JP2754716B2 - Adpcm再生装置 - Google Patents
Adpcm再生装置Info
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- JP2754716B2 JP2754716B2 JP10691789A JP10691789A JP2754716B2 JP 2754716 B2 JP2754716 B2 JP 2754716B2 JP 10691789 A JP10691789 A JP 10691789A JP 10691789 A JP10691789 A JP 10691789A JP 2754716 B2 JP2754716 B2 JP 2754716B2
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、CD−I(コンパクト・ディスク・インタ
ラクティブ)またはCD−ROM XA等から読出されるADPCM
データを再生する際に用いて好適なADPCM再生装置に関
する。
ラクティブ)またはCD−ROM XA等から読出されるADPCM
データを再生する際に用いて好適なADPCM再生装置に関
する。
「従来の技術」 CD−Iのリアルタイムファイルは、オーディオデー
タ、ビデオデータ、およびプログラムデータをインター
リーブしてディスク上に配置したファイルであり、再生
はそれぞれのデータの同期をとって行われる。このリア
ルタイムファイルの中には、PCMデータを1/2,1/4,1/8,1
/16に圧縮したリアルタイム再生用のADPCMデータも含ま
れている。
タ、ビデオデータ、およびプログラムデータをインター
リーブしてディスク上に配置したファイルであり、再生
はそれぞれのデータの同期をとって行われる。このリア
ルタイムファイルの中には、PCMデータを1/2,1/4,1/8,1
/16に圧縮したリアルタイム再生用のADPCMデータも含ま
れている。
ここで、CD−DA(コンパクト・ディスク・オーディ
オ、いわゆるCD)のPCMデータを圧縮したADPCMデータ
が、正しくリアルタイム処理されるように、データブロ
ックをインターリーブ配置した場合のディスク上のデー
タの状態を第6図に示す。図示の「・」の記号は、イン
ターリーブにより他のデータ(例えば、ビデオデータ、
プログラムデータ等)を入れることができる位置を示し
ている。また、第7図は、CD−DAのPCMデータとCD−I
のADPCMデータとの間のデータ量と再生時間との関係を
示している。
オ、いわゆるCD)のPCMデータを圧縮したADPCMデータ
が、正しくリアルタイム処理されるように、データブロ
ックをインターリーブ配置した場合のディスク上のデー
タの状態を第6図に示す。図示の「・」の記号は、イン
ターリーブにより他のデータ(例えば、ビデオデータ、
プログラムデータ等)を入れることができる位置を示し
ている。また、第7図は、CD−DAのPCMデータとCD−I
のADPCMデータとの間のデータ量と再生時間との関係を
示している。
次に、ADPCMデータのリアルタイム再生について説明
する。一例として、簡単化のために、リアルタイムに流
れるデータストリームとしてCD−IのレベルAのステレ
オADPCMデータを2チャネルインターリーブしたリアル
タイムファイルを想定する。第8図(イ)は、このよう
なリアルタイムファイルの一部のイメージ(ディスクイ
メージ)を示している。図示のように、チャネルのデ
ータ−I,−II……と,チャネルのデータ−I,
−II……とが相互に配置されている。第8図(ロ)は、
送り側の判定処理を示しており、○が転送、×が非転送
を示している。図示の例では、チャネルの再生が指示
されており、このため、データ−Iが転送、データ
−Iが非転送、データ−IIが転送、データ−IIが非
転送……というように処理されている。また、第8図
(ハ)は受け側の処理を示しており、○が再生許可を示
している。チャネルの再生が指示されている場合は、
送り側の処理によって転送されたチャネルのデータを
1ブロック毎に再生許可している。そして、第8図
(ニ)に示すように、チャネルのデータがオーディオ
信号として再生されていく。
する。一例として、簡単化のために、リアルタイムに流
れるデータストリームとしてCD−IのレベルAのステレ
オADPCMデータを2チャネルインターリーブしたリアル
タイムファイルを想定する。第8図(イ)は、このよう
なリアルタイムファイルの一部のイメージ(ディスクイ
メージ)を示している。図示のように、チャネルのデ
ータ−I,−II……と,チャネルのデータ−I,
−II……とが相互に配置されている。第8図(ロ)は、
送り側の判定処理を示しており、○が転送、×が非転送
を示している。図示の例では、チャネルの再生が指示
されており、このため、データ−Iが転送、データ
−Iが非転送、データ−IIが転送、データ−IIが非
転送……というように処理されている。また、第8図
(ハ)は受け側の処理を示しており、○が再生許可を示
している。チャネルの再生が指示されている場合は、
送り側の処理によって転送されたチャネルのデータを
1ブロック毎に再生許可している。そして、第8図
(ニ)に示すように、チャネルのデータがオーディオ
信号として再生されていく。
ところで、上述したADPCM再生装置においては、チャ
ネル変更のタイミングによっては、ノイズが発生すると
いう問題があった。ここで、ノイズ発生の可能制がある
状態を説明する。
ネル変更のタイミングによっては、ノイズが発生すると
いう問題があった。ここで、ノイズ発生の可能制がある
状態を説明する。
今、チャネルが指示されており、第9図(イ)に示
す時刻t1に送り側にデータ−Iが到着したとする。こ
のデータ−Iは、チャネルが指示されたチャネルに一
致しているため、送り側が転送する(第9図(ロ)参
照)。このデータ−Iは、時刻t2において受け側に許
可され、オーディオ信号として再生される(第9図
(ハ)、(ニ)参照)。また、時刻t2においては、デー
タ−Iが到着するが、これは送り側において破棄され
非転送となる(第9図(ロ)参照)。次に、時刻t3にお
いて、データ−IIが到着すると、送り側はこれを転送
する(第9図(ロ))。このデータは時刻t5において受
け側に受け入れられ(第9図(ニ)参照)、処理が開始
される。一方、時刻t3〜t5の間の時刻t4において、チャ
ネル変更の指示があると、次に転送されるデータは、時
刻t5に到着するデータ−IIである。そして、データ
−IIは時刻t6において、受け側に受け入れられ、この時
点からデータ−IIの処理を中断してデータ−IIの処
理が開始される。この中断は、データ−IIの再生中に
行われるためノイズが発生する。また、時刻t6において
は、データ−IIIが到達するが、送り側は非転送と判
定してこのデータを破棄し、時刻t7において到着するデ
ータ−IIIを次に転送する。
す時刻t1に送り側にデータ−Iが到着したとする。こ
のデータ−Iは、チャネルが指示されたチャネルに一
致しているため、送り側が転送する(第9図(ロ)参
照)。このデータ−Iは、時刻t2において受け側に許
可され、オーディオ信号として再生される(第9図
(ハ)、(ニ)参照)。また、時刻t2においては、デー
タ−Iが到着するが、これは送り側において破棄され
非転送となる(第9図(ロ)参照)。次に、時刻t3にお
いて、データ−IIが到着すると、送り側はこれを転送
する(第9図(ロ))。このデータは時刻t5において受
け側に受け入れられ(第9図(ニ)参照)、処理が開始
される。一方、時刻t3〜t5の間の時刻t4において、チャ
ネル変更の指示があると、次に転送されるデータは、時
刻t5に到着するデータ−IIである。そして、データ
−IIは時刻t6において、受け側に受け入れられ、この時
点からデータ−IIの処理を中断してデータ−IIの処
理が開始される。この中断は、データ−IIの再生中に
行われるためノイズが発生する。また、時刻t6において
は、データ−IIIが到達するが、送り側は非転送と判
定してこのデータを破棄し、時刻t7において到着するデ
ータ−IIIを次に転送する。
以上のように、従来のADPCM再生装置にあっては、チ
ャネル変更のタイミングによっては、前のデータの処理
が中断されるために、ノイズが発生する場合が生じる。
ャネル変更のタイミングによっては、前のデータの処理
が中断されるために、ノイズが発生する場合が生じる。
「発明が解決しようとする課題」 上述のノイズ発生を防止するために、必要なブロック
データだけをデータの転送元でソフトウエア処理によっ
て選択する装置が開発された(特願平1−506643号)。
しかし、この装置にあっては、転送元のソフトウエアの
負担が大きいという欠点があった。また、受取側の条件
によっては、転送元の動作に悪影響を与えるという問題
があった。例えば、受取側の条件によっては、バッファ
メモリがレディ状態ではないことがあり、この時に、転
送元にディスク等がらブロックデータが送られてきた場
合には、転送元でオーバーランエラーが発生する。
データだけをデータの転送元でソフトウエア処理によっ
て選択する装置が開発された(特願平1−506643号)。
しかし、この装置にあっては、転送元のソフトウエアの
負担が大きいという欠点があった。また、受取側の条件
によっては、転送元の動作に悪影響を与えるという問題
があった。例えば、受取側の条件によっては、バッファ
メモリがレディ状態ではないことがあり、この時に、転
送元にディスク等がらブロックデータが送られてきた場
合には、転送元でオーバーランエラーが発生する。
この発明は、上述した事情に鑑みてなかれたもので、
ノイズを防止することができるとともに、転送元のソフ
トウエアに負担がかからず、かつ、受取側の条件によっ
て転送元が悪影響を受けないADPCM再生装置を提供する
ことを目的としている。
ノイズを防止することができるとともに、転送元のソフ
トウエアに負担がかからず、かつ、受取側の条件によっ
て転送元が悪影響を受けないADPCM再生装置を提供する
ことを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明は、上記課題を解決するために、インターリ
ーブされたADPCMデータを出力するADPCMデータ出力手段
と、このADPCMデータ出力手段から転送されるデータを
一旦バッファメモリに書き込み、このバッファメモリに
書き込まれたADPCMデータを順次読出してADPCMデータの
再生を行うADPCMデータ処理部とを具備するADPCMデータ
再生装置において、前記ADPCMデータ処理部は、前記ADP
CMデータ出力手段からのデータ転送要求に対し転送許可
信号を出力する転送許可制御手段と、前記転送許可信号
が出力された際における前記ADPCMデータ出力手段から
のADPCMデータの取り込み、または廃棄を選択する選択
手段とを具備することを特徴としている。
ーブされたADPCMデータを出力するADPCMデータ出力手段
と、このADPCMデータ出力手段から転送されるデータを
一旦バッファメモリに書き込み、このバッファメモリに
書き込まれたADPCMデータを順次読出してADPCMデータの
再生を行うADPCMデータ処理部とを具備するADPCMデータ
再生装置において、前記ADPCMデータ処理部は、前記ADP
CMデータ出力手段からのデータ転送要求に対し転送許可
信号を出力する転送許可制御手段と、前記転送許可信号
が出力された際における前記ADPCMデータ出力手段から
のADPCMデータの取り込み、または廃棄を選択する選択
手段とを具備することを特徴としている。
「作用」 前記選択手段により、転送データの破棄が選択される
と、転送許可信号は見せかけの信号となるが、ADPCMデ
ータ出力手段は、この信号を受けることによってデータ
の転送を行う。したがって、ADPCMデータ処理部が転送
データをレディ状態でないときは、破棄を選択すれば転
送データによってバッファメモリ内のデータが破壊され
ることがなく、しかも、ADPCMデータ出力手段側にオー
バーラン等が発生することもない。
と、転送許可信号は見せかけの信号となるが、ADPCMデ
ータ出力手段は、この信号を受けることによってデータ
の転送を行う。したがって、ADPCMデータ処理部が転送
データをレディ状態でないときは、破棄を選択すれば転
送データによってバッファメモリ内のデータが破壊され
ることがなく、しかも、ADPCMデータ出力手段側にオー
バーラン等が発生することもない。
「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明
する。
する。
第1図は、この発明の一実施例の構成を示すブロック
図である。図において、1はディスクであり、CDドライ
ブ2によってデータの読み取りが行われるようになって
いる。CDドライブ2は、サブMPU3によってその動作が制
御されるようになっている。4はCDドライブ2によって
読み出されたデータを処理するCDドライブコントローラ
であり、サブMPU3の制御の下に動作する。5はCDドライ
ブコントローラ4が処理するデータを一時記憶するバッ
ファメモリ(SRAM)である。
図である。図において、1はディスクであり、CDドライ
ブ2によってデータの読み取りが行われるようになって
いる。CDドライブ2は、サブMPU3によってその動作が制
御されるようになっている。4はCDドライブ2によって
読み出されたデータを処理するCDドライブコントローラ
であり、サブMPU3の制御の下に動作する。5はCDドライ
ブコントローラ4が処理するデータを一時記憶するバッ
ファメモリ(SRAM)である。
7は、装置各部を制御するMPUであり、8はリアルタ
イムオペーテングシステムのプログラムが記憶されたRO
Mである。9は不揮発性RAMであり、保存すべきデータ等
が記憶される。10はオーディオデータコントローラであ
り、CDドライブコントローラ4から直接またはMPU7を介
して供給されるデータに基づいてオーディオデータを作
成する。11はオーディオデータコントローラ10に供給さ
れるデータを一時記憶するバッファメモリ(SRAM)であ
る。
イムオペーテングシステムのプログラムが記憶されたRO
Mである。9は不揮発性RAMであり、保存すべきデータ等
が記憶される。10はオーディオデータコントローラであ
り、CDドライブコントローラ4から直接またはMPU7を介
して供給されるデータに基づいてオーディオデータを作
成する。11はオーディオデータコントローラ10に供給さ
れるデータを一時記憶するバッファメモリ(SRAM)であ
る。
ここで、CDドライブコントローラ4とオーディオデー
タコントローラ10との間において用いられる制御信号を
第2図に示す。図において、信号RTREQは、CDドライブ
コントローラ4においてオーディオデータコントローラ
10へ転送すべきデータが揃ったときに出力される信号で
ある。オーディオデータコントローラ10は、信号RTREQ
の立ち下がり時に所定の条件(後述)が満たされている
と、転送許可信号である信号RTACKおよびリアルタイム
転送用のクロックであるクロックRTCLKをCDドライブコ
ントローラ4へ出力する。CDドライブコントローラ4で
は、信号RTACKが供給されると、転送用のシフトレジス
タにデータをロードし、クロックRTCLKにしたがってシ
フトレジスタ内のデータをデータRTDATAとしてシリアル
に送出する。オーディオデータコントローラ10では、転
送されたデータRTDATAをクロックRTCLKに同期して取り
込むようになっている。
タコントローラ10との間において用いられる制御信号を
第2図に示す。図において、信号RTREQは、CDドライブ
コントローラ4においてオーディオデータコントローラ
10へ転送すべきデータが揃ったときに出力される信号で
ある。オーディオデータコントローラ10は、信号RTREQ
の立ち下がり時に所定の条件(後述)が満たされている
と、転送許可信号である信号RTACKおよびリアルタイム
転送用のクロックであるクロックRTCLKをCDドライブコ
ントローラ4へ出力する。CDドライブコントローラ4で
は、信号RTACKが供給されると、転送用のシフトレジス
タにデータをロードし、クロックRTCLKにしたがってシ
フトレジスタ内のデータをデータRTDATAとしてシリアル
に送出する。オーディオデータコントローラ10では、転
送されたデータRTDATAをクロックRTCLKに同期して取り
込むようになっている。
オーディオデータコントローラ10で作成されたオーデ
ィオデータは、デジタルフィルタ12を介してD/Aコンバ
ータ13に供給され、ここで、アナログ信号に変換され
る。15は、マウス(図示略)の出力データを読み込み、
その出力信号に対応するアドレスデータ等を作成するマ
スタペリフェラルコントローラである。16,22はアクセ
スコントローラであり、各々メインメモリであるDRAM1
8,23のアクセスを制御し、記憶内容の書き換えおよび読
出しを行う。DRMA18,23には、画像データ等が記憶され
るようになっており、このDRMA18,23から読出されたデ
ータは、ビデオデータコントローラ17において処理さ
れ、ビデオ信号として出力される。また、21はサブMPU3
に種々の指示信号を供給するリモコンである。
ィオデータは、デジタルフィルタ12を介してD/Aコンバ
ータ13に供給され、ここで、アナログ信号に変換され
る。15は、マウス(図示略)の出力データを読み込み、
その出力信号に対応するアドレスデータ等を作成するマ
スタペリフェラルコントローラである。16,22はアクセ
スコントローラであり、各々メインメモリであるDRAM1
8,23のアクセスを制御し、記憶内容の書き換えおよび読
出しを行う。DRMA18,23には、画像データ等が記憶され
るようになっており、このDRMA18,23から読出されたデ
ータは、ビデオデータコントローラ17において処理さ
れ、ビデオ信号として出力される。また、21はサブMPU3
に種々の指示信号を供給するリモコンである。
次に、上記構成によるこの実施例の動作について説明
する。
する。
まず、CDドライブコントローラ4においてオーディオ
データコントローラ10へ転送するためのデータが揃うと
信号RTREQが出力される。そして、オーディオデータコ
ントローラ10は、信号RTREQの立ち下がりにおいて、所
定の条件をチェックする。ここで、所定の条件について
説明する。
データコントローラ10へ転送するためのデータが揃うと
信号RTREQが出力される。そして、オーディオデータコ
ントローラ10は、信号RTREQの立ち下がりにおいて、所
定の条件をチェックする。ここで、所定の条件について
説明する。
第1の条件は、オーディオデータコントローラ10がイ
ネーブルであるか否かである。なお、ディスエーブルの
ときは再生することができない。
ネーブルであるか否かである。なお、ディスエーブルの
ときは再生することができない。
第2の条件は、バッファメモリ11がレディ状態にある
か否かである。レディ状態とは、少なくとも1セクタ分
の書き込み可能領域がある状態である。
か否かである。レディ状態とは、少なくとも1セクタ分
の書き込み可能領域がある状態である。
第3の条件は、リアルタイム転送要求無視信号RTNEGL
がアクティブであるか否かである。このリアルタイム転
送要求無視信号RTNEGLは、リアルタイムセクタデータの
転送要求を無視し、リアルタイム再生とサウンドマップ
再生の切換をコントロールする信号である。サウンドマ
ップ再生とは、DRAM18,23(第1図参照)内のデータに
よる短時間の音声再生をいう。このような再生処理を行
うのは、ディスクに記憶するデータの能率化を図るため
である。例えば、CD−Iゲームなどにおいて、「ハイ」
というような音声を多用する場合、これを全てディスク
上に記憶させておくことは無駄が多く能率的でない。そ
こで、始めにディスク上の所定位置から、この種の音声
データを読出してDRMA18,23に転送し、その後に適宜使
用するか、あるいは、ソフトウエア処理によりDRAM18,2
3上にデータ生成して使用するようにしている。したが
って、サウンドマップ再生の場合は、再生に必要なデー
タは、CDドライブコントローラ4ではなくDRMA18,23か
ら転送される。そこで、リアルタイム転送要求無視信号
RTNEGLによってデータの転送元の切換を制御するように
している。
がアクティブであるか否かである。このリアルタイム転
送要求無視信号RTNEGLは、リアルタイムセクタデータの
転送要求を無視し、リアルタイム再生とサウンドマップ
再生の切換をコントロールする信号である。サウンドマ
ップ再生とは、DRAM18,23(第1図参照)内のデータに
よる短時間の音声再生をいう。このような再生処理を行
うのは、ディスクに記憶するデータの能率化を図るため
である。例えば、CD−Iゲームなどにおいて、「ハイ」
というような音声を多用する場合、これを全てディスク
上に記憶させておくことは無駄が多く能率的でない。そ
こで、始めにディスク上の所定位置から、この種の音声
データを読出してDRMA18,23に転送し、その後に適宜使
用するか、あるいは、ソフトウエア処理によりDRAM18,2
3上にデータ生成して使用するようにしている。したが
って、サウンドマップ再生の場合は、再生に必要なデー
タは、CDドライブコントローラ4ではなくDRMA18,23か
ら転送される。そこで、リアルタイム転送要求無視信号
RTNEGLによってデータの転送元の切換を制御するように
している。
第4の条件は、リアルタイム転送要求保留信号RTWAIT
がアクティブか否かである。このリアルタイム転送要求
保留信号RTWAITは、CDドライブコントローラ4に転送を
待たせる場合にアクティブとなる。
がアクティブか否かである。このリアルタイム転送要求
保留信号RTWAITは、CDドライブコントローラ4に転送を
待たせる場合にアクティブとなる。
この実施例においては、以上の条件の組合せを4つの
タイプに分け、各タイプ別に異なる動作を行うようにな
っている。ここで、第3図に各タイプI〜IVと処理結果
との関係を示す。なお、図において、「−」は禁止項の
場合、「○」は処理を行う場合、「×」は処理を行わな
い場合を各々示している。以下に、各タイプ別に説明す
る。
タイプに分け、各タイプ別に異なる動作を行うようにな
っている。ここで、第3図に各タイプI〜IVと処理結果
との関係を示す。なお、図において、「−」は禁止項の
場合、「○」は処理を行う場合、「×」は処理を行わな
い場合を各々示している。以下に、各タイプ別に説明す
る。
まず、リアルタイム転送要求保留信号RTWAITがアクテ
ィブであれば他の条件に拘わらずタイプIとなる。この
タイプIにおいては、第3図下欄に示すように、信号RT
ACKおよびクロックRTCLKの送出を行わず、また、バッフ
ァメモリ11への書込も行わない。そして、信号RTACKが
出力されないと、CDドライブコントローラ4は、リアル
タイム転送の待機状態となり、シフトレジスタ内のデー
タを保持したまま、信号RTACKが出力されるのを待つ。
このように、リアルタイム転送要求保留信号RTWAITは、
CDドライブコントローラ4の転送を待たせ、リアルタイ
ム再生のタイミングをずらす場合に使用される。ただ
し、あまり長く待機状態にすると、CDドライブコントロ
ーラ4のバッファメモリ5がオーバーランするため、適
切なタイミングでリアルタイム転送要求保留信号RTWAIT
を解除する必要がある。
ィブであれば他の条件に拘わらずタイプIとなる。この
タイプIにおいては、第3図下欄に示すように、信号RT
ACKおよびクロックRTCLKの送出を行わず、また、バッフ
ァメモリ11への書込も行わない。そして、信号RTACKが
出力されないと、CDドライブコントローラ4は、リアル
タイム転送の待機状態となり、シフトレジスタ内のデー
タを保持したまま、信号RTACKが出力されるのを待つ。
このように、リアルタイム転送要求保留信号RTWAITは、
CDドライブコントローラ4の転送を待たせ、リアルタイ
ム再生のタイミングをずらす場合に使用される。ただ
し、あまり長く待機状態にすると、CDドライブコントロ
ーラ4のバッファメモリ5がオーバーランするため、適
切なタイミングでリアルタイム転送要求保留信号RTWAIT
を解除する必要がある。
リアルタイム転送要求保留信号RTWAITが出力されず、
かつ、オーディオデータコントローラ10がディスエーブ
ルである場合、又はリアルタイム転送要求保留信号RTWA
ITが出力されず、かつ、バッファレディでない場合は他
の条件に拘わりなくタイプIIとなる。タイプIIの場合
は、信号RTACKおよびクロックRTCLKが出力される。この
結果、CDドライブコントローラ4は、オーディオデータ
コントローラ10がデータを受け入れるものと判断してシ
フトレジスタ内のデータをクロックRTCLKに同期して出
力する。しかし、オーディオデータコントローラ10は、
第3図下欄に示すようにバッファメモリ11への書込は行
わない。したがって、CDドライブコントローラ4から転
送されたデータは破棄される。このようにタイプIIにお
いては、CDドライブコントローラ4に見せかけの転送許
可が与えられるので、CDドライブコントローラ4のバッ
ファメモリ4がオーバーランすることがない。また、オ
ーディオデータコントローラ10はバッファメモリライト
を行わず転送データを破棄するので、バッファメモリ11
内の再生中のデータが破壊されることもない。
かつ、オーディオデータコントローラ10がディスエーブ
ルである場合、又はリアルタイム転送要求保留信号RTWA
ITが出力されず、かつ、バッファレディでない場合は他
の条件に拘わりなくタイプIIとなる。タイプIIの場合
は、信号RTACKおよびクロックRTCLKが出力される。この
結果、CDドライブコントローラ4は、オーディオデータ
コントローラ10がデータを受け入れるものと判断してシ
フトレジスタ内のデータをクロックRTCLKに同期して出
力する。しかし、オーディオデータコントローラ10は、
第3図下欄に示すようにバッファメモリ11への書込は行
わない。したがって、CDドライブコントローラ4から転
送されたデータは破棄される。このようにタイプIIにお
いては、CDドライブコントローラ4に見せかけの転送許
可が与えられるので、CDドライブコントローラ4のバッ
ファメモリ4がオーバーランすることがない。また、オ
ーディオデータコントローラ10はバッファメモリライト
を行わず転送データを破棄するので、バッファメモリ11
内の再生中のデータが破壊されることもない。
ここで、タイプIIの場合の転送データの処理の一例を
示す。例えば、レベルAステレオのデータが、第4図
(イ)に示すタイミングでCDドライブコントローラ4か
ら順次転送されており、時刻t1〜t2においてデータ転送
が連続したとする。時刻t1〜t2におけるオーディオデー
タコントローラ10は前回のメモリライト時(同図(ロ)
参照)において取り込んだデータの再生処理中であり、
バッファレディ状態ではない。そこで、バッファメモリ
11内のデータ保護のため、時刻t1〜t2において転送され
るデータは廃棄する。
示す。例えば、レベルAステレオのデータが、第4図
(イ)に示すタイミングでCDドライブコントローラ4か
ら順次転送されており、時刻t1〜t2においてデータ転送
が連続したとする。時刻t1〜t2におけるオーディオデー
タコントローラ10は前回のメモリライト時(同図(ロ)
参照)において取り込んだデータの再生処理中であり、
バッファレディ状態ではない。そこで、バッファメモリ
11内のデータ保護のため、時刻t1〜t2において転送され
るデータは廃棄する。
同様にレベルBステレオのデータが転送される場合を
第5図(イ)に示す。この図に示す期間T2、T3における
オーディオデータコントローラ10は、前回のメモリライ
ト(同図(ロ)参照)において取り込んだデータの再生
処理中であり、バッファレディ状態でないために転送デ
ータを破棄する。
第5図(イ)に示す。この図に示す期間T2、T3における
オーディオデータコントローラ10は、前回のメモリライ
ト(同図(ロ)参照)において取り込んだデータの再生
処理中であり、バッファレディ状態でないために転送デ
ータを破棄する。
リアルタイム転送要求無視信号RTNEGLおよびリアルタ
イム転送要求保留信号RTWAITが共に出力されず、かつ、
バッフレディ状態でオーディオデータコントローラ10が
イネーブル状態のときはタイプIIIとなる。このタイプI
IIにおいては、信号RTACKおよびクロックRTCLKが出力さ
れ、かつ、バッファメモリ11に書き込みが行われる。す
なわち、タイプIIIの場合が、リアルタイム転送を許可
する場合である。
イム転送要求保留信号RTWAITが共に出力されず、かつ、
バッフレディ状態でオーディオデータコントローラ10が
イネーブル状態のときはタイプIIIとなる。このタイプI
IIにおいては、信号RTACKおよびクロックRTCLKが出力さ
れ、かつ、バッファメモリ11に書き込みが行われる。す
なわち、タイプIIIの場合が、リアルタイム転送を許可
する場合である。
信号RTACKおよびクロックRTCLKが出力されると、CDド
ライブコントローラ4からクロックRTCLKにしたがって
データRTDATAが出力される。これにより、オーディオデ
ータコントローラ10は、クロックRTCLKに同期してデー
タRTDATA(第2図参照)を読み取り、バッファメモリ11
に書き込む。
ライブコントローラ4からクロックRTCLKにしたがって
データRTDATAが出力される。これにより、オーディオデ
ータコントローラ10は、クロックRTCLKに同期してデー
タRTDATA(第2図参照)を読み取り、バッファメモリ11
に書き込む。
リアルタイム転送要求保留信号RTWAIT信号が出力され
ない条件の下に、オーディオデータコントローラ10がイ
ネーブル状態、バッファがレディ状態であり、さらに、
リアルタイム転送要求無視信号RTNEGLが出力されるとタ
イプIVとなる。この場合のオーディオデータコントロー
ラ10のメモリライト処理は上記と同様であるが、転送元
としてDRAM18,23が選択される。このとき、CDドライブ
コントローラ4は、データRTDATAの転送を行うが、この
データは破棄される。
ない条件の下に、オーディオデータコントローラ10がイ
ネーブル状態、バッファがレディ状態であり、さらに、
リアルタイム転送要求無視信号RTNEGLが出力されるとタ
イプIVとなる。この場合のオーディオデータコントロー
ラ10のメモリライト処理は上記と同様であるが、転送元
としてDRAM18,23が選択される。このとき、CDドライブ
コントローラ4は、データRTDATAの転送を行うが、この
データは破棄される。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、インターリ
ーブされたADPCMデータを出力するADPCMデータ出力手段
と、このADPCMデータ出力手段から転送されるデータを
一旦バッファメモリに書き込み、このバッファメモリに
書き込まれたADPCMデータを順次読出してADPCMデータの
再生を行うADPCMデータ処理部とを具備するADPCMデータ
再生装置において、前記ADPCMデータ処理部は、前記ADP
CMデータ出力手段からのデータ転送要求に対し転送許可
信号を出力する転送許可制御手段と、前記転送許可信号
が出力された際における前記ADPCMデータ出力手段から
のADPCMデータの取り込み、または廃棄を選択する選択
手段とを具備したもので、ノイズを防止することができ
るとともに、転送元のソフトウエアに負担がかからず、
かつ、受取側の条件によって転送元が悪影響を受けない
利点が得られる。
ーブされたADPCMデータを出力するADPCMデータ出力手段
と、このADPCMデータ出力手段から転送されるデータを
一旦バッファメモリに書き込み、このバッファメモリに
書き込まれたADPCMデータを順次読出してADPCMデータの
再生を行うADPCMデータ処理部とを具備するADPCMデータ
再生装置において、前記ADPCMデータ処理部は、前記ADP
CMデータ出力手段からのデータ転送要求に対し転送許可
信号を出力する転送許可制御手段と、前記転送許可信号
が出力された際における前記ADPCMデータ出力手段から
のADPCMデータの取り込み、または廃棄を選択する選択
手段とを具備したもので、ノイズを防止することができ
るとともに、転送元のソフトウエアに負担がかからず、
かつ、受取側の条件によって転送元が悪影響を受けない
利点が得られる。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、
第2図は同実施例における主な制御信号を示すブロック
図、第3図は同実施例の動作態様を決める条件と動作結
果の関係を示す図、第4図および第5図は各々同実施例
の動作を示すタイミングチャート、第6図はデータブロ
ックをインターリーブ配置した場合のディスク上の状態
を示す図表、第7図はCD−DAのPCMデータとCD−IのADP
CMデータとの間のデータ量と再生時間との関係を示す図
表、第8図〜第10図は各々従来装置の動作を示すタイミ
ングチャートである。 4……CDドライブコントローラ(ADPCMデータ出力手
段)、10……オーディオデータコントローラ(ADPCMデ
ータ処理部,転送許可制御手段,選択手段)、11……バ
ッファメモリ。
第2図は同実施例における主な制御信号を示すブロック
図、第3図は同実施例の動作態様を決める条件と動作結
果の関係を示す図、第4図および第5図は各々同実施例
の動作を示すタイミングチャート、第6図はデータブロ
ックをインターリーブ配置した場合のディスク上の状態
を示す図表、第7図はCD−DAのPCMデータとCD−IのADP
CMデータとの間のデータ量と再生時間との関係を示す図
表、第8図〜第10図は各々従来装置の動作を示すタイミ
ングチャートである。 4……CDドライブコントローラ(ADPCMデータ出力手
段)、10……オーディオデータコントローラ(ADPCMデ
ータ処理部,転送許可制御手段,選択手段)、11……バ
ッファメモリ。
Claims (1)
- 【請求項1】インターリーブされたADPCMデータを出力
するADPCMデータ出力手段と、このADPCMデータ出力手段
から転送されるデータを一旦バッファメモリに書き込
み、このバッファメモリに書き込まれたADPCMデータを
順次読出してADPCMデータの再生を行うADPCMデータ処理
部とを具備するADPCMデータ再生装置において、 前記ADPCMデータ処理部は、前記ADPCMデータ出力手段か
らのデータ転送要求に対し転送許可信号を出力する転送
許可制御手段と、前記転送許可信号が出力された際にお
ける前記ADPCMデータ出力手段からのADPCMデータの取り
込み、または廃棄を選択する選択手段とを具備すること
を特徴とするADPCM再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10691789A JP2754716B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | Adpcm再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10691789A JP2754716B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | Adpcm再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02285723A JPH02285723A (ja) | 1990-11-26 |
JP2754716B2 true JP2754716B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=14445779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10691789A Expired - Fee Related JP2754716B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | Adpcm再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2754716B2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-26 JP JP10691789A patent/JP2754716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02285723A (ja) | 1990-11-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |