JP2767113B2 - 感熱転写記録用インクシート - Google Patents
感熱転写記録用インクシートInfo
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- JP2767113B2 JP2767113B2 JP63261167A JP26116788A JP2767113B2 JP 2767113 B2 JP2767113 B2 JP 2767113B2 JP 63261167 A JP63261167 A JP 63261167A JP 26116788 A JP26116788 A JP 26116788A JP 2767113 B2 JP2767113 B2 JP 2767113B2
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- JP
- Japan
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- group
- ink sheet
- thermal transfer
- transfer recording
- hydrogen atom
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は昇華転写記録方式に用いる記録媒体に関し、
より詳しくは、イエロー色素を含有する昇華転写インク
シートに関するものである。
より詳しくは、イエロー色素を含有する昇華転写インク
シートに関するものである。
［従来の技術］ 昇華転写用のイエロー色素として主に分散染料から選
択したものが使用されている。例えば、C.I.ディスパー
ズイエロー1,3,5,11,13,14,16,42,61等である。しか
し、これらの色素は昇華性は良いものの、色調が悪かっ
たり、転写前のインクシートの保存性、あるいは記録画
像の保存性に問題を有する。また、特にこれらの色素は
バインダーとして使われる樹脂への溶解性が悪いため、
結果として記録画像に光沢がない。
択したものが使用されている。例えば、C.I.ディスパー
ズイエロー1,3,5,11,13,14,16,42,61等である。しか
し、これらの色素は昇華性は良いものの、色調が悪かっ
たり、転写前のインクシートの保存性、あるいは記録画
像の保存性に問題を有する。また、特にこれらの色素は
バインダーとして使われる樹脂への溶解性が悪いため、
結果として記録画像に光沢がない。
［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、従来技術の上記問題点を解決するために、
昇華性に優れ、転写前のインクシートの保存性あるいは
記録画像の保存性に優れ、さらに、記録画像に光沢のあ
るイエロー色素を含有する昇華転写インクシートを提供
することを解決すべき課題とするものである。
昇華性に優れ、転写前のインクシートの保存性あるいは
記録画像の保存性に優れ、さらに、記録画像に光沢のあ
るイエロー色素を含有する昇華転写インクシートを提供
することを解決すべき課題とするものである。
［課題を解決するための手段］ 本発明によれば、下記一般式で表わされる色素を少な
くとも一種含有することを特徴とする感熱転写記録用イ
ンクシート。
くとも一種含有することを特徴とする感熱転写記録用イ
ンクシート。
（一般式） R:水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子、ニトロ基 R1:水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子 R2,R3,R4:水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル
基、アラルキル基、アリール基 本明の感熱転写記録用インクシートの具体的な構成は
下記のとおりである。
子、ニトロ基 R1:水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子 R2,R3,R4:水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル
基、アラルキル基、アリール基 本明の感熱転写記録用インクシートの具体的な構成は
下記のとおりである。
感熱転写記録用インクシート、すなわち、昇華転写体
は転写基体上に色素と結合剤および溶剤とからなるイン
クを塗布して作られる。転写基体としては一般にコンデ
ンサー紙、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエ
ーテルスルホン樹脂またはこれらの樹脂に耐熱性向上お
よび平滑性向上などの処理を施したリボン状またはフィ
ム状のものが使用される。
は転写基体上に色素と結合剤および溶剤とからなるイン
クを塗布して作られる。転写基体としては一般にコンデ
ンサー紙、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエ
ーテルスルホン樹脂またはこれらの樹脂に耐熱性向上お
よび平滑性向上などの処理を施したリボン状またはフィ
ム状のものが使用される。
インクの結合剤としてはアラビアゴマ、カゼイン、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリビニルブ
チラール、ポリエステルなど樹脂の一種または二種以上
の混合物などが使用される。
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリビニルブ
チラール、ポリエステルなど樹脂の一種または二種以上
の混合物などが使用される。
また、色素および結合剤を溶解または分散する溶剤と
してはエタノール、プロパノール、ブタノール、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、トルエン、キシレン、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、ジクロルエタンなどの一種または二種
以上の混合物等が使用される。
してはエタノール、プロパノール、ブタノール、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、トルエン、キシレン、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、ジクロルエタンなどの一種または二種
以上の混合物等が使用される。
インクを転写基体上に塗布する方法としてはバーコー
ター、ロールコーター、ナイフコーター、スクリーン印
刷、グラビア印刷などがある。
ター、ロールコーター、ナイフコーター、スクリーン印
刷、グラビア印刷などがある。
受像体としてはポリエステル系樹脂、またはポリアミ
ド系樹脂などを塗布した紙や、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、ポリエステルなどの合成紙またはこれらの合
成紙にさらにポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂を
塗布したものが使用される。
ド系樹脂などを塗布した紙や、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、ポリエステルなどの合成紙またはこれらの合
成紙にさらにポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂を
塗布したものが使用される。
上記インク成分として用いられる色素を具体的に例示
すると下記のとおりである。
すると下記のとおりである。
（色素の具体例） （合成例） 色素具体例１の化合物 キナルジン2.9g、２−クロル−４−ジメチルアミノベ
ンズアルデヒド3.7gをジメチルホルムアミド80mlに溶解
し、室温で撹拌しながら、これにカリウムターシャリー
ブチラート2.5gを粉末のまま少しずつ加える。３時間撹
拌を続けた後、200mlの水中へ加えると黄色の油状物が
分離するが、冷蔵庫に放置すると固化する。
ンズアルデヒド3.7gをジメチルホルムアミド80mlに溶解
し、室温で撹拌しながら、これにカリウムターシャリー
ブチラート2.5gを粉末のまま少しずつ加える。３時間撹
拌を続けた後、200mlの水中へ加えると黄色の油状物が
分離するが、冷蔵庫に放置すると固化する。
これをトルエン／エタノール＝1/2の混合液100mlで再
結晶するとm.p.131〜132℃の黄色針状結晶4.3gが得られ
た。
結晶するとm.p.131〜132℃の黄色針状結晶4.3gが得られ
た。
［実施例］ 次に、実施例によって本発明を具体例に説明する。
なお、以下の記載における各成分の量（部）は重量部
である。
である。
実施例１〜5,比較例１〜３ 下記組成のインク層形成液を24時間ボールミルにて分
散せしめた。次に、8.5μｍポリイミドフィルム（東レ
デュポン製）にワイヤーバーを用いて膜厚約0.6μｍに
なるように塗布し、乾燥して昇華転写体を得た。
散せしめた。次に、8.5μｍポリイミドフィルム（東レ
デュポン製）にワイヤーバーを用いて膜厚約0.6μｍに
なるように塗布し、乾燥して昇華転写体を得た。
インク層形成液の組成 色素 ８部 ポリビニルブチラール 10部 メチルエチルケトン 100部 トルエン 100部 受像体は合成紙ユポFPG＃10（王子油化合成紙製）上
に下記組成の塗工液を乾燥時付着量4.5g/m2になる割合
で塗布し、80℃で１分間乾燥して受像体シートを作成し
た。
に下記組成の塗工液を乾燥時付着量4.5g/m2になる割合
で塗布し、80℃で１分間乾燥して受像体シートを作成し
た。
ポリエステル樹脂、バロン200（東洋紡製） 20.0部 イソシアネート、コロネートＬ（日本ポリウレタン
製） 3.5部 シリコーンオイル、DC 28 PA（トーレシリコーン製） 1.5部 メチルエチルケトン 40.0部 トルエン 40.0部 この昇華転写体と受像体を対向させ、解像度６ヂット
/mmのサーマルヘッドを用いて次の条件で印字した。
製） 3.5部 シリコーンオイル、DC 28 PA（トーレシリコーン製） 1.5部 メチルエチルケトン 40.0部 トルエン 40.0部 この昇華転写体と受像体を対向させ、解像度６ヂット
/mmのサーマルヘッドを用いて次の条件で印字した。
印加電力 442mW/ドット 印加時間 ０〜8mmsec 印加エネルギー ０〜3.54mJ/ドット 得られた画像についてそれぞれの次のテストを行っ
た。
た。
マクベス濃度計（RD−514）で画像濃度を測定し比較
した。
した。
フェードメーター（カーボンアーク灯）に24時間かけ
た後、色彩色差計CR−100（ミノルタ製）で色差を測定
し、標準ブルースケールと比較して耐光性を等級で表わ
した。
た後、色彩色差計CR−100（ミノルタ製）で色差を測定
し、標準ブルースケールと比較して耐光性を等級で表わ
した。
光沢の有無を目視により判定し（光沢有り：○、無
し：×）。
し：×）。
結果を表１に示す。
［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の感熱転写記録用インク
シートによれば、高濃度で耐光性がよく、かつ、光沢の
ある転写画像を形成することができる。
シートによれば、高濃度で耐光性がよく、かつ、光沢の
ある転写画像を形成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 浩之 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭60−53565（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−189289（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B41M 5/38 - 5/40 ＣＡＳ
Claims (1)
- 【請求項１】下記一般式で表わされる色素を少なくとも
一種含有することを特徴とする感熱転写記録用インクシ
ート。 （一般式） R:水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子、ニトロ基 R1:水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子 R2,R3,R4:水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル
基、アラルキル基、アリール基
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63261167A JP2767113B2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 感熱転写記録用インクシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63261167A JP2767113B2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 感熱転写記録用インクシート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02107486A JPH02107486A (ja) | 1990-04-19 |
| JP2767113B2 true JP2767113B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=17358052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63261167A Expired - Fee Related JP2767113B2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 感熱転写記録用インクシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2767113B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20100130068A (ko) * | 2009-06-02 | 2010-12-10 | 다우어드밴스드디스플레이머티리얼 유한회사 | 신규한 유기 발광 화합물 및 이를 포함하는 유기 발광 소자 |
| CN104109125A (zh) * | 2014-06-26 | 2014-10-22 | 中山大学 | 一种4-取代-2-芳乙烯基喹啉类衍生物及其制备方法和应用 |
-
1988
- 1988-10-17 JP JP63261167A patent/JP2767113B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02107486A (ja) | 1990-04-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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