JP2769655B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2769655B2
JP2769655B2 JP7616792A JP7616792A JP2769655B2 JP 2769655 B2 JP2769655 B2 JP 2769655B2 JP 7616792 A JP7616792 A JP 7616792A JP 7616792 A JP7616792 A JP 7616792A JP 2769655 B2 JP2769655 B2 JP 2769655B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドの導体コイル
を薄膜導体コイルにすることにより、磁気ヘッドの記
録、再生特性を向上するとともに小型化への対応を可能
にした磁気ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ヘッドは図20ないし図22に示
すように、レ−ル1を形成したスライダ2に磁気コア3
が設けられている。この磁気コア3は図21、22に示すよ
うに、I型コア4とコの字型コア5とからなりI型コア
4またはコの字型コア5のどちらか(図21ではI型コア
4)に絶縁被覆したコイル6が巻回されている。そして
I型コア4とコの字型コア5との間に極くわずかな間隙
のギャップ7が設けられ、I型コア4とコの字型コア5
との間に磁気回路8が形成されるようになっている。そ
してレ−ル1には図20に示すように空気流出側傾斜面9
と空気流入側傾斜面10が形成され、スライダ2が浮上す
るようになっている。また、コイル6の巻回しが可能な
ように、コの字型コア5には広い空間部11が形成されて
いる。また、図13および図24に示す従来例も同様にスラ
イダー2の端面から突出するように図25に示すようなコ
の字型コア5が設けられており、このコの字コア5にコ
イル6が巻回されている。その他の部分については図20
ないし図22と同一部分には同一符号を付してその説明は
省略する。
【0003】現在において、磁気記録は高密度化の傾向
にある。したがってこの磁気記録高密度化に対応するた
めに磁気ヘッドも小型、軽量化しなければならない。し
かしながら、この磁気ヘッドの小型、軽量化に際して上
記従来の磁気ヘッドには次のような問題があった。
【0004】すなわち従来の磁気ヘッドを小型化するた
めにはI型コアおよびコの字型コアも小さなものとな
る。そこで、この小さなI型コアまたはコの字型コアに
コイルを巻くにはその空間部が狭いものとなるので、コ
イルはきわめて細いものを使用しなければならない。そ
のためにコイル巻回工程においてこのコイルが断線した
り、あるいは絶縁被覆が剥離して不良品が発生し歩留ま
りが悪く、かつ、信頼性が低いという問題があった。ま
た、この歩留まりと信頼性に対する対応策としてコイル
を手巻きすることも考えられるが生産性が低いという問
題がある。このような理由により、コイル巻き形式の導
体コイルを使用する磁気ヘッドにあっては構造上の面か
ら小型、軽量化するのに限界があり、磁気記録高密度化
に十分対応することができなかった。そこで、これら問
題を解決するために現在では薄膜磁気ヘッドが開発され
ている。
【0005】上記従来の薄膜磁気ヘッドは図26に示すよ
うにスライダ2の一端に薄い厚さtの磁気ヘッド部材12
を設けていた。この磁気ヘッド部材12は図27に示すよう
にギャップ7を形成し、薄い厚さt内に磁気回路13を形
成するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の薄膜磁気ヘ
ッド部材によって、前記従来のコイルを巻く形式の導体
コイルを使用した磁気ヘッドが有する問題は一応解決さ
れているが、更に次のような問題がある。すなわち、上
記従来の薄膜磁気ヘッドは磁気回路13を薄い厚さtの磁
気ヘッド部材12内に形成するようにしていたので、磁気
回路の断面積が小さくなって磁気抵抗が増大し、このよ
うに磁気回路の面積が小さくなり磁気抵抗が大きくなる
と誘導起電力が小さくなって記録、再生特性が低下する
という問題がある。
【0007】これを理論的に説明すると、磁気コアの磁
束Φはコイルの巻き数Nと電流iに比例し、磁気抵抗R
mに逆比例する。この関係を式で表わすとΦ=Ni/R
mとなり磁束Φを大きくするためには磁気回路面積を大
きくして磁気抵抗Rmを小さくする必要がある。一方に
おいて再生出力に必要な誘導起電力eは磁束Φの時間微
分に比例する。これを式で表わすとe=−N×dΦ/d
tとなり、誘導起電力eを大きくするためには磁束Φを
大きくする必要があり、磁束Φを大きくするには上式よ
り磁気回路面積を大きくして磁気抵抗Rmを小さくしな
ければならない。このように磁気回路面積が小さいと磁
気抵抗が増大し誘導起電力が小さくなって記録、再生特
性が低下することになる。
【0008】また、磁気ヘッドの小型化に伴い次のよう
な問題がある。すなわち、再生出力特性を向上するには
誘導起電力eを大きくしなければならない。この誘導起
電力eを大きくするためには、上記式から明らかな通り
磁気回路面積を大きくして磁束Φを大きくし、かつ、時
間tを小さくする必要がある。この時間tを少なくする
ためには磁気ヘッドの線速度Vを速くしなければならな
い。すなわち、線速度Vは磁気ヘッドの位置から磁気デ
ィスクの回転中心までの距離Lと磁気ディスクの角回転
速度ωとの積、V=ωLであるので、磁気ヘッドの線速
度Vを速くするためにはLを大きくしなければならな
い。しかしながら、磁気ディスクドライブの小型化の要
請から磁気ディスクの直径を小さくしなければならない
ので、小型化するに当たって磁気ヘッドの位置から磁気
ディスクの回転中心までの距離Lを大きくとることがで
きないという実情がある。したがって磁気デスクを小型
化して誘導起電力eを大きくし、再生出力を向上するた
めには磁気回路面積を大きくして磁束Φを大きくする以
外に方法はなく、磁気回路面積が小さい従来の薄膜磁気
ヘッドでは小型化された磁気ディスクに対して十分に対
応することができないという問題がある。
【0009】次に、外来ノイズを相殺するためにはコイ
ルのバランス巻きが理想的であるが、従来の薄膜磁気ヘ
ッドは磁気回路を薄膜コア内に形成するようにして、導
体コイルとコアとを一体にした薄膜にしているので、コ
イルのバランス巻きをすることができない。そのために
外来ノイズの相殺をすることができないという問題があ
る。
【0010】本発明は上記従来の薄膜磁気ヘッドのよう
に、導体コイルとコアの両方を薄膜にするのではなく、
導体コイルのみを薄膜にすることにより、磁気回路面積
を十分大きくするようにして磁気抵抗を少なくし、記
録、再生特性を向上し、かつ、小型化への対応を可能に
するとともにコイルのバランス巻きを可能にして外来ノ
イズの相殺を可能にし、同時にコイル巻き形式の磁気ヘ
ッドが有していた歩留まり、信頼性および生産性をも向
上した磁気ヘッドを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段は、非磁性体を挟んでその両側に磁性体を一体に
した基板を設け、該基板の非磁性体をまたいでその両側
に在る磁性体に磁気的に接続された磁性コアを設け、該
磁性コアを薄膜磁性磁心として薄膜導体コイルを形成し
て薄膜コイル組立体となし、非磁性体を挟んでその両側
に磁性体を一体にしてI型コアを形成し、該I型コアの
一方の磁性体との間に磁気ギャップを設けて磁性体から
なるコの字型コアを一体にして磁気ヘッドコアを形成
し、該磁気ヘッドコアを浮上用レールを有する非磁性体
からなるスライダー部に形成したスリット内に一体に嵌
合し、該嵌合した磁気ヘッドコアのI型コアを形成して
いる磁性体および非磁性体と前記薄膜コイル組立体の磁
性体と非磁性体とを重ねるように前記薄膜コイル組立体
を前記嵌合されている磁気ヘッドコアに貼着したことを
特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明はこのように構成したので、次の通りの
作用がある。すなわち、非磁性体を挟んでその両側に磁
性体を一体にして形成した基板の非磁性体をまたいで、
その両側に在る磁性体に磁気的に接続した磁性コアを設
け、この磁性コアを薄膜磁性磁心として薄膜導体コイル
を形成するようにしたので、薄膜導体コイルのみを磁気
ヘッドコアから切り離して薄膜コイル組立体として製作
することが可能になる。
【0013】一方磁気ヘッドコアは非磁性体を挟んでそ
の両側に磁性体を一体にしてI型コアを形成し、このI
型コアの一方の磁性体との間に磁気ギャップを設けて磁
性体からなるコの字型コアを一体にして薄膜導体コイル
とは別に生産することが可能になる。
【0014】そして、磁気ヘッドコアを浮上用レールを
有する非磁性体からなるスライダー部に形成したスリッ
ト内に一体に嵌合し、このように嵌合した磁気ヘッドコ
アのI型コアを形成している磁性体および非磁性体と前
記薄膜コイル組立体の基板を形成している磁性体と非磁
性体とを重ねるように前記薄膜コイル組立体を前記嵌合
されている磁気ヘッドコアに貼着することにより、前記
薄膜導体コイルの磁性コア、非磁性体を挟んでその両側
に磁性体を一体にした基盤の磁性体、磁気ヘッドコアの
磁性体およびギャップを介して磁路が形成される。
【0015】このように薄膜導体コイルおよび磁気ヘッ
ドコアが単独で製作され、かつ、薄膜導体コイルの基板
を形成している磁性体および磁気ヘッドコアを形成して
いる磁性体を介して磁路が形成されるので、薄膜導体コ
イルを小型化し、かつ、磁気回路の面積は磁気ヘッドコ
アと薄膜導体コイルの基板の磁性体の形状寸法を任意に
選定することにより決定され、必要な磁気回路面積を得
ることが可能になる。そして薄膜導体コイルは磁性コア
を磁心として形成されるので、薄膜導体コイルのバラン
ス巻きが可能になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1を用いて磁気ヘッドの全体構成を説明する
と、スライダ2は所定の厚みを有する四辺形の非磁性体
で形成され、四辺形の一辺に平行な浮上用レール1が設
けられている。このスライダ2の浮上用レール1に直角
な厚み面2Bにはスリット2Aが形成されており、このスリ
ット2Aには後で説明するI型コア24とコの字型コア27と
を非磁性体で接着し一体化してなる磁気ヘッドコア 241
が嵌入され非磁性体である例えばガラスボンディングに
より接着される。そして、後で説明する薄膜導体コイル
組立体14の基板23をスライダ2の厚み面2BおよびI型コ
ア24の上面にガラスボンディングあるいは樹脂接着剤に
より接着し磁気ヘッドを形成する。9は空気流出側傾斜
面、10は空気流入側傾斜面である。
【0017】次に図2を用いてスライダ2の製作につい
て説明する。先ず所定の厚みTおよび所定の幅Wの非磁
性体からなる素材 101の端面に工程(ロ)で磁気ヘッド
コア241の厚みtに適合した溝幅Cのスリット2Aを所定
のピッチ間隔Pで加工し、このスリット2Aに磁気ヘッド
コア 241を嵌入しガラスボンディングあるいは樹脂接着
剤により接着固定する。次に(ハ)の工程でレール部分
101を形成するように溝 102を加工し、溝部 102の部分
で切断し次の工程(ニ)で空気流出側傾斜面9および空
気流入側傾斜面10を加工することにより、二本の浮上用
レール1を備え、かつ、磁気ヘッドコア 241を備えたス
ライダ2が完成される。この図2に示す実施例は二本の
浮上用レール1を備え、この浮上用レール1の一方に磁
気ヘッドコア 241を装着したスライダ2であるが、図7
に示すように浮上用レール1を三本設け、その中央の浮
上用レール1に磁気ヘッドコアを装着するようにしたス
ライダ、あるいは図9に示すように二本の浮上用レール
1のそれぞれに磁気ヘッドコアを装着したスライダなど
各種のスライダがあるので、これらスライダの種類に応
じてスリット2AのピッチPおよび溝 102の加工をする。
このようにして、スライダ2は機械加工により自動生産
される。
【0018】次に図3を用いて磁気ヘッドコア 241の製
作について説明する。溝 244を形成した磁性体からなる
磁気ヘッド素材 242とU溝 245内にガラスボンディング
などの非磁性体 246を充填し磁性体からなる磁気ヘッド
素材 243とを(ロ)の工程でガラスボンディングなどの
非磁性体で接着し一体化する。この接着に際して磁気ヘ
ッド素材 242と磁気ヘッド素材 243との間に磁気ギャッ
プ7を設けて接着する。次に(ハ)の工程で非磁性体 2
46が露出するまで磁気ヘッド素材 243を切除して鏡面加
工する。次に(ニ)の工程で磁気ギャップ7を設けた面
にスリットを加工してこのスリット内にガラスボンディ
ングなどの非磁性体 247を充填しこの面を鏡面加工し、
非磁性体 247を残すように切断する。そして、(ホ)の
工程でこの切断面を鏡加工することにより、磁気ギャッ
プ7を形成し磁性体である磁気ヘッド素材 242と 243が
非磁性体 247にて挟まれた状態で露出し、非磁性体 246
を介して磁気ヘッド素材 242と 243とが磁気的に接続さ
れた磁気ヘッドコア 241が完成される。このようにし
て、磁気ヘッドコア 241は機械加工により自動生産され
る。
【0019】次に図4を用いてスライダ2の他の実施例
を説明する。この実施例は磁気ヘッドコアに相当する部
分をスライダ2に一体的に設けたものである。すなわ
ち、この実施例の場合にはスライダ2は磁性体であり、
浮上用レール1から空気流出側傾斜面9および厚み面2B
にかけて磁気ヘッドコア素材 243の一部を露出させると
ともに、非磁性体 246を挟んで磁気ヘッドコア素材 243
の一部を露出させたものである。そして、後で説明する
薄膜導体コイル組立体14が貼着される。7は磁気ギャッ
プである。
【0020】このスライダ2は図5に示す工程により生
産される。先ず(イ)の工程において、スライダ素材 2
01は磁性体であって溝 244が形成されており、U溝 245
を設けた磁気ヘッドコア素材 243とスライダ素材 201と
をガラスボンディングなどの非磁性体 246にて一体的に
磁気ギャップ7を設けて接着する。次に(ロ)の工程で
非磁性体 246が露出するように磁気ヘッドコア素材 243
を切除し、(ハ)の工程で磁気ギャップ7が形成されて
いる面にスリットを入れてこのスリットにガラスボンデ
ィングなどの非磁性体 247を充填する。次に、(ニ)の
工程で非磁性体247を残すように切込 202を入れ、
(ホ)の工程でこの切込 202にガラスボンディングなど
の非磁性体を充填し、磁気ギャップ7を形成している面
および非磁性体 246から露出している磁気ヘッドコア素
材 243の厚み面2Bを鏡面加工する。次に、(ヘ)の工程
で浮上レール部 101を形成するように溝 102を加工し、
溝 102で切断し(ト)の工程で空気流入側傾斜面10およ
び空気流出側傾斜面9を加工し図4に示すような磁気ヘ
ッドコアが一体化されたスライダ2が完成される。この
スライダ2は機械加工により自動生産される。
【0021】次に、図1および図4に示す薄膜導体コイ
ル組立体14について説明する。図10および図11におい
て、薄膜導体コイル組立体14は次のように構成されてい
る。磁性体15、16を非磁性体17にて接着し一体化して基
板23が形成されている。この基板23には磁心21、22を有
する磁性コア20が設けられ、この磁心21、22を磁心とし
て薄膜導体コイル19が基板23に形成されている。本実施
例では薄膜導体コイル19は19A 、19B の二層に形成さ
れ、二つの磁心21、22を磁心としたバランス巻きになっ
ている。
【0022】次に、図12を用いて薄膜導体コイル組立体
14の製造について説明すると、第一の工程(イ)におい
て磁性体15、16(例えばフェライトなど)を非磁性体17
(例えばガラスなど)にて接着し一体化することにより
基板23が製作される。この基板23の製作は磁性体素材に
凹溝を機械加工により形成し、この凹溝に溶融した非磁
性体を充填固化した後に磁性体素材の両面を鏡面に研削
加工することにより行なわれる。次に第二の工程(ロ)
でこの基板23の鏡面に第一絶縁層29A を形成した後に第
一層薄膜導体コイル19A を公知の技術で形成する。次に
第三の工程(ハ)で第一層薄膜導体コイル19A の上に第
二層絶縁膜29B を形成した後に第二層薄膜導体コイル19
B を公知の技術で形成する。そして第四の工程(ニ)で
第二層薄膜導体コイル19C の上に第三層絶縁膜29C を形
成した後に磁気コア20を形成して完了する。
【0023】上記薄膜導体コイル組立体14の製造におい
て、第一、第二および第三の絶縁膜29A 、29B 、29C は
フォトレジスト、ポリイミドなどの有機樹脂系絶縁膜あ
るいはSiO2 、Al23 などの無機系絶縁膜を公知
の技術で形成し、第一および第二の薄膜導体コイル19A
、19B はレジストフレ−ムを用いたフレ−ムメッキ法
で銅メッキして形成する方法、あるいは銅などの導体薄
膜をフォトレジストマスクを用いてエッチングする方法
などにより形成する。次に磁性コア20の形成はエッチン
グにより磁性コア20の磁心21、22を形成するためのスル
−ホ−ルをあけ、レジストフレ−ムを用いたフレ−ムメ
ッキ法でパ−マロイなどの磁性膜をメッキする方法、あ
るいはパ−マロイなどの磁性薄膜をレジストマスクを用
いてエッチングする方法、あるいはコの字状の磁性コア
を接着する方法などを用いて行なう。このように、薄膜
導体コイル組立体14は機械的に自動生産される。
【0024】このようにして製造された薄膜導体コイル
組立体14は図13に示すようにスライダ2に搭載される。
すなわち、図1および図2で説明したように磁性体25と
26を非磁性体17で接着して一体化されたI型コア24と、
コの字型コア27とからなる磁気ヘッドコア 241はスライ
ダ2に設けたスリット2A内に挿入固定され、スライダ2
の厚み面2BとI型コア24の面を同一面にして鏡加工され
ている。そして、薄膜導体コイル組立体14の基板23の磁
性体15と16および非磁性体17とI型コア24の磁性体25と
26および非磁性体 246とが重なるように薄膜導体コイル
組立体14がI型コア24と厚み面2Bに接着される。このよ
うに、薄膜導体コイル組立体14をスライダ2に搭載する
ことにより、磁気ギャップ7を介してI型コア24の磁性
体25と26、薄膜導体コイル組立体14の磁性体15と16およ
び磁性コア20、コの字型コア27により磁路34を形成す
る。また、図4に示す磁気ヘッドコアとスライダとを一
体にした実施例の場合は図5から明らかな通り、図13に
おけるコの字型コア27がスライダ2そのものを兼ねてい
るので、図13に示すものと同様に薄膜導体コイル組立体
14をスライダ2に搭載することができ、同様に磁路34を
形成する。29は絶縁材である。
【0025】図14および図15に薄膜導体コイル組立体14
の他の実施例を示す。この実施例は非磁性体17を挟んで
一体化された磁性体15および16により形成された基板の
非磁性体17をまたぐようにその両端が磁性体15と16に磁
気的に接続されて設けられた磁性コア20に薄膜導体コイ
ル19を螺旋状に巻回したものである。また、図16および
図17に示す更に他の実施例は図14に示した実施例の磁性
コア20に薄膜導体コイル19を層状に巻回したものであ
る。その他の部分については図14および図15と同一部分
には同一符号を付してその説明は省略する。
【0026】この図14および図16に示した薄膜導体コイ
ル組立体14の生産は図10に示した薄膜導体コイル組立体
14と同様に、絶縁膜29(図15の実施例では四層図19の実
施例では九層)はフォトレジスト、ポリイミドなどの有
機樹脂系絶縁膜あるいはSiO2 、Al23 などの無
機系絶縁膜を公知の技術で形成し、第一および第二の薄
膜導体コイル19A 、19B はレジストフレ−ムを用いたフ
レ−ムメッキ法で銅メッキして形成する方法、あるいは
銅などの導体薄膜をフォトレジストマスクを用いてエッ
チングする方法などにより形成する。また磁性コア20の
形成はエッチングにより磁性コア20の端部を磁性体15お
よび16に磁気的に接続するためのスル−ホ−ルをあけ、
レジストフレ−ムを用いたフレ−ムメッキ法でパ−マロ
イなどの磁性膜をメッキする方法、あるいはパ−マロイ
などの磁性薄膜をレジストマスクを用いてエッチングす
る方法、あるいはコの字状の磁性コアを接着する方法な
どを用いて行なう。
【0027】次に、図14および図16に示す薄膜導体コイ
ル組立体14を図1および図4に示したスライダ2に搭載
する仕方は図10に示した薄膜導体コイル組立体14の場合
と同様に行われる。すなわち、図16に示す薄膜導体コイ
ル組立体14にあっては図18に示すように、また、図14に
示す薄膜導体コイル組立体14にあっては図19に示すよう
に、薄膜導体コイル組立体14の基板23の磁性体15と16お
よび非磁性体17とI型コア24の磁性体25と26および非磁
性体 246とが重なるように薄膜導体コイル組立体14がI
型コア24と厚み面2Bに接着される。このように、薄膜導
体コイル組立体14をスライダ2に搭載することにより、
磁気ギャップ7を介してI型コア24の磁性体25と26、薄
膜導体コイル組立体14の磁性体15と16および磁性コア2
0、コの字型コア27により図13に示すような磁路34を形
成する。また、図4に示す磁気ヘッドコアとスライダと
を一体にした実施例の場合は図5から明らかな通り、図
18および図19におけるコの字型コア27がスライダ2その
ものを兼ねているので、同様に薄膜導体コイル組立体14
をスライダ2に搭載することができ、図13に示すような
磁路34を形成する。
【0028】このように構成した本実施例の作用につい
て次に説明する。図10、図14および図16に示す薄膜導体
コイル組立体14は非磁性体17を挟んでその両側に磁性体
15および16を一体にして形成した基板23の非磁性体17を
またいでその両側に在る磁性体15および16に磁気的に接
続した磁性コア20を設け、この磁性コア20を薄膜磁性磁
心として薄膜導体コイル19を形成するようにしたので、
薄膜導体コイル19のみを磁気ヘッドコア 241から切り離
して製作することが可能になる。
【0029】次に、スライダ2と磁気ヘッドコア 241と
を分離した形式の図1に示す磁気ヘッドにおいて、この
磁気ヘッドコア 241は非磁性体 246を挟んでその両側に
磁性体25および26を一体にしてI型コア24を形成し、こ
のI型コア24の一方の磁性体26との間に磁気ギャップ7
を設けて磁性体からなるコの字型コア27を一体にして製
作され、この磁気ヘッドコア 241をスライダ2のスリッ
ト2Aに嵌入し固着するようにしているので、薄膜導体コ
イル組立体14とは別に磁気ヘッドコア 241を一体にした
スライダ2を生産することが可能になる。
【0030】また、図4に示すように磁気ヘッドコアと
スライダを一体にした形式の磁気ヘッドにあっては、所
定の厚みを有する四辺形の磁性体の一面に、この四辺形
の一辺に平行に浮上用レール1を設け、この浮上用レー
ル1に対して直角方向の他の一辺の厚み面2Bに非磁性体
246を挟んで両側に磁性体 243の一部を露出するよう非
磁性体 246を一体に固着するとともに、この露出した磁
性体 243の一方側に磁気ギャップ7を設けてスライダ2
を形成したので、磁気ヘッドコアを一体化したスライダ
2が薄膜導体コイル組立体14とは別に生産することが可
能になる。
【0031】そして、スライダ2と磁気ヘッドコア 241
とを分離した形式の図1に示す磁気ヘッドにあっては、
スリット2Aに嵌合固着した磁気ヘッドコア 241のI型コ
ア24を形成している磁性体25と26および非磁性体27と薄
膜コイル組立体14の基板23を形成している磁性体15およ
び16と非磁性体17とを重ねるように薄膜コイル組立体14
を磁気ヘッドコア 241と厚み面2Bに貼着することによ
り、薄膜導体コイル組立体14の磁性コア20、非磁性体17
を挟んでその両側に磁性体を一体にした基盤23の磁性体
15と16、磁気ヘッドコア 241の磁性体25、26コの字型コ
ア27およびギャップ7を介して図13に示す磁路34が形成
され、また同様に図4に示すように磁気ヘッドコアとス
ライダを一体にした形式の磁気ヘッドにあっては、厚み
面2Bに露出している磁性体 243および非磁性体 246と薄
膜コイル組立体14の基板23を形成している磁性体15およ
び16と非磁性体17とを重ねるように薄膜コイル組立体14
を厚み面2Bに貼着することにより、薄膜導体コイル組立
体14の磁性コア20、非磁性体17を挟んでその両側に磁性
体を一体にした基盤23の磁性体15と16、厚み面2Bに露出
している磁性体 243およびギャップ7を介して図13に示
す磁路34が形成される。
【0032】このように薄膜導体コイル組立体14、磁気
ヘッドコア 241および磁気ヘッドコアを一体化したスラ
イダ2が単独で製作されるので、薄膜導体コイル組立体
14の製作は磁気ヘッドコア 241あるいは磁気ヘッドコア
を一体化したスライダ2に拘束されず、薄膜導体コイル
組立体14を任意の大きさに制作することができて小型化
することが可能になり、かつ、薄膜導体コイル組立体14
の磁性コア20および基板23を形成している磁性体15と1
6、磁気ヘッドコア 241を形成している磁性体25と26あ
るいは厚み面2Bに露出している磁性体 243を介して磁路
34が形成されるので、磁気回路の面積はこれら磁性体の
形状寸法を任意に選定することにより決定することがで
き、必要な磁気回路面積を得ることが可能になる。そし
て薄膜導体コイル19は磁性コア20を磁心として形成され
るので、薄膜導体コイル19のバランス巻きが可能にな
り、かつ、薄膜胴体コイル19を磁心に近接して形成する
ことが可能になる。
【0033】また図10、図14および図16に示す薄膜導体
コイル19は図12を用いて説明したように、レジストフレ
−ムを用いたフレ−ムメッキ法で銅メッキして形成する
方法、あるいは銅などの導体薄膜をフォトレジストマス
クを用いてエッチングする方法などにより形成するの
で、そこにはワイヤを巻回しすることによる断線という
ようなことはなく、歩留まりがよく、かつ、信頼性が高
い薄膜導体コイル19が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、非磁
性体を挟んでその両側に磁性体を一体にした基板の非磁
性体をまたいでその両側に在る磁性体に磁性コアを磁気
的に接続し、この磁性コアを薄膜磁性磁心として薄膜導
体コイルを形成して薄膜コイル組立体とし、この薄膜導
体コイル組立体を磁気ヘッドコアを備えたスライダに貼
着するようにしたので、磁気ヘッドコアとは関係なく単
独に薄膜導体コイル組立体を製作することができる。
【0035】また、非磁性体を挟んでその両側に磁性体
を一体にしたI型コアと、このI型コアの一方の磁性体
との間に磁気ギャップを設けて一体かした磁性体からな
るコの字型コアとのより磁気ヘッドコアを形成し、この
磁気ヘッドコアを浮上用レールを有する非磁性体からな
るスライダー部に形成したスリット内に一体に嵌合し、
この嵌合した磁気ヘッドコアのI型コアを形成している
磁性体および非磁性体と前記薄膜コイル組立体の磁性体
と非磁性体とを重ねるように前記薄膜コイル組立体を前
記嵌合されている磁気ヘッドコアに貼着したので、薄膜
導体コイル組立体の磁性コア、基板の磁性体、磁気ヘッ
ドコアを形成するI型コアの磁性体とコの字型コアおよ
びギャップにより磁路を構成することができ、薄膜導体
コイルに関係なく単独にスライダーを制作することがで
きる。
【0036】また、所定の厚みを有する四辺形の磁性体
の一面にこの四辺形の一辺に平行に浮上用レールを設
け、この浮上用レールに対して直角方向の他の一辺の厚
み面に非磁性体を挟んで両側に磁性体の一部を露出する
よう非磁性体を一体に固着するとともにこの露出した磁
性体の一方側に磁気ギャップを設けてスライダー部を形
成し、このスライダー部の厚み面に形成した磁性体およ
び非磁性体と薄膜コイル組立体の磁性体および非磁性体
とが重なるように薄膜コイル組立体をスライダーの厚み
面に貼着することにより、薄膜導体コイル組立体の磁性
コア、基板の磁性体、スライダの厚み面に露出している
磁性体およびギャップにより磁路を構成することがで
き、薄膜導体コイルに関係なく単独にスライダーを制作
することができる。
【0037】このように、薄膜導体コイルと磁気ヘッド
コアが互いに単独で制作することができるので、磁気ヘ
ッドコアに巻線用の窓が不要となり、このため磁路断面
積を大きくすることができ、かつ、磁路長さを短くする
ことができるので、磁気ヘッドコアの磁気抵抗を小さく
することができる。これにより、例え磁気ディスクの直
径が小さくても磁気抵抗を小さくして、記録、再生特性
を向上することができ、磁気ディスクの小型化に対応す
ることができる磁気ヘッドを得ることができる。
【0038】また、薄膜導体コイルをバランス巻きする
ことができるので、磁気ノイズを消去することができる
とともに、磁性コアを磁心として薄膜導体コイルを形成
することにより磁心と薄膜導体コイルとを近接すること
ができるので磁気ヘッドとしての電磁変換効率を向上す
ることができる。そして、薄膜導体コイル組立体を磁気
ヘッドコアとは切り離して単独で製作するようにしたの
で、薄膜導体コイルおよび絶縁層の形成はフォトレジス
ト、ポリイミドなどの有機樹脂系絶縁膜などの無機系絶
縁膜を用いた公知の技術、およびレジストフレ−ムを用
いたフレ−ムメッキ法で銅メッキして形成する周知の方
法の適応が可能になり、断線や絶縁不良に起因する歩留
まりおよび信頼性を向上することができ、かつ、薄膜導
体コイル組立体、磁気ヘッドコアおよびスライダの自動
生産ができるので生産性をも向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1におけるスライダの製作過程を示す斜視図
である。
【図3】図1における磁気ヘッドコアの製作過程を示す
斜視図である。
【図4】本発明の他の一実施例示す斜視図をである。
【図5】図4におけるスライダの製作過程を示す斜視図
である。
【図6】浮上用レールを三本有するスライダの一例を示
す正面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】浮上用レールを二本有するスライダの一例を示
す正面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】図1における薄膜導体コイル組立体の斜視図で
ある。
【図11】図10のAーA線における縦断面図である。
【図12】図10に示す薄膜導体コイル組立体の製作過程を
示す図である。
【図13】スライダに薄膜導体コイル組立体を接着した状
態を示す縦断面図である。
【図14】薄膜導体コイルを螺旋状に巻いた薄膜導体コイ
ル組立体の斜視図である。
【図15】図14のBーB線における縦断面図である。
【図16】薄膜導体コイルを層状に巻いた薄膜導体コイル
組立体の斜視図である。
【図17】図16のCーC線における縦断面図である。
【図18】スライダに図16に示す薄膜導体コイル組立体を
接着した状態を示す縦断面図である。
【図19】スライダに図14に示す薄膜導体コイル組立体を
接着した状態を示す縦断面図である。
【図20】従来の磁気ヘッドの斜視図である。
【図21】図20における導体コイルの側面図である。
【図22】図21の右側面図である。
【図23】浮上用レールを三本有する従来例の平面図であ
る。
【図24】浮上用レールを二本有する従来例の平面図であ
る。
【図25】図23および図24における導体コイルの側面図で
ある。
【図26】薄膜導体コイルを有する従来例の平面図であ
る。
【図27】図26の正面図である。
【符合の説明】
1 浮上用レール 2 スライダ 2A スリット 2B 厚み面 7 磁気ギャップ 14 薄膜導体コイル組立体 15 磁性体 16 磁性体 17 非磁性体 19 薄膜導体コイル 23 基板 24 I型コア 241 磁気ヘッドコア 243 磁性体 246 非磁性体 25 磁性体 26 磁性体 27 コの字型コア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 哲司 静岡県磐田郡浅羽町浅名1743−1 ミネ ベア株式会社開発技術センタ内 (72)発明者 佐野 章信 静岡県磐田郡浅羽町浅名1743−1 ミネ ベア株式会社開発技術センタ内 (72)発明者 江川 元二 静岡県磐田郡浅羽町浅名1743−1 ミネ ベア株式会社開発技術センタ内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/60 G11B 5/31

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体を挟んでその両側に磁性体を一
    体にした基板を設け、該基板の非磁性体をまたいでその
    両側に在る磁性体に磁気的に接続された磁性コアを設
    け、該磁性コアを薄膜磁性磁心として薄膜導体コイルを
    形成して薄膜コイル組立体となし、非磁性体を挟んでそ
    の両側に磁性体を一体にしてI型コアを形成し、該I型
    コアの一方の磁性体との間に磁気ギャップを設けて磁性
    体からなるコの字型コアを一体にして磁気ヘッドコアを
    形成し、該磁気ヘッドコアを浮上用レールを有する非磁
    性体からなるスライダー部に形成したスリット内に一体
    に嵌合し、該嵌合した磁気ヘッドコアのI型コアを形成
    している磁性体および非磁性体と前記薄膜コイル組立体
    の磁性体と非磁性体とを重ねるように前記薄膜コイル組
    立体を前記嵌合されている磁気ヘッドコアに貼着したこ
    とを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 非磁性体を挟んでその両側に磁性体を一
    体にした基板を設け、該基板の非磁性体をまたいで磁性
    体に磁気的に接続された磁性コアを設け、該磁性コアを
    薄膜磁性磁心として前記基板に薄膜導体コイルを形成し
    薄膜コイル組立体としたことを特徴とする請求項1記載
    の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 非磁性体を挟んでその両側に磁性体を一
    体にした基板を設け、該基板の非磁性体をまたいで磁性
    体に磁気的に接続された磁性コアを設け、該磁性コアを
    薄膜磁性磁心として該磁性コアに薄膜導体コイルを螺旋
    状に巻回し薄膜コイル組立体としたことを特徴とする請
    求項1記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 非磁性体を挟んでその両側に磁性体を一
    体にした基板を設け、該基板の非磁性体をまたいで磁性
    体に磁気的に接続された磁性コアを設け、該磁性コアを
    薄膜磁性磁心として該磁性コアに薄膜導体コイルを層状
    に巻回し薄膜コイル組立体としたことを特徴とする請求
    項1記載の磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 非磁性体を挟んでその両側に磁性体を一
    体にした基板を設け、該基板の非磁性体をまたいでその
    両側に在る磁性体に磁気的に接続された磁性コアを設
    け、該磁性コアを薄膜磁性磁心として薄膜導体コイルを
    形成して薄膜コイル組立体となし、所定の厚みを有する
    四辺形の磁性体の一面に該四辺形の一辺に平行に浮上用
    レールを設け、該浮上用レールに対して直角方向の他の
    一辺の厚み面に非磁性体を挟んで両側に磁性体の一部を
    露出するよう非磁性体を一体に固着するとともに該露出
    した磁性体の一方側に磁気ギャップを設けてスライダー
    部を形成し、該スライダー部の厚み面に形成した磁性体
    および非磁性体と前記薄膜コイル組立体の磁性体および
    非磁性体とが重なるように薄膜コイル組立体をスライダ
    ーの厚み面に貼着したことを特徴とする磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 非磁性体を挟んでその両側に磁性体を一
    体にした基板を設け、該基板の非磁性体をまたいで磁性
    体に磁気的に接続された磁性コアを設け、該磁性コアを
    薄膜磁性磁心として前記基板に薄膜導体コイルを形成し
    薄膜コイル組立体としたことを特徴とする請求項5記載
    の磁気ヘッド。
  7. 【請求項7】 非磁性体を挟んでその両側に磁性体を一
    体にした基板を設け、該基板の非磁性体をまたいで磁性
    体に磁気的に接続された磁性コアを設け、該磁性コアを
    薄膜磁性磁心として該磁性コアに薄膜導体コイルを螺旋
    状に巻回し薄膜コイル組立体としたことを特徴とする請
    求項5記載の磁気ヘッド。
  8. 【請求項8】 非磁性体を挟んでその両側に磁性体を一
    体にした基板を設け、該基板の非磁性体をまたいで磁性
    体に磁気的に接続された磁性コアを設け、該磁性コアを
    薄膜磁性磁心として該磁性コアに薄膜導体コイルを層状
    に巻回し薄膜コイル組立体としたことを特徴とする請求
    項5記載の磁気ヘッド。
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