JP2772649B2 - プロックポリエーテルエステル共重合体組成物 - Google Patents

プロックポリエーテルエステル共重合体組成物

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JP2772649B2 JP63326223A JP32622388A JP2772649B2 JP 2772649 B2 JP2772649 B2 JP 2772649B2 JP 63326223 A JP63326223 A JP 63326223A JP 32622388 A JP32622388 A JP 32622388A JP 2772649 B2 JP2772649 B2 JP 2772649B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱安定性と成形品の外観に優れたブロックポ
リエーテルエステル共重合体組成物に関する。
〔従来の技術〕
ポリブチレンテレフタレートを主たるハードセグメン
トとし、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコールを
ソフトセグメントとするブロックポリエーテルエステル
共重合体は、柔軟性、弾性的性質、機械的強度、耐油耐
薬品性、リサイクル性などの優れた性質とともに熱可塑
性であるため、熱可塑性プラスチックと同様の加工技術
で形成できるという利点が生かされて、ゴムや柔軟プラ
スチックの分野に使用されている。
しかしながら、このブロックポリエーテルエステル共
重合体は極めて酸化劣化を受けやすく、高温下で使用さ
れた場合に、比較的短時間で機械的強度が低下して使用
できなくなったり、成形品表面に亀裂が発生し、外観が
悪くなり商品価値を低下するという問題点を有してい
る。
従来からブロックポリエーテルエステル共重合体の熱
安定性を改善するため酸化防止剤を添加する方法が提案
されている。
特に、特公昭46−37422号公報にはブロックポリエー
テルエステル共重合体の熱安定性を改善するためヒンダ
ードフェノール系酸化防止剤とイオウ系酸化防止剤を添
加する方法、あるいは、特開昭60−217257号公報にはヒ
ンダードフェノール系酸化防止剤とリン系酸化防止剤を
添加する方法、さらに、特公昭58−23848号公報にはポ
リアミドとアリールアミン酸化防止剤を添加する方法が
記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記特公昭46−37422号公報および特開昭60−217257
号公報の熱安定性を改善する方法は酸化防止剤を多量に
配合すると熱安定性には優れるが成形品の表面に酸化防
止剤の白粉(ブリードアウト)が生じるため商品価値を
低下する問題点があった。また、酸化防止剤の配合量が
少ないと白粉は生じないものの熱安定性の改良効果が不
充分であるため高温下の使用が制限されていた。
また、前記特公昭58−23848号公報の熱安定性を改善
する方法は成形品の色調が黄変化して商品価値を低下す
るため満足できるものではなかった。
よって本発明の目的は成形品に耐熱剤のブリードアウ
トや着色の少ない熱安定性にすぐれたブロックポリエー
テルエステル共重合体組成物を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明らはブロックポリエーテルエステル共重合体の
熱安定性を大幅に向上すべく鋭意検討の結果、ブロック
ポリエーテルエステル共重合体に共重合ポリアミド樹脂
と酸化防止剤を併用して添加することによって熱安定性
が著しく改善され、成形品の表面にブリードアウトや黄
変の少ない性質を有することを見出し、本発明に到達し
た。
すなわち、本発明は(a)ブロックポリエーテルエス
テル共重合体100重量部に対して、(b)共重合ポリア
ミド樹脂0.5〜10重量部、(c)ヒンダードフェノール
系酸化防止剤および(d)イオウ系酸化防止剤および/
又はリン系酸化防止剤を含有してなるブロックポリエー
テルエステル共重合体組成物を提供するものである。
本発明におけるブロックポリエーテルエステル共重合
体とは、ジカルボン酸成分の60モル%以上、好ましくは
80モル%以上が芳香族ジカルボン酸あるいはそのエステ
ル形成性誘導体である酸成分と、低分子量グリコール及
び分子量300〜6000、好ましくは600〜3500のポリ(アル
キレンオキシド)グリコールとの縮重合反応によって得
られる共重合体を意味する。
前記芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン
酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、ビス(p−カルボ
キシフェニル)メタン、4,4′−ジフェニルジカルボン
酸、4,4′−ジフェニルエーテルジカルボン酸などポリ
エステルの原料として公知のものを意味する。
これらのジカルボン酸の中では、得られるブロックポ
リエーテルエステル共重合体の成形性の点から、テレフ
タル酸及びイソフタル酸が好ましく用いられる。
またエステル形成性誘導体としては、前記酸の低級ア
ルキルエステル、特にメチルエステルが好ましく使用さ
れる。
なお40モル%以下の量で使用される前記酸以外の酸成
分としては、ジアピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、
ドデカン二酸等の脂肪族ジカルボン酸及び1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸ならびに
それらのエステル形成性誘導体が挙げられる。
前記低分子量のグリコールとしては、1,4−ブタンジ
オールを70モル%、好ましくは80モル%以上含有するグ
リコールであって、他のグリコールとしては、エチレン
グリコール、1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル及び1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール等が挙げられる。
ポリ(アルキレンオキシド)グリコールとしては、ポ
リエチレングリコール、ポリ(プロピレンオキシド)グ
リコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール
等が挙げられ、好ましくはポリ(テトラメチレンオキシ
ド)グリコールの単独重合体または前記単独重合体をを
構成する反復単位の2種以上がランダムまたはブロック
状に共重合したランダム共重合体またはブロック共重合
体、またはさらには前記単独重合体または共重合体の2
種以上が混合された混合重合体が使用される。
前記ブロックポリエーテルエステル共重合体は公知の
溶融縮重合反応で得られる。
例えば、芳香族ジカルボン酸を低分子量グリコール及
びポリ(アルキレンオキシド)グリコールでエステル化
し、次いで得られたエステル化合物を縮重合反応槽に供
給して溶融重合する方法、または前記芳香族ジカルボン
酸を低分子量グリコールでエステル化し、次いで得られ
たエステル化合物にポリ(アルキレンオキシド)グリコ
ールを添加して溶融縮重合する方法等が使用される。
上記縮重合反応によって得られるブロックポリエーテ
ルエステル共重合体中のポリ(アルキレンオキシド)グ
リコールの含有量は、15〜75重量%の範囲にあることが
好ましく、15重量%以下ではブロックポリエーテルエス
テル共重合体の弾性的性質が十分でなく、75重量%以上
ではブロックポリエーテルエステルの成形性が劣るため
好ましくない。
また本発明で使用されるブロックポリエーテルエステ
ル共重合体の相対粘度は、0.8〜4.5の範囲にあるものが
好ましく使用される。0.8以下では機械的性質が十分で
なく、4.5以上では流動性が悪くなり好ましくない。こ
の場合、相対粘度とはo−クロロフェノール中、0.5重
量%の濃度、25℃の温度で測定した値である。
本発明における共重合ポリアミドは、各種ラクタム、
および/またはアジピン酸、セバシン酸、リノール酸等
の酸とエチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、メタキシレンジアミン等のアミ
ンとの反応により得られるナイロン塩等を共重合して得
られる共重合体であり、2元共重合体または3元以上の
共重合体が用いられる。
また、上記ナイロン型のポリアミド共重合体の他にポ
リエステルアミドおよびポリエーテルアミド、ポリエー
テルエステルアミドのようにアミド結合以外の結合を含
む共重合体を用いて本発明の組成物をつくることができ
る。
ポリアミド樹脂の配合量は、ブロックポリエーテルエ
ステル共重合体100重量部に対して0.5〜10重量部添加さ
れる。0.5重量部以下では本発明の効果が小さく問題点
が解決されない。また、10重量部以上ではブロックポリ
エーテルエステル共重合体の本来のすぐれた柔軟性と弾
性的性質を低下させるため好ましくない。
本発明で使用するヒンダードフェノール系酸化防止剤
の例としては2,4−ジメチル−6−第3ブチルフェノー
ル、2,6−ジ第3ブチルフェノール、2,6−ジ第3ブチル
−p−クレゾール、ヒドロキシメチル−2,6−ジ第3ブ
チルフェノール、2,6−ジ第3ブチル−α−ジメチルア
ミノ−p−クレゾール、2,5−ジ第3ブチル−4−エチ
ルフェノール、4,4′−ビス(2,6−ジ第3ブチルフェノ
ール)、2,2′−メチレン−ビス−4−メチル−6−第
3ブチルフェノール、2,2′−メチレン−ビス(4−エ
チル−6−第3ブチルフェノール)、4,4′−メチレン
−ビス(6−第3ブチル−o−クレゾール)、4,4′−
メチレン−ビス(2,6−ジ第3ブチルフェノール)、2,
2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−シクロヘキシ
ルフェノール)、4,4′−ブチリデン−ビス(3−メチ
ル−6−第3ブチルフェノール)、4,4′−チオビス
(6−第3ブチル−3−メチルフェノール)、ビス(3
−メチル−4−ヒドロキシ−5−第3ブチルベンジル)
スルフィド、4,4′−チオビス(6−第3ブチル−o−
クレゾール)、2,2′−チオビス(4−メチル−6−第
3ブチルフェノール)、2,6−ビス(2′−ヒドロキシ
−3′−第3ブチル−5′−メチルベンジル)−4−メ
チルフェノール、3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキ
シベンジルスルホン酸のジエチルエステル、2,2′−ジ
ヒドロキシ−3,3′−ジ(α−メチルシクロヘキシル)
−5,5′−ジメチル−ジフェニルメタン、α−オクタデ
シル−3(3′,5′−ジ第3ブチル−4′−ヒドロキシ
フェニル)プロピネート、6−(4−ヒドロキシ−3,5
−ジ第3ブチルアニリノ)−2,4−ビス−オクチル−チ
オ−1,3,5−トリアジン、ヘキサメチレングリコール−
ビス〔β−(3,5−ジ第3ブチル−4−ヒドロキシフェ
ノール)プロピオネート〕、N,N′−ヘキサメチレン−
ビス(3,5−ジ第3ブチル−4−ヒドロキシヒドロ柱皮
酸アミド)、2,2′−チオ〔ジエチル−ビス−3(3,5−
ジ第3ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕、3,5−ジ第3ブチル−4−ヒドロキシベンジルホ
スホン酸のジオクタデシルエステル、テトラキス〔メチ
レン−3(3,5−ジ第3ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕メタン、1,3,5−トリメチル−2,
4,6−トリス(3,5−ジ第3ブチル−4−ヒドロキシベジ
ル)ベンゼン、1,1,3−トリス(2メチル−4−ヒドロ
キシ−5−ジ第3ブチルフェニル)ブタン、トリス(3,
5−ジ第3ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソシア
ヌレート、トリス〔β−(3,5−ジ第3ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオニル−オキシエチル〕イソ
シアヌレートなどが挙げられる。とくに分子量が500以
上のものが高温雰囲気下で揮散しにくいことから、テト
ラキス〔メチレン−3(3,5−ジ第3ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート〕メタンなどの分子量
の高いヒンダーフェノール系酸化防止剤が好適である。
本発明で使用するイオウ系酸化防止剤とはチオエーテ
ル系、ジチオ酸塩系、メルカプトベンズイミダゾール
系、チオカルバニリド系、チオジプロピオン酸エステル
系などのイオンを含む化合物である。
また、本発明で使用するリン系酸化防止剤とはリン
酸、亜リン酸、次亜リン酸誘導体、フェニルホスホン
酸、フェニルホスフィン酸、ジフェニルホスホン酸、ポ
リホスホネート、ジアルキルペンタエリスリトールジホ
スファイト、ジアルキルビスフェノールAジホスファイ
トなどのリンを含む化合物である。
これらの酸化防止剤の添加量はブロックポリエーテル
エステル共重合体100重量部に対し各々0.01〜10重量部
が好ましい。
本発明の組成物には本発明の目的を損なわない範囲で
種々の添加剤を添加することができる。例えば公知の結
晶核剤や滑剤などの成形助剤、紫外線吸収剤、耐加水分
解改良剤、顔料や染料などの着色剤、発泡剤、帯電防止
剤、導電剤、難燃剤、補強剤、充填剤、接着剤、可塑
剤、離型剤、増粘剤などを任意に含有することができ
る。
本発明の組成物は通常公知の方法で製造される。例え
ば、ブロックポリエーテルエステル共重合体、ポリアミ
ド樹脂、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、イオウ系
酸化防止剤および/又はリン系酸化防止剤、その他の必
要な添加剤をエクストルーダーあるいはニーダー中で溶
融混合する方法、あるいは粒子状物同志を均一に機械的
に混合したあと、直接射出成形機で混合と同時に成形す
る方法、樹脂の重合釜の中へ添加物を直接投入し、混合
する方法などが挙げられる。またこの際の添加順序も任
意でよい。
〔実施例〕
以下に実施例により本発明の効果を説明する。なお実
施例中の%および部はすべて重量基準である。また相対
粘度とは、o−クロルフェノールを溶媒とし0.5%のポ
リマ溶液を25℃で測定した値である。融点も特に断らな
い限り差動走査熱量計(Perkin Elmer社製DSC−1B型)
で測定される融解ピーク温度である。
〔参考例〕
〔ブロックポリエーテルエステル共重合体の製造〕 ジメチルテレフタレート2390部、数平均分子量1400の
ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール1460部及び
1,4−ブタンジオール1664部をチタンテトラブトキシド
触媒0.05%(対ポリマ)とともにヘリカルリボン型撹拌
翼を備えた反応容器に仕込み、210℃で2時間加熱して
理論メタノール量の95%のメタノールを系外に留去し
た。次いで、245℃に昇温し、50分かけて系内の圧力を
0.2mmHgの減圧とし、その条件下で2時間重合を行わせ
た。得られたブロックポリエーテルエステル共重合体の
融点は207℃、相対粘度は2.01であった。
この溶融重合で得られたポリマを水中に約3mmφのガ
ットとして吐出し、引取機を経てカッティングを行い、
ペレット化した(ポリマA−1)。
同様に重合を行って、表1に示す組成のポリマA−
2、ポリマA−3を調整し、その物性をポリマA−1と
共に表1に示した。
〔ポリアミド共重合体樹脂の製造〕 ポリカプロラクタムとポリヘキサメチレンアジパミド
の組成比が約65/35からなる共重合体(ポリアミド共重
合体B−1),ポリカプロラクタム、ポリヘキサメチレ
ンアジパミドおよびポリヘキサメチレンセバカミドの組
成比が約45/35/20からなる3元共重合体(ポリアミド共
重合体B−2)を製造した。
〔酸化防止剤〕
実施例において使用した酸化防止剤の略号と構造式は
次のとおりである。
実施例1〜7、比較例1〜5 ポリマA−1およびポリマA−2あるいポリマA−3
にポリアミド共重合体樹脂と酸化防止剤をドライブレン
ドした後、二軸45mmφ押出機により240℃で溶融混練を
行い、ペレット化した。得られたペレットを80℃の温度
で5時間熱風乾燥した後、240℃の温度で1mm厚みのシー
トにプレス成形した。この成形シートをJIS K−6301に
記載されている3号ダンベル試験片に打抜いた。
熱安定性の試験方法は試験片を150℃の熱風オーブン
中でエージングし、逐時サンプリングを行い、ASTM D−
638の引張試験によって破断伸びを測定し、破断伸びが1
/2となる時間を求め結果を表2に示す。
また、試験片100℃のの熱風オーブン中で500時間エー
ジングし、カラーマシ4(スガ試験機(株)製カラーコ
ンピュータSM−3)で黄色度を測定し、色調の度化を求
め結果を第2表に示す。
さらに、試験片を室内30日放置して試験片の表面に酸
化防止剤などの白粉(ブリードアウト)が生じていない
かを30倍の実体顕微鏡および目視で観察し結果を表2に
示した。
比較例1〜4はポリアミド共重合体を添加しない例で
あるが、比較例1のように酸化防止剤の添加量を少なく
するとブリードアウトはないが熱安定性に劣ることが実
施例1との比較から明らかであり、また比較例2,3,4の
様に酸化防止剤の添加量を多くすると成形品の表面にブ
リードアウト物の白粉が生じ成形品の価値を損なうこと
が明らかである。また、比較例5に示すポリアミド共重
合体樹脂とアリールアミン化合物の組合せは熱安定性に
は優れるが黄色度が非常に高く成形品の価値を損なうこ
とが明白である。
一方、本発明の組成物は実施例に示す様に熱安定性と
色調および成形品の外観に優れていることが明らかであ
る。
〔発明の効果〕 本発明はブロックポリエーテルエステル共重合体にポ
リアミド共重合体樹脂とヒンダードフェノール系酸化防
止剤とイオウ系酸化防止剤あるいはリン系酸化防止剤を
配合することにより熱安定性と成形品の外観に優れたブ
ロックポリエーテルエステル共重合体組成物を提供する
ことにあり、これにより自動車や電気・電子および機械
部品用途を中心に益々ブロックポリエーテルエステル共
重合体が拡大されることが予想される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 77:00) (56)参考文献 特開 昭57−133148(JP,A) 特公 昭46−38911(JP,B1) 特公 昭45−12230(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 67/02 C08K 5/13,5/36,5/49

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ブロックポリエーテルエステル共重
    合体100重量部に対して、(b)共重合ポリアミド樹脂
    0.5〜10重量部、(c)ヒンダードフェノール系酸化防
    止剤および(d)イオウ系酸化防止剤および/又はリン
    系酸化防止剤を含有してなるブロックポリエーテルエス
    テル共重合体組成物。
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