JP2769477B2 - 近磁界通信用受信装置 - Google Patents

近磁界通信用受信装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、送信装置で送信すべき信号でキャリアを変
調して送信コイルから送信される送信磁界信号を、3次
元方向に配置された3個の受信コイルを受信して復調す
る近磁界通信用受信装置に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の磁界による通常長波のテレメータでは、電磁
波を使用する無線テレメータの場合、信号減衰が距離に
比例するのに対して、距離の3乗として大きく減衰し、
したがって同一建物内の少し離れた別室で同一周波数の
キャリヤを使用しても混信することはなく、また受信機
の方向による受信感度の変動が少ないので多くの通信系
を同時に使用する場合に有用である。具体的には、運動
をしている人に送信機を装着し、その生体信号の近距離
場所で受信して測定する場合等に使用されている。
そして、特開昭60−116325号によれば、送受信コイル
を多軸方向に複数個合わせることにより、運動状態が種
々変化しても受信信号が中断しないようにした近磁界通
信方法が開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、受信装置において、通常の受信回路が
複数の受信コイルに共通に後続しており、したがって所
定の距離範囲内において送信状態が変化しても磁束方向
に揃った、即ち直交しないいずれかの受信コイルで受信
信号を検出できる反面、各受信コイルに誘起されたノイ
ズも重畳される問題があった。つまり、送信コイルとの
相互の位置関係から送信信号を有効に検出しない受信コ
イルからも周囲の雑音信号だけは常時検出されて重畳さ
れ、したがって1個の受信コイルの場合よりもS/N比が
低下していた。ちなみに、前述の特開昭60−116325号に
記載された一個所に多次元に送信コイルを配置して同相
で送信する方法では、特定の合成方向に送信されるだけ
であり、等価的には1個の送信コイルから送信するのと
同等であり、前述した問題に解決にはならない。
本発明は、このような点に鑑みて、簡単な回路構成で
S/N比を低下させることなく、複数次元の受信コイルを
使用し得る冒頭に述べた類の近磁界通信用受信装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、この目的を達成するために、請求項1によ
り、送信装置でキャリア変調されて送信コイルから送信
される送信磁界信号を、送信装置と同一建物内で互に直
交する3次元方向に配置された3個の受信コイルで受信
して復調するようになった近磁界通信用受信装置におい
て、3個の受信コイルにそれぞれ後続させられ、かつ極
性を互いに逆にして接続された3対のダイオードと、こ
れらのダイオードの陽極同志が共通に接続されて+入力
端子に接続され、かつダイオードの陰極同志が共通に接
続されて−入力端子に接続される両極性の加算増幅器
と、この加算増幅器から出力される信号が供給され、か
つ送信磁界信号のキャリア周波数の2倍の中心周波数を
有するバンドパスフィルタとを備え、このバンドパスフ
ィルタの出力信号が復調回路へ供給されることを特徴と
する。
〔作用〕
3個の受信コイルにそれぞれ誘起された互にゼロクロ
ス点の揃う受信信号は、所属の逆接続されたダイオード
により3個の受信信号中の両極性の最大レベルが検出さ
れ、両極性の加算増幅器により−極性の受信信号が反転
されて交互に両波検波信号として連続的に検出される。
この最大レベルの両波検波信号は、後続するバンドパス
フィルタを通して2倍のキャリア周波数の受信信号に変
換されて、復調回路へ供給される。
受信に際して、2個の受信コイルに逆相・同振幅の受
信信号が誘起されても、両波検波により双方の受信信号
が相殺されることがなく、単に受信合成により最大レベ
ルが検出される。
〔実施例〕
第1図は、本発明の一実施例による近磁界通信用受信
装置の構成を示す。
同図において、2、2a、2bは、例えば運動中の人に装
着させた送信装置が備えた1個の送信コイル1から生体
信号が振幅変調されて送信される低周波又は長波の送信
磁界信号を受信するように、互に直交する3次元方向
(X,Y,Z軸方向)に組立てられた3個の受信コイルであ
り、それぞれにキャリアを中心周波数とした雑音除去用
のバンドパスフィルタを内蔵したAGC増幅回路11〜11bが
後続している。12〜12eは、これらの増幅出力をそれぞ
れ入力とし、極性を互いに逆にして接続された3対のダ
イオードであり、その陰極同志が共通に接続されて両極
性の加算増幅器としての演算増幅器13の−入力端子に接
続され、陽極同志が共通に接続されてその+入力端子に
接続されることにより、両波検波回路及び最大レベル検
出回路を構成している。14は演算増幅器13の増幅出力を
供給させ、かつ送信信号のキャリア周波数の2倍を中心
周波数とするバンドパスフィルタ、15はこのバンドパス
フィルタの出力信号の平均振幅を検出してそのレベルに
応じてAGC増幅回路11〜11bを共通に利得制御するAGC回
路である。
このように構成された回路の動作を第2図を参照して
説明する。
送信コイル1から送信される送信磁界信号の磁界方向
は運動者の状態に応じて変動し、対応して交差磁束を生
じさせる方向の受信コイル2〜2bに、コイル軸が揃うと
最大で、また直交すると0レベルで検出される。これに
より、例えば周波数変調された送信信号が増幅回路11〜
11bで同一利得で増幅される(第2図A)。ダイオード1
2〜12eでそれぞれ+極性及び−極性の最大レベルが交互
に検出されて演算増幅器13から両波検波信号(第2図
B)として出力される。したがって、バンドパスフィル
タからはキャリア周波数及び偏移周波数幅が2倍になっ
たFM信号(第2図C)が出力され、復調回路へ供給され
る。したがって、残りの受信コイル2a、2bに雑音が重畳
していたとしても通常は最大レベルに達しないために重
畳されることはない。
尚、本発明は、振幅変調された送信信号、或はキャリ
ア信号の±方向で非対称成分を含まないFSK等種々の変
調方式の送信信号に適用される。多相位相振幅変調等の
場合には、その信号をFM変調を行うことで多重変調で使
用することができる。また、生体信号に限らず、その外
の移動物体からの送信信号を検出させることができる。
受信コイルは必ずしも位置固定されるとは限らず、受信
装置も移動させるように使用することもできる。送信コ
イルは、1個のみの場合について説明したが、測定体の
特性によっては、複数個を互に分離した場所に取付ける
ことも考えられる。ちなみに、前述の特開昭60−116325
号に記載された一個所に多次元に送信コイルを配置して
同相で送信する方法では、特定の合成方向に送信される
だけであるが、前述の測定体の形状もしくは運動態様に
応じた分離配置により、送信磁界の中断を確実に解消す
ることが可能になる。
〔発明の効果〕
請求項1の発明によれば、建物内で直交3次元受信コ
イルを使用し、また両波検波してキャリア周波数の2倍
の中心周波数を有する共通のバンドパスフィルタに検波
信号を供給することにより、送信方向が受信信号の位相
を反転させる程度に自由に、かつ種々の方向へ変化して
もS/N比を低下させることなく、最大レベルの受信信号
を確実に受信することが可能になる。このための受信コ
イルへの付加回路は、逆接続された複数対のダイオード
及び両極性の加算増幅器により簡単に構成できる。
請求項2の発明によれば、3個のAGC増幅回路が共通
の可変増幅度で共通に制御されることにより、信号レベ
ルの小さな受信コイルの雑音を過大に増幅させることが
なく、3個の増幅出力の本来の信号レベルに対する相対
関係を確保して比較するために、S/N比の低下を確実に
抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による近磁界通信用受信装置
の構成を示す図及び第2図は同実施例の動作を説明する
図である。 1……送信コイル、 2、2a、2b……受信コイル 12〜12e……ダイオード 13……演算増幅器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信装置でキャリア変調されて送信コイル
    から送信される送信磁界信号を、送信装置と同一建物内
    で互に直交する3次元方向に配置された3個の受信コイ
    ルで受信して復調するようになった近磁界通信用受信装
    置において、 3個の受信コイルにそれぞれ後続させられ、かつ極性を
    互いに逆にして接続された3対のダイオードと、これら
    のダイオードの陽極同志が共通に接続されて+入力端子
    に接続され、かつ前記ダイオードの陰極同志が共通に接
    続されて−入力端子に接続される両極性の加算増幅器
    と、この加算増幅器から出力される信号が供給され、か
    つ送信磁界信号のキャリア周波数の2倍の中心周波数を
    有するバンドパスフィルタとを備え、このバンドパスフ
    ィルタの出力信号が復調回路へ供給されることを特徴と
    する近磁界通信用受信装置。
  2. 【請求項2】3個の受信コイル及び所属の3対のダイオ
    ード間にそれぞれ接続された3個のAGC増幅回路と、バ
    ンドパスフィルタの出力信号の平均振幅を検出してその
    レベルに応じて前記AGC増幅回路を共通に利得制御する
    1個のAGC回路とを備えたことを特徴とする請求項1の
    近磁界通信用受信装置。
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