JP2751623B2 - 接着剤付着装置 - Google Patents

接着剤付着装置

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JP2751623B2 JP30062090A JP30062090A JP2751623B2 JP 2751623 B2 JP2751623 B2 JP 2751623B2 JP 30062090 A JP30062090 A JP 30062090A JP 30062090 A JP30062090 A JP 30062090A JP 2751623 B2 JP2751623 B2 JP 2751623B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、被接着体の、水平面から傾斜した傾斜被
着面に接着剤を付着させる装置に関するものである。
<従来の技術> 例えば、鋳物製作に用いられる中子の分野において、
複数の分割中子体を相互に接着剤で接着することによ
り、一体化された1つの中子を組立てることが行われて
おり、特開昭62−263846号公報や特開昭63−194846号公
報はそのような例を示す。
ところで、その分割中子等の被接着体の被着面が水平
面から傾斜していて、この傾斜被着面に、上下動するス
タンプ治具で接着剤を付着させることが行われている。
第7図は従来におけるこのようなタイプの接着剤付着装
置80を示すものである。
被接着体81は、図示のように、接着剤が付着される水
平被着面82と、水平面から角度θで傾斜した傾斜被着
面84とを有している。
スタンプ治具90は、被接着体81の各被着面82,84に対
応して、水平付着面92と、水平面から角度θだけ傾斜
した傾斜付着面94とを有している。このスタンプ治具90
は、通常は接着剤槽86に浸漬されているが、昇降ロッド
96により接着剤槽86から突き上げられることによって、
それらの付着面92,94に接着剤88が付着する。
被接着体81は保持具98に保持されて昇降させられ、接
着剤88が付着した状態のスタンプ治具90の各付着面92,9
4にその各被着面82,84が押し付けられる。これにより、
被接着体81の各被着面82,84に接着剤88が付着する。そ
の後、この被接着体81に対して相手方の被接着体が押し
付けられて両者が結合される。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、従来の接着剤付着装置80においては、
被接着体81の傾斜被着面84がスタンプ治具90の傾斜付着
面94に接触するまでの間に、傾斜付着面94に付着した接
着剤88が、重力によりその傾斜に沿って下方へ垂れる。
そのため、その傾斜付着面94の特に上部における接着剤
88の量が少なくなり(第7図はその状態を示す)、この
傾斜付着面94と被接着体81の傾斜被着面84とが接触させ
られても、その傾斜被着面84に十分な量の接着剤88が付
着しない。そのため、その被接着体81を相手方の被接着
体に対して接着させようとしても、それらの間には十分
な接着強度が得られないことになる。
本発明は、上記の点に鑑み、被接着体の水平面から傾
斜した傾斜被着面に対してもほぼ均一にかつ十分な量の
接着剤を付着させることができる接着剤付着装置を提供
することを課題とする。
<課題を解決するための手段> 上記の課題を解決するため、本発明は、前述のような
被接着体の傾斜被着面に対応する傾斜付着面を有するス
タンプ治具を備えた接着剤付着装置において、前記スタ
ンプ治具の傾斜付着面の上端部に隣接して、かつ、その
傾斜付着面が前記被接着体の傾斜被着面に接触させられ
る際にその傾斜被着面に干渉しない位置に、前記傾斜付
着面とともに前記接着剤槽に一時的に浸漬されることに
よりその流動状態の接着剤を保持しつつ、重力によりそ
の接着剤を前記傾斜付着面に垂れ流す接着剤保持部を設
けたことを特徴とする接着剤付着装置。
<作 用> この接着剤付着装置では、スタンプ治具の傾斜付着面
及び接着剤保持部が接着剤槽に一時的に浸漬されること
により、その傾斜付着面に接着剤が付着すると同時に、
その接着剤保持部にも接着剤が保持される。
そして、スタンプ治具の傾斜付着面に付着した接着剤
がその傾斜付着面に沿って重力により下方へ垂れる一方
で、接着剤保持部に保持された接着剤が重力によりその
傾斜付着面に垂れて、接着剤の不足を補完する。
<実施例> (第1実施例) 以下、本発明の第1実施例を第1図〜第3図に基づい
て説明する。
第1図に示すように、この接着剤付着装置10は、接着
剤槽12を有している。接着剤槽12には加熱により溶融状
態とされている接着剤11が収容されている。例えば、ポ
リオレフィン系,ポリエチレン酢ビ系,合成ゴム系のホ
ットメルト接着剤である。接着剤槽12の壁内にはヒータ
16が設けられ、接着剤11が加熱されるようになってい
る。
この接着剤付着装置10により接着剤11が付着される被
接着体14は、図示のように、水平な平面状の水平被着面
18と、水平面からθの傾斜角度を有する平面状の傾斜
被着面20とを有している。この被接着体14としては、例
えば鋳物用中子とされるべき分割中子体、あるいは相互
に接着されることにより一体的プラスチック構造体とな
るべきプラスチック分割体等がある。
接着剤付着装置10にはスタンプ治具30が設けられてい
る。スタンプ治具30の上面には、被接着体14の水平被着
面18,傾斜被着面20に各々対応する水平付着面32,傾斜付
着面34が形成されている。水平付着面32は水平被着面18
とほぼ同じ大きさの水平な平面状をしており、傾斜付着
面34は傾斜被着面20とほぼ同じ大きさの平面状をしてい
て、かつ水平面からθの角度で傾斜している。
このスタンプ治具30には、傾斜付着面34に隣接して、
接着剤保持部として機能する傾斜保持面40が設けられて
いる。この傾斜保持面40は、傾斜付着面34の上端部に連
なって水平面からθの角度を有する傾斜平面で構成さ
れている。この角度θは、傾斜付着面34の角度θ
り小さな緩斜面であり、その好ましい角度は一概には言
えないが、接着剤11の粘度が例えば7500cP(センチポア
ズ)程度の場合は約8〜15゜位が適当であり、また例え
ば8500cP程度の場合は約30〜40゜位が適当である。ま
た、この角度θの緩斜面で構成される傾斜保持面40
は、上下方向において被接着体14の傾斜被着面20に干渉
しない(そこから外れた)部位に位置している。
このスタンプ治具30の下部には、図示しないシリンダ
から延びる昇降ロッド50が連結され、そのシリンダの伸
縮により昇降ロッド50を介してスタンプ治具30が昇降す
る。
被接着体14は、保持具54に保持される。この保持具54
には被接着体14の上部の形状に対応する凹部56が設けら
れており、その凹部56には吸引通路58が開口している。
そして、凹部56に被接着体14の上部が嵌められ、吸引通
路58により負圧吸引することにより被接着体14が保持具
54に保持される。なお、保持具54は鉛直方向にも、水平
方向にも移動可能に支持されている。
また、この接着剤槽12の近傍には、第2図に示すよう
に、別の被接着体60を保持する保持具62が配置されてい
る。この被接着体60と前述の被接着体14とが接着される
こととなる。なお、被接着体60は保持具62に設けられた
凹部64に嵌められて保持されている。
次に、この接着剤付着装置10の作用を説明する。
第1図に示す昇降ロッド50は通常は下降した状態にあ
り、スタンプ治具30もその水平付着面32、傾斜付着面34
および傾斜保持面40が接着剤槽12に浸漬する位置まで下
降した状態にある。そして、図示のように、昇降ロッド
50が上昇することにより、その水平付着面32、傾斜付着
面34および傾斜保持面40に接着剤11が付着した状態でス
タンプ治具30が離槽(上昇)する。そのスタンプ部材30
の浸漬位置から上昇過程及び上昇位置に一旦停止させら
れた状態において、傾斜付着面34に付着している接着剤
11が重力によりその傾斜に沿って下方へ垂れる。しか
し、それと同時に傾斜保持面40に付着している接着剤11
も、その傾斜に沿って傾斜付着面34へ垂れる。そのた
め、傾斜付着面34の特に上部斜面における接着剤11の垂
れによる不足が、傾斜保持面40から垂れによって補充さ
れる結果となる(第1図はその状態を示す)。
次に、被接着体14を保持する保持具54が下降して被接
着体14の各被着面18,20がスタンプ治具30の各付着面32,
34に押し付けられる。このとき、スタンプ治具30の水平
付着面32にはほぼ均一に接着剤11が付着していることは
もちろんであるが、傾斜付着面34にも傾斜保持面40から
の垂れによりほぼ均一に必要量の接着剤11が付着してい
るため、相手方の各被着面18,20にはほぼ一様に十分な
量の接着剤11が付着する。
その後、保持具54が被接着体14を保持した状態で一旦
上昇してから水平方向に移動することにより、第2図に
示すように、被接着体14が接着の相手方である被接着体
60の上方に位置し、更に下降することにより、被接着体
14の各被着面18,20は被接着体60の各被着面65,66に各々
押し付けられ、被接着体14と被接着体60との間の接着が
なされる。
ここで、第3図は、傾斜保持面40の水平面からの角度
θと、その傾斜保持面40からの接着剤11の垂れが途切
れる時間(以下、垂れ時間とも称する)との関係を測定
した実験データである。この垂れ時間は、更に詳しく言
えば、スタンプ治具30が接着剤槽12から突き上げられて
から、傾斜保持面40に付着している接着剤11が傾斜付着
面34にもはや垂れなくなる(枯渇する)までの時間であ
る。このデータは粘度が7500cPおよび8500cPの接着剤の
ものである。そして、前述したスタンプ治具30と被接着
体14とを互いに押し付けるためのサイクルタイムを考慮
すると、垂れ時間は15〜25秒の範囲であることが望まし
い。したがって、7500cPの粘度の接着剤の場合は前述の
ようにθは8〜15゜程度が適しており、8500cPの粘度
の接着剤の場合は30〜40゜程度が適しているのである。
(第2実施例) 次に、本発明の第2実施例を、第1実施例との相違点
を中心に説明する。
第4図に示すように、この実施例において接着剤保持
部として機能する傾斜保持面42は、θの角度を有する
平面状の傾斜面の表面に、ローレット加工が施されたも
のである。このため、この傾斜保持面42には平滑な緩斜
面に比べてローレット加工の溝により多くの接着剤11が
保持される。また、そのローレット加工により傾斜保持
面42を接着剤11がゆっくりと垂れて下方へ移行すること
となり、スタンプ治具30の傾斜付着面34に接着剤11が付
着させられてから、その傾斜付着面34と被接着体14の傾
斜被着面20とが接触させられるまでの時間を長くとるこ
とができる。
(第3実施例) 次に第3実施例を説明する。第5図に示すように、こ
の実施例の傾斜保持面44には、その傾斜に沿って複数本
の溝43が形成されている。溝43の深さは上流側から下流
側に向かうにつれて深くなっている。そして、この傾斜
保持面44に付着した接着剤11はその溝43に沿ってスムー
ズに下方へ流れることとなる。
(第4実施例) 次に第4実施例を説明する。第6図に示すように、こ
の実施例では、接着剤保持部として、容器状の溜め部46
が設けられている。すなわち、傾斜付着面34の上端部に
連続して、それより傾斜の緩やかな傾斜保持面47が形成
されるとともに、この傾斜保持面47の周囲に沿って囲い
壁48が設けられて、傾斜保持面47を底面とする溜めを構
成し、かつ、この囲い壁48のうち傾斜付着面34側に位置
する部分に、傾斜保持面47と傾斜付着面34との境界に沿
って複数の孔45が所定の間隔で形成されている。このよ
うに形成される溜め部46には多くの接着剤11が溜められ
ることとなる。なお、この溜め部46の底面(48)は、図
示のように水平面からθの角度を有していてもよい
が、水平でっあてもよい。
また、以上説明した第1ないし第4実施例において
は、被接着体14の傾斜被着面20およびスタンプ治具30の
傾斜付着面34はともに一平面で構成されていたが、これ
らは各々対応する曲面状であってもよい。
その他、当業者の知識に基づき種々の変更を加えた態
様で本発明を実施できることはもちろんである。
<発明の効果> 本発明に係る接着剤付着装置では、スタンプ治具の傾
斜付着面の上端部に隣接して接着剤保持部が設けられて
いるため、スタンプ治具が接着剤槽から離槽した状態に
おいて、その傾斜付着面から下方へ垂れることによる接
着剤の減少分が、接着剤保持部からその傾斜付着面に垂
れる接着剤によって補充される。その結果、そのスタン
プ治具の傾斜付着面にほぼ均一に接着剤が付着した状態
で、そこと被接着体の傾斜被着面とが押し合てられ、十
分な接着剤を傾斜被着面に付着させることができ、被接
着体相互の被着不良の問題が解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示し、そこ
で第1図はその側面断面図、第2図は互いに接着される
2つの被接着体を示す側面断面図、第3図は傾斜保持面
の傾斜角度と接着剤の垂れ時間との関係を示すグラフで
ある。第4図は本発明の第2実施例の要部を示す斜視
図、第5図は第3実施例の要部を示す斜視図、第6図は
第4実施例の要部を示す斜視図である。第7図は従来の
接着剤付着装置の側面断面図である。 10……接着剤付着装置 11……接着剤 14……被接着体 20……傾斜被着面 30……スタンプ治具 34……傾斜付着面 40,42,44……傾斜保持面(接着剤保持部) 46……溜め部(接着剤保持部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方を向き、かつ水平面に対して傾斜した
    傾斜付着面を有するスタンプ治具を備え、そのスタンプ
    治具が、流動状態の接着剤が収容された接着剤槽にその
    傾斜付着面が浸漬した状態から上昇することによりその
    傾斜付着面に接着剤が付着し、その状態の傾斜付着面と
    これに対応して傾斜した、被接着体の傾斜被着面とが互
    いに押し当てられて、その傾斜被着面に接着剤が付着さ
    せられる接着剤付着装置において、 前記スタンプ治具の傾斜付着面の上端部に隣接して、か
    つ、その傾斜付着面が前記被接着体の傾斜被着面に接触
    させられる際にその傾斜被着面に干渉しない位置に、前
    記傾斜付着面とともに前記接着剤槽に一時的に浸漬され
    ることによりその流動状態の接着剤を保持しつつ、重力
    によりその接着剤を前記傾斜付着面に垂れ流す接着剤保
    持部を設けたことを特徴とする接着剤付着装置。
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