JP2754618B2 - 電子写真現像剤 - Google Patents

電子写真現像剤

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JP2754618B2
JP2754618B2 JP63306011A JP30601188A JP2754618B2 JP 2754618 B2 JP2754618 B2 JP 2754618B2 JP 63306011 A JP63306011 A JP 63306011A JP 30601188 A JP30601188 A JP 30601188A JP 2754618 B2 JP2754618 B2 JP 2754618B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、乾式電子写真現像剤、特に電子写真法或い
は静電記録法などにより形成された静電潜像を可視化す
る乾式現像剤に関する。
従来の技術 電子写真法は静電潜像担持体に静電潜像を形成し、こ
の静電潜像を、通常約1〜30μm程度のトナー粒子によ
り可視化してトナー像とし、このトナー像を紙などの支
持体に転写した後、定着する。
この方法により良好な画像を形成するためには、トナ
ー粒子は、高い摩擦帯電能を有し、かつ、高い流動性を
有しなければならない。この様な要求に対処するため
に、従来においては、無機微粉末などを外添剤として添
加することが行われている。一般に、無機微粉末の粒径
が小さいほど高い帯電能と良好な流動性を有するものが
得られる。例えば、一次粒子径が10mμm未満の無機微
粉末をトナー粒子に外添すると、高い摩擦帯電能及び流
動性が得られ、無機微粉末の添加量を増加するにしたが
って、摩擦帯電能及び流動性が共に上昇する。
発明が解決しようとする課題 ところが、粒径の小さな無機微粉末を外添することに
よって、トナーの帯電性を高くすると、静電潜像担持体
とトナー粒子間の付着力が強くなり、紙等への転写工程
において、転写性が低下して、ソリッド画像の白抜け等
が発生し、均一な転写像が得られなくなるという問題が
あった。
本発明は、従来の技術における上記のような事情に鑑
みてなされたものである。
したがって、本発明の目的は、高い摩擦帯電性、良好
な流動性を有し、かつ転写不良が発生することなく良好
な画像を形成することができる電子写真現像剤を提供す
ることにある。
課題を解決するための手段及び作用 本発明者等は、検討の結果、一次粒子径が10mμm未
満の無機微粉末と一次粒子径が30mμm未満の無機微粉
末とを併用すると、良好な摩擦帯電能及び流動性を保持
しつつ、転写性が改善されることを見出し、本発明を完
成するに至った。
即ち、本発明の電子写真現像剤は、層規制補助ロール
及び層規制部材によりトナー担持体上のトナー層を形成
し、静電潜像保持体上の潜像を現像する非磁性一成分系
現像剤であって、トナー粒子に対し、2種の無機微粉末
を外添してなるものであって、無機微粉末の一次粒子径
がそれぞれ10mμm未満及び30mμm未満であり、かつ大
粒子径が小粒子径の2倍以上であることを特徴とする。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の電子写真現像剤は、結着樹脂と着色剤とを主
成分とするトナー粒子の表面に、2種類の一次粒子径を
有する無機微粉末が付着した構造を有している。この無
機微粉末のトナー粒子表面における付着は、単に機械的
な付着であってもよく、また、表面にゆるく固着されて
いてもよい。また、無機微粉末は、トナー粒子全表面を
被覆していなくてもよい。
無機微粉末としては、酸化錫、フッ化黒鉛、カーボン
ブラック、炭化ケイ素、窒化硼素、シリカ、酸化アルミ
ニウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、
タルク、チタンブラック、チタン酸バリウム、炭酸バリ
ウム、チタン酸鉛、酸化ガリウム、酸化タンタル、スピ
ネル、ムライト、酸化ランタン、酸化セリウム、酸化マ
グネシウム、酸化バナジウム、炭酸カルシウム、酸化サ
マリウム、酸化テルビウム、酸化イットリウム、酸化ユ
ーロピウム、ヘマタイト、マグネタイト及び各種フェラ
イト等の微粉末があげられる。これ等の微粉末は、その
ままの形態で使用してもよいが、表面を疎水化処理した
ものが、特に高温高湿下で顕著な効果を示すので好まし
い。
本発明においては、上記の無機微粉末のうちから、一
次粒子径がそれぞれ10mμm未満及び30mμm未満であ
り、かつ大粒子径が小粒子径の2倍以上であるものを2
種類選択して、トナー粒子に外添する。これ等2種の無
機微粉末は、同時に外添しても、また2段階に別けて外
添してもよい。なお、無機微粉末の一次粒子径とは、微
粒子状の無機微粉末の一次粒子(個々の単位粒子に分離
した状態の粒子)の粒子径を言い、その求め方として
は、例えばBET法により表面積を求めた換算する方法が
採用される。
本発明において、これ等2種の無機微粉末は、それぞ
れ0.1〜5重量%外添するのが好ましい。更に好ましく
は、トナー粒子表面の無機微粉末によるカバレッジが20
〜200%、特に30〜100%となるような添加量で使用す
る。ここでカバレッジとは、単層の完全被覆に対して、
どの位の割合の無機微粉末が付着しているかという指標
で、以下の式で表わされる。
(ここで、D:トナー粒径、d:無機微粉末粒径、ρt:トナ
ー粒子の真比重、ρi:無機微粉末の真比重、C:トナー粒
子と無機微粉末の重量比) 一方、本発明のトナー粒子に用いられる結着樹脂とし
ては、公知の樹脂、例えば、スチレン樹脂、アクリル系
樹脂、ポリエチレン等のオレフィン系樹脂、ブタジエ
ン、イソプレン等のジエン系樹脂、ポリエステル、エポ
キシ樹脂、フッ素系樹脂、ポリアミド、シリコーン系樹
脂、フェノール樹脂、石油樹脂、ポリウレタン等の合成
樹脂、更には天然樹脂状物があげられる。
また、トナー粒子に用いられる着色剤としては、公知
の染顔料を用いることができる。例えば、カーボンブラ
ック、ニグロシン、アニリンブルー、クロムイエロー、
群青、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブル
ー、ジスアゾイエロー、ローダミン6Gレーキ等、如何な
る染顔料をも用いることができる。
必要に応じて、帯電制御剤を添加することができる。
帯電制御剤としては、トナー粒子中で顔料型分散もしく
はミセル状分散(その分散サイズが数mμm以下)する
従来公知のものが使用できる。例えば、含金属染料など
の、金属キレート類、4級アンモニウム塩類、各種電子
吸引/供与性無機粉末、更に極性物質で表面処理した無
機物質、極性ポリマービード等を用いることができる。
本発明の電子写真現像剤は、キャリアを用いない非磁
性一成分系現像剤として使用するものである。
本発明においては、2種類の無機微粉末の一次粒子径
がそれぞれ10mμm未満及び30mμm未満であり、かつ大
粒子径が小粒子径の2倍以上であることが必要である。
これについて、第2図及び第3図を用いて説明する。第
2図は、無機微粉末の含有率とトナー帯電量との関係を
示すグラフであり、(a)は一次粒子30mμm未満の大
粒径粒子、(b)は一次粒子径10mμm未満の小粒径粒
子、(c)は上記小粒径粒子に上記大粒径粒子を5:2の
割合で添加した場合を示す。また、第3図は、無機微粉
末の含有率と転写効率との関係を示すグラフであり、
(a)は一次粒子径30mμm未満の大粒径粒子、(b)
は一次粒子径10mμm未満の小粒径粒子、(c)は上記
小粒径粒子に上記大粒径粒子を5:2の割合で添加した場
合を示す。なお、転写効率とは、ソリッド画像における
単位面積当りの感光体上のトナー重量と転写紙上のトナ
ー重量の比で表わされる値である。
これ等グラフから明らかなごとく、トナー粒子に一次
粒子径10mμm未満の無機微粉末を用いた場合、トナー
帯電量は、一次粒子径30mμm未満の無機微粉末を用い
た場合に比して著しく高い。一方、転写効率は、一次粒
子径30mμm未満の無機微粉末を用いた場合に比して不
良である。ところが、一次粒子径10mμm未満の無機微
粉末と一次粒子径30mμm未満の無機微粉末を併用して
含有させると、トナー帯電量及び転写効率は共に良好な
値を示し、そして流動性も良好であるので、画像上欠陥
のない良好な画質の画像が得られる。そして、この効果
は、大粒子径が小粒子径の2倍以上でなければ充分に発
現せず、2倍未満の場合には、転写性の改善が認められ
なくなる。
本発明において、上記の作用機構については必ずしも
明確ではないが、一次粒子径10mμm未満の小粒径の無
機微粉末をトナー粒子に外添することにより、トナー同
士の滑りがよくなり、流動性が向上し、高帯電性が得ら
れるが、現像後の感光体上のトナー粒子は、高帯電であ
り、かつ、感光体とトナー粒子間の接触面積が増大する
ことにより、転写が効率よく行われなくなる。そこで30
mμm未満で小粒子径の2倍以上の一次粒子径を有する
無機微粉末を更に外添することにより、それ等がスペー
サーの役割を果し、転写の効率が良好になるのではない
かと推測される。
実施例 以下、本発明を実施例によって説明する。
実施例1 スチレン−n−ブチルメタクリレート(70/30)共重
合体(Mn=約15,000、Mw=約40,000) 90重量部 カーボンブラック 9重量部 テトラフェニル硼素ナトリウム 1重量部 上記成分をロールミルによって溶融混練し、ハンマー
ミルによる粗粉砕、エアジェット方式による微粉砕を実
施し、更に分級して平均粒径12μmのトナー粒子を得
た。
このトナー粒子100重量部に対し、疎水性シリカ(R97
2、一次粒子径16mμm、日本アエロジル社製)0.25重量
部、及び小粒径疎水性シリカ(R812、一次粒子径7mμ
m、日本アエロジル社製)0.1重量部を加え、高速混合
機によって混合し、クロトナーを得た。
第1図に示す現像装置を複写機(FX2700改造機、富士
ゼロックス(株)製)に配置し、上記の現像剤を現像装
置のホッパーに入れ、ウイズモードで近接現像を実施し
た。なお、第1図において、1は静電潜像保持体であ
り、2は現像装置であって、バイアス電源6からバイア
ス電圧が印加されたトナー担持体5、及びトナー担持体
に圧接された層規制部材7とを有し、ホッパー3内にト
ナー4が入れられている。なお、8は層規制補助ロー
ル、9は電源である。
上記現像装置において、トナー担持体5はフェノール
樹脂にグラファイトを分散させ、電気抵抗率を約1010Ω
・cmに制御したものを使用し、また、層規制部材7は、
上記トナー担持体5に約150g/cmの圧力で接触させた。
この現像装置を上記複写機に配置し、ウイズモードで近
接現像を次の現像条件で実施した。即ち、トナー担持体
−静電潜像保持体間の距離を200μm、トナー担持体の
周速を100mm/secに設定し、更に現像バイアスとして直
流成分300V、交流成分2.4KVp−p(2.5KHz)を印加し
た。
常温常湿環境(22℃、65%RH)下で現像して得られた
画像は、解像度に優れたカブリのない鮮明なものであっ
た。このときのトナー担持体上のトナー搬送量(トナー
担持体上のトナー層の単位面積当りのトナー重量)は0.
60mg/cm2であった。また、トナー担持体上のトナー粒子
の帯電性をチャージスペクトル法で測定したところ、ト
ナー平均帯電量−8.0μc/g、逆極性トナー量2.0wt%と
良好であった。上記現像剤を用いて、5000枚の画像再現
操作を繰り返した場合においても、安定した画質が維持
できた。
また、高温高湿環境(30℃、85%RH)で現像を実施し
たところ、常温常湿環境の場合と殆ど変わらない画質が
得られ、3000枚の画像再現繰返し操作においても、殆ど
変化はなかった。このときのトナー搬送量、平均帯電
量、逆極性トナー量は、それぞれ0.60mg/cm2、−7.1μc
/g、1.5wt%であり、経時に対して殆ど変化しなかっ
た。
次に、低温低湿環境(10℃、15%RH)において、画像
再現性を見たところ、常温常湿環境と同様な、良好な画
質の画像が得られた。更に、この環境条件で5000枚の画
像再現操作を繰り返し実施した場合においても、カブリ
のない良好な画質を維持できた。このときのトナー搬送
量、平均帯電量、逆極性トナー量も安定しており、それ
ぞれ0.60mg/cm2、−9.0μc/g、2.3wt%であった。
また、転写効率も良好で、いずれの環境においてもほ
ぼ100%を達成することができた。
実施例2 実施例1におけるカーボンブラックの代わりに、マゼ
ンタ顔料(スミカプリントカーミン6B−0、住友化学
(株)製)を用いてマゼンタトナー粒子を製造した。
得られたトナー粒子100重量部に対し、疎水性シリカ
(R972、一次粒子径16mμm、日本アエロジル社製)0.2
5重量部、及び小粒径疎水性シリカ(R812、一次粒子径7
mμm、日本アエロジル社製)0.10重量部を加え、高速
混合機によって混合し、マゼンタトナーを得た。このト
ナーを実施例1におけると同様の現像装置を用い、同様
のパラメータによりテストを行なった。
常温常湿環境(22℃、65%RH)下で現像して得られた
画像は、解像度に優れたカブリのない鮮明なものであっ
た。このときのトナー担持体上のトナー搬送量は、0.60
mg/cm2であった。また、トナー担持体上のトナー粒子の
帯電性を測定したところ、トナー平均帯電量−7.0μc/
g、逆極性トナー量1.6wt%と良好であった。上記現像剤
を用いて、5000枚の画像再現操作を繰り返した場合にお
いても、安定した画質が維持できた。
また、高温高湿環境(30℃、85%RH)で現像を実施し
たところ、常温常湿環境の場合と殆ど変わらない画質が
得られ、3000枚の画像再現繰返し操作においても、殆ど
変化はなかった。このときのトナー搬送量、平均帯電
量、逆極性トナー量は、それぞれ0.60mg/cm2、−6.5μc
/g、1.5wt%であり、経時に対して殆ど変化しなかっ
た。
次に、低温低湿環境(10℃、15%RH)において、画像
再現性を見たところ、常温常湿環境と同様な、良好な画
質の画像が得られた。更に、この環境条件で5000枚の画
像再現操作を繰り返し実施した場合においても、カブリ
のない良好な画質を維持できた。このときのトナー搬送
量、平均帯電量、逆極性トナー量も安定しており、それ
ぞれ0.60mg/cm2、−8.5μc/g、2.3wt%であった。
また、転写効率も良好で、いずれの環境においてもほ
ぼ100%を達成することができた。
実施例3 実施例1におけるカーボンブラックの代わりに、イエ
ロー顔料(C.I.スミカプリントイエローST−0、住友化
学(株)製)を用いてイエロートナー粒子を製造した。
得られたトナー粒子100重量部に対し、疎水性シリカ
(R972、一次粒子径16mμm、日本アエロジル社製)0.2
5重量部、及び小粒径疎水性シリカ(R812、一次粒子径7
mμm、日本アエロジル社製)0.10重量部を加え、高速
混合機によって混合し、イエロートナーを得た。このト
ナーを実施例1におけると同様の現像装置を用い、同様
のパラメータによりテストを行なった。
常温常湿環境(22℃、65%RH)下で現像して得られた
画像は、解像度に優れたカブリのない鮮明なものであっ
た。このときのトナー担持体上のトナー搬送量は、0.60
mg/cm2であった。また、トナー担持体上のトナー粒子の
帯電性を測定したところ、トナー平均帯電量−8.5μc/
g、逆極性トナー量1.8wt%と良好であった。上記現像剤
を用いて、5000枚の画像再現操作を繰り返した場合にお
いても、安定した画質が維持できた。
また、高温高湿環境(33℃、85%RH)で現像を実施し
たところ、常温常湿環境の場合と殆ど変わらない画質が
得られ、3000枚の画像再現繰返し操作においても、殆ど
変化はなかった。このときのトナー搬送量、平均帯電
量、逆極性トナー量は、それぞれ0.60mg/cm2、−7.5μc
/g、3.0wt%であり、経時に対して殆ど変化しなかっ
た。
次に、低温低湿環境(10℃、15%RH)において、画像
再現性を見たところ、常温常湿環境と同様な、良好な画
質の画像が得られた。更に、この環境条件で5000枚の画
像再現操作を繰り返し実施した場合においても、カブリ
のない良好な画質を維持できた。このときのトナー搬送
量、平均帯電量、逆極性トナー量も安定しており、それ
ぞれ0.60mg/cm2、−9.5μc/g、3.0wt%であった。
また、転写効率も良好で、いずれの環境においてもほ
ぼ100%を達成することができた。
実施例4 実施例1において得られたトナー粒子100重量部に対
して、疎水性シリカ(R972、一次粒子径16mμm、日本
アエロジル社製)0.25重量部、及び酸化タンタル(Ta2O
5、一次粒子径5mμm、住友セメント(株)製)0.10重
量部を加え、高速混合機によって混合し、シアントナー
を得た。
このトナーを実施例1におけると同様の現像装置を用
い、同様のパラメータによりテストを行なった。
常温常湿環境(22℃、65%RH)下で現像して得られた
画像は、解像度に優れたカブリのない鮮明なものであっ
た。このときのトナー担持体上のトナー搬送量は、0.60
mg/cm2であった。また、トナー担持体上のトナー粒子の
帯電性を測定したところ、トナー平均帯電量−7.4μc/
g、逆極性トナー量1.8wt%と良好であった。上記現像剤
を用いて、5000枚の画像再現操作を繰り返した場合にお
いても、安定した画質が維持できた。
また、高温高湿環境(30℃、85%RH)で現像を実施し
たところ、常温常湿環境の場合と殆ど変わらない画質が
得られ、3000枚の画像再現繰返し操作においても、殆ど
変化はなかった。このときのトナー搬送量、平均帯電
量、逆極性トナー量は、それぞれ0.60mg/cm2、−6.8μc
/g、2.0wt%であり、経時に対して殆ど変化しなかっ
た。
次に、低温低湿環境(10℃、15%RH)において、画像
再現性を見たところ、常温常湿環境と同様な、良好な画
質の画像が得られた。更に、この環境条件で5000枚の画
像再現操作を繰り返し実施した場合においても、カブリ
のない良好な画質を維持できた。このときのトナー搬送
量、平均帯電量、逆極性トナー量も安定しており、それ
ぞれ0.60mg/cm2、−8.1μc/g、2.9wt%であった。
また、転写効率も良好で、いずれの環境においてもほ
ぼ100%を達成することができた。
実施例5 実施例1において得られたトナー粒子100重量部に対
して、疎水性シリカ(R972、一次粒子径16mμm、日本
アエロジル社製)0.25重量部、及び酸化ガリウム(Ga2O
3、一次粒子径5mμm、住友セメント(株)製)0.10重
量部を加え、高速混合機によって混合し、シアントナー
を得た。
このトナーを実施例1におけると同様の現像装置を用
い、同様のパラメータによりテストを行なった。
常温常湿環境(22℃、65%RH)下で現像して得られた
画像は、解像度に優れたカブリのない鮮明なものであっ
た。このときのトナー担持体上のトナー搬送量は、0.60
mg/cm2であった。また、トナー担持体上のトナー粒子の
帯電性を測定したところ、トナー平均帯電量−7.4μc/
g、逆極性トナー量1.8wt%と良好であった。上記現像剤
を用いて、5000枚の画像再現操作を繰り返した場合にお
いても、安定した画質が維持できた。
また、高温高湿環境(30℃、85%RH)で現像を実施し
たところ、常温常湿環境の場合と殆ど変わらない画質が
得られ、3000枚の画像再現繰返し操作においても、殆ど
変化はなかった。このときのトナー搬送量、平均帯電
量、逆極性トナー量は、それぞれ0.60mg/cm2、−6.0μc
/g、1.5wt%であり、経時に対して殆ど変化しなかっ
た。
次に、低温低湿環境(10℃、15%RH)において、画像
再現性を見たところ、常温常湿環境と同様な、良好な画
質の画像が得られた。更に、この環境条件で5000枚の画
像再現操作を繰り返し実施した場合においても、カブリ
のない良好な画質を維持できた。このときのトナー搬送
量、平均帯電量、逆極性トナー量も安定しており、それ
ぞれ0.60mg/cm2、−7.5μc/g、2.5wt%であった。
また、転写効率も良好で、いずれの環境においてもほ
ぼ100%を達成することができた。
比較例1 実施例1において得られたトナー粒子に対して、小粒
径疎水性シリカ(R812、一次粒子径7mμm、日本アエロ
ジル社製)0.20重量部を加えた以外は、実施例1と同様
にしてトナーを得た。このトナーを用い、実施例1と全
く同様にしてコピーテストを行なったところ、感光体上
においては、鮮明な画像が得られるものの、コピー紙上
では、特にソリッド中央部に画像抜けが生じた。
比較例2 実施例1において得られたトナー粒子に対して、小粒
径疎水性シリカ(R812、一次粒子径7mμm、日本アエロ
ジル社製)0.20重量部及び酸化ガリウム(Ga2O3、一次
粒子径約5mμm、住友セメント(株)製)0.4重量部を
加えた以外は、実施例1と同様にしてトナーを得た。こ
のトナーを用い、実施例1と全く同様にしてコピーテス
トを行なったところ、感光体上においては、鮮明な画像
が得られるものの、コピー紙上では、特にソリッド中央
部に画像抜けが生じた。
発明の効果 本発明の電子写真現像剤は、上記の構成を有するか
ら、上記の実施例及び比較例の比較からも明らかなよう
に、良好な摩擦帯電能及び流動性を保持しつつ、転写性
が改善され、優れた環境安定性を有するものである。し
たがってまた、本発明の電子写真現像剤は、常温常湿、
高温高湿、低温低湿の如何なる環境においても、鮮明な
画質を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の電子写真現像剤を使用する現像装置
の概略の構成図、第2図(a)ないし(c)は無機微粉
末の含有量とトナー帯電量との関係を示すグラフ、第3
図(a)ないし(c)は無機微粉末の含有量と転写効率
との関係を示すグラフである。 1……静電潜像保持体、2……現像装置、3……ホッパ
ー、4……トナー、5……トナー担持体、6……バイア
ス電源、7……層規制部材、8……層規制補助ロール、
9……電源。
フロントページの続き (72)発明者 橋本 健 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼ ロックス株式会社竹松事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−174772(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー粒子に対し、2種の無機微粉末を外
    添してなる電子写真現像剤において、該電子写真現像剤
    が、層規制補助ロール及び層規制部材によりトナー担持
    体上のトナー層を形成し、静電潜像を保持体上の潜像現
    像する非磁性一成分系現像剤であって、該2種の無機微
    粉末の一次粒子径が、それぞれ10mμm未満及び30mμm
    未満であり、かつ大粒子径が小粒子径の2倍以上である
    ことを特徴とする電子写真現像剤。
  2. 【請求項2】該2種の無機微粉末を、それぞれ0.1〜5
    重量%外添してなる特許請求の範囲第1項に記載の電子
    写真現像剤。
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