JP2753488B2 - 複写機の露光制御装置 - Google Patents

複写機の露光制御装置

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JP2753488B2 JP14028796A JP14028796A JP2753488B2 JP 2753488 B2 JP2753488 B2 JP 2753488B2 JP 14028796 A JP14028796 A JP 14028796A JP 14028796 A JP14028796 A JP 14028796A JP 2753488 B2 JP2753488 B2 JP 2753488B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロフィルム
に記録された画像の複写を行う複写機に係わり、特に、
マイクロフィルムに記録された画像の複写を最適な像露
光光量で行えるように露光ランプの制御を行う露光調整
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】マイクロフィルムの画像部分を露光し、
その光学像を感光ドラム等の電子写真用感光体に結像さ
せて複写像を作成する静電写真方式によるマイクロ複写
機が良く知られている。このような複写機においては、
感光体に最適な複写画像を形成するためマイクロフィル
ムに対する露光量の調整が最も重要な要素の一つとなっ
ている。そこで、従来マイクロフィルムのかぶり濃度や
複写倍率を考慮して露光量の決定を自動的に行う装置が
用いられている。すなわち、それが図11に示す如き構
成を有するものである。図において、コンデンサレンズ
101により集光する光源ランプ100から発せられる
光線は、マイクロフィルム102上に照射され、該マイ
クロフィルム102の画像が、拡大レンズ103および
スリット板104を経て感光体105上にスリット露光
する。このスリット板104には、光学像の一部を受光
するためのセンサ106が複数個配置されており、この
センサ106によって、複写倍率の設定に伴いマイクロ
フィルム102が規定の照度で照射されるように制御す
る。 【0003】この露光制御装置は図12に示す如く構成
されている。すなわち、マイクロフィルム102の画像
を複写動作に先立って予備走査し、この予備走査中にセ
ンサ106A〜106Cに入射した光線による出力を増
幅器107A〜107Cにより増幅し、検出ライン10
8A〜108Cを介して最小値検出回路109に入力さ
れ、最もレベルの低い検出信号を最小値信号110とし
てコンパレータ111へ供給し、このコンパレータ11
1において最小値信号110と、基準値回路112から
出力される基準値信号113とを比較し、その結果を比
較信号114として露光調整回路115に供給し、拡大
レンズ103の絞りまたは光源ランプ100への印加電
圧を制御するものである。複写は、この予備走査によっ
て設定された露光光量で行われる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の露光制御装置にあってはプリント基板のパターン
や通常の写真を記録したマイクロフィルムでは、白抜き
の部分が10%あるいは50%以上にも達し、いずれの
センサ106も画質の背景部分の光線を受光しない場合
が多発し、このような場合、露光調整回路115は画質
の白抜きの部分を背景部分と誤って露光量の設定を行う
ことになり、全く不適当な露光が行われ、無駄な複写が
行われてしまうという問題点を有している。またさら
に、複写動作とは別にフィルム濃度検出のための予備走
査を必要とするため、一回の複写に要する時間が長いと
いう問題点を有している。 【0005】本発明の目的は、露光ランプの光照射によ
って原稿面を反射または透過して感光体に投影して複写
像を形成する際に、拡大複写であろうが、白抜きの部分
の多少があろうが露光ランプの制御を行い複写像を最適
な光量で投影できるようにしようというものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本願発明に係る複写機の
露光制御装置は、露光ランプの光照射によって原稿の光
像を移動する感光体に投影して複写像を形成する複写機
において,上記露光ランプの印加電圧を調整するトライ
アックを上記露光ランプに接続し,上記露光ランプの近
傍に上記露光ランプから照射される光の光量を検知する
露光ランプ照射光量センサを設けると共に原稿の光像を
感光体に投影する光濃度を設定する基準電圧設定回路を
設け,上記露光ランプの光を原稿に照射して複写像を形
成する時に原稿から得られる光を検知し、該光の光量の
変化に応じてリニアに変化する値を出力する光像光量セ
ンサを光路上に設け,前記光像光量センサに該光像光量
センサからの出力を断続するスイッチを接続し,前記露
光ランプ照射光量センサから電流値として出力されるセ
ンサ検出値に対応した光量を示す電圧値と、前記スイッ
チを介して前記光像光量センサから電流値として出力さ
れる原稿濃度検出値に対応した最適原稿濃度値との差電
圧を加減算して出力する演算回路と,前記演算回路から
の出力値と前記基準電圧設定回路からの出力値とを比較
して差電圧に相当する値を前記露光ランプ電圧制御回路
に出力する比較回路と,前記演算回路出力端に設け、光
像光量センサからの出力を断続するスイッチと連動して
切替わり、該光像光量センサからの出力を断続するスイ
ッチがOFFの時に上記演算回路の出力端を上記比較回
路に接続し、該スイッチがONの時に切り替えて上記演
算回路の出力端を上記露光ランプ電圧制御回路に接続す
るように動作する二方切替スイッチと,前記比較回路か
らの出力値又は演算回路からの出力値に基づいて前記光
像光量センサの出力値が適正値になるように前記トライ
アックを制御するトリガー信号を出力する露光ランプ電
圧制御回路を設け,前記光像光量センサからの出力に基
づいて前記露光ランプの出力をリアルタイムで適正露光
量に制御するようにしたものである。 【0007】このように構成することにより、本発明に
よると、複写動作時にマイクロフィルム等の原稿面を通
り感光体に照射される露光ランプからの光量をセンサに
よって検出し、フィードバックして露光ランプの光量調
整をリアルタイムで行う。これによって拡大複写であろ
うが、白抜きの部分の多少があろうが常時最適な光量を
保持できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて説明する。図1には、本発明に係る複写機の露光
制御装置の実施の形態の一例が示されている。図におい
て、露光ランプ1の光路上には、コンデンサレンズ2が
配置されており、このコンデンサレンズ2の先方に、マ
イクロフィルム等の原稿3が設置される。このマイクロ
フィルム等の原稿3の前には、拡大レンズ4が配置され
ており、この拡大レンズの前にスリット板5が設けられ
ている。このスリット板5の先方に感光体6が設けられ
ている。このスリット板5には、原稿3を通し拡大レン
ズ4を介して投影されてくる光を検知する光像光量セン
サ7が設けられている。この光像光量センサ7は、図2
に示す如く拡大レンズ4を介して照射される光線の光量
の多少に応じてリニアに出力が変化するものである。こ
の光像光量センサ7には、露光ランプ1に印加する電圧
を調整する露光ランプ電圧制御回路8が接続されてい
る。この露光ランプ電圧制御回路8の出力信号は、トラ
イアック9に供給され、このトライアック9によって光
像光量センサ7からの出力に応じた露光ランプ1の印加
電圧が図3に示す如く制御される。 【0009】また、露光ランプ1の近傍には、露光ラン
プ1から発せられる光を検知する露光ランプ照射光量セ
ンサ10が設けられている。この露光ランプ照射光量セ
ンサ10には、過電圧検出回路11と演算回路12が接
続されている。この演算回路12には、光像光量センサ
7からの出力が、スイッチ13を介して入力できるよう
に構成されている。この過電圧検出回路11は、露光ラ
ンプ1から発せられる光量から露光ランプ1に印加され
る実効値電圧(露光ランプ1に印加されている電圧は交
流を位相制御したもの)が、使用される露光ランプ1に
とって所定値(限界値)より大きいか否かを検出するも
のである。すなわち、露光ランプ1に印加される電圧の
高域リミッターの役割を果たすものである。 【0010】また、スイッチ13は、ONで自動調整
(オート)で、OFFで手動調整(マニュアル)となっ
ている。すなわち、スイッチ13がOFFの時(マニュ
アル時)、演算回路12は、露光ランプ照射光量センサ
10からの出力をそのまま出力し、オート時(スイッチ
13がONの時)は、露光ランプ照射光量センサ10か
らの出力によって変換された値と光像光量センサ7から
の出力によって変換された値とを加算した値を露光ラン
プ電圧制御回路8に出力する機能を有するものである。 【0011】この演算回路12には、二方切替スイッチ
14を介して比較回路15が接続されており、この比較
回路15には、基準電圧(Vref)設定回路16が接
続されている。この二方切替スイッチ14は、スイッチ
13と連動して動作するもので、スイッチ13がONの
とき二方切替スイッチ14は端子bに接続され、スイッ
チ13がOFFのとき二方切替スイッチ14は端子aに
接続される。この端子aには、比較回路15が接続され
ている。この比較回路15には、基準電圧設定回路16
が接続されており、この基準電圧設定回路16は、スイ
ッチ13、二方切替スイッチ14のマニュアル設定時に
用いられるもので、マニュアル時に露光ランプ1の光量
を設定することができる。 【0012】演算回路12は、図4に示す如き構成を有
している。すなわち、演算回路12は、露光ランプ照射
光量センサ10から電流値として出力されるセンサ検出
値を入力し、該センサ検出値に対応した光量を示す電圧
値として出力するセンサ―光量変換回路121と、光像
光量センサ7から電流値として出力される原稿3を通し
た光量に対応した検出値を入力し、該検出値に対応した
原稿3を通した原稿濃度値が原稿3を通したときの最適
原稿濃度値に対して過大か過小かによって増減(±)値
を電圧値として出力するセンサ―フィルム濃度変換回路
122と、この2つの変換回路からの出力値を加算して
出力する加算回路123とから構成されている。 【0013】また、この比較回路15は、図4に示す如
き構成を有している。すなわち、この比較回路15は、
原稿の光像を感光体に投影する光濃度を設定する基準電
圧設定回路16によって設定された値に対応する電圧に
変換する設定値―基準電圧変換回路151と、演算回路
12の加算回路123からの出力と設定値―基準電圧変
換回路151からの出力とを比較して差電圧(演算回路
12の加算回路123から出力される値を基準値から減
算した値)を露光ランプ電圧制御回路8に出力する差電
圧出力回路152とによって構成されている。基準電圧
設定回路16は、例えば、ボリューム等で構成されてお
り自由に外部から設定できるようになっている。 【0014】また、図1に示す端子bには、露光ランプ
電圧制御回路8が接続されており、この露光ランプ電圧
制御回路8には、前記過電圧検出回路11からの出力信
号が入力されるように構成されている。また、露光ラン
プ電圧制御回路8からのトリガー信号がトライアック9
に供給される。この露光ランプ電圧制御回路8は、図5
に示す如き構成を有している。すなわち、二方切替スイ
ッチ14の端子bには、露光ランプ電圧制御回路8の入
力端子cが接続されており、この入力端子cにはセンサ
値―電圧指令値変換回路81が接続されている。このセ
ンサ値―電圧指令値変換回路81は、センサ値(光像光
量センサ7と露光ランプ照射光量センサ10の加算値)
に対応する最適電圧指令値を算出出力する機能を有する
ものである。また、比較回路15の出力信号は、露光ラ
ンプ電圧制御回路8の入力端子dに入力されるように構
成されている。この入力端子dには、比較値―電圧指令
値変換回路82が接続されている。この比較値―電圧指
令値変換回路82は、基準値と露光ランプ照射光量セン
サ10からの出力値との差電圧値(プラス(+)の場合
と、マイナス(−)の場合がある)からトライアック9
を介して露光ランプ1に印加される電圧の上昇下降を指
令する指令値を算出する機能を有するものである。 【0015】このように構成されているものであるか
ら、オートにセット(スイッチ13をON、二方切替ス
イッチ14を端子bに接続)すると、二方切替スイッチ
14から比較回路15を介して露光ランプ電圧制御回路
8に入力する回路は開路となる。したがって、露光ラン
プ1の照射が行われると、露光ランプ照射光量センサ1
0から露光ランプ1の発光量が検出され、光像光量セン
サ7によってコンデンサレンズ2、原稿3、拡大レンズ
4を通ってきた露光ランプ1からの光量が検出される。
この露光ランプ照射光量センサ10の露光ランプ1の光
量検出値に基づく値と光像光量センサ7から検出される
感光体投影光量検出値に基づく値は、演算回路12で加
算され、二方切替スイッチ14を介して露光ランプ電圧
制御回路8のセンサ値―電圧指令値変換回路81に入力
される。このセンサ値―電圧指令値変換回路81におい
ては、演算回路12からの出力値に応じた露光ランプ1
の最適印加電圧が演算されトライアック9に出力され、
露光ランプ1の光量が制御される。 【0016】また、スイッチをマニュアルにセット(ス
イッチ13をOFF、二方切替スイッチ14を端子aに
接続)すると、光像光量センサ7から演算回路12に入
力される回路及び演算回路12から直接露光ランプ電圧
制御回路8に入力される回路はオープンとなる。そこ
で、まず、基準電圧設定回路16によって所望の複写光
量を設定する。次に、露光ランプ1を点灯して複写を開
始する。すると、露光ランプ照射光量センサ10におい
て検出した露光ランプ1の光量(センサ検出値)は、電
流値として出力され演算回路12のセンサ―光量変換回
路121においてセンサ検出値に対応した光量を示す電
圧値に変換され、二方切替スイッチ14を介して比較回
路15の差電圧出力回路152に入力される。この差電
圧出力回路152においては、基準電圧設定回路16に
おいて設定した基準設定値(電圧値)と演算回路12か
ら出力される露光ランプ照射光量センサ10から出力さ
れる検出値に対応した光量を示す電圧値が比較され、こ
の2つの値の差電圧(基準設定値を基準として入力差が
大きいときはマイナスの値、入力差が小さいときはプラ
スの値)が差電圧出力回路152から出力される。この
比較回路15の差電圧出力回路152からの出力値は、
露光ランプ電圧制御回路8の比較値―電圧指令値変換回
路82に入力される。この比較値―電圧指令値変換回路
82は、差電圧出力回路152からの出力値に応じてプ
ラス値の場合は、露光ランプ1の印加電圧を上昇させる
指令値を、また、マイナス値の場合は、露光ランプ1の
印加電圧を下降させる指令値をそれぞれ出力する。この
ように、スイッチ13、二方切替スイッチ14をマニュ
アルにセットすると、基準電圧設定回路16によって設
定された基準設定値に基づいて露光ランプ1の光量が自
動制御される。したがって、本実施例によれば、原稿の
コントラストの弱いものでも鮮明に複写することが可能
である。また、原稿濃度が極端に高いものであっても露
光ランプに過大電圧を印加することがなくランプ寿命を
短くするというようなことがない。 【0017】図6、図7には、本発明に係る複写機の露
光制御装置の他の実施の形態が示されている。図中、露
光ランプ1、コンデンサレンズ2、原稿3、拡大レンズ
4、スリット板5、光像光量センサ7、露光ランプ電圧
制御回路8は図1に図示の実施の形態と同様である。図
において、露光ランプ1の近傍には、露光ランプ照射光
量センサ10が設けられており、この露光ランプ照射光
量センサ10は、露光ランプ1から発せられる光量を直
接検出するものである。この露光ランプ照射光量センサ
10には、マイクロコンピュータ20が接続されてい
る。このマイクロコンピュータ20は、図1に図示され
る演算回路12と比較回路15と同様の作用をし、この
マイクロコンピュータ20には、光像光量センサ7から
の検出量、基準電圧設定回路21によって設定される基
準設定値が入力できるようになっている。 【0018】ところで、露光ランプ1から発光される光
線は、コンデンサレンズ2を介し原稿3を透過して拡大
レンズ4を通った後、スリット板5のスリット51近傍
に設けられた光像光量センサ7において検出される。こ
の光像光量センサ7によって検出された原稿3を透過し
た光量は、原稿3が図8に示す如く矢印Aに示す方向に
スキャンされる場合、原稿3の原稿透過光量を検出した
部位がスリット板5のスリット51の上にまで移動する
時間td後に、このスリット51を通って感光体6に照
射されるもので、光像光量センサ7によって検出する光
量と感光体6に複写される光量とは時間的にずれが生じ
る。 【0019】したがって、光像光量センサ7で検出した
光量値で露光ランプ1の発光量を即座に制御すると、実
際にスリット板5のスリット51の上にある原稿3の部
位と光像光量センサ7で検出した原稿3の部位とにはず
れがある。すなわち、光像光量センサ7で検出した原稿
3の部位が移動してスリット板5のスリット51上にき
たときに感光体6に照射する光量は、時間td前に光像
光量センサ7で検出した光量値でなければならないにも
拘らず、現在の光像光量センサ7で検出した光量値に基
づいて露光ランプ1の発光量を制御すると、スリット板
5のスリット51上の原稿3に対する露光ランプ1の発
光量として最適のものとならない。この時間ずれを解消
するため、感光体6には、図7に示す如く、ドラム状の
感光体6の中心軸にロータリーエンコーダ等の回転を検
出する速度センサ19が設けてある。この速度センサ1
9は、感光体6のドラム回転速度を検出し、感光体6と
同期して動く原稿3の最適位置、すなわち、光像光量セ
ンサ7で検出した時より時間td遅れて動く原稿3の遅
れ時間tdをマイクロコンピュータ20によって演算
し、光像光量センサ7による検出値に基づくフィードバ
ック制御を行う。 【0020】また、このマイクロコンピュータ20は、
RAMを有しているので、1枚の原稿3をスキャンする
間、検出値はメモリしておき、前回のメモリ値より今回
の検出値が所定値以上である場合は、白ヌケであると判
定し前回の光量をそのまま使用する。なお、本実施例に
おいては、制御機器としてマイクロコンピュータを用い
ているので、マニュアル/オートの切換制御が可能にな
っていることは、説明を要するまでもなく当然のことで
ある。したがって、本実施例によれば、より正確に最適
光量によって複写を行うことができる。 【0021】図9には、本発明に係る複写機の露光制御
装置の別な実施の形態が示されている。本実施例が図9
に図示の第5実施例と異なる点は、図6に図示の実施の
形態における光像光量センサ7に代えて、透光量センサ
17を設けた点である。この透光量センサ17は、図1
0に示す如く、スリット板5のスリット51に対し、複
数個のセンサを配列したものである。 【0022】したがって、本実施例によれば、光像光量
センサ7のように1個のセンサで検出すると平均測光と
なり、文字等の多少で、ダークレベルが同じであっても
光像光量センサ7の出力値は変化するのに対し、透光量
センサ17のように複数個のセンサにし、各センサを順
次選択してダークレベルの検出を行えば、画像に濃淡が
生じることがない。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マイクロフィルム等の原稿に記録された画像の複写を最
適な光量で行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る複写機の露光制御装置の実施の形
態を示す全体模式図である。 【図2】光量とセンサ出力との関係を示す特性図であ
る。 【図3】センサ出力値と露光ランプ印加電圧との関係を
示す特性図である。 【図4】図1に図示の演算回路及び比較回路の詳細図で
ある。 【図5】図1に図示の露光ランプ電圧制御回路の詳細図
である。 【図6】本発明に係る複写機の露光制御装置の他の実施
の形態を示す全体模式図である。 【図7】図6に図示の速度センサの詳細図である。 【図8】光像光量センサとスリットとの位置ズレを説明
するための図である。 【図9】本発明に係る複写機の露光制御装置の別の実施
の形態を示す全体模式図である。 【図10】図9に図示の透光量センサの詳細図である。 【図11】従来の露光調整装置の全体図である。 【図12】図11に図示の装置のブロック図である。 【符号の説明】 1……………………………………………………………露
光ランプ 2……………………………………………………コンデン
サレンズ 3………………………………………………………………
……原稿 4……………………………………………………………拡
大レンズ 5……………………………………………………………ス
リット板 6………………………………………………………………
…感光体 7………………………………………………………………
…センサ 8……………………………………………露光ランプ電圧
制御回路 9…………………………………………………………トラ
イアック 10………………………………………露光ランプ照射光
量センサ 11……………………………………………………過電圧
検出回路 12……………………………………………………………
演算回路 13……………………………………………………………
スイッチ 14…………………………………………………二方切替
スイッチ 15……………………………………………………………
比較回路 16,21…………………………………………基準電圧
設定回路 17………………………………………………………透光
量センサ 19…………………………………………………………速
度センサ 20……………………………………………マイクロコン
ピュータ 121…………………………………………センサ―光量
変換回路 122………………………………センサ―フィルム濃度
変換回路 123…………………………………………………………
加算回路 151……………………………………設定値―基準電圧
変換回路 152…………………………………………………差電圧
出力回路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.露光ランプの光照射によって原稿の光像を移動する
    感光体に投影して複写像を形成する複写機において,上
    記露光ランプの印加電圧を調整するトライアックを上記
    露光ランプに接続し,上記露光ランプの近傍に上記露光
    ランプから照射される光の光量を検知する露光ランプ照
    射光量センサを設けると共に原稿の光像を感光体に投影
    する光濃度を設定する基準電圧設定回路を設け,上記露
    光ランプの光を原稿に照射して複写像を形成する時に原
    稿から得られる光を検知し、該光の光量の変化に応じて
    リニアに変化する値を出力する光像光量センサを光路上
    に設け,前記光像光量センサに該光像光量センサからの
    出力を断続するスイッチを接続し,前記露光ランプ照射
    光量センサから電流値として出力されるセンサ検出値に
    対応した光量を示す電圧値と、前記スイッチを介して前
    記光像光量センサから電流値として出力される原稿濃度
    検出値に対応した最適原稿濃度値との差電圧を加減算し
    て出力する演算回路と,前記演算回路の出力端に設け、
    光像光量センサからの出力を断続するスイッチと連動し
    て切替わり、該光像光量センサからの出力を断続するス
    イッチがOFFの時に上記演算回路の出力端を上記比較
    回路に接続し、該スイッチがONの時に切り替えて上記
    演算回路の出力端を上記露光ランプ電圧制御回路に接続
    するように動作する二方切替スイッチと,前記演算回路
    からの出力値又は演算回路からの出力値と前記基準電圧
    設定回路からの出力値とを比較して差電圧に相当する値
    を前記露光ランプ電圧制御回路に出力する比較回路と,
    前記比較回路からの出力値に基づいて前記光像光量セン
    サの出力値が適正値になるように前記トライアックを制
    御するトリガー信号を出力する露光ランプ電圧制御回路
    を設け,前記光像光量センサからの出力に基づいて前記
    露光ランプの出力をリアルタイムで適正露光量に制御す
    るようにしたことを特徴とする複写機の露光制御装置。
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