JP2770184B2 - 放電加工機の制御装置 - Google Patents

放電加工機の制御装置

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JP2770184B2
JP2770184B2 JP1078318A JP7831889A JP2770184B2 JP 2770184 B2 JP2770184 B2 JP 2770184B2 JP 1078318 A JP1078318 A JP 1078318A JP 7831889 A JP7831889 A JP 7831889A JP 2770184 B2 JP2770184 B2 JP 2770184B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、加工状態の変化に対して適応制御を行な
い、加工開始から加工終了に至るまで加工状態を常に最
適に保ちながら自動加工を行なうことのできる放電加工
機の制御装置に関するものである。
[従来の技術] 第13図は例えば特公昭62−10769号公報に開示された
従来の放電加工機の制御装置の構成を示すブロック図で
ある。図において、(1)は作業者、(2)は制御対象
となる放電加工機、(3)は加工プログラム、(6)は
加工状態検出部、(7)は制御器、(10)は検出された
加工状態、(11)は変更加工条件、(5)は放電加工機
(2)に取り付けられたセンサかからの信号である。
次に、作用について説明する。まず、作業者(1)は
これから行う加工について、被加工物の材質や大きさ、
加工量、要求される仕上がり精度等を考慮して加工プロ
グラム(3)を放電加工機(2)に設定する。加工が開
始されてからは、加工状態検出部(6)がセンサからの
信号(5)により加工状態を監視し、電極の動きに基づ
いて不安定な加工状態が検出されたときは制御器(7)
から変更すべき変更加工条件(11)を出力して放電加工
機(2)を制御する。
また、第14図は特開昭63−77608号公報に開示された
他の加工機制御方法を示すブロック図である。図におい
て、(2)は制御対象となる加工機、(5)は加工機
(2)に設けられたセンサからの信号、(6)はこの信
号(5)に基づいて加工状態を検出する検出手段、
(7)は制御器、(8)は加工状態に基づいて複数の加
工条件の変更操作を行う操作手段、(9)は操作手段が
出力する加工条件、(11a)は制御器(7)より出力す
る加工エネルギ、(12)は異常加工回避頻度検出手段で
ある。
次に作用について説明する。第14図において、加工機
(2)は放電加工機であり、制御器(7)が供給制御す
る加工エネルギ(11a)によって加工を行うが、この例
では加工電流が制御される。加工が行なわれている間、
検出手段(6)は加工機(2)に取り付けられたセンサ
からの信号(5)によって加工状態を検出し、加工状態
の異常が検出されたときは、操作手段(8)により異常
加工回避プログラムに従った操作を行うように加工条件
が出力される。この例では、加工機(2)に供給される
加工電流の設定値が出力され、制御器(7)はこの設定
値に基づいて加工電流を制御し、異常加工回避プログラ
ムが起動された回数は、異常加工回避頻度検出装置(1
2)によって記録される。
異常加工回避が終了して加工状態が安定すると、操作
手段(8)は再び加工電流を回避以前の値に徐々に戻し
てゆき、異常加工回避頻度検出装置(12)が記録してい
る回数により加工電流を元に戻す上限値を変更する。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の放電加工機の制御装置では、例え
ば前者の特公昭62−10769号公報に開示された装置の場
合、電極の種類や被加工物の材質等が変更されたとき
は、制御プログラム、基準値である制御パラメータ等の
変更は人手によって行なわなければならず、加工内容の
変更に対するきめ細かな対応が即座にはできないこと、
またそれらの変更は加工の種類に対応した基準値を熟知
した人の勘によることが大きいなどの問題がある。
また、後者の特開昭63−77608号公報に開示された装
置の場合も、前者の場合と同様に、複数の加工条件を同
時に変更できないので、ただ1つの加工条件のみを変更
して加工状態の変化に適応させるようにしているため、
このような制御を行なっても必ずしも好ましい加工状態
が得られるとは限らず、最悪の場合には加工不能になっ
てしまうこともある。また、好ましい加工状態が得られ
たとしても、加工条件全体の微調整ができないので、最
適な加工条件を選んでいるとは言えない場合が多くある
などの問題がある。
この発明は上記のような課題を解決するためになされ
たもので、 (1)変更された加工内容の詳細について入力できると
ともに、加工内容の変更に的確に対応できる。
(2)複数の加工条件を同時に変更できるようにして、
常に加工状態を好ましいものに保つ最適な加工条件を設
定できる。
ように構成して、加工開始より終了に至るまで、きめ
細かい安定した制御によって自動加工が可能な放電加工
機の制御装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る放電加工機の制御装置は、 (1)加工状態の変化に対応して適応制御を行う放電加
工機の制御装置において、 (a)加工に用いる電極の種類、材質、大きさ、長さ、
形状のうちの少なくとも1つ、 (b)被加工物の種類、材質、大きさ、長さ、形状のう
ちの少なくとも1つ、 (c)加工液のかかり具合、加工液ノズルの形状、加工
液ノズルの本数、又は加工液をかけないことのうちの少
なくとも1つ、 (d)仕上面粗度、加工速度及び電極消耗率について加
工に際して優先させたい順位又は優先させたい項目のい
ずれか、 (e)仕上面粗度、加工速度、電極消耗率、形状精度に
対する要求仕様のうち少なくとも1つ、 のうちの少なくとも1つ又はすべてを加工内容と定義
し、これらの加工内容を入力する加工内容入力手段と、
上記加工内容入力手段の出力信号に基づいて変化させた
基準値と上記放電加工機に設けられたセンサからの信号
とを比較して加工状態を検出する加工状態検出手段と、
上記加工内容入力手段からの出力信号と上記加工状態検
出手段からの出力信号に基づいて上記放電加工機を制御
する制御手段とを備える。
(2)加工状態が好ましくないことが検出されたとき
に、設定していた複数の加工条件を記憶するとともに、
上記記憶された加工条件と同じものが以前に記憶されて
いなかったときには加工条件とカウンタ値を記憶し、上
記記憶された加工条件と同じものがあるときには上記記
憶された加工条件にカウンタ値を1つ増大して記憶する
記憶手段と、現在の加工条件とは異なる加工条件に変更
しようとするときに、その加工条件が上記記憶手段で上
記記憶された加工条件と同じで、上記記憶された加工条
件のカウンタ値が一定値未満のときに、上記変更しよう
とする加工条件を設定し、上記記憶された加工条件のカ
ウンタ値が一定値以上のときに、上記変更しようとする
加工条件を設定しないと判定する判定手段と、この判定
手段よりの判定信号に基づいて動作する制御手段とを備
える。
[作 用] (1)この発明における加工内容入力装置は、加工内容
入力手段に加工状態検出手段、制御手段及び加工手段の
それぞれへ分配する加工内容の詳細についてのデータを
入力し、制御プログラムの変更及び制御パラメータの変
更を自動的に行い、加工中における加工内容の変更に対
してきめ細かに対応する。
(2)また、この発明における記憶手段は、加工状態が
好ましくないことが検知されたときに設定されていた複
数の加工条件を記憶しておき、それ以降に同じ加工条件
を設定する場合には判定手段によって所定の判定を行
い、この判定結果と加工状態検知信号とに基づいて制御
手段を動作させ、常に加工状態を好ましいものに保つ最
適加工条件を設定する。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例のブロック図である。図
において、(1)は作業者、(2)は制御対象となる放
電加工機、(3)は加工プログラム、(5)は放電加工
機(2)に設けたセンサからの信号、(6)はセンサか
らの信号(5)に基づいて加工状態を検出する加工状態
検出部、(7)は検出された加工状態(10)に基づいて
変更した加工条件(11)で加工機(2)を制御する制御
器、(14)は加工内容入力装置である。
この加工内容入力装置(14)は、 (a)加工に用いる電極の種類、材質、大きさ、長さ、
形状のうちの少なくとも1つ。
(b)被加工物の種類、材質、大きさ、長さ、形状のう
ちの少なくとも1つ。
(c)加工液のかかり具合、加工液ノズルの形状、加工
液ノズルの本数、又は加工液をかけないことのうちの少
なくとも1つ。
(d)仕上面粗度、加工速度及び電極消耗率について加
工に際して優先させたい順位又は優先させたい項目のい
ずれか。
(e)仕上面粗度、加工速度、電極消耗率、形状制度に
対する要求仕様のうち少なくとも1つ。
のうちの少なくとも1つ又はすべてを入力し、制御器
(7)はこの入力結果に基づいて、基準値である制御パ
ラメータ、制御プログラム、加工条件、加工条件を変更
する加工条件変更プログラムのうち少なくとも1つを変
更する。(15)は前述の加工内容、(16)は各種動作パ
ラメータ等、(17)は電源制御パラメータ、各種制御パ
ラメータ等、(18)は制御プログラム等である。
次に作用について説明する。まず作業者(1)は放電
加工機(2)に対してNCプログラム及び加工プログラム
(3)の入力を行うとともに、加工内容入力装置(14)
に対して加工条件及び加工内容(15)の詳細について入
力を行う。加工内容入力装置(14)は、入力された加工
内容(15)に基づいて、加工状態検出部(6)に対して
は各種動作制御パラメータ等(16)、制御器(7)に対
しては変更加工条件(11)を設定する制御プログラム等
(18)、放電加工機(2)に対しては、加工プログラム
(3)に入力される加工条件、加工条件、電源制御パラ
メータ、各軸制御パラメータ等(17)の一部又は全部が
それぞれ分配される。
次に、加工が開始されると加工状態検出部(6)は、
加工機(2)に設けたセンサからの信号(5)と加工内
容入力装置(14)の出力に基づいて変化させた基準値と
を比較して加工状態の良否を判定し、判定された加工状
態(9)に基づいて制御器(7)は最適加工状態にする
ための変更加工条件(11)を自動的に放電加工機(2)
に設定する。
以上のように動作することによって、この発明による
放電加工機の制御装置は、加工開始時に加工内容入力装
置(14)に加工内容を入力することにより、加工開始か
ら終了に至るまで、加工内容に応じて終始最適加工が行
なわれるように放電加工機(2)を制御する。
次にこの発明の特徴である加工内容入力装置(14)の
実施例について説明する。第2図において、(20)は演
算器、(21)はCRT表示装置、(22)はキーボードであ
り、演算器(20)は第3図のフローチャートに示す所定
のプログラムにしたがって、前述の入力すべき内容をCR
T表示装置(21)に表示し、作業者(1)はキーボード
(22)を使用して数値又は文字を入力することにより加
工内容を入力するので、加工内容の入力が確実に行なわ
れたことを確認することができる。
なお、CRT表示装置(21)の代りに液晶パネル、プラ
ズマディスプレイ等を用いてもよい。また、キーボード
(22)を使用して数値を入力する代りに、第4図に示す
ように回転つまみ、スライドつまみ、ジョイスティック
等の位置をポテンションメータ(23)又はロータリーエ
ンコーダで計測し、A/D変換器を介して数値データとし
て入力するようにしてもよい。
さらに、第2図の例では演算器(20)、CRT表示装置
(21)及びキーボード(22)によって加工内容入力装置
(14)を構成する場合について説明したが、第5図に示
すようにラベル(24)付きの押し釦(25)を操作するこ
とで、加工条件を入力するようにしてもよい。
さらにまた、第6図に示すように加工内容入力装置
(14)に例えば磁気ディスク、光ディスク、ICカード、
ICカートリッジ、磁気バブルメモリ、磁気テープ、ROM
カートリッジ等の記録媒体(26)を設けてもよく、これ
により迅速に入力することができる。
以上の実施例では、加工内容入力装置(14)に電極に
関する情報あるいは加工液ノズルに関する情報等を作業
者(1)が入力する場合を示したが、第7図に示すよう
に、ビデオカメラ(27)等から入力された画像を演算器
(20)によって処理し、ここれらの情報を抽出して自動
的に入力するようにしてもよい。
第8図はこの発明の他の実施例のブロック図である。
図において、(2)は制御対象となる加工機、(5)は
加工機(2)に設けられたセンサからの信号、(6)は
加工状態を検出する検出手段、(7)は制御器、(8)
は加工状態に基づいて複数の加工条件の変更操作を行な
う操作手段、(9)は操作手段(8)から出力する加工
条件、(11a)は加工エネルギ、(19)は制御器(7)
に設定されている現在の加工条件、(30)は加工状態が
好ましくないことが検出されたときの加工条件を記憶す
る記憶手段、(31)は記憶手段が最初に記憶した内容、
(32)は記憶手段(30)により記憶された複数の加工条
件を再び設定するかしないかを判定する判定手段であ
る。
次に第9図を参照してこの実施例の作用を説明する。
加工機(2)は制御器(7)に設定されている加工条件
に従って加工エネルギ(11a)で制御されて加工を行
う。加工開始から終了にいたるまで、検出手段(6)は
加工機(2)に設けられたセンサからの信号(5)に基
づいて加工状態を検出する。ここで、加工状態が好まし
くないと検出されたときは、現在設定されている複数の
加工条件(19)を記憶手段(30)によって記憶し、操作
手段(8)によって加工状態が好ましいものになるよう
に複数の加工条件の変更操作(9)を行なう。
このような変更操作の後、加工状態が好ましいものに
なったと検出されると、判定手段(32)により、記憶手
段(30)が最後に記憶した内容(31)を含む複数の加工
条件を設定することが適当であるか否かを判定し、この
結果、適当であると判定されると、それらの複数の加工
条件は操作手段(8)に設定されるが、適当でないと判
定されれば、それらの複数の加工条件は設定されない。
次に、この発明の特徴である記憶手段(20)の一実施
例を第10図に基づいて詳しく説明する。第10図(a)は
記憶手段(30)の動作を示すフローチャートであり、同
図(b)〜(d)は記憶手段(30)が記憶した内容(4
6),(47),(48)を示す。これらの記憶内容(46)
〜(48)は、好ましくない加工状態をもたらした複数の
加工条件と回数とを組合せて記憶したものである。
第10図(a)において、記憶手段(30)はステップ
(S40)に現在の加工条件を与えることによって開始さ
れる。ここで、現在の加工条件は「加工条件2」であっ
たとする。次に、ステップ(S41)ににおいて前回以前
に記憶した第10図(b)の記憶内容(46)を参照する
と、記憶内容(46)には「加工条件2」が含まれていな
いことがわかる。次に、ステップ(S42)に進み、ステ
ップ(S41)において同じ加工条件が無かった場合には
ステップ(S43)へ進み、ステップ(S43)では記憶内容
(46)に新たに「加工条件2」及び「回数=1」をつけ
加える。この結果、記憶内容(46)は更新されて第10図
(c)に示す記憶内容(47)となり、ステップ(S45)
へ進んで終了する。
上記の終了後に再び「加工条件2」が設定されたとす
る。この後、加工状態が好ましくないと判定されると、
記憶手段(30)の動作が開始され、第10図(a)におけ
るステップ(S40)に現在の加工条件である「加工条件
2」が与えられ、次にステップ(S41)において前回以
前に記憶した第10図(c)に示す記憶内容(47)を参照
する。この結果、記憶内容(S47)は「加工条件2」を
含んでいることかがわかる。次にステップ(S42)へ進
み、ステップ(S41)において同じ加工条件がある場合
にはステップ(S44)へ進み、ここで記憶内容(47)の
「加工条件2」の「回数=1」を「回数=2」に書き換
える。この結果、記憶内容(47)は更新されて第10図
(d)に示す記憶内容(48)となり、ステップ(S45)
へ進んで終了する。
次に、この発明の特徴である判定手段(32)の一実施
例を第11図に基づいて説明する。第11図において、判定
手段(32)はステップ(S50)に現在の加工条件を与え
ることによって開始され、現在の加工条件は「加工条件
2」であり、ステップ(S51)において、第10図(c)
に示した記憶内容(47)を参照した場合について説明す
る。ステップ(S51)で「加工条件2」の「回数」が読
み出され、この例では「回数=1」となる。次にステッ
プ(S52)において、「回数」≧2の比較がなされ、そ
の結果がNOであるのでステップ(S53)へ進む。ここに
おいて「加工条件2」を設定することが適当であると判
定され、ステップ(S55)へ進んで終了する。
さらに、現在の加工条件は「加工条件2」であり、ス
テップ(S51)において、第10図(d)に示す記憶内容
(48)を参照した場合について説明する。ステップ(S5
1)では「加工条件2」の「回数」が読み出され、この
例では「回数=2」となる。次にステップ(S52)にお
いて「回数」≧2の比較がなされ、その結果がYESであ
るのでステップ(S54)へと進み、ここで「加工条件
2」を設定することは適当でないと判定され、ステップ
(S55)へ進んで終了する。
なお、第8図で示した実施例の他の実施例として、第
12図に示すように加工機操作に関する操作知識を知識ベ
ース部(61)に格納し、推論部(62)でこれらの操作知
識を用いて操作手法を推論する知識ベース型制御装置と
しても良く、この場合には加工条件の記憶は知識の一部
として知識ベース部に組み込まれ、推論部(62)におい
て操作内容を推論する際に判定が行なわれるので、上記
実施例と同様の効果を奏する。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、加工状態の変化に対
応して適応制御を行う放電加工機の制御装置において、 (a)加工に用いる電極の種類、材質、大きさ、長さ、
形状のうちの少なくとも1つ、 (b)被加工物の種類、材質、大きさ、長さ、形状のう
ちの少なくとも1つ、 (c)加工液のかかり具合、加工液ノズルの形状、加工
液ノズルの本数、又は加工液をかけないことのうちの少
なくとも1つ、 (d)仕上面粗度、加工速度及び電極消耗率について加
工に際して優先させたい順位又は優先させたい項目のい
ずれか、 (e)仕上面粗度、加工速度、電極消耗率、形状精度に
対する要求仕様のうち少なくとも1つ、 のうちの少なくとも1つ又はすべてを加工内容と定義
し、これらの加工内容を入力する加工内容入力手段と、
上記加工内容入力手段の出力信号に基づいて変化させた
基準値と上記放電加工機に設けられたセンサからの信号
とを比較して加工状態を検出する加工状態検出手段と、
上記加工内容入力手段からの出力信号と上記加工状態検
出手段からの出力信号に基づいて上記放電加工機を制御
する制御手段とを備えたので、変更された加工内容の詳
細について入力でき、制御プログラムの変更及び制御パ
ラメータの変更を自動的に行い、加工内容の変更に対し
きめ細かに対応することができる。
また、加工状態が好ましくないことが検出されたとき
に、設定していた複数の加工条件を記憶するとともに、
上記記憶された加工条件と同じものが以前に記憶されて
いなかったときには加工条件とカウンタ値を記憶し、上
記記憶された加工条件と同じものがあるときには上記記
憶された加工条件にカウンタ値を1つ増大して記憶する
記憶手段と、現在の加工条件とは異なる加工条件に変更
しようとするときに、その加工条件が上記記憶手段で上
記記憶された加工条件と同じで、上記記憶された加工条
件のカウンタ値が一定値未満のときに、上記変更しよう
とする加工条件を設定し、上記記憶された加工条件のカ
ウンタ値が一定値以上のときに、上記変更しようとする
加工条件を設定しないと判定する判定手段と、この判定
手段よりの判定信号に基づいて動作する制御手段とを備
えたので、複数の加工条件を同時に変更でき、常に加工
状態を好ましいものに保つ最適な加工条件を設定でき、
また、加工開始より終了に至るまで、きめ細い設定した
制御をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図は第
1図における加工内容入力装置の一実施例の構成図、第
3図は第2図の装置の動作を説明するためのフローチャ
ート、第4図〜第7図は加工内容入力装置の他の実施例
を示す構成図、第8図はこの発明の他の実施例のブロッ
ク図、第9図は第8図の装置の動作を説明するためのフ
ローチャート、第10図(a)は第8図における記憶手段
の動作を説明するためのフローチャート、第10図(b)
〜(d)はこの記憶手段の記憶内容を示す説明図、第11
図は第8図における判定手段の動作を説明するためのフ
ローチャート、第12図はこの発明の他の実施例のブロッ
ク図、第13図及び第14図は従来の放電加工機の制御装置
の一例を示すブロック図である。 図において、(2)は加工機、(5)はセンサからの信
号、(6)は加工状態検出部、(7)は制御器、(8)
は操作手段、(14)は加工内容入力装置、(15)は加工
内容、(16)は各種動作パラメータ等、(17)は電源制
御パラメータ、各軸制御パラメータ等、(18)は制御プ
ログラム等、(30)は記憶手段、(32)は判定手段を示
す。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 温 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機株式会社産業システム研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−5312(JP,A) 特開 昭61−56823(JP,A) 特開 昭64−109028(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23H 1/02 B23H 7/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工状態の変化に対応して適応制御を行う
    放電加工機の制御装置において、 (a)加工に用いる電極の種類、材質、大きさ、長さ、
    形状のうちの少なくとも1つ、 (b)被加工物の種類、材質、大きさ、長さ、形状のう
    ちの少なくとも1つ、 (c)加工液のかかり具合、加工液ノズルの形状、加工
    液ノズルの本数、又は加工液をかけないことのうちの少
    なくとも1つ、 (d)仕上面粗度、加工速度及び電極消耗率について加
    工に際して優先させたい順位又は優先させたい項目のい
    ずれか、 (e)仕上面粗度、加工速度、電極消耗率、形状精度に
    対する要求仕様のうち少なくとも1つ、 のうちの少なくとも1つ又はすべてを加工内容と定義
    し、これらの加工内容を入力する加工内容入力手段と、 上記加工内容入力手段の出力信号に基づいて変化させた
    基準値と放電加工機に設けられたセンサからの信号とを
    比較して加工状態を検出する加工状態検出手段と、 上記加工内容入力手段からの出力信号と上記加工状態検
    出手段からの出力信号に基づいて上記放電加工機を制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする放電加工機の
    制御装置。
  2. 【請求項2】加工状態が好ましくないことが検出された
    ときに、設定していた複数の加工条件を記憶するととも
    に、上記記憶された加工条件と同じものが以前に記憶さ
    れていなかったときには加工条件とカウンタ値を記憶
    し、上記記憶された加工条件と同じものがあるときには
    上記記憶された加工条件にカウンタ値を1つ増大して記
    憶する記憶手段と、 現在の加工条件とは異なる加工条件に変更しようとする
    ときに、その加工条件が上記記憶手段で上記記憶された
    加工条件と同じで、上記記憶された加工条件のカウンタ
    値が一定値未満のときに、上記変更しようとする加工条
    件を設定し、上記記憶された加工条件のカウンタ値が一
    定値以上のときに、上記変更しようとする加工条件を設
    定しないと判定する判定手段と、 この判定手段よりの判定信号に基づいて動作する制御手
    段とを備えたことを特徴とする放電加工機の制御装置。
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JPS5953124A (ja) * 1982-09-16 1984-03-27 Inoue Japax Res Inc 放電加工装置
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