JP2754231B2 - 穀物乾燥機の除湿装置 - Google Patents

穀物乾燥機の除湿装置

Info

Publication number
JP2754231B2
JP2754231B2 JP8824189A JP8824189A JP2754231B2 JP 2754231 B2 JP2754231 B2 JP 2754231B2 JP 8824189 A JP8824189 A JP 8824189A JP 8824189 A JP8824189 A JP 8824189A JP 2754231 B2 JP2754231 B2 JP 2754231B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
drying
dehumidifying
air passage
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8824189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02267485A (ja
Inventor
利彦 佐竹
覚 佐竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SATAKE SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SATAKE SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SATAKE SEISAKUSHO KK filed Critical SATAKE SEISAKUSHO KK
Priority to JP8824189A priority Critical patent/JP2754231B2/ja
Publication of JPH02267485A publication Critical patent/JPH02267485A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2754231B2 publication Critical patent/JP2754231B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、外気を除湿した乾燥空気により穀物を除湿
乾燥する穀物乾燥機の除湿装置に関する。
〔従来の技術〕
穀物の乾燥における従来の技術は、上部に調質タン
ク、下部に複数流路からなる乾燥部を設けて、前記上部
・下部を昇降機で接続した循環構造の乾燥機において、
下部の乾燥部に、バーナー等で外気を加熱し、相対湿度
を低下させた乾燥空気を導入して乾燥部を流下する穀物
の水分を吸湿し、湿った空気として乾燥部外部に排気す
るものであった。
また、実開昭58−141191号公報に記載の穀物乾燥機
は、熱風発生装置から乾燥機本体の穀物乾燥用通路に至
る乾燥用熱風の流路に乾式除湿装置を設けたものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の技術において、熱風を発生する装置により
発生した熱風をそのまま穀物乾燥用通路に導入している
ために、熱風を発生する装置がたとえばオイル式バーナ
ー等であれば、バーナーから発生する臭いや、不燃時に
発生するスス等が穀物等に付着することがしばしば発生
していた。このため実開昭58−141191号では直接、熱風
発生装置の熱風を穀物乾燥用通路に導入するのではな
く、別の熱風路に乾式除湿装置を設け、前記熱風路の熱
風で乾式除湿装置内の一部または全部を除湿して排気
し、この除湿した乾式除湿装置により、湿潤した外気か
ら水分を吸湿し、乾燥空気として穀物乾燥用通路に導入
するよう形成されている。
しかし、熱風を直接導入しないために乾燥用通路に導
入される外気の絶対湿度は低いものの、乾式除湿装置で
除湿する際に外気温から更に低下するため、低温の乾燥
空気となると共に、乾式除湿装置を通過した熱風はその
まま機外に放出されているので熱風の効率は悪いものと
なっていた。
このように、本発明は、熱風発生装置から発生する問
題を解決し、熱効率が良く、少ない経費で乾燥を完了す
ることのできる穀物乾燥機の除湿装置の提供を課題とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため本発明は、外気を除湿して得
た乾燥空気を、スクリーンからなる乾燥部に導入して穀
物を除湿乾燥する穀物乾燥機の除湿装置であって、外気
をバーナー等の加温装置で加温した後、排風する除湿用
空気通路と、外気を除湿した後、前記乾燥部に導入する
乾燥用空気通路とを設け、その一部を前記除湿用空気通
路内の加温装置によって加温される除湿用回転体を前記
乾燥用空気通路の外気導入部寄りに回転可能に配置する
とともに、その一部を前記加温装置によって加温される
熱伝導体を、前記除湿用回転体に隣接して前記乾燥用空
気通路の前記乾燥部側に設ける、という技術的手段を講
じたものである。
そして、上記熱伝導体は、上記除湿用回転体とともに
回転可能に設けるとよい。
〔作 用〕
本発明によると、除湿用空気通路と乾燥用空気通路と
を設けるとともにこの2つの空気通路に関連して除湿用
回転体と熱伝導体とを設け、除湿用空気通路において加
温装置で除湿用回転体を除湿した後に熱伝導体を加温
し、乾燥用空気通路において除湿用回転体で外気を除湿
した後に熱伝導体で前記除湿した外気を加温して穀物を
貯留した乾燥枠に導入し、除湿用空気通路の加温装置で
発生する熱風は除湿用回転体を除湿した後に更に熱伝導
体を加温する。
すなわち、乾燥用空気通路における除湿用回転体は、
除湿用空気通路で除湿されているので、乾燥用空気通路
に流入する外気を除湿して絶対湿度を低下させる。同様
に、熱伝導体も除湿用空気通路で加温されるので、乾燥
用空気通路の除湿用回転体で除湿された外気を更に加温
して相対湿度を低下させるよう作用する。
〔実施例〕
本発明の好適な第1の実施例を第1図および第2図に
より示す。
まず、符号1は本発明に係る穀物乾燥機である。該穀
物乾燥機1は、穀物の調質部2と乾燥部3とで構成さ
れ、前記乾燥部3は、除湿装置4と、乾燥部を通過し湿
潤した空気を吸引・排気する排気装置5とを有してい
る。更に、乾燥部3を流下した穀物を機外に搬出する横
送りコンベア6と、該横送りコンベア6に連絡して、調
質部2に穀物を送り循環させる昇降機7とを備えてい
る。前記乾燥部3には、除湿装置4から発生する乾燥空
気を通過させる複数の穴を穿設したスクリーン11により
穀物を流下させる乾燥流路8を形成し、この乾燥流路8
の上端部は前記調質部2に連通していることはいうまで
もない。
次に、除湿装置4について詳述する。除湿装置4には
除湿用空気通路9と乾燥用空気通路10とを乾燥部3に貫
通して横設し、除湿用空気通路9は排気装置5に連通す
る一方、乾燥用空気通路10は乾燥空気が、スクリーン11
により形成されたそれぞれの乾燥流路8を横切るように
通り、排気装置5のダクト12に集合して排気装置5によ
り排気されるよう連通してある。
前記除湿用空気通路9と乾燥用空気通路10とに関連し
て設けた除湿装置4の外気導入部13には、除湿用回転体
15、熱伝導体16および乾燥用空気通路9始端部に加温装
置14(ここではオイル式バーナー)を備えて構成してい
る。除湿用回転体15と熱伝導体16は駆動装置17に軸着し
て回転する。この除湿用回転体15は再生可能な吸湿材18
からなり、その断面形状は通気性の良い形状になってい
る。また、熱伝導体16は、吸熱しやすく、かつ放熱しや
すい、表面積が大きいフィン19を多数設けた通気性のよ
い形状にしてある。前記吸湿材18には一般的に使用され
る任意高吸湿材を使用し、また、熱伝導体16は熱伝導の
良い任意素材により形成する。
以上の構成による作用を説明する。まず、乾燥する穀
物の流れから説明すると、外部より調質部2に張込まれ
た穀物は乾燥流路8に流下し、乾燥部3と横送りコンベ
ア6の間に設けた間欠排出装置(図示せず)により間欠
的に横送りコンベア6に排出される。横送りコンベア6
に排出された穀物は、昇降機7に搬送して昇降機7から
再び調質部2に投入され、穀物は乾燥流路8を流下する
間に、除湿装置4からの乾燥空気によって除湿される。
調質部2内の穀物は、前記除湿された穀物間の含水率が
平衡して調質される。
一方、除湿装置4は排気装置5の駆動により、除湿用
空気通路9と乾燥用空気通路10の外気導入部分13から外
気が導入され、前記それぞれの空気通路を通り、除湿用
空気通路9からは排気装置5へ、乾燥用空気通路10から
はそれぞれの内側のスクリーン11、乾燥流路8及び外側
のスクリーン11を通り、ダクト12に集合されて排気装置
5より排気される。
除湿装置4の駆動装置17の駆動で除湿用回転体15と熱
伝導体16とが回転するとともに加温装置14により加温が
開始されると、まず、除湿用空気通路9内の除湿用回転
体15の吸湿材18は、加温装置で加温された相対湿度の低
い乾燥空気の通過によって、吸湿材18に含む水分が乾燥
空気に奪われることにより乾燥される。また、吸湿材18
の水分を含みながら通過した空気は、除湿用空気通路9
を通って排気装置5によりそのまま機外に排気される
が、ここで、除湿用回転体15を通過した空気は更に、熱
伝導体16のフィン19に触れながら通過するので、熱伝導
体16のフィン19は加温されることになる。このように、
除湿用空気通路9でそれぞれ作用を受けた除湿用回転体
15及び熱伝導体16は、駆動装置17により回動することに
より、乾燥用空気通路10内の空気にも接触することにな
る。
乾燥用空気通路10には排気装置5の吸引により外気導
入部から外気が流入しているが、前記除湿用回転体15の
乾燥された吸湿材18の部分が回動して乾燥用空気通路10
に侵入すると、外気導入部から乾燥用空気通路10内に流
入する外気は、前記吸湿材18内を通過することにより吸
湿されて乾燥空気となる。更に、該乾燥空気は熱伝導体
16のフィン19の作用により加熱され、前記吸湿材18内の
通過で絶対湿度が低下するとともに、フィン19の作用に
より相対湿度の低下した乾燥空気とすることができる。
このように、吸湿と加温の作用を受け、非常に湿度の低
い乾燥空気は、排気装置5の吸引作用によりスクリーン
11の乾燥流路8に導入され、乾燥流路8内を流下する穀
物から吸湿しながら通過し、ダクト12を介して排気装置
5より機外に排気される。
次に、第2の実施例を第3図および第4図により説明
する。この実施例中第1の実施例と同様の構成のものは
同符号で記し、本実施例の説明も第1の実施例と重複す
るためその説明は異なる部分だけに止める。
第2の実施例は、除湿装置4の熱伝導体20を熱交換器
で形成したものである。
加熱装置14で加温された相対湿度の低い空気は、除湿
用回転体15の幾部範囲内を除湿して更に熱伝導体20の熱
交換器を加熱し、排気装置5により機外に排気される。
一方、除湿用回転体15は駆動装置17により回転して、
排気装置5により外気導入部13から乾燥用空気通路10に
吸引される外気の水分を吸湿する。吸湿された外気は乾
燥空気となり、除湿用空気通路9で加温された熱交換器
20により更に加温されて、絶対湿度の低い乾燥空気を更
に相対湿度の低い乾燥空気として、スクリーン11により
形成される乾燥流路18内に導入し、前記乾燥流路内8を
流下する穀物の水分を吸湿してダクト12に集合し、排気
装置5により機外に排出される。
この実施例では熱伝導体20を熱交換器で形成したの
で、回転部分は除湿用回転体15だけとなり、構成も簡単
で、熱交換器の効率の良さから除湿用空気通路9内での
熱伝導体20への加温が効率良く行え、乾燥用空気通路内
の除湿用回転体15で除湿された乾燥空気を効果的に加温
することができる。
最後に、第3の実施例について第5図及び第6図を参
照して説明する。第1および第2の実施例と同様の構成
のものは同符号で記し、説明が重複する部分は省略する
ものとする。
第1および第2の実施例と異なる部分は、除湿用空気
通路9に外気を導入するのではなく乾燥用空気通路10の
乾燥空気の一部を導入する点である。
乾燥用空気通路10の、乾燥空気が流れる側に空気一連
通路21の一方を臨ませて、他方を除湿用空気通路9の第
1、第2実施例における外気導入部13に接続して、乾燥
用空気通路10の除湿装置4により発生する乾燥空気の一
部を、乾燥用空気通路10の乾燥空気が流れる側に臨む空
気一連通路21により吸引して除湿用空気通路に導入する
よう構成している。
この空気一連通路21には特別の送風または吸引の装置
は必要とせず、排気装置5の排気により除湿用空気通路
9内が負圧になることで、前記乾燥用空気通路10内の乾
燥空気は空気一連通路21を経て除湿用空気通路9に導入
される。
本実施例において、乾燥空気を除湿用空気通路9の加
温装置で加温するため、前記乾燥空気は更に乾燥が進
み、除湿用回転体の吸湿材18の水分を速やかに、かつ、
大量に吸湿することができるものである。これにより、
加温装置の経済性を一段と向上させることができる。ま
た、この構成においても、加温装置4がオイル式バーナ
ー等で構成しても、バーナーの燃焼臭のある空気はその
まま排気装置5により機外に排出することができるの
で、穀物に悪影響を与えることはない。
〔発明の効果〕
本発明によると加温装置としてオイル式バーナー等を
使用しても被乾燥物にオイル式バーナーの燃焼臭や、不
燃時のスス等が付着する心配はなく、加温装置の発熱
を、除湿用回転体の除湿と熱伝導体の加温との2つに作
用して使用するために、外気を除湿して絶対温度を下げ
るとともに、次いで、加温することにより相対湿度を低
下させることにより、加温装置の熱効率が向上するもの
である。
これにより、穀物乾燥機において穀物の品質向上と、
乾燥機の経済性の向上に大きく貢献することのできる穀
物乾燥機の除湿装置を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】 第1図は、第1の実施例の側断面図、第2図は第1図を
A−A部より見た断面図、第3図は第2の実施例の側断
面図、第4図は第3図をB−B部より見た断面図、第5
図は第3の実施例の側断面図、第6図は第5図をC−C
部より見た断面図である。 図において、 1……穀物乾燥機、2……調質部、3……乾燥部、4…
…除湿装置、5……排気装置、6……横送りコンベア、
7……昇降機、8……乾燥流路、9……除湿用空気通
路、10……乾燥用空気通路、11……スクリーン、12……
ダクト、13……外気導入部、14……加温装置、15……除
湿用回転体、16……熱伝導体、17……駆動装置、18……
吸湿材、19……フィン、20……熱伝導体、21……空気一
連通路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気を除湿して得た乾燥空気を、スクリー
    ンからなる乾燥部に導入して穀物を除湿乾燥する穀物乾
    燥機の除湿装置であって、外気をバーナー等の加温装置
    で加温した後、排風する除湿用空気通路と、外気を除湿
    した後、前記乾燥部に導入する乾燥用空気通路とを設
    け、その一部を前記除湿用空気通路内の加温装置によっ
    て加温される除湿用回転体を前記乾燥用空気通路の外気
    導入部寄りに回転可能に配置するとともに、その一部を
    前記加温装置によって加温される熱伝導体を、前記除湿
    用回転体に隣接して前記乾燥用空気通路の前記乾燥部側
    に設けたことを特徴とする穀物乾燥機の除湿装置。
  2. 【請求項2】上記熱伝導体は、上記除湿用回転体ととも
    に回転可能に設けてなる請求項1の穀物乾燥機の除湿装
    置。
JP8824189A 1989-04-07 1989-04-07 穀物乾燥機の除湿装置 Expired - Fee Related JP2754231B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8824189A JP2754231B2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07 穀物乾燥機の除湿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8824189A JP2754231B2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07 穀物乾燥機の除湿装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02267485A JPH02267485A (ja) 1990-11-01
JP2754231B2 true JP2754231B2 (ja) 1998-05-20

Family

ID=13937364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8824189A Expired - Fee Related JP2754231B2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07 穀物乾燥機の除湿装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2754231B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02267485A (ja) 1990-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6099623A (en) Humidity control apparatus
CN206875922U (zh) 一种除湿循环设备
KR100598214B1 (ko) 데시컨트를 이용한 가습 및 제습장치
KR100610989B1 (ko) 제습 건조기
JP2754231B2 (ja) 穀物乾燥機の除湿装置
JPS59196209A (ja) 樹脂ペレツト除湿乾燥装置
JP2002361026A (ja) 電気除湿機
CN106949731A (zh) 一种除湿循环设备
CN104791928B (zh) 一种非绝热型除湿设备
JP4535642B2 (ja) 電気除湿機
JPH09108496A (ja) 除湿装置付き衣類乾燥機
JP3713837B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3716089B2 (ja) 空気調和機
CN212511544U (zh) 一种具备循环功能的除湿机构
JPS586178Y2 (ja) 除湿機
JPH04352999A (ja) 衣類乾燥機
KR100600774B1 (ko) 제습기
JPH0467899A (ja) 除湿型衣類乾燥機
JP2002273150A (ja) 除湿乾燥機
JP3661209B2 (ja) 衣類乾燥機
JP2671418B2 (ja) 衣類乾燥機
JP2002051936A (ja) 連続吸湿式ハンドドライヤー
JPS59111798A (ja) 衣類乾燥機
JPS5951317B2 (ja) 除湿式乾燥機
JPH06201261A (ja) 生ゴミ乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees