JP2754535B2 - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP2754535B2
JP2754535B2 JP62096520A JP9652087A JP2754535B2 JP 2754535 B2 JP2754535 B2 JP 2754535B2 JP 62096520 A JP62096520 A JP 62096520A JP 9652087 A JP9652087 A JP 9652087A JP 2754535 B2 JP2754535 B2 JP 2754535B2
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JP
Japan
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edge
speaker
diaphragm
sheet
strength
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和朗 奥沢
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスピーカに関するものである。 従来の技術 従来この種のスピーカの振動板はスピーカ振動板のエ
ッジとして、リンタパルプのシートにアクリル系共重合
エマルジョンを施して成形したエッジを備えている。ま
た、発泡ウレタンシートや、布エッジにゴム質をコーテ
ィング加工したものを成形したエッジを備えたものも知
られている。 一般にスピーカの振動板としては上記の例の如く、エ
ッジ部をコーン部とは別の材質から作るフリーエッジタ
イプと、コーン部とエッジ部とを一体に成形するフィッ
クスドタイプとがある。 発明が解決しようとする問題点 ところがフィックスドタイプの振動板は、第2図に示
すように、コーン部1の周囲にコルゲーション2を形成
してエッジ部としている。この構成の振動板は紙、合成
樹脂フィルムなどで構成され、全体的に軽くなり、能率
の向上を図る上においては有効であるが、エッジとして
はコンプライアンスが大きくとれず、又強度が弱く入力
の小なるスピーカにしか使用できない。 またフリーエッジタイプの振動板は、第3図に示すよ
うにコーン部1の周縁部に布や発泡ウレタンシートなど
によって構成されたエッジ3を貼付けて構成されてい
る。 この構成によるものでは、エッジ3としてはコンプラ
イアンスの大きなものが得られるという利点がある。し
かし質量が大きくなってスピーカの能率が低下するとい
った欠点をもっていた。 このようなことから、スピーカの振動板のエッジとし
ては軽くて柔軟性があり、成形性が良好で強度の優れた
エッジが望まれていた。このことから、リンタパルプシ
ートにゴム質をコーティングしたフリーエッジタイプの
エッジが提案され、実用されてきたが、耐湿性が弱く、
強度が弱いという欠点を有していた。 そこで本発明は、軽くて、柔軟性があり、成形性、強
度の良好なるエッジを貼付けた振動板を有するスピーカ
を提供するものである。 問題点を解決するための手段 この問題を解決するために本発明は、ビスコース加工
を施したマニラ麻を主成分としたシートに、ゴム質を含
浸加工したフリーエッジタイプのエッジを用いた振動板
よりなるものである。 作用 以上の構成によるエッジはスピーカの振動板としては
軽くて柔軟性があり、しかも成形性に優れ、強度も良好
で、低域から高域まで優れた再生が行なえるとともに、
能率の向上も図れ、優れた効果を発揮するものである。 実施例 以下本発明のスピーカを一実施例の図面第1図により
説明する。同図において、4は界磁部であり、ここでは
外磁型の界磁部を示すセンタポール5を上面中央に立設
したプレート6、このプレート6上に配置されたリング
状マグネット7、このマグネット7上にリング状の上部
プレート8を配置し、これらを接着剤で結合して構成さ
れる。 界磁部4にはフレーム9が溶接などで結合され、この
フレーム9の周縁部にはガスケット10とともに振動板11
が結合されている。 この振動板11としては、上述のフリーエッジタイプで
あり、パルプ繊維を抄造し、それを成形したコーン部12
の周縁部に、ビスコース加工を行ったマニラ麻を主成分
とした繊維をシート状に抄き、これにゴム質のアクリル
系共重合エマルジョンを含浸、あるいはコーティングし
て成形したエッジ13が貼付けられて構成されたものであ
る。 このエッジ13は、主成分としてビスコース加工したマ
ニラ麻の繊維を抄造したシート(不織布)で軽く、強度
が良好でこれに、ゴム質のアクリル系共重合エマルジョ
ンを含浸することによって、通気性を無くし、柔軟性を
良好にするとともに耐水性及び強度の増加を図ることが
できる。 このようなエッジ13を備えた振動板11の中央部にはボ
イスコイル14を下部外周に巻いたコイルボビン15が結合
され、このコイルボビン15の中間部はダンパー16で支持
され、かつ、振動板11の上面中央部にはダストキャップ
17が取付けられている。 以上のように本発明のスピーカは構成されるため、振
動板のエッジとして、フィックスドタイプのものよりコ
ンプライアンスが大きく、かつ従来のフリーエッジタイ
プのものより軽量で、成形性も良好であり、低域から高
域まで周波数特性の優れた再生が行なえるとともに、能
率の向上も図れ、音質の良好なスピーカを得ることがで
き、実用的価値の大なるものである。 詳細にエッジを記すと、ビスコース加工を施したマニ
ラ麻100部にレーヨン40部とを混抄したシートを基材と
する。シートの秤量は25g/m2とする。これにゴム質のア
クリル系重合エマルジョン樹脂を含浸加工してエッジ材
として、45g/m2の重量にする。これを成形加工したエッ
ジと、布地にゴムシートしたエッジ及び、リンタパルプ
シートからなるエッジ(リンタパルプシート35g/m2にア
クリル系共重合エマルジョン20g/m2をコートし、全体の
重量を55g/m2とする)との比較を下記に示す(10cmスピ
ーカ)。 スピーカの耐入力は、1000時間連続負荷を加えてもエ
ッジ部が破損しない状態 耐折強度は、MITチャック試験における屈曲回数を表
わす。 また、耐湿性は55℃相対湿度95%中に500時間放置後
の引張強度を初期値と比較したものである。なお、ビス
コース加工を施さなかったマニラ麻を用いて本発明と同
様にエッジを形成したものは、本発明品エッジに比べ、
耐湿性が80%と劣ることが確認された。 発明の効果 以上のように本発明は軽くて、柔軟性があり、強度の
良好なエッジを有する振動板を用いたスピーカで、低域
から高域まで優れた再生が行なえる能率の高い、優れた
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明スピーカの一実施例を示す断面図、第2
図は従来のスピーカに用いられたフィックスドタイプの
振動板の要部断面図、第3図は同フリーエッジタイプの
振動板の要部断面図である。 4……界磁部、9……フレーム、11……振動板、12……
コーン部、13……エッジ、14……ボイスコイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−177100(JP,A) 特開 昭61−95699(JP,A) 特開 昭61−245790(JP,A) 特開 昭57−23388(JP,A) 特開 昭63−90300(JP,A) 特開 昭61−245792(JP,A) 特開 昭61−245793(JP,A) 実開 昭56−99992(JP,U) 特公 昭51−1963(JP,B1) 特公 平6−67035(JP,B2) 特公 昭57−4757(JP,B2) 特公 昭57−20758(JP,B2)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ビスコース加工を施したマニラ麻を主成分としたシ
    ートに、ゴム質のアクリル系共重合エマルジョンの樹脂
    を含浸加工して成形したフリーエッジタイプのエッジを
    周縁に備えた振動板をフレームに取付け、この振動板に
    ボイスコイルを結合してなるスピーカ。
JP62096520A 1987-04-20 1987-04-20 スピーカ Expired - Lifetime JP2754535B2 (ja)

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JPS63261989A JPS63261989A (ja) 1988-10-28
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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS511963A (ja) * 1974-06-25 1976-01-09 Kyoto Ceramic Denshikairoyogarasukibanno seizoho
JPS574757A (en) * 1980-06-12 1982-01-11 Gen Packer Device for simultaneously forming welding line and hand hanging hole to packing bag material
JPS6195697A (ja) * 1984-10-16 1986-05-14 Pioneer Electronic Corp スピ−カ用振動板
JPS61177100A (ja) * 1985-01-31 1986-08-08 Tsutomu Nanami スピ−カ−用コ−ン紙の抄造装置

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