JP2765904B2 - データ通信方法 - Google Patents

データ通信方法

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JP2765904B2
JP2765904B2 JP1003857A JP385789A JP2765904B2 JP 2765904 B2 JP2765904 B2 JP 2765904B2 JP 1003857 A JP1003857 A JP 1003857A JP 385789 A JP385789 A JP 385789A JP 2765904 B2 JP2765904 B2 JP 2765904B2
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  • Communication Control (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、受信側装置においてデータ受信のための調
整に用いられる調整用信号を送信側装置から受信側装置
へ送信し、前記調整用信号の送信後に送信側装置から受
信側装置へデータを送信し、受信したデータにエラーが
発生したことを受信側装置から送信側装置へ通知するデ
ータ通信方法に関する。
[従来の技術] 上述したデータ通信方法の例として、ファクシミリ通
信におけるECMモードがある。
従来、ECMモードで交信する場合には、モデムのトレ
ーニング直後に、受信側でモデムが収束するのを保証す
るために連続したフラグシーケンスを約200mS送信する
ように構成されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来例では、画像ブロツクと再送
フレームとでトレーニング直後のフラグ送出時間が同じ
であるために、次のような欠点があつた。
(1)フラグの送出時間を短くすると、受信機と回線状
態の組み合せによつては、ブロツク中の第1フレームを
正しく受信できない場合が発生することがある。この画
像ブロツクの第1フレームが受信できない場合に、第1
フレームは、再送フレームの第1フレームの位置で再送
されるため、この第1フレームが再び前記と同様の原因
で受信エラーとなり、何回第1フレームの再送信をして
も、第1フレームが受信できないことがある。
(2)フラグの送出時間を長くすると、受信機と回線状
態の組み合せによつては、画像ブロツク中の第1フレー
ムを正しく受信できない場合は無くなるが、フラグの送
出時間が余分にかかり、通信コストがかさむ。
以上、ECMモードを例にとって説明したように、受信
側装置においてデータ受信のための調整に用いられる調
整用信号を送信側装置から受信側装置へ送信し、その調
整用信号の送信後に送信側装置から受信側装置へデータ
を送信するデータ通信方法では、単に調整用信号を短く
すれば受信側装置におけるデータ受信のための調整がう
まく行かず、エラーが発生し、逆に調整用信号を長くす
れば通信時間が長くなる、という欠点があった。
そこで、本発明は、上述の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたもので、受信側装置でエラーが発生していれば、長
い調整用信号を送信することにより受信側装置において
データ受信がエラーしないように調整でき、一方、受信
側装置でエラーが発生していれば、短い調整用信号を送
信することにより通信時間を短くすることができるデー
タ通信方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、受信側装置に
おいてデータ受信のための調整に用いられる調整用信号
を送信側装置から受信側装置へ送信し、前記調整用信号
の送信後に送信側装置から受信側装置へデータを送信
し、受信したデータにエラーが発生したことを受信側装
置から送信側装置へ通知するデータ通信方法において、 送信側装置は、エラー発生が通知されていないことに
応じて、短い調整用信号を送信し、その後にデータを送
信し、一方、受信側装置からエラー発生を通知されたこ
とに応じて、前記短い調整用信号に比べて長い調整用信
号を送信し、その後にエラーが発生したデータを再送
し、さらに、前記エラーが発生したデータの再送後にエ
ラーが発生していないデータを送信する場合は、再び前
記短い調整用信号を送信し、その後にエラーが発生して
いないデータを送信することを特徴とする。
また好ましくは、前記送信側装置は、受信側装置から
エラー発生を通知されたことに応じて、送信済みのデー
タを再送信し、データの再送信に先立ち、前記長い調整
用信号を送信することを特徴とする。
[作用] 以上の構成において、送信側装置は、エラー発生が通
知されていないことに応じて、短い調整用信号を送信
し、その後にデータを送信し、一方、受信側装置からエ
ラー発生を通知されたことに応じて、前記短い調整用信
号に比べて長い調整用信号を送信し、その後にエラーが
発生したデータを再送し、さらに、前記エラーが発生し
たデータの再送後にエラーが発生していないデータを送
信する場合は、再び前記短い調整用信号を送信し、その
後にエラーが発生していないデータを送信する。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な一実施
例を詳細に説明する。
<装置の説明(第1図)> 第1図は、本実施例におけるフアクシミリ装置の構成
を示すブロツク図である。
図においては、1はフアクシミリ装置の全体をコント
ロールするCPU、2は後述するCPU1のプログラムを格納
するROM、3はCPU1がプログラムを実行する場合にワー
クエリアとして使用するRAMである。4は読み取つた画
像又は受信した画像を格納する画像メモリ、5は操作パ
ネルのキー6,LCD7,ランプ8等を制御する操作パネルコ
ントローラである。6は操作パネルのキー、7はオペレ
ータに表示するLCD、8は操作モード等を表示するラン
プ、9は原稿、10は原稿9を読み取るCCDであり、11はC
CD10で読み取つた画像を1次符号化する1次符号化回路
である。12は受信画像を記録する記録紙であり、13は受
信した画像を記録紙12へ記録するサーマルヘツドであ
る。14は受信した1次符号化データを1次復号化する1
次復号化回路、15は読み取り及び記録のモータをコント
ロールするパルモコントローラである。16は1次符号デ
ータを1次符号化又は1次復号化する1次符号復号化回
路であり、17は12次符号データを2次符号化又は2次復
号化する2次符号復号化回路であり、18は1次符号復号
化回路16と2次符号復号化回路17がバツフアとして使用
するメモリである。19は送受信を行うモデムであり、20
はモデム19と電話回線21の間で網制御を行うNCUであ
る。そして、21は電話回線であり、22は相手フアクシミ
リである。
<メモリ送信の説明> 次に、上記構成において、操作パネルのキー6の“メ
モリ送信”キー(図示せず)が操作された場合を以下に
説明する。
まず、送信原稿9がセツトされると、例えば、「ゲン
コウンガアリマス」というメツセージを表示するように
操作パネルコントローラ5に指示し、LCD7に表示を行
う。次に、操作パネルのキー6の操作により、セツトさ
れた送信原稿に対する宛先(相手電話番号)を入力する
と、その宛先をRAM3内の『宛先管理レコード』に書き込
み、登録処理を行う。そして、CCD10に送信原稿9の読
み込みを指示し、読み込みが終了すると、1次符号デー
タに符号化するために、1次符号化回路11を起動する。
起動された1次符号化回路11より、1次符号化処理の終
了を入力すると、その符号化された1次符号データを画
像メモリ4に蓄積する。
次に、NCU20が電話回線21を介して所定の手順に従
い、登録された相手電話番号のダイヤルを出力して相手
フアクシミリ22に発呼する。そして、相手より応答があ
ると、CCITTで定められたG3手順によつてモデム19から
送信前手順を行なう。その後、画像送信のフエーズに移
行すると、画像メモリ4に蓄積された1次符号データを
1次符号復号化回路16に送出する。この1次符号復号化
回路16によつて1次復号化が行われ、その復号化された
データは、一時、メモリ18に格納される。そして、その
メモリ18に格納されたデータを、2次符号復号化回路17
が相手フアクシミリ22の要求するMR、又はMH符号に2次
符号化を行う。この符号化処理が終了すると、2次符号
化された2次符号データをモデム19よりNCU20、及び電
話回線21を経由して相手フアクシミリ22に送信する、そ
して、この送信が全て終了すると、CCITTで定められたG
3手順によつてモデム19から送信後手順を行う。この送
信後手順後、NCU20が電話回線21を所定の手順に従つて
回線の切断復旧を行うと、メモリ送信を終了する。
<切り替えの説明(第2図、第3図)> 次に、本実施例におけるフラグ送出時間の切替処理手
順を、第2図で示すフローチヤートに従つて以下に説明
する。
なお、本実施例における画像ブロツクを第3図(a)
に、また、再送フレームを第3図(b)にそれぞれ示
す。
まず、ステツプS1において、モデム19に対してトレー
ニング送出指示を行い、ステツプS2でトレーニング送出
完了を待つ。そして、モデム19により送出完了を入力す
ると、ステツプS3に処理を進め、送出するフレームが画
像ブロツクか再送フレームかを判断する、この結果、再
送フレームの送出であれば処理をステツプS5に進め、30
0mSのフラグ送出時間を指示する。しかし、画像ブロツ
クの送出であれば、ステツプS4で200mSのフラグ送出時
間を指示する。そして、フラグ送出が終了すると、ステ
ツプS6に処理を進め、ステツプS6及びステツプS7で、全
てのフレーム送信を行う。
次に、ステツプS8において、モデム19に対してリセツ
トを行い、続くステツプS9で送信後処理を指示する。そ
して、ステツプS10で画像ブロツクかどうかを判断し、
画像ブロツクであればステツプS11に処理を進め、PPS送
出指示を行う。しかし、画像ブロツクでなければステツ
プS12でEOR送出指示を行う。
本実施例によれば、画像ブロツクと再送フレームと
で、トレーニング直後のフラグ送出時間を200mSと、300
mSに切り替えることにより、エラーフレームの受信エラ
ーを減少させるとともに通信時間を短くすることができ
る。
また、本実施例では、画像ブロツクのトレーニングの
直後のフラグとして200mS、再送フレームのトレーニン
グ直後のフラグを300mS送出しているが、このフラグ送
出時間を別々の値にしておいても良い。
[発明の効果] 本発明によれば、受信側装置においてデータ受信のた
めの調整に用いられる調整用信号を送信側装置から受信
側装置へ送信し、前記調整用信号の送信後に送信側装置
から受信側装置へデータを送信し、受信したデータにエ
ラーが発生したことを受信側装置から送信側装置へ通知
するデータ通信方法において、送信側装置は、エラー発
生が通知されていないことに応じて、短い調整用信号を
送信し、その後にデータを送信し、一方、受信側装置か
らエラー発生を通知されたことに応じて、前記短い調整
用信号に比べて長い調整用信号を送信し、その後にエラ
ーが発生したデータを再送し、さらに、前記エラーが発
生したデータの再送後にエラーが発生していないデータ
を送信する場合は、再び前記短い調整用信号を送信し、
その後にエラーが発生していないデータを送信するの
で、受信側装置でエラーが発生していれば、長い調整用
信号を送信することにより受信側装置においてデータ受
信がエラーしないように調整でき、一方、受信側装置で
エラーが発生していなければ、短い調整用信号を送信す
ることにより通信時間を短くできる。特に、エラーした
データを再送するときは長い調整用信号を送信するが、
それ以外のデータを送信するときは、短い調整用信号を
送信するので、一度エラーが発生したならば、それ以降
全てのデータについて長い調整用信号を送信する場合に
比べ、全体の通信時間を短くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例におけるフアクシミリ装置の構成を示
すブロツク図、 第2図は本実施例におけるフラグ切替処理を示すフロー
チヤート、 第3図は本実施例における画像ブロツクと再送フレーム
の信号を示す図である。 図中、1……CPU、2……ROM、3……RAM、4……画像
メモリ、5……操作パネルコントローラ、6……キー、
7……LCD、8……ランプ、9……原稿、10……CCD、11
……1次符号化回路、12……記録紙、13……サーマルヘ
ツド、14……1次復号化回路、15……パルモコントロー
ラ、16……1次符号復号化回路、17……2次符号復号化
回路、18……メモリ、19……モデム、20……NCU、21…
…電話回線、22……相手フアクシミリである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信側装置においてデータ受信のための調
    整に用いられる調整用信号を送信側装置から受信側装置
    へ送信し、前記調整用信号の送信後に送信側装置から受
    信側装置へデータを送信し、受信したデータにエラーが
    発生したことを受信側装置から送信側装置へ通知するデ
    ータ通信方法において、 送信側装置は、エラー発生が通知されていないことに応
    じて、短い調整用信号を送信し、その後にデータを送信
    し、一方、受信側装置からエラー発生を通知されたこと
    に応じて、前記短い調整用信号に比べて長い調整用信号
    を送信し、その後にエラーが発生したデータを再送し、
    さらに、前記エラーが発生したデータの再送後にエラー
    が発生していないデータを送信する場合は、再び前記短
    い調整用信号を送信し、その後にエラーが発生していな
    いデータを送信することを特徴とするデータ通信方法。
  2. 【請求項2】前記送信側装置は、受信側装置からエラー
    発生を通知されたことに応じて、送信済みのデータを再
    送信し、データの再送信に先立ち、前記長い調整用信号
    を送信することを特徴とする請求項1に記載のデータ通
    信方法。
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