JP2752389B2 - 昇華型熱転写記録用媒体 - Google Patents

昇華型熱転写記録用媒体

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JP2752389B2 JP63259318A JP25931888A JP2752389B2 JP 2752389 B2 JP2752389 B2 JP 2752389B2 JP 63259318 A JP63259318 A JP 63259318A JP 25931888 A JP25931888 A JP 25931888A JP 2752389 B2 JP2752389 B2 JP 2752389B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、昇華型熱転写記録方法に用いる記録媒体、
具体的には、マゼンタ系色素を含有する昇華転写記録用
媒体に関するものである。
[従来の技術] 従来昇華型熱転写記録方式にもついられるマゼンタ色
の色素は主に分散染料の中から選択して使われていた。
具体的にはC.I.ディスパースレッドの1,4,6,11,15,17,5
5,59,60,73,83などである。しかしこれらの色素では、
充分な色濃度で堅牢な記録画像が得られなかった。特に
単独で鮮明なマゼンタ色を呈するものがなく、他の色
素、例えばバイオレット色の色素などと混合して使用し
ているものが実情である。さらに、有機溶剤やバインダ
ー樹脂への溶解性が悪いものが多くインク化しにくいも
のが多い。
[発明が解決しようとする課題] 昇華型熱転写記録方式に使用される色素に必要な特性
としては次のようなことがあげられる。
1.熱により容易に昇華すること 2.明るく鮮明な色調を有すること 3.分子吸光係数が大きいこと 4.熱や光に対して安定なこと 5.溶剤、樹脂などに溶解し、インク化しやすいこと 本発明は上記必要特性を満足する新規なマゼンタ色の
色素を含む昇華型熱転写記録用媒体を提供することを目
的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記した条件を満たす色素について研
究を重ねた結果、特定の一群の色素を見出すに至った。
すなわち、本発明は、昇華性染料として下記一般式で
表される色素を少なくとも一種含有する転写層を有する
ことを特徴とする昇華型熱転写記録用媒体である。
式中、Rは水素、未置換もしくは置換アルキル基、
R1、R2は水素、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン、
シアノ基、トリフルオロメチル基を表す。
本発明に使用される上記色素において、Rで表わされ
る未置換もしくは置換アルキル基もしくはその置換体が
好ましい。これらの具体例を挙げると、たとえばエチ
ル、メチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチ
ル、i−ブチル、t−ブチルこれらのヒドロキシ基、ア
ルコキシル基、アミノ基、アルケニル基……等による置
換体を挙げることができる。
また、R1、R2におけるアルキル、アルコキシル基、の
アルキルも上記同様低級アルキル基が好ましい。
以下に上記一般式で表されるとくに好ましい色素を挙
げる。
これらの色素は、公知の方法により容易に得ることが
できる。
たとえば下記一般式(I)のアニリン類を常法により
ジアゾ化し下記一般式(II)のカプラーとアルカリ性で
カップリングすることにより得られる。
なお、一般式(II)のカプラーは次の手順で得られ
る。
本発明の感熱記録用媒体の具体的な構成例は下記のと
おりである。
感熱転写記録用媒体、すなわち、昇華転写体は転写基
体上に色素と結合剤および溶剤とからなるインクを塗布
して作られる。転写基体としては一般にコンデンサー
紙、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテル
スルホン樹脂またはこれらの樹脂に耐熱性向上および平
滑性向上などの処理を施したリボン状またはフィルム状
のものが使用され、基体シートと色素転写層との間には
必要に応じて従来慣用の接着層などを設けても良く、ま
た、基体シートの裏面には必要に応じて従来慣用の耐熱
性潤滑層を設けても良い。
インクの結合剤としてはアラビアゴム、カゼイン、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリビニルブ
チラール、ポリエステルなどの樹脂の一種または二種以
上の混合物などが使用される。
また色素および結合剤を溶解または分散する溶剤とし
てはエタノール、プロパノール、ブタノール、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、トルエン、キシレン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、ジクロルエタンなどの一種または二種以上
の混合物等が使用される。
インクを転写基体上に塗布する方法としてはバーコー
ター、ロールコーター、ナイフコーター、スクリーン印
刷、グラビア印刷などがある。
受像体としてはポリエステル系樹脂、またはポリアミ
ド系樹脂などを塗布した紙や、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、ポリエステルなどの合成紙またはこれらの合
成紙にさらにポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂を
塗布したものが使用される。
本発明の転写媒体は、記録熱エネルギーをヘッド以外
の方法によって付与する記録方法、例えば、熱印版、レ
ーザー光、あるいは支持体等媒体中で発生するジュール
熱による方法に対しても用いることができる。このう
ち、媒体中で発生するジュール熱を用いる、例えば、US
P4,103,066、特開昭57−14060、特開昭57−11080、ある
いは特開昭59−9096等に記載されるいわゆる通電感熱転
写法に用いる場合には支持体として比較的耐熱性の良い
ポリエステル、ポリカーボネート、トリアセチルセルロ
ース、ナイロン、ポリイミド、芳香族ポリアミド等の樹
脂に、アルミニウム、銅、鉄、錫、亜鉛、ニッケル、モ
リブデン、銀等の金属粉及び/又はカーボンブラック等
の導電性粉末を分散させて抵抗値を絶縁体と良導体との
中間に調整した支持体、またこれらの支持体に前述のよ
うに導電性金属を蒸着またはスパッタリングさせた支持
体を用いれば良い。これらの支持体の厚さはジュール熱
の伝導効率を考慮すると、2〜15ミクロン程度であるこ
とが望ましい。
また、レーザー光転写法に用いる場合には、支持体と
してレーザー光を吸収し、発熱する材質を選べば良い。
たとえば従来の熱転写用フィルムにカーボン等の光吸収
熱変換材を含有させるか、又は吸収層を支持体の表又は
裏面に形成したものが使用される。
以下、実施例によって、本発明を具体的に説明する。
なお、実施例に記載の各成分の量(部)は重量部であ
る。
[実施例] 下記組成のインク層形成液を24時間ボールミルにて分
散せしめた。次に8.5μmポリイミドフィルム(東レデ
ュポン製)にワイヤーバーを用いて膜厚約0.6μmにな
るように塗布し、乾燥して昇華転写を得た。
インク層形成液の組成 色素 8部 ポリビニルブチラール 10部 メリルエチルケトン 100部 トルエン 100部 受像体は合成紙ユポFPG#150(王子油化合成紙製)上
に下記組成の塗工液を乾燥時付着量4.5g/m2になる割合
で塗布し80℃で1分間乾燥して受像体シートを作成し
た。
ポリエステル樹脂、バイロン200(東洋紡製) 20.0部 イソシアネート コロネートL(日本ポリエレタン
製) 3.5部 シリコーンオイル、DC 28 PA(トーレシリコーン製) 1.5部 メチルエチルケトン 40.0部 トルエン 40.0部 この昇華転写体と受像体を対向させ、解像度6ドット
/mmのサーマルヘッドを用いて次の条件で印字した。
印加電力 442mw/ドット、 印加時間 0〜8mmsec、 印加エネルギー 0〜3.45mJ/ドット、得られた画像
についてそれぞれ次のテストを行った。
マスベス濃度計(RD−514)で飽和画像濃度を測定し
た フェードメータ(カーボンアーク灯、63℃)に24時間
かけた後の画像濃度を同じくマスベス濃度計で測定し
た。
結果を表1に示す。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の構成による昇華型熱転
写記録用媒体は、とくに転写画像が熱、光に対して安定
である等、すぐれた特性を有する。
フロントページの続き (72)発明者 上村 浩之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭59−64393(JP,A) 特開 昭53−98489(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/38 - 5/40 CAS

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇華性染料として下記一般式で表わされる
    色素を少なくとも一種含有する転写層を有することを特
    徴とする昇華型熱転写記録用媒体。 式中、Rは水素、未置換もしくは置換アルキル基、R1
    R2は水素、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン、シア
    ノ基、トリフルオロメチル基を表す。
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