JP2751319B2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2751319B2
JP2751319B2 JP1040480A JP4048089A JP2751319B2 JP 2751319 B2 JP2751319 B2 JP 2751319B2 JP 1040480 A JP1040480 A JP 1040480A JP 4048089 A JP4048089 A JP 4048089A JP 2751319 B2 JP2751319 B2 JP 2751319B2
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日藝 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は電磁弁に関するものである。
[従来の技術] 一般に、第7図に示すような電磁弁では、ハウジング
40内に配置した電磁ソレノイド41を励消磁することによ
りコア42にプランジャ43を移動させ、ポートA,B,C間の
連通及び遮断を行い、流体の方向切換えを行っている。
即ち、ソレノイド41の消磁時にはコア42にてプランジ
ャ43はコアジョイント45に摺接してノズル44側に押圧さ
れ、同ノズル44に設けたポートB及びノズル44近傍のポ
ートCとの連通を遮断する。そして、コア42に形成した
ポートAがプランジャ43の外周壁に沿って延びる流通路
46及びプランジャ43の透孔47を経てポートCに連通され
て、流体をポートA,C間で流通させる。
また、ソレノイド41が励磁されると、プランジャ43は
コア42に引付けられるため、ポートAがプランジャ43内
のシールプランジャDにより封鎖され、ポートA,C間の
連通が遮断される。そして、プランジャ43がノズル44か
ら離間することにより、ポートB,Cが連通され、流体は
これらポートB,C間において流通するようになってい
る。
[発明が解決しようとする課題] 前記コア42及びコアジョイント45間には薄肉の非磁性
体を円筒状に形成してなるコアチューブ49が気密的に介
装され、流通路46から流体が外部に漏洩することを防止
して、電磁弁の機能を維持している。即ち、コアチュー
ブ49は一方の開口部がコア42の外周面に、また他方の開
口部がコアジョイント45の内周面に、それぞれ全周にわ
たって蝋付け、又は溶接によって接合されている。とこ
ろが、薄肉状のコアチューブ49に蝋付けや溶接を均一に
施すのは難しく、不完全な接合による気密不良が生じた
り、コアチューブ49が変形して外観が損なわれたりす
る。
この発明は前記した問題点を解決するためになされた
ものであり、その目的は確実な気密性を保証するととも
に、その気密保持構造により外観を損なうことのない電
磁弁を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明は前記した目的を達成するために、電磁ソレ
ノイドを収容する筒状のソレノイド収容体と、互いに対
向する一対の側壁間において、前記ソレノイド収容体に
て包囲された流体通過室内で電磁ソレノイドの励消磁に
従って移動し、流体通過室と外部とを連絡する少なくと
も1つの側壁に設けた複数のポート間に介在する流体移
動路を開閉する開閉部材と、前記ソレノイド収容体内で
流体通過室の一方の側壁を形成し、かつ電磁ソレノイド
の励消磁に従って開閉部材を駆動して、同開閉部材を移
動させる駆動部材と、前記ソレノイド収容体内で流体通
過室を挟んで駆動部材に対峙し、かつ流体通過室の他方
の側壁を形成する流出規制部材と、前記ソレノイド収容
体に対して駆動部材及び流出規制部材を気密的に固定保
持する固定保持部材とからなる電磁弁において、前記ソ
レノイド収容体の内周壁全域に密着固定されて流体通過
室をソレノイド収容体から気密的に区画する筒状の区画
部材と、前記区画部材と駆動部材との間に配設されて当
該区画部材と駆動部材との間の気密性を維持するための
シール部材、及び前記区画部材と流出規制部材との間に
配設されて当該区画部材と流出規制部材との間の気密性
を維持するためのシール部材とを設けたことをその要旨
とする。
[作用] この発明は前記した解決手段を採用したことにより、
ソレノイド収容体の内周壁全域に区画部材が密着固定さ
れることにより、まずソレノイド収容体と流体通過室と
が区画部材によって確実に気密的に区画される。そし
て、その区画部材に対し駆動部材及び流出規制部材がシ
ール部材によりシールされる。
[実施例] 以下この発明をコンプレッサ用電磁弁に具体化した第
1の実施例を第1図に従って詳述する。
ソレノイド収容体1は筒状をなし、その内部にはソレ
ノイドコイル2が配置されている。また、ソレノイド収
容体1の外周面には突出部3が形成され、同突出部3内
のコネクタ4が電源に接続されるとコイル2が通電され
て励磁されるようになっている。
前記収容体1内周面には筒状をなす区画部材5が密着
保持され、その右端大径部5aが収容体1の右端開口部分
において円周方向全体にわたって大径状に形成された支
持部6内に係入されるとともに、右端側は収容体1のア
ール面に沿って湾曲されて、区画部材5は外周面全体が
収容体1の内周面に密着している。前記区画部材5は薄
肉状をなすオーステナイト系ステンレス等の非磁性材料
より形成され、コイル2が励磁された時に発する磁路に
影響を与えることはない。
前記区画部材5の左端部には、同区画部材5の内径と
ほぼ同径の磁性体よりなる駆動部材としてのコア7が装
着され、長さ方向中央部に形成したフランジ部8より左
方部分が収容体1の左端開口部9から左外方に突出して
いる。前記コア7の左方突出部分の外周面にはOリング
10が被冠され、コア7が外部部材11に取付けられた状態
で高い気密性を保持している。
前記収容体1内に位置するコア7の右端部外周面に形
成した溝12内にはシール部材としてのOリング13が嵌込
まれ、このOリング13により区画部材5の内周壁とコア
7の外周面との間の気密性が維持されている。さらに、
コア7の右端面には周縁からやや中心側に環条14が形成
され、同環条14から外周側部分をバネ受け部15としてい
る。さらに、前記コア7の長さ方向全体に同コア7を貫
いて延びる第1流通路16は外部に開口する第1流通ポー
トAと区画部材5の内部とを接続している。
また、前記ソレノイド収容体1内の右端部には区画部
材5の内径と外径がほぼ等しい流出規制部材としてのノ
ズル17が装着され、その長さ方向中央部において外周面
上に形成したフランジ部18から右側部分が収容体1の右
端側開口部19から右方外部に突出している。前記ノズル
17の右方突出部分外周面には一対のOリングが被冠さ
れ、ノズル17が対応する外部部材21に取付られた状態で
高い気密性が保持されている。
前記収容体1内に位置するノズル17の左方外周面上に
はシール部材としてのOリング22が被冠され、このOリ
ング22により区画部材5の内周面とノズル17の外周面と
の間の気密性が保持されている。さらに、ノズル17の左
端面の外周縁部は筒状をなして区画部材5の長さ方向中
央側に突出した包囲突部23を形成している。さらに、ノ
ズル17の左端面の中心部から長さ方向に流出路24が穿設
され、同流出路24を介してノズル17の右端面で外部に開
口する吐出用ポートBに連通している。また、包囲突部
23の内周壁に形成した流通溝23aから延長して、ノズル1
7の長さ方向に沿って右方に穿設された第2流通路25は
ノズル17の右端部外周面にて開口する第2流通ポートC
に連通している。
前記ソレノイド収容体1は突出部3を除く外周面全域
に、磁性材料よりなる筒状の固定保持部材26が被冠さ
れ、同固定保持部材26の左右各開口部に形成した折曲部
分と収容体1の左右各端面によりコア7のフランジ部8
及びノズル17のフランジ18が挟持されて互いに分離不能
に収容体1に対して固定されている。
そして、前記区画部材5内において左右から対峙する
コア7の右端面及びノズル17の左端面の間には流体通過
室としてのプランジャ室27が形成されている。前記プラ
ンジャ室27はその内部に設けた開閉部材としてのプラン
ジャ28によってコア7側の左室27a及びノズル17側の右
室27bに区分され、プランジャ28の長さ方向中央部にお
いて外周面上に形成した大径状の鍔部30と区画部材5の
内周壁との間の間隙30aによって両室27a,27bが連通され
ている。また、前記プランジャ28の左右両端面に固着し
たボール31,32がそれぞれコア7の第1流通路16及びノ
ズル17の流出路24に対向し、前記鍔部30の左側面とコア
7のバネ受け部15との間に介装した押しバネ33にてプラ
ンジャ28が常にノズル17側に付勢されている。この状態
において前記コイル2が消磁されているとき、ボール32
が流出路24を封鎖する一方、ボール31は第1流出路16か
ら離間して第1流通路16を開放している。そして、前記
コイル2が励磁されると、プランジャ28はコア7に引付
けられ、押しバネ33の力に抗して左方に移動し、ボール
32が流出路24を開放し、かつボール31が第1流通路16を
封鎖するようになっている。
前記のように構成した電磁弁はコイル2の非励磁時に
は、実線で示すようにノズル17の流出路24がボール32に
て封鎖されているため、第1流通路16は左室27a、間隙3
0a及び右室27bを介して第2流通路25に連通される。こ
れにより、ポートAとポートCとの間を冷媒ガスが流通
される。
また、コイル2が励磁されると、二点鎖線で示すよう
に第1流通路16がボール31にて封鎖されることにより、
第1流通路16は左室27aに対して、即ち第2流通路25に
対して遮断される。そして、プランジャ28の左方への移
動に伴い、ボール32が流出路24を開放するため、第2流
通路25と流出路24とは右室27bを介して連通され、ポー
トC及びポートB間を冷媒ガスが流通される。
上記した電磁弁では区画部材5を収容体1の内周壁の
形状に対応するように湾曲させ、区画部材5を収容体1
の内周壁に一体的に形成したため、溶接や蝋付け等によ
る取付けと異なって区画部材5の全面を収容体1の内周
壁に確実に密着させることが可能となるとともに、組付
けが非常に容易になる。
さらに、区画部材5を収容体1の内周面に密着させた
うえで、同区画部材5内周面とコア7及びノズル17の各
外周面とをOリング13,22で密閉したことにより、気密
効果は極めて大きなものとなり、冷媒ガスの漏洩や区画
部材5の変形が発生する虞がない。
第2〜4図はこのシール機構の別例を示すものであ
り、即ち第2図においては収容体1の内周壁両端部に大
径状の支持部6,6aを形成するとともに、これに対応して
区画部材5の両端部にも大径部5a,5bを形成し、この大
径部5a,5b内をOリング22a,22bで密閉したものである。
さらに、第3図はコア7及びノズル17(ノズル17側の
み図示)内に収容凹部34をそれぞれ形成し、断面直線状
の区画部材5の両端を収容凹部34内に嵌込んだOリング
35にて気密性を保持するようにしたものである。
また、第4図はコア7及びノズル17内(ノズル17側の
み図示)に収容凹部36をそれぞれ形成し、区画部材5の
両端折曲部分を収容凹部36内に嵌込んだOリング37にて
気密性を保持するようにしたものである。
これらの構成では区画部材5は左右対称の形状をなす
ため、製造が容易となるばかりか、電磁弁の組立て時に
も取付け位置の確認を行う必要がなく、組立作業が簡略
化される。
なお、この発明は上記した実施例に拘束されるもので
はなく、例えば 第5図に示すように、固定保持部材26を外部機器38に
直接取付けて、本電磁弁自体の位置決めを確実にした
り、 第6図に示すように、ポートAを省略して2方向の電
磁切換弁とする、 等、発明の趣旨から逸脱しない限りにおいて任意の変更
は無論可能である。
[効果] 以上詳述したように、この発明によれば、ソレノイド
収容体の内周壁全域には流体通過室をソレノイド収容体
から気密的に区画する区画部材が密着固定され、その区
画部材に対し駆動部材及び流出規制部材がシール部材に
よりシールされるため、溶接や蝋付けを行なう従来の技
術に比べ、組付けが非常に簡単になるとともに、気密不
良や区画部材の変形を防止することができるという優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例における電磁弁を示す
断面図、第2〜4図はそれぞれシール構造の別例を示す
断面図、第5図は固定保持部材の別例を示す断面図、第
6図は二方向弁に変更した別例を示す断面図、第7図は
従来例を示す断面図である。 ソレノイド収容体1、電磁ソレノイドとしてのソレノイ
ドコイル2、区画部材5、駆動部材としてのコア7、流
出規制部材としてのノズル17、シール部材としてのOリ
ング13,22、流体移動路としての第1流通路16及び流出
路24及び第2流通路25、固定保持部材26、流体通過室と
してのプランジャ室27、開閉部材としてのプランジャ2
8、ポートA,B,C。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁ソレノイドを収容する筒状のソレノイ
    ド収容体と、 互いに対向する一対の側壁間において、前記ソレノイド
    収容体にて包囲された流体通過室内で電磁ソレノイドの
    励消磁に従って移動し、流体通過室と外部とを連絡する
    複数のポート間に介在する少なくとも1つの側壁に設け
    た流体移動路を開閉する開閉部材と、 前記ソレノイド収容体内で流体通過室の一方の側壁を形
    成し、かつ電磁ソレノイドの励消磁に従って開閉部材を
    駆動して、同開閉部材を移動させる駆動部材と、 前記ソレノイド収容体内で流体通過室を挟んで駆動部材
    に対峙し、かつ流体通過室の他方の側壁を形成する流出
    規制部材と、 前記ソレノイド収容体に対して駆動部材及び流出規制部
    材を気密的に固定保持する固定保持部材と、 からなる電磁弁において、 前記ソレノイド収容体の内周壁全域に密着固定されて流
    体通過室をソレノイド収容体から気密的に区画する筒状
    の区画部材と、 前記区画部材と駆動部材との間に配設されて当該区画部
    材と駆動部材との間の気密性を維持するためのシール部
    材、及び前記区画部材と流出規制部材との間に配設され
    て当該区画部材と流出規制部材との間の気密性を維持す
    るためのシール部材と を設けてなる電磁弁。
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