JP2759787B2 - ベンドラックセパレーター - Google Patents

ベンドラックセパレーター

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JP2759787B2
JP2759787B2 JP8126558A JP12655896A JP2759787B2 JP 2759787 B2 JP2759787 B2 JP 2759787B2 JP 8126558 A JP8126558 A JP 8126558A JP 12655896 A JP12655896 A JP 12655896A JP 2759787 B2 JP2759787 B2 JP 2759787B2
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好樹 石田
知 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベンドラック(本
発明において水平方向のケーブルラックと垂直方向のケ
ーブルラックとの間に介する屈曲されたケーブルラック
を称する)に用いるもので、このベンドラックの配線ス
ペースを長手方向に沿って仕切るベンドラックセパレー
ターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水平方向のケーブルラックと垂直
方向のケーブルラックとの間に介して両者を接続するベ
ンドラックは、ベンドラックの子桁の位置を、接続する
ケーブルラックの子桁の位置に適合するように、ベンド
ラックの屈曲内側面がわと屈曲外側面がわとのいずれの
位置にも移動可能に設けられている(図6参照)。そし
て、ベンドラックに配設するセパレーターは、この移動
可能な子桁に装着するもので、ベンドラックの配線スペ
ースを長手方向に沿って仕切るために使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来使用し
ているベンドラック用のセパレーターは、子桁の配設位
置がベンドラックの屈曲内側面がわと屈曲外側面がわと
のいずれか一方に並んでいる場合の装着は問題はない
が、ベンドラックの子桁の一部が他の子桁と反対がわに
設けられた場合において、作業上の支障が生じるもので
あった。
【0004】例えば、壁面に垂直に配設したケーブルラ
ックと、この壁面から天井に沿って水平に配設したケー
ブルラックとを連結するベンドラックの場合には、壁面
に配設したケーブルラックの子桁の位置と、天井に配設
したケーブルラックの子桁の位置とが異なるから、この
子桁の位置をベンドラックの子桁で調整するために、ベ
ンドラックの子桁の位置を一部変更する場合がある(図
4参照)。
【0005】ところが、子桁の位置を一部変更したベン
ドラックに、ベンドラック用のセパレーターを装着しよ
うとすると、この変更した子桁にセパレーターが重なる
からセパレーターの一部を切り欠いて装着する必要があ
った(図5参照)。そのためセパレーターを切り欠く作
業に、金鋸やサンダー等を使用しなければならず、この
ような作業がベンドラックの配設作業を遅延化させる原
因になっていた。
【0006】そこで本発明は、上述の課題を解消すべく
創出されたもので、ベンドラックの子桁の位置を一部変
更して配設する場合でも、セパレーターの装着を極めて
容易に行えるベンドラックセパレーターの提供を目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明の第1の手段によると、ベンドラックPの親桁
P1に回転自在に設けられベンドラックPの屈曲内側面
がわと屈曲外側面がわとに位置調整自在に配した子桁P
2に装着するベンドラック用のセパレーターであって、
各子桁P2に立設してベンドラックPの長手方向に沿っ
て配される帯状の仕切板体1をベンドラックPの屈曲角
度に合わせて屈曲し、この仕切板体1の幅を、ベンドラ
ックPの屈曲内側面がわに配置した子桁P2と屈曲外側
面がわに配置した子桁P2との相互間隔の幅以内に形成
したことにある。
【0008】また第2の手段は、ベンドラックPの親桁
P1に回転自在に配した子桁P2の開口したリップ部P
3に挟着固定する連結具2と、リップ部P3から立設し
た連結具2の支持片2Aに重合して連結する仕切板体1
とから成るベンドラック用のセパレーターであって、ベ
ンドラックPの屈曲内側面がわに配置した子桁P2と屈
曲外側面がわに配置した子桁P2とに夫々連結した連結
具2の支持片2Aに接続する接続孔1Aを仕切板体1に
開穿したことにある。
【0009】更に第3の手段は、ベンドラックPの屈曲
角度に合わせて屈曲された仕切板体1の子桁P2に装着
する側縁を直線形状に形成すると共に、仕切板体1の子
桁P2に装着する各部の幅を、ベンドラックPの屈曲内
側面がわに配置した子桁P2と屈曲外側面がわに装着し
た子桁P2との相互間隔以内の幅に形成したことを課題
解消のための手段とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0011】本発明セパレーターは、ベンドラックPの
親桁P1に回転自在に配した子桁P2に装着するもので
ある。ベンドラックPは、水平方向に配されたケーブル
ラックQと垂直方向に配されたケーブルラックQとの間
に介する屈曲されたケーブルラックを称する。このベン
ドラックPには、水平方向のケーブルラックQから垂直
上方に配設されたケーブルラックQに連結するタイプの
インサイドベンドラックと、逆に、図4で示す如く、垂
直方向のケーブルラックQから上方に配された水平なケ
ーブルラックQを連結するタイプのアウトサイドベンド
ラックとがある。これらのベンドラックPは、親桁P1
に連結する子桁P2の装着位置を屈曲外側面がわと屈曲
内側面がわとに装着位置を変更できるように、子桁P2
を回転自在に設けている。この子桁P2には開口したリ
ップ部P3を設けてあり、このリップ部P3に、ケーブ
ル配線に必要な種々の連結具を取り付けるものである。
【0012】そして、ベンドラックPの長手方向に沿っ
て配する帯状の仕切板体1を各子桁P2に立設する。こ
の仕切板体1は、ベンドラックPの屈曲角度に合わせて
屈曲したもので、仕切板体1の幅を、ベンドラックPの
屈曲内側面がわに配置した子桁P2と屈曲外側面がわに
配置した子桁P2との相互間隔の幅以内に形成する(図
2参照)。
【0013】仕切板体1は、連結具2の支持片2Aに重
合して装着する(図1参照)。この支持片2Aは、子桁
P2の開口したリップ部P3に挟着固定する連結具2に
設けられてリップ部P3から立設している。そして、支
持片2Aと仕切板体1とを重ね合わせて接続ビス3で接
続する。仕切板体1の側面には、この接続ビス3を挿通
する接続孔1Aを、各子桁P2の位置に一対ずつ開穿し
ている。これは、ベンドラックPの屈曲内側面がわに配
置した子桁P2に連結した支持片2Aと屈曲外側面がわ
に配置した子桁P2に連結した支持片2Aとに夫々接続
するためである(図3参照)。また、連結具2の支持片
2Aにも接続孔2Cを開穿している。
【0014】ベンドラックPの屈曲角度に合わせて屈曲
された仕切板体1は、子桁P2に装着する側縁を直線形
状に形成している(図2参照)。そして、この仕切板体
1の子桁P2に装着する各部の幅を、ベンドラックPの
屈曲内側面がわに配置した子桁P2と屈曲外側面がわに
装着した子桁P2との相互間隔以内の幅に規制してい
る。図示例では、仕切板体1の子桁P2に装着する部分
の幅とそれ以外の幅とを同じ幅にして全体に規制してい
るが、この他、子桁P2に装着する部分の幅のみを規制
してもよい。
【0015】尚、本発明セパレーターを電気的に接続す
るために、仕切板体1のボンド金具接続孔1Bとケーブ
ルラックQのセパレーターRに開穿してあるボンド金具
接続孔R1とに、通電性のあるボンド金具4を連結する
のが望ましい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成する。
【0017】すなわち、請求項1により、ベンドラック
の子桁の位置を一部変更して配設する場合でも、セパレ
ーターの一部を切り欠いて装着する必要がなくなり、セ
パレーターの装着を極めて容易に行えるものになった。
【0018】また、請求項2によって、ベンドラックP
の屈曲内側面がわに配置した子桁P2や屈曲外側面がわ
に配置した子桁P2に、仕切板体1を簡単に装着でき
る。
【0019】更に、請求項3により、子桁P2に連結す
る連結具2と仕切板体1とを確実に接続することがで
き、しかも、接続部以外の仕切板体1の幅を任意に設定
することができる。
【0020】このように本発明によると、ベンドラック
の子桁の位置を一部変更して配設する場合でも、セパレ
ーターの装着を極めて容易に行えるなどといった有益な
種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用状態を示す斜視図。
【図2】本発明の使用状態を示す側面図。
【図3】本発明の連結具と仕切板体との接続部分を示す
側面図。
【図4】ベンドラックの子桁の位置を示す側面図。
【図5】従来の施工例を示す斜視図。
【図6】ベンドラックの使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
P ベンドラック P1 親桁 P2 子桁 P3 リップ部 Q ケーブルラック R セパレーター R1 ボンド金具接続孔 1 仕切板体 1A 接続孔 1B ボンド金具接続孔 2 連結具 2A 支持片 2B 接続孔 3 接続ビス 4 ボンド金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−240809(JP,A) 特開 平8−168146(JP,A) 実開 昭59−100166(JP,U) 実開 昭63−158670(JP,U) 実開 平5−45368(JP,U) 実開 昭62−177232(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 3/22 3H023 AC13 AC10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベンドラックの親桁に回転自在に設けら
    れベンドラックの屈曲内側面がわと屈曲外側面がわとに
    位置調整自在に配した子桁に装着するベンドラック用の
    セパレーターであって、各子桁に立設してベンドラック
    の長手方向に沿って配される帯状の仕切板体をベンドラ
    ックの屈曲角度に合わせて屈曲し、この仕切板体の幅
    を、ベンドラックの屈曲内側面がわに配置した子桁と屈
    曲外側面がわに配置した子桁との相互間隔の幅以内に形
    成したことを特徴とするベンドラックセパレーター。
  2. 【請求項2】 ベンドラックの親桁に回転自在に配した
    子桁の開口したリップ部に挟着固定する連結具と、リッ
    プ部から立設した連結具の支持片に重合して連結する仕
    切板体とから成るベンドラック用のセパレーターであっ
    て、ベンドラックの屈曲内側面がわに配置した子桁と屈
    曲外側面がわに配置した子桁とに夫々連結した連結具の
    支持片に接続する接続孔を仕切板体に開穿した請求項1
    記載のベンドラックセパレーター。
  3. 【請求項3】 ベンドラックの屈曲角度に合わせて屈曲
    された仕切板体の子桁に装着する側縁を直線形状に形成
    すると共に、仕切板体の子桁に装着する各部の幅を、ベ
    ンドラックの屈曲内側面がわに配置した子桁と屈曲外側
    面がわに配置した子桁との相互間隔の幅以内に形成した
    請求項1又は2記載のベンドラックセパレーター。
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