JP2760574B2 - 蛍光体及び蛍光ランプ - Google Patents

蛍光体及び蛍光ランプ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、2価のユーロピウム付活青色発光ハロ燐酸
塩蛍光体及びこれを用いた蛍光ランプに関するものであ
る。
(従来の技術) 近年、高演色性、高効率な蛍光ランプとして、比較的
狭帯域の発光スペクトルを示す青色、緑色、赤色、発光
蛍光体を使用するいわゆる三波長形蛍光ランプが開発、
実用化されている。三波長形蛍光ランプでは、三種類
(場合によっては四種類)の蛍光体を混合して所望のラ
ンプ発光色を実現している。このため、各蛍光体の発光
特性が発光ランプ点灯中に変化すると初期のランプ発光
色からずれを生じることになる。当然ながら、蛍光ラン
プの動特性としては、発光色の変化が極力小さいことが
望ましい。
三波長形蛍光ランプ用蛍光体のうち青色発光成分とし
ては、特公昭46−40604号公報、特公昭48−33159号公報
及び特公昭63−32113号公報等に開示されているよう
に、2価のユーロピウムを付活剤としたハロ燐酸塩蛍光
体が多用される。ハロ燐酸塩蛍光体は一般式がM5(P
O43Xまたは3M3(PO4)・2MX2で表されるアパタイト構
造を有している。ここでMはアルカリ土類金属の単体も
しくは2種類以上の混合物、Xはハロゲン元素の単体も
しくは2種類以上の混合物である。このため、蛍光体製
造過程によっては、元素の置換状態の不均一性や格子欠
陥が発生しやすい。
これに起因して、2価ユーロピウム付活ハロ燐酸塩蛍
光体は、好適な発光色かつ高い発光出力を示すものの、
蛍光ランプ点灯中にその発光色が大きく変化し、従って
ランプ発光色が変化するという問題があった。これを解
決するために、同一出願人は先に特願昭63−322087号に
微量不純物をハロ燐酸塩蛍光体に添加する提案をなし
た。
しかしながら、今日の高演色性重視及び省電力化への
強い要請に応えるには、依然として改良すべき点が多
い。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べたように、従来の2価ユーロピウム付活ハロ
燐酸塩蛍光体を青色発光蛍光体として用いた三波長形蛍
光ランプでは、ランプ点灯中にその発光色が大きく変化
し、ひいては演色性が劣化するという欠点があった。
このランプ発光色変化は、本発明者等の詳細な検討に
より、長時間のランプ点灯下における2価ユーロピウム
付活ハロ燐酸塩蛍光体の発光スペクトルの変化に起因す
ることが判明した。従って、ランプ点灯下においても発
光スペクトル変化が小さく、しかも発光効率の高い青色
発光蛍光体の出現が望まれる。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、
紫外線励起下で高い発光効率を示し、ランプ点灯中の発
光スペクトルの変化が小さい青色発光ハロ燐酸塩蛍光体
及びこの蛍光体からなる蛍光膜を備えた蛍光ランプを提
供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、2価ユーロピウム付活ハロ燐酸塩蛍光
体の種々なる共付活剤元素の添加効果を検討した結果、
ある種の元素の微量添加において、著しい効果を生ずる
ことを見出し本発明に至った。即ち、一般式が (Mg a Ca b Sr c Ba d Eu e)(PO43X・fMで表
され、MはAuまたはPtの少なくとも1種の元素で、Xは
F,Cl,Brの中から選ばれた少なくとも1種の元素であ
り、式中a,b,c,d,eは0≦a≦0.4,0≦b≦0.7,0≦c≦
0.9,0≦d≦0.5,0.002≦e≦0.1,0<f≦0.001なる範囲
の値であり、a+b+c+d+e=1であることを特徴
とする蛍光体及びこの蛍光体からなる蛍光膜を備えたこ
とを特徴とする蛍光ランプである。
(作用) 本発明による青色発光蛍光体、従来のハロ燐酸塩蛍光
体に比較して発光効率の低下を伴うことなく、しかも蛍
光ランプ点灯下での発光スペクトル変化が少ない特性が
認められた。さらに、本発明の蛍光体を三波長形蛍光ラ
ンプの青色発光成分として用いた場合、蛍光ランプ点灯
下の発光色変化が、従来のハロ燐酸塩蛍光体を用いた場
合に比較して、著しく減少した。
前記一般式において、fは本発明に係る蛍光体に添加
される元素M(ここでMはAuまたはPtの少なくとも1種
の元素)の添加量であるが、fの値を0<f≦0.001の
範囲に限定することにより本発明の効果を最も発揮する
ことが出来た。即ち、添加量fが0.001を超えるとラン
プ点灯下での発光色変化は少なくなる効果はあるもの
の、発光効率の低下を伴うため実用上好ましくないこと
が判明した。母体組成であるa,b,c及びdの範囲は、0
≦a≦0.4,0≦b≦0.7,0≦c≦0.9,0≦d≦0.5が望まし
い。これは、a,b,c及びdが上記範囲外の場合、蛍光体
の発光色が三波長形蛍光ランプの青色発光成分として実
用に供しえなくなるからである。また付活剤である2価
ユーロピウムの組成を表すeは発光効率の点から0.002
≦e≦0.1の範囲が望ましい。なおここで、a,b,c,d,eの
合計は、1である。
(実施例) 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図はハロ燐酸塩蛍光体1モルにMで表される元素
の含有量fの変化に対する色度値の変化(D)を表す。
ここに色度値の変化(D)は、蛍光ランプ作製0時間後
及び1000時間後にガラスバルブより剥離した蛍光体の発
光色度値(x,y)の差Δx,Δyに基づいて下式より算出
され、色度変化の目安を与える。
第1図中の曲線(1)は元素MとしてAu、曲線(2)
はPtを含有せしめた結果を示す。第1図から明らかなよ
うに、元素Mの添加により発光色色度の変化を抑制する
ことが可能となる。
本発明に係るハロ燐酸塩蛍光体は、以下の製造法によ
り得られる。
蛍光体原料には、燐酸基源として(NH42HPO4,CaHPO
4,SrHPO4あるいはBaHPO4等の燐酸塩化合物を用いる。ま
た、Mg,Ca,Sr,Ba及びEu源として各々の酸化物(MgO,Ca
O,SrO,BaO,Eu2O3等)、炭酸塩(MgCO3,CaCO3,SrCO3,BaC
O3,Eu2(CO3等)、あるいは、ハロゲン化物(MgC
l2,MgF2,CsCl2,CaF2,SrCl2,SrF2,BaCl2,BaF2,EuCl3,EuF
3等)の化合物を用いる。また、ハロゲン源としては、
上記のアルカリ土類金属のハロゲン化物または他のハロ
ゲン化物(NH4Cl,NH4Br等)等を用いる。一方、共付活
剤となるAuおよびPtは、例えば金属片として混入させ
る。これらの原料を所定量秤量し十分に混合する。この
混合物をるつぼに入れて還元性雰囲気中において800〜1
200℃,2〜5時間焼成する。焼成物から粉砕後水篩によ
りAuあるいはPt金属片を取り除き乾燥し、再び還元性雰
囲気中において800〜1200℃で2〜5時間焼成し洗浄、
乾燥後本発明のハロ燐酸塩蛍光体が得られる。なお、本
発明による蛍光体からなる蛍光膜を有する蛍光ランプ
は、従来と同様の方法で作製する。以下、実施例1〜12
及び比較例の結果を第1表に示す。
(実施例1) CaCO3 0.2 mol SrHPO4 0.6 mol BaCO3 0.2 mol SrCl2 0.4 mol Eu2O3 0.01 mol 上記原料を十分に混合した後、Auの金属片(6×6×
3mm3)20枚を入れて再び混合する。この原料混合物をア
ルミナるつぼに入れて還元性雰囲気中にて1000℃で3時
間焼成する。得られた焼成物から粉砕後水篩によりAu金
属片を分離し乾燥後、再び還元性雰囲気中にて1000℃で
2時間焼成し、水洗、乾燥後蛍光体を得た。得られた蛍
光体の組成は分析の結果、(Ca0.20Sr0.60Ba0.18E
u0.02(PO43Cl・0.0003Auであった。この蛍光体
をガラスバルブ内面に塗布し、FL20SS/18蛍光ランプを
作製し、このランプから剥離した蛍光体の254nm水銀輝
線励起下の0時間での発光色はx=0.152,y=0.085であ
った。またランプ点灯1000時間後の発光色はx=0.154,
y=0.087であり、発光色変化量はD=2.8であった。こ
れは上記と同様の焼成条件で得られた従来のハロ燐酸塩
蛍光体(Ca0.20Sr0.60Ba0.18Eu0.02(PO43Clの発
光色変化量D=8.5に比較して著しく小さく、本発明の
効果が認められる。
(実施例2) CaCO3 0.2 mol SrHPO4 0.6 mol BaCO3 0.2 mol SrCl2 0.4 mol Eu2O3 0.01 mol 上記原料を十分に混合した後、Ptの金属片(6×6×
3mm3)20枚を入れ再び混合する。この原料混合物を実施
例1と同様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体
の組成は、(Ca0.20Sr0.60Ba0.18Eu0.02(PO43Cl
・0.0002Ptであった。この蛍光体をガラスバルブ内面に
塗布し、FL20SS/18蛍光ランプを作製し、このランプか
ら剥離した蛍光体の254nm水銀輝線励起下の0時間での
発光色はx=0.152,y=0.085であった。またランプ点灯
1000時間後の発光色はx=0.153,y=0.087であり、発光
色変化量はD=2.2であった。これは従来のハロ燐酸塩
蛍光体の組成、(Ca0.20Sr0.60Ba0.18Eu0.02(P
O43Clの発光変化量D=8.5に比較して著しく小さく、
本発明の効果が認められる。
(実施例3) MgO 0.01 mol CaCl2 0.1 mol SrCO3 0.1 mol SrHPO4 0.6 mol BaCl2 0.5 mol Eu2O3 0.01 mol 上記原料を十分に混合した後、Auの金属片(6×6×
3mm3)10枚を入れ再び混合する。この原料混合物を実施
例1と同様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体
の組成は、(Mg0.01Ca0.10Sr0.69Ba0.18Eu0.02(PO
43Cl・0.00001Auであった。この蛍光体をガラスバル
ブ内面に塗布し、FL20SS/18蛍光ランプを作製し、この
ランプから剥離した蛍光体の254nm水銀輝線励起下の0
時間での発光色はx=0.151,y=0.083であった。またラ
ンプ点灯1000時間後の発光色はx=0.153,y=0.086であ
り、発光色変化量はD=3.6であった。これは従来例に
比較して著しく小さく、本発明の効果が認められる。
(実施例4) MgO 0.01 mol CaCl2 0.1 mol SrCO3 0.1 mol SrHPO4 0.6 mol BaCl2 0.5 mol Eu2O3 0.01 mol 上記原料を十分に混合した後、Auの金属片(6×6×
3mm3)10枚を入れ再び混合する。この原料混合物を実施
例1と同様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体
の組成は、(Mg0.01Ca0.10Sr0.69Ba0.18Eu0.02(PO
43Cl・0.00001Ptであった。この蛍光体をガラスバル
ブ内面に塗布し、FL20SS/18蛍光ランプを作製し、この
ランプから剥離した蛍光体の254nm水銀輝線励起下の0
時間での発光色はx=0.151,y=0.083であった。またラ
ンプ点灯1000時間後の発光色はx=0.153,y=0.086であ
り、発光色変化量はD=3.6であった。これは従来例に
比較して著しく小さく、本発明の効果が認められる。
(実施例5) MgO 0.015 mol CaHPO4 0.6 mol SrCO3 0.2 mol SrCl2 0.4 mol BaCO3 0.2 mol Eu2O3 0.01 mol 上記原料を十分に混合した後、Auの金属片(6×6×
3mm3)30枚を入れ再び混合する。この原料混合物を実施
例1と同様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体
の組成は、(Mg0.01Ca0.59Sr0.20Ba0.18Eu0.02(PO
43Cl・0.0005Auであった。この蛍光体をガラスバルブ
内面に塗布し、FL20SS/18蛍光ランプを作製し、このラ
ンプから剥離した蛍光体の254nm水銀輝線励起下の0時
間での発光色はx=0.153,y=0.087であった。またラン
プ点灯1000時間後の発光色はx=0.154,y=0.088であ
り、発光色変化量はD=1.4であった。これは従来例に
比較して著しく小さく、本発明の効果が認められる。
(実施例6) MgO 0.015 mol CaHPO4 0.6 mol SrCO3 0.2 mol SrCl2 0.4 mol BaCO3 0.2 mol Eu2O3 0.01 mol 上記原料を十分に混合した後、Ptの金属片(6×6×
3mm3)30枚を入れ再び混合する。この原料混合物を実施
例1と同様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体
の組成は、(Mg0.01Ca0.59Sr0.20Ba0.18Eu0.02(PO
43Cl・0.0003Ptであった。この蛍光体をガラスバルブ
内面に塗布し、FL20SS/18蛍光ランプを作製し、このラ
ンプから剥離した蛍光体の254nm水銀輝線励起下の0時
間での発光色はx=0.153,y=0.087であった。またラン
プ点灯1000時間後の発光色はx=0.154,y=0.088であ
り、発光色変化量はD=1.4であった。これは従来例に
比較して著しく小さく、本発明の効果が認められる。
(実施例7) MgO 0.01 mol CaHPO4 0.2 mol CaCl2 0.1 mol SrCO3 0.2 mol SrHPO4 0.4 mol BaCO3 0.5 mol Eu2O3 0.01 mol 上記原料を十分に混合した後、Auの金属片(6×6×
3mm3)20枚を入れ再び混合する。この原料混合物を実施
例1と同様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体
の組成は、(Mg0.01Ca0.20Sr0.29Ba0.48Eu0.02(PO
43Cl・0.0004Auであった。この蛍光体をガラスバルブ
内面に塗布し、FL20SS/18蛍光ランプを作製し、このラ
ンプから剥離した蛍光体の254nm水銀輝線励起下の0時
間での発光色はx=0.154,y=0.088であった。またラン
プ点灯1000時間後の発光色はx=0.156,y=0.089であ
り、発光色変化量はD=2.2であった。これは従来例に
比較して著しく小さく、本発明の効果が認められる。
(実施例8) MgO 0.01 mol CaHPO4 0.2 mol CaCl2 0.1 mol SrCO3 0.2 mol SrHPO4 0.4 mol BaCO3 0.5 mol Eu2O3 0.01 mol 上記原料を十分に混合した後、Ptの金属片(6×6×
3mm3)20枚を入れ再び混合する。この原料混合物を実施
例1と同様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体
の組成は、(Mg0.01Ca0.20Sr0.29Ba0.48Eu0.02(PO
43Cl・0.0003Ptであった。この蛍光体をガラスバルブ
内面に塗布し、FL20SS/18蛍光ランプを作製し、このラ
ンプから剥離した蛍光体の254nm水銀輝線励起下の0時
間での発光色はx=0.154,y=0.088であった。またラン
プ点灯1000時間後の発光色はx=0.156,y=0.089であ
り、発光色変化量はD=2.2であった。これは従来例に
比較して著しく小さく、本発明の効果が認められる。
(実施例9) CaHPO4 0.3 mol SrHPO4 0.3 mol BaF2 0.5 mol BaCO3 0.2 mol Eu2O3 0.01 mol 上記原料を十分に混合した後、Auの金属片(6×6×
3mm3)20枚を入れ再び混合する。この原料混合物を実施
例1と同様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体
の組成は、(Ca0.30Sr0.30Ba0.38Eu0.02(PO43F
・0.0003Auであった。この蛍光体をガラスバルブ内面に
塗布し、FL20SS/18蛍光ランプを作製し、このランプか
ら剥離した蛍光体の254nm水銀輝線励起下の0時間での
発光色はx=0.154,y=0.087であった。またランプ点灯
1000時間後の発光色はx=0.156,y=0.090であり、発光
色変化量はD=3.6であった。これは従来例に比較して
著しく小さく、本発明の効果が認められる。
(実施例10) MgO 0.01 mol CaCl2 0.1 mol SrCO3 0.1 mol SrHPO4 0.6 mol BaF2 0.5 mol Eu2O3 0.01 mol 上記原料を十分に混合した後、Auの金属片(10×10×
3mm3)5枚を入れ再び混合する。この原料混合物を実施
例1と同様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体
の組成は、(Mg0.01Ca0.10Sr0.69Ba0.18Eu0.02(PO
4(F,Cl)・0.00001Auであった。この蛍光体をガラ
スバルブ内面に塗布し、FL20SS/18蛍光ランプを作製
し、このランプから剥離した蛍光体の254nm水銀輝線励
起下の0時間での発光色はx=0.152,y=0.084であっ
た。またランプ点灯1000時間後の発光色はx=0.154,y
=0.087であり、発光色変化量はD=3.6であった。これ
は従来例に比較して著しく小さく、本発明の効果が認め
られる。
(実施例11) CaCO3 0.2 mol SrHPO4 0.6 mol BaCO3 0.18 mol SrBr2 0.4 mol Eu2O3 0.01 mol 上記原料を十分に混合した後、Ptの金属片(10×10×
3mm3)10枚を入れ再び混合する。この原料混合物を実施
例1と同様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体
の組成は、(Ca0.20Sr0.60Ba0.18Eu0.02(PO43Br
・0.0002Ptであった。この蛍光体をガラスバルブ内面に
塗布し、FL20SS/18蛍光ランプを作製し、このランプか
ら剥離した蛍光体の254nm水銀輝線励起下の0時間での
発光色はx=0.155,y=0.088であった。またランプ点灯
1000時間後の発光色はx=0.157,y=0.091であり、発光
色変化量はD=3.6であった。これは従来例に比較して
著しく小さく、本発明の効果が認められる。
(実施例12) MgO 0.01 mol CaCl2 0.1 mol SrCO3 0.1 mol SrHPO4 0.6 mol BaBr2 0.5 mol Eu2O3 0.01 mol 上記原料を十分に混合した後、Auの金属片(10×10×
3mm3)5枚を入れ再び混合する。この原料混合物を実施
例1と同様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体
の組成は、(Mg0.01Ca0.10Sr0.69Ba0.18Eu0.02(PO
4(Br,Cl)・0.00001Auであった。この蛍光体をガ
ラスバルブ内面に塗布し、FL20SS/18蛍光ランプを作製
し、このランプから剥離した蛍光体の254nm水銀輝線励
起下の0時間での発光色はx=0.153,y=0.086であっ
た。またランプ点灯1000時間後の発光色はx=0.155,y
=0.089であり、発光色変化量はD=3.6であった。これ
は従来例に比較して著しく小さく、本発明の効果が認め
られる。
上述した蛍光体からなる蛍光膜を備えた蛍光ランプの
例を第2図に示す。蛍光ランプは図に示すように、バル
ブ1内面に付着された蛍光膜を備え、さらにバルブ1内
に所定圧の放電用気体を封入してなり、バルブ1の両端
部に取り付けられた電極3に所定電圧を印加し、励起源
によって蛍光膜2が発光するものである。
本発明は、上記本発明に係る蛍光体を具備する蛍光ラ
ンプを含むものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によりランプ点灯下におい
て発光変化が小さい蛍光体を得ることができ、紫外線励
起下で高い発光効率を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のハロ燐酸塩蛍光体にMで表される元素
の含有量fの変化に対する色度変化量(D)を表す図、
第2図は本発明の蛍光体からなる蛍光膜を備えた蛍光ラ
ンプの一実施例を一部断面して示す正面図である。 1……バルブ 2……蛍光膜 3……電極

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (MgaCabSrcBadEue(PO43X・fMで表されることを
    特徴とする蛍光体。 (但し、MはAuまたはPtの少なくとも1種の元素、Xは
    F,ClまたはBrの中から選ばれる少なくとも1種の元素,0
    ≦a≦0.4,0≦b≦0.7,0≦c≦0.9,0≦d≦0.5,0002≦
    e≦0.1,0<f≦0.001,a+b+c+d+e=1)
  2. 【請求項2】請求項1記載の蛍光体からなる蛍光膜を備
    えたことを特徴とする蛍光ランプ。
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