JP2754525B2 - 斜面の崩落防止工法 - Google Patents

斜面の崩落防止工法

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JP2754525B2
JP2754525B2 JP8087481A JP8748196A JP2754525B2 JP 2754525 B2 JP2754525 B2 JP 2754525B2 JP 8087481 A JP8087481 A JP 8087481A JP 8748196 A JP8748196 A JP 8748196A JP 2754525 B2 JP2754525 B2 JP 2754525B2
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slope
arch
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shaped structure
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泰弘 山田
邦光 山田
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KENSETSU KISO ENJINIARINGU KK
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は山岳地や海浜地などで
の、道路や建物の間近にせまる斜面の崩落を防止する工
法に関するものであり、特に道路などの上方へ張り出し
ている斜面の崩落を防止する工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】岩盤や土砂を含む斜面の崩落を防ぐため
に、様々な工法が採用されている。例えば、斜面にコン
クリートを吹付ける吹付け工法や、斜面に型枠を組んで
格子状に伸びる構造物を構築する工法など、斜面を押さ
えてその崩落を防ぐ工法が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら斜面を押さえる
工法であると、斜面の一部が張り出しているような場合
は、この張り出し部分を十分に押さえて崩落を防止する
には有効でなかった。例えば、山岳地や海浜地などの崖
際に建設する道路などの狭隘な場所では、特に斜面の下
の方を切り崩して道路などの用地とすることがあるが、
斜面の下部を切り崩すと、斜面の上部が従前より張り出
して、絶壁のように切り立った斜面となる可能性が高
い。このような張り出した上方の斜面を、上記したよう
な吹付けなどの上から押さえる工法であると、崩落する
ときの土砂荷重(重量)は落下しようとする下向きの力
となり、構造物などで上から押さえつける従来の工法で
は崩落の防止は難しかった。
【0004】また近年では、周囲の景観との調和がこの
種の施工にも求められ、美観的に優れたものが要求され
ている。上記したような従来の工法では、美観的には今
ひとつ満足できるものでなく、この要求を満たした施工
が求められていた。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】この発明にかかる斜面
の崩落防止工法は、斜面の崩落をロックボルトによって
防ぐとともに、斜面の張り出した部分を下から支えるも
ので、斜面の下部に構築する構造物をアーチ形構造物と
して、構造体として強度の大きなものを採用するもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】斜面の下部から、斜面に沿って立
ち上がる支柱部を構築する。この支柱部は、斜面の横方
向に適宜間隔づつ離れて立ち並べる。この支柱部の上部
がアーチ形状に連続するアーチ部となるようにして、ア
ーチ形構造物とする。このアーチ形構造物は、そのアー
チ形構造物を貫通するアンカーを地盤に向って打設す
る。アンカーの代わりにロックボルトも使用できる。こ
のアンカーによってアーチ形構造物を地盤に固定する。
斜面の上部、すなわちアーチ形構造物よりも上方の斜面
には、アンカーやロックボルトを打設して斜面の崩落を
押さえる。アーチ形構造物とその上の斜面の張り出し部
分とのギャップには、コンクリートを打設して埋める。
斜面の上部はアンカーやロックボルトによって崩落を防
止するとともに、張り出した部分をアーチ形構造物によ
って下から支えて、岩盤や土砂が落下するのを防ぐ。斜
面の下部にはアーチ形状の優美な構造物が表われる。
【0007】アーチ形構造物はプレキャストコンクリー
トブロックによっても形成できる。プレキャストコンク
リートブロックの形状は様々な形状が考えられるが、例
えば垂直に立ち上がる支柱部と、その支柱部の上端の左
右に四半円弧状に各々腕部が張り出るY字形のプレキャ
ストコンクリートブロックを採用することが考えられ
る。このプレキャストコンクリートブロックを適宜間隔
づつ離して立て、隣合うブロックの腕部が接触するよう
にして左右のブロックの腕部によってアーチ形のアーチ
部を構成する。これらプレキャストコンクリートブロッ
クをアンカーやロックボルトによって地盤に固定し、そ
の上方の斜面にはアンカーやロックボルトを打ち込む。
斜面の張り出し部分とプレキャストコンクリートブロッ
クの間のギャップにはコンクリートを充填する。
【0008】前記したプレキャストコンクリートブロッ
クを使用する場合において、上方の斜面の張り出し部分
に合わせて、プレキャストコンクリートブロックを複数
個重ねて、これらを貫通するアンカーによって一体に地
盤に固定してもよい。
【0009】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づきこの発明を詳
細に説明する。図1及び図2に示す実施例は、現場にて
コンクリートを打設して構築した実施例である。図にお
いて1はエキスパンドメタルやクリンプ金網を使用した
型枠であって、この型枠1によって斜面下の地上から立
ち上がり、半楕円形を描いて再び地上に戻るよう形成し
てある。このような型枠1を適宜間隔づつ離して複数個
を並べる。隣合う型枠1・1の間には、鉄筋2を配筋す
る。また斜面の地盤に向っては、シースの中に複数本の
引張材を配したグラウンドアンカー3を打ち込んでお
く。これら隣合う型枠1の間にコンクリート4を吹付け
て、地上から立ち上がる支柱部5と、隣合う支柱部5・
5との間に連続するアーチ形状のアーチ部6を形成す
る。コンクリート硬化後、グラウンドアンカー3にプレ
ストレス力を与えて定着し、支柱部5とアーチ部6から
成るアーチ形構造物Aを固定する。
【0010】上方の斜面にはロックボルト7を打ち込ん
で、表層の岩盤や土砂を深層の岩盤と一体化させ、崩落
を防ぐ。斜面上方の張り出し部分とアーチ形構造物Aと
の間のギャップにはコンクリート8を充填して、ギャッ
プを埋める。
【0011】図3及び図4に示すのは、プレキャストコ
ンクリートブロック9を使用して施工した実施例であ
り、ブロック9は立ち上がる支柱部5と、この支柱部5
の上端から各々左右に伸びる四半円弧形状の腕部10・
10とによって、ほぼY字形状を成している。このプレ
キャストコンクリートブロック9を斜面に沿って適宜間
隔づつ離して並べ、隣合うブロック9・9の腕部10・
10によって、アーチ部6を形成する。このブロック9
に上に、更にY字形状のプレキャストコンクリートブロ
ック11を重ね、重ねたブロック9とブロック10を貫
通させたグラウンドアンカー3にプレストレス力を与え
て定着する。以上のようにして、プレキャストコンクリ
ートブロック11によってアーチ形構造物Aが構成され
る。
【0012】上方の斜面にロックボルト7を打ち込み、
斜面上方の張り出し部分とアーチ形構造物Aとのギャッ
プをコンクリート8によって埋めるのは既述したのと同
様である。
【0013】
【発明の効果】この発明は以上のような構成を有し、以
下の効果を得ることができる。 斜面の上方部分にはアンカーやロックボルトを打ち込
んで崩落を防ぐとともに、斜面の下部にはアーチ形構造
物を構築して下から斜面の張り出し部分を支えるように
するため、特にオーバーハングした斜面部分の崩落を防
ぐのに極めて有効な工法となる。 アーチ形構造物は、上方からの荷重に強いアーチ形構
造を採用したものであって、構造体として極めて強度が
大きく、斜面の張り出し部分との間に充填したコンクリ
ートを介してオーバーハングした斜面部分を強固に支え
る。 支柱部の長さ(高さ)は、斜面から地上までの高さに
応じて自由に高さを変えることが出来るので、材料を無
駄なく使用して非常に経済的な設計が出来る。 支柱部の長さ(高さ)を長くすることにより、斜面の
高い部分の崩落をも防止することが可能となる。 アーチ形構造物によって、斜面の下部に優美なアーチ
形状が並ぶことになり、斜面全体の景観として、美観的
に優れたものとすることが出来る。 アーチ形構造物は、アンカーやロックボルトによって
地盤に固定するので、安定した構造物となる。 オーバーハングした岩盤が非常に高い所にあっても、
アーチ形構造物の支柱部を長くしてやることによって対
応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現場打ちにより施工した斜面の崩落防止工法の
一実施例の斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の断面図である。
【図3】プレキャストコンクリートブロックを使用して
施工した斜面の崩落防止工法の一実施例の断面図であ
る。
【図4】図3に示す実施例の正面図である。
【符号の説明】
A アーチ形構造物 1 型枠 2 鉄筋 3 グラウンドアンカー 4 コンクリート 5 支柱部 6 アーチ部 7 ロックボルト 8 コンクリート 9 プレキャストコンクリートブロック 10 腕部 11 プレキャストコンクリートブロック

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜面下部から斜面に沿って適宜間隔離れ
    て支柱部を立ち並べるとともに、この各支柱部間の上部
    がアーチ形状に連続するアーチ部となるアーチ形構造物
    を斜面下部に連続して構築し、このアーチ形構造物はア
    ンカーやロックボルトによって斜面地盤に固定するとと
    もに、斜面の上部にはアンカーやロックボルトを打設
    し、アーチ形構造物とその上の斜面張り出し部分とのギ
    ャップにはコンクリートを打設して埋めることを特徴と
    する斜面の崩落防止工法。
  2. 【請求項2】 斜面下部から斜面に沿って適宜間隔離れ
    てプレキャストコンクリート製のブロックを並べ、地上
    から立ち上がる支柱部と、各支柱部間の上部がアーチ形
    状に連続するアーチ部となるアーチ形構造物を組み、こ
    のアーチ形構造物はアンカーやロックボルトによって斜
    面地盤に固定するとともに、斜面の上部にはアンカーや
    ロックボルトを打設し、アーチ形構造物とその上の斜面
    の張り出し部分とのギャップにはコンクリートを打設し
    て埋めることを特徴とする斜面の崩落防止工法。
  3. 【請求項3】 プレキャストコンクリート製のブロック
    は、複数個を重ねて地盤から張り出すことを特徴とする
    請求項2記載の斜面の崩落防止工法。
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