JP2764916B2 - 固体メモリレコーダ付きテープ再生機用テープ記録方式及びテープ再生機 - Google Patents

固体メモリレコーダ付きテープ再生機用テープ記録方式及びテープ再生機

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は固体メモリレコーダを内蔵したテープ再生機
に用いるテープの記録方式及びこのテープの再生機に関
する。
〔発明の概要〕
音声トラックに記録するキュー信号を有から無に変化
させることにより、再生機において固体メモリレコーダ
を書込みから読出しのモードに切換えて、テープを停止
させたまま自動リピート再生ができるようにし、また記
録キュー信号の変化点においては音声信号を無音として
誤動作を無くした自動リピート再生用のテープ記録方式
及び再生機である。
〔従来の技術〕
半導体メモリを用いた固体メモリレコーダをテープレ
コーダに内蔵させ、テープ再生音声の所望部分を固体メ
モリレコーダで記録して、テープを往復動させずにリピ
ート再生できるようにしたテープレコーダが知られてい
る。
このようなテープレコーダでは、リピート時にテープ
の往復動がないので、テープ走行系の慣性によって再生
音が劣化することが無く、またリピート操作によりテー
プ駆動機構が劣化することも無い。
しかしこの種の従来のテープレコーダでは、テープ再
生音を聞きながら固体メモリレコーダへの録音固定点
(リピート音声の終端)を釦操作で指示する必要が有る
ので、実際には所望区間のリピート音声を正確に得るの
が容易でなく、釦操作のタイミングが悪いために、リピ
ート音の前端部分又は終端部分が欠損したり、或いは余
計な部分がリピートされてしまうことが多かった。
そこで特に語学学習用のテープ等の場合に、何らかの
キュー信号をテープ上のリピートが必要な所に記録して
おき、テープ再生時にキュー信号の検出ごとにテープを
停止させると共に、その時点で記録されている固体メモ
リ内の所定時間巾の再生信号を繰り返して読出すように
したオートリピート機能を付加することが考えられる。
このようなオートリピート機能によれば、固体メモリ
レコーダの記録可能時間巾に合わせてリピートさせたい
フレーズの時間巾を最適に定めたテープを作成すること
により、上述の不都合が解消される。
キュー信号の録再方式として、テープの録音再生トラ
ックとは別にキュー信号用トラックを設け、テーププレ
ーヤに専用のキュー再生ヘッド及びキュー再生回路を設
けることが従来から知られている。また音声録再トラッ
ク上に音声信号とは区別できる20Hz前後の周波数の連続
信号をキュー信号として例えば曲間に記録し、テーププ
レーヤの再生回路にキュー信号の分離フィルタ(低域フ
ィルタ)を設けて、再生音声信号中からキュー信号を検
出する方式も知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前者の専用キュートラックを用いる方式では、再生機
が特殊になり、通常の4トラック・ステレオ方式のコン
パクトカセットテープをこの再生機で再生することがで
きない問題がある。また専用キュートラックを通常のコ
ンパクトカセットテープのL又はRチャンネルのトラッ
クに対応させて通常の再生機でも再生できるようにした
場合、片チャンネルの互換性は得られるが、キュー信号
を記録したテープではステレオ再生することができない
問題がある。従ってテープフォーマットが特殊になり、
例えば語学学習用テープとしてはまとまった販売数が得
られないので、コスト高になってしまう問題がある。
後者の音声とキュー信号とを同一トラックにし、曲間
に低周波のキュー信号を記録する方式は、AMS(オート
ミュージックセンサ)として知られていて、原理的には
テープを正又は逆方向に早送りしながら曲間のキュー信
号を検出するものである。この方式では、通常再生時に
キュー信号が可聴帯域外であり、また早送り時には音声
信号の再生周波数がキュー信号の再生周波数より十分に
高くなることを利用して、周波数分離により曲間のキュ
ー信号を検出している。
従ってこの方式を通常再生時のキュー信号検出に利用
することを考えると、リピートモードを解除してテープ
を停止から通常再生に立上がらせる際に、音声信号が一
時的にキュー信号に近い帯域の低い周波数となってキュ
ー信号と紛らわしくなり、誤検出が発生する。このよう
な誤検出は、音声信号とキュー信号とを同一トラックに
記録して再生時に帯域分離する方式なので原理的に不可
避である。
本発明は上述の問題にかんがみ、テープフォーマット
は、従来のコンパクトカセットテープと互換であり、従
って通常の再生機で再生することができ、またキュー信
号の誤検出が生じにくいキュー信号の記録方式及び再生
装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る固体メモリレコーダを内蔵したテープ再
生機に用いるテープの記録方式は、超低域周波数のキュ
ー信号を音声信号と共に記録し、上記固体メモリレコー
ダを書込みから読出しモードに切換えるテープ上の無音
声位置において、上記キュー信号を有から無に変化させ
ることを特徴とする。
テープ終端部においては、音声信号と共に記録する上
記キュー信号を有から無に変化させた後、リーダテープ
までキュー信号を無記録とするのが望ましい。
また本発明に係る固体メモリレコーダを内蔵したテー
プ再生機は、音声信号と共に記録した超低域キュー信号
が有から無に変化するエッジを検出する検出回路と、上
記検出回路の出力により上記固体メモリレコーダを書込
みモードから読出しモードに切換えると共にテープ走行
を停止させる制御回路とを具備させ、テープ走行を再開
させるまで上記固体メモリレコーダからリピート再生信
号を得るようにしてある。
〔作用〕
音声トラックにキュー信号を重畳するので、一般のカ
セットレコーダ又はカセットプレーヤで再生可能であ
り、互換性が保たれている。音声信号が無い所で再生キ
ュー信号が有から無に変化するエッジを検出するので、
音声信号とキュー信号とを周波数分別する従来方式より
も格段に誤検出が少ない。特にテープの停止/走行の加
減速時に再生周波数が変化しても音声信号をキュー信号
として誤認することがない。
テープの終端部においては、リーダテープまでキュー
信号が無いので、リーダテープの前端をキュー信号のエ
ッジとして誤検出することがない。
〔実施例〕
第1図に本発明のキュー信号記録方式を実施する記録
回路を示し、第2図に信号波形図を示す。
キュー信号は可聴域外の例えば20Hzの正弦波であり、
コンパクトカセットテープのL及びRチャンネルのトラ
ックに音声信号と重畳させて記録させる。第2図Aに示
す音声信号15は、アッテネータ1、低域カット用のハイ
パスフィルタ2及びバッファアンプ3を通じて左右の混
合アンプ4、5に供給される。ここで音声信号15は、ゲ
ート回路6、バッファアンプ7を通じて供給される第2
図Bのキュー信号16及び更に反転アンプ8を通じて供給
される反転キュー信号と夫々第2図Cに示すように混合
されてから、左右の記録アンプ9、10及び記録ヘッド1
1、12を通じ、磁気テープ13の各チャンネルのトラック
に記録される。
なお第1図では、音声信号15がモノラル記録であり、
またキュー信号はL、Rチャンネルで逆相記録になって
いるが、原理的には音声のステレオ記録が可能であり、
またステレオ、モノラルにかかわりなくキュー信号を一
方のチャンネルのみに記録してもよい。
実施例に示すキュー信号記録方式では、テープ上のキ
ュー信号が重畳記録されている区間が通常再生の区間で
あり、キュー信号16が途切れた所、即ち有から無になっ
たエッジをリピート区間の終端を示すリピートマーク17
として記録し、再生時にこれを識別している。従って再
生機にはエッジ検出回路(微分回路)のようなリピート
マーク検出回路が設けられる。
再生機は第2図Bのリピートマーク17(キュー信号の
終端)を0.2〜0.6秒の遅れ時間t1で検出し、その時点か
ら例えば4秒又は8秒遡った第2図Aの時間巾Tに対応
する半導体メモリ内の音声データを繰り返し読出してリ
ピート再生する。
リピートマーク検出の誤動作が全く生じないようにす
るために、リピートマーク17を打込む時点で音声信号が
第2図Aのように無音部Sとされている。即ち、第2図
Aのようにリピートさせたい所に所定期間の無音部Sの
有る音声信号15を予め形成し、これを編集録音しなが
ら、無音部Sに入った所で第1図のゲート回路6に連な
るリピートマーク打込みキー14を操作する。これにより
ゲート6が閉じて、第2図Bのようにキュー信号が予め
定められた一定期間R(又はキー14を操作している期
間)において途切れる。このようにしてリピートマーク
17をリピート再生したい音声の終端ごとに次々と書込ん
で、録音テープを作成する。
再生機においては、リピートマーク17を検出する時点
でキュー信号16以外の音声信号が入っていないので、音
声信号をキュー信号として誤検出することは本質的に無
い。従って音声信号とキュー信号とを周波数分離する必
要が無く、分離に伴なう誤動作も生じない。
第3図に再生回路を示す。L、Rチャンネルの再生ヘ
ッド20、21の各出力は再生アンプ22、23で増幅され、抵
抗R1、R2でモノラル信号として加算され、ボリューム2
4、アンプ25を通じてスピーカ26又はイヤホンに供給さ
れる。再生アンプ22、23の各出力(キュー信号16に関し
ては互に逆相)は差動アンプ27で差動結合され、振巾が
2倍にされた出力のL−R信号がキュー信号帯域を抽出
するローパスフィルタ28を通じてリピートマーク検出回
路29に導出される。この検出回路29は例えばピーク検波
回路及びその出力の後縁エッジを検出する微分回路で構
成され、キュー信号16の後縁であるリピートマーク17を
検出し、検出信号30を出力する。検出信号はシステムコ
ントローラ31に供給される。
なお既述のようにキュー信号16の後縁においては音声
信号15が記録されていないので、ローパスフィルタ28は
原理的には不要であり、ノイズによる誤動作を防ぐ目的
で必要に応じて挿入する。
テープ13が走行している間は、L、Rの再生アンプ2
2、23の出力が抵抗R3、R4で加算され、ICレコーダ32
(半導体メモリを用いた固体メモリレコーダ)に供給さ
れる。ICレコーダ32は、例えば、特開昭62−234268号公
報に開示されているように、入力音声信号をA/D変換し
て半導体メモリに書込み、更にメモリの読出し出力をD/
A変換して導出する。記録時間巾は例えば4秒又は8秒
であり、書込みを中止してメモリ内容を固定するまでは
メモリにアドレスを循環供給し、エンドレスで使用して
いる。従ってリピートマーク17を検出したとき、システ
ムコントローラ31からICレコーダ32に供給している書込
み/読出し信号R/Wが読出しになり、その時点のアドレ
スがラッチされて、4秒又は8秒だけ遡った次のアドレ
スからのメモリ内容がアドレス制御により繰返し読出さ
れる。
ICレコーダ32の出力は抵抗R1、R2の加算点Kに導出さ
れ、ボリューム24、アンプ25を通じてスピーカ26に供給
される。一方、リピートマーク17を検出した時点でシス
テムコントローラ31からテープ駆動系に停止信号が供給
されて、テープ13が停止される。この状態で所望回数の
リピート再生を行った後、テープ再スタート釦33(ポー
ズ解除釦)を押すと、テープ13の走行が再開されると共
に、ICレコーダ32に書込み信号が供給されて、書込みモ
ードになり、次のリピート点に達すると上述の動作が繰
り返される。
システムコントローラ31には、第4図の再生機の外観
に示される各種の操作釦からの信号が供給される。切換
スイッチ34はリピートモード切換用であり、リピート時
間巾を8秒又は4秒に切換え、またリピートモードをオ
フに切換えるために操作する。スイッチ35はオートリピ
ートのオン・オフ用であり、このスイッチをオンにする
と、上述のオートリピートが行われ、オフにするとマニ
ュアルリピートとなる。マニュアルリピートでは、リピ
ート・スタート/ストップ釦36を操作して、任意の再生
時点でリピート終端を指定する。この時点でテープ13が
停止されICレコーダ32内の8秒又は4秒間の音声データ
がリピート再生される。所望回数のリピート再生の後、
再びリピート・スタート/ストップ釦を押すと、テープ
13の走行が開始されると共に、ICレコーダ32が書込みモ
ードになる。
第4図に示す再生機の他の操作釦は通常のカセットプ
レーヤに同じであり、プレイ釦42、ストップ/エジェク
ト釦43、早送り釦44、巻戻し釦45が夫々設けられてい
る。
上述のオートリピート又はマニュアルリピートにおけ
る釦操作は、イヤホンコード38に介挿されたリモートコ
ントローラ39でも可能である。即ち、オートリピートモ
ードのときのテープ再スタート釦33a及びマニュアルリ
ピートのときのリピート・スタート/ストップ釦36a
が、ボリュームつまみ40と共にリモートコントローラ39
に設けられている。
第5図にオートリピート用テープの記録フォーマット
を示す。第5図Aの音声信号15と第5図Bのキュー信号
16とは上述のように同一トラックに重ね記録される。リ
ピート指定箇所の音声信号は無音部Sとされていて、テ
ープ製作者が意図したリピート指定点Pにおいてキュー
信号16を有から無にすると、その変化点がリピートマー
ク17として記録される。リピート指定点Pとリピートマ
ーク17との間の時間ずれt0は±0.2秒まで許容される。
再生機ではリピートマーク17の検出に0.2〜0.6秒の遅れ
時間t1があり、この時間が経過した時点Q1において再生
機はICレコーダ32によるリピート再生に切換わり、時点
Q1より8秒又は4秒間の遡った時間巾Tの区間がICレコ
ーダ32のメモリから読出される。実質的なリピート時間
巾は約6.6秒(8秒モード)又は3.2秒(4秒モード)で
ある。
時点Q1においては、テープ停止信号がテープ駆動系に
供給され、減速時間t2が経過した時点Q2においてテープ
が停止される。その後、リピートを終了させるためにテ
ープ再スタート釦33を押すと、テープが起動され、加速
時間t3が経過した時点Q3において通常走行に立上る。従
ってこれらの検出遅れ時間t1、テープ減速時間t2、テー
プ加速時間t3を考慮して、無音部Sの時間巾は1.2秒以
上必要である。なお1.2秒はノーマルのテープ速度で換
算した値であり、従って第5図の時間軸はテープ長手方
向の位置にも対応する。この時間巾を確保すればテープ
を再スタートさせたときに再生音声信号が頭切れになる
ことはない。
再生機において、キュー信号16の有信号部分をノイズ
に妨害されずに確実に誤動作無く検出するためには0.4
〜1.2秒の時定数が必要であるので、キュー信号16の有
信号部分Uは1.8秒以上設けなければならない。またキ
ュー信号の無信号部分Rは、0.9秒以上で2秒以下であ
る。0.9秒以上の無信号巾はキュー信号の無信号部分を
確実に検出するための時定数として必要であり、2秒以
下の無信号巾の条件は次のリピートフレーズでのキュー
信号の有信号部分Uの時間巾が最小の1.8秒程度に短く
なることを考慮して規定される。
無信号部分Rの時間巾は、リピートマーク打込みキー
14を押した時点からタイマーで自動設定され、固定の一
定時間、例えば1.3秒経過したら有信号に復帰させる。
有信号部分Uの前縁が音声信号15の前端と同期している
必要は無い。
第5図Bに示すように、最後の有信号部分Uを記録し
た後、テープエンドのリーダテープ部50までは、キュー
信号16を無信号部分Rとしておく必要がある。このテー
プ終端部分にキュー信号16が記録されると、リーダテー
プ部50においてはキュー信号の再生が出来なくなるの
で、その時点がキュー信号の有から無への変化エッジと
して検出され、リピートモードに入ってしまう誤動作が
起こるからである。なおテープ終端部においては音声信
号15は第5図Aに示すように記録されていてもよい。第
3図に示すようにリピートマーク検出回路29の前にロー
パスフィルタ28が設けられているため、このような音声
信号をキュー信号として誤検出することは全くない。
なお上述の実施例では、オートリピート時に次のフレ
ーズのリピート再生に移行させるために、テープ再スタ
ート釦33を操作しているが、リピート回数を例えば3回
のように限定して、カウンタによりリピート回数を数え
て自動的にテープの再スタートを行わせるようにしても
よい。
また実施例では、音声信号15の長さとキュー信号16の
有信号部分Uの時間巾がほぼ対応しているが、キュー信
号16をリピート点の直前において例えば1.2秒の固定巾
だけ有信号とし、次にリピート点において無信号に変化
させてもよい。
〔発明の効果〕
請求項1の発明によれば、再生時には音声信号が無い
所で再生キュー信号が有から無に変化するエッジを検出
するので、従来のように音声信号とキュー信号とを周波
数分別する方式で生じる誤検出は殆ど無くなる。特にキ
ュー信号に基づき固体メモリレコーダを作動させてオー
トリピートさせる動作には、テープの停止/走行の制御
が伴うが、この際のテープの加減速で再生周波数が変化
しても、誤動作の原因になることが無く、確実なオート
リピート動作が期待できる。また音声信号とキュー信号
とを同一トラックに記録するので、通常の再生機で支障
なく再生できる。
請求項2の発明によれば、テープ終端においてリーダ
テープまではキュー信号を記録していないので、リーダ
テープにおいて再生キュー信号が無くなったとき、これ
をリピートマークとして誤検出することが無い。従って
リーダテープの前端でオートリピート動作に入ってしま
うような誤動作が全く生じない。
請求項3の発明は、キュー信号の検出により、固体メ
モリレコーダを書込みから読出しモードに切換えると共
にテープ走行を停止させるようにしたので、リピートの
タイミングが釦操作によって指定するような煩わしさや
タイミング設定のむつかしさが全く無く、誰でも簡単に
尻切れや頭切れの無いリピート再生音を聴くことがで
き、特に語学学習に好適である。
またキュー信号が有から無に変化するエッジを検出す
るので、音声信号とキュー信号とを同一トラックに記録
しても誤動作が少なく、確実なオートリピート再生を行
わせることができる。またキュー信号用の特別なトラッ
ク(チャンネル)を用いないので、通常のステレオカセ
ットテープを再生することができる。
また従来のようにキュー信号の有信号部分を有意信号
として検出する場合、ノイズや低域音声信号に応答する
のを防止するために検出回路の時定数を大きくする必要
があるが、本発明ではキュー信号が有から無に変化する
のを検出するので、検出回路の時定数は短くてもよく、
従ってリピートマーク検出の応答が早い。このため語学
学習テープのように短いフレーズを短い無音間隔で連続
記録するような場合でも、各無音間隔に設定されたリピ
ートマークを即座に検出して確実にリピート動作をさせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のテープ記録方式を実施する記録回路の
回路図、第2図は音声信号及びキュー信号の波形図、第
3図は本発明によるオートリピート再生機の要部回路
図、第4図は再生機の要部外観図、第5図はテープ記録
フォーマットを示すタイムチャートである。 なお図面に用いた符号において、 13……磁気テープ 14……リピートマーク打込みキー 15……音声信号 16……キュー信号 17……リピートマーク 29……リピートマーク検出回路 32……ICレコーダ 33……テープ再生スタート釦 50……リーダテープ部 である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体メモリレコーダを内蔵したテープ再生
    機に用いるテープの記録方式であって、 超低域周波数のキュー信号を音声信号と共に記録し、上
    記固体メモリレコーダを書込みから読出しモードに切換
    えるテープ上の無音声位置において、上記キュー信号を
    有から無に変化させることを特徴とするテープ記録方
    式。
  2. 【請求項2】テープ終端部において、音声信号と共に記
    録する上記キュー信号を有から無に変化させた後、リー
    ダテープまでキュー信号を無記録としたことを特徴とす
    る請求項1に記載のテープ記録方式。
  3. 【請求項3】固体メモリレコーダを内蔵したテープ再生
    機であって、 音声信号と共に記録した超低域キュー信号が有から無に
    変化するエッジを検出する検出回路と、 上記検出回路の出力により上記固体メモリレコーダを書
    込みモードから読出しモードに切換えると共にテープ走
    行を停止させる制御回路とを具備し、 テープ走行再開させるまで上記固体メモリレコーダから
    リピート再生信号を得るようにしたことを特徴とするテ
    ープ再生機。
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