JP2770742B2 - 回転位置検出装置 - Google Patents

回転位置検出装置

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JP2770742B2 JP16648194A JP16648194A JP2770742B2 JP 2770742 B2 JP2770742 B2 JP 2770742B2 JP 16648194 A JP16648194 A JP 16648194A JP 16648194 A JP16648194 A JP 16648194A JP 2770742 B2 JP2770742 B2 JP 2770742B2
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に内燃機関を制御す
るために用いられる内燃機関用回転位置検出装置に関す
るものであり、汎用性を持たせることにより、回転位置
検出装置として使用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関用回転位置検出装置に関
連する先行技術文献としては、特開平5−71909号
公報にて開示されたものが知られている。このもので
は、内燃機関の回転に同期して、回転発信器が発生する
信号のうち基準位置に対応する部分の周期を不等間隔と
した角度信号に基づき基準位置を判別する技術が示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内燃機関の
10°CA(クランクアングル)毎に出力されるクラン
ク角センサ信号を用いて正確な30°CAタイミング信
号を生成し、例えば、失火検出等に利用したいという要
望がある。このような1/3分周では、10°CAの信
号入力毎にカウントアップするように設けられたカウン
タのカウンタ値を1/3の逆数である3で割って余りが
0のときに30°CAと判別されるのである。このよう
に分周比が1/3分周等でその逆数が奇数であるときに
は、CPUの割算命令による演算負荷が高く(演算時間
が長く)なり、特に、内燃機関の高回転時には、分周タ
イミングを判別するCPUの演算処理時間が長くなり過
ぎ、他の制御処理に影響を与え兼ねないという不具合が
あった。
【0004】そこで、この発明は、かかる不具合を解決
するためになされたもので、分周比の逆数が奇数のとき
のCPUの分周タイミングにおける演算負荷を低減でき
る回転位置検出装置の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる回転位
置検出装置は、クランク軸の回転角度に同期した信号を
その基準位置と共に検出する回転位置検出手段と、前記
回転位置検出手段からの出力信号を波形整形する波形整
形回路と、前記波形整形回路を介して波形整形された信
号を前記回転位置検出手段による前記基準位置を起点と
してカウントアップするカウンタと、前記カウンタのカ
ウント値を分周する分周比の逆数が奇数であるとき、前
記分周比の逆数の倍数となる分周タイミングでは前記カ
ウント値を2の倍数カウントアップし、その他のタイミ
ングでは前記カウント値を1カウントアップする分周タ
イミング演算回路とを具備するものである。
【0006】請求項2にかかる回転位置検出装置は、回
転角度に同期した信号をその基準位置と共に検出する回
転位置検出手段と、前記回転位置検出手段からの出力信
号を波形整形する波形整形回路と、前記波形整形回路を
介して波形整形された信号を前記回転位置検出手段によ
る前記基準位置を起点としてカウントアップするカウン
タと、前記カウンタのカウント値を分周する分周比の逆
数が奇数であるとき、前記分周比の逆数の倍数となる分
周タイミングでは前記カウント値を前記分周比の逆数か
ら1を減算して2倍した値の倍数となるようにカウント
アップし、その他のタイミングでは前記カウント値を1
カウントアップする分周タイミング演算回路とを具備す
るものである。
【0007】
【作用】請求項1においては、回転位置検出手段からの
出力信号が波形整形回路にて波形整形された信号を基準
位置を起点としてカウンタによりカウントアップされ
る。分周すべき分周比の逆数が奇数であり、カウンタの
カウント値が分周比の逆数の倍数となる分周タイミング
では分周タイミング演算回路でカウント値に対して2の
倍数がカウントアップされ、このタイミングにおけるカ
ウント値が偶数に変換される。
【0008】請求項2においては、回転位置検出手段か
らの出力信号が波形整形回路にて波形整形された信号を
基準位置を起点としてカウンタによりカウントアップさ
れる。分周すべき分周比の逆数が奇数であり、カウンタ
のカウント値が分周比の逆数の倍数となる分周タイミン
グでは分周タイミング演算回路でカウント値に対して分
周比の逆数から1を減算して2倍した値の倍数となるよ
うにカウントアップされ、このタイミングにおけるカウ
ント値が偶数に変換される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の回転位置検出装置として、具
体的な内燃機関用回転位置検出装置の実施例に基づいて
説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例にかかる内燃機関
用回転位置検出装置を示す概略構成図である。
【0011】図1において、1は波形整形回路であり、
波形整形回路1にはディストリビュータ(Distributor;
DIS)内に配設された回転角センサからの30°CA
(クランクアングル)毎の機関回転数信号NE及び72
0°CA毎の気筒判別信号G1,G2が入力されてい
る。2はバックアップICであり、バックアップIC2
には波形整形回路1で波形整形された機関回転数信号N
E及び気筒判別信号G1,G2が入力されている。3は
主にESA(Electronic Spark Advance:電子進角制
御),EFI(Electronic Fuel Injection:電子燃料噴
射制御)を行うためのCPUであり、CPU3はバック
アップIC2から機関回転数信号NE、気筒判別信号G
1,G2を必要に応じて取込むことができる。そして、
CPU3からはバックアップIC2を介して内燃機関に
IGT(Ignition Timing)信号が出力される。また、4
は主にOBD(On Board Diagnostic:故障診断)を行う
ためのCPUであり、CPU4はバックアップIC2か
ら気筒判別信号G1,G2を必要に応じて取込むことが
できる。なお、CPU3とCPU4との間は相手のCP
Uを介さずに互いにメモリや外部デバイス等のアクセス
を素早く行えるようにDMA(Direct Memory Access)通
信接続とされている。5は波形整形回路、6は内燃機関
のクランク軸に取付けられ、外周に10°CAで等間隔
に設けられた36個の歯のうち2個の歯を基準位置にて
欠落させた欠歯部分が形成されたロータに対向する電磁
ピックアップ(ホールセンサ、光センサでもよい)によ
り構成されるクランク角センサである。このような構成
からなるクランク角センサ6でクランク軸の回転角度に
同期した36−2歯信号がその基準位置(欠歯位置)と
共に検出され、この出力信号が波形整形回路5で矩形波
に波形整形されCPU4に入力されている。
【0012】図2は本発明の一実施例にかかる内燃機関
用回転位置検出装置における分周タイミングを示すタイ
ミングチャートである。図2を参照し、本実施例の内燃
機関用回転位置検出装置の概要を説明する。なお、図2
に示す#1TDC(Top DeadCenter),#6TDCは第
1気筒及び第6気筒の各上死点位置を表す。
【0013】C10CRNKはクランク角センサ6から
の36−2歯信号に基づいて後述のように演算処理さ
れ、カウントアップされるカウンタである。このカウン
タC10CRNKは、内燃機関の停止時にC10CRN
K=$FF(カウンタC10CRNKを構成する8ビッ
トのうちの全ビットが1)とセットされ、内燃機関の始
動後に36−2歯信号の欠歯判定が行われるまでは$F
Fにホールドされる。そして、カウンタC10CRNK
は、欠歯判定が行われた時点でC10CRNK=0と初
期値にセットされる。これ以降、カウンタC10CRN
Kは、36−2歯信号が入力される10°CA毎に1だ
けカウントアップされ、30°CAタイミングに相当す
るときには2カウントアップされる。これにより、カウ
ンタC10CRNKのカウント値は0から44まで変移
される。
【0014】CCRNKDは36−2歯信号のカウンタ
C10CRNKのカウント値に基づいて後述のように演
算処理され、カウントアップされるカウンタである。こ
のカウンタCCRNKDは、C10CRNK=$FF時
にCCRNKD=$FF(カウンタCCRNKDを構成
する8ビットのうちの全ビットが1)とセットされ、C
10CRNK≠$FFになっても気筒判別信号G2,G
1が入力されるまで$FFにホールドされる。そして、
カウンタCCRNKDは、気筒判別信号G2が入力され
たのち、カウンタC10CRNK=24となった時点で
CCRNKD=1と初期値にセットされる。これ以降、
カウンタCCRNKDは、カウンタC10CRNKの3
0°CAタイミング(C10CRNK=4,8,…,4
4)で「1」カウントアップされる。これにより、カウ
ンタCCRNKDのカウント値は1から23まで変移さ
れる。このように、内燃機関が回転している間、カウン
タC10CRNK及びカウンタCCRNKDでは初期値
セットとカウントアップとが繰返される。
【0015】次に、本発明の一実施例にかかる内燃機関
用回転位置検出装置で使用されているCPU4の処理手
順を図3及び図4のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0016】まず、図3のカウンタC10CRNKに対
する処理ルーチンが実行される。
【0017】図3において、ステップS101で欠歯判
定処理実行条件が成立するかがチェックされる。つま
り、内燃機関停止状態、内燃機関始動状態またはスター
タオンかが判定され、欠歯判定に移行するかが決定され
る。ステップS101で内燃機関始動状態またはスター
タオンであり欠歯判定処理実行条件が成立するときに
は、ステップS102に移行し、欠歯が検出されたかが
判定される。ステップS102で欠歯が検出されたとき
には、ステップS103に移行し、カウンタC10CR
NKの初期値セットとして0がレジスタAに入れられ
る。
【0018】一方、ステップS102で欠歯が検出され
なかったときには、ステップS104に移行し、カウン
タC10CRNKの値がレジスタAにセットされる。次
にステップS105に移行して、レジスタAを構成する
8ビットのうち最上位のビット7が1であるか、即ち、
C10CRNK=$FFであるかが判定される。ステッ
プS105の判定条件が成立しないときには、ステップ
S106に移行し、レジスタAを構成する8ビットのう
ち最下位から2番目のビット1が1であるか、即ち、3
0°CAタイミングであるかが判定される。ステップS
106の判定条件が成立するときには、ステップS10
7に移行し、レジスタAが「1」カウントアップされた
のち、ステップS108に移行する。
【0019】一方、ステップS106の判定条件が成立
しないときには、ステップS107をスキップし、ステ
ップS108に移行する。ステップS108では、レジ
スタAが1カウントアップされる。つまり、ステップS
106〜ステップS108での処理により30°CAタ
イミングであるときにはレジスタAの値が2カウントア
ップされ、それ以外のときにはレジスタAの値が1カウ
ントアップされるのである。次にステップS109に移
行して、レジスタAが44を越えているかが判定され
る。ここでは、カウンタC10CRNKのMAXガード
判定が行われ、カウンタC10CRNKがガード値44
を越えた場合にはステップS103に移行し、同様の処
理が実行される。
【0020】ここで、ステップS103の処理ののち、
また、ステップS105の判定条件が成立するとき、ま
た、ステップS109でカウンタC10CRNKがガー
ド値44を越えていないときにはステップS110に移
行し、レジスタAの値がカウンタC10CRNKにセッ
トされる。次にステップS111に移行して、レジスタ
Aの値A=12であるか、即ち、G信号のG1,G2ラ
ッチクリアタイミングであるかが判定される。ステップ
S111の判定条件が成立するときにはステップS11
2に移行し、G1,G2ラッチ信号がクリアされ、カウ
ンタC10CRNKに対する処理ルーチンを終了する。
なお、ステップS111の判定条件が成立しないときに
は、ステップS112の処理がスキップされ、この処理
ルーチンを終了する。また、ステップS101で内燃機
関停止状態であり欠歯判定処理実行条件が成立しないと
きには、図3に示すカウンタC10CRNKに対する処
理ルーチンの全ての処理がバイパスされる。
【0021】次に、図4のカウンタCCRNKDに対す
る処理ルーチンが実行される。
【0022】図4において、ステップS113でカウン
タC10CRNKの値がレジスタAにセットされる。次
にステップS114に移行して、レジスタAを構成する
8ビットのうち最上位のビット7が1であるか、即ち、
C10CRNK=$FFであるかが判定される。ステッ
プS114の判定条件が成立するときには、図4に示す
カウンタCCRNKDに対する処理ルーチンの全ての処
理がバイパスされる。一方、ステップS114の判定条
件が成立しないとき、即ち、C10CRNK≠$FFで
あるときには、ステップS115に移行し、レジスタA
を構成する8ビットのうち最下位から2番目のビット1
と最下位のビット0とが共に0であるか、即ち、30°
CAタイミングであるかが判定される。ステップS11
5の判定条件が成立しないときにも、カウンタCCRN
KDの全ての処理がバイパスされる。
【0023】一方、ステップS115の判定条件が成立
するとき、即ち、30°CAタイミングであるときに
は、ステップS116に移行し、レジスタA=24であ
り、G1,G2信号(気筒判別信号)のチェックタイミ
ングであるかが判定される。ステップS116の判定条
件が成立するときには、ステップS117でG2信号の
有無が判定される。ステップS117でG2信号が入力
されているときにはステップS118に移行し、1がレ
ジスタBに初期値としてセットされる。また、ステップ
S117でG2信号が入力されていないときには、ステ
ップS119に移行し、G1信号の有無が判定される。
ステップS119でG1信号が入力されているときには
ステップS120に移行し、13がレジスタBに初期値
としてセットされる。
【0024】ステップS116の判定条件が成立しない
とき、また、ステップS119でG1信号が入力されて
いないときには、ステップS121に移行し、カウンタ
CCRNKDの値がレジスタBにセットされる。次にス
テップS122に移行し、レジスタBを構成する8ビッ
トのうち最上位のビット7が1であるか、即ち、CCC
RNKD=$FFであるかが判定される。ステップS1
22の判定条件が成立せず、CCCRNKD≠$FFで
あるときには、ステップS123に移行し、レジスタB
が1カウントアップされる。次にステップS124に移
行して、レジスタBの値が23を越えているかが判定さ
れる。ここでは、カウンタCCCRNKDのMAXガー
ド判定が行われ、カウンタCCCRNKDがガード値2
3を越えた場合にはステップS125に移行し、レジス
タBが0にクリアされる。
【0025】なお、ステップS122でCCCRNKD
=$FFであり気筒判別以前であるとき、ステップS1
24でB≦23であるとき、また、ステップS118及
びステップS120の処理ののち、ステップS126に
移行し、レジスタBの値がカウンタCCRNKDにセッ
トされる。そして、ステップS127に移行し、ソフト
ウェアによる割込処理が起動され、他の処理ルーチンに
移行する。
【0026】図5は上述の処理によるカウンタC10C
RNKのカウント値を10進数の変移と共に2進数の変
移で示す説明図である。なお、図5でNo.欄に示された
値はクランク角センサ6の基準位置からの10°CA毎
に順次カウントアップされるカウンタのカウント値であ
る。
【0027】図5において、図3のステップS106の
判定条件が成立するとき、即ち、カウンタC10CRN
K(2進数)を構成する8ビットのうち最下位から2番
目のビット1が1のときは、No.2,No.5,No.8,
No.11,…であることが分かる。これらのタイミング
ではカウンタC10CRNKのカウント値が2カウント
アップされ、その他のタイミングでは1カウントアップ
されるのである。
【0028】そして、図5において、図4のステップS
115の判定条件が成立するとき、即ち、カウンタC1
0CRNK(2進数)を構成する8ビットのうち最下位
から2番目のビット1と最下位のビット0とが共に0の
ときは、No.3,No.6,No.9,No.12,…である
ことが分かる。これらのタイミングではカウンタC10
CRNKを1/3分周したカウンタCCRNKDのカウ
ント値が1カウントアップされるのである。
【0029】このように、本実施例の内燃機関用回転位
置検出装置は、内燃機関のクランク軸の回転角度に同期
した信号をその基準位置と共に検出するクランク角セン
サ6からなる回転位置検出手段と、前記回転位置検出手
段からの出力信号を波形整形する波形整形回路5と、波
形整形回路5を介して波形整形された36−2歯信号を
前記回転位置検出手段による前記基準位置を起点として
カウントアップするカウンタと、前記カウンタのカウン
ト値を分周する分周比(1/3)の逆数(3)が奇数で
あるとき、分周比(1/3)の逆数(3)の倍数(3,
6,9,12,…)となる分周タイミングでは前記カウ
ント値を2の倍数カウントアップし、その他のタイミン
グでは前記カウント値を1カウントアップするCPU4
にて達成される分周タイミング演算回路とを具備するも
のであり、これを請求項1の実施例とすることができ
る。
【0030】また、本実施例の内燃機関用回転位置検出
装置は、内燃機関の回転角度に同期した信号をその基準
位置と共に検出するクランク角センサ6からなる回転位
置検出手段と、前記回転位置検出手段からの出力信号を
波形整形する波形整形回路5と、波形整形回路5を介し
て波形整形された36−2歯信号を前記回転位置検出手
段による前記基準位置を起点としてカウントアップする
カウンタと、前記カウンタのカウント値を分周する分周
比(1/3)の逆数(3)が奇数であるとき、分周比
(1/3)の逆数(3)の倍数(3,6,9,12,
…)となる分周タイミングでは前記カウント値を分周比
(1/3)の逆数(3)から1を減算して2倍した値
(4)の倍数となるようにカウントアップし、その他の
タイミングでは前記カウント値を1カウントアップする
CPU4にて達成される分周タイミング演算回路とを具
備するものであり、これを請求項2の実施例とすること
ができる。
【0031】したがって、分周タイミング演算回路で演
算されカウントされるカウンタC10CRNKが分周比
(1/3)の逆数(3)の倍数(3,6,9,12,
…)となる分周タイミングでは、カウント値が4の倍数
(4,8,12,16,…)となるようにカウントアッ
プされる。
【0032】故に、クランク角センサ6からの36−2
歯信号に対する分周タイミングにおけるカウンタC10
CRNKのカウント値が偶数となり、カウンタCCRN
KDをカウントアップするための演算処理時間が少なく
なって、CPU4の分周タイミングにおける演算負荷が
低減される。
【0033】ところで、本実施例の回転位置検出手段
は、クランク角センサ6からなるが、本発明を実施する
場合には、これに限定されるものではなく、内燃機関の
回転角度に同期した信号をその基準位置と共に検出でき
るものであればよく、例えば、コード盤、エンコーダ等
の使用も可能である。
【0034】また、本発明を実施する場合の波形整形回
路5は、公知の波形の歪を補正する回路であり、基本的
に矩形波に整形できるものであればよい。
【0035】そして、本実施例のカウンタは、波形整形
回路5を介して波形整形された36−2歯信号を前記回
転位置検出手段による前記基準位置を起点としてカウン
トアップするものであり、格別、バイナリーカウンタま
たはリングカウンタ、シフトレジスタ等のカウンタ種別
を問題とするものではない。
【0036】更に、本実施例の分周タイミング演算回路
は、CPU4にて達成されるものであるが、本発明を実
施する場合には、カウンタのカウント値を分周する分周
比の逆数が奇数であるとき、分周比の逆数の倍数となる
分周タイミングでは前記カウント値を分周比の逆数から
1を減算して2倍した値の倍数となるようにカウントア
ップし、その他のタイミングでは前記カウント値を1カ
ウントアップするものであればよいから、本発明を実施
する場合には、CPUに頼ることなく、論理構成として
実施することもできる。
【0037】なお、上記実施例は、主に内燃機関を制御
するために用いられる内燃機関用回転位置検出装置とし
て説明したが、本発明を実施する場合には、クランク角
センサ6からの36−2歯信号に限定されるものではな
く、汎用性を持たせた回転位置検出装置として使用する
こともできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の回転位
置検出装置によれば、回転位置検出手段からの出力信号
が波形整形回路にて波形整形された信号を基準位置を起
点としてカウンタによりカウントアップされる。そし
て、分周すべき分周比の逆数が奇数であり、カウンタの
カウント値が分周比の逆数の倍数となる分周タイミング
では分周タイミング演算回路でカウント値に対して2の
倍数がカウントアップされ、このタイミングにおけるカ
ウント値が偶数に変換される。これにより、分周タイミ
ング演算回路は分周タイミングにおける割算命令がなく
なるため演算処理時間が少なくなり演算負荷が低減され
ることで、他の制御処理への影響をなくすことができ
る。
【0039】請求項2の回転位置検出装置によれば、回
転位置検出手段からの出力信号が波形整形回路にて波形
整形された信号を基準位置を起点としてカウンタにより
カウントアップされる。分周すべき分周比の逆数が奇数
であり、カウンタのカウント値が分周比の逆数の倍数と
なる分周タイミングでは分周タイミング演算回路でカウ
ント値に対して分周比の逆数から1を減算して2倍した
値の倍数となるようにカウントアップされ、このタイミ
ングにおけるカウント値が偶数に変換される。これによ
り、分周タイミング演算回路は分周タイミングにおける
割算命令がなくなるため演算処理時間が少なくなり演算
負荷が低減されることで、他の制御処理への影響をなく
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例にかかる内燃機関用
回転位置検出装置を示す概略構成図である。
【図2】 図2は本発明の一実施例にかかる内燃機関用
回転位置検出装置における分周タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図3】 図3は本発明の一実施例にかかる内燃機関用
回転位置検出装置の分周タイミング処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】 図4は本発明の一実施例にかかる内燃機関用
回転位置検出装置の分周タイミング処理手順を示す図3
に続くフローチャートである。
【図5】 図5は本発明の一実施例にかかる内燃機関用
回転位置検出装置のカウンタC10CRNKの詳細を示
す説明図である。
【符号の説明】
1,5 波形整形回路 2 バックアップIC 3,4 CPU 6 クランク角センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転角度に同期した信号をその基準位置
    と共に検出する回転位置検出手段と、 前記回転位置検出手段からの出力信号を波形整形する波
    形整形回路と、 前記波形整形回路を介して波形整形された信号を前記回
    転位置検出手段による前記基準位置を起点としてカウン
    トアップするカウンタと、 前記カウンタのカウント値を分周する分周比の逆数が奇
    数であるとき、前記分周比の逆数の倍数となる分周タイ
    ミングでは前記カウント値を2の倍数カウントアップ
    し、その他のタイミングでは前記カウント値を1カウン
    トアップする分周タイミング演算回路とを具備すること
    を特徴とする回転位置検出装置。
  2. 【請求項2】 回転角度に同期した信号をその基準位置
    と共に検出する回転位置検出手段と、 前記回転位置検出手段からの出力信号を波形整形する波
    形整形回路と、 前記波形整形回路を介して波形整形された信号を前記回
    転位置検出手段による前記基準位置を起点としてカウン
    トアップするカウンタと、 前記カウンタのカウント値を分周する分周比の逆数が奇
    数であるとき、前記分周比の逆数の倍数となる分周タイ
    ミングでは前記カウント値を前記分周比の逆数から1を
    減算して2倍した値の倍数となるようにカウントアップ
    し、その他のタイミングでは前記カウント値を1カウン
    トアップする分周タイミング演算回路とを具備すること
    を特徴とする回転位置検出装置。
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