JP2764892B2 - 掘削土量管理装置 - Google Patents

掘削土量管理装置

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JP2764892B2
JP2764892B2 JP27988894A JP27988894A JP2764892B2 JP 2764892 B2 JP2764892 B2 JP 2764892B2 JP 27988894 A JP27988894 A JP 27988894A JP 27988894 A JP27988894 A JP 27988894A JP 2764892 B2 JP2764892 B2 JP 2764892B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド機等によって
掘削され排出される排土の体積と、該シールド機による
理論的な掘削体積とを比較して比較値を出力することに
より、該比較値に基づいて余剰掘削等の検知を可能とさ
せる掘削土量管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シールド機等によって掘削され排
出される排土の体積を計測し、また該シールド機の推進
ジャッキによるストローク量等により該シールド機によ
る理論的な掘削体積を算出し、これら排土の体積と理論
的な掘削体積とを比較して比較値を出力する形で掘削土
量管理を行う際に用いる各種の掘削土量管理装置が使用
されている。従来の各種の掘削土量管理装置において
は、排土を鋼車に積載した状態で該排土の重量を計測
し、計測された重量及び排土の密度等によって鋼車に積
載された排土の体積を算出する形の、鋼車計測方式の掘
削土量管理装置が多く使用されている。また鋼車計測方
式の掘削土量管理装置としては、鋼車が走行するレール
軌道側に所定の重量計測器を有し、該重量計測器によっ
てレール軌道上の鋼車の重量を計測し、該鋼車の重量よ
り該鋼車に積載された排土の重量及び体積を換算して求
めるロコスケール型のものや、排土を積載した鋼車をク
レーン等で吊り下げて、この吊下荷重を計測する形で鋼
車の重量を計測し、該鋼車の重量より該鋼車に積載され
た排土の重量及び体積を換算して求める吊下げ測定型の
ものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ロコスケ
ール型の掘削土量管理装置では、重量計測器が鋼車全体
を載せて重量を計測し得る程度の大規模なものとなり、
従って該重量計測器をレール軌道側に設けるためには掘
削坑内において該重量計測器を設置するための大きな空
間が必要となっていた。従って、掘削坑の坑径が小さく
なればなるほど該重量計測器の設置が困難となり、該ロ
コスケール型の掘削土量管理装置の適用が困難となり都
合が悪かった。また、シールド機の前進移動等に従っ
て、排土の重量の計測位置を前進移動させ、シールド機
の掘削後、極力迅速に排土の重量を計測し、排土の体積
を求め、排土の体積と理論的な掘削体積との比較を行
い、掘削後直ちに余剰掘削等の検知が行えるようにする
ことが望まれており、これを実現するためには排土の重
量の計測位置を容易に移動させ得ることが必要である。
しかし、前記ロコスケール型の掘削土量管理装置では重
量計測器が大規模なものとなるため、該重量計測器を坑
内で移動させ該重量計測器による計測位置を移動させる
ことは困難であった。また、前記吊下げ測定型の掘削土
量管理装置では、クレーン等による鋼車の吊下げを行え
る場所は立坑等のように上下方向に広大な空間に限られ
るため、鋼車の吊下げによる重量の計測位置を移動させ
ることも困難であった。よって本発明は上記事情に鑑
み、小径の掘削坑にも極力適用可能とし、排土の重量の
計測位置を容易に移動させることができ、掘削後直ちに
余剰掘削等の検知を行える掘削土量管理装置を提供する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のうち第一の発明
は、推進ジャッキ(11)によって推進するシールド機
(5)の後方において走行自在なズリ運搬車(15)を
設け、前記ズリ運搬車(15)を、坑(2)内を走行自
在な車体基部(17)と、該車体基部(17)上に支持
されたズリ積載箱(15a)とで構成し、前記車体基部
(17)に、前記ズリ積載箱(15a)から該車体基部
(17)に加わる負荷を計測し得る負荷計測器(19
a)を設け、前記負荷計測器(19a)により計測され
た負荷(HK1、HK2、HK3)に基づいてズリ積載
箱(15a)に積載された排土の重量(JR)を算出し
て出力する排土重量算出部(20、21、21a)を設
け、前記算出出力された排土の重量(JR)に基づいて
該排土の体積(TS)を算出する排土体積算出部(2
7、29)を設け、前記シールド機(5)の推進ジャッ
キ(11)のストローク量(SR)を検出し得るストロ
ーク量検出部(33、35)を設け、前記検出されたス
トローク量(SR)に基づいて前記シールド機(5)に
よる理論的な掘削体積(KT)を算出する理論掘削土量
算出部(31)を設け、前記算出された排土の体積(T
S)と、前記算出された理論的な掘削体積(KT)を比
較して、排土の体積(TS)と理論的な掘削体積(K
T)との比較値(HT)を算出する比較演算部(30)
を設け、前記算出された比較値(HT)を出力する出力
部(32)を設けて構成される。また本発明のうち第二
の発明は、第一の発明の掘削土量管理装置において、前
記車体基部(17)は、回転自在な複数の車輪(17
a)と、これら車輪(17a)を支持する複数の車軸
(17b)を有しており、前記負荷計測器(19a)
は、前記各車軸(17b)に対して設けられており、前
記排土重量算出部(20、21、21a)は、前記各負
荷計測器(19a)により計測された負荷(HK1)を
合計し、該合計された負荷(HK2、HK3)に基づい
て前記ズリ積載箱(15a)に積載された排土の重量
(JR)を算出することを特徴とする。なお、( )内
の番号等は、図面における対応する要素を示す、便宜的
なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘
束されるものではない。以下の「作用」の欄についても
同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により本発明のうち第一の発明で
は、排土を積載したズリ積載箱(15a)の負荷(HK
1、HK2、HK3)を負荷計測器(19a)を介して
計測し、計測された負荷(HK1、HK2、HK3)に
基づいてズリ積載箱(15a)に積載された排土の重量
(JR)を算出して出力し、算出出力された排土の重量
(JR)に基づいて該排土の体積(TS)を算出すると
共に、推進ジャッキ(11)のストローク量(SR)を
検出し、検出されたストローク量(SR)に基づいて理
論的な掘削体積(KT)を算出した後、前記算出された
排土の体積(TS)と、前記算出された理論的な掘削体
積(KT)を比較して、排土の体積(TS)と理論的な
掘削体積(KT)との比較値(HT)を算出し出力す
る。また本発明のうち第二の発明では、排土を積載した
ズリ積載箱(15a)の負荷(HK2、HK3)は全
て、車輪(17a)を支持する複数の車軸(17b)に
加わる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による掘削土量管理装置の一例を示
した図、図2は、図1のズリ運搬列車を示したX1−Y
1線による平断面図、図3は、図2のX2−Y2線断面
図、図4は、図1に示す掘削土量管理装置の制御装置を
示したブロック図である。
【0007】地山1中には、図1に示すように、掘削途
中の略水平な方向である図1の矢印A、B方向(即ち、
図1の紙面左右方向)に伸延した掘削坑2が設けられて
おり、掘削坑2内には、複数のセグメントピースをリン
グ状に組立てたものを順次矢印A、B方向に直列に接続
して構成されたセグメント覆工体3が設置されている。
更に掘削坑2内には該掘削坑2の切羽2aに隣接した形
でシールド機5が設置されており、シールド機5は、掘
削坑2周囲の地山1を支保した形の筒状の外殻6を有し
ている。また、シールド機5は前記切羽2aにおいて地
山1を矢印A方向に延長掘削し得る形のカッターユニッ
ト7を有しており、カッターユニット7の前記切羽2a
と反対側(即ちカッターユニット7の矢印B側)には、
カッターユニット7によって掘削された掘削土が集めら
れ、この掘削土を排土として矢印B方向に運搬し得るス
クリューコンベア9及び、該スクリューコンベア9から
排土を受取り、受取った排土を更に矢印B方向に所定の
排土積込位置HDまで運搬し得るベルトコンベア10が
設けられている。前記セグメント覆工体3の切羽2a側
の端部3a付近はシールド機5の外殻6内に挿入されて
おり、外殻6内には、該外殻6に対してセグメント覆工
体3の端部3aを矢印B方向に押圧し得る複数の推進ジ
ャッキ11が設けられている。即ち、シールド機5はカ
ッターユニット7による地山1の掘削と推進ジャッキ1
1による押圧により矢印A方向に掘削坑2を延長掘削し
ながら前進し得るようになっている。またシールド機5
が矢印A方向に前進すると共に、図示しないエレクタ装
置等によってリング状に組立られたセグメントピースを
既設のセグメント覆工体3の端部3aに順次接続してセ
グメント覆工体3を矢印A方向に延長構築することがで
きるようになっている。
【0008】一方、既設のセグメント覆工体3の内に
は、本発明による掘削土量管理装置100が設けられて
いる。即ち、既設のセグメント覆工体3の内にはレール
軌道12が、シールド機5の外殻6内部付近から図示し
ない坑口まで敷設されており、掘削土量管理装置100
は、前記シールド機5の後方(矢印B側)において該レ
ール軌道12に沿って走行自在なるズリ運搬列車13を
有している。即ち、ズリ運搬列車13は、図1及び図2
(なお図2のうち鋼車15の部分は図1のX1−Y1線
断面図である)及び図3に示すように、互いに連結され
た複数(図1では2つ)の鋼車15を有しており、各鋼
車15は、前記レール軌道12に沿って走行自在なる車
体基部17と、該車体基部17上に複数(図2では4
つ)の所定の支持手段19を介して支持された、排土を
積込める排土積込箱15aとで構成されている。ところ
で、各車体基部17は、レール軌道12上で回転自在な
複数(図2では4つ)の車輪17aと、これら車輪17
aを支持する複数(図2では2つ)の車軸17bを有し
ており、前記支持手段19はこれら複数の車軸17bに
対応した形で設けられている(即ち図2では各車軸17
bの真上に鉛直に位置する形で、しかも1つの車軸17
bの左右に1つづつ設けられている。)。各支持手段1
9の途中には、図2及び図3に示すように、該支持手段
19にかかる負荷HK1、即ち排土積込箱15aから車
体基部17に加わる負荷HK1を計測し得るロードセル
19aがそれぞれ設けられている。また各鋼車15には
所定の鋼車和算器20が設けられており、該鋼車15に
おける各ロードセル19aと該鋼車15における鋼車和
算器20とは各々電気ケーブル等を介して接続されてい
る。即ち、鋼車和算器20は接続された各ロードセル1
9aによる負荷HK1を合計した負荷HK2、即ち該鋼
車15の排土積込箱15a全体の重量による負荷HK2
を算出するようになっている。
【0009】また、ズリ運搬列車13は、複数の鋼車1
5と連結された機関車16を最も矢印B側に有してお
り、該機関車16の走行駆動によりズリ運搬列車13は
走行駆動されるようになっている。なお、機関車16に
は機関車演算器21が設けられており、機関車演算器2
1と各鋼車15の鋼車和算器20とは各々電気ケーブル
等を介して接続されている。即ち、機関車演算器21
は、接続された各鋼車和算器20による負荷HK2を合
計した負荷HK3、即ちズリ運搬列車13全体における
排土積込箱15aによる負荷HK3を算出するようにな
っており、該負荷HK3を算出した後、該負荷HK3か
ら各排土積込箱15a自体の重量による負荷を減じた
値、即ちズリ運搬列車13に積載された全ての排土の重
量JRを演算するようになっている。更に、機関車演算
器21にはアンテナ21aが設けられており、該機関車
演算器21において算出演算した排土の重量JRをアン
テナ21aを介して外部に電波出力できるようになって
いる。一方、レール軌道12におけるズリ運搬列車13
よりも矢印A側の位置には、シールド機後続台車22
が、図1に示すように、ズリ運搬列車13とは独立した
形で配置されており、該シールド機後続台車22内部に
はシールド運転席等のほか、掘削制御作業室22aが設
けられている。掘削制御作業室22aには制御装置23
が設けられており、制御装置23は、図4に示すよう
に、主制御部25を有している。主制御部25にはキー
ボード等からなる入力部26、アンテナ27、排土量演
算部29、比較演算部30、理論掘削土量演算部31、
ディスプレイ等(或いは、印刷出力機等)の出力部3
2、ストローク量算出部33が接続されている。なお、
ストローク量算出部33は推進ジャッキ11のストロー
クを検出し得る所定のストローク検出器35に接続され
ている。以上のズリ運搬列車13、制御装置23、スト
ローク検出器35等により本発明による掘削土量管理装
置100が構成されている。
【0010】掘削坑2、シールド機5、掘削土量管理装
置100等は以上のように構成されているので、シール
ド機5により矢印A方向に掘削坑2を延長掘削しつつ、
セグメント覆工体3を矢印A方向に延長構築する際、シ
ールド機5のカッターユニット7によって掘削された掘
削土は排土としてスクリューコンベア9及びベルトコン
ベア10によりシールド機5の矢印B側に運搬され、排
土積込位置HDまで運搬される。ズリ運搬列車13は、
例えば図1に示すように、最も矢印B側の鋼車15が排
土積込位置HDに位置決めされた形で待機しており、よ
って、ベルトコンベア10により運搬された排土は排土
積込位置HDにおいて該ベルトコンベア10から落下し
て、最も矢印B側の鋼車15に積載される。1つの鋼車
15に排土を積載した後、ズリ運搬列車13を矢印B方
向に走行させて該鋼車15よりも1つ矢印A側の鋼車1
5を排土積込位置HDに位置決めして排土を積載させる
形で全ての鋼車15に排土を積載させる。
【0011】全ての鋼車15への積載が完了した後、ズ
リ運搬列車13が矢印B方向に図示しない坑口に向けて
走行を開始する前に、各鋼車15の鋼車和算器20は接
続された各ロードセル19aにより計測された負荷HK
1を合計した負荷HK2を算出し、機関車演算器21は
接続された各鋼車和算器20による負荷HK2を合計し
た負荷HK3を算出し、該負荷HK3に基づいてズリ運
搬列車13に積載された全ての排土の重量JRを演算す
る。算出の後、機関車演算器21は、該機関車演算器2
1において算出演算した排土の重量JRをアンテナ21
aを介して外部に電波出力する。電波出力の後、ズリ運
搬列車13は矢印B方向に図示しない坑口に向けて走行
を開始する。一方、電波出力された重量JRは、図4に
示すように、シールド機後続台車22の掘削制御作業室
22aに設けられた制御装置23のアンテナ27におい
て受信され、アンテナ27において受信された重量JR
は主制御部25を介して排土量演算部29に伝送され
る。なお、ズリ運搬列車13で運搬されている排土の予
想される密度MDが入力部26を介して予め入力されて
おり、該密度MDは排土量演算部29に保存されてい
る。即ち、排土量演算部29では、伝送された重量JR
及び保存されている該排土の密度MDに基づいて、前記
ズリ運搬列車13に積載されていた全ての排土の体積T
Sを演算する。演算した排土の体積TSは比較演算部3
0に伝送され保存される。
【0012】ところで、前記ズリ運搬列車13に積載さ
れていた排土が地山1から掘削される際におけるシール
ド機5の推進ジャッキ11のストロークが前記ストロー
ク検出器35では検出されており、検出されたストロー
クは逐次ストローク量算出部33に伝送されている。従
って、ストローク量算出部33では検出されたストロー
クに基づいて、前記ズリ運搬列車13に積載されていた
排土が地山1から掘削される際における推進ジャッキ1
1のストローク量SR、即ちシールド機5が矢印A方向
に前進した距離を算出する。算出されたストローク量S
Rは理論掘削土量演算部31に伝送され、理論掘削土量
演算部31では該ストローク量SRに基づいて前記シー
ルド機5による理論的な掘削体積KTを演算算出する。
即ち、シールド機5が矢印A方向に前進した距離である
ストローク量SRとシールド機5の外径(即ち外殻6の
外径)との積により掘削体積KTが演算算出される。算
出された掘削体積KTは比較演算部30に伝送され、比
較演算部30では伝送された掘削体積KTと、前記保存
されている排土の体積TSを比較し、その差である比較
値HTを演算算出する(なお比較値HTは掘削体積KT
と体積TSの差以外に、これらの比等、別の形で演算算
出することも可能である。)。演算算出された比較値H
Tは出力部32に伝送され、ディスプレイ(或いは、印
刷出力等)によって出力される。
【0013】なお、掘削制御作業質22aの図示しない
オペレータ等は、出力部32により出力された比較値H
Tを見ることにより、例えば該比較値HTが掘削体積K
Tが体積TSよりも小さいことを示していることを認識
する場合には、シールド機5の掘削において余剰掘削等
が生じていることを検知する。余剰掘削等の検知を的確
に行うことにより、余剰掘削等が生じた掘削坑2におけ
る補強対策(例えば裏込め材による補強等)を的確に行
うことが可能となる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち第一の
発明は、推進ジャッキ11等の推進ジャッキによって推
進するシールド機5等のシールド機の後方において走行
自在な鋼車15等のズリ運搬車を設け、前記ズリ運搬車
を、掘削坑2等の坑内を走行自在な車体基部17等の車
体基部と、該車体基部上に支持された排土積込箱15a
等のズリ積載箱とで構成し、前記車体基部に、前記ズリ
積載箱から該車体基部に加わる負荷HK1、HK2、H
K3等の負荷を計測し得るロードセル19a等の負荷計
測器を設け、前記負荷計測器により計測された負荷に基
づいてズリ積載箱に積載された排土の重量JR等の重量
を算出して出力する鋼車和算器20、機関車演算器2
1、アンテナ21a等の排土重量算出部を設け、前記算
出出力された排土の重量に基づいて該排土の体積TS等
の体積を算出するアンテナ27、排土量演算部29等の
排土体積算出部を設け、前記シールド機の推進ジャッキ
のストローク量SR等のストローク量を検出し得るスト
ローク量算出部33、ストローク検出器35等のストロ
ーク量検出部を設け、前記検出されたストローク量に基
づいて前記シールド機による理論的な掘削体積KT等の
掘削体積を算出する理論掘削土量演算部31等の理論掘
削土量算出部を設け、前記算出された排土の体積と、前
記算出された理論的な掘削体積を比較して、排土の体積
と理論的な掘削体積との比較値HT等の比較値を算出す
る比較演算部30等の比較演算部を設け、前記算出され
た比較値を出力する出力部32、ディスプレイ等の出力
部を設けて構成されるので、本発明による掘削土量管理
装置を用いると、排土を積載したズリ積載箱の負荷を負
荷計測器を介して計測し、計測された負荷に基づいてズ
リ積載箱に積載された排土の重量を算出して出力し、算
出出力された排土の重量に基づいて該排土の体積を算出
すると共に、推進ジャッキのストローク量を検出し、検
出されたストローク量に基づいて理論的な掘削体積を算
出した後、前記算出された排土の体積と、前記算出され
た理論的な掘削体積を比較して、排土の体積と理論的な
掘削体積との比較値を算出し出力する。よって、本発明
による掘削土量管理装置では、ズリ運搬車の軌道側には
従来設けられていたような重量計測器等が設置されない
で済む。また、車体基部に設けられる負荷計測器は、従
来設けられていたような重量計測器等のように鋼車等の
ズリ運搬車全体の重量を計測せず、排土を積載したズリ
積載箱の重量、即ち負荷を計測すればよいので、該負荷
計測器は極力小規模のものとなる。従って負荷計測器を
設けるための空間を極力小さくすることができるので、
本発明による掘削土量管理装置は小径の掘削坑にも極力
適用可能となる。また、本発明による掘削土量管理装置
では、負荷計測器は車体基部に設けられているので、負
荷計測器による負荷の計測はズリ運搬車が存在する位置
において行われる。即ち、ズリ運搬車が坑内を走行自在
であることより、負荷計測器による負荷の計測位置も坑
内において容易に移動させ得る。また、負荷計測器は上
述したように極力小規模のものとなるので、負荷計測器
を設けたズリ運搬車の移動は容易であり、従って負荷計
測器による負荷の計測位置の移動も容易となる。即ち、
シールド機の前進移動等に従って、ズリ運搬車において
負荷の計測を行う位置、即ち計測位置を前進移動させ、
シールド機の掘削後、掘削による排土をズリ運搬車に積
載した後、極力迅速に負荷を計測し、排土の重量を計測
し、排土の体積を求め、排土の体積と理論的な掘削体積
との比較を行うことができる。従って、この比較値によ
り掘削後直ちに余剰掘削等の検知が行えるようにするこ
とができる。
【0015】また本発明のうち第二の発明は、第一の発
明の掘削土量管理装置において、前記車体基部は、回転
自在な複数の車輪17a等の車輪と、これら車輪を支持
する複数の車軸17b等の車軸を有しており、前記負荷
計測器は、前記各車軸に対して設けられており、前記排
土重量算出部は、前記各負荷計測器により計測された負
荷を合計し、該合計された負荷に基づいて前記ズリ積載
箱に積載された排土の重量を算出することを特徴とする
ので、第一の発明による効果に加えて、排土を積載した
ズリ積載箱の負荷は全て、車輪を支持する複数の車軸に
加わるため、各車軸に対して設けられた各負荷計測器に
より計測された負荷の合計は、排土を積載したズリ積載
箱の重量と極力等しい値となる。よって、合計された負
荷に基づいて算出する排土の重量が極力正確な値とな
り、排土の重量に基づいて算出される排土の体積と理論
的な掘削体積との比較値が極力正確に算出されるので都
合がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による掘削土量管理装置の一例
を示した図である。
【図2】図2は、図1のズリ運搬列車を示したX1−Y
1線による平断面図である。
【図3】図3は、図2のX2−Y2線断面図である。
【図4】図4は、図1に示す掘削土量管理装置の制御装
置を示したブロック図である。
【符号の説明】
2……坑(掘削坑) 5……シールド機 11……推進ジャッキ 15……ズリ運搬車(鋼車) 17……車体基部 17a……車輪 17b……車軸 15a……ズリ積載箱(排土積込箱) 19a……負荷計測器(ロードセル) 20……排土重量算出部(鋼車和算器) 21……排土重量算出部(機関車演算器) 21a……排土重量算出部(アンテナ) 27……排土体積算出部(アンテナ) 29……排土体積算出部(排土量演算部) 30……比較演算部 31……理論掘削土量算出部(理論掘削土量演算部) 32……出力部 33……ストローク量検出部(ストローク量算出部) 35……ストローク量検出部(ストローク検出器) 100……掘削土量管理装置 HK1……負荷 HK2……負荷 HK3……負荷 HT……比較値 JR……重量 KT……掘削体積 SR……ストローク量 TS……体積
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−66088(JP,A) 特開 昭59−55999(JP,A) 特公 平2−56479(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 9/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】推進ジャッキによって推進するシールド機
    の後方において走行自在なズリ運搬車を設け、 前記ズリ運搬車を、前記坑内を走行自在な車体基部と、
    該車体基部上に支持されたズリ積載箱とで構成し、 前記車体基部に、前記ズリ積載箱から該車体基部に加わ
    る負荷を計測し得る負荷計測器を設け、 前記負荷計測器により計測された負荷に基づいてズリ積
    載箱に積載された排土の重量を算出して出力する排土重
    量算出部を設け、 前記算出出力された排土の重量に基づいて該排土の体積
    を算出する排土体積算出部を設け、 前記シールド機の推進ジャッキのストローク量を検出し
    得るストローク量検出部を設け、 前記検出されたストローク量に基づいて前記シールド機
    による理論的な掘削体積を算出する理論掘削土量算出部
    を設け、 前記算出された排土の体積と、前記算出された理論的な
    掘削体積を比較して、排土の体積と理論的な掘削体積と
    の比較値を算出する比較演算部を設け、 前記算出された比較値を出力する出力部を設けて構成し
    た掘削土量管理装置。
  2. 【請求項2】前記車体基部は、回転自在な複数の車輪
    と、これら車輪を支持する複数の車軸を有しており、 前記負荷計測器は、前記各車軸に対して設けられてお
    り、 前記排土重量算出部は、前記各負荷計測器により計測さ
    れた負荷を合計し、該合計された負荷に基づいて前記ズ
    リ積載箱に積載された排土の重量を算出することを特徴
    とする請求項1記載の掘削土量管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111075463A (zh) * 2020-01-10 2020-04-28 中国矿业大学(北京) 盾构施工出土可视化监控管理方法及出土量可视化监控管理系统
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