JP2868933B2 - 周波数変換器 - Google Patents

周波数変換器

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JP2868933B2
JP2868933B2 JP19812891A JP19812891A JP2868933B2 JP 2868933 B2 JP2868933 B2 JP 2868933B2 JP 19812891 A JP19812891 A JP 19812891A JP 19812891 A JP19812891 A JP 19812891A JP 2868933 B2 JP2868933 B2 JP 2868933B2
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尚三 宮川
光彦 野田
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Rohm Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は周波数変換器、特に電話
機や通信機などに用いられる改良された周波数変換器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電話機の秘話回路(スクラン
ブラ)などには周波数変換器が用いられている。図4に
はこのような周波数変換器の構成ブロック図の一例が示
されている。電話機などにおいては、300〜3kHz
の音声信号が入力周波数finとして振幅変調器(以下、
DBMという)10に入力される。一方、周波数fCAR
搬送波も入力され、入力音声信号により振幅変調され
る。図5(a)には入力信号のスペクトラムが示されて
おり、図5(b)には搬送波のスペクトラムが示されて
いる。ここで、図5(b)における周波数2fCAR 、3
CAR 、4fCAR ……が搬送波の高調波成分である。そ
して、振幅変調波のスペクトラムは図5(c)に示され
るようになり、このような振幅変調波がスイッチキャパ
シタローパスフィルタ(以下、SCLPFという)12
に入力されることになる。周知の如く、スイッチキャパ
シタは1つのコンデンサと2つのMOSスイッチから構
成され、このスイッチキャパシタを用いたローパスフィ
ルタは小型で急峻なフィルタ特性を有しており、入力し
た振幅変調波から不要な高調波成分を除去して必要な変
調信号のみを切り出すことができる。図5(d)にはこ
のSCLPF12からの出力信号のスペクトラムが示さ
れている。図において、fSCF はこのSCLPF12に
入力されるクロック周波数であり、高調波成分2
CAR、3fCAR ……が除去され、fCAR 以下の必要な
周波数が出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の周波数変換器においては、搬送波の高調波による信
号成分(図5(d)におけるf1、f2)がスイッチキ
ャパシタクロックfSCF により折り返り、その結果低域
領域に折り返し雑音f1´、f2´として現れてしま
い、信号品質を悪化させてしまう問題があった。
【0004】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は折り返し雑音やビー
ト妨害などを除去して品質の高い周波数変換を行うこと
が可能な周波数変換器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る周波数変換器は入力信号により搬送波
を振幅変調する振幅変調器と、急峻なフィルタ特性を有
し、この振幅変調器からの振幅変調波から不要な高調波
成分を除去して必要な変調信号のみを切り出すスイッチ
キャパシタローパスフィルタと、を有する周波数変調器
において、振幅変調器とスイッチキャパシタローパスフ
ィルタとの間に振幅変調波の高調波成分を除去するフィ
ルタを設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】このように、本発明の周波数変換器は振幅変調
器から振幅変調波をスイッチキャパシタローパスフィル
タに入力する際、この振幅変調波に含まれ、折り返し雑
音を生じる原因となる高調波成分を予めフィルタにより
除去することにより、信号の高品質化を図るものであ
る。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いながら本発明に係る周波数
変換器の好適な実施例を説明する。図1には本実施例の
構成ブロック図が示されている。振幅変調器DBM10
及びSCLPF12は従来と同様であるが、本実施例に
おいてはDBM10とSCLPF12との間にローパス
フィルタ(以下、LPFという)14が配置されてい
る。ここで、DBM10には300〜3kHzの音声信
号及びキャリアとなる周波数fCAR の搬送波が入力さ
れ、入力音声信号により搬送波を振幅変調する。そし
て、この振幅変調波はLPF14に入力される。このL
PF14には周知の回路構成を用いることができ、その
一例が図2に示されている。すなわち、図2(a)は抵
抗及びキャパシタからなるハッシブローパスフィルタ及
び図2(B)に示されているようにオペアンプを用いた
アクティブローパスフィルタなどを用いることができ
る。このLPF14を通過させることにより、DBM1
0から出力された振幅変調波の高調波成分は除去され、
必要な変調信号のみが取り出されSCLPF12に入力
することとなる。
【0008】図3には本実施例の各信号のスペクトラム
が示されており、図3(a)〜(c)は前述した従来と
同様にそれぞれ入力音声信号、搬送波及び変調波のスペ
クトラムが示されている。そして、図3(d)には本実
施例における特徴であるLPF14透過後の信号のスペ
クトラムが示されており、2fCAR、3fCAR ……など
の高調波成分がこのLPF14により除去される様子が
示されている。そして、このような高調波成分が除去さ
れた振幅変調波がSCLPF12に入力することとな
る。
【0009】すると、従来折り返し雑音の原因であった
高調波成分が除去されているため、このSCLPF12
にて切り出された所望の変調信号には折り返し雑音が含
まれることなく、図3(e)に示されるように極めて品
質の高い信号が得られることとなる。
【0010】従って、本実施例における周波数変換器を
例えば電話機のスクランブラなどに用いた場合にも、信
号品質を劣化させることなく入力音声信号を反転させる
ことが可能となり、電話機の信頼性を高めることができ
る。
【0011】なお、本実施例においてDBM10に音声
信号を入力させる構成を示したが、勿論このDBM10
の前段にローパスフィルタを設ける構成としても良い。
【0012】また、本実施例の周波数変換器は電話機の
スクランブラなどに限定されるものではなく、様々な通
信機器に適用可能であることは言うまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る周波
数変換器によれば、簡易な構成で信号品質を劣化させる
ことなく入力信号の周波数を変換し、反転信号などを得
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る周波数変換器の一実施例の構成ブ
ロック図である。
【図2】同実施例のローパスフィルタの回路図である。
【図3】同実施例のスペクトラム説明図である。
【図4】従来の周波数変換器の構成ブロック図である。
【図5】従来の周波数変換器のスペクトラム説明図であ
る。
【符号の説明】 10 振幅変調器(DBM) 12 スイッチキャパシタローパスフィルタ(SCLP
F) 14 ローパスフィルタ(LPF)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号により搬送波を振幅変調する振
    幅変調器と、 急峻なフィルタ特性を有し、この振幅変調器からの振幅
    変調波から不要な高調波成分を除去して必要な変調信号
    のみを切り出すスイッチキャパシタローパスフィルタ
    と、 を有する周波数変調器において、 前記振幅変調器と前記スイッチキャパシタローパスフィ
    ルタとの間に前記振幅変調波の高調波成分を除去するフ
    ィルタを設けたことを特徴とする周波数変換器。
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