JPH06140964A - 周波数ダイバーシチ無線通信装置 - Google Patents

周波数ダイバーシチ無線通信装置

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JPH06140964A
JPH06140964A JP317793A JP317793A JPH06140964A JP H06140964 A JPH06140964 A JP H06140964A JP 317793 A JP317793 A JP 317793A JP 317793 A JP317793 A JP 317793A JP H06140964 A JPH06140964 A JP H06140964A
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frequency
signal
filter
transmission system
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JP317793A
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Kimiatsu Satou
公厚 佐藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 システムの自由度を保ち、送信系および受信
系の構成を簡単化して、低コストにする周波数ダイバー
シチ無線通信装置を提供する。 【構成】 ベースバンド信号を周波数f1,f2の信号で
伝送する送信系10、受信系20を備える周波数ダイバ
ーシチ無線通信装置において、送信系10は、周波数
(f2−f1),2(f2−f1)の信号を発生する発振部
11、逓倍部12と、この周波数(f2−f1),2(f
2−f1)の信号をベースバンド信号で変調するデータ発
生部13、ローパスフィルタ14、変調部15と、周波
数f1,f2の信号を生成するために、周波数(f2
1),2(f2−f1)の変調信号を周波数(2f1−f
2)の信号で周波数変換する局部発振部16、周波数混
合部17と、変換された信号から、周波数f1,f2の信
号を取り出すバンドパスフィルタ18とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、同一のデータを異な
る周波数の信号で伝送する周波数ダイバーシチ無線通信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】同一のデータすなわち同一のベースバン
ド信号を異なる周波数の信号で伝送する周波数ダイバー
シチ無線通信装置は、フェージングを軽減して確実な通
信を可能にするものである。しかし、この周波数ダイバ
ーシチ無線通信装置は、複数組の受信系の一部を備える
か、または全部を備える。このような周波数ダイバーシ
チ無線通信装置は、複雑な構成になると共に、高いコス
トになる。このために、この問題点を解決して、搬送波
である高周波信号の周波数f1および周波数f2により、
ベースバンド信号を伝送すると共に、構成を簡単にし
て、低いコストを実現した周波数ダイバーシチ無線通信
装置が特願平4ー312114号公報に示されている。
【0003】この周波数ダイバーシチ無線通信装置の受
信系には、受信した周波数f1および周波数f2の高周波
信号にそれぞれ同調するバンドパスフィルタが設られ、
その1つが選択されるように、2つのバンドパスフィル
タが切り換えられる。そして、正常なベースバンド信号
が得られるまで、バンドパスフィルタの切り替えが行わ
れる。この周波数ダイバーシチ無線通信装置は、外来ノ
イズによる妨害等を受けにくい。
【0004】このような周波数ダイバーシチ無線通信装
置は、微弱な出力を用いた無線通信等に有効である。特
に、近年、住宅のホームエレクトロニックス化が進み、
微弱な出力により、室内の各種の機器を制御するとき
に、この周波数ダイバーシチ無線通信装置が効果的であ
る。すなわち、通信路に定在波が立ち、ディプ点が存在
するようなエリアでの通信のときや、周波数選択性のフ
ェージングのときでも、長時間、断続のない良好な通信
が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先に述べた
特願平4ー312114号公報に示されている周波数ダ
イバーシチ無線通信装置では、送信アンテナから受信系
に向けて出力する周波数f1の信号および周波数f2の信
号を生成するために、次の2つが提案されている。
【0006】第1の案では、図5に示すように、送信系
50は、周波数(f2−f1)の信号を発振する発振部5
1と、ベースバンド信号を発生するデータ発生部52
と、データ発生部52からの信号を通すローパスフィル
タ53と、発振部51からの信号をローパスフィルタ5
3からの信号で変調する変調部(mod)54と、変調
部54からの信号を逓倍する逓倍部55と、逓倍部55
からの信号を通すバンドパスフィルタ56とを備えてい
る。
【0007】この送信系50は、搬送信号として周波数
(f2−f1)を逓倍して、通信に使用する2周波の信
号、すなわち周波数f1の信号および周波数f2の信号を
生成する。このために、2周波の信号は、周波数(f2
−f1)の整数倍に制限され、使用する中間周波数によ
り、通信に使用される周波数が制限されてしまう。この
結果、システムの自由度が大幅に制限されてしまう。
【0008】また、第2の案では、図6に示すように、
送信系60は、周波数(f2−f1)/2の信号を発振す
る発振部61と、発振部61からの信号をベースバンド
信号で変調する変調部62と、周波数(f2+f1)/2
の信号を発振する局部発振部63と、変調部62からの
信号と局部発振部63からの信号とを混合する周波数混
合部64と、周波数混合部64からの信号を通すバンド
パスフィルタ65とを備えている。
【0009】この送信系60は、周波数(f2+f1)/
2の信号および周波数(f2−f1)/2の信号の和差成
分に基づいて、周波数f1および周波数f2の高周波信号
を生成して受信系に出力している。しかし、図7に示す
ように、周波数f1および周波数f2の高周波信号を送信
するとき、周波数(f2+f1)/2の信号および周波数
(f2−f1)/2の信号を送信アンテナ66から出力す
る可能性がある。特に、周波数(f2+f1)/2の成分
は、受信系や外部に、妨害・干渉などの悪影響を与える
ことがある。このために、送信系60は、これらの和差
成分を除くために、図7のBに示す特性を持つバンドパ
スフィルタ65を用いている。しかし、このフィルタ6
5は、複雑な構成となり、高いコストになる。
【0010】この発明の目的は、このような欠点を除
き、システムの自由度を保ち、送信系および受信系の構
成を簡単化して、低コストにする周波数ダイバーシチ無
線通信装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、その目的を
達成するため、同一のベースバンド信号を周波数f1
よび周波数f2の信号で送信する送信系と、受信した周
波数f1および周波数f 2の信号に対応する受信信号と局
部発振信号とを混合して中間周波信号を生成し、この中
間周波信号を検波してベースバンド信号を復調する受信
系とを備える周波数ダイバーシチ無線通信装置におい
て、送信系は、周波数(f2−f1)の信号および周波数
2(f2−f1)の信号を発生する発生手段と、発生手段
からの周波数(f2−f1)の信号および周波数2(f2
−f1)の信号をベースバンド信号で変調する変調手段
と、周波数f1の信号および周波数f2の信号を生成する
ために、変調手段からの周波数(f2−f1)の変調信号
および周波数2(f2−f1)の変調信号を周波数(2f
1−f2)の信号で周波数変換する変換手段と、変換手段
の信号から、周波数f1の信号および周波数f2の信号を
取り出す第1のフィルタとを有する。
【0012】受信系は、受信した周波数f1の信号を通
過させる帯域幅の第2のフィルタと、受信した周波数f
2の信号を通過させる帯域幅の第3のフィルタと、第2
のフィルタおよび第3のフィルタのどちらか一方を切り
換えて、切り換えたフィルタの出力を受信信号として送
出する切替え手段と、復調したベースバンド信号の正常
・異常を所定時間毎に判別し、異常と判断したときには
切替え手段を制御して他方のフィルタに切り換える制御
をする制御手段とを有する。
【0013】
【作用】この構成により、送信系の第1のフィルタに加
えられる信号は、(f2−f1)、2(f2−f1)、(2
1−f2)、f1、f2の順になる。第1のフィルタは、
これらの周波数成分の中から周波数f1および周波数f2
の信号だけを取り出せばよく、第1のフィルタの構造が
簡単になる。
【0014】また、受信系では、受信した周波数f1
高周波信号に基づくベースバンド信号と、受信した周波
数f2の高周波信号に基づくベースバンド信号との切り
替えが、第2のフィルタと第3のフィルタとの切り替え
で行える。
【0015】
【実施例】次に、この発明の実施例を、図面を用いて説
明する。
【0016】図1は、この発明の一実施例を示すブロッ
ク図である。この周波数ダイバーシチ無線通信装置は、
シングルスーパーヘテロダイン方式によりベースバンド
信号を伝送するものであり、送信系10と、受信系20
とを備えている。
【0017】送信系10は、周波数f1および周波数f2
(>f1)の高周波信号である搬送波により、同一のベ
ースバンド信号を送信する。この実施例では、搬送波の
周波数f1が288.6MHzであり、搬送波の周波数
2が310.0MHzである。
【0018】送信系10は、発振部11と、逓倍部12
と、データ発生部13と、ローパスフィルタ14と、変
調部(mod)15と、局部発振部16と、周波数混合
部(ミキサ)17と、第1のフィルタとしてのバンドパ
スフィルタ18と、送信アンテナ19とを備えている。
【0019】なお、この実施例では、発生手段が発振部
11と逓倍部12とを備え、変調手段がデータ発生部1
3とローパスフィルタ14と変調部15とを備え、第1
の変換手段が局部発振部16と周波数混合部17とを備
えている。
【0020】この送信系10の発振部11は、周波数
(f2−f1)の信号、すなわち周波数が21.4MHz
の信号を発振する。逓倍部12は、発振部11からの波
形を歪ませることにより、発振部11からの周波数(f
2−f1)の信号を出力すると共に、この周波数(f2
1)の信号を逓倍した、周波数が2(f2−f1)の信
号を出力する。すなわち、周波数が21.4MHzの信
号と周波数が42.8MHzの信号とを出力する。
【0021】データ発生部13は、受信系20に送る送
信データすなわちベースバンド信号を発生する。ローパ
スフィルタ14は、そのカットオフ周波数fcが、デー
タ発生部13のベースバンド信号の周波数fDATAの2倍
程度に設定されている。変調部15は、ローパスフィル
タ14で帯域制限されたベースバンド信号により、逓倍
部12からの信号を変調する。これにより、変調部15
は、周波数が(f2−f1)の変調信号と、周波数が2
(f2−f1)の変調信号とを生成する。
【0022】局部発振部16は、周波数が(2f1
2)の局部発振信号、すなわち周波数が267.2M
Hzの信号を生成する。周波数混合部17は、局部発振
部16からの局部発振信号と変調部15からの変調信号
との和差をとり、この変調信号の周波数を変換する。す
なわち、変調部15からの周波数(f2−f1)の変調信
号と、局部発振部16からの周波数(2f1−f2)の局
部発振信号とにより、周波数がf1の高周波信号を生成
する。また、変調部15からの周波数2(f2−f1)の
変調信号と、局部発振部16からの周波数(2f1
2)の局部発振信号とにより、周波数がf2の高周波信
号を生成する。
【0023】バンドパスフィルタ18は、周波数混合部
17からの高周波信号から不要な成分を減衰させて、周
波数f1および周波数f2の高周波信号を通して送信アン
テナ19に送る。送信アンテナ19は、バンドパスフィ
ルタ18からの高周波信号を受信系20にそれぞれ送信
する。
【0024】受信系20は、送信系10からの周波数f
1および周波数f2の高周波信号を受信アンテナ21で受
信する。そして、周波数f1および周波数f2の高周波信
号と局部発振信号とを混合して中間周波信号を生成し、
この中間周波信号を検波してベースバンド信号を復調す
る。
【0025】受信系20の一例を図2に示す。この受信
系20は、受信アンテナ21と、切替えスイッチ22,
25と、第2のフィルタとしてのバンドパスフィルタ2
3と、第3のフィルタとしてのバンドパスフィルタ24
と、増幅部26,30と、局部発振部27と、周波数混
合部28と、バンドパスフィルタ29と、復調部(de
m)31と、ローパスフィルタ32と、制御手段として
の制御部33とを備えている。なお、この実施例では、
切替え手段が切替えスイッチ22と切替えスイッチ25
とを備えている。
【0026】受信系20の切替えスイッチ22,25
は、制御部33の制御により、バンドパスフィルタ2
3,24の切り替えをする。この切替えスイッチ22,
25は、例えばダイオード・スイッチのようなものであ
る。バンドパスフィルタ23は、受信アンテナ21が受
信した高周波信号の中から、周波数f1の信号を通す。
また、バンドパスフィルタ24は、受信アンテナ21が
受信した高周波信号の中から、周波数f2の信号を通
す。増幅部26は、切替えスイッチ25から出力される
受信信号、すなわち周波数がf1またはf2の高周波信号
を増幅するRF増幅器である。
【0027】局部発振部27は、周波数fLO=(f1
2)/2の信号、すなわち周波数が299.3MHz
の信号を発振する。周波数混合部28は、局部発振部2
7からの信号と増幅部26からの信号との和差成分、す
なわち周波数fIFが(f2−f1)/2の中間周波信号を
生成する。このとき生成される周波数は、fIF=10.
7MHzである。バンドパスフィルタ29は、周波数混
合部28からの中間周波信号を通すためのIF用バンド
パスフィルタである。増幅部30は、バンドパスフィル
タ29からの中間周波信号を増幅するIF増幅器であ
る。
【0028】復調部31は、増幅部30からの中間周波
信号を検波し、ベースバンド信号を再生する。ローパス
フィルタ32は、ベースバンド信号のノイズを除去して
波形整形する。
【0029】制御部33は、例えばマイクロコンピュー
タにより構成され、ローパスフィルタ32からのベース
バンド信号の正常・異常を所定時間毎に判別し、異常と
判断したときには他方のフィルタに切り換える。すなわ
ち、制御部33は、一定時間、正規のベースバンド信号
がローパスフィルタ32から得られないときは、切替え
スイッチ22,25を制御して、現在、用いられている
フィルタを別のフィルタに切り換える。
【0030】次に、この実施例の動作について説明す
る。
【0031】送信系10では、逓倍部12が発振部11
からの周波数(f2−f1)の信号を2倍にすることによ
り、周波数(f2−f1)の信号と共に周波数2(f2
1)の信号を生成する。そして、逓倍部12は、生成
した2つの信号を変調部15に送る。一方、データ発生
部13が発生したベースバンド信号が、ローパスフィル
タ14を通り、変調部15に送られる。
【0032】変調部15は、逓倍部12からの2つの信
号を、ローパスフィルタ14からのベースバンド信号で
変調する。周波数混合部17は、変調部15からの変調
信号と局部発振部16からの周波数(2f1−f2)の信
号との和差成分である周波数f1および周波数f2の高周
波信号を生成する。この高周波信号は、バンドパスフィ
ルタ18を通り、送信アンテナ19から受信系20に向
けて送出される。
【0033】このような送信系10のバンドパスフィル
タ18に加えられる信号の周波数成分は、図3に示すよ
うになる。ここで、周波数が(f2−f1)の成分は、発
振部11で発振されたものであり、周波数が2(f2
1)の成分は、逓倍部12で生成されたものである。
また、周波数が(2f1−f2)の成分は、局部発振部1
6で発振されたものである。これらの周波数成分および
差成分を除去し、かつ、周波数f1および周波数f2の高
周波信号を通すために、図3のAのカーブに示すような
特性を持つバンドパスフィルタ18が用いられる。図3
からも明らかなように、周波数分布は、(f2−f1)、
2(f2−f1)、(2f1−f2)の順の後に、周波数f
1、f2が続いている。すなわち、21.4MHz、4
2.8MHz、267.2MHzの後に、周波数f1
288.6MHz、f2=310.0MHzが続いてい
る。この周波数分布の中から周波数f1およびf2を取り
出せばよいので、バンドパスフィルタ18の構成を簡単
にできる。また、バンドパスフィルタ18の構成が簡単
になるので、バンドパスフィルタ18のコストを低くで
きる。
【0034】一方、受信系20では、送信系10から送
信された、同一のベースバンド信号で変調されている2
つの周波数f1および周波数f2の高周波信号が受信アン
テナ21で受信された後、周波数f1に同調しているバ
ンドパスフィルタ23が制御部33の制御により例えば
選択される。
【0035】周波数混合部28は、増幅部26からの周
波数f1の高周波信号と局部発振部27からの周波数
(f1+f2)/2の局部発振信号とから、周波数(f2
−f1)/2の中間周波信号を生成する。この中間周波
信号は、バンドパスフィルタ29、増幅部30を通り、
復調部31で検波されてベースバンド信号に再生され
る。このベースバンド信号は、ローパスフィルタ32を
通り、制御部33で正規の状態かどうか判別される。こ
こで、ベースバンド信号が異常であれば、制御部33が
切替えスイッチ22,25を切り換えて、別の周波数f
2で送られて来る高周波信号からベースバンド信号を再
生する。
【0036】このような受信系20により、送信系10
から送信される同一のベースバンド信号で変調された周
波数f1および周波数f2の高周波信号の中で、いずれか
一方の電波の受信レベルが低かったり、同じ帯域に妨害
電波や干渉電波が存在していて正しい信号を受信できな
いときには、2つの信号の中から、レベルが十分に高く
同じ帯域に妨害電波や干渉電波の無い方の周波数を受信
できる。
【0037】これにより、比較的簡単な受信系20によ
り、2周波の中のいずれかの高周波信号が受信に十分な
レベルではない状態でも、ベースバンド信号の再生がで
き、確実な通信が可能になる。
【0038】なお、この実施例では、受信系20の入力
段に切替えスイッチ22,25と、バンドパスフィルタ
23,24とを用いたが、特にこれに限定されることは
ない。例えば、図4に示すように、受信アンテナからの
高周波信号の周波数f1および周波数f2を通すバンドパ
スフィルタ41と、切替えスイッチ22と切替えスイッ
チ25との間に、周波数f1を通すローパスフィルタ4
2および周波数f2を通すハイパスフィルタ43を接続
した構成としてもよい。
【0039】また、この実施例では、シングルスーパー
ヘテロダイン方式を用いたが、周波数変換を2度行うダ
ブルスーパーヘテロダイン方式を用いてもよい。その場
合には、1番面の周波数変換で今回のようなイメージ受
信可能にしておき、2番目の周波数変換には、通常のイ
メージ除去のフィルタを使用する方がよい。その理由
は、1番目の周波数変換におけるイメージ周波数の周波
数隔差の方が、2番目のそれよりも大きく、各周波数f
1,f2間の相関が小さいため、周波数ダイバーシチの効
果が一層期待できるためである。
【0040】また、この実施例では、送信系10および
受信系20での変復調方式は、AM、FM、PMのいず
れであってもよい。
【0041】また、この実施例では、送信系10および
受信系20に各1本のアンテナを用いたが、各周波数毎
に別のアンテナを用いてもよい。
【0042】さらに、この実施例では、通信方式は、単
向、単信、復信、半復信のいずれであってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明は、送
信系の第1のフィルタの構成を簡単にし、また、受信系
の構成自体も簡単にするので、周波数ダイバーシチ無線
通信装置全体の構成を小型化でき、装置のコストを低く
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】受信系の一例を示すブロック図である。
【図3】送信系での周波数の分布を示す図である。
【図4】受信系の入力段の他の例を示すブロック図であ
る。
【図5】従来の送信系の例を示すブロック図である。
【図6】従来の送信系の他の例を示すブロック図であ
る。
【図7】従来の送信系での周波数の分布を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 送信系 20 受信系 11 発振部 12 逓倍部 13 データ発生部 14 ローパスフィルタ 15 変調部 16 局部発振部 17 周波数混合部 18 バンドパスフィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のベースバンド信号を周波数f1
    よび周波数f2の信号で送信する送信系と、受信した前
    記周波数f1および前記周波数f2の信号に対応する受信
    信号と局部発振信号とを混合して中間周波信号を生成
    し、この中間周波信号を検波して前記ベースバンド信号
    を復調する受信系とを備える周波数ダイバーシチ無線通
    信装置において、 前記送信系は、 周波数(f2−f1)の信号および周波数2(f2−f1
    の信号を発生する発生手段と、 前記発生手段からの周波数(f2−f1)の信号および周
    波数2(f2−f1)の信号を前記ベースバンド信号で変
    調する変調手段と、 周波数f1の信号および周波数f2の信号を生成するため
    に、前記変調手段からの周波数(f2−f1)の変調信号
    および周波数2(f2−f1)の変調信号を周波数(2f
    1−f2)の信号で周波数変換する変換手段と、 前記変換手段の信号から、前記周波数f1の信号および
    前記周波数f2の信号を取り出す第1のフィルタとを有
    し、 前記受信系は、 前記受信した周波数f1の信号を通過させる帯域幅の第
    2のフィルタと、 前記受信した周波数f2の信号を通過させる帯域幅の第
    3のフィルタと、 前記第2のフィルタおよび前記第3のフィルタのどちら
    か一方を切り換えて、切り換えたフィルタの出力を前記
    受信信号として送出する切替え手段と、 前記復調したベースバンド信号の正常・異常を所定時間
    毎に判別し、異常と判断したときには前記切替え手段を
    制御して他方の前記フィルタに切り換える制御をする制
    御手段とを有することを特徴とする周波数ダイバーシチ
    無線通信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018170619A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 本田技研工業株式会社 無線通信装置及びこれを用いた無線通信システム

Cited By (1)

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JP2018170619A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 本田技研工業株式会社 無線通信装置及びこれを用いた無線通信システム

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