JP2753733B2 - ベネシャンブラインド昇降規制装置 - Google Patents

ベネシャンブラインド昇降規制装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はベンシャンブラインドの昇降規制装置の改良
に関する。
[従来技術] ヘッドボックス内に操作軸を水平に軸受けし、その操
作軸に巻取ドラムを装着し、その巻取ドラムに昇降コー
ドの上端を止着し、その昇降コードを巻取ドラムに巻取
り巻戻すことによりスラットを昇降させる方式のベネシ
ャンブラインドは、スラットの下降中にボトムレールや
スラットが障害物に当たると、当たった側の下降が止ま
って片下りになるだけでなく、止まった側の昇降コード
はゆるんで巻取ドラムに正常に巻取り巻戻しされなくな
り故障の原因となる。
この欠点を解消するため、ボトムレールやスラットが
障害物に当たって、昇降コードがゆるむと、操作軸の回
転が制止される装置が、実開昭53−129152号、実開昭55
−96298号、実開昭60−135490号に開示されている。そ
れらの装置は、操作軸に爪車を固定し、その爪車とかみ
合う爪を昇降コードに掛け、昇降コードが緊張すると爪
が爪車から離れ、弛緩するとかみ合うように構成されて
いる。
[発明が解決しようとする課題] 昇降コードが爪に掛けられると、ブラインドを昇降す
るたびに爪と昇降コードが摩擦摺動するため、爪が破損
しやすいという問題があった。又、従来の爪と爪車を介
して操作軸の回転を規制するものは、ボトムレールが下
限位置に達して昇降コードが弛むと操作軸の回転が規制
されるため、スラットの傾斜調整もできなくなる。その
結果、ボトムレールの下限位置における遮光調整を十分
に実施することができないという問題があった。
本発明はこの問題を解決するためになされたものであ
り、その目的とするところは、昇降コードを爪に掛けな
くても、昇降コードがゆるむと昇降が規制される装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明が採用する手段は、
ヘッドボックスと、そのヘッドボックス内に軸受けされ
た操作軸と、その操作軸に一体回転するが軸方向には摺
動自在に取付けられた巻取ドラムと、ヘッドボックスに
取付けられて巻取ドラムがねじばねされる巻取ドラムホ
ルダと、巻取ドラムの外周に上端が止着されてスラット
を昇降させる昇降コードとを備えたベネシャンブライン
ドにおいて、巻取ドラムにスリーブを固定し、そのスリ
ーブに直径方向に出入可能に爪本体を取付け、そのスリ
ーブに内歯のラチェットを回転しないように取付け、操
作軸にカム本体を一体に回転するが軸方向にはラチェッ
トと共に摺動するように取付け、巻取ドラムの内周に内
半径方向に突出する内周突起を設け、その内周突起に係
合可能な伝達突起をカム本体に設け、爪本体の直径方向
の一方に爪を他方に爪突起とばねを設け、カム本体にそ
の爪突起に係合するカム突起を設けたことにある。
[作用] スラットの停止時及び昇降時において、昇降コードに
荷重が作用して緊張しているときは、常に、巻取ドラム
は昇降コードに引かれているから、内周突起と伝達突起
は各一方側において当接する。このとき、カム本体のカ
ム突起は爪本体の爪突起に係合して爪をラチェットから
外すように設定してあるから、昇降コードた緊張してい
る限り、操作軸の回転はラチェットと爪によって規制さ
れることはない。
ボトムレールが下限位置まで下降したとき、又は、ス
ラットが障害物に当たるとき、昇降コードが弛み、内周
突起と伝達突起の各一方側は外れる。このとき、カム突
起は爪突起から外れるから、ばねが爪本体を押して爪を
ラチェットに掛け、爪本体とスリーブと巻取ドラムの回
転を先ず阻止する。操作軸は伝達突起の反対側が内周突
起の反対側に当接するまで回転可能であるが、その反対
側同士が当接すると、操作軸は巻取ドラムによって回転
が規制される。このようにして、昇降コードが弛むと操
作軸の回転は規制されるが、昇降コードは爪に掛けられ
ていないので、爪が昇降コードによって摩耗して回転規
制動作が不良になるおそれはない。又、ボトムレールの
下限位置においても、操作軸は少なくとも180度回動可
能であるから、昇降コードすなわちボトムレールを昇降
させずにスラットの傾斜を調整することができる。
[実施例] 本発明の装置を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
第3図に示すように、ベネシャンブラインドのヘッド
ボックス10に、ラダーホルダ11が固定され、そのラダー
ホルダにはラダードラム12が回転自在に軸受けされる。
ラダーホルダ11に隣接して巻取ドラムホルダ14が固定さ
れ、その巻取ドラムホルダのねじゲート13のめねじに巻
取ドラム15の外周のおねじなねじばめされる。
ラダードラム12にはラダーコード21の上端が掛けら
れ、ラダーコード21はヘッドボックス10の底面開口から
垂下してスラット30を支持する。ラダードラム12は操作
軸20に一体回転するように外嵌され、操作軸20が回転す
ると、ラダードラム12によってラダーコード21の前後が
ずれてスラット30が傾斜するが、スラット30が傾斜の限
度に達すると、ラダーコード21はスリップする。
巻取ドラム15は操作軸20に一体回転するが相互摺動自
在に外嵌され、操作軸20の回転に伴い、ねじゲート13に
ねじばめされた巻取ドラム15は軸方向に前進又は後退す
る。
昇降コード22の上端は巻取ドラム15に止着され、その
下端は巻取ドラムホルダ14に沿ってラダーホルダ11内に
入り、ガイドロール16を経てヘッドボックス10の底面開
口から垂下し、各スラット30の昇降コード孔を貫通して
最下段スラット(ボトムレール)に至りそこに止着され
る。巻取ドラム15が回転しながら、前進すると、昇降コ
ード22は巻取ドラムに巻きとられてボトムレールが上昇
し、回転しながら後退するとボトムレールが下降する。
第1図及び第2図に示すように、昇降巻取ドラム15の
前端にラチェットケース41がヘッドボックス10の底面に
沿って摺動自在に付設される。ラチェットケース41の内
周面には内歯のラチェット42が形成され、そのラチェッ
トにスリーブ43が回動自在に内嵌される。スリーブ43は
巻取ドラム15に一体に固定される。スリーブ43には弦方
向のガイド44が設けられ、そのガイドの内側に爪体45が
直径方向に摺動可能に挿入される。爪体45の直径方向の
一方には爪46を形成し、他方にはぼね47を設けて、爪46
を常に直径方向に押圧する。スリーブ43の爪46の当たる
部分に爪孔47が設けられ、爪46はその爪孔から突出す
る。爪体45の中央に直径方向に延びる長円形孔48が設け
られ、その長円形孔をカム体50が貫通する。カム体50は
操作軸20に一体回転するが、摺動は自在に取付けられ、
そのラチェットケース41を突き抜けた前端にはスペーサ
51とスナップリング52が取付けられる。ラチェットケー
ス41の前面にはふた53が取付けられる。カム本体50には
カム突起54が設けられ、そのカム突起54は爪体45に設け
られた爪突起49と係合する。カム本体50の外周後端部に
は伝達突起55が設けられ、その伝達突起は巻取ドラム15
の内周に設けられた内周突起16と係合する。
次に、本発明の装置の動作について説明する。
第4図に示すように、昇降コード22が緊張していると
きに、巻取ドラム15の内周突起16は常にカム本体50の伝
達突起55の片側に当接するが、このとき、第5図に示す
ように、カム本体50のカム突起54と爪本体45の爪突起49
が係合するように設定する。すなわち、正常なブライン
ドの昇降中は、カム突起54が爪突起49を介して爪本体45
を爪46が爪孔40に退入する方向に押して爪46をラチェッ
ト42から外すので、爪本体45とスリーブ43の回転、すな
わち、それと一体の巻取ドラム15の回転は規制を受けず
に自由に回転することができる。したがって、ボトムレ
ールの荷重によって昇降コード22が緊張する正常時にお
いては、操作軸20を自由に回転させてブラインドを開閉
することができる。
ボトムレールが下降限度に達するか、又は下降中に障
害物に当たり下降を妨げられると、第6図に示すよう
に、昇降コード22が弛み、巻取ドラム15の内周突起16と
カム本体50の伝達突起55が離間する。このとき、第7図
に示すように、カム突起54は爪突起49から外れ、ばね47
が爪本体45を爪46が爪孔47から突出する方向に押すた
め、爪46がラチェット42に掛かり、巻取ドラム15の回転
は規制される。操作軸20の回転も、第8図に示すよう
に、回転を規制された巻取ドラム15の内周突起16に伝達
突起55が当接するために阻止されるが、それまでに約27
0度回転することができるから、ボトムレールが下限位
置に達した後もスラットの傾斜角を調整することが可能
である。このとき、第9図に示すように、爪本体45の爪
突起48とカム本体のカム突起54は係合せず、爪46はラチ
ェット42に掛かったままである。
[発明の効果] 上記のとおり、本発明の装置は昇降コードが弛むとラ
チェットに爪が係合して操作軸の回転を規制する方式で
あるが、従来の昇降コードを直接爪に掛けるものとは異
なり、爪と昇降コードとは直接接触することは全くない
から、太くて強靭な昇降コードを使用しても爪が破損し
て装置が作動しなくなるおそれはないという優れた効果
を有する。又、ボトムレールの下限位置においても、操
作軸は少なくとも180度以上回動可能であるから、スラ
ットの傾斜を調整して満足のゆく遮光を行うことができ
るという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の装置の要部を示す断面図及
び分解斜視図、 第3図は本発明の装置を備えたベネシャンブラインドの
要部を示す正面図、 第4図及び第5図は巻取ドラムの内周突起とカム本体の
伝達突起の関係及びラチェットと爪の関係を示す略図で
あり、昇降コードが緊張しているときの状態を示す。 第6図及び第7図は第4図及び第5図に相当する図であ
り、昇降コードが弛んだときの状態を示す。 第8図及び第9図は同じく第4図及び第5図に相当する
図であり、操作軸の回転が規制された状態を示す。 図において、符号10はヘッドボックス、14:巻取ドラム
ホルダ、15は巻取ドラム、16は内周突起、20は操作軸、
22は昇降コード、30はスラット、42はラチェット、43は
スリーブ、45は爪本体、46は爪、47はばね、49は爪突
起、50はカム本体、54はカム突起、55は伝達突起をそれ
ぞれ示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドボックス(10)と、前記ヘッドボッ
    クスに固定された巻取ドラムホルダ(14)と、前記ヘッ
    ドボックス内において長手方向に軸受けされた操作軸
    (20)と、前記操作軸に一体回転するが軸方向には摺動
    自在に外嵌されて前記巻取ドラムホルダにねじばめされ
    た巻取ドラム(15)と、前記巻取ドラムの周面に巻かれ
    てスラット(30)を昇降させる昇降コード(22)とを備
    えたベネシャンブラインドにおいて、前記巻取ドラムに
    一体回転するように取付けられたスリーブ(43)と、前
    記スリーブに回転しないように取付けられた内歯のラチ
    ェット(42)と、前記スリーブに直径方向に出入可能に
    設けられた爪本体(45)と、前記操作軸に一体回転する
    が軸方向には前記ラチェットと共に摺動可能に取付けら
    れたカム本体(50)と、前記カム本体に一体に形成され
    て前記巻取ドラムの内周面に形成された内周突起(16)
    と係合する伝達突起(55)とからなり、前記本体の直径
    方向の一方に爪(46)が、他方には爪突起(49)とばね
    (47)がそれぞれ設けられ、前記カム本体は前記爪突起
    と係合するカム突起(54)を備え、前記昇降コードが緊
    張して前記内周突起と前記伝達突起の一方の側が係合す
    るとき、前記カム突起が前記爪突起に係合して前記爪本
    体を前記爪が前記ラチェットから外れる方向に移動さ
    せ、前記昇降コードが弛んで前記内周突起と前記伝達突
    起の一方の側の係合が外れると、前記カム突起と前記爪
    突起の係合も外れて前記ばねが前記爪本体を前記爪が前
    記ラチェットに係合する方向に移動させて前記巻取ドラ
    ムの回転を阻止し、ついで前記内周突起と前記伝達突起
    によって前記操作軸の回転を規制することを特徴として
    なるベネシャンブラインド昇降規制装置。
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