JP2757503B2 - ホース用継手 - Google Patents

ホース用継手

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JP2757503B2
JP2757503B2 JP1303786A JP30378689A JP2757503B2 JP 2757503 B2 JP2757503 B2 JP 2757503B2 JP 1303786 A JP1303786 A JP 1303786A JP 30378689 A JP30378689 A JP 30378689A JP 2757503 B2 JP2757503 B2 JP 2757503B2
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pipe
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protrusion
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パイプとホースとを気密に接続するための
ホース用継手に関する。
[従来の技術] 従来より、車両用空気調和装置に使用される冷凍サイ
クルでは、冷媒通路を成す金属パイプとホースとの接続
手段として、例えば、日本電装公開技報(整理番号36−
132)に開示されたホース用継手が採用されている。
このホース用継手は、第4図に示すように、パイプ10
0の外周に嵌め合わせたホース101を、筒状のスリーブ10
2によってかしめ固定するもので、パイプ100とホース10
1との間のシール性の確保、およびホース101の抜けを防
止するために、ホース101が嵌め合わされるパイプ100の
先端外周部に、環状の突起部100aが複数形成されてい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、上記した従来のホース用継手は、パイプ10
0の外周に設けられる環状の突起部100aが切削や転造に
よって形成される。このため、例えば、突起部100aを切
削で形成する場合には、突起部100aの高さを確保するた
めに、パイプ100先端部の肉厚が増大し、コストアップ
となる。
一方、突起部100aを転造によって形成する場合には、
加工性を確保するために、パイプ100の材質硬度をあま
り高くすることができず、従って、スリーブ102をかし
める際に、パイプ100が変形する可能性がある。また、
転造の場合には、加工できる突起部の形状が制約される
課題も有している。
本発明は上記事情に基づいてなされたもので、その目
的は、突起部の製作を容易にすることで、コストを低減
されたホース用継手を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために、以下の技術的
手段を採用する 内部を流体が通過する金属製のインサートパイプの外
周に環状の突起部を設け、該突起部を覆うと共に、前記
インサートパイプの外周に嵌め合わされたホースを、該
ホースの外周に嵌め合わされたスリーブをかしめること
によって前記インサートパイプに固定するホース用継手
において、 前記突起部は、前記インサートパイプと別体で作成さ
れた環状部材を前記インサートパイプの外周に嵌め合わ
せて固定することによって設けられ、 前記ホースが嵌め合わされる前記インサートパイプと
前記突起部の略外周全面に亘って、前記インサートパイ
プと前記ホースとの間のシール寿命を高めるコーティン
グ層が形成されている。
[作用および発明の効果] 上記構成よりなる本発明のホース用継手は、インサー
トパイプの外周に設けられる突起部が、インサートパイ
プと別体で作成された環状部材で構成され、該環状部材
をインサートパイプの外周に嵌め合わせて固定すること
により形成される。
従って、切削や転造などの方法で突起部を作成した従
来のホース用継手と比較して、突起部の製作が容易にな
り、それに伴なってホース用継手のコストを低減するこ
とができる。
[実施例] 次に、本発明のホース用継手を図面に示す一実施例に
基づき説明する。
第1図はホース用継手の構造を示す断面図である。
本実施例のホース用継手1は、外周に環状の突起部2
を設けたインサートパイプ3と、前記突起部2を覆うと
共に、インサートパイプ3の外周に設けられたホース4
を固定する筒状のスリーブ5とから成り、ホース4が嵌
め合わされるインサートパイプ3および突起部2の外周
にコーティング層6が形成されている。
インサートパイプ3に嵌め合わされるホース4は、内
部に補強編組層4aを形成したゴム製チューブである。
以下に、ホース用継手1の構造および作用について説
明する。
インサートパイプ3は、アルミニウムまたは鉄などの
パイプ材を所定寸法に切断して作成されるもので、一端
がクーラや油圧機器などの吐出口または流入口(図示し
ない)に連結され、他端がホース4と嵌め合わされる。
環状の突起部2は、第2図に示すように、断面が所定
形状を呈する環状部材2aより成り、インサートパイプ3
とは別体で、アルミニウムまたは鉄などの部材をプレス
あるいは鍛造等により作成される。この突起部2は、イ
ンサートパイプ3に嵌め合わされたホース4の抜けを防
止するとともに、インサートパイプ3とホース4との間
のシール性を確保するために設けるもので、本実施例で
は、インサートパイプ3の外周に3個配設されている。
なお、この3個の突起部2は、インサートパイプ3の
外周に嵌め合わせた後、インサートパイプ3を拡管する
ことによってインサートパイプ3に固定される(第3図
参照)。
コーティング層6は、インサートパイプ3とホース4
との間のシール寿命を高めるもので、例えば、高温条件
下においても劣化の小さい合成樹脂系塗料またはゴム系
塗料などのコーティング剤を、ホース4との接触面とな
るインサートパイプ3および突起部2の外表面に塗布
(刷毛塗り、ディプ等の方法による)した後、加熱処理
を施すことによって形成される。
コーティング層6の厚さは、0.1〜0.3mm程度が好まし
く、コーティング層6の厚さが0.1mm以下の場合にはシ
ール性が低下し、0.3mm以上の場合にはホース4の挿入
時の作業性が低下する。
コーティング剤として塗布する合成樹脂系塗料として
は、フェノール樹脂塗料、尿素樹脂塗料、メラニン樹脂
塗料、フタル酸樹脂塗料などがあり、ゴム系塗料として
は、フッ素ゴム塗料、塩化ゴム塗料、環化ゴム塗料、合
成ゴム塗料などがある。
スリーブ5は、一端側(第1図右側)が開放された筒
状を呈し、アルミニウムまたは鉄などのパイプ材からプ
レス加工等により作成される。スリーブ5の他端面中央
部には、インサートパイプ3に嵌め合わせるための嵌合
穴が設けられている。このスリーブ5は、突起部2と同
様に、インサートパイプ3の外周に嵌め合わせた後、イ
ンサートパイプ3を拡管することによって固定される。
上記構造からなるホース用継手1は、コーティング層
6が形成されたインサートパイプ3の外周とスリーブ5
の内周との間にホース4を挿入した後、第1図に示すよ
うに、スリーブ5の外周をかしめることによって、イン
サートパイプ3にホース4が固定される。
本実施例のホース用継手1は、突起部2をインサート
パイプ3と別体で作成したことにより、突起部2切削や
転造などの方法で作成した従来のホース用継手1と比較
して、突起部2の製作が容易になり、それに伴なってホ
ース用継手1のコストを低減することができる。
また、インサートパイプ3の突起部2を切削で形成し
た場合と比較して、材料歩留まりが良く、加工時間も短
縮される。さらに、突起部2を形成するための切削代を
取る必要がなく、従って、パイプ先端部の肉厚に薄くす
ることができる。
突起部2を転造で形成した場合と比較すると、突起部
2の形状の制約が少なく、材料硬度を高くすることがで
きるため、スリーブ5のかしめによるパイプの変形を少
なくすることができる。
(変形例) インサートパイプ3に突起部2およびスリーブ5を固
定する方法として、インサートパイプ3を拡管する方法
を示したが、インサートパイプ3に嵌め合わせた突起部
2およびスリーブ5をかしめることによって固定しても
良い。
また、インサートパイプ3に突起部2とスリーブ5と
を固定する際に、あらかじめインサートパイプ3の外周
に、突起2とスリーブ5との位置決めを行う周溝をイン
サートパイプ3の外周に形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図はホース用継手の構造を示す断面図、第2図はイ
ンサートパルプと突起部の斜視図、第3図は突起部を嵌
め合わせたインサートパイプの側面図である。 第4図は従来技術によるホース用継手の構造を示す断面
図である。 図中 1……ホース用継手、2……突起部 2a……環状部材、3……インサートパイプ 4……ホース、5……スリーブ 6……コーティング層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部を流体が通過する金属製のインサート
    パイプの外周に環状の突起部を設け、該突起部を覆うと
    共に、前記インサートパイプの外周に嵌め合わされたホ
    ースを、該ホースの外周に嵌め合わされたスリーブをか
    しめることによって前記インサートパイプに固定するホ
    ース用継手において、 前記突起部は、前記インサートパイプと別体で作成され
    た環状部材を前記インサートパイプの外周に嵌め合わせ
    て固定することによって設けられ、 前記ホースが嵌め合わされる前記インサートパイプと前
    記突起部の略外周全面に亘って、前記インサートパイプ
    と前記ホースとの間のシール寿命を高めるコーティング
    層が形成されたことを特徴とするホース用継手。
JP1303786A 1989-11-22 1989-11-22 ホース用継手 Expired - Lifetime JP2757503B2 (ja)

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