有するエンジンに適用できる。
(発明の効果) 本発明は以上のように、燃焼室中央付近に臨む点火栓
を囲むように3個の吸気弁と3個の排気弁26とを配列
し、対称面上の中央排気弁よりもその両側の側排気弁を
小径とすると共に、対称面上の中央吸気弁を挟む側吸気
弁が、対称面に直交しかつシリンダ中心を含む直交面に
交わるようにしたものであるから、吸気弁の外周に連な
るスキッシュ領域の面積を増大させることができ、燃焼
を良好にすることができる。また側排気弁を中央排気弁
26よりも小径としたから、カム軸方向の各排気弁間隔を
大きくでき、これに伴い吸気弁を大径化できるから、吸
気弁間隔も増大できる。このため弁ばねの収容空間が増
大し、弁ばねの選択自由度が増大する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の弁配置を示す平面図、第2
図は側断面図、第3図はカムカバーの平面図である。 20……点火栓、24a、c……側吸気弁、24b……中央吸気
弁、26a、c……側排気弁、26b……中央排気弁、30……
カム軸、A……対称面、B……直交面、S……スキッシ
ュ領域。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室の中央付近に点火栓の着火部が臨
    み、この点火栓を囲むように3個の吸気弁と3個の排気
    弁とを配設した6弁式4サイクルエンジンにおいて、 シリンダ中心を含む対称面上にあって前記点火栓の両側
    に位置する中央吸気弁および中央排気弁と、中央吸気弁
    の両側に配設された一対の側吸気弁と、中央排気弁の両
    側に配設されこの中央排気弁よりも小径な一対の側排気
    弁とを備え、シリンダ中心を通り前記対称面に直交する
    直交面に交わるように前記両側吸気弁を配設すると共
    に、これら吸気弁の外周に連なるスキッシュ領域を形成
    したことを特徴とする6弁式4サイクルエンジン。
JP1078303A 1989-03-31 1989-03-31 6弁式4サイクルエンジン Expired - Fee Related JP2772666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1078303A JP2772666B2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 6弁式4サイクルエンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1078303A JP2772666B2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 6弁式4サイクルエンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02259205A JPH02259205A (ja) 1990-10-22
JP2772666B2 true JP2772666B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=13658159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1078303A Expired - Fee Related JP2772666B2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 6弁式4サイクルエンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2772666B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2648004B2 (ja) * 1990-09-03 1997-08-27 インダストリアル・テクノロジー・リサーチ・インステイテュート エッチング耐性パターン形成方法
JP4901163B2 (ja) * 2005-09-06 2012-03-21 ヤマハ発動機株式会社 エンジン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02259205A (ja) 1990-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0243882B2 (ja)
JPH0522041B2 (ja)
JPH0247569B2 (ja)
JPS6149113A (ja) 内燃機関の動弁装置
JP2772666B2 (ja) 6弁式4サイクルエンジン
JP2750415B2 (ja) 多弁式エンジンの動弁装置
JPH0347406A (ja) 4サイクルエンジンの動弁装置
JPS5677519A (en) Cylinder head for overhead camshaft type four-cycle engine
JP2751066B2 (ja) 多弁式4サイクルエンジン
JPH0270908A (ja) 1頭上カム軸式エンジン
JP2751065B2 (ja) 多弁式4サイクルエンジン
JP2950953B2 (ja) 4サイクルエンジンの動弁装置
JP2762256B2 (ja) 多弁式4サイクルエンジン
JPS63201305A (ja) 四サイクルエンジンの動弁装置
JP2837879B2 (ja) 4サイクルエンジン
JP2549957B2 (ja) 4行程エンジンの動弁装置
JPH0255814A (ja) 1頭上カム軸式エンジン
JPH036826Y2 (ja)
JPH02259206A (ja) 多弁式4サイクルエンジン
JP3591278B2 (ja) シリンダヘッド構造
JPH0255812A (ja) 多弁式エンジン
JPH0236949Y2 (ja)
JPH0352971Y2 (ja)
JP2732077B2 (ja) 1頭上カム軸式エンジン
JPS6245910A (ja) オ−バヘツドカム形4サイクルエンジンの動弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees