JP2757697B2 - シートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置

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JP2757697B2
JP2757697B2 JP4206883A JP20688392A JP2757697B2 JP 2757697 B2 JP2757697 B2 JP 2757697B2 JP 4206883 A JP4206883 A JP 4206883A JP 20688392 A JP20688392 A JP 20688392A JP 2757697 B2 JP2757697 B2 JP 2757697B2
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    • B60R22/12Construction of belts or harnesses
    • B60R22/16Construction of belts or harnesses using belts which become permanently deformed, i.e. one time use

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の衝突時に、リト
ラクタによるウエビングの巻き締まりを防止した後、ウ
エビングの張力を和らげて、乗員を拘束するシートベル
ト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シートベルト装置としては、例えば、実
願昭61−168975号公報に開示されたものが知ら
れている。これは、図13に示すようになっている。図
13において、衝突センサ101が車両の衝突を検出す
ると、プッシャ装置102の作動ロッド103が、リト
ラクタ104のスプール105とショルダーアンカ10
6との間で、ウエビング107を引いて、リトラクタ1
04によるウエビング107の巻き締まりを防止する。
そして、作動ロッド103が最大作動した後、作動ロッ
ド103の引き込み力を次第に減少させて、ウエビング
107の張力を和らげるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例にあって
は、プッシャ装置102によるウエビング107の引き
込み荷重や引き込み量および引き込んだ後の張力緩和タ
イミングが特定されていない。このため、プッシャ装置
102によるウエビング107の引き込み量が少ない場
合は、リトラクタ104による巻き締まり量、あるい
は、ウエビング107の緩み量などを十分に吸収できな
いことがある。逆に、プッシャ装置102によるウエビ
ング107の引き込み量や引き込み荷重が大きくて、張
力緩和タイミングが遅れるた場合は、乗員への拘束力が
大きくなり過ぎる不都合がある。
【0004】また、ウエビング107の張力を和らげる
手段が、プッシャ装置102からのガス抜けによる作動
ロッド103の戻り量と、リトラクタ104によるウエ
ビング107の巻き締まり量との平衡に頼る構造のた
め、プッシャ装置102によるウエビング107の引き
込み量と引き込み荷重と張力緩和タイミングとが適切で
あっても、ウエビング107をリトラクタ104から一
定荷重で安定的に巻き出させることは難しい。さらに、
プッシャ装置102に急激なガス抜けが生じ、作動ロッ
ド103によるウエビング103の引き込み力が急激に
低下した場合は、リトラクタ104によるウエビング1
07の巻き締まりが追従できなくなり、その間、ウエビ
ング107に緩みを生じる可能性がある。
【0005】一方、前述の従来例のウエビング107
を、予め設定したヒューズ荷重になるとその荷重上昇を
抑制可能に所定量伸びる特性(ヒューズ特性)を有する
ウエビングに構成した場合でも、プッシャ装置102に
よるウエビング107の引き込み量や引き込み荷重が大
きくて、張力緩和タイミングが遅れた場合は、プッシャ
装置102がウエビング107のヒューズ特性による所
定量の伸びを吸収してしまい、車両衝突時の乗員拘束時
に、ヒューズ特性を活用できなくなるという問題が発生
する。
【0006】そこで本発明にあっては、ウエビングにヒ
ューズ特性を有するウエビングを使用し、車両衝突時
に、このウエビング張力がヒューズ荷重に一致したとき
に、ウエビングの引き込みを終了することにより、乗員
の拘束性能を向上することを課題にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、予め設定
したヒューズ荷重になるとその荷重上昇を抑制可能に所
定量伸びる特性を有するウエビングと、このウエビング
の一端を車体側に結合するアンカレッジと、車体側に取
り付けられて前記ウエビングの他端を巻き取るリトラク
タと、車体が受ける衝撃を検出する衝撃検出手段と、こ
の衝撃検出手段からの検出衝撃により前記ウエビングの
引き込みを開始し、この引き込まれるウエビングの張力
がヒューズ荷重と一致したとき、前記ウエビングの引き
込みを終了する引き込み手段と、を備えている。
【0008】第2の発明は、第1の発明に加えて、前記
引き込み手段に引き込まれるウエビングの張力を検出す
る張力検出手段を備えている。
【0009】第3の発明は、第1の発明に加えて、前記
引き込み手段に引き込まれるウエビングの張力が前記ヒ
ューズ荷重と一致したときに前記ウエビングを保持する
把持手段を備えている。
【0010】第4の発明は、第1の発明の引き込み手段
に、ウエビングの張力がヒューズ荷重と一致するまでの
ウエビングの引き込み量を、ウエビング装着時での緩み
量と前記ヒューズ荷重と一致するまでの伸び量との合計
値に設定する設定手段を設けてある。
【0011】第5の発明は、第1の発明の引き込み手段
に、ウエビングの張力がヒューズ荷重と一致するまでの
ウエビングの引き込み量を、乗員の体格,着用衣服,着
座姿勢などの情報から推定し、この推定されたウエビン
グの引き込み量で、ウエビングの引き込みを終了させる
推定手段を設けてある。
【0012】
【作用】第1の発明では、ウエビングを乗員に装着した
状態において、衝撃検出手段が検出衝撃を引き込み手段
に出力すると、引き込み手段がウエビングの引き込みを
開始し、このウエビングの張力がヒューズ荷重と一致し
たときウエビングの引き込みを終了して、ウエビングの
ヒューズ特性で乗員を拘束する。
【0013】第2の発明では、引き込み手段がウエビン
グの引き込みを開始すると、張力検出手段が引き込み手
段に引き込まれるウエビングの張力を検出する。この張
力検出手段からの検出張力が所定値の荷重と一致したと
きウエビングの引き込みを終了して、ウエビングのヒュ
ーズ特性で乗員を拘束する。
【0014】第3の発明では、引き込み手段がウエビン
グの引き込みを開始し、このウエビングの張力がヒュー
ズ荷重と一致したとき、把持手段がウエビングを保持す
るとともに、引き込み手段がウエビングの引き込みを終
了して、ウエビングのヒューズ特性で乗員を拘束する。
【0015】第4の発明では、引き込み手段がウエビン
グの引き込みを開始する。そして、このウエビングの張
力がヒューズ荷重と一致するまでのウエビングの引き込
み量が、設定手段によって引き込み手段に設定されたウ
エビング装着時での緩み量とウエビングの張力がヒュー
ズ荷重と一致するまでの伸び量との合計値に達すると、
前記引き込み手段によるウエビングの引き込みが終了し
て、ウエビングのヒューズ特性で乗員を拘束する。
【0016】第5の発明では、ウエビングを乗員に装着
した状態において、推定手段がウエビングの張力がヒュ
ーズ荷重と一致するまでのウエビングの引き込み量を、
乗員の体格,着用衣服,着座姿勢などの情報から推定す
る。そして、衝撃検出手段が検出衝撃を引き込み手段に
出力すると、引き込み手段がウエビングの引き込みを開
始する。そして、このウエビングの張力がヒューズ荷重
と一致するまでのウエビングの引き込み量が推定手段に
よって推定されたウエビングの引き込み量に達すると、
前記引き込み手段によるウエビングの引き込みが終了し
て、ウエビングのヒューズ特性で乗員を拘束する。
【0017】
【実施例】
第1実施例 図1は、第1実施例としての3点式のシートベルト装置
を示している。図1(A)において、ウエビング1の一
端は、アンカレッジ2を介して車体下部側に取り付けら
れている。ウエビング1の他端は、張力検出手段として
のロードセル3を介して車体側に取り付けられたリトラ
クタ4に巻き取られている。リトラクタ4とアンカレッ
ジ2との間で、ウエビング1は、アンカレッジ2と車幅
方向同側で車体上部側に取り付けられたショルダアンカ
5に移動可能に引き通されている。ショルダアンカ5と
アンカレッジ2との間で、ウエビング1には、タング6
が移動可能に引き通されている。タング6は、シート7
に着座した乗員にウエビング1を装着する際には、アン
カレッジ2と車幅方向反対側でシート7近傍の車体下部
側に取り付けられたバックル8に嵌合装着され、ウエビ
ング1を乗員から取り外す際には、バックル8から解離
される。
【0018】前記ウエビング1は、図1(B)に示すよ
うに、ウエビング1に作用する荷重がヒューズ荷重値N
0になるまでは、その荷重の増加に伴って少し伸び、そ
の荷重がヒューズ荷重値N0に達すると、その荷重の上
昇を抑制するように所定量伸びる特性(ヒューズ特性)
を有する所謂ヒューズウエビングなるウエビングになっ
ている。例えば、ウエビング1は、伸長能力が大きな基
礎素材と、伸長能力が小さくヒューズ荷重値N0で破断
する付加素材とで構成される。つまり、ウエビング1に
ヒューズ荷重値N0以下の荷重が作用すると、付加素材
が、図1(B)に示す荷重−変位特性の前半での急勾配
特性aを発生し、ヒューズ荷重値N0で破断を開始す
る。この付加素材の破断後は、基礎素材が、その大きな
伸長能力により、その伸長能力が無くなるまで長く伸
び、図1(B)に示すヒューズ特性bを発生する。さら
に、ウエビング1にヒューズ荷重値N0以上の荷重が作
用すると、基礎素材が、図1(B)に示す後半の勾配特
性cを発生する。この後半の勾配特性cは、基礎素材が
破断する最終点で終わる。
【0019】再び、図1(A)に戻って説明すると、衝
撃検出手段としての衝突センサ9は、車両が衝突し、そ
の衝突力が基準値を越えたときに検出衝突信号を制御部
10に出力する。上記基準値とは、車両の衝突時の衝撃
で、乗員の胴上部が前のめり状態になるのを防止すべ
く、ウエビング1がリトラクタ4から巻き出されるのを
禁止して、ウエビング1で乗員を拘束することが必要と
なる値である。つまり、衝突による衝撃力が基準値より
大きいと、車両衝突時の衝撃で、乗員の胴上部が前のめ
り状態となる。制御部10は、車載電源としてのバッテ
リ11からの電力により起動し、衝突センサ9からの検
出衝突信号が制御部10に入力されることにより、リト
ラクタ4に付設されたプリテンショナ機構20のガスジ
ェネレータ21に点火電力を出力する。上記ロードセル
3は、乗員拘束時に、ウエビング1に発生する張力を検
出し、この検出張力に応じた電気信号を制御部10に出
力する。制御部10は、ロードセル3からの検出張力が
制御部10に予め設定されたヒューズ荷重値N0に一致
すると、リトラクタ4に付設された把持手段としてのク
ランプ機構30の電磁駆動自己復帰型のアクチュエータ
31に動作電力を出力する。なお、この第1実施例で
は、制御部10とプリテンショナ機構20とクランプ機
構30とが、引き込み手段を構成している。
【0020】図2は、上記プリテンショナ機構20を示
している。図2において、プリテンショナ機構20のガ
スジェネレータ21内には、窒素ガスのような不活性な
ガスが密封充填されている。ガスジェネレータ21は、
上記制御部10からの点火電力により開栓し、充填され
たガスをシリンダ22の下部室23に噴射する。このシ
リンダ22の下部室23内に噴射されたガスは、シリン
ダ22内のピストン24を押し上げる。ピストン24に
は、ワイヤ25の一端が結合されている。ワイヤ25の
他端は、リトラクタ4のウエビング1を巻き取るための
リール4aに同軸状に取り付けたシャフト26に巻き付
けられている。したがって、プリテンショナ機構20
は、ガスがガスジェネレータ21からシリンダ22の下
部室23内に噴射され、ピストン24が押し上げられ、
ワイヤ25がシャフト26を一方向に回転させ、シャフ
ト26がリトラクタ4のリール4aを回転させ、リール
4aにウエビング1を巻き取ることにより、ウエビング
1を引き込むようになっている。
【0021】図3は、上記クランプ機構30を示してい
る。図3において、クランプ機構30のクランプアーム
32は、リトラクタ4に軸33で回転可能に取り付けら
れ、リトラクタ4とに跨って繋留されたスプリング34
によってウエビング1の巻き出し方向たる上方(矢印X
方向)に向けて軸33を中心として回転するように付勢
されている。クランプアーム32の自由端には、歯35
が形成されている。クランプアーム32は、シートベル
ト装置の通常使用状態では、図1に示すアクチュエータ
31の自己復帰機能で突出しているストッパ36に当接
し、スプリング34による付勢回転が止められている。
このクランプアーム32の付勢回転停止により、クラン
プアーム32の歯35は、リトラクタ4に固定された受
け体37の歯38との間に、リトラクタ4のリール4a
に対するウエビング1の出し入れが自由に行える通路3
9を形成している。そして、クランプ機構30は、図1
に示すロードセル3での検出張力がヒューズ荷重値N0
に一致し、図1に示す制御部10から出力される動作電
力により図1に示すアクチュエータ31が駆動し、スト
ッパ36が引っ込むことにより、クランプアーム32が
スプリング34によって矢印X方向に軸33を中心とし
て回転し、クランプアーム32の歯35と受け体37の
歯38とがウエビング1を保持し、ウエビング1がプリ
テンショナ機構20で引き込まれないようにする。な
お、図3中の符号40は、リトラクタ4に付設されたウ
エビング1のガイドピンである。
【0022】この第1実施例によれば、図1に示すよう
に、シート7に着座した乗員が、ウエビング1をリトラ
クタ4から引き出して、タング6をバックル8に嵌合装
着することにより、ウエビング1を乗員の腰から胴上部
にかけて連続的に掛けわたして装着する。このウエビン
グ1を装着した状態において、車両が衝突し、衝突セン
サ9が基準値以上の検出衝突信号を制御部10に出力す
ると、制御部10がプリテンショナ機構20のガスジェ
ネレータ21を点火し、プリテンショナ機構20がウエ
ビング1の引き込みを開始する。このプリテンショナ機
構20によるウエビング1の引き込みが進行し、ウエビ
ング1が乗員の腰や胴上部に接触して、ウエビング1に
荷重が作用する。すると、ロードセル3がウエビング1
に作用する荷重を検出して制御部10に出力する。そし
て、ロードセル3からの検出荷重がヒューズ荷重値N0
に一致すると、制御部10がクランプ機構30のアクチ
ュエータ31を駆動し、クランプ機構30がウエビング
1を保持して上記プリテンショナ機構20によるウエビ
ング1の引き込みを終了する。すると、ウエビング1
は、ヒューズ荷重値N0なる荷重を乗員から受け、ウエ
ビング1のヒューズ特性によって所定量の伸び範囲内で
伸長しつつ、乗員を好適な力で拘束する。
【0023】この動作を、図4(A)に示すウエビング
1の引き込み量−時間特性、図4(B)に示すウエビン
グ1の荷重−変位特性、図4(C)に示すウエビング1
の張力−時間特性それぞれを参照しながら詳述する。
【0024】先ず、図4(A)において、車両が衝突し
た後、ガスジェネレータ21が点火され、ガス噴射後に
プリテンショナ機構20の引き込みが開始されると、ウ
エビング1がリトラクタ4のリール4aに巻き取られて
引き込まれる。そして、この引き込み初期には、図4
(B)に示すように、ウエビング1の緩みが除去された
後、ウエビング1が乗員に接触する。このウエビング1
の乗員接触開始後も、図4(A)に示すように、ウエビ
ング1は引き込まれ続ける。このため、ウエビング1が
乗員から荷重を受けて、図4(B)に示すように、ウエ
ビング1に前半の伸び(変位)が現れる。この前半の伸
びに伴って、ウエビング1の張力が、図4(C)に示す
ように、上昇し始めて、ヒューズ荷重値N0に一致す
る。これにより、クランプ機構30がウエビング1を保
持し、図4(A)に示すように、ウエビング1の引き込
みが終了する。すると、ウエビング1は、図4(B)に
示すように、ヒューズ特性により伸びつつ乗員を拘束す
る。よって、乗員拘束時でのウエビング1の張力は、図
4(C)に示すように、一定となる。この結果、乗員に
発生する減衰度波形が平坦となり、乗員の衝撃度が極め
て小さくなる。
【0025】なお、この第1実施例では、プリテンショ
ナ機構20のウエビング引き込み可能量が、図4(A)
に仮想線で示すように、余裕を持って設定されているた
め、乗員の着座姿勢や着用衣服により、ウエビング1の
緩み量が変化、特に、増大しても、それに合わせて、ウ
エビング1の引き込み量が多くなり、ウエビング1をヒ
ューズ荷重値N0まで確実に引き込むことができる。
【0026】要するに、この第1実施例によれば、ウエ
ビング1に作用する荷重がヒューズ荷重値N0に達する
までは、プリテンショナ機構20でウエビング1を引き
込み、ウエビング1に作用する荷重がヒューズ荷重値N
0に一致すると、クランプ機構30でウエビング1を保
持し、プリテンショナ機構20によるウエビング1の引
き込みを終了する。このため、どのような体格の乗員
が、どのような着座姿勢で、どのような衣服を着用して
いたとしても、その場合に応じた緩み量に見合った量の
引き込みを行うことができる。これを具体的に説明する
と、図4において、実線で示す部分は、点線で示す部分
に比べて、緩み量が多い場合である。つまり、図4
(B)に示すように、実線で示す緩み量Bは、点線で示
す緩み量Aよりも多くなっている。そして、図4(A)
に示すように、多い緩み量Bのときの引き込み終了時刻
Bは、少ない緩み量Aのときの引き込み終了時刻Aより
も遅くなっている。この結果、多い緩み量Bのときの引
き込み量Bは、少ない緩み量Aのときの引き込み量Aよ
りも、緩み量の増大に応じて多くなっている。したがっ
て、緩み量が異なっていても、ウエビング1は、一瞬の
内にヒューズ荷重値N0に達するまで正確に引き込ま
れ、その後の乗員拘束現象は何んら変わらない。このた
め、ウエビング1の張力波形は、図4(C)に示すよう
に、多い緩み量Bのときの実線で示す拘束時間が、少な
い緩み量Aのときの点線で示す拘束時間に比べて、わず
かにずれているだけで、同等になっている。よって、乗
員拘束性能は、緩み量の多い少ないにかかわらず、同等
である。このように、この第1実施例では、乗員の体
格,着座姿勢,衣服に左右されることなく、ウエビング
1に作用する荷重が、ヒューズ荷重値N0に一致するま
で、ウエビング1を確実に引き込むことができ、乗員拘
束性能が常に最適となる。
【0027】図5は、上記プリテンショナ機構20によ
るウエビング1の引き込み量と乗員の頭部衝撃度,胸部
衝撃度,頭部前方移動量との関係について実験した結果
を示している。図5(A)において、この第1実施例の
ヒューズ荷重値N0に達するまでの引き込み量は、領域
bの部分に相当する。この領域bにおいて、頭部衝撃度
と胸部衝撃度が最小値を取っており、頭部前方移動量の
減少傾向が頭打ちになっていることがわかる。これは、
ウエビング1の緩みを完全に吸収しているからである。
また、頭部前方移動量は、小さいほど、乗員とステアリ
ングホイールとの間の空間に余裕代が生まれ、厳しい衝
突条件に対しても、乗員頭部が前方に位置するステアリ
ングホイールやインストルメントパネルまたはフロント
ガラスなどに衝突する、所謂底付き現象を防止すること
ができる。よって、この第1実施例のように、領域bの
引き込み特性とすることにより、ウエビング1を必要以
上に引き込むこと無く、最小の頭部前方移動量とするこ
とができる。
【0028】これに対し、ヒューズ荷重値N0に達する
まで、ウエビング1を引き込まない対比例1の場合、す
なわち、引き込み量として図5(A)の領域aの部分に
相当する場合は、引き込み量の増大にともない、頭部衝
撃度,胸部衝撃度,頭部前方移動量が著しく低減する傾
向になっている。これは、図5(B)に示すように、巻
き取り量の増大が緩み量の低減に反映される領域であ
り、これにより著しく初期拘束が改善されてゆくためで
ある。したがって、領域aでの引き込み特性では、プリ
テンショナ機構20の無いシートベルト装置に比べれ
ば、拘束性能は格段に向上しているものの、ウエビング
1の緩みを全て吸収しているわけではないため、図5
(C)に示すように、ウエビング1の張力の立ち上がり
が遅く、また、ヒューズ荷重値N0に達するまで、ウエ
ビング1を引き込まないため、ヒューズ荷重値N0に達
するまでの時間が長く、初期拘束は最適であるとは言え
ない。
【0029】一方、ヒューズ荷重値N0に達した時点で
ウエビング1の引き込みを中止せず、さらに引き込んだ
対比例2の場合、すなわち、引き込みとして図5(A)
の領域cの部分に相当する場合は、引き込み量の増大に
ともない、頭部衝撃度と胸部衝撃度とが増加する傾向に
なっている。これは、図5(D)に示すように、ヒュー
ズ荷重値N0に達した後も、さらに、ウエビング1を引
き込むことにより、乗員拘束として使えるヒューズ特性
の部分が減り、この結果、ヒューズ特性の部分のみで乗
員拘束が終了せず、ヒューズ特性終了後の荷重立ち上り
部分まで使用するため、図5(E)に示すように、ウエ
ビング1の張力が、後半増大してしまう。これにより、
乗員に発生する減速度が増加し、乗員の衝撃度が大きく
なる。
【0030】よって、図5について考察すれば、プリテ
ンショナ機構20による引き込みと、ウエビング1のヒ
ューズ特性とを単に組み合わせるだけでは、衝撃度の十
分な改善は望めない。これに対して、第1実施例のよう
に、ウエビング1の張力がヒューズ荷重値N0に一致し
たとき、プリテンショナ機構20によるウエビング1の
引き込みを終了することにより、乗員の衝撃度を小さく
することができ、かつ、底付き現象も防止することがで
きることがわかる。
【0031】第2実施例 図6は、第2実施例としての3点式シートベルト装置を
示している。なお、この第2実施例では、第1実施例と
同一部分には同一符号を付して説明する。図6(A)に
おいて、リトラクタ4は、ロードセル3(図1参照)を
省略し、車体下部側に直に取り付けられている。リトラ
クタ4には、プリテンショナ機構20Aとクランプ機構
30Aとが付設されている。制御部10Aは、バッテリ
11からの電力供給により起動され、衝突センサ9から
の基準値以上の検出衝突信号を受け取ることにより、プ
リテンショナ機構20Aのガスジェネレータ21に点灯
電力を出力するようになっている。ウエビング1は、第
1実施例と同様な図6(B)に示すヒューズ特性を有す
るウエビングになっている。
【0032】図7は、上記プリテンショナ機構20Aを
示している。図7において、プリテンショナ機構20A
には、ウエビング1の引き込み量を、ウエビング1の乗
員装着時での緩み量とウエビング1のヒューズ荷重値N
0に達するまでの伸び量との合計値に設定する設定手段
を設けてある。つまり、プリテンショナ機構20Aによ
るウエビング1の引き込み量は、ピストン24の可動範
囲Lによって決められ、このピストン24の可動範囲L
は、シリンダ22Aの長さによって決められる。また、
ピストン24の可動範囲Lは、シャフト26とリール4
aとの直径比を、図9(B)に示すウエビング1の緩み
量Aとヒューズ荷重値N0に達するまでの伸び量Bとの
合計値たる設定引き込み量C(C=A+B)に乗算した
値になっている。つまり、この第2実施例でのプリテン
ショナ機構20Aは、ガスジェネレータ21から下部室
23内へのガス噴射により、ウエビング1の引き込みを
開始し、この引き込まれるウエビング1の張力がヒュー
ズ荷重値N0に達すると、ピストン24が仮想線示のよ
うにシリンダ22Aの最上部に位置し、ピストン24の
上昇がシリンダ22Aで抑制され、上記ウエビング1の
引き込みを終了するようになっている。よって、この第
2実施例では、プリテンショナ機構20Aと制御部10
Bとが、引き込み手段を構成している。なお、前記ウエ
ビング1のヒューズ荷重値N0に達するまでの伸び量B
は、予め、ウエビング1の引っ張り試験を行い、ウエビ
ング1の荷重−変位特性を測定した結果から、平均的な
値を求めたものを使用するのが好ましい。
【0033】図8は、上記クランプ機構30Aを示して
いる。図8において、クランプ機構30Aは、プリテン
ショナ機構20Aの引き込みによってウエビング1に発
生する張力を利用してウエビング1を保持するようにな
っている。具体的には、このクランプ機構30Aでは、
プリテンショナ機構20Aによる引き込みによってウエ
ビング1に張力が発生し、この張力がヒューズ荷重値N
0近傍になると、ガイドピン40がリトラクタ4に形成
された長孔41内を移動し、ウエビング1がクランプア
ーム32の歯35に接触してクランプアーム32を軸3
3を中心として矢印Yで示す下方向に回転し、ウエビン
グ1の張力がヒューズ荷重値N0になったときに、クラ
ンプアーム32の歯35と受け体37の歯38とがウエ
ビング1を保持する。
【0034】したがって、この第2実施例によれば、図
6に示すように、ウエビング1を装着した状態におい
て、車両が衝突し、衝突センサ9が基準値以上の検出衝
突信号を制御部10Aに出力すると、制御部10Aがプ
リテンショナ機構20Aのガスジェネレータ21を点火
する。この後、図9(A)に示すように、プリテンショ
ナ機構20Aによるウエビング1の引き込みが開始さ
れ、ウエビング1が設定引き込み量C引き込まれたとき
に、プリテンショナ機構20Aによるウエビング1の引
き込みが終了する。このプリテンショナ機構20Aによ
るウエビング1の引き込み終了時点では、図9(B)に
示すように、ウエビング1に作用する荷重は、ヒューズ
荷重値N0に達している。よって、ウエビング1の張力
も、図9(C)に示すように、短時間でヒューズ荷重値
0に達している。この後、乗員は、ウエビング1のヒ
ューズ特性でのみ拘束されるため、ウエビング1の張力
は、ほぼ一定となり、乗員への衝撃度が小さくなる。
【0035】要するに、この第2実施例によれば、ウエ
ビング1の引き込み量をウエビング1に作用する荷重で
制御せず、予め設定された設定引き込み量Cだけ引き込
み、この設定引き込み量Cだけ引き込んだとき、ピスト
ン24の上昇がシリンダ22Aによって規制され、プリ
テンショナ機構20Aによるウエビング1の引き込みが
終了され、ウエビング1の張力がヒューズ荷重値N0
一致し、このとき、クランプ機構30Aがウエビング1
の張力で作動する。よって、ロードセルが省略でき、制
御部10Aの制御動作も簡略となり、シートベルト装置
全体としての構造が簡単になる。
【0036】また、この第2実施例では、プリテンショ
ナ機構20Aがウエビング1を設定引き込み量Cだけ引
き込む構成になっていることから、ウエビング1の緩み
量の違いにより、図9(B)に示すヒューズ特性上での
引き込み終了位置が異なる。例えば、ウエビング1の緩
み量が少なく、プリテンショナ機構20Aが図9(B)
に示すa点まで、ウエビング1を多少余分に引き込んだ
としても、ウエビング1のヒューズ特性の部分を、乗員
拘束に必要な量よりも、多めに設定しておくことによ
り、何ら不都合は発生しない。逆に、ウエビング1の緩
み量が多く、プリテンショナ機構20Aが、図9(B)
に示すb点のように、ウエビング1の張力がヒューズ荷
重値N0に達する前に、ウエビング1の引き込みを終了
したとしても、このb点から乗員の拘束が開始されれ
ば、ウエビング1がほとんど伸びる間が無く、一瞬の内
に、ウエビング1の張力がヒューズ荷重値N0に達する
ため、特に、初期拘束が遅れるとか、乗員の頭部前方移
動量が増えるといった不都合は発生しない。また、ウエ
ビング1の張力がヒューズ荷重値N0に達するまでの前
半の特性が非常に固い場合は、プリテンショナ機構20
Aの引き込み量を、前半の特性によりウエビング1の張
力が立ち上がるほぼ直前(図9(B)のd点参照)とし
ておいても、乗員の拘束が開始されると、ウエビング1
がほとんど伸びること無く、ウエビング1の張力がヒュ
ーズ荷重値N0に達し、ヒューズ特性により乗員の拘束
が開始されるため、乗員拘束性能上、何ら不都合は発生
しない。そればかりか、ウエビング1の張力がヒューズ
荷重値N0に達するまでウエビング1を引き込む必要が
なく、プリテンショナ機構20Aでのウエビング1の引
き込みに必要なエネルギが少なくなることから、ガスジ
ェネレータ21の火薬量を必要最小限にすることがで
き、これに合わせてプリテンショナ機構20Aの強度も
最小限に抑えることができる。
【0037】第3実施例 図10は、第3実施例としての3点式シートベルト装置
を示している。なお、この第3実施例では、第1実施例
と同一部分には同一符号を付して説明する。図10にお
いて、このシートベルト装置は、乗員がウエビング1を
装着することにより、制御部10Bが後述の赤外線カメ
ラ53や第1,第2,第3ポテンショメータ51,5
4,55から、乗員の体格,着用衣服,着座姿勢などの
各種情報を受け取り、衝突前に、ウエビング1の緩み量
を推定し、この推定されたウエビング1の緩み量に応じ
てウエビング1の引き込み量を推定し、この推定された
引き込み量を設定引き込み量として記憶する。そして、
制御部10Bが衝突センサ9から基準値以上の検出衝突
信号を受け取ることにより、プリテンショナ機構20B
の引き込み量を設定引き込み量に規制するようにした点
に特徴がある。具体的には、リトラクタ4は、ロードセ
ル3(図1参照)を省略して車体下部側に直に取り付け
られている。リトラクタ4には、プリテンショナ機構2
0Bとウエビング引き出し量検出手段としての第1ポテ
ンショメータ51とが付設されている。第1ポテンショ
メータ51は、ウエビング1の装着時に、乗員がウエビ
ング1をリトラクタ4から引き出すことにより、図11
に示すリール4aの回転数をウエビング1の引き出し量
として検出して制御部10Bに出力する。また、シート
7に着座した乗員の側方に位置する車両のドア52に
は、乗員胸部厚さ検出手段としての赤外線カメラ53が
設けられている。赤外線カメラ53は、シート7に着座
した乗員の胸部から体温に応じて放射される赤外線を撮
像することにより、乗員の体格の中でウエビング1の緩
み量に影響を及ぼす乗員胸部の正味の厚さLaを検出し
て制御部10Bに出力する。シート7には、シートクッ
ション前後移動量検出手段としての第2ポテンショメー
タ54と、シートバック倒れ角度検出手段としての第3
ポテンショメータ55とが設けられている。第2ポテン
ショメータ54は、シートスライド機構56によるシー
トクッション7aの前後移動量を検出して制御部10B
に出力する。第3ポテンショメータ55は、図外のリク
ライニング機構によるシートバック7bの倒れ角度を検
出して制御部10Bに出力する。
【0038】図11は、上記プリテンショナ機構20B
を示している。図11において、プリテンショナ機構2
0Bのシリンダ22には、複数の電磁駆動自己復帰型の
アクチュエータ61,62,63,64がシリンダ22
の軸方向に並列に設けられている。複数のアクチュエー
タ61〜64には、ピン65,66,67,68が1本
づつ個別に内蔵されている。各ピン65〜68の先端
は、アクチュエータ61〜64の自己復帰機能でアクチ
ュエータ61〜64に内蔵されている状態において、シ
リンダ22の周壁の一側にガス抜け防止状態で貫装され
ている。そして、ピン65〜68は、制御部10Bから
の出力によりアクチュエータ61〜64の電磁駆動機能
により、シリンダ22内に突出し、ピストン24の移動
を規制する。つまり、制御部10Bがウエビング1の後
述する設定引き込み量Lgに応じて求めたピストン24
の必要移動距離Lxに最も近い位置のアクチュエータを
電磁駆動することにより、そのアクチュエータのピンが
シリンダ22内に突出する。例えば、図11で上から2
番目のアクチュエータ62がピストン24の必要移動距
離Lxに最も近い位置に存在したものであると仮定する
と、制御部10Bがそのアクチュエータ62を電磁駆動
し、ピン66が仮想線示のようにシリンダ22内に直角
方向に突出し、ピストン24の移動距離が実線示から仮
想線示の範囲となるように規制される。このピストン2
4が実線示から仮想線示の位置へと移動する過程におい
て、ピストン24が、例えば、図11の上から3,4番
目に位置するピン67,68を通過したとしても、ピン
67,68の先端がシリンダ22の周壁の一側にガス抜
け防止状態で貫装していることから、ピストン24の移
動、つまり、プリテンショナ機構20Bでのウエビング
1の引き込みに悪影響はでない。
【0039】図12は、上記制御部10Bにおいて、ウ
エビング1の張力がヒューズ荷重値N0と一致するまで
のウエビング1の引き込み量を、乗員の体格,着用衣
服,着座姿勢などの情報から推定し、この推定されたウ
エビング1の引き込み量でウエビング1の引き込みを終
了させる推定手段としての動作を示している。図12に
おいて、乗員がタング6をバックル8に嵌合装着して、
ウエビング1を装着し、制御部10Bの制御動作が始ま
ると、赤外線カメラ53からの出力信号により乗員胸部
の正味の厚さLaを受け取る(ステップ101)。これ
と並行して、第1ポテンショメータ51からの出力信号
により乗員の衣服を含む前端位置Lbを推定演算し、第
2,第3ポテンショメータ54,55からの出力信号に
より乗員の衣服を含む後端位置Lcを推定演算する(ス
テップ102,103,104,105)。また、前端
位置Lbと後端位置Lcとの差Lb−Lcを求めること
により、乗員の衣服を含む胸部の厚さLd=Lb−Lc
を求めた後、この乗員の衣服を含む胸部の厚さLdと前
記乗員胸部の正味の厚さLaとの差Ld−Laを求める
ことにより、衣服の厚さLe=Le1+Le2を求める
(ステップ106,107)。そして、この衣服の厚さ
Leが、プリテンショナ機構20Bでウエビング1を引
き込んだときにへこむ量である。このため、制御部10
Bは、衣服の厚さLdをウエビング1の緩み量として換
算し、ウエビング1の緩み量Lsを求める(ステップ1
08)。この緩み量Lsに、僅かではあるが、ウエビン
グ1の張力がヒューズ荷重値N0に達するまでのウエビ
ング1の伸び量Lfを付加した長さがプリテンショナ機
構20Bの設定引き込み量(必要引き込み量)Lgにな
る(ステップ109)。プリテンショナ機構20Bの幾
何学的構成により、設定引き込み量Lgを発生させると
きのピストン24の必要移動距離Lxが算出される(ス
テップ110)。この算出されたピストン24の必要移
動距離Lxを含む最も近い位置のアクチュエータを決定
し、これを制御部10Bのメモリに記憶しておく(ステ
ップ111)。なお、このステップ101〜111まで
の処理は、ウエビング1の装着毎は勿論のこと、ウエビ
ング1を装着後でも、シートクッション7aの前後位置
やシートバック7bの倒れ角度を変えたりした場合に
も、繰り返して行われ、ステップ111でのアクチュエ
ータ決定データは、その都度、更新されて、常に、衝突
前での最新データになっている。そして、制御部10B
は、衝突センサ9からの基準値以上の検出衝突信号を受
け取ると、プリテンショナ機構20Bのガスジェネレー
タ21に点火電力を出力するとともに、上記記憶された
アクチュエータ決定データに対応するアクチュエータに
駆動電力を出力する。
【0040】したがって、この第3実施例によれば、乗
員個々の体格差や着用衣服の違いまたは着座姿勢の違い
などに応じて、衝突時でのプリテンショナ機構20Bに
よるウエビング1の引き込み量を、常に、ウエビング1
の張力がヒューズ荷重値N0となるように自動的に設定
される。よって、シートベルト装置全体としての構造が
多少高価になるものの、乗員の体格差,着用衣服の違
い,着座姿勢の違いなどを踏まえて、乗員をウエビング
1のヒューズ特性で拘束し、乗員の衝撃度が最小とな
り、最適な乗員拘束性能を発揮することができる。
【0041】なお、本発明にあっては、衝撃検出手段と
して衝撃センサを用い、この衝撃センサで検出した検出
衝撃値が制御部に予め設定された基準衝撃値以上になっ
たときプリテンショナ機構でウエビングの引き込みを開
始させることも可能である。
【0042】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、ウエ
ビングとして、予め設定したヒューズ荷重になるとその
荷重上昇を抑制可能に所定量伸びる特性(ヒューズ特
性)を有するウエビングを使用し、ウエビングを乗員に
装着した状態において、衝撃検出手段が検出衝撃を引き
込み手段に出力すると、引き込み手段がウエビングの引
き込みを開始するので、乗員の初期拘束が迅速に行われ
る。そして、引き込まれるウエビングの張力が、ヒュー
ズ荷重と一致したとき、ウエビングの引き込みを終了し
て、ウエビングのヒューズ特性による伸びで乗員を拘束
するので、乗員拘束時のウエビングの張力がほぼ一定と
なる。この結果、乗員が受ける減速度波形が平滑とな
り、乗員の衝撃度を極めて小さくすることができ、乗員
拘束性能が向上する。
【0043】第2の発明によれば、張力検出手段が引き
込み手段に引き込まれるウエビングの張力を検出するの
で、ウエビングの張力検出が確実になる。
【0044】第3の発明によれば、ウエビングの張力が
ヒューズ荷重と一致したとき、把持手段がウエビングを
保持するとともに、引き込み手段がウエビングの引き込
みを終了するので、ウエビングの引き込み終了が確実に
なる。
【0045】第4の発明によれば、引き込み手段によっ
て引き込まれるウエビングの張力がヒューズ荷重と一致
するまでのウエビングの引き込み量を、ウエビング装着
時での緩み量とウエビングの張力がヒューズ荷重と一致
するまでの伸び量との合計値に設定したので、ウエビン
グの引き込み量を荷重で制御する必要がない。よって、
ウエビングの張力検出手段が省略でき、引き込み手段の
制御動作も簡略となり、シートベルト装置全体としての
構造が簡単となる。
【0046】第5の発明によれば、ウエビングの張力が
ヒューズ荷重と一致するまでのウエビングの引き込み量
を、乗員の体格,着用衣服,着座姿勢などの情報から推
定し、この推定されたウエビングの引き込み量で、ウエ
ビングの引き込みを終了させるので、乗員の体格差,着
用衣服の違い,着座姿勢の違いなどを踏まえて、乗員を
ウエビングのヒューズ特性による伸びで拘束することが
できる。よって、乗員の衝撃度が最小となり、最適な乗
員拘束性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示すものであって、(A)は全体
構成図、(B)はウエビングの特性図。
【図2】第1実施例のプリテンショナ機構を示す構成
図。
【図3】第1実施例のクランプ機構を示す構成図。
【図4】第1実施例の作用説明図。
【図5】第1実施例の作用説明図。
【図6】第2実施例を示すものであって、(A)は全体
構成図、(B)はウエビングの特性図。
【図7】第2実施例のプリテンショナ機構を示す構成
図。
【図8】第2実施例のクランプ機構を示す構成図。
【図9】第2実施例の作用説明図。
【図10】第3実施例の全体を示す構成図。
【図11】第3実施例のプリテンショナ機構を示す構成
図。
【図12】第3実施例の制御部のフローチャート。
【図13】従来例を示す構成図。
【符号の説明】
1…ウエビング 2…アンカレッジ 3…ロードセル(張力検出手段) 4…リトラクタ 9…衝突センサ(衝撃検出手段) 10,10A,10B…制御部(引き込み手段、およ
び、推定手段) 20,20A,20B…プリテンショナ機構(引き込み
手段) 22A…シリンダ(設定手段) 30,30A…クランプ機構(把持手段)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定したヒューズ荷重になるとその
    荷重上昇を抑制可能に所定量伸びる特性を有するウエビ
    ングと、 このウエビングの一端を車体側に結合するアンカレッジ
    と、 車体側に取り付けられて前記ウエビングの他端を巻き取
    るリトラクタと、 車体が受ける衝撃を検出する衝撃検出手段と、 この衝撃検出手段からの検出衝撃により前記ウエビング
    の引き込みを開始し、この引き込まれるウエビングの張
    力がヒューズ荷重と一致したとき、前記ウエビングの引
    き込みを終了する引き込み手段と、 を備えたことを特徴とするシートベルト装置。
  2. 【請求項2】 前記引き込み手段に引き込まれるウエビ
    ングの張力を検出する張力検出手段を備えたことを特徴
    とする請求項1に記載したシートベルト装置。
  3. 【請求項3】 前記引き込み手段に引き込まれるウエビ
    ングの張力が前記ヒューズ荷重と一致したときに前記ウ
    エビングを保持する把持手段を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載したシートベルト装置。
  4. 【請求項4】 前記引き込み手段に、ウエビングの張力
    がヒューズ荷重と一致するまでのウエビングの引き込み
    量を、ウエビング装着時での緩み量と前記ヒューズ荷重
    と一致するまでの伸び量との合計値に設定する設定手段
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載したシートベ
    ルト装置。
  5. 【請求項5】 前記引き込み手段に、ウエビングの張力
    がヒューズ荷重と一致するまでのウエビングの引き込み
    量を、乗員の体格,着用衣服,着座姿勢などの情報から
    推定し、この推定されたウエビングの引き込み量で、ウ
    エビングの引き込みを終了させる推定手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載したシートベルト装置。
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