JP2770841B2 - デジタル周波数変調器 - Google Patents
デジタル周波数変調器Info
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- JP2770841B2 JP2770841B2 JP5238035A JP23803593A JP2770841B2 JP 2770841 B2 JP2770841 B2 JP 2770841B2 JP 5238035 A JP5238035 A JP 5238035A JP 23803593 A JP23803593 A JP 23803593A JP 2770841 B2 JP2770841 B2 JP 2770841B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- digital
- output
- input signal
- synthesizer
- Prior art date
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は周波数変調器に関し、特
に入力信号がデジタルコードで与えられるデジタル周波
数変調器に関する。
に入力信号がデジタルコードで与えられるデジタル周波
数変調器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタル周波数変調器のブロック
図を図2に示す。
図を図2に示す。
【0003】サンプル周期1/fs (即ち、サンプル周
波数fs )の入力信号11は乗算回路1で最大周波数偏
移fm を決定する乗算データ12と乗算され、瞬時の周
波数偏移量を示すデータとして出力される。次に、この
データは加算回路2で、周波数変調の中心周波数fo を
決定する加算データ13と加算され、瞬時に出力される
べき周波数を示すデータとして出力される。ダイレクト
・デジタル・シンセサイザ(以下、DDSと略称す
る。)3は、そのデータを基準発振器4(発振周波数f
r )の出力の周期ごとに積分してそれを位相量とし、正
弦波出力を得るので、入力信号11が変化するのに従っ
て瞬時発振周波数が変化する周波数変調波が得られる。
LPF(ローパスフィルタ)6はDDS3の出力に含ま
れる、基準発振器4の発振周波数fr からのおり返し成
分(図3の23の成分で、fr −foに等しい)を除去
して出力14として出力するフィルタであり、その特性
は図3の32の破線の通りである。
波数fs )の入力信号11は乗算回路1で最大周波数偏
移fm を決定する乗算データ12と乗算され、瞬時の周
波数偏移量を示すデータとして出力される。次に、この
データは加算回路2で、周波数変調の中心周波数fo を
決定する加算データ13と加算され、瞬時に出力される
べき周波数を示すデータとして出力される。ダイレクト
・デジタル・シンセサイザ(以下、DDSと略称す
る。)3は、そのデータを基準発振器4(発振周波数f
r )の出力の周期ごとに積分してそれを位相量とし、正
弦波出力を得るので、入力信号11が変化するのに従っ
て瞬時発振周波数が変化する周波数変調波が得られる。
LPF(ローパスフィルタ)6はDDS3の出力に含ま
れる、基準発振器4の発振周波数fr からのおり返し成
分(図3の23の成分で、fr −foに等しい)を除去
して出力14として出力するフィルタであり、その特性
は図3の32の破線の通りである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の構成では、
DDS3の出力に含まれる、基準発振器4の発振周波数
fr からのおり返し成分(図3の23の成分fr −
fo )は除去できるが、出力の周波数が入力信号11の
サンプル周波数fs の周期でしか変化しないために発生
する、入力信号11のサンプル周波数fs からのおり返
し成分による成分(図3の22の成分で、fo −fs 又
はfo +fs に等しい)を除去できず、良好なスプリア
ス特性、信号対雑音特性が得られないという欠点があっ
た。
DDS3の出力に含まれる、基準発振器4の発振周波数
fr からのおり返し成分(図3の23の成分fr −
fo )は除去できるが、出力の周波数が入力信号11の
サンプル周波数fs の周期でしか変化しないために発生
する、入力信号11のサンプル周波数fs からのおり返
し成分による成分(図3の22の成分で、fo −fs 又
はfo +fs に等しい)を除去できず、良好なスプリア
ス特性、信号対雑音特性が得られないという欠点があっ
た。
【0005】本発明の課題は、上記欠点を除去し、良好
なスプリアス特性、信号対雑音特性が得られるデジタル
FM変調器を提供することにある。
なスプリアス特性、信号対雑音特性が得られるデジタル
FM変調器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、サンプ
ル周期(1/fs )ごとにデジタルコードで入力信号が
与えられるデジタル周波数変調器において、前記入力信
号と最大周波数偏移fm を決めるデータとを乗算する乗
算回路と、その乗算回路の出力と周波数変調の中心周波
数fo を決めるデータを加算する加算回路と、その加算
回路の出力を、発振周波数fr の基準発振器の出力の周
期ごとに積分してそれを位相量として正弦波を得るシン
セサイザと、そのシンセサイザの出力のうち、本来の周
波数変調波であるfo −fm とfo +fm との間の範囲
の成分は通過させ、入力信号のサンプル周波数fs から
のおり返し成分によってfo −fs 及びfo +fs の近
傍に発生する成分及び発振周波数fr からのおり返し成
分fr −fo をしゃ断するフィルタとを、備えることを
特徴とするデジタル周波数変調器が得られる。
ル周期(1/fs )ごとにデジタルコードで入力信号が
与えられるデジタル周波数変調器において、前記入力信
号と最大周波数偏移fm を決めるデータとを乗算する乗
算回路と、その乗算回路の出力と周波数変調の中心周波
数fo を決めるデータを加算する加算回路と、その加算
回路の出力を、発振周波数fr の基準発振器の出力の周
期ごとに積分してそれを位相量として正弦波を得るシン
セサイザと、そのシンセサイザの出力のうち、本来の周
波数変調波であるfo −fm とfo +fm との間の範囲
の成分は通過させ、入力信号のサンプル周波数fs から
のおり返し成分によってfo −fs 及びfo +fs の近
傍に発生する成分及び発振周波数fr からのおり返し成
分fr −fo をしゃ断するフィルタとを、備えることを
特徴とするデジタル周波数変調器が得られる。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。
る。
【0009】ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(D
DS)3の出力で周波数変調波を得るまでは従来例と同
じ構成であるが、その後段のフィルタとして図3の31
の破線で示したような特性を有するBPF(バンドパス
フィルタ)5を備える。このBPF5は、本来の周波数
変調成分であるfo −fm とfo +fm との間の範囲の
成分(図3の21の成分)は通過させ、スプリアス成分
となる、入力信号11のサンプル周波数fs からのおり
返し成分によってfo −fs 及びfo +fs の近傍に発
生する成分(図3の22の成分)を除去して、出力14
として出力する。もちろん、このBPF5は、基準発振
器4の発振周波数fr からのおり返し成分fr −f
o (23)も除去する。
DS)3の出力で周波数変調波を得るまでは従来例と同
じ構成であるが、その後段のフィルタとして図3の31
の破線で示したような特性を有するBPF(バンドパス
フィルタ)5を備える。このBPF5は、本来の周波数
変調成分であるfo −fm とfo +fm との間の範囲の
成分(図3の21の成分)は通過させ、スプリアス成分
となる、入力信号11のサンプル周波数fs からのおり
返し成分によってfo −fs 及びfo +fs の近傍に発
生する成分(図3の22の成分)を除去して、出力14
として出力する。もちろん、このBPF5は、基準発振
器4の発振周波数fr からのおり返し成分fr −f
o (23)も除去する。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、デジタル
コードで与えられる入力信号のサンプル周波数fs から
のおり返し成分によってfo −fs 及びfo +fs の近
傍に発生する成分及び基準発振器4の発振周波数fr か
らのおり返し成分fr −fo をフィルタで除去している
ので、スプリアス特性や信号対雑音特性の良好な周波数
変調器が実現できるという効果を有する。
コードで与えられる入力信号のサンプル周波数fs から
のおり返し成分によってfo −fs 及びfo +fs の近
傍に発生する成分及び基準発振器4の発振周波数fr か
らのおり返し成分fr −fo をフィルタで除去している
ので、スプリアス特性や信号対雑音特性の良好な周波数
変調器が実現できるという効果を有する。
【図1】本発明の一実施例によるデジタル周波数変調器
のブロック図である。
のブロック図である。
【図2】従来のデジタル周波数変調器のブロック図であ
る。
る。
【図3】図1及び図2の動作を説明するための図であ
る。
る。
1 乗算回路 2 加算回路 3 ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS) 4 基準発振器 5 BPF 6 LPF 11 入力信号 12 乗算データ 13 加算データ 14 出力 31 BPF5の周波数特性 32 LPF6の周波数特性
Claims (3)
- 【請求項1】 サンプル周期(1/fs )ごとにデジタ
ルコードで入力信号が与えられるデジタル周波数変調器
において、前記入力信号と最大周波数偏移fm を決める
データとを乗算する乗算回路と、その乗算回路の出力と
周波数変調の中心周波数fo を決めるデータを加算する
加算回路と、その加算回路の出力を、発振周波数fr の
基準発振器の出力の周期ごとに積分してそれを位相量と
して正弦波を得るシンセサイザと、そのシンセサイザの
出力のうち、本来の周波数変調波であるfo −fm とf
o +fm との間の範囲の成分は通過させ、入力信号のサ
ンプル周波数fs からのおり返し成分によってfo −f
s 及びfo +fs の近傍に発生する成分及び発振周波数
fr からのおり返し成分fr −fo をしゃ断するフィル
タとを、備えることを特徴とするデジタル周波数変調
器。 - 【請求項2】 前記フィルタがバンドパスフィルタであ
ることを特徴とする請求項1に記載のデジタル周波数変
調器。 - 【請求項3】 前記シンセサイザがダイレクト・デジタ
ル・シンセサイザであることを特徴とする請求項1或い
は2に記載のデジタル周波数変調器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5238035A JP2770841B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | デジタル周波数変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5238035A JP2770841B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | デジタル周波数変調器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0794949A JPH0794949A (ja) | 1995-04-07 |
JP2770841B2 true JP2770841B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=17024209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5238035A Expired - Fee Related JP2770841B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | デジタル周波数変調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2770841B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9094761B2 (en) * | 2011-12-15 | 2015-07-28 | Panasonic Automotive Systems Company Of America, Division Of Panasonic Corporation Of North America | Digital technique for FM modulation of infrared headphone interface signals |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60239192A (ja) * | 1984-05-14 | 1985-11-28 | Yokogawa Hokushin Electric Corp | Fm信号発生装置 |
JPH066596Y2 (ja) * | 1987-05-25 | 1994-02-16 | 株式会社ケンウッド | 変調器 |
JPS63309005A (ja) * | 1987-06-11 | 1988-12-16 | Toshiba Corp | 位相変調回路 |
JP3145422B2 (ja) * | 1991-03-26 | 2001-03-12 | アンリツ株式会社 | 周波数合成装置 |
JPH05145343A (ja) * | 1991-11-18 | 1993-06-11 | Nec Corp | デイジタルfm変調器 |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP5238035A patent/JP2770841B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0794949A (ja) | 1995-04-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980318 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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