JP2768812B2

JP2768812B2 - 冷蔵庫

Info

Publication number: JP2768812B2
Application number: JP2196264A
Authority: JP
Inventors: 美津男佐藤; 文雄富田
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1990-07-26
Filing date: 1990-07-26
Publication date: 1998-06-25
Anticipated expiration: 2013-06-25
Also published as: JPH0484093A

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、冷蔵庫に係り、特に冷凍室内の冷凍性能の
向上と照明効果をあげるのに好適な冷蔵庫に関するもの
である。

［従来の技術］近年、冷凍食品の多様化が進み、また家庭における食
品等のまとめ買いが日常化するにつれて、冷凍室は大容
量化の趨勢にある。冷凍室の大容量化にともない、効果
的な庫内灯の設置、庫内の温度分布の改善などのニーズ
が高まっている。

まず、従来の冷蔵庫の一般的な構成を第７図を参照し
て説明する。

第７図は、従来の冷凍・冷蔵庫の全体構成を示す縦断
面図である。

第７図において、1Aは、外箱，内箱間に発泡断熱材を
充填して構成した冷蔵庫本体、2Aは冷凍室、３は、冷凍
室前面にある開閉扉に係る冷凍室扉、４は冷蔵室、５は
冷蔵室扉、６はチルド室、７はチルド室扉、８は野菜
室、９は野菜室扉、10は冷凍室2Aと冷蔵室４とを仕切る
中仕切壁、11は圧縮機、12は、冷凍室2Aの背部に設けら
れた冷却室、13は冷却器、14は冷気循環用送風機、15
は、冷却室12を仕切り、送風機の送風口を形成するマウ
スリングプレート、16Aは、冷気吐出口を開口したファ
ンガードを示す。第７図に示す冷凍室2Aには庫内灯が示
されていないが、大形の冷凍室では庫内背面部に庫内灯
が埋込まれているものもある。

しかし、庫内灯が奥にあると、庫内に食品を多く収納
したとき、手前側に照明効果が及ばず、使い勝手が良く
ないという問題があった。

冷凍室内の庫内灯設置のニーズに応えるものとして、
例えば実開昭60−54088号公報記載の冷蔵庫には、冷凍
室天井のほぼ中央部にランプが設けられている。

また、冷凍室内の温度分布の改善など冷凍性能向上の
ニーズに応えるものとして、例えば、実開昭52−80163
号公報、実開昭58−93764号公報には、冷凍室上部に冷
気ダクトを設けたものが知られている。

しかし、庫内灯と冷気ダクトとを効果的に組み合わせ
て、冷凍室の基本性能と使い勝手を向上した例は無い。

［発明が解決しようとする課題］上記従来技術において、例えば実開昭60−54088号公
報記載のものは、冷凍室天井の中央部にランプが設けら
れているが、例えば下部のトレイに背の高い食品が多数
収納されると、庫内照明の効果が制約されることについ
て配慮されていなかった。

また、上記従来技術において、例えば、実開昭52−80
1630号公報、実開昭58−93764号公報には冷凍室上部に
冷気ダクトを設けているが、庫内灯について配慮されて
おらず、冷凍室内の冷凍性能と使い勝手とを合わせて良
くするという面で不十分なものであった。

本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためにな
されたもので、その第１の目的は、冷凍庫内、特にトレ
イ上に背の高い食品が多数収納されても庫内を明るく照
明できるとともに、庫内上部から冷気が降下して庫内の
温度むらを少なくし、庫内を均一に冷やしうる、基本性
能に優れた使い勝手の良い冷蔵庫を提供することにあ
る。

また、本発明の第２の目的は、冷凍室内に照明の光が
特有に拡散され、無駄の少ない照明ができる冷蔵庫を提
供することにある。

さらに、本発明の第３の目的は、扉開閉中にランプカ
バーに結露して着霜しても、ランプ吐出口から冷気を出
すことにより昇華させて着霜をなくすことができるとと
もに、ランプ部の温度上昇があったときも熱気を逃し、
熱変形を防止しうるランプカバーを備えた冷蔵庫を提供
することにある。

またさらに、本発明の第４の目的は、冷気ダクトおよ
びランプカバー下面の結露，着霜を防止するとともに、
冷凍室内に均一な冷気供給ができる冷蔵庫を提供するこ
とにある。

また、本発明の第５の目的は、ランプの光がトレイの
下まで届き、庫内を明るく照らす照明効果のよい冷蔵庫
を提供することにある。

さらに、本発明の第６の目的は、単純な手段で冷気ダ
クトを取付けることができ、ファンガード内部の冷気を
無駄なく冷気ダクトに導くことができる冷蔵庫を提供す
ることにある。

［課題を解決するための手段］上記第１の目的を達成するために、本発明の冷蔵庫に
係る第１の発明の構成は、少なくとも冷凍室，冷蔵室を
有し、冷凍室は、その前面に開閉扉，庫内背部に冷却器
と冷気循環送風機と冷気吐出口を開口するファンガード
とを備えてなる冷蔵庫において、前記冷凍室の天井部に
冷気を導く冷気ダクトを設け、この冷気ダクトの前記開
閉扉に近い側にランプを設けたものである。

より詳しくは、冷気ダクト内にランプを備え、冷気ダ
クト前部に凸面状円盤部を形成する球面の一部を突出す
るランプカバーを設け、このランプカバーの後部の冷気
ダクト下面に冷気を冷凍庫内に降下せしめる複数の冷気
吐出口を開口したものである。

また、上記第２の目的を達成するために、本発明の冷
蔵庫に係る第２の発明の構成は、ランプの下部が、庫内
に凸面状円盤部を形成するランプカバーで覆われている
ものである。

さらに、上記第３の目的を達成するために、本発明の
冷蔵庫に係る第３の発明の構成は、ランプカバーの凸面
状円盤部の後面に、放熱用の開口を設けたものである。

またさらに、上記第４の目的を達成するために、本発
明の冷蔵庫に係る第４の発明の構成は、冷気ダクト内に
ランプを備え、冷気ダクト前部に凸面状円盤部を形成す
る球面の一部を突出するランプカバーを設け、このラン
プカバーの後部の冷気ダクト下面に、ランプカバーの方
向へ冷気を送風する冷気吐出口を設け、この吐出口以外
のダクト部材を断熱材で囲い、この断熱材に冷気通路と
なる凹部を形成したものである。

また、上記第５の目的を達成するために、本発明の冷
蔵庫に係る第５の発明の構成は、冷気ダクトおよびラン
プの下方の冷凍室内に透明のトレイを配置したものであ
る。

さらに、上記第６の目的を達成するために、本発明の
冷蔵庫に係る第６の発明の構成は、冷気ダクト後部をフ
ァンガード上部に当接させて係着するようにし、この当
接部によって冷気のシール部を形成したものである。

［作用］上記の各技術的手段による働きは、それぞれ次のとお
りである。

第１の発明の構成によれば、天井の冷気ダクトからも
冷気が降りてくるため、下部のトレイに背の高い食品が
収納されていても庫内の温度むらを少なくし均一に冷や
すことができる。あわせて、ランプが開閉扉寄り（中央
手前側）に設けてあるので食品が多く入っていても手前
側が明るく、暗いときの出し入れに便利である。

また、第２の発明の構成によれば、ランプカバーが庫
内の凸面状円盤部を張り出しており、光が有効に庫内に
拡散される。

さらに、第３の発明によれば、ランプカバーの凸面状
円盤部の後面の冷気吐出口を設けているので、ランプの
温度上昇があった場合の熱気を逃し、部品の熱変形を防
ぐことができる。また、扉開閉中にランプカバーに結露
して円盤部の下部先端に着霜しても、ランプ吐出口から
冷気を出すことにより昇華させてなくすことができる。

またさらに、第４の発明の構成によれば、ダクト部に
断熱材を設け断熱材に冷気通路を形成しているので冷気
ダクトおよびランプカバー下面に結露，着霜することを
防止できる。

また、第５の発明の構成によれば、冷凍庫内のランプ
下方にあるトレイを透明にしたので、ランプの光がトレ
イの下まで届き、庫内を明るく照らすことができ、冷凍
庫内の食品をいきいきと見せる視覚上の効果が大きくな
り、取扱い性もよくなる。

さらに、第６の発明の構成によれば、冷気ダクト後部
をファンガード上部に当接させて係着させることによ
り、冷気ダクト後部の取付具が不要となり前部のねじ固
定だけで容易に取付けることができる。また、ファンガ
ードと冷気ダクトとの当接部は冷気シールを兼ねるの
で、ファンガード内部の冷気が無駄なく冷気ダクトに導
かれる。

［実施例］以下、本発明の各実施例を第１図ないし第６図を参照
して説明する。

第１図は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫の冷凍室内
を示す正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ矢視断面図、第
３図は、第１図の冷気ダクトの吐出口，ランプ部を示す
要部縦断面図、第４図は、第３図のＢ−Ｂ矢視平面図で
ある。

なお、本実施例の冷蔵庫の図示しない部分は、第７図
に示した一般的な冷蔵庫と同等のものであり、同一部分
は同一符号をもって示している。

各図において、１は、外箱，内箱間に発泡断熱材を充
填して構成した冷蔵庫本体、２は冷凍室である。冷凍室
２は、前面に冷凍室扉３を備え、庫内背部に冷却器13,
冷気循環送風機14,マウスリング15,ファンガード16を備
えて冷却室12を構成している。ファンガード16は、冷気
吐出口に係るファンガード吐出口16a,16b,16c,16dを開
口している。17はフリージングルームで、その背面にフ
ァンガード吐出口16cが開口している。また18は製氷コ
ーナで、その背面にファンガード吐出口16dが開口して
いる。

19は、冷凍室２内の中間位に設けたトレイで、このト
レイ19は照明の光を透過しうる透明な樹脂製のものを採
用している。

20は、中仕切壁10上の庫内前部に開口した冷気吸込口
である。

21は、冷凍室７の天井部に設けた冷気ダクトで、この
冷気ダクト21は、第3,4図に詳細を示すように庫内天井
の中央部にほぼ扁平な直方体状に構成されている。

22は、照明手段に係るランプで、このランプ22は、前
記冷気ダクト内前方の、冷凍室扉３に近い部分に設けら
れており、ランプケース23およびランプカバー24で覆わ
れている。ランプ22は、点灯したとき昼光色ないししろ
っぽい蛍光色を発するブルーランプが好ましい。

ランプケース23は、冷蔵庫本体１の上部の内箱に埋め
込むように配設されてランプ空間を確保するものであ
る。また、ランプカバー24は、ランプ22を覆っている乳
白色の樹脂製のもので、冷気ダクト１の前端部に取付け
られ、冷凍庫２内に凸面状円盤部を出っ張らせる形状を
なし、このランプカバー24の円盤部の後面（後部傾斜
面）に放熱用のランプカバースリット24aが複数個開口
されている。

25は、冷凍室温度制御用のフリーザセンサー（以下Ｆ
センサーという）を示す。

28は、冷気ダクト21を庫内天井の内箱に固定するねじ
締結部、29は、冷気ダクト21後部をファンガード16上部
に当接させて係着する係止部を示す。

冷気ダクト21には、ランプカバー24の後部の冷気ダク
ト下面、詳しくはＦセンサー25を中央としてその両側
に、多数のダクト吐出口21aを開口し、冷気ダクト後部
の前記係止部29近傍にダクト吐出口21bを開口してい
る。

このような構成の冷凍室部の作用について説明する。

圧縮機11（第７図参照）が駆動され、冷蔵庫が運転さ
れると、庫内を冷気が循環する。冷気循環送風機14のモ
ータ14bが駆動されファン14aが回転し、冷却器13で冷却
された冷気は、一部はファンガード16a,16b,16c,16dか
ら冷凍室２内に吹き出され、冷凍室２内，フリージング
ルーム17,製氷コーナ18内を流通し、庫内食品の冷却，
冷凍，製氷作用を行う。

冷気の一部は冷気ダクト21内へ導かれる。このとき、
冷気ダクトとファンガード16との係止部29は、冷気ダク
ト後部がファンガード上部に当接するように係着されて
いるので、この当接部が冷気のシール部として機能し、
ファンガード16内部の冷気の一部が無駄なく冷気ダクト
21内に導かれる。冷気ダクト21内に導かれた冷気はダク
ト吐出口21a,21bから冷凍室内に吹き出される。特に、
冷凍室２内天井部にある冷気ダクト21の下面の両側に多
数開口したダクト吐出口21aからは、冷気がトレイ19方
向に降下して、さながら冷気のシャワーのようになるの
で、ファンガード吐出口16a,16bからの冷気吹出しと相
俟って庫内を温度むらなく均一に冷やすことができる。
したがって、トレイ19上に背の高い食品が収納されてい
ても、十分に冷却効果があがる。

冷凍室２を冷やした気流は冷気吸込口20から冷却室12
へ吸込まれ、冷却器13で冷却され、以下循環を繰り返
す。

一方、ランプ22が点灯されると、昼光色ないし白色の
光がランプカバー24を透過して庫内を明るく照らす。ラ
ンプカバー24は、凸曲面の円盤状のもので庫内に出っ張
った形であり光が有効に拡散される。かつ、ランプカバ
ー24は、冷気ダクト21の中央手前側にあるので、庫内に
食品が多く入っていても手前が明らく照らされ、冷凍室
扉を開けて物品の出し入れをするときに明るくて便利で
ある。特に夜間、冷蔵庫まわりが暗いときなどに使い勝
手が良い。

ランプカバー24の凸面状円盤部の後面には、放熱用の
ランプカバースリット24aが設けてあるが、カバー後面
の傾斜部に開口しているため、その開口が冷蔵庫正面か
らは目立たず、外観上見苦しくない。

このランプカバースリット24aの効果は次のとおりで
ある。

（１）例えば、冷蔵庫の店頭展示のときなど、冷却運転
をせずにランプを点灯させるときがあるが、冷凍室扉３
を長時間開いてランプ22の温度上昇があった場合の熱気
を逃し、部品の熱変形を防止できる。

（２）冷蔵庫の実使用のときは、仮に扉を長く開けてラ
ンプ部が温度上昇しても、扉を閉めれば冷気ダクト21に
導かれた冷気が直接ランプに当るので、すぐに冷やされ
て庫内温度に戻る。

（３）冷凍室扉３の開閉中に、ランプカバー24に結露し
てランプカバーの凸面先端に露が垂れ、霜となって付着
しても、ランプカバースリット24aから冷気を出すこと
により昇華させて着霜をなくすことができる。

（４）ランプカバー24が凸面状円盤部を形成しているた
め、冷気の拡散向上に効果があり、ひいては冷凍室内に
均一な冷気を流通させるのに寄与する。

また、冷気ダクト21の後部をファンガード16上部に係
着させているので、冷気ダクト後部には取付具が不用と
なり、冷気ダクト前部のねじ締結だけで簡単に取付けが
できる。

このように、本実施例によれば、冷凍室天井部の冷気
ダクト21からの冷気降下による庫内温度の改善に加え
て、冷凍室扉３寄りに天井部に設けたランプの照明効果
により、冷凍室扉３を開いたとき、庫内が明るくて使い
勝手が良く、食品をいきいきと新鮮に見せる視覚上の効
果も格別のものがある。

次に、第５図は、本発明の他の実施例に係る冷蔵庫の
冷気ダクト，ランプ部を示す要部断面図、第６図は、第
５図のＢ−Ｂ矢視平面図である。第5,6図中、先の第3,4
図と同一符号のものは同等部品であるから、その説明を
省略する。

第5,6図の実施例が先の第3,4図の実施例と相違すると
ころは、冷気ダクト21Aに冷気ダクト断熱材を装備した
こととランプカバー方向へ冷気を送るダクト吐出口を設
けたことである。

先の第3,4図の実施例では、冷気ダクト21には断熱材
を用いてない。ファンガード16内から冷気ダクト21に導
かれる冷気は−20℃から−30℃に達するものであり、こ
の冷気によりダクト全面が冷却されている。この場合、
扉を開けたときに冷気ダクト21に湿気を含んだ外気が触
れると結露ないし霜付き現象を生じる可能性がある。そ
こで、第5,6図の実施例では冷気ダクト21Aのダクト吐出
口以外の部分を断熱材で囲い、断熱材の凹部で冷気通路
を構成したものである。

第5,6図において、21Aは冷気ダクトの本体を示し、26
は、冷気ダクト本体21A内に充填させ、ダクト吐出口部
のみ開口させた冷気ダクト断熱材、27は、その冷気ダク
ト断熱材に形成した凹部に係る冷気通路である。21c
は、ランプカバー24の方向へ冷気を送風するダクト吐出
口を示している。

第5,6図の実施例によれば、先の実施例と同様の効果
が奏せられるほか、冷気ダクト本体21A内に冷気ダクト
断熱材26を充填させてあるので冷気ダクト本体21Aの結
露，着霜を防止できるという本実施例特有の効果があ
る。また、ダクト吐出口21cからランプカバー24に冷気
を送ることができるので、ランプカバー24の結露，着霜
を防止できる。さらに、上記ダクト吐出口21Cからラン
プカバー24に送出された冷気が庫内へ降下するので、庫
内の温度むらを少なくし、庫内を均一に冷やすことがで
きる。

［発明の効果］以上詳細に説明したように、本発明によれば、次の効
果がある。

（１）冷蔵庫内、特にトレイ上に背の高い食品が多数収
納されても、庫内を明るく照明できるとともに、庫内上
部から冷気が降下して庫内の温度むらを少なくし、庫内
を均一に冷やしうる、基本性能に優れた使い勝手の良い
冷蔵庫を提供することができる。

（２）冷凍室内に照明の光が有効に拡散され、無駄の少
ない照明ができる。

（３）ランプカバーにスリットを設けたので、扉開閉中
にランプカバーに結露して着霜しても、ランプ吐出口か
ら冷気を出すことにより昇華させて着霜をなくすことが
できるとともに、ランプ部の温度上昇があったときも、
熱気を逃し熱変形を防止しうるランプカバーを備えた冷
蔵庫を提供することができる。

（４）冷気ダクトおよびランプカバー下面の結露，着霜
を防止するとともに、冷凍室内に均一な冷気供給ができ
る冷蔵庫を提供することができる。

（５）トレイを透明なものにしたので、ランプの光がト
レイの下まで届き、庫内を明るく照らす照明効果のよい
冷蔵庫を提供することができる。

（６）単純な手段で冷気ダクトを取付けることができ、
ファンガード内部の冷気を無駄なく冷気ダクトに導くこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫の冷凍室内を
示す正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ矢視断面図、第３
図は、第１図の冷気ダクトの吐出口，ランプ部を示す要
部縦断面図、第４図は、第３図のＢ−Ｂ矢視平面図、第
５図は、本発明の他の実施例に係る冷蔵庫の冷気ダク
ト，ランプ部を示す要部断面図、第６図は、第５図のＢ
−Ｂ矢視断面図、第７図は、従来の冷凍・冷蔵庫の全体
構成を示す縦断面図である。２……冷凍室、３……冷凍室扉、４……冷蔵室、12……
冷却室、13……冷却器、14……冷気循環用送風機、16…
…ファンガード、16a,16b,16c,16d……ファンガード吐
出口、19……トレイ、21,21A……冷気ダクト、21a,21b,
21c……ダクト吐出口、22……ランプ、24……ランプカ
バー、24a……ランプカバースリット、26……冷気ダク
ト断熱材、27……冷気通路、28……ねじ締結部、29……
係止部。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) F25D 27/00 F25D 17/08 304 - 308

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも冷凍室，冷蔵室を有し、前面に
開閉扉，庫内背部に冷却器と冷気循環手段とを備えてな
る冷蔵庫において、前記冷凍室の天井の前記開閉扉に近い側に、照明手段を
設けたことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項２】少なくとも冷凍室，冷蔵室を有し、冷凍室
は、その前面に開閉扉，庫内背部に冷却器と冷気循環送
風機と冷気吐出口を開口するファンガードとを備えてな
る冷蔵庫において、前記冷凍室の天井部に冷気を導く冷気ダクトを設け、この冷気ダクトの前記開閉扉に近い側にランプを設けた
ことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項３】ランプの下部は、庫内に凸面状円板部を形
成するランプカバーで覆われていることを特徴とする請
求項１または２記載のいずれかの冷蔵庫。
【請求項４】ランプカバーの凸面状円盤部の後面に、放
熱用の開口を設けたことを特徴とする請求項３記載の冷
蔵庫。
【請求項５】冷気ダクト内にランプを備え、冷気ダクト前部に凸面状円盤部を形成する球面の一部を
突出するランプカバーを設け、このランプカバーの後部の冷気ダクト下面に、冷気を冷
凍庫内に降下せしめる複数の冷気吐出口を開口したことを特徴とする請求項２ないし４記載のいずれかの冷
蔵庫。
【請求項６】冷気ダクトの下面に、ランプカバーの方向
へ冷気を送風する冷気吐出口を開口したことを特徴とす
る請求項２ないし５記載のいずれかの冷蔵庫。
【請求項７】冷気ダクト内にランプを備え、冷気ダクト前部に凸面状円盤部を形成する球面の一部を
突出するランプカバーを設け、このランプカバーの後部の冷気ダクト下面に、ランプカ
バーの方向へ冷気を送風する冷気吐出口を設け、この吐出口以外のダクト部材を断熱材で囲い、この断熱
材に冷気通路となる凹部を形成したことを特徴とする請
求項２ないし４記載の冷蔵庫。
【請求項８】冷気ダクト後部をファンガード上部に当接
させて係着するようにし、その当接部によって冷気のシ
ール部を形成したことを特徴とする請求項2,5,7記載の
いずれかの冷蔵庫。
【請求項９】冷気ダクトおよびランプの下方の冷凍室内
に透明のトレイを配置したことを特徴とする請求項１な
いし３記載のいずれかの冷蔵庫。