JP2754952B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2754952B2
JP2754952B2 JP13952191A JP13952191A JP2754952B2 JP 2754952 B2 JP2754952 B2 JP 2754952B2 JP 13952191 A JP13952191 A JP 13952191A JP 13952191 A JP13952191 A JP 13952191A JP 2754952 B2 JP2754952 B2 JP 2754952B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直方向および水平方
向の移動によって生産工程間におけるワークの搬送を行
なう搬送装置に関し、とくに装置の小型化が可能な搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の生産工場等の生産ラインでは、
部品または組立品を前工程から後工程に搬送するために
搬送装置が用いられる。生産工程間における搬送装置
は、垂直方向の移動と水平方向の移動とを組合せて搬送
を行なう、いわゆる2軸タイプのものが多く用いられて
いる。
【0003】図6ないし図7は、従来の搬送装置の一例
を示している。図中、1は本体フレームを示している。
本体フレーム1には、水平方向に延びる2本のレール2
が取付けられている。本体フレーム1の2本のレール2
の間には、水平方向に延びる送りねじ3が回転可能に取
付けられている。送りねじ3は、本体フレーム1の端面
に設けられた送り用モータ4と連結されている。
【0004】本体フレーム1の各レール2には、スライ
ド軸受5を介して送りテーブル6が水平方向に移動可能
に取付けられている。送りテーブル6には、送りナット
7が設けられている。送りナット7は、本体フレーム1
側の送りねじ3と螺合しており、送り用モータ4によっ
て送りねじ3が回転駆動されると、送りテーブル6は水
平方向に移動するようになっている。
【0005】送りテーブル6には、昇降ユニット10が
設けられている。昇降ユニット10は、昇降フレーム1
1、送りねじ12、送り用モータ13、レール14、ス
ライド軸受15、昇降テーブル16等から構成されてい
る。昇降フレーム11は、直接送りテーブル6に取付け
られている。昇降フレーム11には、垂直方向に延びる
送りねじ12が回転可能に取付けられている。送りねじ
12は、昇降フレーム11の上面に設けられた送り用モ
ータ13と連結されている。昇降フレーム11には、2
本のレール14が取付けられている。各レール14に
は、スライド軸受15を介して昇降テーブル16が垂直
方向に移動可能に取付けられている。昇降テーブル16
には、図示されない送りナットが取付けられている。送
りナットは、昇降フレーム11側の送ねじ12と螺合し
ており、送り用モータ13によって送ねじ12が回転駆
動されると、昇降テーブル16は垂直方向に移動するよ
うになっている。
【0006】昇降ユニット10には、水平方向に延びる
トランスファバー18が取付けられている。トランスフ
ァバー18には、所定の間隔をおいて3つのチャック1
9a、19b、19cが取付けらている。チャック19
a、19b、19cは、たとえば自動車のプレス部品の
ワークを保持する機能を有している。
【0007】このように構成された従来の搬送装置にお
いては、本体フレーム1側の送り用モータ4の回転によ
ってトランスファバー18が水平方向に移動し、昇降フ
レーム11側の送り用モータ13の回転によってトラン
スファバー18が垂直方向(上下方向)に移動する。ト
ランスファバー18には、複数のチャック19a、19
b、19cが設けられているので、一度に複数のワーク
を前工程から後工程に搬送することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6お
よび図7に示す搬送装置では、送りテーブル6に昇降ユ
ニット10およびトランスファバー18の重量がすべて
かかるため、つぎのような問題が生じていた。 送り
テーブルに作用する荷重が大となるため、送りテーブル
の剛性を大にすることが必要となり、装置が大形化して
しまう。 送りテーブルに作用する荷重が大となるた
め、送りテーブルを移動させるためには大きな駆動力が
必要となる。そのため、駆動モータの容量を大きくしな
ければならず、モータの大形化によって装置が大形化す
る。 トランスファバーの剛性が小さいと、搬送時の
トランスファバーの振れが大きくなり、ワークを精度よ
く搬送できない。ワークの搬送精度を高めるためトラン
スファバーの剛性を大にすると、上述と同様に装置が大
型化してしまう。
【0009】本発明は、上記の問題に着目し、ワークを
垂直方向および水平方向に移動させて生産工程間におけ
るワークの搬送を行なう搬送装置において、装置の機能
を損なうことなく装置の小型化が可能な搬送装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明に
係る搬送装置は、所定の位置に固定される本体フレーム
と、前記本体フレームに対して水平方向に移動可能に設
けられる第1のテーブルと、前記本体フレームに対して
垂直方向に移動可能に設けられる第2のテーブルと、前
記第2のテーブルに水平方向に移動可能に保持され、搬
送物を保持する保持手段が設けられるトランスファバー
と、前記トランスファバーと前記第1のテーブルとを水
平方向のみで係合させる係合手段と、前記本体フレーム
に設けられ、前記第1のテーブルを水平方向に駆動する
第1の駆動手段と、前記本体フレームに設けられ、前記
第2のテーブルを垂直方向に駆動する第2の駆動手段
と、前記本体フレームに設けられ、前記トランスファバ
ーの水平方向および垂直方向以外の動きを規制しトラン
スファバーの振れを抑制する振れ止め手段と、を具備し
たものから成る。
【0011】
【作用】このように構成された搬送装置においては、本
体フレームに対して垂直方向に移動可能に設けられる第
2のテーブルに、トランスファバーは水平方向に移動可
能に保持される。本体フレームに対して水平方向に移動
可能に設けられる第1のテーブルとトランスファバーと
は、係合手段によって水平方向にのみ係合可能となって
いる。そのため、第1の駆動手段によって第1のテーブ
ルを駆動させることにより、トランスファバーは第1の
テーブルとともに、水平方向に移動することになる。ま
た、第2の駆動手段によって第2のテーブルを駆動させ
ることにより、トランスファバーは第2のテーブルとと
もに、垂直方向に移動することになる。このように、ト
ランスファバーの水平方向の移動は第1のテーブルの移
動によって行ない、トランスファバーの垂直方向の移動
は第2のテーブルの移動によって行なうので、一方のテ
ーブルに著しい負荷がかかることがなくなり、一方のテ
ーブルの剛性を大にする必要もなくなり、駆動モータの
容量も小にすることができる。
【0012】また、本体フレームには、トランスファバ
ーの水平方向および垂直方向以外の動きを規制する振れ
止め手段が設けられるので、トランスファバーが長くな
っても剛性を著しく高める必要もなくなる。したがっ
て、トランスファバーが長い場合でも、ワークの搬送精
度を確保するためにトランスファバーの剛性をとくに高
める必要もなく、装置の小型化がはかれる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係る搬送装置の望ましい実
施例を、図面を参照して説明する。図1ないし図5は、
本発明の一実施例を示しており、とくに所定の間隔で配
置された複数の工程間におけるワークの搬送に適用した
場合を示している。図1は、搬送装置31を示してお
り、搬送装置31は、本体フレーム41、第1のテーブ
ル61、第2のテーブル71、トランスファバー81、
係合手段91、第1の駆動手段101、第2の駆動手段
111、振れ止め手段121とから構成されている。
【0014】本体フレーム41は、図2に示すように、
水平方向に延びるベース台42を有している。ベース台
42には、水平移動用フレーム51と垂直移動用フレー
ム61が取付けられている。水平移動用フレーム51
は、ベース台42から下方に延びている。水平移動用フ
レーム51は、一対のレール台52と補強板53、54
と取付板55とから構成されている。一方のレール台5
2と他方のレール台52は、所定の間隔をもって配置さ
れている。各レール台52は、補強板53によって連結
されている。補強板53には、干渉防止用の切欠部が設
けられている。他方の補強板54は、一方のレール台5
2とベース台42とを連結する補強材として機能してい
る。取付板55は、下方に延びており、その頂部はベー
ス台42の端部に固定されている。取付板55の一方の
側面には、各レール台52の端面および補強板53、5
4の端面が接合されている。各レール台52には、水平
方向に延びるレール56が取付けられている。レール5
6は、直線運動軸受が装着可能となっている。
【0015】ベース台42の水平移動用フレーム51と
対向する位置には、垂直移動用フレーム61が取付けら
れている。垂直移動用フレーム61は、ベース台42か
ら下方に延びている。垂直移動用フレーム61は、一対
のレール台67と補強板68、69と取付板65とから
構成されている。一方のレール台62と他方のレール台
62は、所定の間隔をもって配置されている。各レール
台67は、補強板68によって連結されている。補強板
68には、干渉防止用の切欠部が設けられている。取付
板65は下方に延びており、その頂部はベース台42の
端部に固定されている。各レール台67の他端面は、取
付板65の側面と接合されている。取付板65の下端部
には、補強板69が取付けられている。各レール台67
には、垂直方向に延びるレール66が取付けられてい
る。レール66には、直線運動軸受が装着可能となって
いる。
【0016】水平移動用フレーム51には、第1のテー
ブル61が水平方向Xに移動可能に設けられている。第
1のテーブル61は、送りテーブル62、直線運動軸受
63、送りナットケース64、送り用ナット65とから
構成されている。直線運動軸受63は、水平移動用フレ
ーム51のレール56に摺動自在に装着されている。直
線運動軸受63には、送りテーブル62が取付けられて
いる。この状態では、送りテーブル62は水平方向に移
動自在となっている。送りテーブル62の直線運動軸受
63が取付けられている側面には、送りナットケース6
4が設けられている。送りナットケース64には、送り
用ナット65が収納されている。
【0017】垂直移動用フレーム61には、第2のテー
ブル71が垂直方向Zに移動可能に設けられている。第
2のテーブル71は、送りテーブル72、直線運動軸受
73、送りナットケース74、送り用ナット75、直線
運動軸受76とから構成されている。直線運動軸受73
は、垂直移動用フレーム61のレール66に摺動自在に
装着されている。直線運動軸受73には、送りテーブル
72が取付けられている。この状態では、送りテーブル
72は垂直方向(Z方向)に移動自在となっている。送
りテーブル72の直線運動軸受73が取付けられている
側面には、送りナットケース74が設けられている。送
りナットケース74には、送り用ナット75が収納され
ている。
【0018】送りテーブル72の反対側の側面には、別
の直線運動軸受76が取付けられている。直線運動軸受
76には、トランスファバー81が水平方向に移動自在
に保持されている。トランスファバー81は、水平方向
に延び断面形状が略長方形をした棒状部材から構成され
ている。トランスファバー81には、図1に示すよう
に、ワークを保持する保持手段としての3つのチャック
85が取付けられている。
【0019】第1のテーブル61とトランスファバー8
1は、係合手段91を介して水平方向にのみ係合可能と
なっている。係合手段91は、第1のテーブル61側に
設けられる第1の係合部92とトランスファバー81側
に設けられる第2の係合部95とから構成されている。
第1の係合部92は、第1のテーブル61の送りテーブ
ル62に取付けられた帯状のプレート92a、92bを
有している。プレート92aとプレート92bとは、所
定の間隔をもって配置されており、これによって第1の
テーブル61側には、垂直方向に延びるガイド溝93が
形成されている。第2の係合部95は、トランスファバ
ー81に取付けられたローラ95aと軸95bから構成
されている。ローラ95aは軸95bに回転自在に保持
されている。ローラ95aは、第1のテーブル61側の
ガイド溝93に沿って転動するようになっている。
【0020】本体フレーム41の水平移動用フレーム5
1には、第1のテーブル61を水平方向に駆動する第1
の駆動手段101が設けられている。第1の駆動手段1
01は、送り用モータ102、送りねじ103、軸受1
04から構成されている。送りねじ103は、水平方向
に延びる雄ねじであり、上述した第1のテーブル61の
送り用ナット65と螺合している。送りネジ103は、
軸受104によって回転自在に保持されている。送りね
じ103の一端は、送り用モータ102と連結されてお
り、送り用モータ102によって送りネジ103が回転
駆動されるようになっている。送りネジ103が回転駆
動されると、第1のテーブル61はレール56に沿って
水平方向Xに移動するようになっている。
【0021】本体フレーム41のベース台42には、第
2のテーブル71を垂直方向に駆動する第2の駆動手段
111が設けられている。第2の駆動手段111は、送
りモータ12、送りネジ113、軸受114から構成さ
れている。送りねじ113は、垂直方向に延びる雄ねじ
であり、上述した第2のテーブル71の送りナット75
と螺合している。送りねじ113は、軸受114によっ
て回転自在に保持されている。送りねじ113の一端
は、送り用モータ112と連結されており、送り用モー
タ112によって送りネジ113が回転駆動されるよう
になっている。送りねじ113が回転駆動されると、第
2のテーブル71はレール66に沿って垂直方向Zに移
動するようになっている。
【0022】本体フレーム41のベース台42の両端部
には、トランスファバー81の水平方向および垂直方向
以外の動きを規制し、トランスファバー81の振れを防
止する振れ止め手段121が設けられている。振れ止め
手段121は、ガイドフレーム部122と保持テーブル
131とから構成されている。ガイドフレーム部122
は、連結板123、取付板124、補強板125、レー
ル126とから構成されている。連結板123は、ベー
ス台42と連結されている。連結板123には、下方に
延びる取付板124が接合されている。取付板124の
一側は上端が連結板124と接合される補強板125に
よって補強されている。取付板124には、垂直方向に
延びるレール126が取付けられている。
【0023】保持テーブル131は、テーブル132、
直線運動軸受133、134から構成されている。一方
の直線運動軸受133は、レール126に装着されるも
のであり、他方の直線運動軸受134はトランスファバ
ー81を保持するものである。上述のようにレール12
6に装着された直線運動軸受133には、テーブル13
2が取付けられており、テーブル132にはトランスフ
ァバー81を水平方向に移動自在に保持する直線運動軸
受134が取付けられている。これによって、トランス
ファバー81は、水平および垂直方向のみに移動可能と
なり、これ以外の方向の動きが規制されるようになって
いる。
【0024】つぎに、上記の搬送装置における作用につ
いて説明する。生産ラインの各工程の作業が完了する
と、各工程のワーク(搬送物)の搬送が搬送装置31に
よって行なわれる。ここで、第2の駆動手段111の送
りモータ112が回転すると、送りねじ113の回転駆
動によって第2のテーブル71が下方に移動される。ト
ランスファバー81は、第2のテーブル71側に保持さ
れているので、トランスファバー81は第2のテーブル
71の下降に伴って下降し、送りモータ112の回転停
止によって所定の位置でトランスファバー81の下降が
停止される。トランスファバー81には、3つのチャッ
ク85が設けられており、この状態では3つのチャック
85は、図示されない各工程のワークの直上にそれぞれ
位置決めされる。
【0025】つぎに、各工程のワークは、各チャック8
5によって搬送可能な状態に保持される。ワークの保持
が完了すると、第2の駆動手段111の送りモータ11
2が逆回転され、送ねじ113の回転によって第2のテ
ーブル71が上方に移動される。これによって、トラン
スファバー81に取付けられた3つのチャック85が同
時に上昇し、各工程のワークが引上げられる。ワークが
所定の高さまで上昇すると、第2の駆動手段111の送
りモータ112の回転が停止され、第1の駆動手段10
1の送りモータ102の回転が開始される。なお、トラ
ンスファバー81の昇降時には、トランスファバー81
に取付けられたローラ95aは、第1のテーブル61側
のガイド溝93に沿って転動するが、ローラ95aは水
平方向にのみ第1のテーブル61と係合可能となるの
で、第2の駆動手段111の送りモータ112が回転す
るのみの状態ではトランスファバー81は水平方向に移
動しない。
【0026】本実施例ではトランスファバー81の垂直
方向の移動はこのトランスファバー81を水平方向に移
動可能に保持する第2のテーブル71によって行ない、
トランスファバー81の水平方向の移動は係合手段91
を介して第1のテーブル61で行なうようにしているの
で、第1のテーブル61のみに過大な荷重が作用するこ
とがなくなる。したがって、第1のテーブル61を大型
化し剛性を大にする必要もなくなり、駆動モータの小型
化もはかれる。
【0027】ワークが所定の高さまで持ち上げられる
と、第1の駆動手段101の送りモータ102の回転が
開始され、送りねじ103の回転駆動によって第1のテ
ーブル61が水平方向に移動される。トランスファバー
81は、上述したようにローラ95aを介して第1のテ
ーブル61のガイド溝93と水平方向に係合可能となっ
ているので、第1のテーブル61が水平方向に移動する
と、トランスファバー81がこれに伴って水平方向に移
動し、チャック85によって保持されたワークの搬送が
行なわれる。ワークが次工程の所定位置の直上に位置決
めされると、第1の駆動手段101の送りモータ102
の回転が停止され、第2の駆動手段111の送りモータ
112の回転が開始され、送りねじ113の回転駆動に
よって第2のテーブル71が下降し、これに伴ってトラ
ンスファバー81が所定の位置まで下降される。この状
態では、トランスファバー81に取付けられたチャック
85に保持されたワークが所定の位置に位置決めされ、
ワークの搬送が完了する。
【0028】トランスファバー81は、複数の工程間の
ワークの搬送を同時に行なうので全長が長くなり、ワー
クの搬送時には振れが大きくなるが、トランスファバー
81の自由端側は振れ止め手段121によって保持され
ているので、振れが防止され、ワークの位置決め精度が
高められる。
【0029】ワークが次工程に搬送されると、チャック
85によるワークの保持が解除され、チャック85はト
ランスファバー81の再上昇によって上昇される。その
後、トランスファバー81は、第1のテーブル61の水
平方向の移動によって原位置に戻される。以下、同様の
動きが繰返えされ、ワークの搬送が順次行なわれる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る搬送
装置によるときは。本体フレームに対して垂直方向に移
動可能な第2のテーブルにトランスファバーを水平方向
に移動可能に保持させ、本体フレームに対して移動可能
な第1のテーブルとトランスファバーとを水平方向にの
み係合する係合手段を介して係合させ、第1のテーブル
を第1の駆動手段によって水平方向に駆動するととも
に、第2のテーブルを第2の駆動手段によって垂直方向
に駆動するようにしたので、従来装置のように一方のテ
ーブルに著しい荷重がかかることがなくなる。したがっ
て、一方のテーブルの剛性を大にする必要もなくなり、
駆動モータの容量も小さくすることができる。その結
果、搬送装置を小型化することができ、多種多様の生産
装置が配置される自動車生産ラインにおいては、装置の
設置スペースの確保が容易になり、他の装置との干渉に
対しても有利となる。
【0031】また、トランスファバーの振れが振れ止め
手段によって抑制されるので、トランスファバーが長い
場合でもトランスファバーの剛性を高める必要もなくな
る。これにより、トランスファバーの大型化を招くこと
なく、ワーク搬送時の位置決め精度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る搬送装置の正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図5】図2の送りテーブルの正面図である。
【図6】従来の搬送装置の一例を示す正面図である。
【図7】図6のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
31 搬送装置 41 本体フレーム 61 第1のテーブル 71 第2のテーブル 81 トランスファバー 85 保持手段 91 係合手段 101 第1の駆動手段 111 第2の駆動手段 121 振れ止め手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の位置に固定される本体フレーム
    と、前記本体フレームに対して水平方向に移動可能に設
    けられる第1のテーブルと、前記本体フレームに対して
    垂直方向に移動可能に設けられる第2のテーブルと、前
    記第2のテーブルに水平方向に移動可能に保持され、搬
    送物を保持する保持手段が設けられるトランスファバー
    と、前記トランスファバーと前記第1のテーブルとを水
    平方向のみで係合させる係合手段と、前記本体フレーム
    に設けられ、前記第1のテーブルを水平方向に駆動する
    第1の駆動手段と、前記本体フレームに設けられ、前記
    第2のテーブルを垂直方向に駆動する第2の駆動手段
    と、前記本体フレームに設けられ、前記トランスファバ
    ーの水平方向および垂直方向以外の動きを規制しトラン
    スファバーの振れを抑制する振れ止め手段と、を具備し
    たことを特徴とする搬送装置。
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