JP2767313B2 - 射出成形機 - Google Patents
射出成形機Info
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- JP2767313B2 JP2767313B2 JP2141607A JP14160790A JP2767313B2 JP 2767313 B2 JP2767313 B2 JP 2767313B2 JP 2141607 A JP2141607 A JP 2141607A JP 14160790 A JP14160790 A JP 14160790A JP 2767313 B2 JP2767313 B2 JP 2767313B2
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- JP
- Japan
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- injection molding
- molding machine
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- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/768—Detecting defective moulding conditions
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、成形品の良否判別を行う射出成形機に関す
る。
る。
従来の技術 射出成形機で成形される成形品の良否を判別する方法
として、従来は、クッション量の大きさ，射出時間の長
さ，計量時間の長さ，計量完了位置，射出速度制御から
射出圧制御への切換えスクリュー位置，ピーク射出圧等
を用いて、成形品の良否を判別している。
として、従来は、クッション量の大きさ，射出時間の長
さ，計量時間の長さ，計量完了位置，射出速度制御から
射出圧制御への切換えスクリュー位置，ピーク射出圧等
を用いて、成形品の良否を判別している。
発明が解決しようとする課題 上述した従来のクッション量，射出時間，計量時間，
計量完了位置，射出速度制御から射出圧制御への切換え
スクリュー位置，ピーク射出圧等の項目によって成形品
の良否を判断する方式は、射出成形機の周囲の環境の変
化が上記項目の値に間接的に現れることを検出して成形
品の良否を検出しているものである。例えば、通常風が
ないのにもかかわらず、工場の窓やドアが開けられ、風
通しがよくなり、開いていた金型にあたり、金型が冷却
され、その結果、射出時間が長くなるという、成形品の
良否判別項目に影響がでることによって成形品を不良品
として検出するものである。また、外気温も同様で、外
気温の変化が上記良否判別の項目の各値に変化を起こさ
せることによって、成形品の品質に影響を与えることか
ら、これら項目値を検出して、成形品の良否を判別する
ものである。
計量完了位置，射出速度制御から射出圧制御への切換え
スクリュー位置，ピーク射出圧等の項目によって成形品
の良否を判断する方式は、射出成形機の周囲の環境の変
化が上記項目の値に間接的に現れることを検出して成形
品の良否を検出しているものである。例えば、通常風が
ないのにもかかわらず、工場の窓やドアが開けられ、風
通しがよくなり、開いていた金型にあたり、金型が冷却
され、その結果、射出時間が長くなるという、成形品の
良否判別項目に影響がでることによって成形品を不良品
として検出するものである。また、外気温も同様で、外
気温の変化が上記良否判別の項目の各値に変化を起こさ
せることによって、成形品の品質に影響を与えることか
ら、これら項目値を検出して、成形品の良否を判別する
ものである。
このように、従来の良否判別法では、射出成形機の周
囲の環境の変化が間接的に、良否を判別する項目に現れ
ることを検出して成形品の良否を判別するものであるか
ら、時間遅れが生じ必ずしも不良品を適切に検出するこ
とができないという欠点があった。
囲の環境の変化が間接的に、良否を判別する項目に現れ
ることを検出して成形品の良否を判別するものであるか
ら、時間遅れが生じ必ずしも不良品を適切に検出するこ
とができないという欠点があった。
そこで、本発明の目的は、成形品の良否に影響を与え
る射出成形機の周囲の環境の変化によってでも、成形品
の良否を判別できるようにした射出成形機を提供するこ
とにある。
る射出成形機の周囲の環境の変化によってでも、成形品
の良否を判別できるようにした射出成形機を提供するこ
とにある。
課題を解決するための手段 本発明は、金型の表面温度を検出する金型温度センサ
や射出成形機が配置された周囲の温度及び風速を検出す
る外気温センサ，風速センサを設け、成形品を良品とす
る金型表面温度，外気温，風速の夫々の上限値，下限値
を予め制御装置に設定しておき、上記金型温度センサ，
外気温センサ，風速センサで検出される金型表面温度，
外気温，風速の値が上記上限値，下限値の範囲内でない
間に成形された成形品を不良品として判別するようにし
た。
や射出成形機が配置された周囲の温度及び風速を検出す
る外気温センサ，風速センサを設け、成形品を良品とす
る金型表面温度，外気温，風速の夫々の上限値，下限値
を予め制御装置に設定しておき、上記金型温度センサ，
外気温センサ，風速センサで検出される金型表面温度，
外気温，風速の値が上記上限値，下限値の範囲内でない
間に成形された成形品を不良品として判別するようにし
た。
作用 金型温度センサで検出される金型表面温度が設定され
ている上限値，下限値の間にないとき、また、外気温セ
ンサもしくは風速センサで検出される外気温，風速が夫
々設定されている上限値，下限値の間にないとき、この
ような時には、射出成形機の周囲の環境が変化し、通常
な状態ではなく、成形品に不良品が生じる可能性が大き
いことから、不良品とする。その結果、不良品としての
検出遅れがなく、良品間に不良品が混じることがなく精
度の高い品質管理ができる。
ている上限値，下限値の間にないとき、また、外気温セ
ンサもしくは風速センサで検出される外気温，風速が夫
々設定されている上限値，下限値の間にないとき、この
ような時には、射出成形機の周囲の環境が変化し、通常
な状態ではなく、成形品に不良品が生じる可能性が大き
いことから、不良品とする。その結果、不良品としての
検出遅れがなく、良品間に不良品が混じることがなく精
度の高い品質管理ができる。
実施例 第３図は本発明を実施する射出成形機の要部ブロック
図で、射出軸についてのみ図示し、他の型締め軸、スク
リュー回転軸等は図示していない。
図で、射出軸についてのみ図示し、他の型締め軸、スク
リュー回転軸等は図示していない。
１はスクリュー、２はスクリュー１を軸方向に移動さ
せ樹脂を射出させる射出用サーボモータ、３は該射出用
サーボモータ２に取付けられたパルスコーダ、４は加熱
シリンダ、５は金型、６は射出用サーボモータ２によっ
て駆動される射出機構（図示せず）の一部に取り付けら
れているロードセル等の圧力センサで樹脂に加わる圧力
を検出するものである。また、７は該圧力センサ６のア
ナログ出力をディジタル信号に変換するアナログ／ディ
ジタル変換器（以下A/D変換器という）、８は金型５の
表面温度を検出する金型温度センサで金型の表面に取り
付けられている。、９は該射出成形機が設置されている
場所の周囲気温を検出する外気温センサ、10は射出成形
機が設置されている周囲の風速を検出する風速センサ、
11,12,13は金型温度センサ8,外気温センサ9,風速センサ
10からの夫々の検出出力をディジタル信号に変換するA/
D変換器である。さらに、射出成形機周囲の湿度を検出
する湿度センサ14、該湿度センサの出力をディジタル信
号に変換するA/D変換器15が設置されるようになってい
る。
せ樹脂を射出させる射出用サーボモータ、３は該射出用
サーボモータ２に取付けられたパルスコーダ、４は加熱
シリンダ、５は金型、６は射出用サーボモータ２によっ
て駆動される射出機構（図示せず）の一部に取り付けら
れているロードセル等の圧力センサで樹脂に加わる圧力
を検出するものである。また、７は該圧力センサ６のア
ナログ出力をディジタル信号に変換するアナログ／ディ
ジタル変換器（以下A/D変換器という）、８は金型５の
表面温度を検出する金型温度センサで金型の表面に取り
付けられている。、９は該射出成形機が設置されている
場所の周囲気温を検出する外気温センサ、10は射出成形
機が設置されている周囲の風速を検出する風速センサ、
11,12,13は金型温度センサ8,外気温センサ9,風速センサ
10からの夫々の検出出力をディジタル信号に変換するA/
D変換器である。さらに、射出成形機周囲の湿度を検出
する湿度センサ14、該湿度センサの出力をディジタル信
号に変換するA/D変換器15が設置されるようになってい
る。
また、20は射出成形機を制御するための数値制御装置
（以下、NC装置という）で、該NC装置20はNC用プロセッ
サ（以下、CPUという）21、プログラマブル・マシン・
コントローラ（以下、PMCという）用CPU22を有し、NC用
CPU21には制御プログラムを格納したROM24、及び、デー
タの一時記憶等に利用されるRAM25、及びサーボインタ
フェース26を介してサーボ回路27がバス36で接続されて
いる。また、PMC用CPU22にはシーケンスプログラムを格
納したROM28、圧力センサ６からの検出射出圧をA/D変換
器７を介して受信し記憶するRAM29及びデータの一時記
憶等に利用されるRAM30がバス結合されている。23はバ
スアービタコントローラ（以下、BACという）で、NCプ
ログラムや各種設定値を記憶する不揮発性の共有RAM3
1、入力回路32、出力回路33及び、上記NC用CPU21、PMC
用CPU22がバス36で接続され、該BAC23で使用するバスを
制御するようになっている。また、該BAC23にはオペレ
ータパネルコントローラ34を介してCRT/MDI（表示装置
付き手動データ入力装置）35が接続されている サーボ回路27は射出用サーボモータ２、パルスコーダ
３に接続され、また出力回路33から、射出用サーボモー
タの出力トルクを制限するトルク制限信号が入力されて
いる。入力回路32にはA/D変換器11,12,13が接続され、
さらにはA/D変換器15が接続されるようになっている。
（以下、NC装置という）で、該NC装置20はNC用プロセッ
サ（以下、CPUという）21、プログラマブル・マシン・
コントローラ（以下、PMCという）用CPU22を有し、NC用
CPU21には制御プログラムを格納したROM24、及び、デー
タの一時記憶等に利用されるRAM25、及びサーボインタ
フェース26を介してサーボ回路27がバス36で接続されて
いる。また、PMC用CPU22にはシーケンスプログラムを格
納したROM28、圧力センサ６からの検出射出圧をA/D変換
器７を介して受信し記憶するRAM29及びデータの一時記
憶等に利用されるRAM30がバス結合されている。23はバ
スアービタコントローラ（以下、BACという）で、NCプ
ログラムや各種設定値を記憶する不揮発性の共有RAM3
1、入力回路32、出力回路33及び、上記NC用CPU21、PMC
用CPU22がバス36で接続され、該BAC23で使用するバスを
制御するようになっている。また、該BAC23にはオペレ
ータパネルコントローラ34を介してCRT/MDI（表示装置
付き手動データ入力装置）35が接続されている サーボ回路27は射出用サーボモータ２、パルスコーダ
３に接続され、また出力回路33から、射出用サーボモー
タの出力トルクを制限するトルク制限信号が入力されて
いる。入力回路32にはA/D変換器11,12,13が接続され、
さらにはA/D変換器15が接続されるようになっている。
以上の構成によって、NC装置20はPMC用CPU22によっ
て、ROM28に記憶されたシーケンスプログラムに基づい
てシーケンス制御を行うと共に、共有RAM31に設定記憶
されている制御プログラムに基づいてNC用CPU21が各サ
ーボモータのサーボ回路にパルス分配を行い射出成形機
を駆動するものである。
て、ROM28に記憶されたシーケンスプログラムに基づい
てシーケンス制御を行うと共に、共有RAM31に設定記憶
されている制御プログラムに基づいてNC用CPU21が各サ
ーボモータのサーボ回路にパルス分配を行い射出成形機
を駆動するものである。
第１図，第２図は、本発明の一実施例におけるNC装置
20のPMC用CPU22が行う１サイクルの射出成形動作のフロ
ーチャートである。
20のPMC用CPU22が行う１サイクルの射出成形動作のフロ
ーチャートである。
成形動作処理の１サイクルは、型締処理（ステップS
1）、射出処理（ステップS2）、保圧処理（ステップS
3）、良品判別処理（ステップS4）、計量処理（ステッ
プS5）、型開き処理（ステップS6、）エジェクト処理
（ステップS7）で構成されており、この内、型締処理、
射出処理、保圧処理、計量処理、型開き処理、エジェク
ト処理は従来の処理と同一であり、本発明は、成形品の
良否を判別する良品判別処理（ステップS4）において従
来と相違するものである。
1）、射出処理（ステップS2）、保圧処理（ステップS
3）、良品判別処理（ステップS4）、計量処理（ステッ
プS5）、型開き処理（ステップS6、）エジェクト処理
（ステップS7）で構成されており、この内、型締処理、
射出処理、保圧処理、計量処理、型開き処理、エジェク
ト処理は従来の処理と同一であり、本発明は、成形品の
良否を判別する良品判別処理（ステップS4）において従
来と相違するものである。
第２図は上記良品判別処理のフローチャートであり、
保圧処理（ステップS4）終了後、この第２図にサブルー
チンで示す良品判別処理を開始し、この処理終了後、計
量処理（ステップS5）に移行するものである。
保圧処理（ステップS4）終了後、この第２図にサブルー
チンで示す良品判別処理を開始し、この処理終了後、計
量処理（ステップS5）に移行するものである。
まず、予め、良品の成形品が成形される射出成形機の
周囲の温度の上限値（TOH），下限値（TOL）、金型表面
温度の上限値（TDH），下限値（TDL）、風速の上限値
（WVH），下限値（WVL）を測定しておき、CRT/MDI35のC
RT画像を設定画面にして、これら上限値，下限値をCRT/
MDI35より設定し共有RAM31に記憶させると共に、外気
温、金型表面温度、風速で成形品の良否を判断するか否
かを設定し、共有RAM中に設けられたフラグFO,FD,FWを
設定記憶させおく。なお、良否の判別を行うとして、外
気温，金型表面温度，風速のうち選択設定したものに対
する上限値、下限値のみを設定記憶させておけばよい。
周囲の温度の上限値（TOH），下限値（TOL）、金型表面
温度の上限値（TDH），下限値（TDL）、風速の上限値
（WVH），下限値（WVL）を測定しておき、CRT/MDI35のC
RT画像を設定画面にして、これら上限値，下限値をCRT/
MDI35より設定し共有RAM31に記憶させると共に、外気
温、金型表面温度、風速で成形品の良否を判断するか否
かを設定し、共有RAM中に設けられたフラグFO,FD,FWを
設定記憶させおく。なお、良否の判別を行うとして、外
気温，金型表面温度，風速のうち選択設定したものに対
する上限値、下限値のみを設定記憶させておけばよい。
そこで、成形動作を開始し、保圧処理が終了するとPM
C用CPU22は第２図に示すサブルーチンの処理を開始す
る。
C用CPU22は第２図に示すサブルーチンの処理を開始す
る。
フラグFOが１か否か判断し、外気温による良否判断を
行うか否か判断し（ステップS401）、フラグFOが０であ
れば、次にフラグFDが１か否か判断して金型表面温度に
よる良否判別を行うか判断し（ステップS405）、フラグ
FDが０であれば次にフラグFWが１か否か判断して風速に
よる良否判断を行うか否かを判断し（ステップS409）フ
ラグFWが０であれば、従来行っていた良否判別処理を行
う（ステップS413）。すなわち、フラグFO,FD,FWが全て
０であれば従来行っているクッション量，射出時間，計
量時間，計量完了位置，射出速度制御から射出圧制御へ
の切換えスクリュー位置，ピーク射出圧等の項目による
良否判別処理をのみを行ってメインルーチンの計量処理
（ステップS5）に移行する。
行うか否か判断し（ステップS401）、フラグFOが０であ
れば、次にフラグFDが１か否か判断して金型表面温度に
よる良否判別を行うか判断し（ステップS405）、フラグ
FDが０であれば次にフラグFWが１か否か判断して風速に
よる良否判断を行うか否かを判断し（ステップS409）フ
ラグFWが０であれば、従来行っていた良否判別処理を行
う（ステップS413）。すなわち、フラグFO,FD,FWが全て
０であれば従来行っているクッション量，射出時間，計
量時間，計量完了位置，射出速度制御から射出圧制御へ
の切換えスクリュー位置，ピーク射出圧等の項目による
良否判別処理をのみを行ってメインルーチンの計量処理
（ステップS5）に移行する。
一方、フラグFOが１で有ると（ステップS401）、A/D
変換器12を介して入力回路32に入力される外気温センサ
９で検出された外気温TOをBAC23を介して検出し（ステ
ップS402）、該外気温TOが設定された外気温の下限値T
OL以上で、上限値TOH以下か否か判断し（ステップS403,
S404）、下限値TOLと上限値TOH間ではないときには不良
信号を出力し（ステップS414）、良品判別処理を終了す
る。また、検出外気温TOが下限値TOL,上限値TOH間の場
合には、フラグFDが１か否か判断し（ステップS405）、
フラグFDが０であれば上述したようにステップS409へ移
行する。
変換器12を介して入力回路32に入力される外気温センサ
９で検出された外気温TOをBAC23を介して検出し（ステ
ップS402）、該外気温TOが設定された外気温の下限値T
OL以上で、上限値TOH以下か否か判断し（ステップS403,
S404）、下限値TOLと上限値TOH間ではないときには不良
信号を出力し（ステップS414）、良品判別処理を終了す
る。また、検出外気温TOが下限値TOL,上限値TOH間の場
合には、フラグFDが１か否か判断し（ステップS405）、
フラグFDが０であれば上述したようにステップS409へ移
行する。
フラグFDが１の場合には、入力回路32に入力される金
型温度センサ８からの金型表面温度TDをA/D変換器11を
介して読取り、該金型表面温度TDが設定された金型表面
温度の下限値TDL以上で上限値TDH以下か否か判断し（ス
テップS407,S408）、この下限値TDLと上限値TDH間内で
はない場合には不良信号を出力し（ステップS414）良品
判別処理を終了する。
型温度センサ８からの金型表面温度TDをA/D変換器11を
介して読取り、該金型表面温度TDが設定された金型表面
温度の下限値TDL以上で上限値TDH以下か否か判断し（ス
テップS407,S408）、この下限値TDLと上限値TDH間内で
はない場合には不良信号を出力し（ステップS414）良品
判別処理を終了する。
また、金型表面温度TDが設定された下限値TDL,上限値
TDH間で有る場合には、ステップS409に移行し、フラグF
Wが１か否か判断し、フラグFWが０で有れば従来と同様
の良否判別処理を実行し（ステップS413）、良品判別処
理を終了する。また、フラグFWが１に設定されていると
（ステップS409）、入力回路32にA/D変換器13を介して
入力される風速センサ10で検出された風速WVを読み（ス
テップS410）、該風速WVが設定されている下限値WVLと
上限値WVH間であるか否か判断し（ステップS411,S41
2）、この間でない場合には不良信号を出力する（ステ
ップS414）。また、この間であれば従来と同様の良否判
別処理を実行し（ステップS413）、この良品判別処理を
終了する。
TDH間で有る場合には、ステップS409に移行し、フラグF
Wが１か否か判断し、フラグFWが０で有れば従来と同様
の良否判別処理を実行し（ステップS413）、良品判別処
理を終了する。また、フラグFWが１に設定されていると
（ステップS409）、入力回路32にA/D変換器13を介して
入力される風速センサ10で検出された風速WVを読み（ス
テップS410）、該風速WVが設定されている下限値WVLと
上限値WVH間であるか否か判断し（ステップS411,S41
2）、この間でない場合には不良信号を出力する（ステ
ップS414）。また、この間であれば従来と同様の良否判
別処理を実行し（ステップS413）、この良品判別処理を
終了する。
以上のように、フラグFO,FD,FWが１にセットされてい
る場合だけ、すなわち、外気温，金型表面温度，風速の
うち、良品判別を行うものとして選択設定されたものだ
け、これらのパラメータによって良否判別を行うもので
フラグFO,FD,FWが全て１にセットされていれば、外気
温，金型表面温度，風速に対して全て良否判別処理を行
い、これらの内、１つもしくは２がセットされていれば
セットされたフラグに対応するものだけ、良否判別処理
が実施されることになる。なお、従来のクッション量，
射出時間，計量時間，計量完了位置，射出速度制御から
射出圧制御への切換えスクリュー位置，ピーク射出圧等
の項目によって成形品の良否を判断する処理（ステップ
S413）は、外気温，金型表面温度，風速での良否判別処
理によて不良信号が発生しない限り行われ、この良否判
別処理（ステップS413）によって不良と判別されたとき
にも、従来と同様に不良信号が出力される。
る場合だけ、すなわち、外気温，金型表面温度，風速の
うち、良品判別を行うものとして選択設定されたものだ
け、これらのパラメータによって良否判別を行うもので
フラグFO,FD,FWが全て１にセットされていれば、外気
温，金型表面温度，風速に対して全て良否判別処理を行
い、これらの内、１つもしくは２がセットされていれば
セットされたフラグに対応するものだけ、良否判別処理
が実施されることになる。なお、従来のクッション量，
射出時間，計量時間，計量完了位置，射出速度制御から
射出圧制御への切換えスクリュー位置，ピーク射出圧等
の項目によって成形品の良否を判断する処理（ステップ
S413）は、外気温，金型表面温度，風速での良否判別処
理によて不良信号が発生しない限り行われ、この良否判
別処理（ステップS413）によって不良と判別されたとき
にも、従来と同様に不良信号が出力される。
こうして不良信号が出力されると、成形品を振り分け
るシュータを切換えたり、成形品の取りだし方向を変え
たり、従来と同様な方法で、不良品を良品と区別して取
り出すこととなる。
るシュータを切換えたり、成形品の取りだし方向を変え
たり、従来と同様な方法で、不良品を良品と区別して取
り出すこととなる。
また、湿度が大きく変化するような場所に射出成形機
が設置されている場合で、周囲湿度によって成形品の良
否に影響がでる場合等のときには、第３図に破線で示し
たように、湿度センサ14と該センサ14の出力をディジタ
ル信号に変換するA/D変換器15を設けて、射出成形機周
囲の湿度によっても前述した処理と同様な処理を行うこ
とで成形品の良否を判別するようにしてもよい。
が設置されている場合で、周囲湿度によって成形品の良
否に影響がでる場合等のときには、第３図に破線で示し
たように、湿度センサ14と該センサ14の出力をディジタ
ル信号に変換するA/D変換器15を設けて、射出成形機周
囲の湿度によっても前述した処理と同様な処理を行うこ
とで成形品の良否を判別するようにしてもよい。
発明の効果 本発明は、射出成形機が設置されている周囲の環境の
内、射出成形機で成形される成形品の品質に影響を与え
る外気温や金型表面温度，風速等を検出し、良品成形す
る条件の範囲内に検出値があるか否かによって、成形品
の良否判別を行うようにしたから、従来のように上記周
囲の環境の変化によって間接的に生じるクッション量や
射出時間等のパラメータの変化を検出して成形品の良否
を判断する場合より、より適切に不良品を検出すること
ができる。また、不良品の検出が遅れなく行われるか
ら、良品中に不良品が混ざるということが少なくなり、
品質管理の点からも有効である。
内、射出成形機で成形される成形品の品質に影響を与え
る外気温や金型表面温度，風速等を検出し、良品成形す
る条件の範囲内に検出値があるか否かによって、成形品
の良否判別を行うようにしたから、従来のように上記周
囲の環境の変化によって間接的に生じるクッション量や
射出時間等のパラメータの変化を検出して成形品の良否
を判断する場合より、より適切に不良品を検出すること
ができる。また、不良品の検出が遅れなく行われるか
ら、良品中に不良品が混ざるということが少なくなり、
品質管理の点からも有効である。
第１図は本発明の一実施例における射出成形動作１サイ
クルの動作処理を示すフローチャート、第２図は同実施
例におけるPMC用CPUが実施する良品判別処理のフローチ
ャート、第３図は同実施例を実施する射出成形機の要部
ブロック図である。 １……スクリュー、２……射出用サーボモータ、３……
パルスコーダ、４……シリンダ、５……金型、６……圧
力センサ、7,11,12,13,15……アナログディジタル変換
器（A/D変換器）、８……金型温度センサ、９……外気
温センサ、10……風速センサ、14……湿度センサ、20…
…数値制御装置。
クルの動作処理を示すフローチャート、第２図は同実施
例におけるPMC用CPUが実施する良品判別処理のフローチ
ャート、第３図は同実施例を実施する射出成形機の要部
ブロック図である。 １……スクリュー、２……射出用サーボモータ、３……
パルスコーダ、４……シリンダ、５……金型、６……圧
力センサ、7,11,12,13,15……アナログディジタル変換
器（A/D変換器）、８……金型温度センサ、９……外気
温センサ、10……風速センサ、14……湿度センサ、20…
…数値制御装置。
フロントページの続き (72)発明者 根子 哲明 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 番地 ファナック株式会社商品開発研究 所内 (56)参考文献 特開 昭50−117855（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−53117（ＪＰ，Ｕ) 青葉▲堯▼ 「プラスチック射出成形 チャックリスト」、第８版、株式会社工 業調査会、1989年６月１日、Ｐ．72−74 瀬戸正二監修 「射出成形」、第８ 版、株式会社プラスチック・エージ、 1978年10月１日、Ｐ．317−318 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B29C 45/76 - 45/78,45/17 B29C 33/02 - 33/08
Claims (4)
- 【請求項１】成形品の良否を判別する射出成形機におい
て、金型の表面温度を検出する金型温度センサと、成形
品を良品とする金型表面温度の上限値，下限値を記憶す
る記憶手段と、上記金型温度センサで検出される金型表
面温度が上記上限値，下限値の範囲内にあるか否かを判
別する判別手段とを備え、保圧完了から型開きまでの間
に上記判別手段で金型表面温度が上記上限値，下限値の
範囲外であると判別したとき成形品を不良品とすること
を特徴とする射出成形機。 - 【請求項２】成形品の良否を判別する射出成形機におい
て、射出成形機が配置された周囲の温度を検出する外気
温センサと、成形品を良品とする外気温度の上限値，下
限値を記憶する記憶手段と、上記外気温センサで検出さ
れる外気温度が上記上限値，下限値の範囲内であるか否
かを判別する判別手段とを備え、保圧完了から型開きま
での間に上記判別手段で外気温が上記上限値，下限値の
範囲外であると判別したとき成形品を不良品とすること
を特徴とする射出成形機。 - 【請求項３】成形品の良否を判別する射出成形機におい
て、射出成形機が配置された周囲の風速を検出する風速
センサと、成形品を良品とする風速の上限値，下限値を
記憶する記憶手段と、上記風速センサで検出される風速
が上記上限値，下限値の範囲内であるか否かを判別する
判別手段とを備え、保圧完了から型開きまでの間に上記
判別手段で風速が上記上限値，下限値の範囲外であると
判別したとき成形品を不良品とすることを特徴とする射
出成形機。 - 【請求項４】成形品の良否を判別する射出成形機におい
て、金型の表面温度を検出する金型温度センサ，射出成
形機が配置された周囲の温度及び風速を検出する外気温
センサ，風速センサを設け、成形品の良否を金型表面温
度，外気温，風速で判別するか否か予め判別法を選択設
定する判別選択手段と、成形品を良品とする金型表面温
度，外気温，風速の夫々の上限値，下限値を記憶する記
憶手段と、選択設定された判別法に基づいて上記金型温
度センサ，外気温センサ，風速センサで検出される金型
表面温度，外気温，風速の内、選択設定された判別法に
おける値が上記上限値，下限値の範囲内であるか否かを
判別する判別手段とを備え、保圧完了から型開きまでの
間に上記判別手段で上記上限値，下限値の範囲外と判別
したときた成形品を不良品とすることを特徴とする射出
成形機。
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