JP2762092B2 - 耐光性の改善された高分子材料組成物 - Google Patents
耐光性の改善された高分子材料組成物Info
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- JP2762092B2 JP2762092B2 JP829789A JP829789A JP2762092B2 JP 2762092 B2 JP2762092 B2 JP 2762092B2 JP 829789 A JP829789 A JP 829789A JP 829789 A JP829789 A JP 829789A JP 2762092 B2 JP2762092 B2 JP 2762092B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、耐光性の改善された高分子材料組成物に関
し、詳しくは、特定の2−ヒドロキシベンゾフェノン化
合物を添加することによって、長期間にわたって耐光性
の改善された高分子材料組成物に関する。
し、詳しくは、特定の2−ヒドロキシベンゾフェノン化
合物を添加することによって、長期間にわたって耐光性
の改善された高分子材料組成物に関する。
ポリエチレン、ポリプロピレン、スチレン系樹脂、ポ
リ塩化ビニル等の高分子材料は光の作用により劣化し、
変色あるいは機械的強度の低下等を引き起こし、長期の
使用に耐えないことが知られている。
リ塩化ビニル等の高分子材料は光の作用により劣化し、
変色あるいは機械的強度の低下等を引き起こし、長期の
使用に耐えないことが知られている。
そこで、高分子材料の劣化を防止するために、従来か
ら種々の光安定剤が用いられている。これらの光安定剤
としては、ヒンダードアミン系の光安定剤、ベンゾフェ
ノン系またはベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤が主
として用いられており、特に、2−ヒドロキシベンゾフ
ェノン系の紫外線吸収剤はその安定化効果が大きく、広
く用いられている。
ら種々の光安定剤が用いられている。これらの光安定剤
としては、ヒンダードアミン系の光安定剤、ベンゾフェ
ノン系またはベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤が主
として用いられており、特に、2−ヒドロキシベンゾフ
ェノン系の紫外線吸収剤はその安定化効果が大きく、広
く用いられている。
しかしながら、従来用いられていたベンゾフェノン系
の化合物はそれ自身の耐熱性に劣り、高分子材料の加工
中あるいは高温下での使用時に揮散したり、あるいは
水、有機溶媒に抽出され易い欠点を有しており、実用上
不満足なものであった。
の化合物はそれ自身の耐熱性に劣り、高分子材料の加工
中あるいは高温下での使用時に揮散したり、あるいは
水、有機溶媒に抽出され易い欠点を有しており、実用上
不満足なものであった。
このため、光安定剤を高分子量化することによって揮
散性を改良しようとする試みもなされており、例えば、
ビニル基、アクリル酸エステル結合を有する化合物を重
合させたポリマーを用いることも提案されており、揮発
性はある程度改善されている。しかしながら、このよう
な高分子量体は合成樹脂等の高分子材料に対する分散性
に劣り、また、樹脂中での移動も殆ど起こらないので、
その効果を充分に発揮し難い欠点を有しており、実用的
なものとはなりえなかった。
散性を改良しようとする試みもなされており、例えば、
ビニル基、アクリル酸エステル結合を有する化合物を重
合させたポリマーを用いることも提案されており、揮発
性はある程度改善されている。しかしながら、このよう
な高分子量体は合成樹脂等の高分子材料に対する分散性
に劣り、また、樹脂中での移動も殆ど起こらないので、
その効果を充分に発揮し難い欠点を有しており、実用的
なものとはなりえなかった。
また、二分子の2−ヒドロキシフェニルベンゾフェノ
ン化合物をホルムアルデヒド、オクチルアルデヒド等の
アルデヒドで結合した二量体化合物も低揮発性の紫外線
吸収剤として提案されているが、これらの化合物は化合
物自体の耐熱性に難点があり、高温加工時等の苛酷な条
件下ではその効果を満足に発揮しえない欠点があった。
ン化合物をホルムアルデヒド、オクチルアルデヒド等の
アルデヒドで結合した二量体化合物も低揮発性の紫外線
吸収剤として提案されているが、これらの化合物は化合
物自体の耐熱性に難点があり、高温加工時等の苛酷な条
件下ではその効果を満足に発揮しえない欠点があった。
本発明者等は、上記の現状に鑑み、新規なタイプの高
分子量の光安定剤を得るために鋭意検討を重ねた結果、
下記一般式(I)で表される化合物が耐熱性に優れ、苛
酷な加工条件下においても合成樹脂等の高分子材料に長
期の耐候性を付与しえることを見出し本発明に到達し
た。
分子量の光安定剤を得るために鋭意検討を重ねた結果、
下記一般式(I)で表される化合物が耐熱性に優れ、苛
酷な加工条件下においても合成樹脂等の高分子材料に長
期の耐候性を付与しえることを見出し本発明に到達し
た。
即ち、本発明は高分子材料100重量部に対して、下記
一般式(I)で表されるシロキサン化合物0.001〜5重
量部を添加してなる、耐光性の改善された高分子材料組
成物を提供するものである。
一般式(I)で表されるシロキサン化合物0.001〜5重
量部を添加してなる、耐光性の改善された高分子材料組
成物を提供するものである。
〔式中、Rは次の式(II)で表される基を示し、R1は炭
素原子数1〜8のアルキル基、アルコキシ基又はフェニ
ル基を示し、nは0〜3を示す。
素原子数1〜8のアルキル基、アルコキシ基又はフェニ
ル基を示し、nは0〜3を示す。
(XおよびYはそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、水酸
基、炭素原子数1〜18のアルキル基又はアアルコキシ基
を示し、R2は炭素原子数2〜4のアルキレン基、オキシ
アルキレン基 R′は炭素原子数2〜4のアルキレン基を示し、R″は
水素原子又はメチル基を示す。R3およびR4はそれぞれ水
素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素原子数1〜18のア
ルキル基又はアルコキシ基を示す。)] 以下、上記要旨をもってなる本発明について詳述す
る。
基、炭素原子数1〜18のアルキル基又はアアルコキシ基
を示し、R2は炭素原子数2〜4のアルキレン基、オキシ
アルキレン基 R′は炭素原子数2〜4のアルキレン基を示し、R″は
水素原子又はメチル基を示す。R3およびR4はそれぞれ水
素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素原子数1〜18のア
ルキル基又はアルコキシ基を示す。)] 以下、上記要旨をもってなる本発明について詳述す
る。
上記式中、R1で表されるアルキル基としては、例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、第二ブチル、イソブチル、アミル、オクチル等があ
げれら、アルコキシ基としては上記のアルキル基から誘
導されるアルコキシ基があげられる。R2で表されるアル
キレン基としては、例えば、エチレン、1,2−プロピレ
ン、1,3−プロピレン、1,2−ブチレン、1,3−ブチレ
ン、1,4−ブチレン、2−メチル−1,3−プロピレン等が
あげられる。R3およびR4で示されるアルキル基として
は、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、第二
ブチル、イソブチル、アミル、ヘキシル、オクチル、デ
シル、ラウリル、パルミチル、ミリスチル、ステアリ
ル、ベンジル等があげられる。またアルコキシ基として
は、前記アルキル基から誘導されるアルコキシ基があげ
られる。XおよびYで示されるアルキル基またはアルコ
キシ基.しては、前記R3およびR4で示されたアルキル基
またはアルコキシ基があげられ、またハロゲン原子とし
ては、例えば、塩素原子、臭素原子、弗素原子があげら
れる。
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、第二ブチル、イソブチル、アミル、オクチル等があ
げれら、アルコキシ基としては上記のアルキル基から誘
導されるアルコキシ基があげられる。R2で表されるアル
キレン基としては、例えば、エチレン、1,2−プロピレ
ン、1,3−プロピレン、1,2−ブチレン、1,3−ブチレ
ン、1,4−ブチレン、2−メチル−1,3−プロピレン等が
あげられる。R3およびR4で示されるアルキル基として
は、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、第二
ブチル、イソブチル、アミル、ヘキシル、オクチル、デ
シル、ラウリル、パルミチル、ミリスチル、ステアリ
ル、ベンジル等があげられる。またアルコキシ基として
は、前記アルキル基から誘導されるアルコキシ基があげ
られる。XおよびYで示されるアルキル基またはアルコ
キシ基.しては、前記R3およびR4で示されたアルキル基
またはアルコキシ基があげられ、またハロゲン原子とし
ては、例えば、塩素原子、臭素原子、弗素原子があげら
れる。
上記一般式(I)で表される化合物は、例えば、 で表される化合物と、2−(2−ヒドロキシ−3−アル
ケニル−4−アルコキシベンゾフェノン化合物とを、塩
化白金酸あるいはシロキサン系の触媒の存在下に、必要
に応じて、トルエン、ヘキサン、オクタン、イソプロパ
ノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の反応に不
活性な溶媒中または無溶媒で付加反応させるか、又は、 で表される化合物と2−ヒドロキシ−3−アルケニル−
4−アルコキシベンゾフェノン化合物とを反応させた後
加水分解する方法等によって容易に製造することができ
る。
ケニル−4−アルコキシベンゾフェノン化合物とを、塩
化白金酸あるいはシロキサン系の触媒の存在下に、必要
に応じて、トルエン、ヘキサン、オクタン、イソプロパ
ノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の反応に不
活性な溶媒中または無溶媒で付加反応させるか、又は、 で表される化合物と2−ヒドロキシ−3−アルケニル−
4−アルコキシベンゾフェノン化合物とを反応させた後
加水分解する方法等によって容易に製造することができ
る。
本発明の上記一般式(I)で表される化合物を製造す
るために用いられる2−ヒドロキシ−3−アルケニル−
4−アルコキシベンゾフェノン化合物としては、例え
ば、次のような化合物をあげることができる。
るために用いられる2−ヒドロキシ−3−アルケニル−
4−アルコキシベンゾフェノン化合物としては、例え
ば、次のような化合物をあげることができる。
反応は、室温〜約200℃までの範囲から適宜選択され
るが、好ましくは、約30℃〜約100℃で行われる。
るが、好ましくは、約30℃〜約100℃で行われる。
次に、本発明で用いられる前記一般式(III)で表さ
れる化合物の具体的な合成例をあげるが、本発明は下記
の合成例によって制限を受けるものではない。
れる化合物の具体的な合成例をあげるが、本発明は下記
の合成例によって制限を受けるものではない。
合成例−1 オキシビス(4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノ
キシプロピル・ジメチルシラン)(No.1化合物)の合成 2−ヒドロキシ−4−アリルオキシベンゾフェノン1
7.8gをキシレン17gに溶解し、テトラメチルジシロキサ
ン4.7g及びダウコーニング社製シロキサン系白金触媒11
0mgを加え、95〜100℃で7時間攪拌した。
キシプロピル・ジメチルシラン)(No.1化合物)の合成 2−ヒドロキシ−4−アリルオキシベンゾフェノン1
7.8gをキシレン17gに溶解し、テトラメチルジシロキサ
ン4.7g及びダウコーニング社製シロキサン系白金触媒11
0mgを加え、95〜100℃で7時間攪拌した。
高速液体クロマトグラフィーにより、反応の完結を確
認した後、減圧で脱溶媒した。得られた粗生成物をメタ
ノールにより結晶化して、融点93〜97℃の淡黄色固体を
得た。
認した後、減圧で脱溶媒した。得られた粗生成物をメタ
ノールにより結晶化して、融点93〜97℃の淡黄色固体を
得た。
赤外分光分析の結果、1625cm-1に吸収があり、またNM
R分析の結果、0.12ppmSi−CH312H、3.39ppm-o-CH2‐4
H、12.53ppmφ‐OH2Hにピークがあり、目的物であるこ
とを確認した。
R分析の結果、0.12ppmSi−CH312H、3.39ppm-o-CH2‐4
H、12.53ppmφ‐OH2Hにピークがあり、目的物であるこ
とを確認した。
合成例−1 オキシビス(3−ベンゾイル−6−オクチルオキシ−
2−ヒドロキシフェノキシプロピル・シメチルシラン)
(No.2化合物)の合成 2−ヒドロキシ−3−アリル−4オクチルオキシベン
ゾフェノン11.0gおよびテトラメチルジシロキサン2.1g
を用いる他は、実施例1と同様の操作で粘稠の淡黄色液
体を得た。
2−ヒドロキシフェノキシプロピル・シメチルシラン)
(No.2化合物)の合成 2−ヒドロキシ−3−アリル−4オクチルオキシベン
ゾフェノン11.0gおよびテトラメチルジシロキサン2.1g
を用いる他は、実施例1と同様の操作で粘稠の淡黄色液
体を得た。
赤外分光分析の結果、1620cm-1に吸収があり、またNM
R分析の結果、0.07ppmSi-CH312H、2.73ppmφ‐CH2‐4
H、4.0ppm-O-CH2‐4H、12.62ppmφ‐OH2Hにピークがあ
り、目的物であることを確認した。
R分析の結果、0.07ppmSi-CH312H、2.73ppmφ‐CH2‐4
H、4.0ppm-O-CH2‐4H、12.62ppmφ‐OH2Hにピークがあ
り、目的物であることを確認した。
上記合成例と同様の操作により、下記の化合物を合成
した。
した。
本発明は、上記の特定の2−ヒドロキシベンゾフェノ
ン化合物を高分子材料用の光安定剤として用いるもので
あり、その添加量は特に制限を受けないが、高分子材料
100重量部に対して、通常0.001〜5重量部、好ましくは
0.01〜3重量部である。
ン化合物を高分子材料用の光安定剤として用いるもので
あり、その添加量は特に制限を受けないが、高分子材料
100重量部に対して、通常0.001〜5重量部、好ましくは
0.01〜3重量部である。
本発明における安定性改善の対象となる高分子材料と
しては、例えば、高密度、低密度または直鎖状低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポタブテン−1、ポリ−
3−メチルペンテン等のα−オレフィン重合体またはエ
チレン−酢酸びにる共重合体、エチレン−プロピレン共
重合体等のポリオレフィン及びこれらの共重合体、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリエチレ
ン、塩素化ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、塩
化ゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
−エチレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重
合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン−酢酸ビニル三元共
重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体、塩
化ビニル−マレイン酸エステル共重合体、塩化ビニル−
シクロヘキシルマレイミド共重合体、塩化ビニル−シク
ロヘキシルマレイミド共重合体等の含ハロゲン樹脂、石
油樹脂、クマロン樹脂、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニ
ル、アクリル樹脂、スチレン及び/又はα−メチルスチ
レンと他の単量体(例えば、無水マレイン酸、フェニル
マレイミド、メタクリル酸メチル、ブタジエン、アクリ
ロニトリル等)との共重合体(例えば、AS樹脂、ABS樹
脂、MBS樹脂、耐熱ABS樹脂等)、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマール、
ポリビニルブチラール、ポリエチレンテレフタレート及
びボリテトラメチレンテレフタレート等の直鎖ポリエス
テル、ポリフェニレンオキサイド、ポリカプロラクタム
及びポリヘキサメチレンアジポアミド等のポリアミド、
ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレンサ
ルファイド、ポリウレタン、繊維素系樹脂等の熱可塑性
合成樹脂及びこれらのブレンド物あるいはフェノール樹
脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂をあげることができ
る。更に、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、アクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合ゴム、スチレン−ブタジエ
ン共重合ゴム等のエラストマーであっても良い。
しては、例えば、高密度、低密度または直鎖状低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポタブテン−1、ポリ−
3−メチルペンテン等のα−オレフィン重合体またはエ
チレン−酢酸びにる共重合体、エチレン−プロピレン共
重合体等のポリオレフィン及びこれらの共重合体、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリエチレ
ン、塩素化ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、塩
化ゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
−エチレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重
合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン−酢酸ビニル三元共
重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体、塩
化ビニル−マレイン酸エステル共重合体、塩化ビニル−
シクロヘキシルマレイミド共重合体、塩化ビニル−シク
ロヘキシルマレイミド共重合体等の含ハロゲン樹脂、石
油樹脂、クマロン樹脂、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニ
ル、アクリル樹脂、スチレン及び/又はα−メチルスチ
レンと他の単量体(例えば、無水マレイン酸、フェニル
マレイミド、メタクリル酸メチル、ブタジエン、アクリ
ロニトリル等)との共重合体(例えば、AS樹脂、ABS樹
脂、MBS樹脂、耐熱ABS樹脂等)、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマール、
ポリビニルブチラール、ポリエチレンテレフタレート及
びボリテトラメチレンテレフタレート等の直鎖ポリエス
テル、ポリフェニレンオキサイド、ポリカプロラクタム
及びポリヘキサメチレンアジポアミド等のポリアミド、
ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレンサ
ルファイド、ポリウレタン、繊維素系樹脂等の熱可塑性
合成樹脂及びこれらのブレンド物あるいはフェノール樹
脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂をあげることができ
る。更に、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、アクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合ゴム、スチレン−ブタジエ
ン共重合ゴム等のエラストマーであっても良い。
本発明の組成物には、前記一般式(I)で表される化
合物と共に、他の汎用の抗酸化剤、安定剤等の添加剤を
併用することができる。
合物と共に、他の汎用の抗酸化剤、安定剤等の添加剤を
併用することができる。
これらの添加剤として特に好ましいものとしては、フ
ェノール系、硫黄系、ホスファイド系等の抗酸化剤、ヒ
ンダードアミン系の光安定剤があげられる。
ェノール系、硫黄系、ホスファイド系等の抗酸化剤、ヒ
ンダードアミン系の光安定剤があげられる。
上記フェノール系抗酸化剤としては、例えば、2,6−
ジ第三ブチル−p−クレゾール、2,6−ジフェニル−4
−オクタデシロキシフェノール、ステアリル(3,5−ジ
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネー
ト、ジステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)ホスホネート、チオジエチレングリコール
ビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサメチレンビス
〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕、1,6−ヘキサメチレンビス〔(3,5−ジ
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸ア
ミド〕、4,4′−チオビス(6−第三ブチル−m−クレ
ゾール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−第
三ブチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−エ
チル−6−第三ブチルフェノール)、ビス〔3,3−ビス
(4−ヒドロキシ−3−第三ブチルフェニル)ブチリッ
クアシッド〕グリコールエステル、4,4′−ブチリデン
ビス(6−第三ブチル−m−クレゾール)、2,2′−エ
チリデンビス(4,6−ジ第三ブチルフェノール)、2,2′
−エチリデンビス(4−第二ブチル−6−第三ブチルフ
ェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ
シキ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、ビス〔2−第
三ブチル−4−メチル−6−(2−ヒドロキシ−3−第
三ブチル−5−メチルベンジル)フェニル〕テレフタレ
ート、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ
−4−第三ブチルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5
−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチル
ベンゼン、1,3,5−トリス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル〕イソ
シアヌレート、テトラキス〔メチレン−3−(3,5−ジ
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕メタン、2−第三ブチル−4−メチル−6−(2−
アクリロイルオキシ−3−第三ブチル−5−メチルベン
ジル)フェノール、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−
{(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)プロビオニルオシキ}エチル〕−2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン、トリエチレングリ
コールビス〔(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェチル)プロピオネート〕等が挙げられる。
ジ第三ブチル−p−クレゾール、2,6−ジフェニル−4
−オクタデシロキシフェノール、ステアリル(3,5−ジ
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネー
ト、ジステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)ホスホネート、チオジエチレングリコール
ビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサメチレンビス
〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕、1,6−ヘキサメチレンビス〔(3,5−ジ
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸ア
ミド〕、4,4′−チオビス(6−第三ブチル−m−クレ
ゾール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−第
三ブチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−エ
チル−6−第三ブチルフェノール)、ビス〔3,3−ビス
(4−ヒドロキシ−3−第三ブチルフェニル)ブチリッ
クアシッド〕グリコールエステル、4,4′−ブチリデン
ビス(6−第三ブチル−m−クレゾール)、2,2′−エ
チリデンビス(4,6−ジ第三ブチルフェノール)、2,2′
−エチリデンビス(4−第二ブチル−6−第三ブチルフ
ェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ
シキ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、ビス〔2−第
三ブチル−4−メチル−6−(2−ヒドロキシ−3−第
三ブチル−5−メチルベンジル)フェニル〕テレフタレ
ート、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ
−4−第三ブチルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5
−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチル
ベンゼン、1,3,5−トリス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル〕イソ
シアヌレート、テトラキス〔メチレン−3−(3,5−ジ
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕メタン、2−第三ブチル−4−メチル−6−(2−
アクリロイルオキシ−3−第三ブチル−5−メチルベン
ジル)フェノール、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−
{(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)プロビオニルオシキ}エチル〕−2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン、トリエチレングリ
コールビス〔(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェチル)プロピオネート〕等が挙げられる。
また、上記硫黄系抗酸化剤としては例えば、チオジプ
ロピオン酸ジラウリル、ジミリスチル、ジステアリル等
のジアルキルチオジプロピオネート類及びペンタエリス
リトールテトラ(β−ドデシルメルカプトプロピオネー
ト)等のポリオールのβ−アルキルメルカブトプロピオ
ン酸エステル類があげられる。
ロピオン酸ジラウリル、ジミリスチル、ジステアリル等
のジアルキルチオジプロピオネート類及びペンタエリス
リトールテトラ(β−ドデシルメルカプトプロピオネー
ト)等のポリオールのβ−アルキルメルカブトプロピオ
ン酸エステル類があげられる。
また、上記ホスファイト系抗酸化剤としては、例え
ば、トリスノニルフェニルホスファイト、トリス(2,4
−ジ第三ブチルフェニル)ホスファイト、トリス〔2−
第三ブチル−4−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−
5−メチルフェニルチオ)−5−メチルフェニル〕ホス
ファイト、トリデシルホスファイト、オクチルジフェニ
ルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニルホスファイ
ト、ジ(トリデシル)ペンタエリスリトールジホスファ
イト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホス
ファイト、ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタ
エリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ第三ブ
チル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホ
スファイと、テトラ(トリデシル)イソプロピリデンジ
フェノールジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,
4′−n−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチ
ルフェノール)ジホスファイト、ヘキサ(トリデシル)
−1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
第三ブチルフェニル)ブタントリホスファイト、テトラ
キス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ビフェニレンジホ
スホナイト、9,10−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホス
ファフェナンスレン−10−オキサイド等があげられる。
ば、トリスノニルフェニルホスファイト、トリス(2,4
−ジ第三ブチルフェニル)ホスファイト、トリス〔2−
第三ブチル−4−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−
5−メチルフェニルチオ)−5−メチルフェニル〕ホス
ファイト、トリデシルホスファイト、オクチルジフェニ
ルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニルホスファイ
ト、ジ(トリデシル)ペンタエリスリトールジホスファ
イト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホス
ファイト、ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタ
エリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ第三ブ
チル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホ
スファイと、テトラ(トリデシル)イソプロピリデンジ
フェノールジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,
4′−n−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチ
ルフェノール)ジホスファイト、ヘキサ(トリデシル)
−1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
第三ブチルフェニル)ブタントリホスファイト、テトラ
キス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ビフェニレンジホ
スホナイト、9,10−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホス
ファフェナンスレン−10−オキサイド等があげられる。
また、上記ヒンダードアミン系光安定剤としては、例
えば、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾ
エート、N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)ドデシルコハク酸イミド、1−〔(3,5−ジ第三ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエ
チル〕−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル
−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペ
ンタメチル−4−ピペリジル)−2−ブチル−2−(3,
5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネー
ト、N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)ヘキサメチレンジアミン、テトラ(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)ブタンテトラカルボキシ
レート、テトラ(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペ
リジル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシ
ル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)
ブタンテトラカルボキシレート、3,9−ビス〔1,1−ジメ
チル−2−{トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジルオキシカルボニルオキシ)ブチルカルボニルオ
キシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,
5〕ウンデカン、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{ト
リス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキ
シカルボニルオキシ)ブチルカルボニルオキシ}エチ
ル〕−2,4,8,10−テトラオキサスビロ〔5.5〕ウンデカ
ン、1,5,8,12−テトラキス〔4,6−ビス{N−(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)ブチルアミノ}−1,
3,5−トリアジン−2−イル}−1,5,8,12−テトラアザ
ドデカン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジノール/コハク酸ジメチル
縮合物、2−第三オクチルアミノ−4,6−ジクロロ−s
−トリアジン/N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン縮合物、N,
N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
ヘキサメチレンジアミン/ジブロモエタン縮合物等があ
げられる。
えば、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾ
エート、N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)ドデシルコハク酸イミド、1−〔(3,5−ジ第三ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエ
チル〕−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル
−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペ
ンタメチル−4−ピペリジル)−2−ブチル−2−(3,
5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネー
ト、N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)ヘキサメチレンジアミン、テトラ(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)ブタンテトラカルボキシ
レート、テトラ(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペ
リジル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシ
ル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)
ブタンテトラカルボキシレート、3,9−ビス〔1,1−ジメ
チル−2−{トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジルオキシカルボニルオキシ)ブチルカルボニルオ
キシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,
5〕ウンデカン、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{ト
リス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキ
シカルボニルオキシ)ブチルカルボニルオキシ}エチ
ル〕−2,4,8,10−テトラオキサスビロ〔5.5〕ウンデカ
ン、1,5,8,12−テトラキス〔4,6−ビス{N−(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)ブチルアミノ}−1,
3,5−トリアジン−2−イル}−1,5,8,12−テトラアザ
ドデカン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジノール/コハク酸ジメチル
縮合物、2−第三オクチルアミノ−4,6−ジクロロ−s
−トリアジン/N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン縮合物、N,
N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
ヘキサメチレンジアミン/ジブロモエタン縮合物等があ
げられる。
その他必要に応じて、本発明の組成物には重金属不活
性化剤、造核剤、金属石けん、有機錫化合物、可塑剤、
エポキシ化合物、発泡剤、帯電防止剤、難燃剤、滑剤、
加工助剤等を包含させることができる。
性化剤、造核剤、金属石けん、有機錫化合物、可塑剤、
エポキシ化合物、発泡剤、帯電防止剤、難燃剤、滑剤、
加工助剤等を包含させることができる。
本発明によって安定化された高分子材料は、例えば、
農業用資材、自動車用塗料等の高度の耐光性が要求され
る分野に特に有用であり、例えば、フィルム、繊維、テ
ープ、シート、各種成型材料、塗料、ラッカー用結合
剤、接着剤、パテ及び写真材料における基材等に用いる
ことができる。
農業用資材、自動車用塗料等の高度の耐光性が要求され
る分野に特に有用であり、例えば、フィルム、繊維、テ
ープ、シート、各種成型材料、塗料、ラッカー用結合
剤、接着剤、パテ及び写真材料における基材等に用いる
ことができる。
次に本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例1 下記の配合により、250℃で押し出し加工してペレッ
トを作成した。次いで、250℃で射出成型して、厚さ1mm
の試験片を作成した。この試験片について、高圧水銀ラ
ンプを用いて耐光性試験を行った。また、80℃の熱水に
48時間浸漬後の試験片についても同様に試験を行った。
トを作成した。次いで、250℃で射出成型して、厚さ1mm
の試験片を作成した。この試験片について、高圧水銀ラ
ンプを用いて耐光性試験を行った。また、80℃の熱水に
48時間浸漬後の試験片についても同様に試験を行った。
その結果を次の表−1に示す。
<配合> ポリプロピレン(Profax 6501) 100重量部 ステアリル(3,5−ジ第三ブチルル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート 0.15 ステアリン酸カルシウム 0.1 試料化合物(表−1参照) 0.25 実施例2 本実施例では、押し出し加工を繰り返すことにより高
温加工による安定化効果の変化をみた。
ェニル)プロピオネート 0.15 ステアリン酸カルシウム 0.1 試料化合物(表−1参照) 0.25 実施例2 本実施例では、押し出し加工を繰り返すことにより高
温加工による安定化効果の変化をみた。
下記の配合により、樹脂と添加剤をミキサーで5分間
混合した後、250℃で押し出し加工してコンパウンドを
作成した。押し出しを10回繰り返した後、250℃で射出
成型して試験片を作成した。得られた試験片を用いて、
高圧水銀ランプで耐光性試験を行った。また、押し出し
1回及び5回のコンパウンドについても同様に試験を行
った。その結果を表−2に示す。
混合した後、250℃で押し出し加工してコンパウンドを
作成した。押し出しを10回繰り返した後、250℃で射出
成型して試験片を作成した。得られた試験片を用いて、
高圧水銀ランプで耐光性試験を行った。また、押し出し
1回及び5回のコンパウンドについても同様に試験を行
った。その結果を表−2に示す。
<配合> エチレン−プロピレン共重合樹脂 100重量部 ステアリン酸カルシウム 0.2 ステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート 0.15 ジラウリルチオジプロピオネート 0.2 試料化合物(表−2参照) 0.2 実施例3 下記の配合物を用い、混練後プレス加工して、厚さ0.
5mmの試験片を作成した。この試験片を用いて、ウェザ
ロメーター中で耐光性を測定し、脆化するまでの時間を
測定した。
ニル)プロピオネート 0.15 ジラウリルチオジプロピオネート 0.2 試料化合物(表−2参照) 0.2 実施例3 下記の配合物を用い、混練後プレス加工して、厚さ0.
5mmの試験片を作成した。この試験片を用いて、ウェザ
ロメーター中で耐光性を測定し、脆化するまでの時間を
測定した。
その結果を表−3に示した。
<配合> ポリエチレン 100重量部 ステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート 0.15 ステアリン酸カルシウム 1.5 2−第三オクチルアミノ−4,6−ジクロロ−s−トリア
ジンン/N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)ヘキサメチレンジアミン縮合物 0.2 試料化合物(表−3参照) 0.1 実施例4 下記の配合により、260℃で押し出し加工してペレッ
トを作成し、次いで、260℃で射出成型して、厚さ1mmの
試験片を作成した。この試験片を用いて、83℃のサンシ
ャインウェザオメーター(雨なし)による耐候性試験行
い、400時間照射後の色差を測定した。
ニル)プロピオネート 0.15 ステアリン酸カルシウム 1.5 2−第三オクチルアミノ−4,6−ジクロロ−s−トリア
ジンン/N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)ヘキサメチレンジアミン縮合物 0.2 試料化合物(表−3参照) 0.1 実施例4 下記の配合により、260℃で押し出し加工してペレッ
トを作成し、次いで、260℃で射出成型して、厚さ1mmの
試験片を作成した。この試験片を用いて、83℃のサンシ
ャインウェザオメーター(雨なし)による耐候性試験行
い、400時間照射後の色差を測定した。
その結果を次の表−4に示した。
耐熱ABS樹脂(α−メチルスチレン共重合体)100重量部 カルシウムステアレート 0.4 トリエチレングリコールビス(3−第三ブチル−4−ヒ
ドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート 0.15 ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリト
ールジホスファイト 0.25 二酸化チタン 0.5 試料化合物(表−4参照) 0.5 実施例5 下記配合物を70℃で5分間ロール上で混練し、120℃
で5分間プレスして厚さ0.5mmの試験片を作成した。こ
の試験片を用いて、フェードメーターで50時間及び100
時間照射後の伸び残率を測定した。
ドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート 0.15 ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリト
ールジホスファイト 0.25 二酸化チタン 0.5 試料化合物(表−4参照) 0.5 実施例5 下記配合物を70℃で5分間ロール上で混練し、120℃
で5分間プレスして厚さ0.5mmの試験片を作成した。こ
の試験片を用いて、フェードメーターで50時間及び100
時間照射後の伸び残率を測定した。
その結果を表−5に示す。
<配合> ポリウレタン樹脂(旭電化製U−100) 100重量部 バリウムステアレート 0.65 亜鉛ステアレート 0.35 2,6−ジ第三ブチル−p−クレゾール 0.15 試料化合物(表−5参照) 0.3 実施例6 下記の配合物を用い、混練ロールにより混練し厚さ0.
1mmのフィルムを作成した。このフィルムから試験片を
切取い、ウェザロメーターによる耐候性試験を行った。
1mmのフィルムを作成した。このフィルムから試験片を
切取い、ウェザロメーターによる耐候性試験を行った。
その結果を表−6に示す。
<配合> 塩化ビニル樹脂(重合度1,000) 100重量部 ジオクチルフタレート 47 エポキシ化大豆油 3 亜鉛ステアレート 0.8 ホスホン酸ノニルフェニルエステルバリウム塩 1.0 テトラ(トリデシル)ビスフェノールAジホスファイト 0.5 ビスフェノールAジグリシジルエーテル 3 メチレンビス(ステアリン酸アミド) 0.5 ソルビタンモノパルミテート 2 試料化合物(表−6参照) 0.5 〔発明の効果〕 上記各実施例の結果から、本発明の特定のベンゾフェ
ノン化合物を用いた場合は、従来知られていた単量体型
あるいは二量体型の化合物を用いた場合よりも、安定化
効果が著しく大きいことは明らかである。
ノン化合物を用いた場合は、従来知られていた単量体型
あるいは二量体型の化合物を用いた場合よりも、安定化
効果が著しく大きいことは明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】高分子材料100重量部に対して、下記一般
式(I)で表されるベンゾフェノン化合物0.001〜5重
量部を添加してなる、耐光性の改善された高分子材料組
成物。 〔式中、Rは次の式(II)で表される基を示し、R1は炭
素原子数1〜8のアルキル基、アルコキシ基又はフェニ
ル基を示し、nは0〜3を示す。 (XおよびYはそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、水酸
基、炭素原子数1〜18のアルキル基又はアアルコキシ基
を示し、R2は炭素原子数2〜4のアルキレン基、オキシ
アルキレン基 を示し、R′は炭素原子数2〜4のアルキレン基を示
し、R″は水素原子又はメチル基を示す。R3およびR4は
それぞれ水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素原子数
1〜18のアルキル基又はアルコキシ基を示す。)]
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP829789A JP2762092B2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | 耐光性の改善された高分子材料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP829789A JP2762092B2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | 耐光性の改善された高分子材料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02187437A JPH02187437A (ja) | 1990-07-23 |
JP2762092B2 true JP2762092B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=11689224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP829789A Expired - Fee Related JP2762092B2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | 耐光性の改善された高分子材料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2762092B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH0674329B2 (ja) * | 1990-01-22 | 1994-09-21 | 信越化学工業株式会社 | 有機ケイ素化合物 |
FR2782516B1 (fr) * | 1998-08-21 | 2001-09-07 | Oreal | Procede de photostabilisation de filtres solaires derives du dibenzoylmethane, compositions cosmetiques filtrantes photostabilisees ainsi obtenues et leurs utilisation |
US7390602B2 (en) * | 2005-04-11 | 2008-06-24 | Lexmark International, Inc | Photoconductor with protective overcoat |
US7358017B2 (en) | 2005-06-03 | 2008-04-15 | Lexmark International, Inc. | Photoconductor with ceramer overcoat |
CA2794795C (en) | 2010-03-30 | 2020-05-19 | Surmodics, Inc. | Degradable photo-crosslinker |
US10315987B2 (en) | 2010-12-13 | 2019-06-11 | Surmodics, Inc. | Photo-crosslinker |
-
1989
- 1989-01-17 JP JP829789A patent/JP2762092B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02187437A (ja) | 1990-07-23 |
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