JPH05259937A - 単側波帯信号発生装置 - Google Patents

単側波帯信号発生装置

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JPH05259937A
JPH05259937A JP8630292A JP8630292A JPH05259937A JP H05259937 A JPH05259937 A JP H05259937A JP 8630292 A JP8630292 A JP 8630292A JP 8630292 A JP8630292 A JP 8630292A JP H05259937 A JPH05259937 A JP H05259937A
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JP
Japan
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signal
frequency
filter
sideband signal
side band
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Withdrawn
Application number
JP8630292A
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English (en)
Inventor
Yuji Nishi
裕治 西
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NISHI MUSEN KENKYUSHO KK
Original Assignee
NISHI MUSEN KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両側波帯信号の一方の側波帯を取り出すため
のフィルタに緩やかな遮断周波数特性のものを使用でき
るようにして、コストの低減を図る。 【構成】 平衡変調器24において、4.7KHzの搬
送波を、0.3乃至2.7KHzのオーディオ信号によ
って平衡変調して、両側波帯信号を得る。ロ−パスフィ
ルタ28に両側波帯信号を供給し、下側波帯信号のみを
通過させる。ローパスフィルタ28を通過した下側波帯
信号が、10MHzの搬送波信号を平衡変調器30にお
いて、平衡変調し、両側波帯信号が発生する。この両側
波帯信号の下側波帯信号のみをバンドパスフィルタ34
が通過させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば単側波帯(SS
B)無線送信機において使用するために単側波帯信号を
発生する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の単側波帯信号発生装置とし
ては、例えば図3に示すようなものがある。この単側波
帯信号発生装置では、マイクロホン2からの図4(a)
に示すような0.3KHz乃至2.7KHzのオーディ
オ信号を増幅器4で増幅した後、平衡変調器6に供給す
る。平衡変調器6には、発振器8から例えば10MHz
の搬送波が供給されている。平衡変調器6は、搬送波を
オーディオ信号で平衡変調し、図4(b)に示すよう
な、搬送波が抑圧された両側波帯信号を発生する。この
両側波帯信号はバンドパスフィルタ10に供給され、バ
ンドパスフィルタ10は、その両側波帯信号の一方の側
波帯、例えば上側波帯のみを通過させ、単側波帯信号と
し、出力する。この単側波帯信号は、図示しない周波数
変換器で所定の周波数に周波数変換された後、電力増幅
器で増幅されて、アンテナから送信される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような単
側波帯信号発生装置では、オーディオ信号の周波数と搬
送波の周波数とがかなり離れているので、両側波帯信号
の下側波帯信号の周波数帯は、10MHz−0.3KH
zから10MHz−2.7KHzであり、上側波帯信号
の周波数帯は、10MHz+0.3KHzから10MH
z+2.7KHzであり、上側波帯信号と下側波帯信号
との周波数が非常に接近している。この両側波帯信号の
一方の側波帯信号、例えば上側波帯信号のみをバンドパ
スフィルタ10によって取り出そうとすると、このバン
ドパスフィルタ10は、図4(c)に示すように、上側
波帯信号の最低周波数10MHz+0.3KHzから僅
か0.6KHzだけ下側の周波数である、下側波帯信号
の最高周波数10MHz−0.3KHzにおいて、−4
0dBもの減衰量を有する急峻な遮断周波数特性でなけ
ればならない。10MHz付近においてこのような特性
をもつロ−パスフィルタは、周波数精度の高い水晶フィ
ルタ素子を多数組み合わせなければ得られず、この単側
波帯信号発生装置が高価となるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、本発明は、オーディオ信号に比較的近い周波数の
第1の搬送波を上記オーディオ信号によって搬送波抑圧
変調する第1の変調手段と、この第1の変調手段の出力
信号である両側波帯信号の一方の側波帯のみを通過させ
る第1のフィルタ手段と、この第1のフィルタ手段の出
力信号によって上記オーディオ信号よりもかなり高い周
波数の第2の搬送波を搬送波抑圧変調する第2の変調手
段と、この第2の変調手段の出力信号である両側波帯信
号の一方の側波帯のみを通過させる第2のフィルタ手段
とを、具備するものである。
【0005】第1のフィルタ手段としては、ローパスフ
ィルタやバンドパスフィルタを使用することができ、こ
れらは、演算増幅器と抵抗器とコンデンサとからなるア
クティブフィルタとしたり、スイッチドキャパシタフィ
ルタとすることができる。
【0006】
【作用】本発明によれば、第1の搬送波を、これと比較
的周波数が接近しているオーディオ信号によって搬送波
抑圧変調して、両側波帯信号を得る。次に、この両側波
帯信号のうち一方の側波帯信号のみを通過させるように
第1のフィルタ手段に両側波帯信号を供給する。このと
き、両側波帯信号の下側波帯信号の最高周波数と、上側
波帯信号の最低周波数とは、第1の搬送波とオーディオ
信号との周波数が接近しているので、非常に接近してい
るが、第1の搬送波の周波数が低いので、一方の側波帯
信号のみを通過させるための急峻な遮断特性の第1のフ
ィルタ手段には、比較的簡単な構成のものを使用するこ
とができる。
【0007】この第1のフィルタ手段を通過した一方の
側波帯信号は、オーディオ信号よりも若干周波数が偏移
したものとなっており、これによって第2の搬送波が第
2の変調手段において、搬送波抑圧変調され、両側波帯
信号が発生する。この両側波帯信号の一方のみを第2の
フィルタ手段が通過させる。このとき、第2の変調手段
に搬送波を変調する変調信号として供給されている信号
は、上述したように第1のフィルタ手段から出力され
た、オーディオ信号より若干周波数偏移したものである
ので、第2の変調手段の出力である両側波帯信号の下側
波帯信号の最高周波数と、上側波帯信号の最低周波数と
の差は、上述した従来のものにおける下側波帯信号の最
高周波数と上側波帯信号の最低周波数との差よりも大き
くなっている。従って、第2のフィルタ手段は、さして
遮断周波数特性が急峻なものを使用しなくてもよい。
【0008】
【実施例】本実施例の単側波帯信号発生装置は、図1に
示すようにオーディオ信号源としてのマイクロホン20
を有し、このマイクロホン20からのオーディオ信号
は、図2(a)に示すように、例えば0.3KHzから
2.7KHzの周波数のもので、増幅器22によって増
幅され、搬送波抑圧変調器、例えば平衡変調器24に供
給される。
【0009】この平衡変調器24には、発振器26から
オーディオ信号と比較的周波数が接近している、例えば
4.7KHzの搬送波が供給されている。平衡変調器2
4は、オーディオ信号によって4.7KHzの搬送波を
平衡変調して、図2(b)に示すような両側波帯信号を
発生する。この搬送波の周波数と、オーディオ信号の最
高周波数と最低周波数との関係から、この両側波帯信号
のうち下側波帯の最低周波数は2KHzとなり、その最
高周波数は4.4KHzとなる。また、上側波帯信号の
最低周波数は5KHzとなり、その最高周波数は7.4
KHzとなる。
【0010】この両側側波帯信号がフィルタ手段、例え
ばローパスフィルタ28に供給され、いずれか一方の側
波帯信号、例えば下側波帯信号のみが通過させられる。
ここで、下側波帯信号の最高周波数と、上側波帯信号の
最低周波数との差は、0.6KHzしかないので、下側
波帯信号のみを通過させようとすると、図2(c)に示
すように、ローパスフィルタ28は、下側波帯の最高周
波数から0.6KHz高い周波数で40dBの減衰量を
必要とする急峻な遮断周波数特性を有するものでなけれ
ばならない。しかし、搬送波の周波数が4.7KHzと
比較的低いので、下側波帯の最高周波数も4.4KHz
と比較的低くなり、演算増幅器と、抵抗器と、コンデン
サとを組み合わせたアクティブフィルタによって、上記
のような急峻な遮断周波数特性のローパスフィルタは、
比較的容易に得られる。また、比較的簡単な構成のスイ
ッチドキャパシタフィルタによっても同様に急峻な遮断
周波数特性を有するローパスフィルタを得ることができ
る。
【0011】なお、上側波帯信号を取り出す場合には、
上側波帯信号の高調波を除去するために上側波帯信号の
みを通過させる通過帯域を有するバンドパスフィルタを
使用するのが望ましい。バンドパスフィルタであって
も、近年の技術開発によって、遮断周波数が上記のよう
に低い場合、比較的簡単なアクティブフィルタで、急峻
な遮断周波数特性を有するものを得ることができる。
【0012】このローパスフィルタ28からの2乃至
4.4KHzの下側波帯信号は、搬送波抑圧変調器、例
えば平衡変調器30に供給される。この平衡変調器30
には、オーディオ信号よりかなり高い周波数、例えば1
0MHzの搬送波も発振器32から供給されている。こ
の平衡変調器30は、ローパスフィルタ28からの下側
波帯信号によって10MHzの搬送波を平衡変調し、図
2(d)に示すような両側波帯信号を発生する。
【0013】ロ−パスフィルタ28からの下側波帯信号
の周波数帯が2乃至4.4KHzであり、搬送波の周波
数が10MHzであるので、平衡変調器30からの両側
波帯信号の下側波帯信号の最低周波数は、10MHz−
4.4KHzであり、最高周波数は、10MHz−2K
Hzである。また、上側波帯信号の最低周波数は、10
MHz+2KHzであり、最高周波数は、10MHz+
4.4KHzである。従って、下側波帯信号の最高周波
数と上側波帯信号の最低周波数との差は、4KHzもあ
り、従来の装置における下側波帯信号の最高周波数と上
側波帯信号の最低周波数との差の0.6KHzと比較す
ると格段に大きくなっている。
【0014】この両側波帯信号がバンドパスフィルタ3
4に供給されて、その両側波帯信号のうちの一方の側波
帯、例えば下側波帯信号のみが、このバンドパスフィル
タ34を通過させられる。この下側波帯のみを通過させ
るために、バンドパスフィルタ34に必要な遮断周波数
特性は、上述したように下側波帯信号の最高周波数と、
上側波帯信号の最低周波数との差が、4KHzもあるの
で、図2(e)に示すように、下側波帯信号の最高周波
数から4KHz高い周波数で40dBの減衰量があれば
よい。従って、このバンドパスフィルタ34は、その遮
断周波数特性の傾斜角が、上述した従来のものより6.
6倍(4KHz/0.6KHz)も緩やかでよく、この
バンドパスフィルタ34に使用する水晶フィルタ素子の
数は、比較的少なくて良い。
【0015】なお、バンドパスフィルタ34によって、
下側波帯信号を取りだしたが、上側波帯信号を取りだし
てもよい。平衡変調器24の入力側及び出力側に、それ
ぞれハイパスフィルタを設ければ、スプリアスの低減及
びS/N比の改善を図ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、オーデ
ィオ信号に比較的近い周波数の第1の搬送波を、上記オ
ーディオ信号で搬送波抑圧変調し、この変調によって発
生した両側波帯信号の一方を第1のフィルタ手段によっ
て取り出している。即ち、実質的には、オーディオ信号
を若干周波数シフトさせている。そして、この周波数シ
フトさせたオーディオ信号で、オーディオ信号よりも周
波数のかなり高い第2の搬送波を搬送波抑圧変調してい
るので、この変調によって発生する両側波帯信号は、オ
ーディオ信号で第2の搬送波を直接に変調した場合に発
生する両側波帯信号よりも、第2の搬送波からかなり周
波数シフトしたものとなる。従って、この両側波帯信号
の一方の側波帯信号を取り出すための第2のフィルタ手
段には、さして急峻な遮断周波数特性を有するものを用
いる必要がない。なお、このようにして単側波帯信号を
発生するには、第1のフィルタ手段で一方の側波帯信号
を取り出す必要があり、この場合、オーディオ信号と第
1の搬送波の周波数が接近しているので、第1のフィル
タ手段は、かなり急峻な遮断周波数特性を有するもので
なければならないが、オーディオ信号も第1の搬送波も
周波数が低いので、このような第1のフィルタ手段は、
比較的簡単な構成で得ることができる。従って、本発明
による単側波帯信号発生装置は、安価に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による単側波帯信号発生装置の1実施例
のブロック図である。
【図2】同実施例の各部の周波数特性図である。
【図3】従来の単側波帯信号発生装置の一例のブロック
図である。
【図4】図3の単側波帯信号発生装置の各部の周波数特
性図である。
【符号の説明】
20 マイクロホン(オーディオ信号源) 24 平衡変調器(第1の変調手段) 28 ロ−パスフィルタ(第1のフィルタ手段) 30 平衡変調器(第2の変調手段) 34 バンドパスフィルタ(第2のフィルタ手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号に比較的近い周波数の第
    1の搬送波を上記オーディオ信号によって搬送波抑圧変
    調する第1の変調手段と、この第1の変調手段の出力信
    号である両側波帯信号の一方の側波帯のみを通過させる
    第1のフィルタ手段と、この第1のフィルタ手段の出力
    信号によって上記オーディオ信号よりもかなり高い周波
    数の第2の搬送波を搬送波抑圧変調する第2の変調手段
    と、この第2の変調手段の出力信号である両側波帯信号
    の一方の側波帯のみを通過させる第2のフィルタ手段と
    を、具備する単側波帯信号発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の単側波帯信号発生装置に
    おいて、第1のフィルタ手段がローパスフィルタである
    ことを特徴とする単側波帯信号発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の単側波帯信号発生装置に
    おいて、上記ロ−パスフィルタが、演算増幅器と抵抗器
    とコンデンサとからなるアクティブフィルタであること
    を特徴とする単側波帯信号発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の単側波帯信号発生装置に
    おいて、上記ロ−パスフィルタが、スイッチドキャパシ
    タフィルタであることを特徴とする単側波帯信号発生装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の単側波帯信号発生装置に
    おいて、第1のフィルタ手段がアクティブバンドパスフ
    ィルタであることを特徴とする単側波帯信号発生装置。
JP8630292A 1992-03-09 1992-03-09 単側波帯信号発生装置 Withdrawn JPH05259937A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019216168A1 (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 日本電信電話株式会社 信号生成器および信号生成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019216168A1 (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 日本電信電話株式会社 信号生成器および信号生成方法
JP2019197983A (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 日本電信電話株式会社 信号生成器および信号生成方法

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Effective date: 19990518