JP2760727B2 - コンバインの刈取前処理装置 - Google Patents

コンバインの刈取前処理装置

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JP2760727B2
JP2760727B2 JP5048475A JP4847593A JP2760727B2 JP 2760727 B2 JP2760727 B2 JP 2760727B2 JP 5048475 A JP5048475 A JP 5048475A JP 4847593 A JP4847593 A JP 4847593A JP 2760727 B2 JP2760727 B2 JP 2760727B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刈取装置が、走行機体
に対して昇降操作自在に支持された刈取フレームの前端
部に設けられ、その刈取フレームに、前記刈取装置で刈
り取られた穀稈を機体後方側の脱穀装置に向けて搬送す
る搬送装置が設けられているとともに、 前記刈取フレー
ムには、前記刈取装置の後方側で、前記走行機体の前方
側に位置させた補助刈取装置が、その刈取フレームの下
側空間で前記刈取装置に対する相対高さを変更自在に設
けられ、前記補助刈取装置の昇降用アクチュエータの作
動を制御する制御手段と、前記刈取装置の前記走行機体
に対する相対高さを検出する第1高さ検出手段と、前記
補助刈取装置の前記刈取装置に対する相対高さを検出す
る第2高さ検出手段とが設けられ、前記制御手段は、
記第1,第2高さ検出手段の検出情報に基づいて、前記
補助刈取装置を目標高さに維持するように自動制御作動
を実行するように構成されたコンバインの刈取前処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記刈取前処理装置は、二段刈取作業、
つまり、植立穀稈の穂先部分のみを刈取装置にて刈り取
り、圃場に残った長い切り株を補助刈取装置にて短く刈
り取る作業を行うものであるが、従来、補助刈取装置を
目標高さに維持する高さ制御においては、例えば、補助
刈取装置を、走行機体に対して昇降操作自在に支持され
た刈取フレームに対して昇降操作自在に取り付けるとと
もに、走行機体に対する刈取フレームの高さ情報と刈取
フレームに対する補助刈取装置の高さ情報とによって補
助刈取装置の走行機体に対する高さを検出するように構
成し、この高さ検出情報に基づいて補助刈取装置を目標
高さに維持する、例えば、刈取装置側の刈り高さを、穀
稈の稈長や倒伏状況に応じて高低変化させても、補助刈
取装置側では切り株の高さがほぼ揃うように、対地高さ
が一定となるように目標を設定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のものでは、作業条件が所定の良好な範囲にある
限りでは、刈取装置での穂部側の刈り高さを適正に調節
しながらも、切り株の高さをほぼ一定に維持して良好な
刈取作業を行えるものである。しかしながら、作業条件
が大きく変化したような状況、例えば、コンバインが畦
から圃場に進入する場合には、圃場の方が畦より低いの
で走行機体が前方側に大きく傾斜するが、この状態で
は、刈取装置を上昇させて穂部側の刈取を行うことをで
きても、補助刈取装置が地面に突入してしまうような不
都合を招くことがある。 つまり、上記従来技術によれ
ば、補助刈取装置の高さ制御は走行機体を基準にして対
地高さの目標を設定しているので、走行機体が前方側に
傾斜して刈取装置を上昇させても、補助刈取装置側では
走行機体基準で地面の位置を判断し、実際に地面に接近
しても補助刈取装置の高さ制御については何らの制御も
行われない。そのため、補助刈取装置が走行機体に対し
て下降している場合等には補助刈取装置が地面に突っ込
んで装置を損傷させるおそれがあった。 このような不都
合を回避するには、補助刈取装置側での異常接近を検出
する接地センサーを設けることが考えられるが、そうす
ると、補助刈取装置の高さ検出のために、前述の高さ制
御とは別の高さ検出手段ならびに制御手段が必要となる
ことに加え、接地センサーは、走行地面が軟弱である場
合や、雑草類の絡みつきなどで誤動作するなどの問題も
ある。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、上記従来技術の欠点を解消すべ
く、走行機体が前方側に傾斜した場合における補助刈取
装置の地面への突っ込みを有効に回避させることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるコンバイン
の刈取前処理装置の特徴構成は、刈取装置が、走行機体
に対して昇降操作自在に支持された刈取フレームの前端
部に設けられ、その刈取フレームに、前記刈取装置で刈
り取られた穀稈を機体後方側の脱穀装置に向けて搬送す
る搬送装置が設けられているとともに、 前記刈取フレー
ムには、前記刈取装置の後方側で、前記走行機体の前方
側に位置させた補助刈取装置が、その刈取フレームの下
側空間で前記刈取装置に対する 相対高さを変更自在に設
けられ、前記補助刈取装置の昇降用アクチュエータの作
動を制御する制御手段と、前記刈取装置の前記走行機体
に対する相対高さを検出する第1高さ検出手段と、前記
補助刈取装置の前記刈取装置に対する相対高さを検出す
る第2高さ検出手段とが設けられ、前記制御手段は、
記第1,第2高さ検出手段の検出情報に基づいて、前記
補助刈取装置を目標高さに維持するように自動制御作動
を実行するように構成されたコンバインの刈取前処理装
置において、前記走行機体の前方側への傾斜角を検出す
る傾斜角検出手段が設けられ、前記制御手段は、前記傾
斜角検出手段の情報に基づいて前記走行機体が設定角度
以上前方側へ傾斜した場合には、前記補助刈取装置を
記自動制御に優先して上昇させるように構成されている
点にある。
【0006】
【作用】本発明の特徴構成によれば、例えば、刈取装置
が穀稈の穂部を刈取る為に、刈取フレームとともに上昇
する場合、或いは、穂部の刈取高さに合わせて昇降する
場合であっても、補助刈取装置がその動きに追従するこ
とはなく、第1高さ検出手段と第2高さ検出手段より算
出し、その算出した高さ情報に基づいて、補助刈取装置
を目標高さに維持するように、刈取装置に対して相対的
な動きをする。 このような補助刈取装置の基本的な高さ
制御を実行している場合に、傾斜角検出手段にて走行機
体が設定角度以上前方側に傾斜したことが検出される
と、昇降用アクチュエータが作動して補助刈取装置が上
昇される。
【0007】
【発明の効果】従って、本発明の特徴構成によれば、走
行機体が設定角度以上前方側に傾斜した場合には補助刈
取装置が上昇されるので、従来のように、補助刈取装置
が地面に突っ込んで装置を損傷させるという不具合が解
消される。しかも、接地センサーを用いて補助刈取装置
の対地姿勢の限界を判断するのでなく、走行機体の姿勢
変化の検出から補助刈取装置の対地姿勢限界を判断する
うにしているので、対地センサーが不要であり、かつ
走行地面の硬軟や雑草の影響を受けにくい制御を行うこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4には全稈投入型コンバインが示され、そのコ
ンバインは、クローラ走行装置1を備えた走行機体2上
に脱穀装置3が搭載されると共に、その走行機体2の前
部に刈取前処理装置4が昇降自在に連結されることによ
って構成されている。前記脱穀装置3には、機体前後軸
芯周りに回転する扱胴5にて投入穀稈を扱き処理する扱
室6が備えられると共に、その扱室6の下方に、扱き処
理されてコンケーブ7から漏下する処理物から穀粒を選
別する選別部8が配設されている。
【0009】前記刈取前処理装置4には、走行機体2に
対して昇降操作自在に支持された刈取フレーム10が設
けられ、その刈取フレーム10の前端部に、植立穀稈の
穂先部を掻き込む回転リール9と、植立穀稈を刈り取る
バリカン型の刈取装置11とが設けられ、更に、その後
方に、刈り取られた穀稈を中央側に寄せ集めるオーガ1
2と、寄せ集められた穀稈を機体後部の脱穀装置3に向
けて搬送する搬送コンベア13とが備えられている。
【0010】前記刈取フレーム10は、脱穀装置3の前
部に横軸芯P4周りに揺動自在に枢支され、その刈取フ
レーム10の下部後部側に、油圧シリンダ14の先端部
が連係され、その油圧シリンダ14の基端部は走行機体
2の前部に連係されている。そして、その油圧シリンダ
14の駆動に基づいて前記刈取フレーム10が昇降さ
れ、その昇降によって前記刈取装置11の高さが変更さ
れるようになっている。又、前記横軸芯P4周りにおけ
る刈取フレーム10の揺動角度に応じて抵抗値が変化す
るポテンショメータからなる第2角度センサ22が設け
られ、その抵抗値が電圧値に変換されて後述の制御装置
H(図1参照)に入力されている。従って、上記第2角
度センサ22が、刈取フレーム10の走行機体2に対す
る高さを検出する第2高さ検出手段に対応する。
【0011】前記刈取フレーム10の前記刈取装置11
の設置位置よりも後方側には、補助刈取装置16が、支
持アーム15によって刈取フレーム10に対して昇降操
作自在に取り付けられ、これにより、補助刈取装置16
の刈取フレーム10に対する高さが変更自在になってい
る。そして、その補助刈取装置16は、脱穀装置3にお
ける脱穀処理効率を向上させるために前記刈取装置11
の姿勢が植立穀稈の穂先部のみを刈り取ってそれを脱穀
装置3に投入する高刈姿勢に設定された場合に、刈取フ
レーム10の下方に突出する作用姿勢となるように下降
され、これによって、穂先部のみを刈り取った後に圃場
に残る長い切り株が短く刈り取られるようになる。一
方、補助刈取装置16は、上記作用姿勢にないときは、
通常、上方側の収納高さ位置に退避させるように上昇さ
れる。
【0012】前記補助刈取装置16の前記刈取フレーム
10に対する取り付け構造について説明する。図3に示
すように、前記刈取フレーム10の一部を構成する搬送
コンベア13の底板に、ブラケット17が取り付けら
れ、そのブラケット17によって筒状支持フレーム18
が回動自在に支持されている。その筒状支持フレーム1
8には、補助刈取装置16を支持する支持フレーム15
の一部を構成する左右一対の第1支持フレーム15aが
一体連結されており、その左右一対の第1支持フレーム
15aは、前記筒状支持フレーム18の回動軸芯P1周
りに回動できるようになっている。更に、その左右一対
の第1支持フレーム15aの一部には、前記刈取フレー
ム10側に上部基端部が連係された油圧シリンダ20の
アーム先端部が連係されている。前記第1支持フレーム
15a夫々の先端部には、刈幅全域にわたるパイプフレ
ーム19が架設連設され、そのパイプフレーム19の左
右両端には、夫々、前記支持フレーム15の一部を構成
する左右一対の第2支持フレーム15bが連結され、そ
の第2支持フレーム15b夫々の先端部にわたって前記
補助刈取装置16が架設されている。
【0013】上記構造において、前記刈取フレーム10
に取り付けられた補助刈取装置16は、前記油圧シリン
ダ20の駆動によって、前記筒状支持フレーム18の回
動軸芯P1周りに揺動駆動されて、前記刈取フレーム1
0に対して上下に昇降される。従って、前記油圧シリン
ダ20が、前記補助刈取装置16の昇降用アクチュエー
タに対応することになる。
【0014】前記補助刈取装置16が前記収納高さに上
昇された状態において、その補助刈取装置16が前記オ
ーガ12の後方下方側の空スペースに有効に格納される
ようにその前後傾斜姿勢を変化させるリンク機構Rが設
けられている。そのリンク機構Rは、図3に示すよう
に、先ず、補助刈取装置16の左右支持部34が、前記
第2支持フレーム15bに夫々横軸芯P2周りに回動自
在に枢支されている。又、前記ブラケット17に固定さ
れた連結部35と、一方側の第1支持フレーム15aと
第2支持フレーム15bとにわたって回動自在に架設支
持された回動ロッド36に固定されたアーム37との間
は、押引きロッド38によって枢支連結されている。
又、第2支持フレーム15bの横側部において回動ロッ
ド36と一体回動するアーム39と、補助刈取装置16
の左右支持部34の支点後部側箇所とは、連係部材40
によって連動連結されている。従って、上記補助刈取装
置16の左右支持部34、連係部材40、回動ロッド3
6、押引きロッド38、及び、各アーム37,39によ
って、リンク機構Rが構成される。
【0015】上記リンク機構Rによると、補助刈取装置
16の相対上昇に伴い、前記昇降揺動支点P1とリンク
機構Rの基端側枢支点P3の偏りに起因して、補助刈取
装置16の前後傾斜姿勢が相対的に下降し、補助刈取装
置16は、オーガ12の後方下方側の空きスペースに有
効に格納されることとなり、刈取フレーム10の下方に
出っ張ることなく収納されるようになる(図3中の仮想
線参照)。
【0016】又、前記補助刈取装置16を、前記収納高
さに上昇させた状態で機械的に保持するためのロック機
構が設けられている。図3に示すように、手動操作式の
ロックレバー32が、前記搬送コンベア13の側板に横
軸芯P5周りに回動できる状態で取り付けられ、そのロ
ックレバー32の上記横軸芯P5よりも下方の先端部が
鉤型形状に形成されている。一方、前記第1支持フレー
ム15aの上部側に突設した支持板33に、横棒33a
が取り付けられており、前記ロックレバー32が横軸芯
P5周りに後方側に回動操作されたときに、その先端部
の鉤型形状部分が前方側に移動して前記横棒33aに係
合するようになっている。尚、上記係合位置にロックレ
バー32が操作されたことを検出するために、マイクロ
スイッチ式のロックスイッチ31がロックレバー32に
接当するように設けられ、又、ロックレバー32の上部
には、握り部32aが設けられている。
【0017】図3に示すように、前記筒状支持フレーム
18の回動軸芯P1の近傍には、その軸芯P1周りに昇
降揺動する第1支持フレーム15aの揺動角を検出する
第1角度センサ23が設けられている。その第1角度セ
ンサ23は、具体的には、第1支持フレーム15aと連
係するようにその第1支持フレーム15aとリンク連係
された入力軸23aを備え、且つ、前記ブラケット17
に基部が取り付けられたロータリポテンショメータにて
構成されている。以上より、上記第1角度センサ23
が、補助刈取装置16の刈取フレーム10に対する高さ
を検出する第1高さ検出手段に対応する。従って、上記
第1角度センサ23と前記第2角度センサ22とによっ
て、補助刈取装置16の走行機体2に対する高さを検出
する高さ検出手段が構成されることになる。
【0018】又、走行機体2から前方に突設されたブラ
ケット30の先端に、補助刈取装置16が走行機体2に
対する下限位置に達したことを検出するリミットスイッ
チ24が取り付けられている。一方、支持アーム15に
は、リミットスイッチ24と接当する接当板29が取り
付けられている。
【0019】次に、前記刈取装置11及び補助刈取装置
16の昇降を制御する構成について説明すれば、図1に
示すように、マイクロコンピュータ利用の制御装置Hが
設けられ、その制御装置Hに、刈取装置11の昇降を指
令する手動式の第1昇降スイッチ27、補助刈取装置1
6の昇降を指令する手動式の第2昇降スイッチ28、前
記第1角度センサ23、前記第2角度センサ22、前記
ロックスイッチ31、前記リミットスイッチ24、及
び、走行機体2の前方側への傾斜角を検出する傾斜角検
出手段としの傾斜センサ41からの各信号が入力されて
いる。又、補助刈取装置16の昇降制御モードを自動昇
降モードと昇降停止モードとに切り換える手動式のオー
トスイッチ26からの信号が入力されている。又、図示
しないが、エンジン出力の前記刈取前処理装置4への伝
達を入り切りするための手動式の刈取クラッチが設けら
れ、その刈取クラッチの入り切り状態を検出する刈取ク
ラッチスイッチ25からの信号も制御装置Hに入力され
ている。又、制御装置Hからは、前記両油圧シリンダ1
4,20、及び、警報手段としての警報ランプ21に対
する駆動信号が出力されている。
【0020】前記制御装置Hを利用して、前記補助刈取
装置16の昇降用アクチュエータとしての油圧シリンダ
20の作動を制御する制御手段100が構成されてい
る。そして、その制御手段100は、前記オートスイッ
チ26によって自動昇降モードが指示されている場合に
は、前記第1角度センサ23及び前記第2角度センサ2
2の検出情報に基づいて前記補助刈取装置16を走行機
体2に対して目標高さに維持する制御作動を実行すると
ともに、前記傾斜センサ41の情報に基づいて走行機体
2が設定角度(例えば5度)以上前方側へ傾斜した場合
には、前記補助刈取装置16を前記上方側の収納高さに
上昇させるように構成されている。尚、制御装置Hは、
前記オートスイッチ26によって昇降停止モードが指示
されたときには、補助刈取装置16を収納高さに上昇さ
せる。
【0021】次に、図2に示すフローチャートに基づい
て、前記制御装置Hによる昇降制御作動について説明す
る。先ず、刈取クラッチスイッチ25がONしているか
否かを調べ、それがONしていれば更にオートスイッチ
26の状態を調べる。オートスイッチ26がON状態つ
まり自動昇降モードに設定されていれば、ロックスイッ
チ31の状態を調べ、それがON状態であれば、作業者
等にロックレバー32の解除操作を促すために警報ラン
プ21を作動させる。ロックスイッチ31がOFFであ
れば、収納フラグをONした後、更に傾斜センサ41に
て走行機体2の前方側への傾斜角が設定角度以上でない
ことを確認して、補助刈取装置16を目標高さに維持す
る高さ自動制御を実行する。
【0022】一方、上記自動昇降モードにおいて、走行
機体2の前方側への傾斜角が設定角度以上である場合に
は、補助刈取装置16の高さを調べ、補助刈取装置16
の高さが前記収納高さである場合には、収納フラグをO
FFしてフローの始めに戻る。収納高さより下降してい
る場合には、更に、補助刈取装置16の高さが収納高さ
の近傍であるかどうかを調べ、近傍であれば収納高さへ
上昇させ、近傍でなければ収納フラグがON状態である
ときのみ収納高さへ上昇させる。
【0023】又、オートスイッチ26がOFF状態つま
り昇降停止モードに設定されているときは、ロックスイ
ッチ31の状態を調べ、それがOFF状態のときのみ、
作業者等にロックレバー32のロック操作を促すために
警報ランプ21を作動させる。尚、刈取クラッチスイッ
チ25がOFF状態のとき、及び、上記ロックスイッチ
31の状態判断後は、上記自動昇降モード時と同様に、
補助刈取装置16の高さに応じた処理を行う。
【0024】尚、上記述べた制御作動とは別の割り込み
処理によって、制御装置Hは、手動式の第2昇降スイッ
チ28の指令状態を調べ、それに基づいて補助刈取装置
16を上昇又は下降させるように前記油圧シリンダ20
を作動させる。ここで、前記刈取フレーム10の走行機
体2に対する昇降位置が所定高さを越えているとき、即
ち刈取装置11の姿勢が高刈姿勢であるときのみ補助刈
取装置16を下降させ、前記作用姿勢とする。又、前記
リミットスイッチ24がONしているときには補助刈取
装置16は下降させない。
【0025】〔別実施例〕 上記実施例では、補助刈取装置16の昇降用アクチュエ
ータとして油圧シリンダ20を作動させる場合を示した
が、昇降用アクチュエータとしては、油圧シリンダに限
らず、例えば電動モータ等でもよい。
【0026】上記実施例では、高さ検出手段22,23
を構成する第1高さ検出手段23及び第2高さ検出手段
22を、ロータリポテンショメータにて構成したものを
示したが、これに限るものではない。
【0027】上記実施例では、傾斜角検出手段41を傾
斜センサにて構成したものを例示したが、これに限るも
のではない。又、制御の判断基準となる設定角度は実施
例の値(5度)以外に適宜変更設定できる。
【0028】上記実施例では、走行機体2が設定角度以
上前方側に傾斜した場合に、補助刈取装置16を上方側
の収納高さに上昇させるように構成したものを示した
が、必ずしも収納高さに上昇させる必要はなく、例え
ば、所定高さ上昇させるように構成したものでもよい。
【0029】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御構成のブロック図
【図2】制御作動のフローチャート
【図3】刈取前処理装置の要部側面図
【図4】コンバインの概略側面図
【符号の説明】
11 刈取装置 2 走行機体 10 刈取フレーム 16 補助刈取装置 14,20 昇降用アクチュエータ 100 制御手段 22,23 高さ検出手段 41 傾斜角検出手段 23 第1高さ検出手段 22 第2高さ検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−33312(JP,U) 実開 昭57−4915(JP,U) 特公 昭63−32408(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 34/00 - 69/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取装置(11)が、走行機体(2)に
    対して昇降操作自在に支持された刈取フレーム(10)
    の前端部に設けられ、その刈取フレーム(10)に、前
    記刈取装置(11)で刈り取られた穀稈を機体後方側の
    脱穀装置(3)に向けて搬送する搬送装置(13)が設
    けられているとともに、 前記刈取フレーム(10)には、前記刈取装置(11)
    の後方側で、前記走行機体(2)の前方側に位置させた
    補助刈取装置(16)が、その刈取フレーム(10)の
    下側空間で前記刈取装置(11)に対する相対高さを変
    更自在に設けられ、 前記補助刈取装置(16)の昇降用アクチュエータ(2
    0)の作動を制御する制御手段(100)と、前記刈取
    装置(11)の前記走行機体(2)に対する相対高さを
    検出する第1高さ検出手段(22)と、前記補助刈取装
    置(16)の前記刈取装置(11)に対する相対高さを
    検出する第2高さ検出手段(23)とが設けられ、 前記制御手段(100)は、前記第1,第2高さ検出手
    段(22,23)の検出情報に基づいて、前記補助刈取
    装置(16)を目標高さに維持するように自動制御作動
    を実行するように構成されたコンバインの刈取前処理装
    置であって、 前記走行機体(2)の前方側への傾斜角を検出する傾斜
    角検出手段(41)が設けられ、 前記制御手段(100)は、前記傾斜角検出手段(4
    1)の情報に基づいて前記走行機体(2)が設定角度以
    上前方側へ傾斜した場合には、前記補助刈取装置(1
    6)を前記自動制御に優先して上昇させるように構成さ
    れているコンバインの刈取前処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6033779Y2 (ja) * 1980-06-09 1985-10-08 三菱農機株式会社 コンバインの姿勢制御装置
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JP2528880Y2 (ja) * 1990-07-12 1997-03-12 ヤンマー農機株式会社 コンバイン

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