JP2753936B2 - ▲i▼型及び▲ii▼型糖尿病改善剤の製造方法 - Google Patents

▲i▼型及び▲ii▼型糖尿病改善剤の製造方法

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JP2753936B2
JP2753936B2 JP5104797A JP10479793A JP2753936B2 JP 2753936 B2 JP2753936 B2 JP 2753936B2 JP 5104797 A JP5104797 A JP 5104797A JP 10479793 A JP10479793 A JP 10479793A JP 2753936 B2 JP2753936 B2 JP 2753936B2
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diabetes
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alcohol
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恵子 久保
宏彰 難波
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Yukiguni Maitake Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、I型及びII型糖尿病
善剤の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】糖尿病
は現在においては成人病に匹敵する程の多くの患者を認
める病である。
【0003】糖尿病はインスリン作用の不足により細胞
内へのグルコースの取り込み量が低下し、グルコースの
分解が亢進することによりアミノ酸から糖への新生がお
こり、血糖値が上昇する。更に組織へのエネルギー供給
のため脂質の分解が促進され、血漿遊離脂肪酸値が上昇
する。
【0004】本発明者等は、この症状の治療及び予防な
どの改善を目的としマイタケに注目し、その効果を検討
したところI型及びII型糖尿病モデルに対し、いずれも
有効であるという結果を得、本発明を完成させた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨を説明す
る。
【0006】破砕したマイタケの菌糸体若しくは子実体
を熱水処理して得られる可溶性物質にアルコールを添加
して生じた浮遊物を収集することを特徴とするI型及びI
I型糖尿病改善剤の製造方法に係るものである。
【0007】また、請求項1に記載のI型及びII型糖尿
改善剤の製造方法において、収集した浮遊物に支持体
としてデンプン,乳糖などを混入して生成することを特
徴とするI型及びII型糖尿病改善剤の製造方法に係るも
のである。
【0008】また、請求項1,2いずれか1項に記載の
I型及びII型糖尿病改善剤の製造方法において、収集し
浮遊物にビタミンを混入して生成することを特徴とす
るI型及びII型糖尿病改善剤の製造方法に係るものであ
る。
【0009】また、請求項1〜3いずれか1項に記載の
I型及びII型糖尿病改善剤の製造方法において、アルコ
ールの最終濃度を40〜85%(重量%)になるように
添加することを特徴とするI型及びII型糖尿病改善剤
製造方法に係るものである。
【0010】また、破砕したマイタケの菌糸体若しくは
子実体をエーテルとアルコールとの混液で抽出して得ら
れるエーテル・アルコール可溶性物質を収集することを
特徴とするI型及びII型糖尿病改善剤の製造方法に係る
ものである。
【0011】また、請求項5記載のI型及びII型糖尿病
改善剤の製造方法において、収集した物質に支持体とし
てデンプン,乳糖などを混入して生成することを特徴と
するI型及びII型糖尿病改善剤の製造方法に係るもので
ある。
【0012】また、請求項5,6いずれか1項に記載の
I型及びII型糖尿病改善剤の製造方法において、収集し
た物質にビタミンを混入して生成することを特徴とする
I型及びII型糖尿病改善剤の製造方法に係るものであ
る。
【0013】
【実施例】(I) 糖尿病モデル I型糖尿病としてはストレプトゾトシン(STZ)誘発
糖尿病ラットを作製した。
【0014】50〜150mg/kg体重のストレプトゾト
シンをラットの尾静脈から投与し、血糖値が300〜9
00mg/dlの範囲を示す病態モデルを作った。
【0015】一方、II型糖尿病モデルとしては、KK−
yマウスを用いた。即ち、1962年に見出されたK
Kマウスに肥満遺伝子Ayを導入して肥満を起こさせ、I
I型糖尿病症状を強く出現させたKK−Ayマウスを用い
た。尚、このマウスは日本クレア社より4週齢時に購入
し、静飼育後実験に用いた。 (II) 錠剤及びカプセル剤 マイタケ粉末500gを100〜120°Cの熱水1l
で抽出した可溶性物質63g、または、該可溶性物質8
0gにアルコール(エチルアルコール又はメチルアルコ
ール)を添加(40〜85重量%)して得られる沈殿物
(高分子 物質)若しくは浮遊物(低分子物質)夫々8
g、またはマイタケ粉末500gをエーテル(ジエチル
エーテル)とエチルアルコールとの混液(体積比1:
1)1lで抽出して得られるエーテル・アルコール可溶
性物質15gに、ビタミンC100mgと、支持体として
デンプン,乳糖等を300〜500mg混入し、固形化錠
を作製した。
【0016】マイタケは培養菌糸体,培養子実体及び天
然自生の子実体のいずれでも良い。
【0017】また、このビタミンは酸化防止の為に使用
するものである。ビタミン量は200mgと限定する必要
はない。
【0018】また、カプセル剤とするときは、前記錠剤
を破砕してカプセルに詰入する。
【0019】上記の如く作製した錠剤を適当な大きさに
粉砕し、これを一定時間自由摂取又は強制的に経口投与
し、病態モデルの効果を検討した。
【0020】尚、各抽出物はビタミンや支持体を混入せ
ず、そのまま経口投与しても効果に差はないことを付記
する。
【0021】以下、具体的な実施例を示す。 (A) I型糖尿病モデルに対する効果: 糖尿病モデル(ラット)をSTZ(50mg/kg体重)投
与して作製し、効果について調べ、表1を得た。
【表1】 尚、無処理群の投与物質の違いによって血糖値に差があ
るのは、実験区が各々異なる為である。従って、比率、
例えば浮遊物の項では無処理群1.00に対し、処理群
では0.35に低下したと表現されているものを比較す
ることにより各物質の錠剤間の効果の差が認定でき、
遊物,アルコール・エテール可溶物質が秀れた効果を有
することが分かる。 (B) II型糖尿病モデルに対する効果 ヒトのII型糖尿病に似た病態を示すことで1962年に
見出されたKK−マウスに肥満遺伝子Ayを導入して肥
満をおこさせ、II型糖尿病症状を強く出現させたKK−
yマウスを用い、本実施例の抽出物質に係る錠剤につ
いてにインスリン量,トリグリセライド量を調べたとこ
ろ、いずれも症状改善効果を示した。
【0022】本実施例の抽出物質は経口投与法によって
I型のみならず、II型糖尿病に対しても、その症状改善
効果を示すことが明らかになった。
【0023】この効果については未だ未発見のものであ
り、糖尿病の治療のみならず発症防止、又は抑制に用い
ることが十分可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述のようにしたから、秀れた
I型及びII型糖尿病改善剤の製造方法となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−49244(JP,A) 特開 昭62−234028(JP,A) 特開 昭63−8336(JP,A) 特開 昭52−117493(JP,A) 特開 昭58−93702(JP,A) 難波宏彰著,「マイタケの不思議パワ ー」,KKベストセラーズ,75−7頁, 1992年10月5日初版発行 水野卓ら編著,「キノコの化学・生化 学」,株式会社学会出版センター,237 −248頁,1992年1月15日初版発行

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕したマイタケの菌糸体若しくは子実
    体を熱水処理して得られる可溶性物質にアルコールを添
    加して生じた浮遊物を収集することを特徴とするI型及
    びII型糖尿病改善剤の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のI型及びII型糖尿病
    善剤の製造方法において、収集した浮遊物に支持体とし
    てデンプン,乳糖などを混入して生成することを特徴と
    するI型及びII型糖尿病改善剤の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1,2いずれか1項に記載のI型
    及びII型糖尿病改善剤の製造方法において、収集した
    遊物にビタミンを混入して生成することを特徴とするI
    型及びII型糖尿病改善剤の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか1項に記載のI型
    及びII型糖尿病改善剤の製造方法において、アルコール
    の最終濃度を40〜85%(重量%)になるように添加
    することを特徴とするI型及びII型糖尿病改善剤の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 破砕したマイタケの菌糸体若しくは子実
    体をエーテルとアルコールとの混液で抽出して得られる
    エーテル・アルコール可溶性物質を収集することを特徴
    とするI型及びII型糖尿病改善剤の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のI型及びII型糖尿病改善
    の製造方法において、収集した物質に支持体としてデ
    ンプン,乳糖などを混入して生成することを特徴とする
    I型及びII型糖尿病改善剤の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5,6いずれか1項に記載のI型
    及びII型糖尿病改善剤の製造方法において、収集した物
    質にビタミンを混入して生成することを特徴とするI型
    及びII型糖尿病改善剤の製造方法。
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水野卓ら編著,「キノコの化学・生化学」,株式会社学会出版センター,237−248頁,1992年1月15日初版発行
難波宏彰著,「マイタケの不思議パワー」,KKベストセラーズ,75−7頁,1992年10月5日初版発行

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