JP2762409B2 - マルチゾーン・コードレス電話装置 - Google Patents

マルチゾーン・コードレス電話装置

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JP2762409B2
JP2762409B2 JP10385492A JP10385492A JP2762409B2 JP 2762409 B2 JP2762409 B2 JP 2762409B2 JP 10385492 A JP10385492 A JP 10385492A JP 10385492 A JP10385492 A JP 10385492A JP 2762409 B2 JP2762409 B2 JP 2762409B2
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真 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチゾーン・コード
レス電話装置に関し、特に、保留中のコードレス子機に
よる無線回線の再捕捉を確実に行ない得るように構成し
たものである。
【0002】
【従来の技術】広い構内を有する工場や多層階の建物等
において有効に利用されているマルチゾーン・コードレ
ス電話装置は、図7に示すように、電話装置全体の動作
を制御する主装置1と、この主装置1に有線接続された
複数のコードレス電話用接続装置41〜45と、この接続装
置41〜45との間を無線回線で結ばれる複数のコードレス
子機51〜53とによって構成されている。
【0003】主装置1は、外線(局線)2に接続し、各
コードレス子機51〜53を局線に繋ぐ通信制御を行なって
いる。主装置1には、さらに、一般の有線電話機6を接
続することもできる。
【0004】構内に分散して設置された接続装置41〜45
は、無線ゾーン31、32を形成し、通話時には、そのゾー
ンに属するコードレス子機との間で無線接続が行なわれ
る。1台の接続装置は、同時に複数のコードレス子機と
無線接続することができないため、1つのゾーンにおい
て同時通話を必要とする場合には、そのゾーンに複数の
台数の接続装置が設置される。1つのゾーンの複数の接
続装置41〜42および43〜45は、1つのグループを形成
し、グループ内の接続装置とゾーンに属する複数のコー
ドレス子機とは任意に組み合わせて無線接続することが
できる。
【0005】このような無線ゾーンは、建物の各階毎
に、あるいは、広い工場の構内を幾つかのエリアに区切
って形成される。
【0006】各コードレス子機51〜53は、どの無線ゾー
ンに属しているか、ということを位置登録する。この位
置登録のデータは、主装置1にも記憶され、局線からの
着信要求があると、このデータによって、該当するコー
ドレス子機を呼び出すための接続装置が決定される。
【0007】コードレス子機を所持した人が移動して、
それまで属していたゾーンを離れ、他のゾーンに移った
ときは、ゾーン切換(ハンドオーバ)のための位置登録
の更新が行なわれる。このときには、主装置1に記憶さ
れているデータも同時に更新される。
【0008】この主装置1は、図8に示すように、主装
置全体の動作を制御するマイクロ・コンピュータ11と、
位置登録データを記憶するメモリ12と、局線と接続し
て、着信の検出・通話の確立・発呼時のダイヤルの送出
等を行なう局線インタフェース(I/F)回路13と、各
接続装置41〜45および一般電話機6に接続してデータ通
信制御を行なう電話機インタフェース回路14とを備えて
いる。
【0009】局線からの着信要求があると、主装置1で
は、局線インタフェース回路13によって着信を検出し、
電話機インタフェース回路14を通じて、該当するゾーン
の接続装置41〜45から、コードレス子機51〜53の呼び出
しを行なわせる。コードレス子機が応答し、コードレス
子機と接続装置との間に無線回線による通話チャネルが
確保されると、コードレス子機と局線との通話が可能に
なる。
【0010】さて、このマルチゾーン・コードレス電話
装置において、コードレス子機51が、一旦、通話を保留
し、接続装置41との無線接続を解放して待ち受け状態に
戻った後、暫くして、通話を再開する(保留を再捕捉す
る)場合の動作について説明する。
【0011】コードレス子機51が、ゾーン31の中の接続
装置41を経由して局線に接続し、通話が行なわれている
場合には、主装置1のメモリ12では、コードレス子機51
がゾーン31に属すものとして位置登録している。
【0012】利用者が、コードレス子機51によって保留
動作を行ない、それまで接続していた無線回線を解放す
る。その後暫くして、保留再捕捉のために、コードレス
子機51で無線接続動作を行なうと、ゾーン31の中の接続
装置41または42のいずれかとの間で、再度無線接続が行
なわれ、その上で保留再捕捉の動作を行なうと、局線と
の間の通話が再び可能になる。
【0013】しかし、このとき、ゾーン31の接続装置4
1、42のいずれもが使用中のときは、このゾーンのグル
ープの接続装置41、42と無線接続をすることができな
い。このような場合は、コードレス子機51は、別のゾー
ン32に位置登録し直し、それによって主装置1のメモリ
12の位置登録データを変更する。そして、コードレス子
機51は、新たなゾーン32の接続装置43と無線接続を行な
い、保留再捕捉の動作を実行する。
【0014】また、保留後、一定時間経過してもコード
レス子機51によって保留の再捕捉が行なわれない場合
に、主装置1がコードレス子機51を呼び出し、通話を再
開させるように動作する機種が作られている。
【0015】この主装置1による再呼出しでは、主装置
1は、メモリ12に記憶されている位置登録データにした
がって、ゾーン31の中の接続装置41または42のいずれか
を使って、コードレス子機51を呼出す。コードレス子機
51が応答し、コードレス子機51と接続装置41との間に通
話チャネルが設定されると、局線とコードレス子機51と
の間が再び結ばれ、通話が再開される。
【0016】なお、マルチゾーン・コードレス電話装置
の1つの種類として、通話チャネルを時分割多重して使
用するデジタル・マルチゾーン・コードレス電話装置が
知られている。この装置では、1本の通話チャネルを時
分割することによって、1つの接続装置に対して、その
無線ゾーンに属する複数のコードレス子機が同時に無線
接続することが可能である。接続装置と無線接続した各
コードレス子機は、通話チャネルの1つのタイム・スロ
ットを使用して通話を行なう。
【0017】この装置において、局線と通話中のコード
レス子機が通話の保留動作を行なうと、それまで、この
コードレス子機の使用していたタイム・スロットは空き
タイム・スロットとなり、コードレス子機は待ち受け状
態に戻る。
【0018】その後、コードレス子機が局線との通話を
再開するときには、空きタイム・スロットの1つを確保
して、接続装置との間の無線接続を図る。無線ゾーンの
中に空きタイム・スロットがない場合は、先の例と同
様、他の無線ゾーンに位置登録し、そこで空きタイム・
スロットを確保する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマルチ
ゾーン・コードレス電話装置では、保留再捕捉のとき
に、コードレス子機の属するゾーンの接続装置が全て使
用中である場合には、位置登録のやり直しを行なわなけ
ればならず、多くの手間を要する。しかも、このとき、
他のゾーンの接続装置も全て使用中であるときは、元の
ゾーンの接続装置のうちの少なくとも1台が空くまで再
捕捉を待つ必要がある。
【0020】また、主装置からコードレス子機を保留再
呼出しする場合にも、無線ゾーンの接続装置が全て使用
中であるときには、それを実行することができない。
【0021】本発明は、従来のマルチゾーン・コードレ
ス電話装置の抱えるこれらの問題点を解決するものであ
り、保留後の再捕捉や再呼出しを確実に行なうことがで
きるマルチゾーン・コードレス電話装置を提供すること
を目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、主
装置と、この主装置に接続する接続装置と、複数のコー
ドレス子機とを具備し、コードレス子機が、コードレス
子機の登録している無線ゾーンの接続装置と無線接続を
することができるマルチゾーン・コードレス電話装置に
おいて、無線接続していない空き接続装置の台数が保留
状態のコードレス子機の台数を下回らないようにコード
レス子機と接続装置との無線接続を規制する規制手段を
設けている。
【0023】また、保留状態のコードレス子機が、保留
の再捕捉時に、保留動作時の接続装置と再び無線接続を
するように、前記規制手段によって規制している。
【0024】さらに、保留状態のコードレス子機を他の
無線ゾーンに登録する場合に、この登録により、他の無
線ゾーンにおける空き接続装置の台数が保留状態のコー
ドレス子機の台数を下回るときは、規制手段によって前
記登録を規制している。
【0025】また、コードレス子機への着信要求に対し
て、この着信要求を認めた場合に、空き接続装置の台数
が保留状態のコードレス子機の台数を下回るときは、保
留状態のコードレス子機に対する着信要求を除いて、前
記規制手段によって着信要求の規制を行なっている。
【0026】また、コードレス子機が保留を捕捉する機
能キーを押下したときは、このコードレス子機に対し
て、規制手段による無線接続の規制を解除している。
【0027】また、保留状態のコードレス子機に対する
再呼出しが成功しない場合に、この保留を解消する手段
を設けている。
【0028】また、保留中の相手先が保留を中止して終
話した場合に、この保留を解消する手段を設けている。
【0029】また、主装置と、主装置に接続する接続装
置と、複数のコードレス子機とを具備し、コードレス子
機が、コードレス子機の登録している無線ゾーンの接続
装置と、時分割多重した通話チャネルのタイム・スロッ
トを使用して無線接続するマルチゾーン・コードレス電
話装置において、使用中でない空きタイム・スロットの
個数が保留状態のコードレス子機の台数を下回らないよ
うに、コードレス子機の発信および/または受信を規制
する規制手段を設けている。
【0030】さらに、空きタイム・スロットの個数が保
留状態のコードレス子機の台数を下回らないように、規
制手段によって、他の無線ゾーンからのコードレス子機
のゾーン切り替えを規制している。
【0031】
【作用】そのため、保留状態のコードレス子機が、保留
の再捕捉を行なう場合には、常に、そのコードレス子機
の登録されているゾーンの接続装置との間で無線接続す
ることができる。
【0032】さらに、保留状態のコードレス子機への再
呼出しを行なう場合にも、常に、そのコードレス子機の
属するゾーンの接続装置を用いてアクセスすることがで
きる。
【0033】また、保留状態のコードレス子機以外のコ
ードレス子機が保留の捕捉を行なう場合には、接続装置
との無線接続に関して、一切の規制を受けない。
【0034】また、保留状態のコードレス子機が再呼出
しに応じなかったり、保留の相手先が保留を中止して終
話したときには、保留は解消される。
【0035】また、同様の作用は、デジタル・マルチゾ
ーン・コードレス電話装置においても行なわれる。
【0036】
【実施例】(第1実施例)本発明のマルチゾーン・コー
ドレス電話装置は、その全体的構成に関しては、図7に
示すものと同様であり、また、主装置1の構成に関して
は、マイクロ・コンピュータ11の制御動作の違いを除け
ば、図8のものと変わりがない。
【0037】第1実施例のマルチゾーン・コードレス電
話装置は、保留を行なったコードレス子機が保留を再捕
捉する際に、必ず保留した接続装置と無線接続できるよ
うに構成している。
【0038】このマルチゾーン・コードレス電話装置の
動作を、図1のフローチャートに基づいて説明する。
【0039】今、コードレス子機51が、接続装置41およ
び主装置1を介して、局線2と通話を行ない、また、コ
ードレス子機52が、接続装置42および主装置1を介し
て、一般電話機6と通話を行なっているものとする。
【0040】コードレス子機51が保留動作を行ない、接
続装置41との無線接続を切断して待ち受け状態に戻る
と、この切断の情報は、電話機インタフェース回路14を
介してマイクロ・コンピュータ11に伝えられる。
【0041】ステップ1;接続装置41の無線接続が切断
したことを認識したマイクロ・コンピュータ11は、メモ
リ12に対し、接続装置41の情報として、「状態=保留、
保留相手=コードレス子機51のID」を書き込む。
【0042】ステップ2;この状態のときに、別のコー
ドレス子機53が、発呼要求信号を出力して、接続装置41
への無線接続を求めると、発呼要求信号を受信した接続
装置41は、電話機インタフェース回路14を介して、マイ
クロ・コンピュータ11に、無線接続の要求されているこ
と、および、要求しているコードレス子機53のIDを伝
える。
【0043】ステップ3;マイクロ・コンピュータ11
は、メモリ12に記憶している情報に基づいて、接続装置
41の状態が保留であるかどうかを判定し、ステップ4;
保留でないときは、接続装置41に対して、コードレス子
機53との接続を許可する指示を与える。
【0044】ステップ5;保留の場合は、接続を要求し
ているコードレス子機53のIDと、保留相手のコードレ
ス子機51のIDとを比較して、それらが一致するかどう
かを判定する。
【0045】ステップ4;一致するとき、即ち、保留中
のコードレス子機51から発呼要求が出されている場合に
は、接続装置41に対して、コードレス子機51との接続を
許可する指示を与える。
【0046】ステップ6;一致しない場合には、接続装
置41に対して、コードレス子機53との接続を拒否する指
示を与える。
【0047】(第2実施例)第2実施例のマルチゾーン
・コードレス電話装置は、ゾーン内のコードレス子機が
保留動作を行なった後に保留を再捕捉する場合、必ず保
留したゾーンの接続装置と無線接続ができるように構成
している。
【0048】このマルチゾーン・コードレス電話装置の
動作を、図2のフローチャートに基づいて説明する。
【0049】今、コードレス子機51が、接続装置41およ
び主装置1を介して、局線2と通話を行ない、また、コ
ードレス子機52が、接続装置42および主装置1を介し
て、一般電話機6と通話を行っている。
【0050】コードレス子機51が保留動作を行ない、接
続装置41との無線接続を切断すると、この切断の情報
は、電話機インタフェース回路14を介してマイクロ・コ
ンピュータ11に伝えられる。
【0051】ステップ11;接続装置41の無線接続が切
断したことを認識したマイクロ・コンピュータ11は、メ
モリ12に対し、ゾーン31の情報として、保留したコード
レス子機51のIDを書き込み、また、メモリ12の記憶す
る保留子機の台数および空き接続装置の台数の値を更新
する。メモリ12は、ゾーン31における保留子機および空
き接続装置の台数として、それまで記憶していた0に+
1した値を新たに記憶する。その後、コードレス子機52
が保留動作を行ない、接続装置42との無線接続を切断す
ると、この切断の情報を受信したマイクロ・コンピュー
タ11は、保留したコードレス子機52のIDをメモリ12に
書き加え、メモリ12の記憶する、ゾーン31における保留
子機台数および空き接続装置台数を、それぞれ2に更新
する。
【0052】ステップ12;この状態のときに、別のコ
ードレス子機53が、発呼要求信号を出力して、ゾーン31
の接続装置41に無線接続を求めると、発呼要求信号を受
信した接続装置41は、電話機インタフェース回路14を介
して、マイクロ・コンピュータ11に、無線接続の要求さ
れていること、および、要求しているコードレス子機53
のIDを伝える。
【0053】ステップ13;マイクロ・コンピュータ11
は、メモリ12の記憶するゾーン31の情報に基づいて、ゾ
ーン内の空き接続装置の台数が保留子機の台数より多い
かどうかを判定し、ステップ14;「保留子機台数<空
き接続装置台数」のときは、接続装置41に対して、コー
ドレス子機53との接続を許可する指示を与える。
【0054】ステップ15;「保留子機台数=空き接続
装置台数」の場合には、接続を要求しているコードレス
子機53のIDと、保留しているコードレス子機51、52の
IDとを比較して、それらが一致するかどうかを判定す
る。
【0055】ステップ14;一致するとき、即ち、保留
中のコードレス子機51または52から発呼要求が出されて
いる場合には、接続装置41に対して、コードレス子機と
の接続を許可する指示を与え、また、メモリ12の記憶か
ら、このコードレス子機のIDを消去する。
【0056】ステップ16;一致しない場合には、接続
装置41に対して、コードレス子機51との接続を拒否する
指示を与える。
【0057】このように、第2実施例のマルチゾーン・
コードレス電話装置では、ゾーン内の複数のコードレス
子機が保留動作を行なう場合でも、保留後の再捕捉にお
いて、各コードレス子機は、必ず保留したゾーンの接続
装置と無線接続をすることができる。
【0058】(第3実施例)第3実施例のマルチゾーン
・コードレス電話装置では、保留して無線接続を切断し
た状態のコードレス子機が、他のゾーンに移動して新た
に位置登録を終えた場合には、新しいゾーンにおいて、
必ず、再捕捉のための無線接続ができるように構成して
いる。
【0059】このマルチゾーン・コードレス電話装置の
動作を、図3のフローチャートに基づいて説明する。
【0060】第2実施例(図2)におけるステップ11
の手順の後に、コードレス子機51がゾーン32へ移動し、
ここで新たに位置登録動作を行なう場合を想定する。
【0061】ステップ21;コードレス子機41が位置登
録動作をしたことを示す情報は、ゾーン32の中の接続装
置43から、電話機インタフェース回路14を介してマイク
ロ・コンピュータ11に伝えられる。
【0062】ステップ22;マイクロ・コンピュータ11
は、メモリ12よりゾーン32の空き接続装置の台数および
保留子機の台数に関する情報を読み出し、空き接続装置
の台数から保留子機の台数を引いた値が0かどうかを判
別し、ステップ23;0のときは、コードレス子機51の
位置登録を不許可とする。
【0063】ステップ24;0でなければ、コードレス
子機51の位置登録を行ない、ステップ25;メモリ12の
ゾーン31およびゾーン32に関する保留情報をそれぞれ更
新する。すなわち、ゾーン32については、保留する子機
の中にコードレス子機51のIDを書き加え、保留子機の
台数を+1する。また、ゾーン31については、コードレ
ス子機51のIDを消去し、保留子機の台数を−1する。
【0064】(第4実施例)第4実施例のマルチゾーン
・コードレス電話装置は、常に、保留したコードレス子
機の属するゾーンの接続装置を通じて、保留後の再呼出
しを行なうことができるように構成している。
【0065】このマルチゾーン・コードレス電話装置の
動作を、図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0066】第2実施例(図2)におけるステップ11
の手順の後に、ステップ31;ゾーン31に位置登録して
いるコードレス子機に対する着信要求が発生すると、ス
テップ32;マイクロ・コンピュータ11は、メモリ12の
ゾーン31に関する保留情報を読み出し、空き接続装置台
数が保留子機台数より多い状態にあるかどうかを判別す
る。
【0067】ステップ33;空き接続装置台数が保留子
機台数より多い場合は、着信を許可する。
【0068】ステップ34;「空き接続装置台数=保留
子機台数」の場合には、着信先のコードレス子機のID
が、メモリ12されている保留中の子機のIDと一致する
かどうかを判別し、ステップ33;一致する場合には、
着信を許可し、ステップ35;一致しない場合には、着
信を許さず、着信元に対して話中音を流す。
【0069】このように、着信要求の受け入れを制限
し、保留中のコードレス子機を着信先とする着信要求に
対しては、それを許すことにより、常に、コードレス子
機の属するゾーンの接続装置を通じて、保留後の再呼出
しを行なうことができる。
【0070】(第5実施例)第5実施例のマルチゾーン
・コードレス電話装置では、保留中の局線との通話を、
保留動作を行なったコードレス子機51以外のコードレス
子機53によっても捕捉できるように構成している。
【0071】このマルチゾーン・コードレス電話装置で
は、接続装置41への無線接続を求めるコードレス子機53
が、保留を捕捉する働きを持つ機能キーを押下している
場合には、第1実施例(図1)または第2実施例(図
2)のフローチャートにおいて、ステップ3またはステ
ップ13以下の判別は行なわず、接続装置41との無線接
続に許可を与える。
【0072】(第6実施例)第6実施例のマルチゾーン
・コードレス電話装置では、保留中のコードレス子機に
対する再呼出しを繰り返し失敗した場合に、保留の解除
を行なうように構成している。
【0073】このマルチゾーン・コードレス電話装置の
動作を、図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0074】第4実施例(図4)のフローチャートのス
テップ31以降の手順を経て、保留中のコードレス子機
51に保留再呼出しを行ない(ステップ33)、ステップ
41;この保留再呼出しにおいて、コードレス子機51の
無応答等により、無線接続に失敗した場合には、失敗数
として+1をカウントする。
【0075】ステップ42;この失敗数が予め定めた値
に達するまでは、保留再呼出しのためのステップを繰り
返し、失敗数が一定数以上になったときは、ステップ4
3;保留を解放する。
【0076】このように、一定回数(または時間)保留
再呼出しに失敗したコードレス子機に対しては、保留を
解除することにより、無駄な保留を少なくしている。
【0077】(第7実施例)第7実施例のマルチゾーン
・コードレス電話装置では、保留中の相手が保留を中止
して終話した場合に、保留を解除できるように構成して
いる。
【0078】このマルチゾーン・コードレス電話装置で
は、保留相手が保留中に終話した場合に、話中音の検出
手段によってこれを検出し、マイクロ・コンピュータ11
が、直ちに保留を解放する。
【0079】こうすることにより、無駄な保留を少なく
することができる。
【0080】(第8実施例)第8実施例のマルチゾーン
・コードレス電話装置は、デジタル・マルチゾーン・コ
ードレス電話装置に関するものであり、この装置におい
て、保留を再捕捉するためのタイム・スロットを、常
に、確保できるように構成している。
【0081】このデジタル・マルチゾーン・コードレス
電話装置は、図6の(a)に示すように、主装置1と、
それぞれ別個の無線ゾーンを持つ複数の接続装置46、47
とを具備しており、接続装置46、47の各々は、通話チャ
ネルを4つに時分割多重することにより、同時に4台の
コードレス子機と無線接続することが可能である。
【0082】今、接続装置46とコードレス子機54、55、
56とが無線接続し、コードレス子機57が保留中であるも
のと仮定する。このときの上り通話チャネルと下り通話
チャネルとを多重した通話チャネルのタイム・スロット
が、図6の(b)に示されている。
【0083】コードレス子機57の保留によって、通話チ
ャネルのタイム・スロットの1つが空き状態となった場
合には、それを伝える信号を接続装置46から受信した主
装置1は、保留呼の数を無線ゾーン毎にカウントする。
【0084】空きタイム・スロットの数と保留呼の数と
が同数である場合には、主装置1は、その無線ゾーンを
形成する接続装置46に対して、規制情報を送出し、保留
呼を持つコードレス子機57以外のコードレス子機の発信
を規制し、また、他の無線ゾーンからのコードレス子機
のゾーン切り替えを規制する。
【0085】また、保留呼を持つコードレス子機57が、
ゾーン間を移動して、他の接続装置47を通じて位置登録
を行なう場合には、移動先ゾーンの通話チャネルのタイ
ム・スロットに空きがあるときは、ゾーン切り替えを許
可する。このときは、同時に、移動先および移動元ゾー
ンに関する保留呼のカウント数を更新し、また、保留呼
のコードレス子機57に対する再呼出し等の動作を移動先
ゾーンの接続装置47を通じて行なう。
【0086】しかし、移動先ゾーンに空きタイム・スロ
ットがなければ、保留呼を持つコードレス子機57のゾー
ン切り替えを許可しない。
【0087】(第9実施例)第9実施例のデジタル・マ
ルチゾーン・コードレス電話装置では、無線ゾーンに属
するコードレス子機の全てが、常に、空きタイム・スロ
ットを確保できるように、ゾーン切り替えの規制を行な
っている。
【0088】このデジタル・マルチゾーン・コードレス
電話装置では、第8実施例の場合と同様に、保留呼の数
を無線ゾーン毎にカウントする。そして、そのゾーンに
おける空きタイム・スロット数が、保留呼の数と待ち受
け中のコードレス子機の数とを加算した値に等しくなっ
た場合には、主装置1は、接続装置に規制情報を送り、
他のゾーンからのコードレス子機による新たな位置登録
を規制する。
【0089】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明のマルチゾーン・コードレス電話装置では、
保留動作を行なったコードレス子機が保留を再捕捉した
り、保留動作を行なったコードレス子機に対して保留再
呼出しを行なう場合に、必ず、保留した無線ゾーンの接
続装置を介して、無線接続を行なうことができる。
【0090】また、保留中に移動したコードレス子機
が、別の無線ゾーンで位置登録を行なうことができた場
合には、必ず、移動先の無線ゾーンの接続装置を介し
て、保留の再捕捉を行なうことが可能である。
【0091】また、保留動作を行なったコードレス子機
以外のコードレス子機によって、保留の捕捉を行なうこ
ともできる。
【0092】また、通話の相手が保留を中止して終話し
たり、保留状態のコードレス子機が再呼出しに応じない
場合には、保留を解除することにより、無駄な保留状態
を除くことができる。
【0093】さらに、これらの効果は、デジタル・マル
チゾーン・コードレス電話装置においても、同じように
奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチゾーン・コードレス電話装置の
第1実施例における動作を示すフローチャート、
【図2】本発明の第2実施例における同装置の動作を示
すフローチャート、
【図3】本発明の第3実施例における同装置の動作を示
すフローチャート、
【図4】本発明の第4実施例における同装置の動作を示
すフローチャート、
【図5】本発明の第6実施例における同装置の動作を示
すフローチャート、
【図6】本発明のデジタル・マルチゾーン・コードレス
電話装置における実施例を示すブロック図(a)と、タ
イム・スロットの説明図(b)、
【図7】従来のマルチゾーン・コードレス電話装置の一
例の構成を示すブロック図、
【図8】従来の主装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 主装置 11 マイクロ・コンピュータ 12 メモリ 13 局線インタフェース回路 14 電話機インタフェース回路 2 局線 31、32 無線ゾーン 41〜47 接続装置 51〜57 コードレス子機 6 一般電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00/7/38

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主装置と、該主装置に接続する接続装置
    と、複数のコードレス子機とを具備し、コードレス子機
    が、該コードレス子機の登録している無線ゾーンの接続
    装置と無線接続をすることができるマルチゾーン・コー
    ドレス電話装置において、 前記無線接続していない空き接続装置の台数が保留状態
    の前記コードレス子機の台数を下回らないようにコード
    レス子機と接続装置との無線接続を規制する規制手段を
    設けたことを特徴とするマルチゾーン・コードレス電話
    装置。
  2. 【請求項2】 保留状態のコードレス子機が、保留の再
    捕捉時に、保留動作時の接続装置と再び無線接続をする
    ように、前記規制手段によって規制することを特徴とす
    る請求項1に記載のマルチゾーン・コードレス電話装
    置。
  3. 【請求項3】 保留状態のコードレス子機を他の無線ゾ
    ーンに登録する場合に、前記登録により、該無線ゾーン
    における前記空き接続装置の台数が保留状態のコードレ
    ス子機の台数を下回るときは、前記規制手段によって前
    記登録を規制することを特徴とする請求項1に記載のマ
    ルチゾーン・コードレス電話装置。
  4. 【請求項4】 コードレス子機への着信要求に対して、
    該着信要求を認めた場合に、前記空き接続装置の台数が
    保留状態のコードレス子機の台数を下回るときは、保留
    状態のコードレス子機に対する着信要求を除いて、前記
    規制手段によって着信要求を規制することを特徴とする
    請求項1乃至3に記載のマルチゾーン・コードレス電話
    装置。
  5. 【請求項5】 コードレス子機が保留を捕捉する機能キ
    ーを押下したときは、該コードレス子機に対して、前記
    規制手段による無線接続の規制を解除することを特徴と
    する請求項1乃至4に記載のマルチゾーン・コードレス
    電話装置。
  6. 【請求項6】 保留状態のコードレス子機に対する再呼
    出しが成功しない場合に、該保留を解消する手段を設け
    たことを特徴とする請求項1乃至5に記載のマルチゾー
    ン・コードレス電話装置。
  7. 【請求項7】 保留中の相手先が保留を中止して終話し
    た場合に、該保留を解消する手段を設けたことを特徴と
    する請求項1乃至6に記載のマルチゾーン・コードレス
    電話装置。
  8. 【請求項8】 主装置と、該主装置に接続する接続装置
    と、複数のコードレス子機とを具備し、コードレス子機
    が、該コードレス子機の登録している無線ゾーンの接続
    装置と、時分割多重した通話チャネルのタイム・スロッ
    トを使用して無線接続するマルチゾーン・コードレス電
    話装置において、 使用中でない空きタイム・スロットの個数が保留状態の
    前記コードレス子機の台数を下回らないように、コード
    レス子機の発信および/または受信を規制する規制手段
    を設けたことを特徴とするマルチゾーン・コードレス電
    話装置。
  9. 【請求項9】 前記空きタイム・スロットの個数が保留
    状態のコードレス子機の台数を下回らないように、前記
    規制手段によって、他の無線ゾーンからのコードレス子
    機のゾーン切り替えを規制することを特徴とする請求項
    8に記載のマルチゾーン・コードレス電話装置。
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