JP2756264B2 - 光学記憶装置 - Google Patents

光学記憶装置

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【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第6図) 発明が解決しようとする課題(第7図) 課題を解決するための手段(第1図) 作用 実施例 (a)一実施例の構成の説明(第2図、第3図) (b)一実施例の動作の説明(第4図、第5図) (c)他の実施例の説明 発明の効果 〔概要〕 光学ヘッドの光ビームを光ディスクに追従制御する光
学記憶装置に関し、 光ビームのトラック横断中も安定にフォーカスサーボ
制御することを目的とし、 光学記憶媒体に光ビームを照射し、該光学記憶媒体か
らの光を受光して受光信号を得る光学ヘッドと、該受光
信号からフォーカスエラー信号を求め、該フォーカスエ
ラー信号を位相補償した信号に基づいて該光学ヘッドを
サーボ制御するフォーカスサーボ制御部と、レンズの移
動を行うレンズシーク手段と、該レンズを搭載した光学
ヘッドのシークを行う光学ヘッドシーク手段とを有し、
該光ビームのフォーカス位置を該光学記憶媒体に追従制
御する光学記憶装置において、該フォーカスサーボ制御
部に、該フォーカスエラー信号を進み位相補償する位相
補償部と、該進み位相補償による信号振幅を抑えるため
のサーボゲイン切換部とを設け、該サーボゲインを該光
ビームが該光学記憶媒体のトラックを横断するレンズシ
ーク動作中は低くし、非横断中及び光学ヘッドシーク動
作中は高くする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光学ヘッドの光ビームを光ディスクに追従
制御する光学記憶装置に関する。
光ディスク装置は、光ビームによりリード/ライトが
できるため、トラック間隔を数ミクロンとすることがで
き、大容量記憶装置として注目されている。
この光ディスク装置においては、光ビームのフォーカ
ス位置を光ディスクに追従制御するフォーカスサーボ制
御が用いられている。
このフォーカスサーボ制御は、光ディスク媒体の光の
回折を利用して、フォーカスエラー信号を得て、サーボ
を掛けて、光ビームのフォーカス(焦点)位置を光ディ
スクに追従させるものである。
係るフォーカスサーボ制御では、高速に光ビームが横
断しても、安定に動作することが求められている。
〔従来の技術〕
第6図は従来技術の説明図である。
光ディスク装置は第6図(A)に示す如く、モータ1a
によって回転軸を中心に回転する光ディスク1に対し、
光学ヘッド2が光ディスク1の半径方向に図示しないモ
ータによって移動位置決めされ、光学ヘッド2による光
ディスク1へのリード(再生)/ライト(記録)が行わ
れる。
一方、光学ヘッド2は、光源である半導体レーザ24の
発光光をレンズ25、偏光ビームスプリッタ23を介し対物
レンズ20に導き、対物レンズ20でビームスポットBSに絞
り込んで光ディスク1に照射し、光ディスク1からの反
射光を対物レンズ20を介し偏光ビームスプリッタ23より
4分割受光器26に入射するように構成されている。
このような光ディスク装置においては、光ディスク1
の半径方向に数ミクロン間隔で多数のトラック又はピッ
トが形成されており、若干の偏心によってもトラックの
位置ずれが大きく、又光ディスク1のうねりによってビ
ームスポットの焦点位置ずれが生じ、これらの位置ずれ
に1ミクロン以下のビームスポットを追従させる必要が
ある。
このため、光学ヘッド2の対物レンズ20を図の上下方
向に移動して焦点位置を変更するフォーカスアクチュエ
ータ(フォーカスコイル)22と、対物レンズ20を図の左
右方向に移動して照射位置をトラック方向に変更するト
ラックアクチュエータ(トラックコイル)21が設けられ
ている。
又、これに対応して、受光器26の受光信号からフォー
カスエラー信号FESを発生し、フォーカスアクチュエー
タ22を駆動するフォーカスサーボ制御部4と、受光器26
の受光信号からトラックエラー信号TESを発生し、トラ
ックアクチュエータ21を駆動するトラックサーボ制御部
3が設けられている。
このようなフォーカスサーボ制御部4は、第6図
(B)の如く、受光器26の出力a〜dからフォーカスエ
ラー信号FESを作成するFES作成回路40と、フォーカスエ
ラー信号FESの微分、比例信号を作成して位相補償する
位相補償回路44と、位相補償回路44の出力を増幅するパ
ワーアンプ47を含むサーボ系で構成され、パワーアンプ
47のドライブ信号DVSでフォーカスアクチュエータ22を
駆動していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
第7図は従来技術の課題説明図である。
ところで、第7図(A)のように、目標トラックにビ
ームスポットBSを位置付ける(トラックアクセスする)
には、光学ヘッド2をモータで移動する又は対物レンズ
20をトラックアクチュエータ21で移動して、ビームスポ
ットBSを光ディスク1の目標トラック10に移動すること
が行われている。
この対物レンズ20をトラックアクチュエータ21で移動
する場合、ビームスポットBSのトラック横断に応じて、
フォーカスエラー信号FES、トラックエラー信号TESは、
第7図(A)のようになり、フォーカスエラー信号FES
にクロストークがあらわれる。
このトラックアクセスに応じて出現するフォーカスエ
ラー信号FESのクロストークの周波数は、ビームスポッ
トBSのトラック横断速度に比例し、高速のトラックアク
セスを行うと、周波数が高くなる。
フォーカスエラー信号FESの周波数が高くなると、サ
ーボゲインはリード/ライト時の特性に合わせて設定さ
れており、位相補償回路44は高周波域を強調するため、
第7図(B)のFES′のように、位相補償された信号の
振幅が極度に大きくなる。
このため、パワーアンプ47の前段では、回路の飽和に
よって第7図(B)のDVSの如く信号がパルス形状とな
り、フォーカスサーボが十分に行えず、トラックサーボ
信号TESが発生しにくくなり、トラックのミスカウント
が生じたりさらに、フォーカスエラーが発生し、フォー
カスサーボの再引込みが必要となるという問題もあっ
た。
従って、本発明は、光ビームのトラック横断中も安定
にフォーカスサーボ制御しうる光学記憶装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理図である。
本発明は、第1図に示すように、光学記憶媒体1に光
ビームを照射し、該光学記憶媒体1からの光を受光して
受光信号を得る光学ヘッド2と、該受光信号からフォー
カスエラー信号を求め、該フォーカスエラー信号を位相
補償した信号に基づいて該光学ヘッド2をサーボ制御す
るフォーカスサーボ制御部4と、レンズの移動を行うレ
ンズシーク手段と、該レンズを搭載した光学ヘッドのシ
ークを行う光学ヘッドシーク手段とを有し、該光ビーム
のフォーカス位置を該光学記憶媒体1に追従制御する光
学記憶装置において、該フォーカスサーボ制御部4に、
該フォーカスエラー信号を進み位相補償する位相補償部
44と、該進み位相補償による信号振幅を抑えるためのサ
ーボゲイン切換部46とを設け、該サーボゲインを該光ビ
ームが該光学記憶媒体1のトラックを横断するレンズシ
ーク動作中は低くし、非横断中及び光学ヘッドシーク動
作中は高くするものである。
〔作用〕
本発明は、レンズシークのトラック横断中には、フォ
ーカスエラー信号FESの高周波に対し回路系の飽和が生
じない低サーボゲインに、トラックの非横断中及びレン
ズを搭載した光学ヘッドのシーク中には、リード/ライ
トにおけるフォーカスサーボ制御を最適に行ないうる高
サーボゲインに切換えることによって、レンズシークの
トラック横断中のフォーカスエラー信号FESによる回路
の飽和を防止し、レンズシークのトラック横断中も安定
にフォーカスサーボ制御できるようにしたものである。
〔実施例〕
(a) 一実施例の構成の説明 第2図は本発明の一実施例ブロック図、第3図は第2
図構成のフォーカスサーボ制御部の要部構成図である。
図中、第1図及び第6図で示したものと同一のものは
同一の記号で示してある。
第2図中、5は制御部であり、マイクロプロセッサ
(MPU)で構成され、フォーカスサーボ制御部4のサー
ボ制御動作をサーボオン信号FSV、フォーカスゼロクロ
ス信号FZC、オフフォーカス信号FOS及びゲイン切換信号
GCSを用いて制御し、且つトラックサーボ制御部3のサ
ーボ制御動作をサーボオン信号TSV、トラックゼロクロ
ス信号TZC、オフトラック信号TOSを用いて制御し、更に
後述するモータを制御して光学ヘッド2の移動を制御す
るものである。
6はステップモータであり、光学ヘッド2を光ディス
クの半径方向に位置決め移動するもの、6aはモータ駆動
回路であり、制御部(以下MPUという)6の移動指示に
応じて、ステップモータ6を移動制御するものである。
30は、TES作成回路であり、4分割受光器26の受光出
力SVa〜SVdから(SVa+SVb)−(SVc+SVd)の演算でト
ラックエラー信号TESを作成するもの、31は全信号作成
回路であり、サーボ出力SVa〜SVdを加え合わせ全反射レ
ベルである全信号DSCを作成するもの、32はAGC(Automa
tic Gain Control)回路であり、トラックエラー信号TE
Sを全信号(全反射レベル)DCSで割り、全反射レベルを
参照値としたAGCを行うものであり、照射ビーム強度や
反射率の変動補正をするものである。
34aはゼロクロス検出器であり、トラックエラー信号T
ESのゼロクロス点を検出し、MPU5へトラックゼロクロス
信号TZCを出力するもの、34bはオフトラック検出回路で
あり、トラックエラー信号TESがプラス方向の一定値Vo
以上になったこと及びマイナス方向の一定値−Vo以下に
なったこと、即ちオフトラック状態になったことを検出
してオフトラック信号TOSをMPU5へ出力するものであ
る。
35はジャンプ信号作成回路であり、レンズシーク実行
のためMPU5からのトラックジャンプ指示に応じてジャン
プ信号(電圧)を発生するもの、37は位相補償回路であ
り、ゲインを与えられたトラックエラー信号TESを微分
し、トラックエラー信号TESの比例分と加え、高域の位
相を進ませるものである。
38はサーボスイッチであり、MPU5のサーボオン信号TS
Vのオンで閉じ、サーボループを閉じ、オフで開き、サ
ーボループを開くもの、39aは反転アンプであり、サー
ボスイッチ38の出力とジャンプ信号作成回路35のジャン
プ信号を加算反転するもの、39はパワーアンプであり、
反転アンプ39aの出力を増幅してトラック駆動電流TDVを
トラックアクチュエータ21に与えるものである。
40はFES作成回路であり、4分割受光器26の各受光部2
6a〜26の受光出力SVa〜SVdからフォーカスエラー信号FE
Sを(SVa+SVc)−(SVb+SVd)の演算で作成するも
の、42はAGC(Automatic Gain Control)回路であり、
フォーカスエラー信号FESを全信号作成回路31からの全
信号(全反射レベル)DSCで割り、全反射レベルを参照
値としたAGCを行うものであり、照射ビーム強度や反射
率の変動補正をするものである。
43aはゼロクロス検出器であり、フォーカスエラー信
号FESのゼロクロス点を検出し、MPU5へフォーカスゼロ
クロス信号FZCを出力するもの、43bはオフフォーカス検
出回路であり、フォーカスエラー信号FESがプラス方向
の一定値Vo以上になったこと及びマイナス方向の一定値
−Vo以下になったこと、即ちオフフォーカス状態になっ
たことを検出してオフフォーカス信号FOSをMPU5へ出力
するものである。
44は位相補償回路であり、ゲインを与えられたフォー
カスエラー信号FESを微分し、フォーカスエラー信号FES
の比例分と加え、高域の位相を進ませるもの、45はサー
ボスイッチであり、MPU5のサーボオン信号FSVのオンで
閉じ、サーボループを閉じ、オフで開き、サーボループ
を開くものである。
46はサーボゲイン切換回路であり、MPU5からのゲイン
切換信号GCSに応じてサーボゲインを高と低のいずれか
に切換えるもの、47はパワーアンプであり、サーボゲイ
ン切換回路46の出力を増幅してフォーカス駆動電流FDV
をフォーカスアクチュエータ22に与えるものである。
第3図において、位相補償回路44は、オペアンプ440
に抵抗rgとコンデンサcgの微分回路と、抵抗Rgの比例回
路を接続し、AGC回路42のフォーカスエラー信号FESの微
分と比例の和の信号、即ちフォーカスエラー信号FESに
位相進み要素を与えた信号FCSをサーボスイッチ45に出
力する。
サーボゲイン切換回路46は、アンプ460に一対のゲイ
ン抵抗R1、R2を並列に設け、且つ抵抗R2のルートにスイ
ッチSWを設け、ゲイン切換信号GCSをオンとし、スイッ
チSWをオンにして、ゲイン抵抗をR1、R2として、ゲイン
を低とし、ゲイン切換信号GCSをオフとし、スイッチSW
をオフにして、ゲイン抵抗をR1のみにし、ゲインを高と
するものである。
(b) 一実施例の動作の説明 第4図は本発明の一実施例トラックアクセス処理フロ
ー図、第5図は本発明の一実施例要部波形図である。
MPU5は、目的IDのリード又はライト指示を受ける
と、RF信号(第6図(A)参照)を復調した読取データ
からID部をリードし、目的とするID(トラック)かを調
べる。
目的IDでなければ、MPU5は現IDと目的IDとの差を求
め、目的IDまではレンズシーク範囲内かを調べる。
目的IDまでの距離(トラック数)が短く、(例えば約
100トラック内)近距離移動であれば、レンズシーク、
即ちトラックアクチュエータ21をジャンプ信号で駆動
し、対物レンズ20(第6図参照)を移動させて目的IDの
トラックへ光ビームを移動させることが可能であり、高
速アクセスできる。
一方、目的IDまでの距離が長く、長距離移動であれば
レンズシークはできず、光学ヘッド2をステッパ(ステ
ップモータ)6で移動する必要がある。
次に、MPU5は、ステッパシーク(レンズシーク不
可)と判定すると、目的IDのトラックまでのステッパ6
のステップ数を計算する。
そして、MPU5は、トラックサーボオン信号TSVをオフ
とし、サーボスイッチ38をオフにし、トラックサーボを
オフとする。
このようなステッパシークの準備をした後に、MPU5
は、モータ駆動回路6aを介しステッパ6を計算したステ
ップ数分回転させ、光学ヘッド2を目的IDのトラックま
で移動する。
この移動は高速移動であり、第5図に示すように、フ
ォーカスエラー信号FESのクロストークは高周波とな
り、位相補償後のFESは周波数が高くなり過ぎるため、
逆に小さくなる。
従って、ステッパシーク中はリード/ライト時の安定
なサーボゲイン、即ちサーボの強さが得られ、リード/
ライト特性を安定化する。
更に、MPU5は、トラックサーボオン信号TSVをオンと
し、サーボスイッチ38をオンにし、トラックサーボをオ
ンとし、トラックサーボの引込みを行って、ステップ
のID確認に戻る。
一方、ステップで、レンズシークを判定すると、
MPU5は、サーボゲイン切換信号GCSをオンとし、フォー
カスサーボ制御部4のサーボゲイン切換回路46のスイッ
チSWをオンとし、サーボゲインを低とする。
そして、MPU5は、ジャンプ信号作成回路35に移動トラ
ック数分のジャンプ信号の発生を指示し、これによって
反転アンプ39a、パワーアンプ39を介し、トラックアク
チュエータ21が駆動され、対物レンズ20をトラック方向
に移動し、光ビームを目的IDのトラックに移動する。
この時、MPU5は、トラックゼロクロス信号TZCを監視
して、所望トラック数分移動したかを確認しながら、ジ
ャンプ信号作成回路35を制御する。
この移動は、ステッパシークより低速だが、高速移動
であり、第5図に示すように、フォーカスエラー信号FE
Sのクロストークは高周波となり、位相補償後のFESは高
周波成分が強調され、大となるが、サーボゲインが低の
ため、飽和が生ぜず、安定なフォーカスサーボ制御がト
ラック横断中も実現できる。
この移動終了後に、MPU5は、サーボゲイン切換信号GC
Sをオフに戻し、フォーカスサーボ制御部4のサーボゲ
イン切換回路46のスイッチSWをオフとし、サーボゲイン
を高に戻す。
そして、ステップのID確認に戻る。
このようにして、ステップでID部のリードによ
り、光ビームが目的IDのトラックにあると判断すると、
ステッパシーク又はレンズシークのいずれか一方又は両
方で光ビームは目的IDのトラックに移動完了とみなし
て、終了する。
以上のように、レンズシークによる光ビームのトラッ
ク横断中は、サーボゲインを低とし、フォーカスエラー
信号FESの飽和が生じないようにしているので、高速で
トラック横断しても、フォーカスサーボの安定性は損な
われない。
(c) 実施例の説明 上述の実施例では、ステッパシーク中とレンズシーク
中の全てのトラック横断時に、サーボゲインを低として
いるが、ステッパシークは、一般に時間が長く、高速の
ため、フォーカスエラー信号がサーボ帯域を越える場合
があり、又サーボゲインが低いと、外乱に対しサーボの
力が弱くなる。
このため、このようなことが問題となるので、ステッ
パシーク中は、サーボゲインの切換えをせず、レンズシ
ーク中のみ行っている。
又、上述の実施例では、ゲイン切換回路46をサーボス
イッチ45の後段に設けているが、AGC回路42の後段等要
するに飽和が生じる回路の前段に設けておけばよく、ゲ
イン切換回路の構成も実施例のものに限られない。
更に、反射型の光ディスク装置で説明したが、透過型
のものに適用してもよく、受光器26も4分割受光器の例
で説明したが、2分割受光器等周知のトラックエラー信
号を得られる受光器を用いることもでき、トラックエラ
ー信号の作成もプシュプル法に限られない。
しかも、RF信号受光用の受光器を4分割受光器26と別
に設けてもよく、トラックサーボのアクチュエータも対
物レンズ20を移動するもののみならず、光学系のミラー
の回動によってスポット光を移動するものと、対物レン
ズ20の移動を併用するものを用いてもよい。
以上本発明を実施例により説明したが、本発明は本発
明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明からこ
れらを排除するものではない。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、次の効果を奏
する。
:光学ヘッドシークの場合高ゲインにしておくので、
外乱に対しサーボの力が強くなり、光学ヘッドシーク中
安定したサーボを保持することができる。即ち、高速シ
ーク中の強烈な加減速にフォーカスサーボが耐えられる
(振られない)ようになる。従って、急加減速が可能と
なり、シーク時間を短縮させることができる。
:レンズシーク中は、低ゲインとし、フォーカスエラ
ー信号の飽和が生じないようにしているので、レンズシ
ーク中フォーカスサーボの安定したサーボを保持するこ
とができる。
:光学ヘッドシーク、レンズシークそれぞれに適した
ゲイン設定を行っているので、安定したフォーカスサー
ボ制御を実現でき、光ビームを目標位置に対して高速に
安定に位置付けすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、 第2図は本発明の一実施例ブロック図、 第3図は第2図構成の要部構成図、 第4図は本発明の一実施例トラックアクセス処理フロー
図、 第5図は本発明の一実施例要部波形図、 第6図は従来技術の説明図、 第7図は従来技術の課題説明図である。 図中、1……光ディスク、 2……光学ヘッド、 4……フォーカスサーボ制御部、 46……サーボゲイン切換回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学記憶媒体に光ビームを照射し、該光学
    記憶媒体からの光を受光して受光信号を得る光学ヘッド
    と、 該受光信号からフォーカスエラー信号を求め、該フォー
    カスエラー信号を位相補償した信号に基づいて該光学ヘ
    ッドをサーボ制御するフォーカスサーボ制御部と、 レンズの移動を行うレンズシーク手段と、 該レンズを搭載した光学ヘッドのシークを行う光学ヘッ
    ドシーク手段とを有し、 該光ビームのフォーカス位置を該光学記憶媒体に追従制
    御する光学記憶装置において、 該フォーカスサーボ制御部に、 該フォーカスエラー信号を進み位相補償する位相補償部
    と、 該進み位相補償による信号振幅を抑えるためのサーボゲ
    イン切換部とを設け、 該サーボゲインを該光ビームが該光学記憶媒体のトラッ
    クを横断するレンズシーク動作中は低くし、非横断中及
    び光学ヘッドシーク動作中は高くすることを特徴とした
    光学記憶装置。
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