JP2566158B2 - 衝突式気流粉砕機 - Google Patents

衝突式気流粉砕機

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JP2566158B2 JP63262753A JP26275388A JP2566158B2 JP 2566158 B2 JP2566158 B2 JP 2566158B2 JP 63262753 A JP63262753 A JP 63262753A JP 26275388 A JP26275388 A JP 26275388A JP 2566158 B2 JP2566158 B2 JP 2566158B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ジェット気流(高圧気体)を用いた衝突式
気流粉砕機に関する。
[従来の技術] ジェット気流を用いた衝突式気流粉砕機は、ジェット
気流に原料粉体を載せ、これを衝突板に衝突させ、その
衝撃力により粉砕せんとするものである。
従来、かかる粉砕機における衝突板としては、第5図
及び第6図は示すように、原料粉体を載せたジェット気
流方向つまり加速管に対し、直角あるいは45゜傾斜によ
る平板状のものが用いられてきた。
第5図の状態図に基づいて更に説明すれば、分級機か
らの原料粉体は、投入口1より加速管3に供給され、ノ
ズル2から吹き出されるジェット気流によって、原料粉
体は衝突板4にたたきつけられ、その衝撃力で粉砕さ
れ、排出口5より系該に排出される。第6図の場合も同
様である。なお、第7図は、第5図及び第6図中のB−
B′線における断面図を示す。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記従来例では、衝突板は平板状で加
速管に対して、直角又は45゜傾斜であるために次の様な
欠点があった。
(1)衝突板の角度が加速管に対し直角のものでは、樹
脂や粘着性のあるものを粉砕した時に、衝突時の局部発
熱により融着・凝集物・粗粒子等が発生し、装置の安定
した運転が困難になり、粉砕能力の低下の原因となる。
その為に、高い粉塵濃度以上は使う事ができない。
(2)衝突板の角度が加速管に対し、45゜傾斜のもので
は、樹脂や粘着性のあるものを粉砕した時に上記の様な
欠点は少ない。しかし、衝突する際に粉砕に使われる衝
撃力が小さく粉砕能力は、直角の衝突板の1/2〜1/1.5に
能力が落ちる。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明の目的は、上記の様な問題点を解決して、樹脂
や粘着性のあるものを含有する粉体を、融着や凝集物・
粗粒子の発生に生じずに、効率よく粉砕する粉砕機を提
供することにある。
具体的には、本発明は、高圧気体により粉体を搬送加
速する加速管と、該加速管より噴出する粉体を衝撃力に
より粉砕するための衝突部材を加速管出口に相対して粉
砕室内に設けてなる衝突式気流粉砕機において、前記衝
突部材の衝突板面を頂角110゜以上乃至180゜未満の斜円
錐又は斜錐形状とし、衝突板面で粉砕された粉体をさら
に粉砕室壁に衝突させて、さらに粉体を微粉体するよう
に粉砕室壁が設置されていることを特徴とする衝突式気
流粉砕機に関する。
本発明においては、衝突部材の周囲に位置する粉砕室
の側壁である粉砕室壁が、衝突板面で粉砕され、実質的
に全周方向に分散された粉体をさらに効率良く微粉砕
(即ち、衝突板との一次衝突に続く、粉砕室壁での二次
衝突)するように設置されている。
本発明によれば、樹脂や粘着性のあるものを粉砕した
時に発生する融着・凝集物・粗粒子による粉砕能力の低
下を解決するために、第1図、第2図、第3図及び第4
図に示すように、衝突板面を頂角(θ)110゜以上180゜
未満をつけた錐体形状とした。
こうすることにより、樹脂や粘着性のあるものを粉砕
した時に、衝突板の角度が加速管に対し90゜のものに生
じる融着・凝集物・粗粒子は生じず、粉砕時の粉塵濃度
を上げることが可能になった。
更に、このような衝突板を用いることにより、衝突板
に衝突して粉砕された且つ分散良くはねかえった粉体を
粉砕室壁に二次衝突せしめ、より粉砕効率を上昇させる
ことが可能になった。又、加速管と衝突板の距離及び衝
突板と粉砕室壁の距離を限定する事により、より効率の
良い二次衝突による粉砕が可能になり、衝突板の角度が
加速管に対して90゜のものより実質上20〜80%の粉砕能
力の向上が図れた。
[実施例] 実施例1 第1図、第2図及び第3図は本発明の第1の実施例を
示し、第1図は本発明の原料粉体粉砕時の特徴を最も良
く表わした状態図であり、第2図は、第1図のA−A′
線における断面図である。第1図において、1は粉砕機
への粉体原料投入口、2は粉体原料粉砕時に使用する圧
縮空気の供給ノズル、3は粉体を圧縮空気により加速す
る加速管、4は加速管出口に相対して設けられた衝突部
材である衝突板、5は粉砕された粉体と空気を排出する
排出口、6は粉砕室壁である。又、第3図は、衝突板4
の斜円錐形状を示す断面図であり、衝突板の頂角(θ)
は160゜である。
ここで、 上記処方の混合物よりなるトナー原料を約180℃で約
1.0時間溶融混練後、冷却して固化しハンマーミルで100
〜1000μの粒子に粗粉砕したものを原料粉体とした。
投入口1から原料粉体が供給されると、ノズル2から
吹きだされる圧縮空気によって、原料粉体は衝突板4に
たたきつけられ、その衝撃力で粉砕される。それと共に
この衝突板4は、160゜の傾斜がついた斜円錐形状をし
ていて、衝突した原料粉体を全周方向に分散し、対向す
る粉砕室壁6と、二次衝突し、そこで更に粉砕される。
粉砕された原料粉体は排出口5からスムーズに分級機
に運ばれ、細かくなったものは製品として取り除かれ、
まだ粗いものは再び投入口1より原料粉体と共に投入さ
れる。
このように、衝突板4は頂角(θ)160゜の傾斜のつ
いた斜円錐形状を用いると、衝突した原料粉体は全周方
向に分散してはねかえり、対向する粉砕室壁と二次衝突
する。このために衝突板付近での粉塵濃度が上昇しなく
なり、融着・凝集物・粗粒子が生じないために粉砕効率
は劣えず、シャープな粒度分布を持った製品が得られ、
粉砕能力が向上することが確認された。
実施例2 第4図は、本発明の第2の実施例を示す斜錐形状の衝
突板であり、この前記衝突板の頂角(θ)を160゜にし
たものを用いて実施例1で用いたトナー材料を実施例1
同様に粉砕したところ、実施例1の同様な結果を得た。
比較例1 実施例1で用いたトナー材料を第5図に示したような
従来の加速管3に対して垂直である平板型衝突板を用い
て、実施例1と同様に粉砕したところ、トナー材料を10
μmにするための粉砕能力は、実施例1と比較して0.8
倍低下した。
比較例2 実施例1で用いたトナー材料を第6図に示したような
従来の加速管3に対して45゜である平板型衝突板を用い
て実施例1と同様に粉砕したところ、衝突板面に衝突す
る際に衝突力が弱くなるため粉砕能力は、比較例1より
低下する。
比較例3 実施例1で用いたトナー材料を頂角(θ)90゜の斜円
錐形状の衝突板を用いて実施例1と同様に粉砕したとこ
ろ、衝突する際に衝動力が弱くなるため粉砕能力は、比
較2と同程度である。
以上述べた各例を次表に記載する。
(1)−これ以上速く処理を行うと、融着物が生じると
いう限界を処理能力1としている。
[発明の効果] 以上説明したように、衝突板の形状を特定の斜円錐及
び斜錐形状とすることにより原料粉体粉砕時における融
着・凝集物・粗粒子等の発生を防げ、装置の安定した運
転を可能にする。その上、原料粉体の二次衝突時まで強
い衝撃力が保てる。そのために従来の粉砕能力を20〜80
%向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例を示し、第1図は本
発明の原料粉体粉砕時の特徴を最も良く表わす状態図で
あり、第2図は第1図のA−A′線における断面図であ
る。第3図及び第4図は本発明の実施例を示し、第3図
は斜円錐形状の衝突板であり、第4図は斜錐形状の衝突
板の断面図である。第5図、第6図、第7図は従来例を
示し、第5図は衝突板の角度が加速管に対し直角のも
の、第6図は衝突板の角度が加速管に対し45゜傾斜のも
の、第7図は第5図及び第6図のB−B′線における断
面図である。 1……粉体原料投入口 2……圧縮空気の供給ノズル 3……加速管 4……衝突板 5……排出口 6……粉砕室壁 7……原料粉体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−71642(JP,A) 特開 昭63−72360(JP,A) 特開 昭61−234959(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧気体により粉体を搬送加速する加速管
    と、該加速管より噴出する粉体を衝撃力により粉砕する
    ための衝突部材を加速管出口に相対して粉砕室内に設け
    てなる衝突式気流粉砕機において、前記衝突部材の衝突
    板面を頂角110゜以上乃至180゜未満の斜円錐又は斜錐形
    状とし、衝突板面で粉砕された粉体をさらに粉砕室壁に
    衝突させて、さらに粉体を微粉砕するように粉砕室壁が
    設置されていることを特徴とする衝突式気流粉砕機。
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JPS61234959A (ja) * 1985-04-09 1986-10-20 株式会社荏原製作所 微粉砕機
JPS6372360A (ja) * 1986-09-13 1988-04-02 ホソカワミクロン株式会社 乾燥粉砕方法

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