JP2771644B2 - 車両の洗浄方法 - Google Patents

車両の洗浄方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、停車している車両を跨いで往復走行する門
型走行フレームによる車両の洗浄方法に関する。
[従来の技術] かかる洗浄方法は種々知られている(例えば本出願人
による特開昭60−174350号公報)。
かかる洗浄方法は、通常、門型走行フレームに回転ブ
ラシと洗剤塗布装置とからなる洗浄装置と乾燥装置とを
設け、門型走行フレームを走行して前記洗浄装置と乾燥
装置とにより車体面を洗浄、乾燥するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記の回転ブラシにより車体面をこすること
で汚れを除く方法においては、車体面が傷付くという欠
点がある。この傷付きは、車体面に付着、堆積している
硬くて粗い粒子を回転ブラシで押えて引きずることによ
って発生する。また、回転ブラシ自体に付着している汚
れ粒子も傷付きの原因となる。このため、頻繁にブラシ
式門型洗浄機で洗浄を行うと、車体塗装面の艶ぼけが発
生する。また、凹凸の大きい箇所は、回転ブラシの毛先
が当りにくいため、洗い残しが生じ、アンテナやミラー
等の突起物を破損するなどの欠点がある。
本発明は、車体面の傷付きを可及的に少なくする車両
の洗浄方法を提供することを目的としている。
[知見] 本発明者は種々研究の結果、次のことが判明した。す
なわち、化学薬品による洗浄いわゆるケミカル洗浄は、
車体面にケミカルを塗布し、ケミカル反応によって汚れ
を膨潤させて浮上させ、浮き上った汚れを高圧水スプレ
ーで吹き飛ばし、車体面を傷付けることなく洗浄できる
ので非常に有効である。しかし車体面の熱く焼かれた塗
装面にケミカルを塗布すると、ケミカルが過剰反応して
塗装面を傷めるので、車体面を冷却する必要がある。ま
た、車体面が濡れた状態でケミカルを塗布すると、ケミ
カルが稀釈されて洗浄力が低下したり、水膜に邪魔され
てケミカルが塗装面に到達しなく、かつ、ワックス等の
溌水によって水玉状の濡れとなり、塗布されたケミカル
濃度にムラができ、洗浄にムラができるので、車体面を
乾燥状態にしておく必要がある。本発明は、これらの知
見に基づいてなされたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明による車両の洗浄方法は、停車している車両を
跨いで往復走行する門型走行フレームの第1往行時に該
フレームに設けた高圧水スプレー装置により前記車両の
車体面を高圧水スプレー洗浄する第1洗浄工程と、前記
フレームの第1復行時に該フレームに設けた乾燥装置に
より前記車体面に空気を吹き付けて該車体面を乾燥させ
る第1乾燥工程と、前記フレームの第2往行時に前記高
圧水スプレー装置及び該スプレー装置から前記フレーム
の走行方向前方の所定距離に設けたケミカル塗布装置に
より前記車体面にケミカルを塗布しながら高圧水スプレ
ー洗浄する第2洗浄工程と、前記フレームの第2復行時
に前記乾燥装置により前記車体面を乾燥させる第2乾燥
工程からなっている。
上記第2乾燥工程において、乾燥装置から走行方向前
方に門型走行フレームに設けたワックス塗布装置によ
り、車体面にワックスを塗布するのが好ましい。
また、汚れが落ちない場合は、回転ブラシにより再洗
浄するか、又は、汚れのひどい車両においては、当初よ
り回転ブラシを併用するのが好ましい。
[作用] 上記のように構成された車両の洗浄方法においては、
回転ブラシを車体から離れた位置し隔離しておき、第1
洗浄工程において、高圧水スプレー装置の高圧水スプレ
ーで車体面に付着している嵩張った汚れを除去すると共
に、車体面を冷却する。
第1乾燥工程においては、乾燥装置からの乾燥空気で
車体面を乾燥する。
このように、第1洗浄工程で車体面を冷却し、第1乾
燥工程で車体面を乾燥して、ケミカル洗浄の前処理が行
われる。
第2洗浄工程においては、ケミカル塗布装置からのケ
ミカルを乾燥された車体面の汚れに反応させ、膨潤させ
て浮き上らせ、高圧水スプレー装置からの高圧水スプレ
ーで浮き上った汚れを吹き飛ばして除去する。
第2乾燥工程において、ワックス塗布装置から車体面
にワックスを塗布し、乾燥装置からの空気で乾燥して終
る。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図には本発明を実施する洗車装置の一例が示さ
れ、停車している車両C(第2図)を跨いでレール10、
10を方向A、B側へ往復走行する門型走行フレーム(以
下フレームという)1内には、第2図に示す各種装置が
設けられている。
すなわち、フレーム1内には往方向Aの後側から順
に、車体面に高圧洗浄水をスプレーする高圧スプレー装
置2と、車体面にワックスを塗布するワックス塗布装置
3と、主として車両の前後面及び後面をブラッシングす
るサイドブラシ4、4と、主として車両の屋根をブラッ
シングするトップブラシ5と、主として車両のタイヤ回
り及びドア下部などをブラッシングするロッカーブラシ
6、6と、車体に化学洗剤いわゆるケミカルを塗布する
ケミカル塗布装置7と、車体面に乾燥空気を吹き付ける
乾燥装置8とが設けられている。
このように構成された洗車装置を用いた本発明を実施
した洗浄工程を第3図ないし第6図を参照して説明す
る。なお、ブラシ4〜6は車体から離れた位置に隔離し
ておく。
第3図に示す第1洗浄工程においては、フレーム1の
第1往行時において、高圧水スプレー装置1から高圧水
を車体面にスプレーし、車体面に付着している嵩張った
汚れを除去する。これによりケミカルの消費量を節減
し、ケミカルが速かに塗装面に作用するようにする。同
時に、太陽熱で熱くなった塗装面を冷却して車体面の温
度を調整し、熱い塗装面に塗布されたケミカルが過剰反
応して塗装面を傷めるのを防止する。
第4図に示す第1乾燥工程においては、フレーム1の
第1復行時において、乾燥装置8から空気を車体面に吹
き付け、車体面を乾燥する。これにより濡れた車体面に
ケミカルが塗布され、ケミカルが稀釈されて洗浄力が低
下したり、水膜に邪魔されてケミカルが塗装面に到達で
きないようなことを防止する。また、濡れが車体面で均
一でなく、ワックス等の溌水により濡れが水玉状とな
り、塗布されたケミカルが不均一濃度になり洗浄にムラ
ができるのを防止する。
第5図に示す第2洗浄工程においては、フレーム1の
第2往行時において、先行するケミカル塗布装置7から
ケミカルを車体面に塗布し、前工程の第1乾燥工程にお
いて乾燥された車体面の汚れにケミカルを反応させ、膨
潤させて浮き上らせる。そして、後続する高圧スプレー
装置2からの高圧水スプレーにより、浮き上った汚れを
吹き飛ばして除去する。この際、ケミカルの反応度合
は、気温や汚れの質、量によって変化するので、ケミカ
ルのスプレー度合いまたはフレームの移動速度を制御す
る。
第6図に示す第2乾燥工程においては、フレーム1の
第2復行時において、先行するワックス塗布装置3から
ワックスを車体面に塗布し、後続する乾燥装置8の乾燥
空気で乾燥して終る。
なお、前記諸工程が終っても汚れが落ちていない場合
は、ブラシ4〜6を使用して再洗浄を行い、又は、古い
車両など汚れのひどい場合は、当初からブラシ4〜6を
併用して前記の諸工程を行う。
[発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、
回転ブラシを使用しないでケミカル洗浄により汚れを効
果的に除去し、車体面の傷みをほとんどなくし、更に、
アンテナ等突起物の破損を防止することができる。
また、汚れがひどい場合は、回転ブラシをを併用し、
車体面の傷付きを可及的に少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する洗車装置の一例を示す斜視
図、第2図は門型走行フレーム内における各種装置の配
置を示す概略平面図、第3図ないし第6図は作動工程を
示す説明図で第3図は第1洗浄工程、第4図は第1乾燥
工程、第5図は第2洗浄工程、第6図は第2乾燥工程を
示す図面である。 1……門型走行フレーム、2……高圧水スプレー装置、
3……ワックス塗布装置、7……ケミカル塗布装置、8
……乾燥装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 3/00 - 3/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】停車している車両を跨いで往復走行する門
    型走行フレームの第1往行時に該フレームに設けた高圧
    水スプレー装置により前記車両の車体面を高圧水スプレ
    ー洗浄する第1洗浄工程と、前記フレームの第1復行時
    に該フレームに設けた乾燥装置により前記車体面に空気
    を吹き付けて該車体面を乾燥させる第1乾燥工程と、前
    記フレームの第2往行時に前記高圧水スプレー装置及び
    該スプレー装置から前記フレームの走行方向前方の所定
    距離に設けたケミカル塗布装置により前記車体面にケミ
    カルを塗布しながら高圧水スプレー洗浄する第2洗浄工
    程と、前記フレームの第2復行時に前記乾燥装置により
    前記車体面を乾燥させる第2乾燥工程とからなることを
    特徴とする車両の洗浄方法。
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