JP2761000B2 - ヘアドライヤー - Google Patents

ヘアドライヤー

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JP2761000B2
JP2761000B2 JP23063088A JP23063088A JP2761000B2 JP 2761000 B2 JP2761000 B2 JP 2761000B2 JP 23063088 A JP23063088 A JP 23063088A JP 23063088 A JP23063088 A JP 23063088A JP 2761000 B2 JP2761000 B2 JP 2761000B2
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JP
Japan
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heater
power consumption
temperature sensor
switching element
limiting resistor
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JP23063088A
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弘隆 帖佐
和典 中才
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は携帯用のヘアドライヤー、殊にそのヒータの
制御に関するものである。
【従来の技術】
携帯用のヘアドライヤーのヒータの制御として、使用
環境の温度にかかわらず、一定の温度の熱風を得られる
ようにするために、第6図に示すものが提案されてい
る。これはヒータHに直列接続したスイッチング素子S
と、正特性サーミスタからなる風温センサーFSとを備え
て、風温センサーFSによって検出される風温に応じて、
トリガ素子Tがスイッチング素子Sを断続させること
で、ヒータHを位相制御し、風温を所定値に設定するも
のである。図中Mは送風ファン用のモータ、C1は時定数
設定用コンデンサ、CCは雑防用チョークコイルである。
【発明が解決しようとする課題】
この場合、このような制御を行わないものに比して、
ヒータHに高ワット数のものを使用しなければならない
のであるが、小型化のために位相制御しないものと同じ
小さなスペース(ヒータ容積)に高ワット数のものを配
置すると送風抵抗が大きくなることから、送風量を増や
さなくてはならないという問題を有している。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは高ワット数のヒータを使用するに
もかかわらず、送風抵抗が小さくて送風効率の良いヘア
ドライヤーを提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明に係るヘアドライヤーは、風温センサ
ーと、ヒータに直列接続された位相制御用のスイッチン
グ素子とを備えて、上記風温センサーの出力に応じてス
イッチング素子でヒータの位相制御を行うものであっ
て、ヒータは定格消費電力よりも大きな仕様で巻数の少
ないものが用いられているとともに、風温センサーには
直列に消費電力制限抵抗が接続されて風温センサーと消
費電力制限抵抗との直列回路がスイッチング素子に並列
に接続されており、上記消費電力制限抵抗にて位相角が
予め切り欠かれた状態でヒータ制御がなされていること
に特徴を有している。 [作用] 本発明によれば、ヒータの巻数が少ないために送風抵
抗を下げることができ、また位相角を予め切り欠いた状
態でヒータに通電するために、消費電力より大きな仕様
のヒータを使用するとはいえ、定格の電力消費とするこ
とができる。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、こ
のヘアドライヤーは、第3図〜第5図に示すように、モ
ータMとファンFとからなる送風装置及びヒータHが内
部に配された本体1と、この本体1から突設されている
連結部10に一端が回動自在に連結されるグリップ2とか
らなるもので、本体1の先端の吐出口側には円筒状のノ
ズルカバー19が取り付けられ、本体1の他端の吸い込み
口側にはフィルター18が取り付けられている。図中23は
グリップ2から引き出されている電源コードである。 このヘアドライヤーの回路図を第1図に示す。図中H
はヒータ、FSは消費電力制限抵抗Rと時定数設定用コン
デンサC1とが直列に接続されている正特性サーミスタか
らなる風温センサーであり、風温センサーFSとコンデン
サC1との接続点にトリガ素子Tが接続されて、トリガ素
子Tが上記ヒータHと直列に接続されたスイッチング素
子Sに接続されて風温センサーFSと消費電力制限抵抗R
との直列回路がスイッチング素子Sに並列に接続されて
いる。風温センサーFSによって検出される温度に応じ
て、トリガ素子Tがスイッチング素子Sをオンオフする
ことで、ヒータHへの通電を位相制御するものである。 ここにおいて、ヒータHによる送風抵抗を下げるに
は、その巻数を少なくすればよいわけであるから、ここ
では必要な消費電力が1200Wである時、ヒータHとして
断面積が1200W用のものと同じヒータ線からなる消費電
力が1500Wの仕様のものを用いている。巻数が少なくな
るようにしているわけである。 そして、このように選定された消費電力が1500Wであ
るヒータHを1200Wとして使用するために、前述の消費
電力制限抵抗Rによって、定常状態で第2図に示すよう
に、上記ワット数の差である300W分がカットされるよう
に、トリガ素子T及びスイッチング素子Sによるヒータ
Hの位相制御を、予め所要の位相角だけ切り欠いた状態
でヒータHに通電されるようにしているものである。
【発明の効果】
以上のように本発明においては、ヒータとして定格消
費電力よりも大きな仕様で巻数の少ないものを用いてい
るために、送風抵抗を下げることができて送風効率が良
く、また位相角を予め切り欠いた状態でヒータに通電す
るために、消費電力より大きな仕様のヒータを使用する
とはいえ、定格の電力消費となっているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の回路図、第2図は同上の動作
を示すタイムチャート、第3図〜第5図はヘアドライヤ
ーの全体を示す斜視図と断面図と破断背面図、第6図は
従来例の回路図であって、Hはヒータ、Sはスイッチン
グ素子、FSは風温センサー、Rは消費電力制限抵抗を示
す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】風温センサーと、ヒータに直列接続された
    位相制御用のスイッチング素子とを備えて、上記風温セ
    ンサーの出力に応じてスイッチング素子でヒータの位相
    制御を行うものであって、ヒータは定格消費電力よりも
    大きな仕様で巻数の少ないものが用いられているととも
    に、風温センサーには直列に消費電力制限抵抗が接続さ
    れて風温センサーと消費電力制限抵抗との直列回路がス
    イッチング素子に並列に接続されており、上記消費電力
    制限抵抗にて位相角が予め切り欠かれた状態でヒータ制
    御がなされていることを特徴とするヘアドライヤー。
JP23063088A 1988-09-14 1988-09-14 ヘアドライヤー Expired - Lifetime JP2761000B2 (ja)

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