JP2765215B2 - 油圧駆動ファン制御装置 - Google Patents

油圧駆動ファン制御装置

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JP2765215B2
JP2765215B2 JP2268594A JP26859490A JP2765215B2 JP 2765215 B2 JP2765215 B2 JP 2765215B2 JP 2268594 A JP2268594 A JP 2268594A JP 26859490 A JP26859490 A JP 26859490A JP 2765215 B2 JP2765215 B2 JP 2765215B2
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通久 新井
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、油圧駆動ファン制御装置に関するもので
ある。
従来の技術 ラジエータ冷却ファンの中には、エンジンファンタイ
プや電動ファンタイプの課題を解決できるオイルモータ
により駆動するタイプのものが提案されている。
この一例を第11図によって説明すると、エンジン1に
よって駆動される油圧ポンプ2によりリザーバタンク3
内の作動油が通路4に送給されるとオイルモータ5が駆
動してラジエータ冷却ファン6を回転させるものであ
る。尚、7はオイルクーラを示す。
この種の技術としては、例えば、実開昭61−138831号
公報に示されている。
発明が解決しようとする課題 オイルモータ5の効率は作動油の油温、圧力及びオイ
ルモータ5の回転数で決定されるがオイルクーラ7で作
動油を冷却して単に作動油の温度上昇を抑えるだけの構
成となっている従来技術にあっては、オイルモータ5を
最も効率の良い条件で運転することができず、場合によ
ってはエンジン1に余分な負荷を与えてしまうという問
題がある。
そこでこの発明は、オイルモータを常時高効率で運転
することができる油圧駆動ファン制御装置を提供するも
のである。
課題を解決するための手段 オイルモータを用いてラジエータ冷却ファンを駆動す
る油圧駆動ファン制御装置であって、油圧ポンプによっ
てラジエータ冷却ファンを駆動するオイルモータに作動
油を送給する通路の一部を2つの系路に分岐すると共に
分岐部に分流弁を設け、一方の系路にオイルクーラを設
けるとともに、オイルモータの回転数センサあるいは作
動油の油圧センサの少なくとも一方の出力信号に基づ
き、オイルモータを高効率で運転できる作動油の目標油
温を演算する演算手段と、この演算手段の出力信号と上
記通路内を流れる油温センサの出力信号とに基づいて、
作動油の油温が目標油温と一致するように分流弁を制御
するコントローラとを設けてある。
作用 分流弁によりオイルクーラ側へ流す作動油量を調整す
ることで、通路内の作動油の油温をオイルモータの回転
数及び作動油の油圧に応じて変化させ目標油温としオイ
ルモータを高効率点で運転することを可能とする。
実施例 以下、この発明の一実施例を図面と共に説明する。
第1図に示すのは、全体系路図である。
同図において、エンジン1には、プーリー8、ベルト
9、プーリ10によって油圧ポンプ2が接続され、この油
圧ポンプ2により、リザーバタンク3内の作動油を通路
11に送給しオイルモータ5を駆動してラジエータ冷却フ
ァン6を回転させるものである。
上記通路11はオイルモータ5の下流で2つの系路12,1
3に分岐され、分岐部には分流弁14を設けてあり、系路1
2にはオイルクーラ7を設けてある。
また、上記オイルモータ5の上流側には油圧センサ15
と油温センサ16を設け、オイルモータ5には回転数セン
サ17を設けてある。
そして、上記油圧センサ15、油温センサ16及びオイル
モータ5の回転数センサ17の信号に基づいて分流弁14を
作動させ、通路11内の作動油を目標油温に制御するコン
トローラ18を設けてある。
ここで、目標油温とはオイルモータ5を最高効率点
(あるいはその近傍)で運転できる油温をいうが、作動
油の油温を変化させることでオイルモータ5の最高効率
点が得られる理由について説明する。
先ず、第2図に示すようにオイルモータ5によって回
転されるラジエータ冷却ファン6の必要冷却負荷が外気
条件、エンジン回転数・トルク及びエアコンの作動の有
無によって定まると(A)、必要ファン風量(B)、必
要ファン回転数(C)が特定される。
この必要ファン回転数が定まると必要ファン駆動馬力
が仕様により一義的に定まり(D)、一方でオイルモー
タ5を回転させる油圧ポンプ2の必要ポンプ吐出量が第
3図のグラフに基づいて定められる(E)。
尚、第3図のグラフに示すように同一エンジン回転数
下であっても吐出量は可変となるが、ファン回転数が与
えられているため、必要ポンプ吐出量が特定できるので
ある。
そして、このように定められたファン駆動馬力と必要
ポンプ吐出量から作動油のシステム圧力(油圧)が一義
的に定まる(F)。
即ち、必要ファン風量が定まると、ファン回転数、必
要ポンプ吐出量、システム圧力、即ち通路11内の作動油
の油圧が定まるのである。
ここで、第4図に示すように、油温が一定の場合には
オイルモータ5が最高効率となる圧力は流量に比例する
ため第5図に示すように各油温t1,t2,t3の特性が得られ
る。
また、第6図に示すように、流量が一定の場合にはオ
イルモータ5が最高効率となる圧力は油温に反比例し、
ある油温t1の時に効率が最大となる圧力P1は一義的に定
まるので第7図に示すように油温がt1の時に油圧P1でピ
ークとなる効率特性が得られる。
そして、前述した必要ファン風量から得られたシステ
ム圧力と流量とで定まる第8図に示す、ファン作動ポイ
ントFPを第5図上に取り、オイルモータ5が最高効率と
なる圧力とシステム圧力とを一致させれば、ファン作動
ポイントFPを通る油温グラフtxがオイルモータ5を最高
効率で運転できる目標油温として求められるのである。
このようにして、必要ファン風量に基づいてシステム
圧力と流量とが特定され、これらが変更できないため、
油温を変化させてオイルモータ5の最高効率圧力をシス
テム圧力と一致させるのである。
具体的に第9図に示すと、同図鎖線で示す油温t1の時
には油圧Pでのファン効率は低いが、油温をt2に上昇さ
せることで油圧Pでのファン効率を最大にすることがで
きるのである。
次に、第10図に示す流れ図に沿って作用について説明
する。
先ず、スタート後にオイルモータ5の回転数センサ17
と油圧センサ15からの信号が取り込まれ、オイルモータ
5の回転数Rと油圧Pが読み込まれる(ステップ1)。
次いで、オイルモータ5が最高効率となる目標油温tx
回転数Rと油圧Pの関係から設定され(ステップ2)、
油温センサ16によって現在の油温tsを読み込み(ステッ
プ3)、温度txと油温tsとを比較し(ステップ4)、tx
>tsのときには分流弁14を開方向に作動し(ステップ
5)、オイルクーラ7側の系路12へ流れる作動油量を減
少させて油温tsを上昇させ、一方tx<tsのときには分流
弁14を閉方向に作動し(ステップ6)、オイルクーラ7
側の系路12へ流れる作動油量を増加させて油温tsを下降
させる。
また、tx=tsのときには分流弁14をその開度で保持す
る(ステップ7)。そして、上記手順をくり返す。
ここで、上記ステップ3が演算手段を構成し、上記ス
テップ4が出力手段を構成している。
したがって、目標油温txを維持することでオイルモー
タ5を常に最高効率点で運転でき、エンジン1に余分な
負荷を与えることがないのである。
尚、この発明は上記実施例に限られるものではなく、
例えば、オイルモータ5の回転数と油圧との関係をマッ
プ化しておくことにより回転数センサ17あるいは油圧セ
ンサ15のいづれか一方を廃止することが可能となる。
発明の効果 以上説明してきたようにこの発明によれば、分流弁を
作動させて通路内の作動油をオイルモータを高効率で運
転できる目標油温に設定できるため、ラジエータ冷却フ
ァンの冷却能力を最大限に発揮することができるという
効果がある。
また、オイルモータを高効率で使用できるため、エン
ジンに余分な負荷がかからないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の全体系路図、第2図は算出手順図、
第3〜9図は各々グラフ図、第10図は流れ図、第11図は
従来技術の全体系路図である。 2……油圧ポンプ、5……オイルモータ、6……ラジエ
ータ冷却ファン、7……オイルクーラ、12,13……系
路、15……油圧センサ、16……油温センサ、17……回転
数センサ、18……コントローラ、tx……目標油温。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルモータを用いてラジエータ冷却ファ
    ンを駆動する油圧駆動ファン制御装置であって、 油圧ポンプによってラジエータ冷却ファンを駆動するオ
    イルモータに作動油を送給する通路の一部を2つの系路
    に分岐すると共に分岐部に分流弁を設け、一方の系路に
    オイルクーラを設けるとともに、 オイルモータの回転数センサあるいは作動油の油圧セン
    サの少なくとも一方の出力信号に基づき、オイルモータ
    を高効率で運転できる作動油の目標油温を演算する演算
    手段と、 この演算手段の出力信号と上記通路内を流れる作動油の
    油温センサの出力信号とに基づいて、作動油の油温が目
    標油温と一致するように分流弁を制御するコントローラ
    と を設けたことを特徴とする油圧駆動ファン制御装置。
JP2268594A 1990-10-05 1990-10-05 油圧駆動ファン制御装置 Expired - Lifetime JP2765215B2 (ja)

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JP2268594A JP2765215B2 (ja) 1990-10-05 1990-10-05 油圧駆動ファン制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH04143413A JPH04143413A (ja) 1992-05-18
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JPS6382028U (ja) * 1986-11-18 1988-05-30

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JPH04143413A (ja) 1992-05-18

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