JP2525230B2 - 衝突式気流粉砕機 - Google Patents

衝突式気流粉砕機

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JP2525230B2 JP63262752A JP26275288A JP2525230B2 JP 2525230 B2 JP2525230 B2 JP 2525230B2 JP 63262752 A JP63262752 A JP 63262752A JP 26275288 A JP26275288 A JP 26275288A JP 2525230 B2 JP2525230 B2 JP 2525230B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ジェット気流(高圧気体)を用いた衝突式
気流粉砕機に関する。
[従来の技術] ジェット気流を用いた衝突式気流粉砕機は、ジェット
気流に原料粉体を載せ、これを衝突板に衝突させ、その
衝撃力により粉砕せんとするものである。
従来、かかる粉砕機における衝突板としては、第6図
及び第7図に示すように、原料粉体を載せたジェット気
流方向つまり加速管に対し、直角あるいは45゜傾斜によ
る平板状のものが用いられてきた。
第6図の状態図に基づいて更に説明すれば、分級機か
らの粗な原料粉体は、投入口1より加速管3に供給さ
れ、ノズル2から吹き出されるジェット気流によって、
原料粉体は衝突板4にたたきつけられ、その衝撃力で粉
砕され、排出口5より系外に排出される。第7図の場合
も同様である。なお、第8図は、第6図及び第7図中の
B−B′線における断面図を示す。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記従来例では、衝突板は平板状で加
速管に対して、直角又は45゜傾斜であるために次の様な
欠点があった。
(1)衝突板の角度が加速管に対し直角のもので、樹脂
や粘着性のあるものを粉砕した時には、衝突時の局部発
熱により融着・凝集物・粗粒子等が発生し、装置の安定
した運転が困難になり、粉砕能力の低下の原因となる。
その為に、ある粉塵濃度以上は使う事ができない。
(2)衝突板の角度が加速管に対し、45゜傾斜のもの
で、樹脂や粘着性のあるものを粉砕した時には、上記の
様な欠点は少ない。しかし、衝突する際に粉砕に使われ
る衝撃力が小さく粉砕能力は、直角の衝突板の1/2〜1/
1.5に能力が落ちる。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明の目的は、上記の様な問題点を解決して、樹脂
や粘着性のあるものを含有する粉体を、融着や凝集物・
粗粒子の発生を生じずに、効率よく粉砕する粉砕機を提
供することにある。
即ち、本発明は、高圧気体により粉体を搬送加速する
加速管と、該加速管より噴出する粉体を衝撃力により粉
砕するための衝突板を加速管出口に相対して粉砕室内に
設けてなる衝突式気流粉砕機において、粉体が衝突板面
より実質上全周方向に分散することにより該粉体が粉砕
室の対向する壁と効率良く二次衝突し、且つ粉砕するよ
うに前記衝突板の衝突板面を該加速管に対して60゜以上
90゜未満の傾斜をもつ直角錐及び斜角錐形状としたこと
を特徴とするものである。
本発明によれば、樹脂や粘着性のあるものを粉砕した
時に発生する融着・凝集物・粗粒子による粉砕能力の低
下を解決するために、第1図、第2図、第3図及び第4
図に示すように、衝突板面を加速管に対して60゜以上90
゜未満にした角錐形状とした。
こうすることにより、樹脂や粘着性のあるものを粉砕
した時に、衝突板の角度が加速管に対し90゜のものに生
じる融着・凝集物・粗粒子は生じず、粉砕時の粉塵濃度
の上昇が可能になった。
更に、このような衝突板を用いることにより、衝突板
に衝突して粉砕され且つ分散良くはねかえった粉体を粉
砕室に二次衝突せしめ、より粉砕効率を上昇させること
が可能になった。又、加速管と衝突板の距離及び衝突板
と粉砕室壁の距離を限定する事により、より効率の良い
二次衝突による粉砕が可能になり、衝突板の角度が加速
管に対して90゜のものより実質上20〜60%の粉砕能力の
向上が図れた。
以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。
[実施例] 実施例1 第1図、第2図及び第3図は、本発明の第1の実施例
を示し、第1図は、本発明の原料粉体粉砕時の特徴を最
も良く表わした状態図であり、第2図は、第1図のA−
A′線における断面図である。第1図において、1は粉
砕機への粉体原料投入口、2は粉体原料粉砕時に使用す
る圧縮空気の供給ノズル、3は粉体を圧縮空気により加
速する加速管、4は加速管出口に相対して設けられた衝
突板、5は粉砕された粉体と空気を排出する排出口、6
は粉砕室壁である。又、第3図は、衝突板4の正六角錐
形状を示す投影図であり、加速管に対して角度θは80゜
の傾斜をもつ衝突板である。
ここで、 上記処方の混合物よりなるトナー原料を約180℃で約
1.0時間溶融混練後、冷却して固化しハンマーミルで100
〜1000μの粒子に粗粉砕したものを原料粉体とした。
投入口1から原料粉体が供給されると、ノズル2から
吹きだされる圧縮空気によって、原料粉体は衝突板4に
たたきつけられ、その衝撃力で粉砕される。それと共に
この衝突板4は、加速管3に対して、80゜の傾斜がつい
た正六角錐形状をしていて、衝突した原料粉体を全周方
向に分散し、対向する粉砕室壁6と二次衝突し、そこで
更に粉砕される。
粉砕された原料粉体は排出口5からスムーズに分級機
に運ばれ、細かくなったものは製品として取り除かれ、
まだ粗いものは再び投入口1より原料粉体と共に投入さ
れる。
このように、衝突板4として、加速管3に対向して80
゜の傾斜のついた正六角錐形状を用いると、衝突した原
料粉体は前周方向に分散してはねかえり、対向する粉砕
壁と二次衝突する。このために、衝突板付近での粉塵濃
度が上昇しなくなり、融着・凝集物・粗粒子が生じない
ために粉砕効率は劣えず、シャープな粒度分布を持った
製品が得られ、粉砕能力が向上することが確認された。
実施例2 第4図は本発明の第2の実施例を示す直六角錐形状の
衝突板であり加速管に対して80゜にしたものを用いて実
施例1で用いたトナー材料を実施例1と同様に粉砕した
ところ、実施例1と同様な結果を得た。
実施例3 第5図は、本発明の第3の実施例を示す斜六角錐形状
の衝突板であり、加速管に対して80゜にしたものを用い
て、実施例1で用いたトナー材料を実施例1と同様に粉
砕したところ実施例1と同様な結果を得た。
比較例1 実施例1で用いたトナー材料を第6図に示したような
従来の加速管3に対して垂直である平面型衝突板を用い
て、実施例1と同様に粉砕したところ、トナー材料を10
μmにするための粉砕能力は、実施例1と比較して0.6
倍低下する。
比較例2 実施例1で用いたトナー材料を第7図に示したような
従来の加速管3に対して45゜である平面型衝突板を用い
て実施例1と同様に粉砕したところ、衝突板面に衝突す
る際に衝撃力が弱くなるため粉砕能力は比較例1より低
下する。
比較例3 実施例1で用いたトナー材料を加速管3に対して45゜
である正六角錐形状の衝突板を用いて実施例1と同様に
粉砕したところ、粉体が衝突板面に衝突する際に衝撃力
が弱くなるため粉砕能力は比較例2と同程度である。
以上述べた各例を次表に記載する。
[発明の効果] 以上説明したように、衝突板の形状を特定の直角錐及
び斜角錐形状とすることにより、原料粉体粉砕時におけ
る融着・凝集物・粗粒子等の発生を防げ、装置の安定し
た運転を可能にする。その上、原料粉体の二次衝突時ま
で強い衝撃力が保てる。そのために従来の粉砕能力を20
〜80%向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1の実施例を示し、第1
図は本発明の原料粉体粉砕時の特徴を最も良く表わす状
態図であり、第2図は第1図のA−A′線における断面
図である。第3図、第4図及び第5図は本発明の他の実
施例を示し、第3図は正直角錐形状の衝突板であり、第
4図は直角錐形状の衝突板であり、第5図は斜角錐形状
の衝突板の投影図である。第6図、第7図、第8図は従
来例を示し、第6図は衝突板の角度が加速管に対し直角
のもの、第7図は衝突板の角度が加速管に対し45゜傾斜
のもの、第8図は第6図及び第7図のB−B′線におけ
る断面図である。 1……粉体原料投入口 2……圧縮空気の供給ノズル 3……加速管 4……衝突板 5……排出口 6……粉砕室壁 7……原料粉体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧気体により粉体を搬送加速する加速管
    と、該加速管より噴出する粉体を衝撃力により粉砕する
    ための衝突板を加速管出口に相対して粉砕室内に設けて
    なる衝突式気流粉砕機において、前記衝突板の衝突板面
    を該加速管に対して、55゜以上90゜未満の傾斜をもつ正
    直角錐、又は直角錐、又は斜角錐形状としたことを特徴
    とする衝突式気流粉砕機。
JP63262752A 1988-10-20 1988-10-20 衝突式気流粉砕機 Expired - Fee Related JP2525230B2 (ja)

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