JP2764278B2 - 磁気記録媒体の製造装置 - Google Patents

磁気記録媒体の製造装置

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JP2764278B2 JP63227226A JP22722688A JP2764278B2 JP 2764278 B2 JP2764278 B2 JP 2764278B2 JP 63227226 A JP63227226 A JP 63227226A JP 22722688 A JP22722688 A JP 22722688A JP 2764278 B2 JP2764278 B2 JP 2764278B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J19/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J19/0006Controlling or regulating processes
    • B01J19/002Avoiding undesirable reactions or side-effects, e.g. avoiding explosions, or improving the yield by suppressing side-reactions

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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本発明は、塗膜面の表面性が良く、電磁変換特性に優
れており、更には被着性に優れた磁性層を有する磁気記
録媒体の製造装置に関する。
ロ.従来技術 磁気テープ、磁気シート、磁気ディスク等の磁気記録
媒体は、第8図に示すように、基体としてのプラスチッ
クのフィルム又はシート1の表面に、下引き層4を介し
て磁性層2が形成された構造となっている。また、一般
に、基体1の裏面にはバックコート層3が設けられてい
る。基体のプラスチックは、磁性層との親和性が良好で
はないので、下引き層4を設けて磁性層2の被着性を良
好にしている。
基体に対する磁性層の被着性を良好にすれば下引き層
を省略する(第4図の構造とする)ことができ、生産性
の観点から好都合である。このための基体の表面処理と
してコロナ放電処理が考えられる。
第6図は、フィルム状基体(以下、ベースフィルムと
呼ぶ。)へのコロナ放電処理の要領を示す要部概略斜視
図である。回転するロール5をガイドとして、ベースフ
ィルム1がロール5に接触しながら走行し、この接触領
域にはロール5に対向して位置する電極6が設けられて
いて、電極6とロール5との間でコロナ放電を生じさせ
る。これにより、ベースフィルム1の電極側の面に対す
る磁性層の被着性が改善される。
ところが、ベースフィルムの走行速度が約100m/min以
上になると、ロール5とベースフィルム1との間に空気
が巻き込まれるようになり、この巻き込まれた空気によ
って後述するようなトラブルが起ることがある。
第7図は第6図の側面図である。ロール5とベースフ
ィルム1との間に空気が巻き込まれる(フィルミングと
呼ばれる。)と、この巻き込まれた空気によってロール
5とベースフィルム1との間が局部的に離間し、この離
間箇所のベースフィルムの裏面(ロール側の面)の一部
又は全面にコロナ放電処理(裏処理)が施されてしま
う。このようなことが起ると、ベースフィルムのこの部
分は、活性になるなどの変質が起り、結果として摩擦係
数が変化してしまい、走行性が悪くなる。その結果、ベ
ースフィルムや磁気テープ等に無理がかかってダメージ
を与えることになる。従って、コロナ放電による上記処
理では、ベースフィルムの走行速度が制限され、これが
生産性の向上を阻んでいる。
しかしながら公知の文献等においては、これらを具体
的にどう解決させるか、またどのような条件において、
裏処理が発生しないのかについて明らかでない。生産す
る上でこの様な装置条件が明確にすることは重要であ
り、本発明者はこの鋭意この点について実験検討した。
ハ.発明の目的 本発明は、塗膜面の表面性が良く、電磁変換特性に優
れており、更には被着性に優れた磁性層を有する磁気記
録媒体を提供することを目的としている。
ニ.発明の構成 本発明は、磁気記録媒体用のベースフィルムを供給す
る供給ロールと、磁気記録媒体用のベースフィルムを巻
き取る巻取ロールと、前記供給ロールと巻取ロールとの
間に設けられた放電処理装置と、前記放電処理装置と巻
取ロールとの間に設けられた磁性塗料塗布装置と、前記
磁性塗料塗布装置と巻取ロールとの間に設けられた第1
の乾燥装置と、前記乾燥装置と巻取ロールとの間に設け
られたカレンダー処理装置と、前記カレンダー処理装置
と巻取ロールとの間に設けられたバックコート層用の塗
料を塗布するバックコート塗料塗布装置と、前記バック
コート塗料塗布装置と巻取ロールとの間に設けられた第
2の乾燥装置とを具備した磁気記録媒体の製造装置であ
って、 前記放電処理装置は、 走行する前記ベースフィルムに接触し、該ベースフィ
ルムを案内して該ベースフィルムの走行方向を変えるガ
イドとしてのロールと、 前記ロールに対向して設けられた電極と、 前記ロールと電極による前記ベースフィルムに対する
放電処理の領域外に設けられてなり、該ロールと電極と
による該ベースフィルムに対する放電処理の領域内にお
いて該ロールに該ベースフィルムを密着させる密着手段
とを備えてなり、 前記放電処理装置によって放電処理された前記ベース
フィルムの放電処理面の側に前記磁性塗料塗布装置によ
り磁性層が設けられ、そして前記第1の乾燥装置によっ
て乾燥処理がなされた後、前記カレンダー処理装置によ
ってカレンダー処理がなされ、そして前記バックコート
塗料塗布装置により前記設けられた磁性層とは反対側の
ベースフィルム上にバックコート層が設けられ、この後
前記第2の乾燥装置で乾燥処理がなされるようにしたこ
とを特徴とする磁気記録媒体の製造装置に係る。
ホ.実施例 以下、本発明の実施例を説明する。
第1図及び第2図のコロナ放電処理装置を示し、第1
図は処理の要領を示す要部概略正面図、第2図は同じく
要部概略斜視図である。なお、第6図〜第8図と共通す
る部分には同じ符号を付して表わしてある(以下、同
様)。
回転するロール(シリコンゴムロール)5をガイドと
して、ベースフィルム1がロール5に接触して走行す
る。この接触領域の略中央に、ロール5に対向して電極
6が位置していて、電極6とロール5との間でコロナ放
電を発生させる。電極6に対してベースフィルム走行方
向手前側にニップロール(金属の平ロール)7が位置し
ていて、ニップロール7はベースフィルム1をロール5
に押付力0.1kg/cm〜1.0kg/cmで押付けている。これによ
り、ベースフィルム1はロール5に気密に密着し、ベー
スフィルム1の走行速度に関係なく両者の間に空気が巻
き込まれることがない。従って、前述したような不所望
な裏処理の発生が確実に防止され、後工程でガイドロー
ルに吸着するなどしてトラブルが発生することがない。
第1図、第2図のコロナ放電処理装置17によってベー
スフィルムにコロナ放電処理を施し、引続きベースフィ
ルムの上記処理面に磁性層を形成し、更に磁性層の反対
側の面にバックコート層(以下、BC層と呼ぶ。)を形成
し、第4図に示す構造の磁気テープとした。
第3図の上記磁気テープ製造のプロセスフロー図であ
る。
先ず、供給ロール10から繰出されたベースフィルム1
は、コロナ放電処理装置17によってコロナ放電処理が施
され、次いでこの処理が施された面に公知のロールコー
ター11により磁性塗料2を塗布後、乾燥器12に導入し、
ここで上下に配したノズル13から熱風14を導入して乾燥
する。次に、乾燥された磁性層付きフィルム1を公知の
カレンダーロール15にかけてカレンダー処理する。この
ように磁性層の形成及びカレンダー処理の後、フィルム
1を巻き取らずに連続的に送り、フィルム1上にBC層用
の塗料16をロール25によって塗布し、乾燥器21内に導入
し、ここで上下に配したノズル22から熱風23を導入して
乾燥することによりBC層を形成し、この後にロール24で
巻き取る。この巻き取り後は、幅広の支持体を所定の幅
にスリッティングし、磁気テープに仕上げることができ
る。
従来は、ベースフィルムへの磁性塗料の塗布、乾燥終
わった後、ベースフィルムは巻き取られ、さらにその後
必要に応じて加熱を伴う後硬化工程に送られていた。ベ
ースフィルムは走行安定性を考慮して表面を或る程度粗
めに仕上げられており、ベースフィルムへの磁性塗料の
塗布、乾燥が終った時点では磁性層に未だ軟らかさが残
っている。そのため、フィルムが巻き取られたときのベ
ースフィルムの裏面の磁性塗膜表面との接触には、更に
はその後のキュアーによりベースフィルムの凹凸が磁性
塗膜面に多数転写され、塗膜面が粗くなる原因となって
いる。このため、電磁変換特性の劣化やドロップアウト
の増加を招くこととなる。
これに対し、本例においては、ベースフィルム上に磁
性層を形成する工程と、ベースフィルムの反対側の面に
BC層を形成する工程とを経た後に、支持体を巻き取って
いるので、巻き取り状態で磁性塗膜面とベースフィルム
とが直接接触することはなく、上述の転写を防止でき
る。
ベースフィルム上へ磁性塗料又はBC層用塗料を塗布し
磁性層、BC層を形成するための塗布方法としては、エア
ードクタコート、ブレードコート、エアーナイフコー
ト、スクイズコート、含浸コート、リバースロールコー
ト、トランスファーロールコート、グラビアコート、キ
スコート、キャストコート、スプレイコート等が利用で
き、その他の方法も可能である。この他、蒸着によって
磁性層を形成してもよい。
また、磁性塗料中(及びBC層用塗料中)に硬化促進剤
を含有させれば、短時間のうちに磁性層の硬化を進行さ
せることができるので、磁性層へのBC層からの転写をも
防ぐ点でより有利な場合があり、作業時間の短縮、生産
性の向上も図ることができる。
また、磁性塗料の調製において、硬化剤とその促進剤
とは別々に添加してよいし或いは同時に添加してもよ
い。好ましくは別々に添加するのがよい。硬化促進剤は
混練時又はレットダウン(バインダー溶液による希釈工
程)時に添加し、硬化剤はコーター直前で連続的又は非
連続的に添加するのがよい。
本例の磁性層に用いられる磁性粉、特に強磁性粉とし
ては、γ−Fe2O3、Co含有γ−Fe2O3、Fe3O4、Co含有Fe3
O4等の酸化鉄磁性粉:Fe、Ni、Co、Fe−Al合金、Fe−Al
−P合金、Fe−Ni−Co合金、Fe−Mn−Zn合金、Fe−Mi−
Zn合金、Fe−Co−Ni−Cr合金、Fe−Co−Ni−P合金、Co
−Ni合金等、Fe、Al、Ni、Co等を主成分とするメタル磁
性粉:CrO2等各種の強磁性粉が挙げられる。
本例の磁気テープの磁性層及びBC層のバインダー樹脂
として、少なくともポリウレタンを使用できるが、これ
は、ポリオールとポリイソシアネートとの反応によって
合成できる。バインダー樹脂としての上記のポリウレタ
ンと共に、フェノキシ樹脂及び/又はビニル系共重合体
も含有せしめれば、磁性層に適用する場合に磁性粉の分
散性が向上し、その機械的強度が増大する。但し、フェ
ノキシ樹脂及び/又は塩化ビニル系共重合体のみでは層
が硬くなりすぎるがこれはポリウレタンの含有によって
防止でき、ベースフィルムに対する被着性が良好とな
る。また、上記以外にも、バインダー樹脂として繊維素
系樹脂が使用可能である。
更に磁性塗料には更にポリイソシアネート系硬化剤を
添加することにより、耐久性を向上することができる。
本例の磁性テープにおいては、磁性層又はBC層中に、
必要に応じて非磁性粒子、分散剤、潤滑剤、帯電防止剤
等の添加剤を含有させてもよい。
以上の手順により、第1図による装置において、コロ
ナ放電処理を下記の条件でベースフィルム1の表面に施
し、磁気テープを製造した。
電極6への供給電力:周波数15KHz 処理電力 10W/m2/min ライン速度 250m/M ロール押付力 0.3kg/cm フィルム張力 8kg/100cm その結果、第3図の各工程へのフィルムの供給は極め
てスムーズになされ、何のトラブルも起らず、第4図に
示す健全な磁気テープが得られた。
これに対し、ニップロール7を設けず、その他は上記
実施例と同様の条件で磁気テープを製造したところ、ベ
ースフィルム1には前述の裏処理が全面的に施されてし
まい、テープの走行性が甚だ悪かった。この場合、この
侭製造を続けても健全な磁気テープが得られない状態で
あったので、製造を中止せざるを得なかった。
コロナ放電処理装置は、第5図に示す構造とすること
ができる。
この例では、第1図、第2図のニップロール7に替え
て、2対のバキュームロール18A、18A、18B、18Bと減圧
容器19とを、電極6の反対側の位置にロール5に対向し
て設けている。減圧容器19は、底板19aと、側壁19b、19
bと側蓋19dと、天蓋19eとを有し、底板19aには排気口19
cが、天蓋19eには吸気口19fが夫々設けてある。
ベースフィルム1は、ガイドレール18C、バキューム
ロール18B、18A、ロール5、バキュームロール18A、18
B、ガイドロール18Cに順次接触して走行する。ベースフ
ィルム1がロール18B、18A、5、18A、18Bに接触して走
行するように、排気口19cから排気ポンプ(図示せず)
で排気してロール5、バキュームロール18A、18A、18
B、18B、減圧容器19及びベースフィルム1で囲まれた空
間を減圧する。これにより、この空間内の空気は外部へ
排出され、ベースフィルム1はロール5に気密に密着し
てベースフィルムの走行速度には無関係に車両の間に空
気が巻き込まれることがなく、前述の裏処理が効果的に
防止される。コロナ放電によりオゾンが発生するのであ
るが、この例では空気と共に発生したオゾンも排出され
る。オゾンは空気を浄化する効能を有するのであるが、
高濃度のオゾンは呼吸器を侵す。この例にあっては、前
記の効果に加えて環境保全の効果も奏せられる。
以上、本発明の実施例を説明したが、そのほか、本発
明の技術思想に基いて種々の変形が可能である。例え
ば、被処理物は、絶縁性フィルムのほか、アルミニウム
箔等の導電性材料であっても良い。この場合は、電極に
は周面に誘電体層を設けた誘電体ロールを使用する。
ヘ.発明の効果 本発明の磁気記録媒体の製造装置は、磁気記録媒体用
のベースフィルムを供給する供給ロールと、磁気記録媒
体用のベースフィルムを巻き取る巻取ロールと、前記供
給ロールと巻取ロールとの間に設けられた放電処理装置
と、前記放電処理装置と巻取ロールとの間に設けられた
磁性塗料塗布装置と、前記磁性塗料塗布装置と巻取ロー
ルとの間に設けられた第1の乾燥装置と、前記乾燥装置
と巻取ロールとの間に設けられたカレンダー処理装置
と、前記カレンダー処理装置と巻取ロールとの間に設け
られたバックコート層用の塗料を塗布するバックコート
塗料塗布装置と、前記バックコート塗料塗布装置と巻取
ロールとの間に設けられた第2の乾燥装置とを具備した
磁気記録媒体の製造装置であって、前記放電処理装置
は、走行する前記ベースフィルムに接触し、該ベースフ
ィルムを案内して該ベースフィルムの走行方向を変える
ガイドとしてのロールと、前記ロールに対向して設けら
れた電極と、前記ロールと電極による前記ベースフィル
ムに対する放電処理の領域外に設けられてなり、該ロー
ルと電極とによる該ベースフィルムに対する放電処理の
領域内において該ロールに該ベースフィルムを密着させ
る密着手段とを備えてなり、前記放電処理装置によって
放電処理された前記ベースフィルムの放電処理面の側に
前記磁性塗料塗布装置により磁性層が設けられ、そして
前記第1の乾燥装置によって乾燥処理がなされた後、前
記カレンダー処理装置によってカレンダー処理がなさ
れ、そして前記バックコート塗料塗布装置により前記設
けられた磁性層とは反対側のベースフィルム上にバック
コート層が設けられ、この後前記第2の乾燥装置で乾燥
処理がなされるようにしたので、磁性層形成前段階にお
けるベースフィルムに対して放電処理が綺麗になされ、
特に不所望な部分に放電処理がされることはなく、所望
の部分にのみ放電処理が行われ、走行性良くベースフィ
ルムは走行し、磁性層の形成が綺麗に行われるようにな
り、かつ、密着性に富む磁性層が得られ、そしてベース
フィルムの凹凸が磁性層の表面に転写されることがない
ので、磁性層の表面性が良く、電磁変換特性に優れ、か
つ、ドロップアウトが少ない磁気記録媒体が得られる等
の特長を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の実施例を示すものであって、 第1図はコロナ放電処理装置の要部概略正面図、 第2図は同じく要部概略斜視図、 第3図は磁気テープ製造のプロセスフロー図、 第4図は磁気テープの拡大断面図、 第5図は他の例によるコロナ放電処理装置の断面図 である。 第6図〜第8図は従来例を示すものであって、 第6図はコロナ放電処理装置の要部概略斜視図、 第7図は同じく要部概略側面図、 第8図は磁気テープの拡大断面図 である。 なお、図面に示された符号において、 1……フィルム状基体(ベースフィルム) 2……磁性層 3……バックコート層(BC層) 5……ロール(ガイド部材) 6……電極 7……ニップロール 17……コロナ放電処理装置 18A、18B……バキュームロール 19……減圧容器 である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/84

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体用のベースフィルムを供給す
    る供給ロールと、磁気記録媒体用のベースフィルムを巻
    き取る巻取ロールと、前記供給ロールと巻取ロールとの
    間に設けられた放電処理装置と、前記放電処理装置と巻
    取ロールとの間に設けられた磁性塗料塗布装置と、前記
    磁性塗料塗布装置と巻取ロールとの間に設けられた第1
    の乾燥装置と、前記乾燥装置と巻取ロールとの間に設け
    られたカレンダー処理装置と、前記カレンダー処理装置
    と巻取ロールとの間に設けられたバックコート層用の塗
    料を塗布するバックコート塗料塗布装置と、前記バック
    コート塗料塗布装置と巻取ロールとの間に設けられた第
    2の乾燥装置とを具備した磁気記録媒体の製造装置であ
    って、 前記放電処理装置は、 走行する前記ベースフィルムに接触し、該ベースフィル
    ムを案内して該ベースフィルムの走行方向を変えるガイ
    ドとしてのロールと、 前記ロールに対向して設けられた電極と、 前記ロールと電極による前記ベースフィルムに対する放
    電処理の領域外に設けられてなり、該ロールと電極とに
    よる該ベースフィルムに対する放電処理の領域内におい
    て該ロールに該ベースフィルムを密着させる密着手段と
    を備えてなり、 前記放電処理装置によって放電処理された前記ベースフ
    ィルムの放電処理面の側に前記磁性塗料塗布装置により
    磁性層が設けられ、そして前記第1の乾燥装置によって
    乾燥処理がなされた後、前記カレンダー処理装置によっ
    てカレンダー処理がなされ、そして前記バックコート塗
    料塗布装置により前記設けられた磁性層とは反対側のベ
    ースフィルム上にバックコート層が設けられ、この後前
    記第2の乾燥装置で乾燥処理がなされるようにしたこと
    を特徴とする磁気記録媒体の製造装置。
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