JP2759500B2 - 衝突式気流粉砕機 - Google Patents

衝突式気流粉砕機

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ジェット気流(高圧気体)を用いた衝突式
気流粉砕機に関する。
[従来の技術] ジェット気流を用いた衝突式気流粉砕機は、ジェット
気流に被粉砕物を載せ粒子混合気流とし、加速管の出口
より噴射させ、この粒子混合気流を加速管の出口前方に
設けた衝突部材の衝突面に衝突させて、その衝撃力によ
り前記被粉砕物を粉砕せんとするものである。以下に、
その詳細を第6,7図に基づいて説明する。
高圧気体供給ノズル13を接続した加速管12の出口14に
対向して衝突部材16を設け、前記加速管12に供給した高
圧気体の流動により、加速管12の中途に連通させた被粉
砕物供給口11から加速管12の内部に被粉砕物を吸引し、
これを高圧気体とともに噴射して衝突部材16の衝突面に
衝突させ、その衝撃によって粉砕するようにしたもので
ある。そして、被粉砕原料を所望の粒度に粉砕するため
に使用する場合には、被粉砕物供給口11と排出口17の間
に分級機を配して閉回路とし、分級機に被粉砕原料を供
給し、その粗粉を被粉砕物供給口11から供給し、粉砕を
行い、その粉砕物を排出口17から分級機に戻すようにし
て再度分級するようにしてあり、その微粉が、所望の粒
度の微粉砕物となる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来例では、加速管の拡がり角θ
が6.5度以下であり狭いため、高圧気体流量を増加した
場合、加速管内で圧力損失が生じ、目的とする微粉砕処
理能力の向上が図れないという欠点があった。
また、従来例では、衝突部材の衝突面として第6図及
び第7図に示すように、被粉砕物を載せた粒子混合気流
方向、つまり加速管に対し直角あるいは45度傾斜による
平板状のものが用いられており、次のような欠点があっ
た。
(1)衝突面の角度が加速管に対して直角のものでは、
樹脂や粘着性のあるものを粉砕した時は、衝突時の局部
発熱により融着・凝集物・粗粒子等が発生し、装置の安
定した運転が困難になり、粉砕能力の低下の原因とな
る。その為に、ある粉塵濃度以上は使うことができな
い。
(2)衝突面の角度が加速管に対し45度傾斜のもので
は、樹脂や粘着性のあるものを粉砕した時には、上記の
様な欠点は少ない。しかし、衝突する際に粉砕に使われ
る衝撃力が小さく粉砕能力は、直角の衝突面の場合に比
べて1/2〜1/1.5に落ちる。
本発明の目的は、上記のような問題点を解決して、効
率よく粉砕する衝突式気流粉砕機を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明の特徴とするところは、少なくとも高圧気体に
より被粉砕物を搬送加速する加速管と、該加速管出口に
相対して設けた衝突部材の衝突面とを有した衝突式気流
粉砕機において、前記加速管の拡がり角度θが7度以上
9度以下であり、かつ、前記衝突部材の衝突面が頂角11
0度以上180度未満の斜円錐または斜錐形状である衝突式
気流粉砕機にある。
すなわち、本発明は、樹脂や粘着性のあるものを含有
する粉体を粉砕した時に、融着,凝集物,粗粒子等の発
生を生じず、かつ、粉体が衝突面より実質上全周方向に
分散し、粉砕室の対向する壁と効率良く二次衝突を生
じ、より粉砕効率を向上させることを可能にしたもので
ある。
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
第1図乃至第5図は、本発明の一実施例を示す概略図
であり、第2図は第1図の要部の拡大図、第3図は第1
図のA−A′線における断面図、第4図は衝突部材6
(斜円錐形状)を示す投影図、第5図は衝突部材6の変
形例(斜錐形状)を示す投影図である。
加速管2は第6図に示す従来例の衝突式気流粉砕機同
様、高圧気体供給ノズル3を接続しており、加速管2の
出口4に対向して衝突部材6を設けてある。加速管2
は、拡がり角度θが7度以上9度以下の単調拡大管であ
る。さらに拡がり角度θを7.5度以上8.5度以下の範囲に
すれば微粉砕処理能力向上に優れ最適である。次に前記
実施例の作用について説明する。衝突式気流粉砕機の微
粉砕処理能力を向上させるためには、粉砕に供する衝撃
力を与える高圧気体流量を増加させることが有効である
が、従来の衝突式気流粉砕機のように拡がり角度θが7
度未満の加速管の場合には、加速管内で圧力損失が生じ
てしまい、目的とする(高圧気体流量の増加分の)能力
まで微粉砕能力を向上させることができない。一方、拡
がり角度θが9度を越える加速管の場合には、加速管の
角度が拡がるにつれて、加速管出口4の断面積が大きく
なり、逆に、加速管から噴射される粒子混合気流の速度
が低下してしまうため、微粉砕能力の向上には供さな
い。従って、上述のごとき範囲を除いた7度以上9度以
下の拡がり角度θを有する加速管が、微粉砕処理能力の
向上に最も適したものとなる。
また、衝突部材6は、第1図乃至第5図に示すよう
に、衝突面を頂角110度以上180度未満の斜円錐または斜
錐形状にすることにより、樹脂や粘着性のあるものを粉
砕した時に、衝突面の角度が加速管に対し90度のものに
生じる融着・凝集物・粗粒子は生じず、粉砕時の粉塵濃
度の上昇が可能になった。
更に、このような衝突面を用いることにより、衝突面
に衝突して粉砕され且つ分散良くはねかえった粉体を粉
砕室に二次衝突せしめ、より粉砕効率を上昇させること
が可能になった。又、加速管と衝突部材の距離及び衝突
部材と粉砕室壁の距離を限定することにより、より効率
の良い二次衝突による粉砕が可能になり、衝突面の角度
が加速管に対して90度で平面のものより実質上粉砕能力
の向上が図れた。
[実施例] 以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を詳細に説
明する。
実施例1 上記処方の混合物よりなるトナー材料を加熱混練し、
それを冷却し固化した後ハンマーミルで100〜1000μm
の粒子に粗粉砕したものを被粉砕物原料とし、 d1=11mm,d2=29mm,L=133mm, θ=7.7度(第2図参照) の加速管及び、 第4図に示す頂角Ψが160度の傾斜のついた斜円錐形
状の衝突部材を有する粉砕機に6.0kgf/cm2の加圧エアー
を供給して上記トナー材料を体積平均径12μmに微粉砕
したところ、従来例(比較例1)に比べて4.0倍の処理
能力であった。
実施例2 実施例1で用いたトナー被粉砕物原料を、 d1=11mm,d2=29mm,L=133mm,θ=7.7度の加速管及
び、 第5図に示す頂角Ψが、160度の傾斜のついた斜錐形
状の衝突部材を有する粉砕機に6.0kgf/cm2の加圧エアー
を供給して上記トナー材料を体積平均径12μmに微粉砕
したところ、従来例(比較例1)に比べて3.7倍の処理
能力であった。
比較例1(従来例) 実施例1で用いたトナー被粉砕物原料を同様の条件で
第6図に示す従来の微粉砕機で体積平均径12μmに微粉
砕した。ここで記した従来の粉砕機の構成は、 d1=9mm,d2=24mm,L=153mm,θ=5.6度の加速管及び 加速管方向に対して垂直である平面型衝突面から成
る。
このときの処理能力は、これ以上速く処理を行うと、
融着物が生じ、被粉砕物供給口1や分級機を詰まらせて
しまう限界の処理能力である。
比較例2 実施例1で用いたトナー被粉砕物原料を同様の条件
で、 d1=11mm,d2=29mm,L=133mm,θ=7.7度の加速管及
び、 加速管方向に対して垂直である平面型衝突面を有する
粉砕機で体積平均径12μmに微粉砕したところ、従来例
(比較例1)と同じく融着物の発生が観られ、その処理
能力(融着物が生じない限界)は、比較例1に比べて1.
3倍であった。
以上、実施例1,2及び比較例1,2の結果を下記第1表に
示す。
実施例3 上記処方の混合物よりなるトナー材料を加熱混練し、
それを冷却し固化した後ハンマーミルで100〜1000μm
の粒子に粗粉砕したものを被粉砕物原料とし、実施例1
と同じ粉砕機を用い同様の条件で、上記トナー材料を体
積平均径12μmに微粉砕したところ、従来例(比較例
3)に比べて1.8倍の処理能力であった。
実施例4 実施例3で用いたトナー被粉砕物原料を、実施例2と
同じ粉砕機を用い、同様の条件で、体積平均径12μmに
微粉砕したところ、従来例(比較例3)に比べて1.7倍
の処理能力であった。
比較例3(従来例) 実施例3で用いたトナー被粉砕物原料を、同様の条件
で比較例1で用いた従来の微粉砕機で体積平均径12μm
に微粉砕した。
比較例4 実施例3で用いたトナー被粉砕物原料を、同様の条件
で比較例2で用いた粉砕機で体積平均径12μmに微粉砕
したところ、比較例3に比べて1.5倍の処理能力であっ
た。
以上、実施例3,4及び比較例3,4の結果を下記第2表に
示す。
[発明の効果] 以上説明したように、加速管の拡がり角θを7度以上
9度以下にすること、かつ、衝突板の形状を特定の斜円
錐又は斜錐形状とすることにより、粉体原料粉砕時にお
ける融着,凝集物,粗粒子等の発生を防げ、装置の安定
した運転を可能にする。さらに、装置を大きくすること
なく、微粉砕処理量を増加することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、本発明を実施した微粉砕機の概略
図で、第2図は第1図の要部の断面図、第3図は第1図
のA−A′断面図、第4図及び第5図は衝突部材の投影
図である。また、第6図及び第7図は従来例を示す概略
図である。 1,11……被粉砕物供給口 2,12……加速管 3,13……高圧気体供給ノズル 4,14……加速管出口、5,15……粉砕室 6,16……衝突部材、7,17……排出口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも高圧気体により被粉砕物を搬送
    加速する加速管と、該加速管出口に相対して設けた衝突
    部材の衝突面とを有した衝突式気流粉砕機において、前
    記加速管の拡がり角度θが7度以上9度以下であり、か
    つ、前記衝突部材の衝突面が頂角110度以上180度未満の
    斜円錐又は斜錐形状であることを特徴とする衝突式気流
    粉砕機。
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