JP2763758B2 - 箱組立装置 - Google Patents

箱組立装置

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JP2763758B2
JP2763758B2 JP7331917A JP33191795A JP2763758B2 JP 2763758 B2 JP2763758 B2 JP 2763758B2 JP 7331917 A JP7331917 A JP 7331917A JP 33191795 A JP33191795 A JP 33191795A JP 2763758 B2 JP2763758 B2 JP 2763758B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の型紙を折り
曲げて箱を組み立てる箱組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般の農家では、例えば苺等の農
産物を箱詰めして出荷するに際して、段ボール箱を自家
で組み立てて利用している。この種の箱の一例としては
図18に示すものがあり、一枚ものの型紙S0 (図17
参照)を折り曲げて、上部が開口し中仕切りを有する箱
0 を組み立てるようになっている。なお、図17及び
図18において、S1 は箱の中仕切りとなる部位、S2
は箱の対向する側壁となる折曲片、S3 は側縁部であ
る。また、S4 〜S7 は型紙S 0 の中間部から左右方向
に延びる側片であって、このうちのS4 はもう一方の対
向する側壁となる部位、S5 〜S7 は箱の内側に折り込
まれて内側面、内底面及び中仕切りとなる部位である。
なお、図中、破線で示す折り曲げ線(溝)が型押しされ
て形成されている。本願出願人は、この型紙S0 を折り
曲げて箱B0 を組み立てる箱組立装置を開示した(例え
ば、特開平7−214704号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の型紙
0 を折り曲げて作った箱B0 は底が一重構造となって
いるため比較的重量のある物を入れる用途には不向きで
ある。そこで本願出願人は、図14〜図16に示すよう
に、帯状の補強を備えて底を部分的にではあるが二重構
造にした箱B10及びその型紙S10を発明して特許出願し
た(特願平7−321670号)。なお、図14〜図1
6において、S11は箱の底を補強するための帯状部、S
12は箱の対向する側壁となる折曲片、S13は側縁部であ
る。また、S14〜S17は型紙S10の中間部から左右方向
に延びる側片であって、このうちのS14はもう一方の対
向する側壁となる部位、S15〜S17は箱の内側に折り込
まれて内側面、内底面及び中仕切りとなる部位である。
また、側片S16には切り込みが入れられて、例えば図示
形状の切り起こし片S18が形成され、箱を組み立てたと
きに必要に応じて起立させて仕切りとして利用するよう
になっている。なお、図中、破線で示す折り曲げ線
(溝)が型押しされて形成されている。
【0004】そして、前述した従来構造の箱組立装置は
切り起こし片S18を折り曲げて起立させる手段を有して
いないので、箱を組み立てた後、切り起こし片S18を手
作業で折り曲げて起こす必要があり、手間がかかる。
【0005】本発明の目的は、切り起こし片を有する型
紙を所定の形状に折り曲げて簡易迅速に箱を組み立てる
ことのできる箱組立装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、以下のような箱組立装置を創作した。なお、ここで
用いる型紙はシート状で、型紙の中間部に折曲片を有
し、その中間部から左右方向に延設された側片には切り
込みが入れられて切り起こし片が形成されている。すな
わち、本発明は、型紙の左右両端と中間部を繋ぐ側片が
該型紙の中間部に対し上から重なる位置に折り曲げられ
て底部を形成するとともにその底部から切り起こし片が
立ち上がるように構成した箱を組立てる装置であって、
前記型紙を載置するフレーム、そのフレームに設けられ
該型紙の中間部の側縁を係止する係止手段、前記フレー
ムに左右方向に延びる軸線回りに回動可能に設けられ、
前記型紙の中間部を下方から支持する非起立姿勢と、そ
の型紙の中間部に形成されている折曲片を上方に折り曲
げる起立姿勢とをとり得る少なくとも一対の第1曲げ部
材、前記フレームに前後方向に延びる軸線回りに回動可
能に設けられ、前記型紙の中間部から左右に延びる側片
を下方から支持する非起立姿勢と、その側片を上方に折
り曲げる起立姿勢とをとり得る左右一対の第2曲げ部
材、前記第1及び第2曲げ部材を連動させて各々非起立
姿勢から起立姿勢に回動させる駆動機構、前記型紙が折
り曲げられてその型紙の左右両端部が上方に位置してい
るときにその左右両端部を押し下げ得る押下手段、を備
えてなり、前記フレームには型紙載置面の上方に向けて
突出する突状部材が前記型紙の中間部を貫通し得る状態
で配設され、該型紙の側片が前記第2曲げ部材により上
方に向けて折り曲げられた後その型紙の左右両端部が前
記押下手段により押し下げられたときに、その型紙の側
片に形成されている切り起こし片が前記突状部材に当接
して上向きに折れ曲がるように構成したことを特徴とす
る。
【0007】したがって、駆動機構に駆動されて第1曲
げ部材と第2曲げ部材とが起立姿勢をとるときに、型紙
の中間部の折曲片と型紙の側片とが上方に折り曲げら
れ、続いて、型紙の左右両端部が押下手段にて押し下げ
られる。そして、型紙は端部が押し下げられることによ
って側片の一部が型紙載置面に近接し、型紙載置面に近
接する側片に形成されている切り起こし片が突状部材に
当接する結果、相対的に突き上げられて折れ曲がる。こ
のようにして切り起こし片がほぼ起立した状態の箱が所
定の形状に組み立てられる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は箱組立装置を示す正面図、図2は
図1のA−A断面図、図3は箱組立装置の側板を外した
状態での側面図、図4は正面断面図である。なお、この
箱組立装置は、〔発明が解決しようとする課題〕の項で
述べた型紙S10(図14参照)を使用して箱B10(図1
6参照)を組み立てるのに適するものである。
【0009】箱組立装置は、図1〜図4に示すように、
ベース1上に立設された脚部2により上部本体(本発明
でいうフレーム)3が所定の高さに支持されており、詳
しくは後述するが、上部本体3上に載置された型紙S10
を所定の折り曲げ線で折り曲げるための第1及び第2曲
げ部材と、折れ曲げられて持ち上がった型紙S10の端部
を押し下げることによって型紙S10の側片S15〜S
17(図14参照)を各折り曲げ線で折り曲げる押下手段
と、これらを駆動する駆動機構とを備えた概略構成とな
っている。以下、詳しく説明する。
【0010】前記上部本体3は鋼板で平面形状四角形の
略箱状に組み立てられ、型紙載置面となる上面3aには
型紙S10の両側縁部S13のうちの一方を挿し込むための
差込部4a(図3参照)と、縁部S14の位置決めをする
当接部4bとを有する押さえ部材4が取り付けられ、押
さえ部材4に対向する手前側位置にはクランプ部材5が
設けられている。クランプ部材5は、型紙S10の他方
(手前側)の側縁部S13を押圧できる押さえ部5aと把
手部5bとを有し、図5に示すように、スプリングにて
付勢された蝶番5cを介して回動可能に支持されてい
て、型紙S10をクランプできるようになっている。上記
の押さえ部材4とクランプ部材5にて、本発明でいう係
止手段が構成される。
【0011】また,上部本体3には上面3aに沿って前
後方向(図2において上下方向)に延びる支持部材3
b,3bが取付けられ、この支持部材3b,3bに両端
を支持された支軸6a,6aにて第1曲げ部材6,6の
コ字状に折り曲げられた左右両側部が回動自在に支持さ
れている。この第1曲げ部材6,6のコ字の中間部は、
図1〜図4に示す操作前の状態においては、上面3aと
略同一平面を形成しており、かつ、各第1曲げ部材6の
左右両側部に支軸6aと平行に突設されたピン6b〜6
bが押上部材7の長穴部7a〜7aに係合し(図3およ
び図5参照)、押上部材7が後述の駆動機構の作動によ
り昇降することで第1曲げ部材6,6がそれぞれ約90
°回動するようになっている(図4の想像線及び図6参
照)。
【0012】さらに、図2参照、前記支持部材3b,3
bの中間部同士を繋ぐ連結バ−3dが上面3aに沿わせ
て設けられ、ビス止め固定された連結バ−3dから所定
の位置に延びる腕3e,3eから突状部材、具体的には
突き上げピン3f,3fが起立している。この突き上げ
ピン3fの作用については後述するが、型紙S10の切り
起こし片S18に当接してこれを折り曲げるためのもので
ある。
【0013】また、前記支持部材3b,3bには前後方
向に延びる支軸8a,8aが支持具3c〜3cを介して
取付けられ、その支軸8a,8aにて第2曲げ部材8,
8の基端部が回動自在に支持されている。なお、第2曲
げ部材8,8相互は、図4参照、リンク部材8b,8b
を介して連結バー9に連結されていて、連結バー9が次
述する駆動機構の作動にて昇降すると、第2曲げ部材
8,8が同時に約90°回動するようになっている。
【0014】次に、第1及び第2曲げ部材6,8を駆動
するための足踏み式の駆動機構について説明する。前記
脚部2の中央部の取付板2aには、図3に良く現れてい
るように、鉛直線上に2個ずつ配置された案内輪11
a,11b,12a,12bが回動自在に取付けられて
いる。一方、押上部材7に垂設された第1昇降脚7b
と、連結バー9に垂設された第2昇降脚9aには上記案
内輪11a〜12bに係合する案内溝(長穴)7c,7
d及び9b,9cが形成され、かつ、案内輪11a,1
2aの支軸にダンパー13,14のシリンダーが接続さ
れ、ダンパー13,14のロッド先端が昇降脚7b及び
第2昇降脚9aの中間部に連結されている。すなわち、
第1及び第2昇降脚7b,9aは案内輪11a〜12b
に案内されて昇降でき、かつ、ダンパー13,14の緩
衝作用にてその動きが適宜に規制されている。ダンパー
13,14は緩衝装置の一具体例であり、本例では油圧
式である。なお、取付板2aには、昇降脚7bの最下降
位置を調整できるストッパー15が取付けられている。
【0015】さらに、前記脚部2には、足踏レバー16
が支軸16aにて取付板2aに回動自在に取付けられて
いる。足踏レバー16に連結された第1カム17はスプ
リング18にて図3の右上方向に引き上げられた状態で
受け板19に当接するとともに、当接板17aの下縁部
を第1リンク20の先端部に係合させている。なお、第
1リンク20は支軸20aにて取付板2aに回動自在に
取付けられていて、後端部のピン20bを第1昇降脚7
bの下端部の穴(長穴)7eに係合させている。図3
中、21は第1カム17が降下したときに第1カム17
のカム面17bを摺接させて第1カム17を図3の反時
計回転方向に回転変位させるためのカム部材であり、1
6cは足踏レバー16に取付けられた踏み板である。
【0016】すなわち、足踏レバー16が踏まれて第1
カム17が下方へ位置変位すると当接板17aに係合し
ている第1リンク20が回転変位するため第1昇降脚7
bが持ち上げられるが、第1カム17が所定の位置まで
降下すると、カム部材21が作用して第1カム17と第
1リンク20との係合が外れるため、第1昇降脚7bが
ストッパー15に当接する位置まで自重とダンパー13
の作用で徐々に降下するようになっている。
【0017】一方、第2昇降脚9aの下端部の穴(長
穴)9dに、第2リンク22の後端部のピン22bが係
合している。この第2リンク22は支軸22aにて取付
板2aに回動自在に取付けられるとともに、先端部のピ
ン22cを足踏レバー16の穴(長穴)16bに係合さ
せている。したがって、足踏レバー16が回動すると、
第2リンク22が回転変位して第2昇降脚9aが昇降す
るようになっている。
【0018】次に、押下手段について説明する。取付板
2aの上部後寄りの位置には、図3に示すように、案内
輪24a,24bが回動自在に取付けられており、昇降
ロッド25が、上下方向に延びるガイド溝25aを案内
輪24a,24bに係合させた状態で上下方向にスライ
ドできるように形成されている。昇降ロッド25の上端
部には略逆V字状の押さえ板26が上面3a(型紙載置
面)上に張り出すように取付けられている。
【0019】次に、上記押下手段を駆動するための手回
し式の駆動機構について説明する。上部本体3には、図
4の右端位置に前後方向に延びるシャフト31が回動自
在に取付けられ、シャフト31の前端部にはハンドル3
2が取付けられ、後部には駆動スプロケット33が取付
けられている。一方、取付板2aには昇降ロッド25を
左右からはさむ位置に設けられた支持部材34にて第1
及び第2スプロケット35,36が取付けられ、さら
に、取付板2aの下部に支持具を介して下スプロケット
37が取付けられている。
【0020】そして、昇降ロッド25の下端部に一端が
固定された伝動部材、具体的にはチェーン38は、各ス
プロケットを、図1に破線で示したように経由して同じ
昇降ロッド25の下端部に固定されている。図中、39
はチェーン38の長さを調整する部材である。なお、第
1スプロケット35と下スプロケット37の間におい
て、チェーン38には、昇降ロッド25と押さえ板26
とをほぼ合計した質量のカウンターウェイト40が取付
けられている。したがって、ハンドル32を回せば、シ
ャフト31を介して駆動スプロケット33が軽く回り、
チェーン38が回動して昇降ロッド25が昇降するよう
になっている。
【0021】また、上部本体3の背面側左右位置には、
上面3a(型紙載置面)より上方で水平方向に伸びるL
形アーム41,41の基端部が固定されている。L形ア
ーム41,41の上辺中間部にはローラ41a,41a
(邪魔部材ともいう)が回動自在に装着されている。な
お、この邪魔部材を設ける目的は、後述する箱組立時に
おいて、型紙S10が反っているような場合に、簡便な手
段にて型紙S10の側片の折り曲げ途中での姿勢を矯正す
ることにあり、折り曲げ姿勢を規制することができるの
でその分、本装置の押下手段を簡素に構成できるととも
に、作動が安定する。
【0022】また、上部本体3の前面側左端位置には、
作業者が右手でハンドル32を回すときに左手で握って
上体を安定させるための把手42が取付けてある。
【0023】さて、上記構成の組立装置を用いた箱の組
み立てについて説明する。型紙S10は、前述したように
図14に示す所定形状に打ち抜かれたもので、破線で示
す折り曲げ線上に折り溝が付けられている。この型紙S
10の中間部には帯状部S11と折曲片S12があり、中間部
から左右に延びる側片は各々の折り曲げ線となる折り溝
がつけられてS14〜S17に区分されている。また、側片
16には切り込みが入れられて切り起こし片S18が形成
されている。
【0024】まず、図8に示すように、上部本体3の上
面3a(型紙載置面)に型紙S10を載置し、型紙S10
中間部の側縁を差込部4aに差し込み、当接部4bに当
接させて位置決めする。続いてクランプ部材5を操作し
て型紙10のもう一方(手前側)の側縁をはさみ込んで保
持する。これで型紙S10のセットが完了する。このと
き、突き上げピン3fは型紙S10と干渉することはな
く、帯状部S11と折曲片S 12との間の隙間より型紙S10
の上方に突出している。駆動機構の作動前の状態が図5
に示されている。このとき、第1及び第2昇降脚7b,
9aは共に自重で降下しており、足踏レバー16はスプ
リング18にて持ち上げられた状態になっている。
【0025】次に、図6に示すように、足踏レバー16
を途中まで踏み込んで第1曲げ部材6を回動させ、折曲
片S12を起立させる。これと同時に、第2曲げ部材8も
回動するから、図9に示すように、型紙10は中間部と側
片との間で所定の角度に折れ曲がり、ほぼ同時に側片は
ローラ41a,41aに当接するので、型紙S10が上に
反った(カール)状態で載置されていてもここで矯正さ
れる。ここまでが第1ステップである。そして、足踏レ
バー16、第1及び第2昇降脚7b,9aは図6に示す
位置関係になる。
【0026】次の第2ステップは足踏レバー16を、図
7に示すように、最後まで踏み込む過程である。この第
2ステップで、カム部材21が作用して第1カム17と
第1リンク20との係合が外れるため、第1昇降脚7b
がストッパー15に当接する位置まで自重とダンパー1
3の作用で緩やかに降下することになり、第1リンク2
0は元の位置に復帰し、第1曲げ部材6は折曲片S12
ら離れた非起立姿勢に戻る。
【0027】他方、第2リンク22はさらに足踏レバー
16に押下されて回転変位し、図10に示すように、起
立する第2曲げ部材8,8が側片のS14部を起立状態に
するとともに、第2曲げ部材8,8の爪先部は側片のS
15〜S17部を箱の中心部に向けておじぎをさせるように
押して先端部S17同士を互いに当接し易くしている。な
お、折曲片S12は外壁となるS14部ではさみつけられて
起立状態が保持されている。
【0028】次に、箱の周壁が立ち上がった状態で型紙
10の側片を内側に折り込む第3ステップを説明する。
第2ステップから継続して足踏レバー16を最後まで踏
み込んだ状態のままでハンドル32を回して押さえ板2
6を降下させる。そして、図11に示すように型紙S10
の側片S17の先端部が正しく押さえ板26にはまり込ん
だのを目視確認したら、さらに押さえ板26を降下させ
て側片S15〜S17を箱の内側に押し込むようにすると、
図13(a)参照、側片S16は上部本体3の上面3a
(型紙載置面)に接近し、側片S16に形成されている切
り起こし片S18が突き上げピン3fに当接する。そし
て、図12及び図13(b)に示すように、押さえ板2
6を下まで降ろすと、側片S16にて箱の底が形成される
と同時に、突き上げピン3fが切り起こし片S18を突き
上げてほぼ起立させた状態になる。
【0029】こうして、型紙10の側片S15〜S17が折り
込まれて箱の外壁に続く内側面、内底面及び中仕切りが
形成されるとともに、中仕切りとなる側片S17に設けら
れているスリットが折曲片S12にはまり込んで図16に
示した箱が完成する。なお、切り起こし片S18はほぼ起
立状態に起こされている。その後、足踏レバー16から
足を離し、ハンドル32を逆回転させて押さえ板26を
上方に退避させ、箱組立装置を初期状態にする。
【0030】上記実施形態の箱組立装置は、比較的コン
パクトであるから安価に製作でき、移動も簡単にでき
る。また、上記実施形態においては、箱組立装置を動力
設備のないところでも使用可能とするべく、駆動機構を
人力操作方式としたが、これに限られるものではなく、
適宜モータやエアシリンダ等を設けて、操作をさらに楽
にすることもできる。
【0031】また、組み立てられた箱B10の切り起こし
片S18は側片S17とともに略十字に箱を仕切っており、
果物パック等の内箱を挿入し易くするとともに、内箱の
荷崩れ等を防止することができる。なお、切り起こし片
18や突き上げピン3fは、本例の形状に何ら拘束され
るものではなく、当業者が適宜に変更できる。また、箱
の素材としては、特に紙でなくても合成樹脂その他の折
り曲げ可能なシート状のものであれば良く、型紙の形状
も適宜変更することが可能である。そして、型紙の形状
が異なり突き上げピン3fと干渉するような場合には、
突き上げピン3fを取り外して箱組立装置を使用するこ
とも可能である。
【0032】
【発明の効果】すなわち、本発明の箱組立装置によれ
ば、切り起こし片を有する型紙から箱を簡易迅速に、し
かも正確な形状に組み立てることができるから、組立作
業の労力を著しく軽減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の箱組立装置の正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】箱組立装置の側板を外した状態の側面図であ
る。
【図4】箱組立装置の内部を示す正面断面図である。
【図5】足踏レバーの動作説明図であり、踏み込み前の
状態を示す。
【図6】足踏レバーの動作説明図であり、踏み込み途中
の状態を示す。
【図7】足踏レバーの動作説明図であり、完全に踏み込
んだ状態を示す。
【図8】型紙を箱組立装置にセットした状態を説明する
図である。
【図9】型紙を途中まで折り曲げた第1ステップを説明
する図である。
【図10】型紙を途中まで折り曲げた第2ステップを説
明する図である。
【図11】型紙の側片の先端部を押し下げる第3ステッ
プを説明する図である。
【図12】型紙を曲げ終えた状態を説明する図である。
【図13】(a)は折り曲げ途中の型紙を説明する模式
図、(b)は切り起こし片が突き上げピンに当接してほ
ぼ起立した状態を示す部分拡大模式図である。
【図14】型紙の展開図である。
【図15】型紙を曲げて箱を組み立てる中間状態を説明
する斜視図である。
【図16】箱の斜視図である。
【図17】従来例の型紙の展開図である。
【図18】従来例の箱の斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース 3 上部本体(フレーム) 3f 突き上げピン(突状部材) 4 押さえ部材 5 クランプ部材 6 第1曲げ部材 7b 第1昇降脚 8 第2曲げ部材 9a 第1レバー 9a 第2昇降脚 16 足踏レバー 26 押さえ板(押下部材) 32 ハンドル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型紙の左右両端と中間部を繋ぐ側片が該
    型紙の中間部に対し上から重なる位置に折り曲げられて
    底部を形成するとともにその底部から切り起こし片が立
    ち上がるように構成した箱を組立てる装置であって、 前記 型紙を載置するフレーム、 そのフレームに設けられ型紙の中間部の側縁を係止す
    る係止手段、 前記フレームに左右方向に延びる軸線回りに回動可能に
    設けられ、前記型紙の中間部を下方から支持する非起立
    姿勢と、その型紙の中間部に形成されている折曲片を上
    方に折り曲げる起立姿勢とをとり得る少なくとも一対の
    第1曲げ部材、 前記フレームに前後方向に延びる軸線回りに回動可能に
    設けられ、前記型紙の中間部から左右に延びる側片を下
    方から支持する非起立姿勢と、その側片を上方に折り曲
    げる起立姿勢とをとり得る左右一対の第2曲げ部材、 前記第1及び第2曲げ部材を連動させて各々非起立姿勢
    から起立姿勢に回動させる駆動機構、 前記型紙が折り曲げられてその型紙の左右両端部が上方
    に位置しているときにその左右両端部を押し下げ得る押
    下手段、を備えてなり、 前記フレームには型紙載置面の上方に向けて突出する突
    状部材が前記型紙の中間部を貫通し得る状態で配設さ
    、該型紙の側片が前記第2曲げ部材により上方に向け
    て折り曲げられた後その型紙の左右両端部が前記押下手
    段により押し下げられたときにその型紙の側片に形成
    されている切り起こし片が前記突状部材に当接して上向
    きに折れ曲がるように構成したことを特徴とする箱組立
    装置。
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