JP2001281917A - 磁性一成分現像剤及びその現像方法 - Google Patents

磁性一成分現像剤及びその現像方法

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JP2001281917A JP2000095374A JP2000095374A JP2001281917A JP 2001281917 A JP2001281917 A JP 2001281917A JP 2000095374 A JP2000095374 A JP 2000095374A JP 2000095374 A JP2000095374 A JP 2000095374A JP 2001281917 A JP2001281917 A JP 2001281917A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、画像濃度が十分得られ、メ
モリー現象が問題が生じないで優れた画像特性を得るこ
とができる磁性一成分現像剤及びその現像方法を提供す
ることにある。 【解決手段】 磁性トナー粒子の表面に、該磁性トナー
粒子と同極性を有するBET比表面積が100〜300
2/gのシリカ粒子(A)と、該磁性トナー粒子と逆
極性を有するBET比表面積が40〜90m2/gのシ
リカ粒子(B)が付着した磁性一成分現像剤であって、
前記シリカ粒子(A)とシリカ粒子(B)との重量比が
95:5〜50:50であることを特徴とする磁性一成
分現像剤及びこれを非磁性スリーブの表面に担持させ、
非磁性スリーブに対して一定の間隙を設けて設置された
感光体ドラムの表面に保持された静電潜像に、非接触で
移行させて現像を行う現像方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法などで
用いられる磁性一成分現像剤及びその現像方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真法とは、感光体上に電気
的に潜像を形成して、ついで該潜像をトナーによって現
像し、必要に応じて紙などの転写材にトナー画像を転写
した後、加熱、加圧などの手段によって転写材にトナー
画像を定着し、複写物を得る方法である。このような電
子写真法に用いられる現像剤には、トナー成分とキャリ
ア成分とからなる二成分現像剤と、トナー及びキャリア
の機能を併有する一成分現像剤とがある。
【0003】二成分現像剤は、転写性、定着性、耐環境
特性などの電子写真特性に優れる。しかしながら、トナ
ー成分とキャリア成分の混合比を制御する必要があるた
め、現像装置にトナー濃度センサーが必要になり、ま
た、トナー成分とキャリア成分を撹拌する撹拌機構が必
要であり、そのため装置が大型化、複雑化するなどの問
題点を有していた。また、二成分現像剤は劣化しやす
く、寿命が短いという問題があった。
【0004】近年、前記二成分現像剤の問題を改良し現
像装置の小型簡易化と電子写真特性を両立させた磁性一
成分現像剤を用いる現像方法が提案、実用化されてい
る。磁性一成分現像剤の現像方法には、非磁性スリーブ
上に担持された磁性一成分現像剤を静電潜像が保持され
た感光体に接触させることによって、磁性一成分現像剤
を静電潜像に移行させて現像を行う接触型の磁性一成分
現像方法と、磁性一成分現像剤が担持された非磁性スリ
ーブと静電潜像が保持された感光体との間に一定の間隙
(ギャップ)を設け、磁性一成分現像剤を静電潜像に、
非接触で移行(ジャンピング)させて現像を行う非接触
型の磁性一成分現像方法とがある。
【0005】接触型の磁性一成分現像方法では、非磁性
スリーブ上の磁性一成分現像剤を感光体が接触するた
め、現像性は良好である。しかしながら、磁性一成分現
像剤は、現像装置内で撹拌されるときの摩擦だけではな
く、感光体との接触による摩擦も受けるため、磁性一成
分現像剤に対する機械的な負担は大きくなるという問題
があった。一方、非接触型の磁性一成分現像方法では、
磁性一成分現像剤は磁性体ブレードのみにより摩擦帯電
されるため、磁性一成分現像剤にかかる機械的負担は少
ない。しかしながら、非接触型の場合は、現像に際し間
隔を介するため、接触型と比べて一般的に現像量が劣り
十分な画像濃度を得ることができなかった。
【0006】この課題を解決する方法としては、現像装
置において、非磁性スリーブと磁性体ブレードとの間隔
を広げて磁性一成分現像剤の通過量を多くすることが検
討されている。しかしながら、このように磁性一成分現
像剤の通過量を多くした場合は、磁性体ブレードによる
磁性一成分現像剤への電荷注入が十分に行われず、磁性
一成分現像剤の摩擦帯電量が不十分となり、非磁性スリ
ーブ表面上の磁性一成分現像剤の薄層が不均一となって
いた。そのため、磁性一成分現像剤の薄層が不均一の状
態で、黒ベタやハーフトーン等の原稿を現像した場合、
画像にカスレが生じ、画像濃度が不十分であるという問
題があった。また、非磁性スリーブを2回転以上回転さ
せて現像した場合に1回転目の現像時に感光体へ完全に
移行せず非磁性スリーブ表面に残存した磁性一成分現像
剤が、2回転目の現像時に残像として現れるという現
象、すなわちメモリー現象がおこるという重大な問題が
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、画像濃度が十分得られ、メモリー現象の問題が生じ
ないで優れた画像特性を得ることができる磁性一成分現
像剤及びその現像方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の磁性一成分現像
剤は、磁性トナー粒子の表面に、該磁性トナー粒子と同
極性を有するBET比表面積が100〜300m2/g
のシリカ粒子(A)と、該磁性トナー粒子と逆極性を有
するBET比表面積が40〜90m2/gのシリカ粒子
(B)が付着した磁性一成分現像剤であって、前記シリ
カ粒子(A)とシリカ粒子(B)との重量比が95:5
〜50:50であることを特徴とする。また、本発明の
現像方法は、非磁性スリーブの表面に担持された磁性一
成分現像剤を、非磁性スリーブに対して一定の間隙を設
けて設置された感光体ドラムの表面に保持された静電潜
像に、非接触で移行させて現像を行う現像方法におい
て、前記磁性一成分現像剤が、磁性トナー粒子の表面
に、該磁性トナー粒子と同極性を有するBET比表面積
が100〜300m2/gのシリカ粒子(A)と、該磁
性トナー粒子と逆極性を有するBET比表面積が40〜
90m2/gのシリカ粒子(B)が付着した磁性一成分
現像剤であって、前記シリカ粒子(A)とシリカ粒子
(B)との重量比が95:5〜50:50であることを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる磁性トナー粒子は、少なくとも結着
樹脂及び磁性体を含有し、必要に応じて着色剤、電荷制
御剤等を含有するものである。磁性トナーの体積平均粒
子径は、特に限定はされないが、好ましくは5〜20μ
mである。
【0010】結着樹脂としては、例えば、ポリスチレ
ン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニルトルエン、
スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレンビニ
ルトルエン共重合体等のスチレン並びにその置換体の単
独重合体及びそれらの共重合体;スチレン−アクリル酸
メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合
体、スチレン−アクリル酸−n−ブチル共重合体等のス
チレンとアクリル酸エステルとの共重合体;スチレン−
メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸
エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸−n−ブチル
共重合体等のスチレンとメタクリル酸エステルとの共重
合体;スチレンとアクリル酸エステル及びメタクリル酸
エステルとの多元共重合体;その他、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレンビニルメチルエーテル共
重合体、スチレンブタジエン共重合体、スチレンビニル
メチルケトン共重合体、スチレンアクリルニトリルイン
デン共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体
等のスチレンと他のビニル系モノマーとのスチレン系共
重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタク
リレート、ポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポ
リアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、
ポリアクリル酸フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化
水素樹脂、石油樹脂、塩素化パラフィン、等が挙げられ
る。これらは単独で、または混合して使用できる。
【0011】磁性体としては、例えば、コバルト、鉄、
ニッケル等の金属、アルミニウム、コバルト、銅、鉄、
ニッケル、マグネシウム、スズ、亜鉛、金、銀、セレ
ン、チタン、タングステン、ジルコニウム、その他の金
属の合金、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化ニッケル等
の金属酸化物、強磁性フェライト、マグネタイトまたは
その混合物が用いられる。磁性体の平均粒子径は、特に
限定はされないが、好ましくは0.05〜3μmであ
る。また、磁性体の含有量も、特に限定はされないが、
磁性トナー粒子中65重量%以下が好ましい。
【0012】着色剤としては、例えば、下記の顔料又は
染料を用いることができる。カーボンブラック、アニリ
ンブルー(C.I.No.50405)、力ルコオイルブルー(C.I.No.
azoec Blue 3)、クロームイエロー(C.I.No.14090)、ウ
ルトラマリンブルー(C.I.No.77103)、デュポンオイルレ
ッド(C.I.No.26105)、オリエントオイルレッド#330
(C.I.No.47005)、メチレンブルークロライド(C.I.No.52
015)、フタロシアニンブルー(C.I.No.74160)、マラカイ
トグリーンオキザレート(C.I.No.42000)、ランプブラッ
ク(C.I.No.77266)、ローズベンガル(C.I.No.45435)及び
これらの混合物。
【0013】電荷制御剤としては、正帯電性の磁性一成
分現像剤には、ニグロシン系染料、ナフテン酸や高級脂
肪酸の金属塩、アルコキシ化アミン、第四級アンモニウ
ム塩、アルキッドアミド、リン、タングステン、モリブ
デン酸レーキ顔料、弗素処理活性剤などが用いられる。
負帯電性の磁性一成分現像剤には、電子受容性の有機錯
体、塩素化パラフィン、塩素化ポリエステル、酸基過剰
のポリエステル、銅フタロシアニンのスルホニルアミン
などが用いられる。
【0014】本発明の磁性一成分現像剤は、前記磁性ト
ナー粒子に該磁性トナー粒子と同極性を有するBET比
表面積が100〜300m2/gのシリカ粒子(A)
と、該磁性トナー粒子と逆極性を有するBET比表面積
が40〜90m2/gのシリカ粒子(B)とが含有され
たものである。シリカ粒子(A)のBET比表面積が1
00m2/gより小さい場合は、十分な画像濃度を得ら
れない。一方、300m2/gよりも大きい場合は、ハ
ーフトーンメモリーの低減効果を得ることができなく、
十分な画像濃度も得られない。
【0015】また、シリカ粒子(B)のBET比表面積
が40m2/gより小さい場合は、黒ベタメモリー及び
ハーフトーンメモリーの低減効果が得られない。一方、
90m2/gよりも大きい場合は、磁性トナー粒子表面
にシリカ粒子(B)が埋没しやすいため、磁性トナー粒
子の摩擦帯電量を向上させることができなく、その結果
黒ベタメモリー及びハーフトーンメモリーの低減効果及
び十分な画像濃度を得ることができない。シリカ粒子
(A)及びシリカ粒子(B)のBET比表面積は、高精
度自動ガス吸着装置(日本ベル社製、商品名BELSO
RP28)等で吸着ガスとしてN2ガスを用いることに
より測定することができる。
【0016】シリカ粒子(A)及びシリカ粒子(B)
は、表面処理剤を選択使用することにより、磁性トナー
粒子との極性を適宜調整することが可能である。シリカ
粒子の負帯電性を高くする表面処理剤としては、シラン
系カップリング剤、チタン系カップリング剤のうち、負
帯電性を示す官能基を有するものが好適に使用できる。
例えば、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−
グリシドキプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、
アルキルクロロチタンカップリング剤などが挙げられ
る。また、シリカ粒子の正帯電性を高くする表面処理剤
としては、アミノシランカップリング剤を挙げることが
でき、例えば、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、γ−アニリノプロピルトリメトキシ
シラン、ポリエチレンイミン含有シランなどを挙げるこ
とができる。
【0017】磁性トナー粒子に対するシリカ粒子の極性
は次のように求めることができる。 磁性トナー粒子1gとノンコートフェライト粒子49
gとを200ccのガラス容器に入れて20〜22℃/
60〜65%RHの環境下に12時間以上放置する。次
にガラス容器を80rpmの定速撹拌機で5分間撹拌し
た後、ブローオフ摩擦帯電量測定装置で磁性トナー粒子
の摩擦帯電量を3回測定し、その平均値を求める。 次に上記において、磁性トナー粒子の代わりにシリ
カ粒子を使用した以外は同様にしてシリカ粒子の摩擦帯
電量を求める。 上記で得られた磁性トナー粒子とシリカ粒子の摩擦帯
電量から磁性トナー粒子に対するシリカ粒子の極性を求
めることができる。
【0018】磁性トナー粒子に付着させる前記シリカ粒
子(A)とシリカ粒子(B)との重量比は95:5〜5
0:50でなければならない。シリカ粒子(A)の重量
比が95より大きい場合では、黒ベタメモリー及びハー
フトーンメモリーを低減する効果を得ることができず、
シリカ粒子(A)の重量比が50より小さい場合では、
ハーフトーンメモリーを低減する効果を得ることができ
ない。
【0019】シリカ粒子(A)及びシリカ粒子(B)を
磁性トナー粒子の表面に付着させる方法としては、シリ
カ粒子(A)、シリカ粒子(B)及び磁性トナー粒子を
タービン型攪拌機、ヘンシェルミキサー、スーパーミキ
サー等の一般的な攪拌機を用いて撹拌する方法、あるい
は表面改質機と呼ばれる装置(奈良機械製作所社製のナ
ラ・ハイブリダイゼーション・システム、ホソカワミク
ロン社製のオングミル等)を用いる方法がある。前者の
方法によりシリカ粒子(A)とシリカ粒子(B)は、磁
性トナー粒子の表面にまぶされた状態で付着し、後者の
方法により両粒子(A)、(B)は磁性トナー粒子の表
面に固着した状態で付着する。本発明でいう付着とはこ
のようにまぶしと固着の両状態を意味する。
【0020】また、磁性トナー粒子の表面には適宜、ト
ナーの流動性、帯電性、クリーニング性および保存性等
の制御のため、磁性粉、アルミナ、タルク、クレー、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタンまたは各
種の樹脂微粒子等の外添剤が付着されていてもよい。
【0021】次に、上記磁性一成分現像剤を使用した本
発明の現像方法について説明する。図1は、本発明の磁
性一成分現像剤の現像方法に使用される現像装置の概略
図である。この現像装置は、静電潜像保持体である円筒
状の感光体ドラム1と、磁性一成分現像剤3が収容され
たホッパー2と、感光体ドラム1に対して一定の間隙を
設けて設置され、右半周面がホッパー2内に収納され、
左半周面が感光体ドラム1に面したアルミニウム製の非
磁性スリーブ6と、非磁性スリーブ6内に内蔵されたマ
グネットローラ5と、非磁性スリーブ6に担持された磁
性一成分現像剤3からなる層の厚さを均一にする帯電ブ
レード4と、ホッパー2内の磁性一成分現像剤3を撹拌
する撹拌機7と、非磁性スリーブ6と帯電ブレード4と
を電気的に導通状態に保ち、感光体ドラム1に交番バイ
アス電圧と直流バイアス電圧を印加する電源8とを具備
して概略構成される。非磁性スリーブ6と感光体ドラム
1との間隙は、およそ50〜400μmとされている。
【0022】この現像装置を用いた本発明の磁性一成分
現像剤の現像方法は以下のようにして行われる。まず、
感光体ドラム1表面に公知の電子写真法によって静電潜
像が形成される。一方、ホッパー2内の磁性一成分現像
剤3は、帯電ブレード4によってマグネットローラ5を
内包する非磁性スリーブ6の表面に一定の層厚になるよ
うに担持され、搬送される。ここで、電源8から交番バ
イアス電圧及び直流バイアス電圧を感光体ドラム1に印
加することにより、非磁性スリーブ6と感光体ドラム1
との間には直流電界と交流電界が生じ、非磁性スリーブ
6表面上の磁性一成分現像剤3がジャンピングして感光
体ドラム1表面上の静電潜像に現像される。本発明の現
像方法は、上記機構を有する現像装置における磁性一成
分現像剤として前記磁性一成分現像剤を使用するもので
ある。
【0023】一般に二成分現像方法と比較し、非接触型
の磁性一成分現像方法ではメモリー現象が生じ易い。メ
モリー現象は黒ベタ上に発生する黒ベタメモリーとドッ
トで形成されるハーフトーン上に発生するハーフトーン
メモリーがある。本発明者は検討の結果、上記メモリー
現象は、感光体ドラム表面の静電潜像へジャンピングし
ないで非磁性スリーブに残存した現像剤と、ホッパー内
からあらたに非磁性スリーブ表面上の現像層に加えられ
た現像剤との摩擦帯電量の差が生じているためにおこる
現象であることを知見した。そして、このメモリー現象
を解決するために本発明では、磁性トナー粒子と同極性
を有するBET比表面積が100〜300m2/gのシ
リカ粒子(A)と、磁性トナー粒子と逆極性を有するB
ET比表面積が40〜90m2/gのシリカ粒子(B)
とを含有させたものである。上記同極性のシリカ(A)
は、現像剤の流動性を向上させ黒ベタメモリーの低減に
効果を有し、一方逆極性のシリカ(B)は、磁性トナー
粒子間に介在してトナー間帯電を低減させると共に現像
剤が受ける帯電ブレードからの摩擦(ストレス)を低減
することによって、必要以上の摩擦帯電量の上昇を防
ぎ、その結果、現像剤がジャンピングし易くなってハー
フトーンメモリーが低減されるものと推定される。本発
明では、上記のような二種類の異なったシリカ粒子を併
用することにより、非接触型の磁性一成分現像方法にお
いて黒ベタおよびハーフトーンメモリーを解消し、良好
な画像特性を得ることでき、多数枚の連続プリントにお
いても十分な画像濃度を有する磁性一成分現像剤を提供
することができたのである。
【0024】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳細
に説明する。なお、下記において「部」とは「重量部」
を示す。 <実施例1> [磁性トナー粒子の作製] スチレンーアクリル酸エステル共重合体樹脂 57部 (三井化学社製 商品名:CPR−100) マグネタイト粒子 38部 (戸田工業社製 商品名:EPT−1000) 含金属染料 2部 (オリエント化学工業社製 商品名:BONTRON
S−34) 低分子量ポリプロピレンワックス 3部 (三洋化成工業社製 商品名:ビスコール330P) 上記の配合比からなる原料をスーパーミキサーで混合
し、二軸混練機で熱溶融混練後、ジェットミルで粉砕
し、その後乾式気流分級機で分級して体積平均粒子径が
9.5μmの磁性トナー粒子を得た。この磁性トナー粒
子はノンコートフェライト粒子に対して負帯電性を有し
ていた。 [磁性一成分現像剤の作製]上記磁性トナー粒子100
部と、該磁性トナー粒子と同極性を有するγ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシランで表面処理したBET
比表面積が200m 2/gのシリカ粒子(A)0.5部
と、該磁性トナー粒子と逆極性を有するγ−アミノプロ
ピルトリエトキシシランで表面処理したBET比表面積
が50m2/gのシリカ粒子(B)0.3部とをへンシ
ェルミキサーに投入し、撹拌羽根の周速が30m/sの
条件で5分間混合して本発明の磁性一成分現像剤を得
た。
【0025】<実施例2>実施例1において、磁性トナ
ー粒子と逆極性のシリカ粒子(B)の含有量を0.1部
とした以外は同様にして本発明の磁性一成分現像剤を得
た。
【0026】<実施例3>実施例1において、磁性トナ
ー粒子と逆極性のシリカ粒子(B)の含有量を0.5部
とした以外は同様にして本発明の磁性一成分現像剤を得
た。
【0027】<実施例4>実施例1で得た磁性トナー粒
子100部と、該磁性トナー粒子と同極性を有するγ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシランで表面処理し
たBET比表面積が120m2/gのシリカ粒子(A)
0.5部と、該磁性トナー粒子と逆極性を有するγ−ア
ミノプロピルトリエトキシシランで表面処理したBET
比表面積が80m2/gのシリカ粒子(B)0.3部と
をへンシェルミキサーに投入し、撹拌羽根の周速が30
m/sの条件で5分間混合して本発明の磁性一成分現像
剤を得た。
【0028】<実施例5>実施例1で得た磁性トナー粒
子100部と、該磁性トナー粒子と同極性を有するγ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシランで表面処理し
たBET比表面積が300m2/gのシリカ粒子(A)
0.5部と、該磁性トナー粒子と逆極性を有するγ−ア
ミノプロピルトリエトキシシランで表面処理したBET
比表面積が80m2/gのシリカ粒子(B)0.3部と
をへンシェルミキサーに投入し、撹拌羽根の周速が30
m/sの条件で5分間混合して本発明の磁性一成分現像
剤を得た。
【0029】<比較例1>実施例1において、磁性トナ
ー粒子と逆極性のシリカ粒子を付着させなかった以外は
同様にして比較用の磁性一成分現像剤を得た。
【0030】<比較例2>実施例1において、磁性トナ
ー粒子と同極性のシリカ粒子を付着させなかった以外は
同様にして比較用の磁性一成分現像剤を得た。
【0031】<比較例3>実施例1において、磁性トナ
ー粒子と同極性のシリカ粒子としてγ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシランで表面処理したBET比表面
積が50m2/gのシリカ粒子0.5部を使用した以外
は同様にして比較用の磁性一成分現像剤を得た。
【0032】<比較例4>実施例1において、磁性トナ
ー粒子と同極性のシリカ粒子としてγ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシランで表面処理したBET比表面
積が340m2/gのシリカ粒子0.5部を使用した以
外は同様にして比較用の磁性一成分現像剤を得た。
【0033】<比較例5>実施例1において、磁性トナ
ー粒子と逆極性のシリカ粒子としてγ−アミノプロピル
トリエトキシシランで表面処理したBET比表面積が1
20m2/gのシリカ粒子0.3部を使用した以外は同
様にして比較用の磁性一成分現像剤を得た。
【0034】<比較例6>実施例1において、磁性トナ
ー粒子と逆極性のシリカ粒子としてγ−アミノプロピル
トリエトキシシランで表面処理したBET比表面積が3
5m2/gのシリカ粒子0.3部を使用した以外は同様
にして比較用の磁性一成分現像剤を得た。
【0035】<比較例7>実施例1において、磁性トナ
ー粒子と逆極性のシリカ粒子(B)の含有量を0.7部
(シリカ粒子(A)とシリカ粒子(B)との重量比が4
1.6:58.3)とした以外は同様にして比較用の磁
性一成分現像剤を得た。
【0036】次に前記実施例及び比較例の磁性一成分現
像剤について下記の試験を実施した。すなわち、前記実
施例及び比較例の磁性一成分現像剤を用いて、図1のよ
うな現像装置の構成を有し、有機感光体を使用する市販
の磁性一成分非接触現像方法のプリンターで図2に示す
パターンを有する原稿を白紙に4回プリントし、次に別
に用意した全面が黒ベタ画像であるA4サイズの原稿を
A4サイズの白紙にプリントした。また、同プリンター
にて図2の原稿を白紙に4回プリントし、次に別に用意
した全面がハーフトーン画像であるA4サイズの原稿を
A4サイズの白紙にプリントした。そして、上記プリン
トされた黒ベタ画像及びハーフトーン画像について、画
像濃度、黒ベタメモリー、ハーフトーンメモリーの評価
を行った。その結果は表1の通りであった。表1におい
て、画像濃度は、図2の原稿を1回目にプリントされた
白紙の黒ベタ画像部をマクベス社製の反射濃度計RD−
914で測定した値である。
【0037】また、黒ベタメモリーは、以下のようにし
て求めた。図2の原稿を4回プリントした後の黒ベタ画
像において、図2の黒ベタ部10a、10b、10c、
10dに合った部分をマクベス社製の反射濃度計RD−
914で測定し、これら4点の画像濃度の平均値をAと
した。一方、図2の白部20a、20b、20c、20
dに合った部分をマクベス社製の反射濃度計RD−91
4で測定し、これら4点の画像濃度の平均値をBとす
る。そして、A−Bの値を黒ベタメモリーとして評価し
た。また、ハーフトーンメモリーは、以下のようにして
求めた。図2の原稿を4回プリントした後のハーフトー
ン画像において、図2の黒ベタ部10a、10b、10
c、10dに合った部分をマクベス社製の反射濃度計R
D−914で測定し、これら4点の画像濃度の平均値を
Cとした。一方、図2の白部20a、20b、20c、
20dに合った部分をマクベス社製の反射濃度計RD−
914で測定し、これら4点の画像濃度の平均値をDと
する。そして、C−Dの値をハーフトーンメモリーとし
て評価した。上記黒ベタメモリー及びハーフトーンメモ
リーの値は、絶対値で0に近いほどメモリー現象がない
画像であることを示し、いずれも0.1以下が実用上問
題ないレベルである。
【0038】また、前記実施例及び比較例の磁性一成分
現像剤を用いて、前記プリンターで10000枚連続プ
リントを行い、連続プリント後の転写効率を確認しその
結果を表1に記載した。転写効率(%)は下記の式を用
いて求めた。
【0039】
【数1】
【0040】式中、Aはプリント前の現像剤補給用カー
トリッジの重量、Bはプリント前の現像剤回収用クリー
ニングカートリッジの重量、Cは10000枚プリント
後の現像剤補給用カートリッジの重量、Dは10000
枚プリント後の現像剤回収用クリーニングカートリッジ
の重量である。
【0041】
【表1】
【0042】表1から明らかなように本発明の磁性一成
分現像剤は、画像濃度が1.36以上あって、黒ベタメ
モリー及びハーフトーンメモリーが少ない画像であり、
転写効率も87%以上あった。これに対し、比較例1か
ら比較例7の全ての現像剤で実施例のものよりも黒ベタ
メモリー又はハーフトーンメモリーが多く発生してい
た。また、比較例2乃至5では画像濃度が低く、比較例
1、4及び6では転写効率が実施例に比べて低かった。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁性一成
分現像剤は、非接触型の磁性一成分現像装置に適用した
場合、黒ベタメモリーおよびハーフトーンメモリーの問
題を解消し、多数枚プリント後も感光体への汚染が少な
く、従来の磁性一成分現像剤に比べて転写効率が優れて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 非接触型の磁性一成分現像方法で用いられる
現像装置の一例を示す概略図である。
【図2】 実施例における画像評価に用いた画像パター
ンを示す図である。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、3…磁性一成分現像剤、6…非磁性
スリーブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性トナー粒子の表面に、該磁性トナー
    粒子と同極性を有するBET比表面積が100〜300
    2/gのシリカ粒子(A)と、該磁性トナー粒子と逆
    極性を有するBET比表面積が40〜90m2/gのシ
    リカ粒子(B)が付着した磁性一成分現像剤であって、
    前記シリカ粒子(A)とシリカ粒子(B)との重量比が
    95:5〜50:50であることを特徴とする磁性一成
    分現像剤。
  2. 【請求項2】 非磁性スリーブの表面に担持された磁性
    一成分現像剤を、非磁性スリーブに対して一定の間隙を
    設けて設置された感光体ドラムの表面に保持された静電
    潜像に、非接触で移行させて現像を行う現像方法におい
    て、前記磁性一成分現像剤が、磁性トナー粒子の表面
    に、該磁性トナー粒子と同極性を有するBET比表面積
    が100〜300m2/gのシリカ粒子(A)と、該磁
    性トナー粒子と逆極性を有するBET比表面積が40〜
    90m2/gのシリカ粒子(B)が付着した磁性一成分
    現像剤であって、前記シリカ粒子(A)とシリカ粒子
    (B)との重量比が95:5〜50:50であることを
    特徴とする現像方法。
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