JP2757684B2 - 駆動制御装置 - Google Patents

駆動制御装置

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JP2757684B2
JP2757684B2 JP4138191A JP13819192A JP2757684B2 JP 2757684 B2 JP2757684 B2 JP 2757684B2 JP 4138191 A JP4138191 A JP 4138191A JP 13819192 A JP13819192 A JP 13819192A JP 2757684 B2 JP2757684 B2 JP 2757684B2
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金子  靖
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータの駆動制御装
置に関し、さらに詳しくは、高効率で電源回生を行うと
共にコストを低減することの出来るモータの駆動制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の駆動制御装置の構成を示
す回路図である。図において、1は三相交流電源、2は
三相交流を整流し直流に変換し母線6に出力するコンバ
ータ、3は交流モータ5を駆動するためのモータ駆動用
インバータ、4はモータ駆動用インバータ3を制御する
駆動制御回路である。
【0003】7は母線電圧を検出するための母線電圧検
出器、9は母線電圧検出器7により検出された検出母線
電圧と,電源回生動作開始基準VAとを比較するコン
パレータである。前記電源回生動作開始基準VAは、
電源回生動作を安定に行うため無負荷時の母線電圧より
も高い電圧値に設定する。12は電源回生制御回路であ
り、コンパレータ9の出力する動作信号により電源回生
用インバータ10の制御信号を生成する。電源回生用イ
ンバータ10の入力側は、前記母線6に接続されてい
る。電源回生用インバータ10の出力側は、フィルタ1
1を介して前記三相交流電源1に接続されている。
【0004】この駆動制御装置では、交流モータ5が減
速すると交流モータ5で発生したエネルギーがモータ駆
動用インバータ3を通して母線6に回生され、母線電圧
を上昇させる。コンパレータ9では、母線電圧検出器7
から供給された検出母線電圧と電源回生動作開始基準
VAとを比較し、母線電圧が電源回生動作開始基準
Aより大きくなると、動作信号を電源回生制御回路12
に出力する。電源回生制御回路12は、コンパレータ9
から供給された動作信号を基に電源回生用インバータ1
0を制御し、交流モータ5の減速時に発生するエネルギ
ーを三相電源1に回生する。図10は、交流モータ5の
減速時に発生するエネルギーが母線6側に回生されたと
きの母線電圧と,三相交流電源1に回生される電源回生
電流とを示す波形図である。
【0005】他の関連する従来技術は、例えば特開昭6
1−258685号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の交流モータの駆
動制御装置は以上のように構成されているので、交流モ
ータ5の減速時に発生するエネルギーは、減速開始直後
には電源回生用インバータ10が動作していないことか
ら行き場がなく、母線電圧上昇させる。検出母線電圧
が電源回生動作基準値VAをこえてから電源回生インバ
ータは動作を開始するが、この後も回生電力は連続する
ため、電源回生動作直後には大きな電源回生電流が流れ
【0007】このため、電源回生用インバータ10を構
成するパワー素子の電流容量は、電源回生電流の実効値
が小さい場合であっても、電源回生電流瞬時値の最大値
をカバー出来る十分な余裕を有した大容量のパワー素子
を使用する必要があり、これがコストの上昇を招く原因
となっていた。特に交流電源が三相交流電源である場合
には、このパワー素子が6個必要であり、駆動制御装置
全体のコストに対する割合が大きくなる問題点があっ
た。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、従来よりも小さな電流容量
を有するパワー素子を電源回生用インバータに用いるこ
とが出来、高効率で安価な駆動制御装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1に、この発明は、交
流電源を直流電源に変換するコンバータ回路と、前記直
流電源から電力変換してモータを駆動するモータ駆動用
インバータと、該モータ駆動用インバータを制御する駆
動制御回路と、モータがその減速時に発生するエネルギ
ーを前記交流電源に回生する電源回生用インバータと、
前記駆動制御回路がモータを減速する制御を開始する
時に前記電源回生用インバータを作動させて電源回生
動作を開始させると共に前記駆動制御回路がモータを減
速する制御を停止する時に前記電源回生用インバータを
停止させて電源回生動作を停止させる電源回生制御手段
とを備えたことを特徴とする駆動制御装置を提供する。
【0010】
【0011】第3に、この発明は、交流電源を直流電源
に変換するコンバータ回路と、前記直流電源から電力変
換してモータを駆動するモータ駆動用インバータと、該
モータ駆動用インバータを制御する駆動制御回路と、モ
ータがその減速時に発生するエネルギーを前記交流電源
に回生する電源回生手段と、モータがその減速時に発生
するエネルギーを消費する回生エネルギー消費手段と、
交流電源に回生される電源回生電流を検出し所定の電源
回生電流遮断基準値より大きい時に前記電源回生手段を
停止し且つモータからエネルギーが回生される限り電源
回生手段が再作動するまでの期間前記回生エネルギー消
費手段を作動させる回生エネルギー消費制御手段とを備
えたことを特徴とする駆動制御装置を提供する。
【0012】
【作用】この発明の第1の駆動制御装置では、モータの
減速制御の開始と同時に電源回生動作を開始し、その減
速制御の終了と同時に電源回生動作を停止する。このた
め、モータが減速時に発生するエネルギが、その発生
と同時に交流電源に回生されるので、母線電圧の上昇が
抑制され、電源回生電流のピーク値を抑制することが出
来る。従って、従来よりも小さな電流容量を有するパワ
素子を電源回生用インバータに用いることが出来、コ
ストを低減することが出来る。
【0013】
【0014】この発明の第3の駆動制御装置では、電源
回生動作により交流電源に回生される電源回生電流を検
出し、所定の電源回生電流遮断基準値と比較し、電源
生電流が電源回生電流遮断基準値より大きい場合に、
回生動作を停止し且つモータからエネルギーが回生さ
れる限り、電源回生手段が再作動するまでの期間回生エ
ネルギー消費手段により駆動装置内で回生エネルギーを
消費させる。このため電源回生電流のピーク値が確実
制限され、従来よりも小さな電流容量を有するパワー
素子を電源回生用インバータに用いることが出来、コス
トを低減することが出来る。
【0015】
【実施例】―実施例1― 図1は、この発明の実施例1の駆動制御装置の構成を示
す回路図である。図において、1は三相交流電源、2は
三相交流を整流し直流に変換し母線6に出力するコンバ
ータである。3は交流モータ5を駆動するためのモータ
駆動用インバータであり、6個のスイッチング素子と転
素子とから構成されている。
【0016】101はモータ駆動用インバータ3を制御
すると共に、モータ減速開始信号およびモータ減速終了
信号を出力する駆動制御回路である。102は、モータ
減速開始信号およびモータ減速終了信号を基に電源回生
動作信号を生成し、電源回生制御回路12へ出力するR
―Sフリップフロップである。
【0017】電源回生制御回路12は、R―Sフリップ
フロップ102の出力する電源回生動作信号により電源
回生用インバータ10の制御信号を生成する。電源回生
用インバータ10の入力側は、前記母線6に接続されて
いる。電源回生用インバータ10の出力側は、フィルタ
11を介して前記三相交流電源1に接続されている。
【0018】次に動作について説明する。交流モータ5
を減速させる際には、駆動制御回路101はモータ減速
開始信号(図2の(a))をR―Sフリップフロップ1
02のセット端子に出力し、これと同時にモータ駆動用
インバータ3を制御して交流モータ5を減速させる(図
2の(c))。なお、R―Sフリップフロップ102
は、初期状態ではリセットされている。
【0019】R―Sフリップフロップ102は、セット
されることにより、電源回生動作信号を電源回生制御回
路12に出力する(図2の(d))。電源回生制御回路
12は、電源回生動作信号を基に制御信号を生成し、電
源回生用インバータ10に出力する。電源回生用インバ
ータ10は、電源回生動作を開始する。
【0020】交流モータ5が減速することにより発生す
るエネルギーは、モータ駆動用インバータ3を通して母
線6に回生される。母線6に回生されたエネルギーは電
源回生用インバータ10,フィルタ11を介して、三相
交流電源1に戻される。この結果、母線電圧が電源回生
動作開始基準VAより大きくなったことを判別し電源
回生動作を開始する従来の駆動制御装置と比較して、回
エネルギーによる母線電圧の上昇を待たないため母線
電圧の上昇は小さく抑えられることになり(図2の
(e))、電源回生動作開始時に電源回生用インバータ
12を介して流れる電源回生電流のピーク値も抑制され
る(図2の(f))。
【0021】交流モータ5が停止すると(図2の
(c))、駆動制御回路101からモータ減速終了信号
(図2の(b))がR―Sフリップフロップ102のリ
セット端子に出力される。R―Sフリップフロップ10
2は、リセットされることにより、電源回生制御回路1
2への電源回生動作信号の出力を停止する(図2の
(d))。これにより電源回生制御回路12から電源回
生用インバータ10に出力されていた制御信号もオフ
し、電源回生用インバータ12の動作が停止し、電源
生動作が終了する(図2の(f))。
【0022】以上のように、実施例1では、交流モータ
5の減速と同時に電源回生動作が開始されるので、電源
回生効率が向上し、母線電圧の上昇が抑制され、電源
生電流のピーク値も小さくなる。このため従来よりも
小さな電流容量を有するパワー素子を電源回生用インバ
ータ10に用いることが出来、コストを低減することが
出来る。
【0023】―参考例― 図3は、この発明の実施例と比較するための参考例の駆
動制御装置の構成を示す回路図である。図3において図
1と同一あるいは相当の部分については同一の符号を付
し、説明を省略する。
【0024】13は、電源回生用インバータ10を介し
て三相交流電源1に戻される電源回生電流を検出し、検
出電源回生電流信号を出力する電源回生電流検出器であ
る。15は、前記検出電源回生電流信号と,電源回生電
流過大基準値VBとを比較し、検出電源回生電流信号が
電源回生電流過大基準値VBより大きくなったときに電
源回生電過大検出信号を出力するコンパレータであ
る。18は、前記電源回生電過大検出信号を抵抗回生
制御信号として抵抗回生用スイッチング素子17を駆動
する抵抗回生制御回路である。回生抵抗16と抵抗回生
用スイッチング素子17は直列に接続され、母線6の間
に接続されている
【0025】7は、母線6の電圧を検出する母線電圧検
出器である。9は、母線電圧検出器7で検出した母線電
圧と,電源回生動作開始基準VAとを比較し、母線電
圧が電源回生動作開始基準VAより大きくなると動作
信号を電源回生制御回路12に出力するコンパレータで
ある。
【0026】次に動作について説明する交流モータ5
の減速によりモータから回生されるエネルギーは母線電
圧を上昇させる。母線電圧は、母線電圧検出器26によ
り検出される。
【0027】母線電圧が電源回生動作開始基準VAよ
り大きくなると、電源回生動作が開始る。この結果、
電源回生電流が電源回生用インバータ10とフィルタ1
1を介して三相交流電源1に戻される。
【0028】電源回生用インバータ10に流れ込む電源
回生電流は電源回生電流検出器13で検出され、検出電
源回生電流信号がコンパレータ15へと供給される(図
4の(a))。ンパレータ15は、前記検出電源回生
電流信号が電源回生電流過大基準値VBより大きくなる
と、電源回生電過大検出信号を抵抗回生制御回路18
へ出力する(図4の(b))。抵抗回生制御回路18
は、前記電源回生電過大検出信号を基に抵抗回生制御
信号を抵抗回生用スイッチング素子17に出力する。こ
の結果、抵抗回生スイッチング素子17はオンになり、
回生抵抗16に電流が流れる(図4の(c))。これに
より、母線6に回生されたエネルギーが回生抵抗16で
熱として抵抗消費されるので、電源回生電流のピーク値
が抑制される。
【0029】以上の動作をまとめれば、母線電圧が電源
回生動作開始基準VAより大きくなると電源回生動作
が開始され(図5の(a))、電源回生電流値が所定の
基準値より大きくなると回生抵抗16に電流が流れ(図
5の(c))、母線6に回生されたエネルギーが回生抵
抗16で熱として抵抗消費され、電源回生電流のピーク
値が抑制される(図5の(b))。ただし、電源回生動
作は停止しないため、電源回生動作を停止する次の実施
例2の方が電源回生電流を制限する確実性が高い。
【0030】―実施例― 図6は、この発明の実施例の駆動制御装置の構成を示
す回路図である。図6において図3と同一あるいは相当
の部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
【0031】ンパレータ15は、電源回生電流を電源
回生電流検出器13が検出して出力する検出電源回生電
流信号と,電源回生電流遮断基準VCとの比較結果を
出力する。602はR―Sフリップフロップであり、セ
ット端子はコンパレータ15の出力端子に接続され、リ
セット端子は電源回生制御回路601の電源回生用イン
バータ導通素子切換信号の出力端子に接続されている。
なお、電源回生用インバータ導通素子切換信号は、従来
装置における電源回生用インバータ10のパワースイッ
チング素子導通切換タイミングと同じタイミングで発生
する。R―Sフリップフロップ602の出力端子Qは、
アンド回路603の一方の入力端子に接続されている。
また、出力端子/Qは、アンド回路604の一方の入力
端子に接続されている。アンド回路603およびアンド
回路604の他方の入力端子は、共通接続されており、
コンパレータ9の出力端子に接続されている。アンド回
路603の出力端子は、抵抗回生制御回路18に接続さ
れている。アンド回路604の出力端子は、電源回生制
御回路601の入力端子に接続されている。
【0032】なお、R―Sフリップフロップ602とア
ンド回路603とにより、抵抗回生動作指令信号生成部
を構成している。また、R―Sフリップフロップ602
とアンド回路604とにより、電源回生動作指令信号生
成部を構成している。
【0033】次に動作について説明する。 交流モータ5
の減速により、モータから回生されるエネルギーは母線
電圧を上昇させる。母線電圧は、母線電圧検出器7によ
り検出される。
【0034】母線電圧が回生動作開始基準VAより大
きくなると(図7の(a))、コンパレータ9は出力信
号を‘H’レベルにする(図7の(b))。R―Sフリ
ップフロップ602は初期状態ではリセットされてお
り、出力Qは‘L’レベル(図7の(f)),出力/Q
は‘H’レベル(図7の(h))の状態になっている。
そこで、アンド回路604は、‘H’レベルの電源回生
動作信号を電源回生制御回路601に出力する(図7の
(i))。この結果、電源回生制御回路601は制御信
号を電源回生用インバータ10に出力し、電源回生用イ
ンバータ10は電源回生動作を開始し、電源回生電流が
流れる(図7の(c))。
【0035】電源回生電流が増加し、検出電源回生電流
信号が電源回生電流遮断基準VCを越えると、コンパ
レータ15の出力は‘H’レベルになる(図7の
(d))。この結果、R―Sフリップフロップ602は
セットされ、出力Qは‘H’レベルに変化し(図7の
(f))、出力/Qは‘L’レベルに変化する(図7の
(h))。
【0036】R―Sフリップフロップ602の出力Qが
‘H’レベルに変化すると、アンド回路603の出力で
ある抵抗回生動作信号は‘H’レベルとなる(図7の
(g))。そこで、抵抗回生制御回路18は、抵抗回生
スイッチング素子17をオンする。抵抗回生用スイッ
チング素子17がオンすることで、回生抵抗25は、交
流モータ5で発生したエネルギーを熱として消費し、
線電圧の上昇を抑制する。
【0037】一方、R―Sフリップフロップ602の出
力/Qが‘L’レベルに変化すると、アンド回路604
の出力である電源回生動作信号は‘L’レベルとなる
(図7の(i))。そこで、電源回生制御回路601
は、電源回生用インバータ10による電源回生動作を停
止する。この時、電源回生電流は遮断されるため、ピー
ク値は確実に制限される。 電源回生電流がなくなるた
、コンパレータ15の出力は‘L’レベルに戻る(図
7の(d))。
【0038】電源回生制御回路601から電源回生用イ
ンバータ導通素子切換信号が出力されると、R―Sフリ
ップフロップ602はリセットされ、出力Qは‘L’レ
ベルに戻り(図7の(f))、出力/Qは‘H’レベル
に戻る(図7の(h))。
【0039】R―Sフリップフロップ602の出力Qが
‘L’レベルに戻ると、アンド回路603の出力である
抵抗回生動作信号は‘L’レベルに戻り(図7の
(g))、抵抗回生制御回路18は抵抗回生用スイッチ
ング素子17をオフする。
【0040】一方、R―Sフリップフロップ602の出
力/Qが‘H’レベルに戻ると、アンド回路604の出
力である電源回生動作信号は‘H’レベルに戻り(図7
の(i))、電源回生制御回路601は電源回生用イン
バータ10による電源回生動作を再開する。電源回生用
インバータ10による電源回生動作が再開されると、三
相交流電源1に戻される電源回生電流が流れ始め、上記
動作が繰り返される。
【0041】以上の動作をまとめれば、母線電圧が電源
回生動作開始基準VAより大きくなると電源回生動作
が開始され(図8の(a)(b))、電源回生電流値が
所定の基準値より大きくなると回生抵抗16に電流が流
れ(図8の(d)(e))、母線6に回生されたエネル
ギーが回生抵抗16で熱として抵抗消費され、電源回生
動作は停止し、電源回生電流は遮断される。三相交流電
源の電圧位相により電源回生動作は再開され、上記動作
を繰り返す。このため電源回生電流は確実に制限される
(図8の(c))。母線電圧が電源回生動作開始基準電
圧VAより低くなった時点で電源回生動作、回生エネル
ギー消費動作を完全に停止する。
【0042】−他の実施例− なお、上記実施例では論理回路によりハードウエア的に
装置を実現したが、マイコンと入出力装置を組み合わせ
てソフトウェア的に実現してもよい。また、駆動モータ
として直流モータを使用し、モータ駆動用インバータに
てチョッパ動作を実施しても同様の効果が得られる。
(この場合モータ駆動用インバータのパワー素子は4個
である。)
【0043】
【発明の効果】この発明の第1の駆動制御装置によれ
ば、回生電力の発生源であるモータ減速の制御指令によ
り電源回生動作を開始するため、回生電力を母線上昇電
圧として大きく溜め込まずに効率よく電源回生を行なえ
て、電源回生電最大値を従来装置より小さくすること
ができ、これにより電源回生用インバータのパワー素子
の容量を下げ、装置を安価に構成できる。
【0044】
【0045】さらに、この発明の第の駆動制御装置に
よれば、電源回生電流値によって、電源回生とエネルギ
ー消費とを切換えて動作させるため、電源回生電流ピー
ク値は確実に一定値に制限され、従来装置よりも電源回
生電流を小さくできる。また、これにより電源回生用イ
ンバータのパワー素子の容量を電源回生電流制限値まで
下げたものを使用することで、従来よりも安価に装置を
構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の駆動制御装置の実施例1の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の駆動制御装置の各部の信号波形図であ
る。
【図3】参考例の駆動制御装置の構成を示すブロック図
である。
【図4】図3の駆動制御装置の各部の信号波形図であ
る。
【図5】図3の駆動制御装置の各部の信号波形図であ
る。
【図6】この発明の駆動制御装置の実施例の構成を示
すブロック図である。
【図7】図6の駆動制御装置の各部の信号波形図であ
る。
【図8】図6の駆動制御装置の各部の信号波形図であ
る。
【図9】従来の駆動制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図10】図9の駆動制御装置の各部の信号波形図であ
る。
【符号の説明】
1 交流電源 2 コンバータ 3 モータ駆動用インバータ 4 駆動制御回路 5 交流モータ 6 母線 7 母線電圧検出器 9 コンパレータ 10 電源回生用インバータ 12 電源回生制御回路 13 電源回生電流検出器 15 コンパレータ 16 回生抵抗 17 抵抗回生用スイッチング素子 18 抵抗回生制御回路 101 駆動制御回路 102 R―Sフリップフロップ 601 電源回生制御回路 602 R―Sフリップフロップ 603,604 アンド回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を直流電源に変換するコンバー
    タ回路と、前記直流電源から電力変換してモータを駆動
    するモータ駆動用インバータと、該モータ駆動用インバ
    ータを制御する駆動制御回路と、モータがその減速時に
    発生するエネルギーを前記交流電源に回生する電源回生
    用インバータと、前記駆動制御回路がモータを減速する
    制御を開始すると同時に前記電源回生用インバータを作
    動させて電源回生動作を開始させると共に前記駆動制御
    回路がモータを減速する制御を停止する時に前記電源回
    生用インバータを停止させて電源回生動作を停止させる
    電源回生制御手段とを備えたことを特徴とする駆動制御
    装置。
  2. 【請求項2】 交流電源を直流電源に変換するコンバー
    タ回路と、前記直流電源から電力変換してモータを駆動
    するモータ駆動用インバータと、該モータ駆動用インバ
    ータを制御する駆動制御回路と、モータがその減速時に
    発生するエネルギーを前記交流電源に回生する電源回生
    手段と、モータがその減速時に発生するエネルギーを消
    費する回生エネルギー消費手段と、交流電源に回生され
    る電源回生電流を検出し所定の電源回生電流遮断基準値
    より大きい時に前記電源回生手段を停止し且つモータか
    らエネルギーが回生される限り電源回生手段が再作動す
    るまでの期間前記回生エネルギー消費手段を作動させる
    回生エネルギー消費制御手段とを備えたことを特徴とす
    る駆動制御装置。
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