JP2771417B2 - エレベータ用秤装置の監視装置 - Google Patents

エレベータ用秤装置の監視装置

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JP2771417B2
JP2771417B2 JP2139693A JP2139693A JP2771417B2 JP 2771417 B2 JP2771417 B2 JP 2771417B2 JP 2139693 A JP2139693 A JP 2139693A JP 2139693 A JP2139693 A JP 2139693A JP 2771417 B2 JP2771417 B2 JP 2771417B2
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裕一 原
一郎 河辺
高明 岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗りかご内の荷重を検
出するエレベータ用秤装置の動作を監視するエレベータ
用秤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータの乗りかご内の荷重を正確に
検出することは、定格積載荷重を検知して乗客の乗り過
ぎに警報を発したり、満員状態をホールでの待機客に通
報したり、停電時の救出運転の方向を決定したりする場
合に必要である。このために、エレベータでは、乗りか
ご底面とかご枠組間に弾性体と複数の秤装置とからなる
エレベータ秤装置が取り付けてある。この複数の秤装置
としては、乗りかごへの定格積載荷重の110%の重量
の積載を検出する110%秤装置、乗りかご内が満員と
なり、ホールの待機客の乗り込みが不可能な状態に対応
する定格積載荷重の80%の重量の積載を検出する80
%秤装置がある。また、停電時のエレベータの救出運転
に際して、電動機の負荷の少ない方向に乗りかごを運行
させるために、乗りかごへの定格積載荷重の50%の重
量の積載を検出する50%秤装置、乗客の悪戯によつて
多数発生した呼びのキヤンセル装置を作動させるため
に、乗りかご内の乗客の重量が、定格積載荷重の20%
以下であることを検出する20%秤装置などがある。
【0003】従来、このエレベータ用秤装置に対して
は、エレベータ据え付け時に実負荷を乗りかごに積載し
て動作の確認を行い、必要な調整を施して規定動作状態
に設定していた。そして、据え付け後は、定期的に点検
作業を行つて必要な調整を行つている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のエレベータ用秤
装置の弾性体は、経時的に弾性率が変化し、秤装置は、
検出量を調整する押しボルトの締め付け力が微妙に変化
したり、マイクロスイツチに固渋が生じたり、接点不良
が発生することがある。このために、エレベータ用秤装
置に規格の正常な重量検出動作を行わせ、エレベータに
安全運行を行わせるためには、かなり頻繁に点検作業を
行うことが必要である。しかし、実際は年一度程度の定
期点検を行つているだけであり、このエレベータ用秤装
置への点検では、エレベータを、長年にわたつて安全且
つ快適に運行させる上では問題があつた。
【0005】本発明は、前述したようなエレベータ用秤
装置の点検作業の現状に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、エレベータ用秤装置の動作を常時監視するエ
レベータ用秤装置の監視装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、エレベータの乗りかごの下面とかご枠組
の間に、弾性体と前記乗りかご内の荷重を検出する複数
の秤装置とからなるエレベータ用秤装置が具備されたエ
レベータの前記秤装置の動作を監視するエレベータ用秤
装置の監視装置であり、前記乗りかご内の荷重の検出時
に、前記各秤装置の動作状態を比較し、各秤装置の異常
動作を検出する比較判定手段と、前記秤装置の異常が検
出されると、異常の通報を行う通報手段とを有する構成
にしてある。
【0007】
【作用】このような構成なので、乗りかごの下面とかご
枠組の間に、弾性体と前記乗りかご内の荷重を検出する
複数の秤装置とからなるエレベータ用秤装置が具備され
たエレベータにおいて、乗りかご内の荷重の検出時に比
較判定手段が作動して、エレベータ用秤装置を構成する
複数の秤装置の異常動作が常時監視され、異常が発生す
ると通報手段によつて異常の通報が行われる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。ここで、図1は実施例のエレベータへ
の接続状態での構成を示す説明図、図2は実施例の動作
を示すフローチヤートである。
【0009】図1において1はかご枠組であり、このか
ご枠組1の底面上に、弾性体である防振ゴム4を介して
乗りかご2が配置してあり、乗りかご2の下面3とかご
枠組1の底面間に、秤装置としてマイクロスイツチ51
〜54が取り付けてある。これらのマイクロスイツチ5
1〜54は常時は接点が開成しているが、乗りかご2内
に乗客が乗り込み、乗りかご2の下面に荷重が加えられ
て防振ゴム4が弾性変形すると、その荷重に応じて順次
接点が閉成するようにしてなつている。即ち、マイクロ
スイツチ51は、乗りかご2に定格積載荷重の20%の
重量が積載されると接点が閉成し、マイクロスイツチ5
2は、乗りかご2に定格積載荷重の50%の重量が積載
されると接点が閉成し、マイクロスイツチ53は、乗り
かご2に定格積載荷重の80%の重量が積載されると接
点が閉成し、マイクロスイツチ54は、乗りかご2に定
格積載荷重の110%の重量が積載されると接点が閉成
するようにしてある。
【0010】これらのマイクロスイツチ51〜54に、
実施例に係る監視装置6が接続されていて、この監視装
置6は、マイクロスイツチ51〜54の出力信号が入力
される入力回路61の出力端子に、マイクロスイツチ5
1〜54の動作を判定する比較判定回路62が接続さ
れ、比較判定回路62の出力端子に、マイクロスイツチ
51〜54の内に異常なスイツチが検出されると、異常
信号を出力する異常信号出力回路63が接続された構成
になつている。
【0011】このような構成の実施例の動作を、図2の
フローチヤートを参照して順次説明する。ここで、図2
のフローチヤートは、乗りかご2内に定格積載荷重の2
0%以上の乗客が乗つているものとして作成してある。
【0012】先ず、秤装置である全てのマイクロスイツ
チ51〜54が正常に作動している場合に、乗りかご2
に定格積載荷重の80%以上110%未満(例えば90
%)の重量に相当する乗客が乗つたものとすると、ステ
ツプS10において110%秤装置であるマイクロスイ
ツチ54の接点が閉成したかどうかが判定される。この
場合の積載荷重では、マイクロスイツチ54の設定は開
成しているので、ステツプS10の判定はNOとなり、
ステツプS11に進んで80%秤装置であるマイクロス
イツチ53の接点が閉成したかどうかが判定され、ステ
ツプS11の判定はYESとなるので、ステツプS15
に進んで、50%秤装置であるマイクロスイツチ52の
接点が閉成したかどうかの判定が行われる。この場合、
ステツプS15の判定はYESとなるので、ステツプS
16に進んで20%秤装置であるマイクロスイツチ51
の接点が閉成したかどうかの判定が行われ、ステツプS
16の判定はYESとなるので、ステツプS13に進ん
で正常信号が出力され、異常信号出力回路63から異常
信号は出力されない。
【0013】この場合、ステツプS15の判定がNOで
あると、ステツプS11の判定がYESとなつていて、
乗りかご2には定格積載荷重の90%の重量に相当する
乗客が乗つているのに、マイクロスイツチ52の接点が
閉成しないのは異常であると判定され、ステツプS17
に進んでマイクロスイツチ52の異常を通報する異常信
号が出力される。同様に、ステツプS16の判定がNO
であると、ステツプS11の判定がYESとなつてい
て、乗りかご2には定格積載荷重の90%の重量に相当
する乗客が乗つているのに、マイクロスイツチ51の接
点が閉成しないのは異常であると判定され、ステツプS
17に進んでマイクロスイツチ51の異常を通報する異
常信号が出力される。
【0014】また、乗りかご2に定格積載荷重の50%
以上80%未満の重量に相当する乗客が乗つている場合
には、マイクロスイツチ51〜54が正常動作をしてい
ると、ステツプS10,S11,S12,S16,S1
3のルートで動作が進み、正常信号が出力される。この
場合、ステツプS16の判定がNOであると、乗りかご
2に定格積載荷重の50%以上80%未満の重量に相当
する乗客が乗つているのに、マイクロスイツチ51の接
点が閉成しないのは異常であると判定され、ステツプS
17に進んでマイクロスイツチ51の異常を通報する異
常信号が出力される。
【0015】さらに、乗りかご2に定格積載荷重の20
%以上50%未満の重量に相当する乗客が乗つている場
合には、マイクロスイツチ51〜54が正常動作をして
いると、ステツプS10,S11,S12,S18,S
13のルートで動作が進み、正常信号が出力される。こ
の場合ステツプS18の判定がNOであると、マイクロ
スイツチ51の動作が異常であると判定され、ステツプ
S17に進んで、マイクロスイツチ51の異常を通報す
る異常信号が出力される。
【0016】一方、定格積載荷重の80%の重量を検出
するマイクロスイツチ53の接点が開成していて、ステ
ツプS14の判定がNOであるのに、ステツプS10の
判定がYESの場合は、マイクロスイツチ54の動作が
異常であると判定され、ステツプS10,S14,S1
7のルートで動作が進み、マイクロスイツチ54の異常
を通報する異常信号が出力される。
【0017】このように、実施例によると、乗りかごの
各範囲の積載重量を検出する複数のマイクロスイツチ5
1〜54の動作の異常が、常時比較判定回路62で常時
判定され、異常が検出されると異常信号出力回路63か
ら異常信号が出力される。そして、この異常信号に基づ
いて異常の通報が行われるので、エレベータ用秤装置に
常に正常で安定した動作を行わせ、エレベータの安全且
つ快適な運転を維持することが可能になる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による
と、弾性体と乗りかご内の荷重を検出する複数の秤装置
とからなるエレベータ用秤装置が具備されたエレベータ
において、乗りかご内の荷重の検出時に比較判定手段が
作動して、前記複数の秤装置の異常動作が監視され、異
常が発生すると通報手段によつて異常の通報が行われる
ので、エレベータ用秤装置に常に正常で安定した動作を
行わせることができ、エレベータの安全且つ快適な運転
を維持することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のエレベータへの接続状態で
の構成を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例の動作を示すフローチヤート
である。
【符号の説明】
1 かご枠体 2 乗りかご 4 防振ゴム 6 監視装置 51〜54 マイクロスイツチ 61 入力回路 62 比較判定回路 63 異常信号出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 賢治 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (56)参考文献 特開 平3−36180(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 5/14 B66B 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの乗りかごの下面とかご枠組
    の間に、弾性体と前記乗りかご内の荷重を検出する複数
    の秤装置とからなるエレベータ用秤装置が具備されたエ
    レベータの前記秤装置の動作を監視するエレベータ用秤
    装置の監視装置であり、前記乗りかご内の荷重の検出時
    に、前記各秤装置の動作状態を比較し、各秤装置の異常
    動作を検出する比較判定手段と、前記秤装置の異常が検
    出されると、異常の通報を行う通報手段とを有すること
    を特徴とするエレベータ用秤装置の監視装置。
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