JP2760201B2 - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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JP2760201B2
JP2760201B2 JP4053918A JP5391892A JP2760201B2 JP 2760201 B2 JP2760201 B2 JP 2760201B2 JP 4053918 A JP4053918 A JP 4053918A JP 5391892 A JP5391892 A JP 5391892A JP 2760201 B2 JP2760201 B2 JP 2760201B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のステアリン
グホイールに関し、詳しくは、ボス部上部にエアバッグ
装置が配置され、リング部とエアバッグ装置とが、該部
位への衝撃力の作用時に、その衝撃力により移動するよ
うに構成されるステアリングホイールに関する。
【0002】なお、本明細書中での上下方向は、ステア
リングホイールが装着されたステアリングシャフトの軸
方向に沿って、ステアリングシャフトの上部側を上方、
ステアリングシャフトの下部側を下方、というものとす
る。
【0003】また、本明細書中での前後方向は、ステア
リングホイールが自動車に装着された際の、自動車のフ
ロント側を前方、自動車のリヤ側を後方、というものと
する。
【0004】
【従来の技術】従来、ボス部上部にエアバッグ装置が配
置されるステアリングホイールは、特開昭62−234
762号公報に記載されているものが知られている。
【0005】この公報記載のステアリングホイールで
は、ボス部の左右の前後からリング部へ延びる合計4本
のスポーク部を備えている。
【0006】そして、ボス部の芯金は、ボスと、各スポ
ーク部の芯金に連結されるボスプレート部と、を備えて
構成され、ボスプレート部は、その上面を略面一とし
て、各スポーク部の芯金に連結されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボスプレート
部が、その上面を略面一としていては、リング部やボス
部に対して、エアバッグ装置が作動しない程度の衝撃力
が作用した際、つぎのような課題が生じていた。
【0008】すなわち、リング部が変形しつつ、ボス部
に斜め上方から衝撃力が作用した際、エアバッグ装置が
押され、エアバッグ装置の下部がボスプレート部に当た
り、エアバッグ装置の移動が規制される。
【0009】そしてその際、特に、エアバッグ装置は嵩
が高いことから、ボス部の斜め上方から衝撃力が作用し
た際に、その落ち込むストロークを長く確保することが
できなかった。
【0010】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、エアバッグ装置の落ち込むストロークを長く確保
することができるステアリングホイールを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るステアリ
ングホイールは、円環状のリング部と、リング部の中央
に配置されるボス部と、該ボス部と前記リング部とを連
結する複数のスポーク部と、を備え、前記ボス部の上部
にエアバッグ装置が配置され 前記リング部と前記エア
バッグ装置とが、該部位への衝撃力の作用時に、該衝撃
により移動するように構成されるステアリングホイール
であって、前記ボス部における前記エアバッグ装置の下
方に配置される芯金が、ステアリングシャフトを止める
ためのナットと当接する座面を上面に配置させた前側部
位と、該前側部位の後方側に配置される後側部位と、か
ら構成されて、前記リング部形成面に対して、前記後側
部位の上面前記前側部位の座面より下方に離隔させて
構成されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用・効果】この発明に係るステアリングホイ
ールでは、リング部やボス部に対して、エアバッグ装置
が作動しない程度の衝撃力が作用した場合、まず、リン
グ部が変形する。そして、リング部が変形した場合に
は、エアバッグ装置の後部側がリング部で形成されるリ
ング部形成面より突出することとなる。
【0013】その後、ボス部に衝撃力が作用すると、リ
ング部形成面から突出しているエアバッグ装置の後部側
から、落ち込むこととなる。その際、エアバッグ装置の
下方に配置される芯金が、リング部形成面に対して、
側部位の上面を前側部位の座面より下方に離隔させて構
成されている。
【0014】そのため、エアバッグ装置の後部側が深く
落ち込むことができ、エアバッグ装置の上面(この面は
衝撃力が作用する前の状態でリング部形成面と略平行と
なっている)がリング部形成面と略平行になるまで、移
動可能となる。
【0015】ちなみに、従来のステアリングホイールで
は、ボス部芯金のボスプレート部が前部後部とで略面
一としていたことから、エアバッグ装置の上面がリング
部形成面と略平行になる前の状態で、エアバッグ装置の
落ち込みが停止していた。
【0016】したがって、この発明に係るステアリング
ホイールでは、従来のものに比べて、エアバッグ装置の
落ち込むストロークを長く確保することができる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0018】実施例のステアリングホイールWは、図3
に示すように、円環状のリング部Rと、リング部Rの中
央に配置されるボス部Bと、ボス部Bの左右前後からリ
ング部Rへ延びる4本のスポーク部Sと、を備えて構成
されている。
【0019】そして、ボス部Bには、図1・3に示すよ
うに、上部に、エアバッグ装置Mが配設されている。
【0020】また、ボス部B、各スポーク部S、及び、
リング部Rには、図3・4に示すように、それぞれ、ボ
ス部芯金1、スポーク部芯金4、及び、リング部芯金7
が配設されている。また、ボス部芯金1は、ステアリン
グシャフト15(図1参照)に接続される鋼製のボス2
と、ボス2を鋳ぐるむアルミニウム合金等のダイカスト
金属からなって、各スポーク部芯金4と接続されるボス
プレート部3と、を備えている。
【0021】なお、実施例のステアリングホイールWの
ステアリングホイール芯金Cでは、リング部芯金7が鋼
管から形成され、ボスプレート部3と各スポーク部芯金
4とがダイカスト金属で一体的に形成されるもので、ダ
イカスト鋳造時に、ボス2とリング部芯金7とが鋳ぐる
まれて製造されている。
【0022】また、各スポーク部芯金4fr・4fl・
4br・4blは、図4・5に示すように、ボスプレー
ト部3に接続される部位近傍に、リング部形成面Pと平
行となる平行部4fp・4bpを備え、それらの平行部
4fp・4bpの端部からリング部芯金7側へ斜めに延
びるように構成されている。
【0023】さらに、各スポーク部芯金4の平行部4f
p・4bpの端部には、図3・4に示すように、エアバ
ッグ装置Mを取り付けるためのブラケット9をねじ10
止めする、取付孔4aが形成されている。
【0024】8は、リング部芯金7と、リング部芯金7
側の各スポーク部芯金4と、を覆う軟質ウレタン等から
なる被覆層である。
【0025】そして、実施例のステアリングホイール芯
金Cでは、ボス部Bにおけるエアバッグ装置Mの下方に
おいて、図1・4・5に示すように、前側部位5と後側
部位6とから構成されている。前側部位5は、ボス2、
ボスプレート部3の前部3a、及び、前方側の左右のス
ポーク部芯金4fr・4flの平行部4fp、から構成
され、ボス2やその周囲の上面を、ステアリングシャフ
ト15を止めるためのナット16と当接する座面5aと
している。後側部位6は、前側部位5の後方側の部位で
あり、ボスプレート部3の後部3bと後方側のスポーク
部芯金4br・4blの平行部4bpとから構成されて
いる。そして、後側部位6の上面は、前側部位5の座面
5aに比べて、リング部形成面Pから距離h分離隔する
ように、すなわち、距離h分下方に配置されている。
【0026】なお、エアバッグ装置Mについて説明する
と、このエアバッグ装置Mは、図1に示すように、折り
畳まれたエアバッグ11、エアバッグ11へガスを供給
するインフレーター12、折り畳まれたエアバッグ11
を覆ってエアバッグ11の拡開時に破断するパッド1
3、及び、エアバッグ11・インフレーター12・パッ
ド13を保持してエアバッグ装置Mの下部を覆うハウジ
ング14、を備えて構成されている。そして、ハウジン
グ14の左右の下部が、スポーク部芯金4にねじ10止
めされたブラケット9・9に対して、図示しないボルト
等を利用して固定されて、エアバッグ装置Mが、ステア
リングホイールWのボス部B上部に配置されることとな
る。
【0027】つぎに、このように構成されたステアリン
グホイールWを、ボス2をステアリングシャフト15に
外装してナット16止めして、自動車に装着した後、リ
ング部Rやボス部Bに、エアバッグ装置Mが作動しない
程度の衝撃力Fが作用した態様について説明する。
【0028】衝撃力Fが作用した当初には、まず、図1
の二点鎖線で示すように、各スポーク部芯金4が塑性変
形して、リング部Rが、そのリング部形成面Pを鉛直方
向に移動させるように、変形する。
【0029】そして、リング部Rが変形した場合には、
エアバッグ装置Mの後部側Mbがリング部形成面Pより
突出することとなる。
【0030】その後、ボス部Bに衝撃力Fが作用する
と、図2に示すように、リング部形成面Pから突出して
いるエアバッグ装置Mの後部側Mbから、ステアリング
シャフト15側へ落ち込むこととなる。その際、ボス部
Bにおけるエアバッグ装置Mの下方の芯金2・3・4に
おいて、後側部位6の上面が前側部位5の座面5a
り、リング部形成面Pに対して、距離h分、離隔させて
下方位置に配置されている。
【0031】そのため、エアバッグ装置Mの後部側Mb
が深く落ち込むことができ、エアバッグ装置Mの上面M
u(この面は衝撃力Fが作用する前の状態でリング部形
成面Pと略平行となっている)がリング部形成面Pと略
平行になるまで、各スポーク部芯金4の変形とともに、
移動することができる。
【0032】なお、従来のステアリングホイールでは、
ボス部芯金のボスプレート部が前部後部とで略面一と
していたことから、エアバッグ装置の上面がリング部形
成面と略平行になる前の状態で、エアバッグ装置の落ち
込みが停止していた。
【0033】したがって、実施例のステアリングホイー
ルWでは、従来のものに比べて、衝撃力Fが作用した
際、エアバッグ装置Mの落ち込むストロークを長く確保
することができる。
【0034】なお、実施例では、ボス部芯金1におい
て、ボスプレート部3を備えたものを示したが、勿論、
ボスプレート部3が無く、ボス2に、直接、各スポーク
部芯金4が連結されるステアリングホイールにも本発明
を応用できる。この場合には、後方側のスポーク部芯金
4br・4blの平行部4bpだけが後側部位6となっ
て、ボス2と前方側のスポーク部芯金4fr・4flの
平行部4fpとからなる前側部位5におけるボス2の上
面の座面5aより、後側部位6の上面を、リング部形成
面Pから離隔させるように、下方に配置させれば良い。
【0035】逆に、エアバッグ装置Mの下方全域に、ボ
スプレート部3が配置されるようなステアリングホイー
ルにも本発明を応用することができる。この場合には、
ボスプレート部3の後部3bだけが後側部位6となっ
て、ボス2とボスプレート部3の前部3aとからなる前
側部位5におけるボス2やその周囲の上面の座面5aよ
り、後側部位6の上面を、リング部形成面Pから離隔さ
るように、下方に配置させれば良い。
【0036】また、実施例では、ボスプレート部3と各
スポーク部芯金4とがダイカスト金属から形成されるス
テアリングホイールWを示したが、勿論、ボスプレート
部3やスポーク部芯金4が鋼材等から構成されるステア
リングホイールに、本発明を応用することができる。
【0037】さらに、実施例では、四本スポークタイプ
のステアリングホイールWを示したが、勿論、3本タイ
プや2本タイプのステアリングホイールにも本発明を応
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すステアリングホイー
ルの縦断面図である。
【図2】同実施例のステアリングホイールのボス部に衝
撃力が作用した状態を示す断面図である。
【図3】同実施例のステアリングホイールの部分省略平
面図である。
【図4】同実施例のステアリングホイールの芯金を示す
平面図である。
【図5】図4のV−V断面図を示す。
【符号の説明】
5…前側部位、 6…後側部位、 W…ステアリングホイール、 R…リング部、 B…ボス部、 S…スポーク部、 C…ステアリングホイール芯金、 M…エアバッグ装置、 P…リング部形成面、 F…衝撃力。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円環状のリング部と、リング部の中央に
    配置されるボス部と、該ボス部と前記リング部とを連結
    する複数のスポーク部と、を備え、 前記ボス部の上部にエアバッグ装置が配置され 前記リング部と前記エアバッグ装置とが、該部位への衝
    撃力の作用時に、該衝撃により移動するように 構成され
    るステアリングホイールであって、 前記ボス部における前記エアバッグ装置の下方に配置さ
    れる芯金が、ステアリングシャフトを止めるためのナッ
    トと当接する座面を上面に配置させた前側部位と、該前
    側部位の後方側に配置される後側部位と、から構成され
    て、前記リング部形成面に対して、前記後側部位の上面
    前記前側部位の座面より下方に離隔させて構成されて
    いることを特徴とするステアリングホイール。
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JPH0463764A (ja) * 1990-06-30 1992-02-28 Toyoda Gosei Co Ltd エアバッグ装置を備えたステアリングホイール

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