JP2754318B2 - 車両用シートのヘッドレスト装置 - Google Patents

車両用シートのヘッドレスト装置

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JP2754318B2
JP2754318B2 JP5254702A JP25470293A JP2754318B2 JP 2754318 B2 JP2754318 B2 JP 2754318B2 JP 5254702 A JP5254702 A JP 5254702A JP 25470293 A JP25470293 A JP 25470293A JP 2754318 B2 JP2754318 B2 JP 2754318B2
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headrest
drive shaft
headrest stay
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seatback
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野 伸 行 中
橋 丈 祐 土
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IKEDA BUTSUSAN KK
Jidosha Denki Kogyo KK
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IKEDA BUTSUSAN KK
Jidosha Denki Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用シートのヘッドレ
スト装置に関し、更に詳細に説明すると、シートバック
の上端側に取付けられたヘッドレストスティと、該ヘッ
ドレストスティの上端に固着されたヘッドレスト本体と
を備え、前記ヘッドレストスティの下端がシートバック
に設けられた上下昇降手段により上下調節自在に取付け
られた車両用シートのヘッドレスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用シート等にあっては、自
動車の走行中、着座者を安定して保持すると共に、適切
な座り心地感を与え、長時間にわたる着座状態にあって
もその疲労をできるだけ軽減し得ることが望まれ、着座
者の頭部背面側を支えるようにシートバック上端部にヘ
ッドレスト装置が付設されている。
【0003】このようなヘッドレスト装置として、従来
から種々の構成のものが知られており、シートバックの
上端部に収納可能なヘッドレスト装置が存在し、またヘ
ッドレストスティの下端がシートバックに設けられた駆
動モーター等を備える上下昇降手段によりヘッドレスト
スティが上下調節自在に取付けられた車両用シートのヘ
ッドレスト装置も知られている(特開昭62−1012
13号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のヘッ
ドレスト装置においては、ヘッドレスト本体を一直線上
で上下調節するか、または曲線上で上下動させていた。
また、シートバックの上端部に収納可能なヘッドレスト
装置の場合には、ヘッドレスト本体の上下動の長さが長
くなり、ヘッドレストスティの傾斜角度からシートバッ
クの厚さが厚くなる欠点を有し、シートバックの小型、
薄型化が図れないものであった。更に、ヘッドレスト本
体を上昇すればするほどヘッドレストと頭部との間に空
隙が発生し、安定感を得ることができないものであっ
た。
【0005】本発明の目的は、ヘッドレスト本体をシー
トバック側に収納することができ、後方視界を向上させ
ることができ、シートバックの小型、薄型化が図れ、乗
員の頭部を確実に支持することができ、著しく安全性を
向上させることができる車両用シートのヘッドレスト装
置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明に係る車両用シートのヘ
ッドレスト装置は、シートバックの上端側に取付けられ
たヘッドレストスティと、該ヘッドレストスティの上端
に固着されたヘッドレスト本体とを備え、前記ヘッドレ
ストスティの下端がシートバックに設けられた上下昇降
手段により上下調節自在に取付けられた車両用シートの
ヘッドレスト装置において、前記上下昇降手段はシート
バックに設けられた駆動モーターと、該駆動モーターに
連結された上下方向に延びる駆動軸と、該駆動軸に螺合
して上下方向に移動するナット部材と、該ナット部材に
固着された横方向に延びる昇降基板とを有し、該昇降基
板の両側部に前記ヘッドレストスティの下端が前後方向
に回動可能に枢支され、前記駆動軸の上下端部はシート
バックフレームの上部横杆と下部横杆とに夫々取付けら
れ、前記ヘッドレストスティがシートバックフレームの
上部横杆に取付けられた軸受部に前後方向に回動可能な
状態で軸支され、該軸受部が前記上部横杆に取付けられ
た駆動軸の上端部より前方に位置していることを特徴と
する。
【0007】
【作用】本発明によれば、昇降基板の両側部にヘッドレ
ストスティの下端が前後方向に回動可能に枢支され、シ
ートバックフレームの上部横杆に取付けられた軸受部に
ヘッドレストスティの中間部が前後方向に回動可能な状
態で軸支され、この軸受部が前記上部横杆に取付けられ
た駆動軸の上端部より前方に位置しているので、ヘッド
レスト本体を上方に移動させた場合には、駆動軸に沿っ
て昇降基板が上昇するも、ヘッドレストスティの軸受部
が前記上部横杆に取付けられた駆動軸の上端部より前方
に位置しているので、ヘッドレストスティが前方に傾斜
した状態となり、ヘッドレスト本体を乗員の頭部に近接
した状態とすることができる。
【0008】また、ヘッドレスト本体を下方に移動させ
た場合には、駆動軸に沿って昇降基板が下降し、ヘッド
レストスティの下端部が昇降基板と共に下降し、駆動軸
の下端部側に導かれ、シートバックの背面側に突出する
ことがない。
【0009】
【実施例】以下本発明に係る車両用シートのヘッドレス
ト装置を図面を参照して詳述する。図1乃至図3には本
発明に係る車両用シートのヘッドレスト装置の一実施例
の概略が夫々示されており、図1に示す車両用シートの
シートバック11はシートフレーム12と、このシート
フレーム12の外周に取付けられたパッド材と、このパ
ッド材の外周を被覆する表皮材とから形成されている
が、シートフレーム12の構成のみを示している。
【0010】前記シートバック11の上端中央部には凹
部11aが形成され、この凹部11aにヘッドレスト装
置21のヘッドレスト本体22が下降状態で収納される
ようになされている。このヘッドレスト本体22はシー
トバック11のシートフレーム12側に設けた上下昇降
手段31により上下調節自在に取付けられている。
【0011】前記ヘッドレスト装置21はヘッドレスト
本体22と、このヘッドレスト本体22のヘッドレスト
フレーム23より下方に垂下されたヘッドレストスティ
25とを備えている。前記ヘッドレスト本体22はヘッ
ドレストフレーム23と、このヘッドレストフレーム2
3の外周に配設されたパッド材、及びこのパッド材の外
周を被覆する表皮材より形成されているが、パッド材、
及び表皮材の図示説明はこれを省略する。
【0012】前記ヘッドレストスティ25はシートバッ
ク11のシートフレーム12の上端に上下調節自在に取
付けられ、本実施例では、ヘッドレストスティ25は左
右一対形成されているが、逆U字状のヘッドレストステ
ィを用いることもできる。また、一本のヘッドレストス
ティであってもよい。
【0013】前記シートバック11のシートフレーム1
2の左右のサイドフレーム12a,12a間には上部横
杆14及び下部横杆16が設けられ、この上部横杆14
及び下部横杆16間に、上下昇降手段31が設けられて
いる。下部横杆16には電動モーター等の駆動モーター
33が設けられ、この駆動モーター33に上下方向に延
びるスクリューシャフト等からなる駆動軸35が連結さ
れている。
【0014】前記駆動軸35の上端部は上部横杆14に
ブラケット37により回転可能に取付けられている。こ
の駆動軸35にナット部材38が螺合され、このナット
部材38に横方向に延びる昇降基板39が固着されてい
る。
【0015】前記昇降基板39の両側部は上部横杆14
及び下部横杆16間に設けた左右一対のガイド部材4
1,41に沿って上下動するように構成されている。前
記昇降基板39の両側部にはヘッドレストスティ25の
下端を前後方向に回動可能に枢支する枢支部43が形成
されている。
【0016】また上部横杆14のヘッドレストスティ2
5,25の中間部が昇降する位置に左右一対の軸受部4
5,45が設けられている。この軸受部45は、図3
(a)及び(b)に示す如く、球面軸受に形成されてい
るが、要はヘッドレストスティ25の中間部を前後方向
に回動し得るものであればよい。
【0017】前記軸受部45は一例として、内側に球面
を有する軸受47と、この軸受47に回転自在に支持さ
れた球体48とを有し、球体48にはヘッドレストステ
ィ25を上下動可能に挿通する透孔49が形成されてい
る。
【0018】前記軸受部45が前記上部横杆14に取付
けられた駆動軸35の上端部より前方に位置するように
取付けられている。ヘッドレストスティ25は軸受部4
5の球体48の透孔49を上下動すると共に、ヘッドレ
ストスティ25に傾斜方向の力が加えられた場合に球体
48が軸受47に対して回動するものである。
【0019】従って、ヘッドレスト本体22を上方に移
動させる場合には、駆動軸35に沿って昇降基板39が
上昇し、ヘッドレストスティ25の下端が昇降基板39
と共に上昇するも、ヘッドレストスティ25の軸受部4
5が前記上部横杆14に取付けられた駆動軸35の上端
部より前方に位置しているので、図2に示す如く、昇降
基板39が上昇するに従いヘッドレストスティ25が前
方に傾斜した状態となるものである。
【0020】また、上方位置にあるヘッドレスト本体2
2を下方に移動させる場合には、駆動軸35に沿って昇
降基板39が下降し、ヘッドレストスティ25の下端部
が昇降基板39と共に下降し、駆動軸35の下端部側に
導かれ、ヘッドレスト本体22がシートバック11の凹
部11aに収納されると共に、ヘッドレストスティ25
の下端部がガイド部材41及び駆動軸35に沿ってシー
トバック11内に収納され、ヘッドレストスティ25の
下端部がシートバックの背面側に突出することがない。
【0021】尚、本発明は上述した実施例構造に限定さ
れず、ヘッドレスト装置21やシートバック11を始め
とする各部の形状、構造等を、必要に応じて適宜変形、
変更することは自由である。
【0022】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用シートのヘッ
ドレスト装置の一実施例の構成であるが、斯る構成によ
れば、上下昇降手段はシートバックに設けられた駆動モ
ーターと、該駆動モーターに連結された上下方向に延び
る駆動軸と、該駆動軸に螺合して上下方向に移動するナ
ット部材と、該ナット部材に固着された横方向に延びる
昇降基板とを有し、該昇降基板の両側部に前記ヘッドレ
ストスティの下端が前後方向に回動可能に枢支され、前
記駆動軸の上下端部はシートバックフレームの上部横杆
と下部横杆とに夫々取付けられ、前記ヘッドレストステ
ィがシートバックフレームの上部横杆に取付けられた軸
受部に前後方向に回動可能な状態で軸支され、該軸受部
が前記上部横杆に取付けられた駆動軸の上端部より前方
に位置しているので、ヘッドレスト本体を上方に移動さ
せた場合には、駆動軸に沿って昇降基板が上昇し、ヘッ
ドレストスティが前方に傾斜した状態となり、ヘッドレ
スト本体を乗員の頭部に近接した状態とすることがで
き、著しく安全性を向上させることができる。また、ヘ
ッドレスト本体を下方に移動させた場合には、駆動軸に
沿って昇降基板が下降し、ヘッドレストスティの下端部
が昇降基板と共に下降し、駆動軸の下端部側に導かれ、
シートバックの背面側に突出することがなく、ヘッドレ
スト本体をシートバックの上端の凹部に収納することが
でき、後方視界を向上させることができ、シートバック
の小型化、薄型化を図ることができる車両用シートのヘ
ッドレスト装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートのヘッドレスト装置
の要部のフレーム構成の正面図。
【図2】本発明に係るヘッドレスト装置の上下昇降状態
の側面作動説明図。
【図3】本発明に係るヘッドレスト装置のヘッドレスト
スティの軸受部を示すもので、(a)は斜視図、(b)
は断面図。
【符号の説明】
11 シートバック 12 シートフレーム 12a サイドフレーム 14 上部横杆 16 下部横杆 21 ヘッドレスト装置 22 ヘッドレスト本体 23 ヘッドレストフレーム 25 ヘッドレストスティ 31 上下昇降手段 33 駆動モーター 35 駆動軸 38 ナット部材 39 昇降基板 41 ガイド部材 43 枢支部 45 軸受部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−249411(JP,A) 特開 平2−224705(JP,A) 実開 昭62−174443(JP,U) 実開 平3−125446(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 7/38 B60N 2/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの上端側に取付けられたヘ
    ッドレストスティと、該ヘッドレストスティの上端に固
    着されたヘッドレスト本体とを備え、前記ヘッドレスト
    スティの下端がシートバックに設けられた上下昇降手段
    により上下調節自在に取付けられた車両用シートのヘッ
    ドレスト装置において、前記上下昇降手段はシートバッ
    クに設けられた駆動モーターと、該駆動モーターに連結
    された上下方向に延びる駆動軸と、該駆動軸に螺合して
    上下方向に移動するナット部材と、該ナット部材に固着
    された横方向に延びる昇降基板とを有し、該昇降基板の
    両側部に前記ヘッドレストスティの下端が前後方向に回
    動可能に枢支され、前記駆動軸の上下端部はシートバッ
    クフレームの上部横杆と下部横杆とに夫々取付けられ、
    前記ヘッドレストスティがシートバックフレームの上部
    横杆に取付けられた軸受部に前後方向に回動可能な状態
    で軸支され、該軸受部が前記上部横杆に取付けられた駆
    動軸の上端部より前方に位置していることを特徴とする
    車両用シートのヘッドレスト装置。
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KR101738962B1 (ko) * 2009-12-15 2017-05-23 주식회사 우보테크 헤드레스트 이동장치
DE102012104559A1 (de) * 2012-05-25 2013-11-28 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg Verstelleinrichtung für die Verstellung mindestens eines Abschnitts eines Sitzteils eines Fahrzeugsitzes
CN108357404A (zh) * 2018-04-13 2018-08-03 宁波继峰汽车零部件股份有限公司 一种电动头枕

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