JPH0722730B2 - 接着剤の塗布装置 - Google Patents
接着剤の塗布装置Info
- Publication number
- JPH0722730B2 JPH0722730B2 JP63165351A JP16535188A JPH0722730B2 JP H0722730 B2 JPH0722730 B2 JP H0722730B2 JP 63165351 A JP63165351 A JP 63165351A JP 16535188 A JP16535188 A JP 16535188A JP H0722730 B2 JPH0722730 B2 JP H0722730B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- cork
- coating
- adhesive coating
- adherend
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coating Apparatus (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、各種物品の所定位置に一定量の接着剤を正確
に塗布することができる接着剤の塗布装置に関するもの
である。
に塗布することができる接着剤の塗布装置に関するもの
である。
(従来の技術) 例えば懸垂碍子のピンのセメントに埋込まれる部分の端
面に円板状のコルクを接着するような場合には、熱溶融
された接着剤をノズルから一定量ずつコルクの表面に落
下したうえでピンの端面に押圧する方法が採られていた
が、このような押出し滴下式のものは接着剤が糸を引き
易い欠点があるうえにノズルが詰まり易いという欠点を
避けることができなかった。また接着剤をコルクの全表
面に正確に塗布することができず、コルクの周縁部分に
非接着部が残るためにこのピンを碍子本体に取付けたと
きに碍子内部に空洞部が形成されるという問題もあっ
た。
面に円板状のコルクを接着するような場合には、熱溶融
された接着剤をノズルから一定量ずつコルクの表面に落
下したうえでピンの端面に押圧する方法が採られていた
が、このような押出し滴下式のものは接着剤が糸を引き
易い欠点があるうえにノズルが詰まり易いという欠点を
避けることができなかった。また接着剤をコルクの全表
面に正確に塗布することができず、コルクの周縁部分に
非接着部が残るためにこのピンを碍子本体に取付けたと
きに碍子内部に空洞部が形成されるという問題もあっ
た。
(発明が解決しようとする課題) 本発明はこのような従来の問題点を解決して、接着剤の
糸引きやノズルの詰まりが生ずることがなく、常に一定
量の接着剤を被接着物の所望の部分全体に正確に塗布す
ることができる接着剤の塗布装置を目的として完成され
たものである。
糸引きやノズルの詰まりが生ずることがなく、常に一定
量の接着剤を被接着物の所望の部分全体に正確に塗布す
ることができる接着剤の塗布装置を目的として完成され
たものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、ヒータを内蔵したブロック上に、上面を接着
剤塗布面とした凸状の塗布部材を設け、このブロックと
塗布部材を、接着剤槽の内部で接着剤塗布面が接着剤液
面下に浸漬される下降位置と接着剤塗布面が前記液面よ
りも上方へ露出する上昇位置との間を昇降できるように
支持し、加熱された塗布部材が上昇位置にある間に被接
着物が接着剤塗布面に接触して接着剤を反転写すること
を特徴とするものである。
剤塗布面とした凸状の塗布部材を設け、このブロックと
塗布部材を、接着剤槽の内部で接着剤塗布面が接着剤液
面下に浸漬される下降位置と接着剤塗布面が前記液面よ
りも上方へ露出する上昇位置との間を昇降できるように
支持し、加熱された塗布部材が上昇位置にある間に被接
着物が接着剤塗布面に接触して接着剤を反転写すること
を特徴とするものである。
(実施例) 次に本発明を図示の懸垂碍子に用いるピンの先端面にコ
ルクを貼着するコルク貼り装置を実施例として更に詳細
に説明する。
ルクを貼着するコルク貼り装置を実施例として更に詳細
に説明する。
第1図及び第2図において、(1)は内部に例えばオレ
フィン系の接着剤が収納されている接着剤槽、(2)は
この接着剤槽(1)を加熱して内部の接着剤を加熱し一
定の粘度に維持しているカートリッジ式のヒータであ
る。(3)は接着剤槽(1)の外側に設けられたシリン
ダであって、そのピストンロッド(4)の上端には屈曲
した金具(5)が取付けられており、その下端にはヒー
タ(6)を内蔵したブロック(7)が取付けられてい
る。(8)はこのブロック(7)の上部に突設された凸
状の塗布部材である。第3図に拡大して示したようにこ
の塗布部材(8)は上面をリング状の接着剤塗布面
(9)としたものであるが、ライン状の接着剤を塗布し
たいような場合には第4図のように塗布部材(8)を棒
状のものとしてもよい。なお第2図にようにリング状の
塗布部材(8)を用いる場合には、ブロック(7)にも
中心孔に対応する凹部(10)を形成しておくことが好ま
しい。このようなブロック(7)と塗布部材(8)はシ
リンダ(3)の作用により、接着剤塗布面(9)が接着
剤の液面下となる下降位置と、接着剤塗布面(9)が接
着剤液面よりも上方へ露出する上昇位置との間を昇降す
ることができる。
フィン系の接着剤が収納されている接着剤槽、(2)は
この接着剤槽(1)を加熱して内部の接着剤を加熱し一
定の粘度に維持しているカートリッジ式のヒータであ
る。(3)は接着剤槽(1)の外側に設けられたシリン
ダであって、そのピストンロッド(4)の上端には屈曲
した金具(5)が取付けられており、その下端にはヒー
タ(6)を内蔵したブロック(7)が取付けられてい
る。(8)はこのブロック(7)の上部に突設された凸
状の塗布部材である。第3図に拡大して示したようにこ
の塗布部材(8)は上面をリング状の接着剤塗布面
(9)としたものであるが、ライン状の接着剤を塗布し
たいような場合には第4図のように塗布部材(8)を棒
状のものとしてもよい。なお第2図にようにリング状の
塗布部材(8)を用いる場合には、ブロック(7)にも
中心孔に対応する凹部(10)を形成しておくことが好ま
しい。このようなブロック(7)と塗布部材(8)はシ
リンダ(3)の作用により、接着剤塗布面(9)が接着
剤の液面下となる下降位置と、接着剤塗布面(9)が接
着剤液面よりも上方へ露出する上昇位置との間を昇降す
ることができる。
塗布部材(8)は液面下から上昇する際にその接着剤塗
布面(9)上に一定量の接着剤を付着させてくる。そこ
で接着剤槽(1)の上方には接着剤が塗布されるべき被
接着物(11)の支持装置(12)が設けられ、被接着物
(11)を塗布部材(8)の接着剤塗布面(9)に押付け
て接着剤を被接着物(11)上に反転写して塗布を行わせ
る構造となっている。本実施例では被接着物(11)は円
板状のコルクであり、その支持装置(12)としてはバキ
ュームヘッドが用いられている。第1図に示されたよう
に、この支持装置(12)は軸(13)を中心として水平シ
リンダ(14)により揺動されるアーム(15)の下端のシ
リンダ(16)に取付けられたもので、このシリンダ(1
6)を作動させることによって支持装置(12)及びこれ
に支持された被接着物(11)を上下動させることができ
る構造となっている。
布面(9)上に一定量の接着剤を付着させてくる。そこ
で接着剤槽(1)の上方には接着剤が塗布されるべき被
接着物(11)の支持装置(12)が設けられ、被接着物
(11)を塗布部材(8)の接着剤塗布面(9)に押付け
て接着剤を被接着物(11)上に反転写して塗布を行わせ
る構造となっている。本実施例では被接着物(11)は円
板状のコルクであり、その支持装置(12)としてはバキ
ュームヘッドが用いられている。第1図に示されたよう
に、この支持装置(12)は軸(13)を中心として水平シ
リンダ(14)により揺動されるアーム(15)の下端のシ
リンダ(16)に取付けられたもので、このシリンダ(1
6)を作動させることによって支持装置(12)及びこれ
に支持された被接着物(11)を上下動させることができ
る構造となっている。
なお第1図に示される実施例においてはアーム(15)は
二股となっており、それぞれの部分にシリンダ(16)と
支持装置(12)とが設けられている。また(18)はコル
ク供給器、(19)は軸(20)を中心として揺動できるピ
ン(21)の支持装置である。
二股となっており、それぞれの部分にシリンダ(16)と
支持装置(12)とが設けられている。また(18)はコル
ク供給器、(19)は軸(20)を中心として揺動できるピ
ン(21)の支持装置である。
(作用) このように構成された本発明の接着剤の塗布装置は、塗
布部材(8)を接着剤槽(1)の内部の接着剤の液面下
から上昇させれば、その接着剤塗布面(9)上に、一定
量の接着剤が表面張力によって盛上がった状態となって
付着するので、この接着剤塗布面(9)にコルク等の被
接着物(11)を接触させれば被接着物(11)に常に一定
量の接着剤を反転写によって塗布することができ、ノズ
ルから接着剤を滴下していた従来法のようなノズル詰ま
りや糸引き等の問題を完全に防止することができる。ま
た本発明によればコルク等の被接着物(11)の周縁部の
全体にリング状に接着剤を塗布することもできるので、
アーム(15)を第1図の想像線で示す位置まで揺動さ
せ、接着剤が塗布されているコルクをピン(21)の端面
(22)押付ければ、コルクの周縁部分に非接着部を残す
ことなくコルクをピン(21)に接着することが可能であ
る。
布部材(8)を接着剤槽(1)の内部の接着剤の液面下
から上昇させれば、その接着剤塗布面(9)上に、一定
量の接着剤が表面張力によって盛上がった状態となって
付着するので、この接着剤塗布面(9)にコルク等の被
接着物(11)を接触させれば被接着物(11)に常に一定
量の接着剤を反転写によって塗布することができ、ノズ
ルから接着剤を滴下していた従来法のようなノズル詰ま
りや糸引き等の問題を完全に防止することができる。ま
た本発明によればコルク等の被接着物(11)の周縁部の
全体にリング状に接着剤を塗布することもできるので、
アーム(15)を第1図の想像線で示す位置まで揺動さ
せ、接着剤が塗布されているコルクをピン(21)の端面
(22)押付ければ、コルクの周縁部分に非接着部を残す
ことなくコルクをピン(21)に接着することが可能であ
る。
なお本実施例では二股のアーム(15)のそれぞれに被接
着物(11)の支持装置(12)を設けたので、図面上左側
の支持装置(12)はコルク供給器(18)からコルクを吸
着して中央まで移送する役割を果たし、右側の支持装置
(12)は接着剤が塗布されたコルクをピン(21)の端面
(22)に押付ける役割を果たすものであるが、これらの
被接着物(11)のハンドリング手段については様々な変
形が可能である。また一般に接着剤は冷却されると固化
するものが多いためにヒータ(2)、(6)等によって
常に加熱しておくことが必要であり、本発明のように塗
布部材(8)をヒータ(6)付きの熱容量の大きいブロ
ック(7)上に取付けて加熱することは液面から上昇し
た際の固化を防止するうえで有効である。
着物(11)の支持装置(12)を設けたので、図面上左側
の支持装置(12)はコルク供給器(18)からコルクを吸
着して中央まで移送する役割を果たし、右側の支持装置
(12)は接着剤が塗布されたコルクをピン(21)の端面
(22)に押付ける役割を果たすものであるが、これらの
被接着物(11)のハンドリング手段については様々な変
形が可能である。また一般に接着剤は冷却されると固化
するものが多いためにヒータ(2)、(6)等によって
常に加熱しておくことが必要であり、本発明のように塗
布部材(8)をヒータ(6)付きの熱容量の大きいブロ
ック(7)上に取付けて加熱することは液面から上昇し
た際の固化を防止するうえで有効である。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明によれば接着剤塗布面の
とおりの形状に接着剤を被接着物に反転写して塗布する
ことができる。また塗布部材をブロック上に設けて常に
ヒータにより加熱することにより、塗布部材が液面より
も上昇した場合にも接着剤が冷却されることを防止し、
接着剤の塗布を安定して行わせることができ、接着剤の
塗布量も極めて正確に均一量とすることができる。しか
も本発明においてはノズルを用いないのでノズルの詰ま
りや接着剤の糸引きなどを完全に防止することができ、
懸垂碍子のピンへのコルクの接着などに用いるに好適な
ものである。よって本発明は従来の問題点を一掃した接
着剤の塗布装置として、産業の発展に寄与するところは
極めて大である。
とおりの形状に接着剤を被接着物に反転写して塗布する
ことができる。また塗布部材をブロック上に設けて常に
ヒータにより加熱することにより、塗布部材が液面より
も上昇した場合にも接着剤が冷却されることを防止し、
接着剤の塗布を安定して行わせることができ、接着剤の
塗布量も極めて正確に均一量とすることができる。しか
も本発明においてはノズルを用いないのでノズルの詰ま
りや接着剤の糸引きなどを完全に防止することができ、
懸垂碍子のピンへのコルクの接着などに用いるに好適な
ものである。よって本発明は従来の問題点を一掃した接
着剤の塗布装置として、産業の発展に寄与するところは
極めて大である。
第1図は本発明の実施例を示す一部切欠正面図、第2図
はその要部の一部切欠拡大側面図、第3図は塗布部材の
拡大斜視図、第4図はその変形例の拡大斜視図である。 (1):接着剤槽、(6):ヒータ、(7):ブロッ
ク、(8):塗布部材、(9):接着剤塗布面
はその要部の一部切欠拡大側面図、第3図は塗布部材の
拡大斜視図、第4図はその変形例の拡大斜視図である。 (1):接着剤槽、(6):ヒータ、(7):ブロッ
ク、(8):塗布部材、(9):接着剤塗布面
Claims (1)
- 【請求項1】ヒータ(6)を内蔵したブロック(7)上
に、上面を接着剤塗布面(9)とした凸状の塗布部材
(8)を設け、このブロック(7)と塗布部材(8)
を、接着剤槽(1)の内部で接着剤塗布面(9)が接着
剤液面下に浸漬される下降位置と接着剤塗布面(9)が
前記液面よりも上方へ露出する上昇位置との間を昇降で
きるように支持し、加熱された塗布部材(8)が上昇位
置にある間に被接着物が接着剤塗布面(9)に接触して
接着剤を反転写することを特徴とする接着剤の塗布装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63165351A JPH0722730B2 (ja) | 1988-07-02 | 1988-07-02 | 接着剤の塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63165351A JPH0722730B2 (ja) | 1988-07-02 | 1988-07-02 | 接着剤の塗布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0216175A JPH0216175A (ja) | 1990-01-19 |
JPH0722730B2 true JPH0722730B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=15810710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63165351A Expired - Lifetime JPH0722730B2 (ja) | 1988-07-02 | 1988-07-02 | 接着剤の塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722730B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5839812Y2 (ja) * | 1979-06-05 | 1983-09-07 | 本田技研工業株式会社 | 液状パッキン材の塗布装置 |
-
1988
- 1988-07-02 JP JP63165351A patent/JPH0722730B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0216175A (ja) | 1990-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315 Year of fee payment: 14 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315 Year of fee payment: 14 |